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JP3628928B2 - ストーム巻き射出成形靴およびその製造方法 - Google Patents

ストーム巻き射出成形靴およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストーム巻き射出成形靴およびその製造方法に関し、詳しくは、ストーム巻きテープと本底芯材との接合強度の向上、デザイン性の向上および靴底部分の軽量化を達成することができるストーム巻き射出成形靴およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
スポーツシューズ、ウォーキングシューズ、カジュアルシューズ等においては、本底が射出成形された、いわゆる射出成形靴が一般に知られている。
また、この種の射出成形靴において、本願出願人による特願平11−181751号には、ストーム巻きテープを有するカジュアルシューズが記載されている。
【0003】
ここに記載されているストーム巻きテープを有するカジュアルシューズ、すなわちストーム巻き射出成形靴は、テープ部の外周形状を形成するためにテープ部の内方に装填する芯材として、あらかじめストーム巻きテープの内周面と中底下面による空隙部内形状を型取って成形された、軽量のEVA等の合成樹脂発泡体からなる立体形状の芯材を用い、前記芯材をストーム巻きテープの内周面と中底下面に接着し、このストーム巻きテープの下端部にサイドモールドを圧接して、ストーム巻きテープの下端部および前記芯材の下面に本底が溶着されるものである。
このとき、前記芯材とストーム巻きテープの内周面および中底下面とは、接着により接合されるものであるが、芯材が立体形状であるため、特にストーム巻きテープの内周面と芯材の側面との貼り合わせ作業は手間が掛かるものであり、ストーム巻きテープの内周面と芯材の側面との接着性が悪いと、ストーム巻きテープの外周面に浮きやシワが発生し、接合強度ばかりか外観も劣ってしまうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本願出願人は、ストーム巻きテープと本底芯材との接合強度の向上を図ることに加え、靴底部分の軽量化を図り、かつデザイン性の向上を達成することができるストーム巻き射出成形靴およびその製造方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために、本発明に係るストーム巻き射出成形靴は、
胛被にストーム巻きテープおよび中底が縫着され、
ストーム巻きテープおよび中底の内方には、下方外周にコバ部を形成した本底芯材が包持され、
ストーム巻きテープの下方周縁には、前記本底芯材のコバ部とストーム巻きテープとを縫着した縫着部が形成されており、
本底は、前記縫着部の下面および前記本底芯材の下面に溶着されていることを特徴とするストーム巻き射出成形靴である。
また、前記本底芯材は、少なくとも2種類の硬度の異なる合成樹脂発泡体からなり、下方外周に形成されるコバ部の硬度は、他の芯材部分よりも硬度が高いことを特徴とするストーム巻き射出成形靴である。
また、胛被下方には、ストーム巻きテープの少なくとも一部と胛被下方外周とを重ねて接合した接合部が形成されていることを特徴とするストーム巻き射出成形靴である。
さらに、ボトムモールド、サイドモールドおよびラストモールドからなる射出成形金型を使用して本底を射出成形するストーム巻き射出成形靴の製造方法であって、
胛被にストーム巻きテープを地縫いした後、胛被下縁部に中底の周縁部を環縫いし、縫製された胛被および中底の内方に本底芯材を包持して、本底芯材のコバ部とストーム巻きテープとを縫着して縫着部を形成する縫製工程と、
縫製された胛被および中底をラストモールドに吊り込み、ストーム巻きテープにサイドモールドを圧接させた状態で本底を射出成形する射出成形工程と
を備えることを特徴とするストーム巻き射出成形靴の製造方法である。
【0006】
本発明のストーム巻き射出成形靴においては、ストーム巻きテープおよび中底の内方に装填する本底芯材の下方外周に縫製に適した硬度を有するコバ部を形成して、前記コバ部とストーム巻きテープとを縫着し得るようにしたため、ストーム巻きテープの外周面に浮きやシワが発生することなくストーム巻きテープと本底芯材とを強固に接合でき、加えて縫着部を形成することにより、テープ部の外観に手作り風の意匠を施すことができる。
【0007】
また、本底芯材のコバ部は硬度の高い合成樹脂発泡体を使用し、上面の芯材部分は硬度の低いものとしたため、コバ部は縫着に適した硬度であり、かつ本底の射出成形の際に確実にサイドモールドに接してバリが発生するのを防止でき、また、中底に当接する部分は足当たりが良く軽量であり、靴底部分の軽量化が図れるものである。
