JP3773637B2 - Dishwasher - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄室内にて食器類の洗浄とすすぎを行う食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種食器洗浄機は、例えば実公昭55−51415号公報(A47L15/42)に示される如く、洗浄室内の洗浄領域(公報では洗浄室と称している)に上下洗浄ノズルとすすぎ領域(公報ではすすぎ室と称している)内に上下すすぎノズルとを配設すると共に、上下のノズル間には移送機構を取り付け、食器類を収納したラックを一定速度で移送する。
【0003】
そして、洗浄室の下方には上面に開口する洗浄タンクを設け、洗浄領域では上下洗浄ノズルから洗浄タンク内の洗浄水をポンプにより食器類に噴射し、その後、すすぎ領域において上下すすぎノズルから温水であるすすぎ水を食器類に噴射することにより、順次連続して洗浄とすすぎが行われるように構成されていた。
【0004】
また、上下洗浄ノズルから噴射された洗浄水は、洗浄タンクに流入して循環されるものであるが、上下すすぎノズルから噴射されたすすぎ水も洗浄タンク内に流入するよう構成されている。そのため、洗浄タンク内にはオーバーフローパイプを設けて、係るすすぎ水の流入によって増加した洗浄水(オーバーフロー水)を排出する構成としていた。
【0005】
また、すすぎ水をそのまま流入させると、洗浄タンク内の洗浄水が希釈されてしまうため、従来より前記公報の如くすすぎノズルの下方にはすすぎ水受け(公報ではすすぎ湯受皿と称している)を設け、すすぎ水(すすぎ湯)の一部(約半分)をこのすすぎ水受けで受けて外部に排出していた。
【0006】
更に、食器類からは食品の汚れや残菜等が落下する。このうち、大きい異物が洗浄タンク内に流入すると、ポンプなどが故障を来す危険性があるため、洗浄タンクの上部にはタンクフィルタを取り付け、このタンクフィルタによって比較的大きい異物が洗浄タンク内に流入しないように構成されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図12と図13に従来の上記オーバーフローパイプ101の構造を示す。従来のオーバーフローパイプ101は、各図に示す如く円筒状のパイプの一端が開口(この開口部を102と称す)したものであり、これが洗浄タンク内に立設され、その上端の開口部102が洗浄タンク上部の所定の高さの位置にて上方に向けられ、取り付けられるものであった。
【0008】
しかしながら、係る構造では開口部102の開口面積がパイプの径によって決まってしまうため、タンクフィルタを通過して洗浄タンク内に流入した異物により開口部102が閉塞され、オーバーフローパイプ101が詰まってしまって洗浄水が溢れ出てしまう問題があった。
【0009】
本発明は係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、オーバーフローパイプの詰まりによる排水不良を未然に防止することができる食器洗浄機を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の食器洗浄機は、洗浄室内に設けた洗浄ノズル及びすすぎノズルと、洗浄室下方において開口する洗浄タンクとを備え、洗浄室内の食器類に洗浄ノズルから洗浄タンク内の洗浄水を噴射して洗浄を行うと共に、すすぎ水をすすぎノズルから噴射してすすぎを行うものであって、洗浄タンク内に設けられたオーバーフローパイプを備え、このオーバーフローパイプは、水平方向に延在すると共に、端部から所定範囲奥方に渡って、上側が切り欠かれているものである。
【0011】
本発明によれば、洗浄室内に設けた洗浄ノズル及びすすぎノズルと、洗浄室下方において開口する洗浄タンクとを備え、洗浄室内の食器類に洗浄ノズルから洗浄タンク内の洗浄水を噴射して洗浄を行うと共に、すすぎ水をすすぎノズルから噴射してすすぎを行う食器洗浄機において、洗浄タンク内にオーバーフローパイプを設け、このオーバーフローパイプを水平方向に延在させ、その端部から所定範囲奥方に渡って、上側を切り欠いたので、オーバーフローパイプのパイプ径に制限されずに、端部における開口面積を拡張することができる。
【0012】
