JP3622589B2 - 自動販売機の商品払い出し装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下方向に積み重ねた状態で商品通路に収納された複数の商品のうち、販売時に、最下位の販売商品を下方へ払い出す自動販売機の商品払い出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、缶飲料商品やペットボトル商品などの商品を、上下方向に積み重ねた状態で収納する自動販売機の商品通路には、一般に、蛇行した状態で上下方向に延びるサーペンタイン式のコラムが適用されている。このコラムの下端部には、コラム内に収納された複数の商品のうち、販売時に、販売商品のみを下方へ払い出すための商品払い出し装置が設けられている。通常のサーペンタイン式のコラムに設けられる商品払い出し装置は、販売待機時に最下位の販売商品を下側から支持する一方、販売時に、販売商品の直上に位置する次販商品を下側から支持し、かつ、次販商品を支持した直後に販売商品の支持を解除するストッパと、このようにストッパを駆動するためのソレノイドなどにより構成されている。
【0003】
また、他の商品払い出し装置として、実開昭61−160575号のマイクロフィルムに記載のものも知られている。この商品払い出し装置は、販売待機時に、販売商品の下半部を収容した状態で、販売商品を下側から支持する半円筒状の払い出し部材と、この払い出し部材を販売時に回転駆動する駆動モータとを有しており、販売商品を支持する払い出し部材が、販売時にほぼ180度回転することにより、販売商品を下方へ払い出すようになっている。この商品払い出し装置の払い出し部材は、販売すべき商品の径に応じて、払い出し部材の内面にかさ上げ用の所定形状のアダプタを装着可能に構成されている。このようなアダプタを払い出し部材に装着することにより、払い出し部材の径よりも小さい商品を販売する場合であっても、払い出し部材が次販商品以上の商品を持ち上げることなく、円滑に回転し、販売商品を確実に払い出すことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通常のサーペンタイン式のコラムに設けられる商品払い出し装置では、コラムが複数ある場合には、各コラムごとに商品払い出し装置を設けなければならず、しかもソレノイドを使用しているため、製造コストが高くなってしまう。一方、上記他の商品払い出し装置では、アダプタを払い出し部材に装着することにより、種々の径の商品を払い出すことが可能であるものの、販売すべき商品に応じて、数種のアダプタを用意する必要があり、また、販売すべき商品を径の異なるものに変更する場合には、煩雑なアダプタ装着作業を行わなければならず、これらの点において改善の余地がある。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、通常のサーペンタイン式のコラムに設けられるものに比べて、低コストで製造できるとともに、アダプタなどを使用することなく、種々の大きさの商品を1個ずつ確実に払い出すことのできる自動販売機の商品払い出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る請求項1の自動販売機の商品払い出し装置は、横倒しで上下方向に積み重ねた状態で収納された複数の商品のうち、販売時に、最下位の販売商品を下方へ払い出す自動販売機の商品払い出し装置であって、互いに所定間隔を存し対向するように配置された上下方向に延びる2つの通路壁によって画成された、複数の商品を収納するための上下方向に延びる商品通路と、この商品通路の下端部に、2つの通路壁が互いに対向する方向と直交する方向に水平に延びる軸線を中心に回転自在に設けられ、軸線に沿って延びる商品払い出しドラムと、販売商品を払い出すために、販売時に、商品払い出しドラムを、所定角度、回転駆動する駆動手段と、を備え、商品払い出しドラムは、軸線よりも外側に配置されかつ軸線に向かって凹の円弧状に形成され、販売待機時に販売商品の下部を収容した状態で販売商品を下側から支持するとともに、販売時に商品払い出しドラムの回転に伴い、販売商品を2つの通路壁の一方の側に送り出す第1商品支持面と、この第1商品支持面に連なり、軸線に対して同心状に延び、販売時に、販売商品の直上に位置する次販商品を下側から支持する第2商品支持面とを有しており、商品通路は、一方の通路壁の下端部に、販売商品の通過を許容するための拡幅部を有していることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、横倒しで上下方向に積み重ねた状態で商品通路に収納された複数の商品のうち、最下位の販売商品は、販売待機時に、商品払い出しドラムの第1商品支持面に、下部が収容された状態で下側から支持される。