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JP3633951B2 - 電話装置及び電話システム - Google Patents

電話装置及び電話システム Download PDF

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JP3633951B2
JP3633951B2 JP03834294A JP3834294A JP3633951B2 JP 3633951 B2 JP3633951 B2 JP 3633951B2 JP 03834294 A JP03834294 A JP 03834294A JP 3834294 A JP3834294 A JP 3834294A JP 3633951 B2 JP3633951 B2 JP 3633951B2
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  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、電子式構内交換機(PBX)やボタン電話装置等の電話装置、電話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の内線端末へ着信を生じさせる手法としては、回線対応に着信先を決定する方式(アナログ回線のダイレクトインライン方式、ISDN回線のグローバル着信方式)と、着信時に網から着信先の識別情報を受取り、当該識別情報に対応する内線端末に着信させる方式(アナログ回線のダイヤルイン方式、ISDN回線のダイレクトインダイヤル方式、専用線による着信方式)が知られている。
【0003】
しかしながら、上記の着信方式によると、発信元がどの地域であるかに関わらず、所定の内線端末に着信することになり、例えば、テレホンショッピング等の場合に不都合が生じる。
【0004】
ここで、図21に示されるようにPBX(構内交換機)900が、自動呼分配(ACD;Automatic Call Distribution )方式による着信制御を行う内線端末グループを2グループサポートしているシステムを考える。このシステムにおいて、テレホンショッピングのテレホンセンタの電話番号(代表番号)を「0425−85−3009」として、購買者に周知にしたときには、発信元の地域が北海道であれ、東京であれ、大阪であれ、全てPBX900のACDグループ1又はACDグループ2の内線端末にランダムに着信してしまう。このため、配送伝票を地域別に整理したいときでも、受付ける電話機により整理を行うことができない。従って、後に配送伝票を地域別に整理しなければならなかった。
【0005】
そこで、テレホンショッピングのテレホンセンタの電話番号(代表番号)を購買者に周知する段階で、地域別に、例えば、東日本の方は「0425−85−3009」に、西日本の方は「06−855−3009」に、というように分離して、周知することが考えられる。
【0006】
上記のようにすると、図22に示されるように、「0425−85−3009」に発信した購買者(北海道、東京)の呼はPBX900を介してACDグループ1の内線端末に着信し、「06−855−3009」に発信した購買者(大阪)の呼はPBX900を介してACDグループ2の内線端末に着信する。このようにすることによって、発信元の地域に応じて、ACDグループ毎で配送伝票を整理することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係る手法によると、購買者が必ずしも所定電話番号へ発信するとは限らず、異なる側のACDグループに着信する可能性があった。つまり、購買者に対し所定の電話番号へ発信することを強いる問題点があり、また、販売者にとっては、所定地域を発信元とする呼が必ずしも所定の内線端末側へ着信がなされない問題点があった。
【0008】
本発明は上記の如く、発信元の地域に対応して所定着信先に着呼させることができないという従来の電話装置の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、発信元のアドレス対応に、呼を所定の内線端末へ着信させることのできる電話装置及び電話システムを提供することである。また、本発明の他の目的は、発信元のアドレス対応に、呼を所定の内線端末グループへ着信させることのできる電話装置及び電話システムを提供することである。更に本発明の他の目的は、発信元を地域毎に分類して所定内線端末或いは所定内線端末グループに対応付けることが容易な電話装置及び電話システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に記載の電話装置は、網から着信した呼を、接続される複数の内線端末のいずれかに着信させる電話装置であって、前記網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末が記憶された着信先情報記憶手段と、前記網に接続されるトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段と、前記網から着信があると、当該網に接続されるトランクの識別番号に基づいて前記着信方式情報記憶手段から着信方式を検出する着信方式検出手段と、この着信方式検出手段による検出結果が、前記着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末を求め、当該内線端末へ着信させるように制御する着信制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