これにより、洗浄タンク内の異物によってオーバーフローパイプの開口部が閉塞されてしまう不都合を極力防止することが可能となり、オーバーフロー水を円滑に排出して洗浄水が食器洗浄機外に溢出するなどの不都合を未然に回避することができるようになるものである。
【0013】
請求項2の発明の食器洗浄機は、上記において洗浄タンク内に、オーバーフローパイプよりも高い位置にて開口するもう一つのオーバーフローパイプを設けたものである。
【0014】
請求項2の発明によれば、上記に加えて洗浄タンク内に、オーバーフローパイプよりも高い位置にて開口するもう一つのオーバーフローパイプを設けたので、万一下方のオーバーフローパイプが詰まってしまった場合でも、その上方にて開口するもう一つのオーバーフローパイプからオーバーフロー水を排出することができるようになる。
【0015】
これにより、オーバーフロー水の排出をより一層確実に行って食器洗浄機からの洗浄水の溢出をより確実に防止することが可能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の食器洗浄機DWの縦断正面図、図2は食器洗浄機DWのもう一つの縦断正面図、図3は食器洗浄機DWの洗浄タンク10部分の縦断正面図、図4は食器洗浄機DWの洗浄タンク10部分の縦断側面図をそれぞれ示している。
【0017】
各図において、1は内部を洗浄室2と成し、両側壁3、4に相対向してラックRの入出用の開口6、7を形成した外装体であり、底壁8の後壁5側寄りを下方へ凹陥させて洗浄タンク10を形成すると共に、洗浄室2内下部の前後に、前記ラックRを開口6側より開口7側へ移動自在に支持するラックレール12、12が取り付けられている。
【0018】
洗浄室2内は入口となる一方の開口6側が洗浄領域W1、出口となる他方の出口側がすすぎ領域W2とされ、前記洗浄領域W1内の上下に前段の洗浄を行う一対の上下洗浄ノズル13A、13Bが設けられると共に、すすぎ領域W2内の上下には終段のすすぎを行う一対の上下すすぎノズル14A、14Bがそれぞれ設けられている。また、前記ラックレール12、12は上記洗浄領域W1からすすぎ領域W2まで渡って設けられている。更に、開口6及び7と、領域W1とW2間にはカーテンCがそれぞれ吊下されている。
【0019】
そして、上洗浄ノズル13A及び上すすぎノズル14Aは外装体1の天壁15等に取り付けられ、その噴射口16A・・、17Aからは下方に洗浄水或いはすすぎ水を噴射すると共に、下洗浄ノズル13B及び下すすぎノズル14Bはラックレール12、12の直下に位置して取り付けられ、その噴射口16B・・、17Bからは上方に洗浄水或いはすすぎ水を噴射する構成とされている。
【0020】
18は前記洗浄タンク10内に貯留された洗浄水を吸引し、加圧して前記上下洗浄ノズル13A、13Bにそれぞれ中空管20、21を介して供給するポンプ装置である。また、洗浄タンク10は洗浄室2の後部下方において上方に開口しており、この開口部には洗浄水中の比較的大きな残菜を濾過するために目の細かい透孔が複数穿設されたタンクフィルタ31・・が複数並設されている。更に、外装体1の前面には扉19が設けられている。
【0021】
尚、上下すすぎノズル14A、14Bには外装体1の外に別置きしたボイラーなど適宜の給水装置(図示せず)からこれも図示しない弁やパイプを介してすすぎ水を供給する。また、この下すすぎノズル14Bの下方には、それに対応して前記洗浄タンク10上部に位置するようすすぎ水受け23が配設され、前記タンクフィルタ31・・の側方に位置している。
【0022】
ここで、洗浄タンク10の前上部には前方の底壁8から後方に低く連続して図5の如く傾斜した傾斜部32が形成されている。更にこの傾斜部32の後方に対応する後壁5には左右に渡って受けレール33が突出形成されており、前記タンクフィルタ31・・の後部はこの受けレール33に載置されると共に、前部は前記傾斜部32に保持されて着脱自在に設けられる。
【0023】
この場合、タンクフィルタ31の前面31Aは図5に示す如く前記傾斜部32の傾斜に略合致した傾斜面とされている。これにより、タンクフィルタ31を取り付ける際には前方から洗浄室2内に挿入し、後部を受けレール33に載置した後、前面31Aを傾斜部32上に載置することによって、タンクフィルタ31は底壁8よりも少許低い位置に設置されるようになる。