【0008】
さらに、縫着部を形成することにより、本底芯材およびストーム巻きテープに縫着による孔ができるため、本底を射出成形した際には、テープ部の本底溶着面と本底との接合強度を高めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るストーム巻き射出成形靴およびその製造方法を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るストーム巻き射出成形靴の横断面図、図2はストーム巻き射出成形靴の外観を示す側面図、図3はストーム巻き射出成形靴を構成する本底芯材の斜視図および横断面図、図4は本底芯材の熱プレス成形に使用する本底芯材成形金型の横断面図、図5はストーム巻き射出成形靴の製造方法における縫製工程の説明図、図6はストーム巻き射出成形靴の本底の射出成形に使用する射出成形金型の横断面図である。
【0010】
一実施形態に係るストーム巻き射出成形靴は、図1および図2に示すように、ストーム巻きテープ1を有し、かつ、本底2が射出成形されてなる。
このストーム巻き射出成形靴においては、図1に示すように、胛被3にストーム巻きテープ1および中底4が縫着され、胛被下方には胛被3とストーム巻きテープ1とが重なり合う接合部5が形成され、ストーム巻きテープ1および中底4の内方に本底芯材6が包持され、ストーム巻きテープ1の下方周縁には、本底芯材の下方外周に形成されたコバ部6aとストーム巻きテープ1とを縫着した縫着部7が形成されている。
また、本底2は、前記縫着部7の下面および本底芯材6の下面に溶着するよう射出成形されている。
【0011】
ストーム巻きテープ1は、合成繊維や天然繊維を素材としたテープであり、プリント、ウェルダ、刺繍等の適宜のデザインが施されている。
このストーム巻きテープ1は、上縁部1aを胛被3の下縁部に地縫いした後、ストーム巻きテープ1と胛被3の下方外周とが重なり合うよう再び地縫いして接合部5を形成し、残りのテープ部は折り返し部1bにて靴底方向に折り返されている。
ここで、接合部5の幅は、靴のデザインおよび靴の各部によっても異なり、適宜選定されるものであるが、5〜30mm、好ましくは10〜25mmの範囲である。
なお、ストーム巻きテープ1と胛被3の下方外周とを接合する手段としては、上記に挙げた縫着の他、接着等いかなる手段であってもよい。
そして、ストーム巻きテープ1および中底4の内方には、本底芯材6を包持している。
【0012】
本底2は、後述する射出成形金型を使用して射出成形される。本底成形樹脂組成物としては、PVC、ポリウレタン等を使用できるが、ここで、熱膨張型マイクロカプセルを含有したものを使用すると、より軽量な靴底が得られ、好ましいものである。
【0013】
胛被3の素材としては、合成皮革、天然皮革、合成繊維や天然繊維からなる布地等の他、通常胛被材として使用される種々の素材が使用可能である。
これらの素材を所定形状に縫製することにより、胛被3が構成される。
【0014】
中底4は、メリヤス、パイル布等の織布または不織布から成り、靴底に沿った形状に裁断されている。
この中底4は、周縁部が胛被3の下縁部に環縫いされている。なお、中底4の表面には、通常中敷8が接着されるが、この中敷8としては、カップインソールタイプのものやアナトミー構造タイプのものなどを使用してもよい。
【0015】
本底芯材6は、EVA、ポリウレタン、ポリプロピレン、PVC等の発泡体からなり、靴底に沿った立体形状に熱プレスにて成形される。
本底芯材6を成形する本底芯材成形用金型は、図4に示すように、本底芯材6のコバ部6aおよび下段を形成するボトムモールド6a’と、本底芯材6の中段を形成する左右一対のサイドモールド6b’、6b’と、本底芯材6の上段を形成する蓋モールド6c’とで構成されている。
【0016】
本発明の本底芯材6は、それぞれ硬度の異なる合成樹脂発泡体が一体成形されてなるものである。すなわち、本底芯材6の下方外周に形成されるコバ部6aは、ストーム巻きテープ1に包持して縫着した際にもコバ部6aの形状を確保できる硬度を有する必要があり、成形後の硬度がJIS Cタイプ硬度で75〜85度、好ましくは75〜80度のEVA発泡体にて形成される。
一方、本底芯材6の上面を形成する合成樹脂発泡体としては、足当たりの良い軟質のものが好ましく、JIS Cタイプ硬度が45〜55度、好ましくは45〜50度のEVA発泡体にて形成される。
コバ部6aが外周に突出する幅としては、ストーム巻きテープ1との縫着に適し、歩行の妨げとならず、かつ靴底部に適度のボリューム感を与えられる幅に形成されるのが好ましく、通常1.5〜4.0mm、好ましくは3.0〜3.5mmである。