本願の請求項2に記載の電話装置は、網から着信した呼を、接続される複数の内線端末のいずれかに割り当てて着信させる電話装置であって、前記網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末グループが記憶された着信先情報記憶手段と、前記網に接続されるトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段と、前記網から着信があると、当該網に接続されるトランクの識別番号に基づいて前記着信方式情報記憶手段から着信方式を検出する着信方式検出手段と、この着信方式検出手段による検出結果が、前記着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末グループを求め、当該内線端末グループへ着信させるように制御する着信制御手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
本願の請求項3に記載の電話システムは、複数の内線端末と、網から着信した呼を前記複数の内線端末のいずれかに着信させる電話装置とを備える電話システムであって、前記網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末が記憶された着信先情報記憶手段と、前記網に接続されるトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段と、前記網から着信があると、当該網に接続されるトランクの識別番号に基づいて前記着信方式情報記憶手段から着信方式を検出する着信方式検出手段と、この着信方式検出手段による検出結果が、前記着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末を求め、当該内線端末へ着信させるように制御する着信制御手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
本願の請求項4に記載の電話システムは、複数の内線端末と、網から着信した呼を前記複数の内線端末のいずれかに割り当てて着信させる電話装置とを備える電話システムであって、前記網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末グループが記憶された着信先情報記憶手段と、前記網に接続されるトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段と、前記網から着信があると、当該網に接続されるトランクの識別番号に基づいて前記着信方式情報記憶手段から着信方式を検出する着信方式検出手段と、この着信方式検出手段による検出結果が、前記着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末グループを求め、当該内線端末グループへ着信させるように制御する着信制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】
上記構成に係る本願の請求項1の電話装置では、網から着信があると、当該網に接続されたトランクの識別番号に基づいて網に接続されたトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段から着信方式が検出され、この検出結果が、網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末が記憶された着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末を求め、当該内線端末へ着信させるように制御する。
【0014】
上記構成に係る本願の請求項2の電話装置では、網から着信があると、当該網に接続されたトランクの識別番号に基づいて網に接続されたトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段から着信方式が検出され、この検出結果が、網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末グループが記憶された着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末グループを求め、当該内線端末グループへ着信させるように制御する。
【0015】
上記構成に係る本願の請求項3の電話システムでは、網から着信があると、当該網に接続されたトランクの識別番号に基づいて網に接続されたトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段から着信方式が検出され、この検出結果が、網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末が記憶された着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末を求め、当該内線端末へ着信させるように制御する。