【0024】
このとき、タンクフィルタ31の前面31Aと傾斜部32とは略同一の傾斜面とされているので、前面31Aは傾斜部32に密接する。また、前面31Aの上端は底壁8よりも低い位置にあるので、タンクフィルタ31と底壁8或いは洗浄タンク10との間には段差や隙間が生じ無くなり、この部分から残菜が侵入する不都合を解消できるようになる。
【0025】
更に、タンクフィルタ31の前面31Aが傾斜部32に保持されて前後に移動できなくなるので、前部の受けレールを取り付ける必要も無くなる。また、タンクフィルタ31を取り出す際には、傾斜部32の傾斜に沿って斜め前方に取り出すことができるので、上方にノズル13Bなどがあっても取りだし易くなる。
【0026】
一方、前記すすぎ水受け23は、図6及び図7に示す如き上面開口の矩形状容器であり、長手方向を食器洗浄機1の前後方向に向けて配設されると共に、その底面には複数の目の細かい透孔34・・・が穿設されている。更に、すすぎ水受け23の底面後部には排水口36が開口しており、この排水口36の下方に対応する位置には矩形状フィルタ部37が設けられている。
【0027】
この場合、フィルタ部37はすすぎ水受け23に一体に突出形成しても良く。別体のものをすすぎ水受け23の底面に溶接或いはネジにて固定しても良い。
【0028】
このフィルタ部37の少なくとも前面及び左右面には目の細かい透孔38が複数穿設されており、後面には丸孔状の挿入口39が形成されている。更に、すすぎ水受け23の下面左右にはストッパー41、41が下方に突出し、前後に渡って形成されており、すすぎ水受け23の上面全体は図示しないフィルタにて覆われている。
【0029】
他方、底面8と略同一高さの位置の後壁5には受け部42が突出形成されており、その下方の後壁5(傾斜部32と略同一の高さの位置)からはオーバーフローパイプ43が洗浄タンク10内に引き込まれている。このオーバーフローパイプ43は図8〜図10に示す如く後壁5から前方に向けて水平に延在している。そして、円筒状を呈したパイプの先端(前端)開口の下半分は閉塞され、そこから後方に向け、所定範囲で上側半分が切り欠かれて、そこに開口部44が形成されている。また、オーバーフローパイプ43の後端は外部に連通されている。
【0030】
そして、すすぎ水受け23を取り付ける際には、先ず、フィルタ部37の挿入口39にオーバーフローパイプ43の先端を挿入し、その状態ですすぎ水受け23の後部を受け部42上に載置する。そして、すすぎ水受け23の前部は底壁8上に載置する(図6)。
【0031】
この状態で、オーバーフローパイプ43は挿入口39を閉塞すると共に、オーバーフローパイプ43の開口部44はフィルタ部37内で開口し、排水口36は、この開口部44の上方に対応する。また、すすぎ水受け23のストッパー41、41は隣接するタンクフィルタ31の上縁より下方まで延在し(図6)、これにより、各タンクフィルタ31・・の横ズレを防止する。
【0032】
また、洗浄タンク10の左右方向の略中央部にはもう一つの安全用オーバーフローパイプ47が立設されている。この安全用オーバーフローパイプ47の上端開口47Aはドレンハンドル48内に挿入され、その状態で前記オーバーフローパイプ43の開口部44よりも高い位置の洗浄タンク10内にて上方に向け開口している。そして、オーバーフローパイプ47の下端は洗浄タンク10の下方外部に連通されている。
【0033】
次ぎに、25は吊り板61・・にて左右方向に移動自在に支持されたラック送りであり、電動機24にて駆動されるクランク機構26などにて左右に往復移動される。このラック送り25には複数のラック送りピン49・・が支軸27を中心に反復円弧作動されるように取り付けられている。そして、このラック送りピン49・・が前記ラックレール12、12に載置された食器類Dを収納せるラックRに順次係合することにより、入口用の開口6から出口用の開口7に略定速度で当該ラックRを順次移動させるものである。
【0034】
また、ラックレール12、12の上側には、洗浄領域W1に位置して洗浄スイッチ51が取り付けられると共に、すすぎ領域W2に位置してすすぎスイッチ52が取り付けられている。更に、53は洗浄タンク10内に設けられた液位スイッチであり、54は洗浄タンク10を加熱する補助ヒータである。また、56は洗浄タンク10の前側に設けられた電装ボックスで、その前面には運転スイッチ57や補助ヒータ54のスイッチ58などが設けられている。そして、59は外装体1の上面に設けられたスイッチボックスである。