販売時に、駆動手段によって回転駆動される商品払い出しドラムが上記軸線を中心に回転し始めると、第1商品支持面が軸線を中心に回動し上記一方の通路壁側に向くことによって、販売商品が第1商品支持面に支持されながら拡幅部に送り出される。またこの場合、第2商品支持面も軸線を中心に回動し次販商品の下方に到達することにより、次販商品を下側から支持する。そして、商品払い出しドラムが所定角度まで回転すると、販売商品は、第1商品支持面から離れ、拡幅部を通過して下方へ払い出される。一方、第2商品支持面に支持された次販商品は、商品払い出しドラムがさらに回転することにより、第2商品支持面から第1商品支持面に受け渡され、これに支持されることによって、次回の販売における販売商品として備えられる。
【0008】
このように、上記構成の商品払い出し装置では、上記商品通路の下端部に設けられた商品払い出しドラムを回転させることにより販売商品を払い出すので、従来と異なり、ソレノイドが不要であり、通常のサーペンタイン式のコラムに設けられるものに比べて、低コストで製造することができる。また、商品通路に収納された販売商品および次販商品がそれぞれ、上記のようにして、第1商品支持面および第2商品支持面によって支持可能な一定の範囲の大きさ(例えば、径など)を有していればよいため、その範囲内の大きさを有する種々の商品を、従来と異なり、アダプタなどを使用することなく、1個ずつ確実に払い出すことができる。
【0009】
請求項2の自動販売機の商品払い出し装置は、請求項1において、拡幅部に突出して臨む待機位置と、販売商品の通過を許容する払い出し位置との間で移動自在に構成され、販売時に、待機位置から払い出し位置に向かって移動し、第2商品支持面が次販商品を支持するまで、販売商品を保持する商品保持部材を、さらに備えていることを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、販売時に、上記待機位置から払い出し位置に向かって移動する商品保持部材が、第2商品支持面が次販商品を支持するまで、販売商品を保持するので、次販商品は、販売商品に積み重なりかつこれに下側から支持された状態に保たれ、必要以上に下方へ移動することはない。つまり、販売時に、次販商品が第1商品支持面に接近しても、次販商品と軸線との距離が第2商品支持面と軸線との距離よりも短くなることはない。したがって、次販商品が第1商品支持面の端部につかえることはなく、商品払い出しドラムを円滑に回転させ、販売商品を適切に払い出すことができる。
【0011】
請求項3の自動販売機の商品払い出し装置は、請求項2において、商品保持部材は、軸線を中心として、商品払い出しドラムに対し相対的に回動自在に設けられており、商品保持部材が払い出し位置に移動することによって販売商品が払い出されたときに、商品保持部材を払い出し位置から待機位置に駆動する保持部材駆動手段を、さらに備えていることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、販売時に、商品払い出しドラムの回転に伴い、商品保持部材が払い出し位置に移動することによって販売商品が払い出されたときに、商品保持部材が保持部材駆動手段によって払い出し位置から待機位置に駆動されるので、商品払い出しドラムがさらに回転しても、商品保持部材は払い出し位置を越えて待機位置と反対側に移動することはない。したがって、商品払い出しドラムを間にして拡幅部と反対側に商品保持部材が移動するためのスペースを設ける必要がなく、上記一方の通路壁に対向する他方の通路壁に、商品払い出しドラムを寄せて配置することができ、商品払い出しドラムのまわりの商品通路を省スペースで構成することができる。
【0013】