【0016】
上記構成に係る本願の請求項4の電話システムでは、網から着信があると、当該網に接続されたトランクの識別番号に基づいて網に接続されたトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段から着信方式が検出され、この検出結果が、網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末グループが記憶された着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末グループを求め、当該内線端末グループへ着信させるように制御する。
【0017】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例に係る電話装置であるPBXを説明する。各図面において、同一の構成要素には同一の番号を付して重複する説明を省略する。図1には本発明の実施例に係るPBXのシステムの構成が示されている。複数の内線端末1−1〜1−mに対し、着信制御手段2が着信を行う。網に接続されるトランク6−1〜6−nを介してトランク回路5へ着信が生じ、このとき網から発信元アドレスが到着する。網は、例えば、ISDN網であり、制御チャネルを介して送られる発信元アドレスには、日本全国を市町村等に別けて地域番号を付した市街局番が含まれている。トランク6−1〜6−nに着信があると、トランク回路5からいずれのトランクに着信がなされたかを示す情報が着信方式検出手段3へ送られると共に、上記発信元アドレスが着信制御手段2へ送出される。着信方式検出手段3には、着信方式情報記憶手段4が接続されている。ここで、着信方式情報記憶手段4に相当するメモリテーブルを図4に示す。同図のメモリテーブルは、トランク6−1〜6−nに対応して識別番号が001〜099と付されている場合を例としており、識別番号001〜099に対応するトランクに着信があったときには、それぞれ、発番号方式(発信元アドレスに対応する内線端末或いは内線端末グループに着信させる方式)、DIL(ダイレクトインライン方式)、グローバル着信方式等を採用することを示す情報が記憶されている。従って、着信方式検出手段3は、トランク回路5から送られるいずれのトランクに着信がなされたかを示す情報に基づき、着信方式情報記憶手段4を検索して着信方式を検出し、検出結果に係る着信方式を示す情報を着信制御手段2へ通知する。
【0018】
一方、着信制御手段2には着信先情報記憶手段7が接続されている。図6には着信先情報記憶手段7に対応するメモリテーブルが示されている。発信元アドレスの一部を構成する分析対象数字に対し、着信先種別の情報と、着信先種別の情報が内線端末を示す場合の当該内線番号とが、対応付けられて記憶されている。例えば、分析対象数字が「33425」のときには、内線番号「3210」の内線端末へ着信させることを、また、分析対象数字が「11835」のときには、ACDグループ1(ACD−G1)の内線端末へ着信させることを示す。従って、着信制御手段2は着信方式検出手段3より発番号方式であることを示す情報を受取ったときには、トランク回路5より送出される発信元アドレスに基づき着信先情報記憶手段7を検索して、着信先の内線端末或いは内線端末グループ等を検出し、この検出した着信先へ着信を行う。なお、着信先情報記憶手段7には、発番号方式以外の着信方式に係る着信先の情報、つまり、DIL(ダイレクトインライン方式)、グローバル着信方式等に係る着信先の情報も記憶されている。従って、着信制御手段2は、発番号方式以外の着信方式を採用することを示す情報が着信方式検出手段3から与えられた場合には、トランク回路5より送出される発信元アドレスに無関係に、着信先情報記憶手段7から対応の着信方式に係る着信先の情報を得て、DIL(ダイレクトインライン方式)、グローバル着信方式等による着信制御を行う。
【0019】
着信先情報記憶手段7には、着信先情報登録手段8が接続され、着信先情報登録手段8には、情報を表示するための表示手段9、情報を入力するための入力手段10が接続されている。入力手段10から着信先情報記憶手段7に対する発信元アドレス対応の着信先の登録要求を入力すると、着信先情報登録手段8は、これに応じて発信元アドレスの内の、地域名に対応する番号部分、県名に対応する番号部分、市町村名に対応する番号部分を表示手段9に表示し、この内のいずれと内線端末又は内線端末グループを対応付けるかの選択を求める表示を行い、選択された番号部分と入力手段10から入力された内線端末又は内線端末グループを対応付けて着信先情報記憶手段7に登録する。
【0020】