【0035】
以上の構成で、食器類Dを洗浄する際には、ラックR内にそれらを収納した後、入口側となる開口6から外装体1の洗浄室2内に挿入する。そして、ラックRは前述した如く以後ラック送り25により定速度で開口6側から開口7側に移動されるが、ラックRが洗浄領域W1の洗浄スイッチ51のところまで来ると、それが閉じられて前記ポンプ装置18が駆動される。これによって、上下洗浄ノズル13A、13Bの噴射口16A・・、16B・・からは洗浄タンク10内の洗浄水が食器類Dに噴射され、移動されながら洗浄される。洗浄に使用された洗浄水はタンクフィルタ31・・を経て、最終的に洗浄タンク10内に流入し、再びポンプ装置18に吸引されることになる。
【0036】
ラック送り25によりラックRが更に移動してすすぎ領域W2のすすぎスイッチ52のところまで来ると、それが閉じられて前記弁が開放され、それによって、上下すすぎノズル14A、14Bの噴射口17A・・、17B・・からは温水から成るすすぎ水が食器類Dに噴射され、移動されながら洗剤をすすがれる。すすぎに使用されたすすぎ水は、前記フィルタを介してすすぎ水受け23内に流入し、約半分が透孔34・・から洗浄タンク10内に流入するが、残りは排水口36に流入し、そこから直接オーバーフローパイプ43の開口部44内に入って外部に排出される。
【0037】
そして、最終的にラックRは出口側の開口7から外装体1外に送り出される。係る洗浄とすすぎは所定間隔で挿入された複数のラックR・・に対して連続的に行われるものであるが、前述の如くすすぎ水の約半分は洗浄タンク10内に流入するため、その洗浄水の液位は上昇する。そして、オーバーフローパイプ43の開口部44の高さより上昇すると、その分はすすぎ水受け23のフィルタ部37の透孔38・・を経てオーバーフローパイプ43の開口部44からオーバーフローパイプ43内に入り、外部に排出されることになる。この透孔38・・を通過する過程で比較的大きな異物は除去される。
【0038】
このとき、オーバーフローパイプ43は水平方向に延在しており、その端部から所定範囲奥方に渡って、上側を切り欠くことにより、開口部44が形成されているので、この開口部44の開口面積はオーバーフローパイプ43のパイプ径に制限されずに、拡張されている。
【0039】
これにより、タンクフィルタ31・・やフィルタ部37の透孔38・・・を通過してしまった洗浄タンク10内の異物によってオーバーフローパイプ43の開口部44が閉塞されてしまう不都合を極力防止することが可能となり、オーバーフロー水を円滑に排出して洗浄水が食器洗浄機DW外に溢出するなどの不都合を未然に回避することができるようになる。
【0040】
また、洗浄タンク10内には、オーバーフローパイプ43よりも高い位置にて開口するもう一つのオーバーフローパイプ47が設けられているので、万一オーバーフローパイプ43が詰まってしまった場合でも、その上方にて開口するオーバーフローパイプ47からオーバーフロー水を排出することができるようになる。これにより、オーバーフロー水の排出をより一層確実に行って食器洗浄機DWからの洗浄水の溢出をより確実に防止することが可能となる。
【0041】
更に、オーバーフローパイプ43に異物が侵入することを防止するためのフィルタ部37がすすぎ水受け23に取り付けられているので、格別なフィルタをオーバーフローパイプ43に着脱自在に取り付ける場合の如く、紛失してしまう不都合も生じない。
【0042】
更にまた、前述の如くすすぎ水受け23のストッパー41、41は隣接するタンクフィルタ31の上縁より下方まで延在しているので、隣接するタンクフィルタ31がすすぎ水受け23の下側に潜り込んでしまうことが無くなる。ここで、タンクフィルタ31が横ズレしてすすぎ水受け23の下側に潜り込んでしまうと、並設されたタンクフィルタ31とタンクフィルタ31間に隙間が生じて、そこから大きな残菜などが洗浄タンク10内に入ってしまうが、ストッパー41によって係る不都合も防止される。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、洗浄室内に設けた洗浄ノズル及びすすぎノズルと、洗浄室下方において開口する洗浄タンクとを備え、洗浄室内の食器類に洗浄ノズルから洗浄タンク内の洗浄水を噴射して洗浄を行うと共に、すすぎ水をすすぎノズルから噴射してすすぎを行う食器洗浄機において、洗浄タンク内にオーバーフローパイプを設け、このオーバーフローパイプを水平方向に延在させ、その端部から所定範囲奥方に渡って、上側を切り欠いたので、オーバーフローパイプのパイプ径に制限されずに、端部における開口面積を拡張することができる。