請求項4の自動販売機の商品払い出し装置は、請求項3において、商品保持部材は、販売商品の重さで押圧されることにより払い出し位置に向かって回動するように構成されており、商品保持部材が払い出し位置に向かって、商品払い出しドラムに対し所定角度以上、回動するのを阻止するストッパをさらに備え、保持部材駆動手段は、商品保持部材を待機位置に付勢するばねで構成されていることを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、商品保持部材が、販売商品の重さ(自重)で押圧されることにより払い出し位置に向かって回動するように構成されているので、商品の大きさに応じた角度だけ回動することによって、第1商品支持面に支持された販売商品を、その大きさにかかわらず適切に保持することができる。つまり、第1商品支持面と商品保持部材とで画成されるスペースに販売商品の下部が収容された状態で保持される場合において、そのスペースが販売商品の下部よりも小さいときには、商品保持部材が販売商品に押圧されることによって、スペースが販売商品の下部に適する大きさに自動的に拡大する。また、保持部材駆動手段を構成するばねは、商品保持部材を待機位置に付勢することで、販売商品を商品保持部材に接した状態に保つ。さらに、商品保持部材が、払い出し位置に向かって商品払い出しドラムに対し所定角度以上、回動するのをストッパによって阻止される。以上により、販売待機時および販売時に、販売商品を、その大きさに合わせて自動的に適切に保持することができる。また、上記のように、保持部材駆動手段がばねで構成されることにより、商品保持部材を、待機位置に駆動する機能と、販売商品に常に接触させる機能とを兼ね備えるので、構造の単純化およびコストの低減を図ることができる。
【0015】
請求項5の自動販売機の商品払い出し装置は、請求項2ないし4のいずれか1項において、商品保持部材は、軸線に沿って延び、拡幅部に第1の突出長で突出する第1突出部と、この第1突出部に隣接するとともに軸線に沿って延び、拡幅部に第1の突出長よりも短い第2の突出長で突出する第2突出部と、を有していることを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、販売時に、上記第1突出部および第2突出部にそれぞれ保持されるように、商品払い出しドラムの第1商品支持面に、同じ大きさの2個の販売商品を軸線に沿って配置し支持させることにより、商品払い出しドラムが1回転するまでに、商品払い出しドラムの互いに異なる回転角度で、2個の商品をそれぞれ払い出すことができる。つまり、販売時に、商品払い出しドラムが回転すると、まず、第2の突出長で突出する第2突出部が払い出し位置に達し、これにより、第2突出部で保持されている販売商品が払い出される。この状態で、商品払い出しドラムを停止させておき、次回の販売において、商品払い出しドラムをさらに回転させることにより、第1突出部が払い出し位置に達し、これにより、第1突出部で保持されている販売商品が払い出される。したがって、商品払い出しドラムが1回転するまでに、2回の販売においてそれぞれ1個ずつ商品を払い出すことができ、商品払い出しドラムを1回転させるごとに1個の商品を販売する場合に比べて、販売時に商品払い出しドラムを回転させるための消費電力を低減することができる。
【0017】
請求項6の自動販売機の商品払い出し装置は、請求項1ないし5のいずれか1項において、一方の通路壁に設けられ、拡幅部から退避する退避位置と、拡幅部に突出した突出位置との間で移動自在に構成され、販売時に、商品払い出しドラムの回転に応じて、退避位置から突出位置に移動することにより、次販商品の拡幅部への侵入を阻止する侵入阻止部材を、さらに備えていることを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、販売時に、侵入阻止部材が、商品払い出しドラムの回転に応じて、上記退避位置から突出位置に移動し次販商品の拡幅部への侵入を阻止するので、次販商品が販売時に拡幅部に誤って侵入するのを確実に防止することができる。その結果、1回の販売で2個の商品を払い出すいわゆる2個出しを確実に防止することができる。
【0019】