上記図1のPBXに対応した、より実際的なPBXのシステムを図2に示す。内線端末1−1〜1−mは内線回路11−1〜11−mに接続され、トランク6−1〜6−nはトランク回路5−1〜5−nに接続されている。内線回路11−1〜11−mの相互間、又は内線回路11−1〜11−mとトランク回路5−1〜5−nとの間は、中央制御部20の制御下で、通話路スイッチ12により音声通話路が形成される。中央制御部20は例えば、マイクロプロセッサより構成され、バス15を介して、トランク回路5−1〜5−nから着信情報、発信元アドレス等を受取り、また、内線回路11−1〜11−mからフック情報、キー操作情報を受取り、トランク回路5−1〜5−nに対して発信制御情報を与えまたダイヤル情報を与えて発信を行わせ、内線回路11−1〜11−mに対して着信情報を与えて着信を生じさせ、また、表示制御情報を与えてLCD又はLEDに必要な表示を行わせ、通話路スイッチ12へ制御信号を与えて通話路の形成・解放を制御する。29は、音声トランクであり、着信先の内線端末が塞状態のときに、待ち状態であることのアナウンスを音声出力するもので、通話路スイッチ12を介して内線回路11−1〜11−m又は、トランク回路5−1〜5−nに接続される。
【0021】
中央制御部20には、主メモリ13が接続されており、中央制御部20はこの主メモリ13の制御プログラムやデータを用いて各部を制御する。主メモリ13には、上記の着信方式情報記憶手段4、着信先情報記憶手段7等の各種のメモリテーブルが含まれ、またワーキングレジスタの領域が備えられている。更に、中央制御部20には、DSSコンソール14が接続され、このDSSコンソール14から中央制御部20へ情報を与えて、主メモリ13からの必要な情報の読み出し及び登録を行うことができる。DSSコンソール14は、図1の着信先情報登録手段8、表示手段9、入力手段10として機能する。
【0022】
以上のように構成されたPBXにおいて、主メモリ13には図3に示される空塞情報のメモリテーブル、図4に示すトランク識別番号から着信方式を求めるためのメモリテーブル、図5に示す発信元アドレスの内のいずれの所定部分を分析対象数字とするかを示す情報が記憶されるレジスタ、図6に示されるように分析対象数字から着信先を求めるためのメモリテーブル、図7に示される分析対象数字を求めるために用いるレジスタ、図8に示されるACD着信方式のグループ1の内線端末の内線番号とACD方式による着度数を記憶するメモリテーブル、図9に示されるACD着信方式のグループ2の内線端末の内線番号とACD方式による着度数を記憶するメモリテーブルが備えられている。更に、主メモリ13には図10及び図11に示されるようなフローチャートのプログラムが記憶されており、中央制御部20はこのプログラムにより制御を行う。以下、図10、図11のフローチャートに基づき実施例に係るPBXの動作を説明する。
【0023】
トランク6−1〜6−nのいずれかを介して網から着信があると、トランク回路5−1〜5−nの内の対応するトランク回路から中央制御部20へバス15を介して着信通知がなされる。このとき、中央制御部20は当該トランク回路からトランク識別番号と発信元アドレスを得て保持し、トランク識別番号に基づき主メモリ13内の図4に示すメモリテーブルから対応の発信方式を求める(31)。中央制御部20は、当該トランクが発番号方式による着信方式を採用しているかを検出し(32)、発番号方式による着信方式を採用していないときには、検出した着信方式に対応して、DDI(ダイレクトダイヤルイン着信方式)、グローバル着信方式等の着信制御をバス15、内線回路11−1〜11−mを介して内線端末1−1〜1−mの所定内線端末へ行う。一方、発番号方式であることが検出されると、トランク識別番号から番号長、解読開始桁数を読み出す(33)。この実施例では、説明を簡単にするために、トランク識別番号に対応して番号長、解読開始桁数が設定されているのではなく、発番号方式を採用している全ての場合に対応して、図5に示されるように番号長が「5」、解読開始桁数が「2」として主メモリ13のレジスタに記憶されているものとする。このため、中央制御部20は、レジスタより番号長「5」、解読開始桁数「2」を取り出し、上記において、保持してある発信元アドレス(発番号)を編集し分析対象数字を求める(34)。
【0024】
具体的には、到来した発信元アドレスが図7に示されるように、「03−3425−XXXX」であるとすると、図7に示される主メモリ13の10桁のレジスタに上記アドレスを先頭桁からセットし、解読開始桁数「2」であるから先頭桁より2桁目から番号長「5」による第6桁目までの5桁の数字を分析対象数字とする。つまり、図7において、斜線により塗り潰されたレジスタに格納された数字が分析対象数字となる。なお、市内局から発信された場合を考慮して、「編集」の一貫として、先頭桁が「0」か否かを検出し、「0」でなければ「0」を補充した後、図7に示される主メモリ13の10桁のレジスタに先頭桁からセットする。次に、中央制御部20は得られた分析対象数字より主メモリ13の図6に示される通りのメモリテーブルを参照し、着信先を求める(35)。例えば、図7の例では、分析対象数字が「33425」であるから、図6のメモリテーブルからは、内線番号3210の内線端末が着信先として求まる。次に、中央制御部20は、図3の空塞情報のメモリテーブルから当該内線端末(内線番号3210)の空塞状態を検出し、「1」が塞であり、「0」が空であるとすると、図3では「空」であるから、当該内線番号3210の内線端末をバス15及び内線回路11を介して呼び出す(36)。なお、内線端末が塞であるときには、着信のあったトランク回路からビジィー情報を返送する。また、図3のメモリテーブルは、中央制御部20が内線回路11−1〜11−mを介してフック情報を得てこれに基づき空塞情報を変更することにより、現時点の内線端末の状態を表すようにされている。