【0044】
これにより、洗浄タンク内の異物によってオーバーフローパイプの開口部が閉塞されてしまう不都合を極力防止することが可能となり、オーバーフロー水を円滑に排出して洗浄水が食器洗浄機外に溢出するなどの不都合を未然に回避することができるようになるものである。
【0045】
請求項2の発明によれば、上記に加えて洗浄タンク内に、オーバーフローパイプよりも高い位置にて開口するもう一つのオーバーフローパイプを設けたので、万一下方のオーバーフローパイプが詰まってしまった場合でも、その上方にて開口するもう一つのオーバーフローパイプからオーバーフロー水を排出することができるようになる。
【0046】
これにより、オーバーフロー水の排出をより一層確実に行って食器洗浄機からの洗浄水の溢出をより確実に防止することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗浄機の縦断正面図である。
【図2】本発明の食器洗浄機のもう一つの縦断正面図である。
【図3】本発明の食器洗浄機の洗浄タンク部分の縦断正面図である。
【図4】本発明の食器洗浄機の洗浄タンク部分の縦断側面図である。
【図5】本発明の食器洗浄機のタンクフィルタ部分の概略縦断側面図である。
【図6】本発明の食器洗浄機のすすぎ水受け部分の概略縦断側面図である。
【図7】本発明の食器洗浄機のすすぎ水受けの斜視図である。
【図8】本発明の食器洗浄機のオーバーフローパイプの側面図である。
【図9】本発明の食器洗浄機のオーバーフローパイプの平面図である。
【図10】本発明の食器洗浄機のオーバーフローパイプの正面図である。
【図11】本発明の食器洗浄機の安全用オーバーフローパイプ部分の概略縦断側面図である。
【図12】従来の食器洗浄機のオーバーフローパイプの正面図である。
【図13】従来の食器洗浄機のオーバーフローパイプの平面図である。
【符号の説明】
DW 食器洗浄機
D 食器類
W1 洗浄領域
W2 すすぎ領域
R ラック
1 外装体
2 洗浄室
10 洗浄タンク
13A、13B 上下洗浄ノズル
14A、14B 上下すすぎノズル
23 すすぎ水受け
25 ラック送り
31 タンクフィルタ
37 フィルタ部
38 透孔
41 ストッパー
43、47 オーバーフローパイプ
44 開口部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dishwasher for washing and rinsing dishes in a washing chamber.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this kind of tableware washing machine is, for example, as shown in Japanese Utility Model Publication No. 55-51415 (A47L15 / 42), an upper and lower washing nozzle and a rinsing area (in the publication, referred to as a washing room). In the gazette, the upper and lower rinsing nozzles are arranged in the rinsing chamber), and a transfer mechanism is attached between the upper and lower nozzles to transfer the rack containing the dishes at a constant speed.