また、コバ部6aの厚さとしては、縫着に適した厚さに形成されるのが好ましく、通常1.0〜3.0mm、好ましくは2.0〜2.5mmである。
また、胛被3に接合部5を形成した場合には、テープ部内周面の空隙部内形状に沿った立ち上がり部6bが本底芯材6の上面に形成される。また、上面の爪先側に左右方向に延びる複数条の溝を形成してもよい。
なお、本底芯材6の全体の厚さとしては、通常6〜12mm程度に設定される。
さらに、本底芯材6には肉抜き穴を形成してもよい。この場合、射出成形される本底2が中底4にも溶着して強固に一体化される。
【0017】
前記本底2を成形する射出成形金型は、図6に示すように、ストーム巻き射出成形靴の胛被3および中底4が装着されるラストモールド9と、本底2の外周側面を形成する左右一対のサイドモールド10、10と、本底2の接地面を形成するボトムモールド11とで構成されている。
【0018】
前記サイドモールド10、10には、その閉型時にストーム巻きテープ1の縫着部7に圧接する圧接部10’、10’が形成されている。
また、ラストモールド9の踵側に位置するサイドモールド10、10の合わせ面には、キャビティに連通するゲートおよびスプルーが形成されている(図示省略)。
【0019】
次に、本発明に係るストーム巻き射出成形靴の製造方法を説明する。この製造方法においては、以下に述べる熱プレス工程、縫製工程、射出成形工程を経て前記ストーム巻き射出成形靴を製造する。
【0020】
本底芯材6を成形する熱プレス工程においては、まず、本底芯材成形用発泡体として、それぞれ硬度の異なる板状の合成樹脂発泡体を用意する。なお、ここでは本底芯材6の下段イ、中段ロ、上段ハを形成する合成樹脂発泡体として、それぞれ3種類の硬度の異なるEVA発泡体イ’(JIS Cタイプ硬度60度)、ロ’(JIS Cタイプ硬度48度)、ハ’(JIS Cタイプ硬度40度)を用意し、図4に示すように、イ’、ロ’、ハ’の順に本底芯材成形用金型の空隙部内に載置する。
これを常法により熱プレスして一体化した後、前記モールドを開いて取り出すと、図3に示すような本底芯材6が得られる。この本底芯材6は、各部がそれぞれ硬度の異なる合成樹脂発泡体、すなわち下段イのJIS Cタイプ硬度が80度、中段ロのJIS Cタイプ硬度が60度、上段ハのJIS Cタイプ硬度が45度のEVA発泡体にて構成されており、下段イの外周にはコバ部6aが形成されている。
【0021】
縫製工程においては、図5に示すように、胛被3の下縁部とストーム巻きテープ1の上縁部1aの位置を合わせ、ストーム巻きテープ1と胛被3の下方外周とが重なって接合するよう、符号A、 Bで示すように地縫いしている。その後、符号Bの部分にて残りのストーム巻きテープ1を折り返している。
前記工程の後、胛被3の下縁部に中底4の周縁部を符号Cで示すように環縫いする。この環縫いは、例えば重箱ミシンを使用して行われる。
この環縫いが終わった後、ストーム巻きテープ1および中底4の内方に本底芯材6を装填する。そして、ストーム巻きテープ1の外周側面に浮きやシワが出ないよう、ストーム巻きテープ1の下縁部1dをコバ部6aの下面方向に伸ばし、ストーム巻きテープ1がコバ部6aの上下面に確実に亘るよう包持して、コバ部6aの上面方向からストーム巻きテープ1とコバ部6aの縁部とを縫着して縫着部7を形成する。
【0022】
射出成形工程においては、図6に示すように、縫製された胛被3および中底4をラストモールド8に吊り込み、この状態でサイドモールド10、10を左右方向に閉型して、その圧接部10’、10’をストーム巻きテープ1の縫着部7に圧接させる。
また、ボトムモールド11を上方に所定距離移動し、その圧接部11’、11’を縫着部7の下面に圧接させて閉型する。
そして、本底芯材6の下面と、サイドモールド10、10およびボトムモールド11とで囲まれた空隙部内に、PVC、ポリウレタン等の本底成形樹脂を射出して本底2を成形する。
【0023】
前記射出成形工程において、ストーム巻きテープ1および中底4の内方に縫着にて包持される本底芯材6のコバ部6aは、適度の硬度を備えたEVA発泡体からなるため、サイドモールド10、10の圧接部10’、10’およびボトムモールド11の圧接部11’、11’がストーム巻きテープ1の縫着部7に確実に圧接される。
従って、本底成形樹脂のハミ出しによるバリの発生を防止することができる。
【0024】
こうして本底2が射出成形された本発明のストーム巻き射出成形靴においては、ストーム巻きテープ1の下方に、ストーム巻きテープ1と本底芯材6とを縫着した縫着部7が形成されているため、テープ部の外周面にシワや浮きが発生するのを防止できる。
【0025】
また、胛被3の下方にてストーム巻きテープ1と胛被3とが重なり合う接合部5が形成されているため、ストーム巻きテープ1の露出面積を大きくすることができ、ストーム巻きテープ1の内方に包持される本底芯材6の容量を大幅に軽減して軽量化を図ることができる。