【0025】
上記の実施例では、単独の内線端末が宛先となったが、分析対象数字が「11835」となると、図6のメモリテーブルを参照してACDグループ1が着信先となる。そこで、中央制御部20は主メモリ13内の図8のメモリテーブルからACDグループ1に帰属する内線端末を求め、ACD方式による着信制御を図11に示されるフローチャートのプログラムに基づき実行する。
【0026】
つまり、図8のメモリテーブルにおいて、各内線端末の着度数をサーチし(41)、最小着度数の内線端末を検出する(42)。この最小着度数の内線端末について空であるか否かの空塞情報を図3のメモリテーブルから求め(43)、空であるかを検出する(44)。ここで、当該内線端末が空状態であれば、前述と同様にして着信処理を行う(47)。一方、当該内線端末が空状態でなければ、当該ACDグループ1に空状態の内線端末があるかを図8のメモリテーブル及びず3のメモリテーブルを使用して検出し(45)、当該ACDグループ1に空状態の内線端末がなければステップ42へ戻って空きが生じるまでサーチを続ける。勿論、この間には、音声トランク16と着信のあったトランク回路とを通話路により接続し、空き待ち状態をアナウンスする。このように待ち状態を続けるうちに、空きの内線端末がACDグループ1内に生じると、着度数が最小のものの次に少ない内線端末を検出し(46)、ステップ43は進んで内線端末について空であるか否かの空塞情報を図3のメモリテーブルから求め(43)、空であるかを検出する(44)。ここで、当該内線端末が空状態であれば、前述と同様にして着信処理を行う(47)。着信処理がなされると、当該内線端末の着度数が「1」増加される。なお、着信先がACDグループ2であるときには、図9のメモリテーブルが使用されてACD着信方式による着信制御がなされる。
【0027】
図12には、ACD着信方式による着信制御の他の実施例が示されている。この着信制御を行うときには、図12のフローチャートのプログラムが主メモリ13に記憶されている。トランク6−1〜6−nのいずれかに着信があり、着信方式が発番号方式であり、例えば、ACDグループ2が着信先となると、中央制御部20は、主メモリ13内の図9のメモリテーブルの内線端末について、主メモリ13内の図3の空塞情報のメモリテーブルを検索して、当該ACDグループ2内の内線端末に空状態のものがあるかを検出し(22)、なければ待ち状態となる。また、当該ACDグループ2内の内線端末に空状態のものがあることが検出されると、空き状態の内線端末を着度数の少ない順に並べ換えて主メモリ13のワーキング領域に保持し(23)、最も着度数の少ない空き状態の内線端末を選択して前述の通りの着信制御を行う(24)。そして、主メモリ13内の図9のメモリテーブルの当該内線端末について、着度数を「1」増加し(25)、メインの処理へ復旧する。
【0028】
図13には、本発明の実施例のPBX100が、発信元アドレス「01、03」等のときにはACDグループ1を着信先として設定し、発信元アドレス「06」等のときにはACDグループ2を着信先として設定した場合の着信の振り分けの様子が示されている。同一の電話番号「0425−85−3009」に発信しても、発信元の地域により宛先が分離され、特に、テレホンショッピングの発送伝票の整理等の場合に好適である。
【0029】
図14には、本実施例のPBXが備えるDSSコンソール14の一例の斜視図が示されている。DSSコンソール14は、例えば、LCD等のディスプレイ装置51とキーボード入力装置52を備えるコンピュータにより構成され、その構成ブロック図が図15に示されている。DSSコンソール14には、CPU50とこのCOU50が使用する制御プログラムやデータ等が格納され、ワーキングレジスタの領域を備える主メモリ53が備えられている。CPU50からはバス54が延びており、インタフェース55、56、RS−232Cインタフェース57が接続されている。インタフェース55にはディスプレイ装置51が接続され、インタフェース56にはキーボード入力装置52が接続されている。CPU50はキーボード入力装置52からのデータ入力を受けて処理を実行し、ディスプレイ装置51に必要な表示を行う。RS−232Cインタフェース57にはRS−232Cケーブルを介してPBXの中央制御部20のRS−232Cインタフェース29に接続され、CPU50と中央制御部20とがデータの送受信を行うことができる。
【0030】
主メモリ53には接続されているPBXがサポートしている着信先の情報が図16に示されるように、各内線端末、中継台、ACDグループ等に分けられてテーブル化され記憶されている。また、主メモリ53には、図17に示されるように、発信元アドレスと着信先種別と内線番号とを対応付けるためのメモリテーブルが記憶されていると共に、図18に示される通り、地域が、地方別、県別、市町村別に区分され、それぞれの地域名と発信元アドレス(市外局番)とが対応付けられたメモリテーブルが記憶されている。更に、主メモリ53には、図19、図20に示される通りのフローチャートによる着信先情報をPBXに登録するための制御プログラムが備えられている。以下、図19、20を参照して、着信先情報をPBXに登録するための制御動作を説明する。