[0003]
A cleaning tank that opens to the upper surface is provided below the cleaning chamber. In the cleaning area, the cleaning water in the cleaning tank is sprayed from the upper and lower cleaning nozzles to the dishes by the pump. By rinsing certain rinsing water onto the dishes, washing and rinsing were successively performed.
[0004]
The cleaning water sprayed from the upper and lower cleaning nozzles flows into the cleaning tank and circulates, but the rinsing water sprayed from the upper and lower rinsing nozzles also flows into the cleaning tank. For this reason, an overflow pipe is provided in the cleaning tank to discharge the cleaning water (overflow water) increased by the inflow of the rinse water.
[0005]
Moreover, since the washing water in the washing tank is diluted when the rinsing water is allowed to flow as it is, a rinsing water receptacle (referred to as a rinsing hot water tray in the publication) is conventionally provided below the rinsing nozzle as in the above publication. A portion (about half) of the rinse water (rinse water) was received by this rinse water receiver and discharged to the outside.
[0006]
Furthermore, food stains, leftovers, etc. fall from the dishes. Among these, if large foreign matter flows into the cleaning tank, there is a risk that the pump will break down. Therefore, a tank filter is attached to the upper part of the cleaning tank, and this tank filter allows relatively large foreign matter to enter the cleaning tank. It was configured not to flow.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Here, FIGS. 12 and 13 show the structure of the
[0008]
However, in such a structure, since the opening area of the
[0009]
The present invention has been made to solve the conventional technical problems, and provides a dishwasher that can prevent drainage failure due to clogging of an overflow pipe.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The dishwasher of the present invention includes a cleaning nozzle and a rinsing nozzle provided in the cleaning chamber, and a cleaning tank that opens below the cleaning chamber, and sprays cleaning water in the cleaning tank from the cleaning nozzle to the dishes in the cleaning chamber. The rinsing water is sprayed from the rinsing nozzle and is rinsed, and includes an overflow pipe provided in the washing tank. The overflow pipe extends in the horizontal direction and has an end portion. The upper side is cut out over the predetermined range from the back.
[0011]
According to the present invention, the cleaning nozzle and the rinsing nozzle provided in the cleaning chamber and the cleaning tank that opens below the cleaning chamber are provided, and the cleaning water in the cleaning tank is jetted from the cleaning nozzle to the dishes in the cleaning chamber for cleaning. In a dishwasher that performs rinsing by rinsing with rinsing water from a rinsing nozzle, an overflow pipe is provided in the washing tank, the overflow pipe is extended in the horizontal direction, and the end of the overflow pipe extends from the end to a predetermined range. Since the upper side is notched, the opening area at the end can be expanded without being limited by the pipe diameter of the overflow pipe.
[0012]
As a result, it is possible to prevent the inconvenience that the opening of the overflow pipe is blocked by foreign matter in the washing tank as much as possible, and it is possible to smoothly discharge the overflow water so that the washing water overflows outside the dishwasher. Can be avoided in advance.
[0013]
A dishwasher according to a second aspect of the present invention is such that another overflow pipe that opens at a position higher than the overflow pipe is provided in the washing tank.