【0026】
また、本底成形樹脂組成物として、熱膨張型マイクロカプセルを含有したものを使用した場合には、靴底部分の重量をさらに軽減することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のストーム巻き射出成形靴においては、ストーム巻きテープと本底芯材とを縫着にて固定し得るようにしたため、ストーム巻きテープの外周面にシワや浮きが発生するのを防止してストーム巻きテープと本底芯材とを強固に接着でき、加えてテープ部の外観に手作り風の意匠を施すことができる。
【0028】
また、本発明のストーム巻き射出成形靴において、EVA発泡体からなる本底芯材の下面に形成されるコバ部は適度の硬度を有するため、本底を射出成形するに際し、サイドモールドをストーム巻きテープの下端部に確実に圧接させることができ、本底成形樹脂のハミ出しによるバリの発生を防止できる。
【0029】
また、胛被下方に、ストーム巻きテープを折り返して胛被と重ね合わせた接合部を形成し、接合部の内周面と胛被外周面とからなる空隙部内形状に沿った本底芯材を成形して包持すれば、テープ部に幅を持たせてボリューム感のある靴底を表現することができると同時に、テープ部の内周面に包持される本底芯材の容量を軽減できる。
さらに、本底成形樹脂組成物として熱膨張型マイクロカプセルを含有したものを使用すれば、さらに靴底部分の軽量化を図ることができる。
【0030】
一方、本発明のストーム巻き射出成形靴の製造方法によれば、本底芯材を包持したストーム巻きテープにサイドモールドおよびボトムモールドを圧接させた状態で本底を射出成形するため、本底の外周側面の上縁がストーム巻きテープの縫着部の下面に連続した状態で、ストーム巻き射出成形靴を確実に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るストーム巻き射出成形靴の横断面図である。
【図2】ストーム巻き射出成形靴の外観を示す側面図である。
【図3】本発明のストーム巻き射出成形靴を構成する本底芯材の斜視図および横断面図である。
【図4】本底芯材の成形に使用する本底芯材熱プレス成形用金型の横断面図である。
【図5】ストーム巻き射出成形靴の製造方法における縫製工程の説明図である。
【図6】ストーム巻き射出成形靴の本底の射出成形に使用する射出成形金型の横断面図である。
【符号の説明】
1 ストーム巻きテープ
1a 上縁部
1b 折り返し部
1c 下端部
1d 下縁部
2 本底
3 胛被
4 中底
5 接合部
6 本底芯材
6a コバ部
6b 立ち上がり部
6a’ボトムモールド
6b’サイドモールド
6c’蓋モールド
7 縫着部
8 中敷
9 ラストモールド
10 サイドモールド
10’圧接部
11 ボトムモールド
11’圧接部

Claims (4)

  1. ストーム巻きテープを有し、かつ、本底が射出成形されてなるストーム巻き射出成形靴であって、
    胛被にストーム巻きテープおよび中底が縫着され、
    ストーム巻きテープおよび中底の内方には、下方外周にコバ部を形成した本底芯材が包持され、
    ストーム巻きテープの下方周縁には、前記本底芯材のコバ部とストーム巻きテープとを縫着した縫着部が形成されており、
    本底は、前記縫着部の下面および前記本底芯材の下面に溶着されていることを特徴とする、ストーム巻き射出成形靴。
  2. 前記本底芯材は、少なくとも2種類の硬度の異なる合成樹脂発泡体からなり、下方外周に形成されるコバ部の硬度は、他の芯材部分よりも硬度が高いことを特徴とする、請求項1に記載のストーム巻き射出成形靴。
  3. ストーム巻き射出成形靴であって、胛被下方には、ストーム巻きテープの少なくとも一部と胛被下方外周とを重ねて接合した接合部が形成されていることを特徴とする、請求項1〜2に記載のストーム巻き射出成形靴。
  4. ボトムモールド、サイドモールドおよびラストモールドからなる射出成形金型を使用して本底を射出成形する請求項1〜3に記載のストーム巻き射出成形靴の製造方法であって、
    胛被にストーム巻きテープを地縫いした後、胛被下縁部に中底の周縁部を環縫いし、縫製された胛被および中底の内方に本底芯材を包持して、本底芯材のコバ部とストーム巻きテープとを縫着して縫着部を形成する縫製工程と、
    縫製された胛被および中底をラストモールドに吊り込み、ストーム巻きテープにサイドモールドを圧接させた状態で本底を射出成形する射出成形工程と
    を備えることを特徴とするストーム巻き射出成形靴の製造方法。
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