【0031】
DSSコンソール14のキーボード入力装置52の所定キーがデータベース(DB)設定モードキーとなっており、CPU30はこのDB設定モードキーの操作を監視している(61)。ここで、このDB設定モードキーの操作があると、CPU30は主メモリ53に記憶されている、地方名・県名・市町村名のいずれを単位とした着信先情報の設定入力を行うかの案内を読み出し、インタフェース55からディスプレイ装置51へ送って表示を行わせ(62)、いずれかの選択入力がなされるかを待つ(63)。この選択入力は、地方名・県名・市町村名に番号を付して表示し、キーボードの数字キーの操作により行うことができる。選択があると、地方名・県名・市町村名のいずれかによるかを、主メモリ53のワーキング領域に保持し、図18のメモリテーブルから地方名対応の部分の情報を取り出し、いずれの地方を選択するかの案内情報と共にバス54、インタフェース55を介してディスプレイ装置51へ送り表示を行わせ(64)、いずれかの選択入力がなされるかを待つ(65)。この選択は、カーソルキーにより行わせることができるが、他の実施例では、DSSコンソール14にマウス等のポインティングディバイスを接続し、この操作により選択する。
【0032】
選択がなされると、主メモリ53のワーキング領域に保持してある地方名・県名・市町村名のいずれによる入力かの情報を参照し、地方名で入力するのかを検出する(66)。地方名で入力することが検出された場合には、ステップ90へ進み宛先との対応付け処理がなされるが、地方名以外で入力することが検出された場合には、ステップ66にて選択された地方名対応の県名とこれに対応する発信元アドレスを図18のメモリテーブルから取り出し、いずれの県を選択するかの案内情報と共にバス54、インタフェース55を介してディスプレイ装置51へ送り表示を行わせ(67)、いずれかの選択入力がなされるかを待つ。選択がなされると、主メモリ53のワーキング領域に保持してある地方名・県名・市町村名のいずれによる入力かの情報を参照し、県名で入力するのかを検出する(68)。県名で入力することが検出された場合には、ステップ90へ進み宛先との対応付け処理がなされるが、市町村名で入力することが検出された場合には、ステップ68にて選択された県名対応の市町村名とこれに対応する発信元アドレスを図18のメモリテーブルから取り出し、いずれの市町村を選択するかの案内情報と共にバス54、インタフェース55を介してディスプレイ装置51へ送り表示を行わせ(69)、ステップ90へ進み宛先との対応付け処理を実行する。ステップ90における宛先との対応付け処理の実行終了後に、着信宛先情報の設定が完了した旨のキー入力がなされたかを検出し(70)、完了していなければステップ64へ戻って処理が継続され、完了しているときには、RS−232Cインタフェース57を介してPBXの中央制御部20へ設定情報を送信しメイン処理へリターンする。上記において、地方名の下位に属する県名は、発信元アドレスでサーチし、また、県名の下位に属する市町村名は市町村名に付加されている県名情報でサーチするものとする。
【0033】
図20のフローチャートは、図19のステップ90における宛先との対応付け処理の詳細動作を示す。CPU30は主メモリ53から図16に示され着信宛先のメモリテーブルのデータ及び図17に示す発信元アドレス(発番号)と着信宛先との対応メモリテーブルのデータを読み出し、インタフェース55を介してディスプレイ装置51へ送り表示を行わせる(71)。なお、図17に示す発信元アドレス(発番号)と着信宛先との対応メモリテーブルは、既設定がなされている場合を示しており、既設定がなされていない場合には、メモリテーブル内部にデータが設定されていない。更に、CPU30は図17に示す発信元アドレス(発番号)と着信宛先との対応メモリテーブルのデータを変更するか、新規に作り直すかの案内表示データを主メモリ53から読み出し、上記表示がなされている画面の一部に表示し、選択を待つ(72)。この選択入力は、新規・変更にそれぞれ番号を付して表示し、キーボードの数字キーの操作により行うことができる。選択入力があると、CPU30は選択入力が「変更」か否かを検出し(73)、変更であれば、CPU30は図17に示す発信元アドレス(発番号)と着信宛先との対応メモリテーブルのいずれの行のデータを変更するかの案内表示データを主メモリ53から読み出し、上記表示がなされている画面の一部に表示し(74)、選択を待つ(75)。この選択は、カーソルキーにより行わせることができるが、他の実施例では、DSSコンソール14にマウス等のポインティングディバイスを接続し、この操作により選択する。
【0034】
ステップ75において行の指示があった場合、或いは、ステップ73において「変更」ではなく「新規」が選択された場合には、ディスプレイ装置51に表示されている図16に示され着信宛先のメモリテーブルのデータから宛先を選択するように求める案内表示データを主メモリ53から読み出し、上記表示がなされている画面の一部に表示し(76)、選択を待つ(77)。この選択は、カーソルキーにより行わせることができるが、他の実施例では、DSSコンソール14にマウス等のポインティングディバイスを接続し、この操作により選択する。
【0035】