[0014]
According to the invention of
[0015]
Accordingly, it is possible to more reliably prevent overflow of the wash water from the dishwasher by discharging the overflow water more reliably.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 is a longitudinal front view of the dishwasher DW of the present invention, FIG. 2 is another longitudinal front view of the dishwasher DW, FIG. 3 is a longitudinal front view of the
[0017]
In each figure, reference numeral 1 denotes an exterior body, the interior of which is a
[0018]
In the
[0019]
The
[0020]
[0021]
The upper and
[0022]
Here, an
[0023]
In this case, the
[0024]
At this time, the
[0025]
Furthermore, since the
[0026]
On the other hand, the rinse
[0027]
In this case, the
[0028]
A plurality of fine through
[0029]
On the other hand, a receiving
[0030]
When attaching the rinse
[0031]
In this state, the
[0032]
Further, another
[0033]
Next, 25 is a rack feed supported by
[0034]
Further, on the upper side of the rack rails 12 and 12, a cleaning
[0035]
With the above configuration, when cleaning the tableware D, after storing them in the rack R, they are inserted into the
[0036]
When the rack R is further moved by the
[0037]
Finally, the rack R is sent out of the exterior body 1 from the
[0038]
At this time, the
[0039]
This prevents as much as possible the inconvenience that the
[0040]
Further, since another
[0041]
Further, since the
[0042]
Furthermore, since the
[0043]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the cleaning nozzle and the rinsing nozzle provided in the cleaning chamber and the cleaning tank opened below the cleaning chamber are provided. In a dishwasher that performs rinsing by spraying rinsing water from a rinsing nozzle, an overflow pipe is provided in the washing tank, and the overflow pipe extends in the horizontal direction from the end. Since the upper side is cut out over the predetermined range, the opening area at the end can be expanded without being limited by the pipe diameter of the overflow pipe.
[0044]
As a result, it is possible to prevent the inconvenience that the opening of the overflow pipe is blocked by foreign matter in the washing tank as much as possible, and it is possible to smoothly discharge the overflow water so that the washing water overflows outside the dishwasher. Can be avoided in advance.
[0045]
According to the invention of
[0046]
This makes it possible to more reliably prevent overflow of the wash water from the dishwasher by discharging the overflow water more reliably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal front view of a dishwasher according to the present invention.
FIG. 2 is another longitudinal front view of the dishwasher of the present invention.
FIG. 3 is a longitudinal front view of a washing tank portion of the dishwasher of the present invention.
FIG. 4 is a longitudinal side view of a washing tank portion of the dishwasher of the present invention.
FIG. 5 is a schematic longitudinal side view of a tank filter portion of the dishwasher of the present invention.
FIG. 6 is a schematic longitudinal side view of a rinse water receiving portion of the dishwasher of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view of a rinse water receiver of the dishwasher of the present invention.
FIG. 8 is a side view of the overflow pipe of the dishwasher of the present invention.
FIG. 9 is a plan view of an overflow pipe of the dishwasher of the present invention.
FIG. 10 is a front view of an overflow pipe of the dishwasher of the present invention.
FIG. 11 is a schematic longitudinal side view of the safety overflow pipe portion of the dishwasher of the present invention.
FIG. 12 is a front view of an overflow pipe of a conventional dishwasher.
FIG. 13 is a plan view of an overflow pipe of a conventional dishwasher.
[Explanation of symbols]
DW Dishwasher D Dishware W1 Washing area W2 Rinsing area R Rack 1
Claims (2)
前記洗浄タンク内に設けられたオーバーフローパイプを備え、このオーバーフローパイプは、水平方向に延在すると共に、端部から所定範囲奥方に渡って、上側が切り欠かれていることを特徴とする食器洗浄機。A cleaning nozzle and a rinsing nozzle provided in the cleaning chamber and a cleaning tank that opens below the cleaning chamber are provided, and cleaning is performed by spraying cleaning water in the cleaning tank from the cleaning nozzle to the dishes in the cleaning chamber. And a dishwasher for rinsing by spraying rinsing water from the rinsing nozzle,
An overflow pipe provided in the washing tank, the overflow pipe extending in the horizontal direction, and having an upper side cut out from the end to the inside of a predetermined range. Machine.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33284597A JP3773637B2 (en) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | Dishwasher |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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