選択がなされると、ステップ74にて指示のあった図17のテーブルの行、或いは新規作成のときには、先頭行又は設定作業中の新規な行の着信種別と内線番号の欄に当該着信先情報に基づく情報を書き込み、かつ、図19のフローチャートにおいて選択された発信元アドレスを該当欄に書き込み、かつ表示させ、更に、設定の完了か否かを選択させる案内表示データを主メモリ53から読み出し、上記表示がなされている画面の一部に表示する(78)。
【0036】
以下、図19に示される通り、完了の選択があるまで、処理が続行され、完了の選択があるとRS−232Cインタフェース57を介してPBXの中央制御部20へ設定情報を送信する。この完了の選択時には、図17のテーブルが例えば同図の如く、データが設定されている。そこで、CPU30は、図20に示されるように、図17の発信元アドレスの欄の発信元アドレスについて、先頭桁から共通の数字が並ぶ桁までを検出し、この桁を解析開始桁数Sとする(79)。更に、登録された発信元アドレスの内、最大長のものの桁数Nを検出し,(N−S)より番号長を得る。このようにして得た解析開始桁数と番号長から発信元アドレスを分析対象数字とし、図6のメモリテーブルのデータを完成する(80)。例えば、図17のように、発信元アドレスが「01〜09」である場合には、解析開始桁数と番号長がともに「1」となり、分析対象数字は「1〜9」となる。このようにして得られた図6のメモリテーブル対応のデータと上記において得た解析開始桁数と番号長とが、RS−232Cインタフェース57を介してPBXの中央制御部20へ送信され、PBXの中央制御部20は主メモリ13内の対応のテーブルを書き換えて、設定を終了する。
【0037】
斯して、着信先を発信元の地域対応させて設定する処理を簡単に行うことができる。つまり、地域別の電話番号、詳細な地域を覚えておく必要や、電話番号簿を見ながら入力する必要がなく、必要な設定を容易に行うことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、発信元の地域に応じた着信先の内線端末または内線端末グループに着信させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電話装置の構成図。
【図2】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXによるシステムの構成図。
【図3】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおいて記憶されている内線端末の空塞情報が記憶されるメモリテーブルを示す図。
【図4】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおいて記憶されているメモリテーブルを示す図。
【図5】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおいて記憶されているデータを示す図。
【図6】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおいて記憶されているメモリテーブルを示す図。
【図7】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおいて分析対象数字を求める動作を説明するための図。
【図8】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおいて記憶されているメモリテーブルを示す図。
【図9】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおいて記憶されているメモリテーブルを示す図。
【図10】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおける動作を説明するためのフローチャート。
【図11】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおける動作を説明するためのフローチャート。
【図12】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおける動作を説明するためのフローチャート。
【図13】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXにおける着信制御動作を説明するための図。
【図14】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXに接続されるDSSコンソールの実施例の斜視図。
【図15】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXに接続されるDSSコンソールの実施例のブロック図。
【図16】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXに接続されるDSSコンソールの実施例において記憶されているメモリテーブルを示す図。
【図17】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXに接続されるDSSコンソールの実施例において記憶されているメモリテーブルを示す図。
【図18】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXに接続されるDSSコンソールの実施例において記憶されているメモリテーブルを示す図。
【図19】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXに接続されるDSSコンソールの実施例の動作を説明するためのフローチャート。
【図20】本発明の実施例に係る電話装置であるPBXに接続されるDSSコンソールの実施例の動作を説明するためのフローチャート。
【図21】従来例に係るPBXにおける着信制御動作を説明するための図。
【図22】従来例に係るPBXにおける着信制御動作を説明するための図。
【符号の説明】
1−1〜1−m 内線端末 2 着信制御手段
3 着信方式検出手段 4 着信方式情報記憶手段
5、5−1〜5−n トランク回路 6−1〜6−n トランク
7 着信先情報記憶手段 8 着信先情報登録手段
9 表示手段 10 入力手段
11−1〜11−m 内線回路 12 通話路スイッチ
13 主メモリ 14 DSSコンソール
15 バス 16 音声トランク
50 CPU 51 ディスプレイ装置
52 キーボード入力装置 53 主メモリ
54 バス 55、56 インタフェース
57 RS−232Cインタフェース

Claims (4)

  1. 網から着信した呼を、接続される複数の内線端末のいずれかに着信させる電話装置であって、
    前記網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末が記憶された着信先情報記憶手段と、
    前記網に接続されるトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段と、
    前記網から着信があると、当該網に接続されるトランクの識別番号に基づいて前記着信方式情報記憶手段から着信方式を検出する着信方式検出手段と、
    この着信方式検出手段による検出結果が、前記着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末を求め、当該内線端末へ着信させるように制御する着信制御手段とを具備することを特徴とする電話装置。
  2. 網から着信した呼を、接続される複数の内線端末のいずれかに割り当てて着信させる電話装置であって、
    前記網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末グループが記憶された着信先情報記憶手段と、
    前記網に接続されるトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段と、
    前記網から着信があると、当該網に接続されるトランクの識別番号に基づいて前記着信方式情報記憶手段から着信方式を検出する着信方式検出手段と、
    この着信方式検出手段による検出結果が、前記着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末グループを求め、当該内線端末グループへ着信させるように制御する着信制御手段とを具備することを特徴とする電話装置。
  3. 複数の内線端末と、網から着信した呼を前記複数の内線端末のいずれかに着信させる電話装置とを備える電話システムであって、
    前記網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末が記憶された着信先情報記憶手段と、
    前記網に接続されるトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段と、
    前記網から着信があると、当該網に接続されるトランクの識別番号に基づいて前記着信方式情報記憶手段から着信方式を検出する着信方式検出手段と、
    この着信方式検出手段による検出結果が、前記着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末を求め、当該内線端末へ着信させるように制御する着信制御手段とを具備することを特徴とする電話システム。
  4. 複数の内線端末と、網から着信した呼を前記複数の内線端末のいずれかに割り当てて着信させる電話装置とを備える電話システムであって、
    前記網から送られる発信元アドレスの地域を表す部分に対応して着信させるべき内線端末グループが記憶された着信先情報記憶手段と、
    前記網に接続されるトランクの識別番号に対応して着信方式情報が記憶された着信方式情報記憶手段と、
    前記網から着信があると、当該網に接続されるトランクの識別番号に基づいて前記着信方式情報記憶手段から着信方式を検出する着信方式検出手段と、
    この着信方式検出手段による検出結果が、前記着信先情報記憶手段を用いて着信させる着信方式であることを示すときには、前記網から受信した発信元アドレスの地域を表す部分に基づいて前記着信先情報記憶手段から着信先の内線端末グループを求め、当該内線端末グループへ着信させるように制御する着信制御手段とを具備することを特徴とする電話 システム。
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