請求項7の自動販売機の商品払い出し装置は、請求項1ないし6のいずれか1項において、商品通路は、商品払い出しドラムをそれぞれ有する相互に隣接した2つの商品通路により構成されており、駆動手段は、単一の駆動源と、販売時に、駆動源を、2つの商品通路の商品払い出しドラムのいずれか一方に選択的に切り替えて連結する連結切り替え手段と、を有していることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、駆動手段の単一の駆動源が、連結切り替え手段により、相互に隣接した2つの商品通路の商品払い出しドラムのいずれか一方に、選択的に切り替えて連結されるので、両商品払い出しドラムの駆動に単一の駆動源を共用することができ、これにより、各商品払い出しドラムごとに駆動源を設ける場合に比べて、商品払い出し装置の製造コストの低減を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態による商品払い出し装置を下部に有する商品収納払い出し装置を示し、自動販売機の販売機本体に組み込まれた状態および全体の外観をそれぞれ示している。この商品収納払い出し装置が組み込まれた自動販売機は、例えば缶飲料商品やペットボトル商品などの多数の商品を、前後方向に横倒しで上下方向に積み重ねた状態で収納し、販売時に、商品払い出し装置によって、最下位の販売商品を1個ずつ下方へ払い出すものである。
【0022】
商品収納払い出し装置1は、前面が開口した縦長ボックス状の販売機本体2内に前後に2組、配置されている(図1および図2では、前側の商品収納払い出し装置のみ図示)。各商品収納払い出し装置1は、多数の商品を収納するための商品収納装置3と、この商品収納装置3の下方に位置し、販売時に、最下位の販売商品を払い出す商品払い出し装置4とにより構成されている。なお、図1および図2に示す商品収納払い出し装置1では、便宜上、右端部分の各種の構成部品については詳しく図示し、その左方部分の構成部品は、右端部分のものと同一に構成されているため、その図示を省略する。したがって、以下の説明では、商品収納払い出し装置1の右端部分の構成を中心に説明する。
【0023】
図2に示すように、商品収納装置3は、販売機本体2内の左右方向の長さと同程度の間隔を存し、互いに左右方向に対向するように配置された縦長矩形状の左右フレーム11、11と、これらの左右フレーム11、11の上端部間、および上下方向の中央部間にそれぞれ掛け渡され、前後対称に左右フレーム11、11にねじ止めされた横長矩形状の上フレーム12、12および中央フレーム13、13などにより、骨組みが構成されている。左右フレーム11、11間には、左右フレーム11とほぼ同様に構成された縦長矩形状の5つの仕切壁14(通路壁)が、左右方向に等間隔で配置されている。隣り合う仕切壁14、14、および左右フレーム11、11とこれらにそれぞれ隣り合う仕切壁14、14とにより、上下方向に延びる6つの商品通路15が画成されている。各商品通路15には、同一品目の多数の商品が前後方向に横倒しで上下方向に積み重ねた状態で収納されるようになっており、したがって、前後2組の商品収納払い出し装置1により、この自動販売機では最大12(=6×2)品目の商品を販売することができる。
【0024】
各商品通路15の下半部には、収納された商品を、後述する商品払い出しドラム21に案内するための案内壁16が設けられている。この案内壁16は、図3に示すように、仕切壁14の前後方向の幅と同程度の幅を有する縦長矩形状に構成されており、上下方向に延びる仕切壁14や右フレーム11(左フレームも含む。以下同じ。)に対し、商品払い出しドラム21に向かって右下がりまたは左下がりに傾斜し、仕切壁14や右フレーム11に立て掛けられた状態で取り付けられている。これにより、商品通路15の左右方向の幅が下方に向かって狭められ、商品払い出しドラム21に商品を1個ずつ適切に送り出すことができる。また、案内壁16の表裏面、すなわち商品通路15側および仕切壁14側(右フレーム11側を含む。)の面には、前後方向の後半部に、商品通路15を前後2つの通路(前通路、後通路)に分割するための上下方向に延びる所定形状の通路仕切板(図示せず)を係止するための3つの係止部17、17、17が、上下方向に適宜間隔をあけて設けられている。各係止部17は、前後方向に隣接する複数の係止爪17aを有しており、各係止部17の隣接する係止爪17a、17a間に通路仕切板の左右方向の端部をそれぞれ差し込むことができるようになっている。また、仕切壁14および右フレーム11にも、案内壁16と同様の係止部17が、上下方向に適宜間隔をあけて複数設けられている。したがって、案内壁16および仕切壁14(右フレーム11を含む。)の各係止部17に、通路仕切板を係止することにより、商品通路15を上下にわたり前通路および後通路に2分割することができ、加えて、通路仕切板の前後方向の係止位置を適宜変更することで、前通路および後通路の前後方向の幅を、収納すべき商品の高さ(横倒し前の高さ)に対応させることができる。
【0025】
なお、案内壁16は、その上部に設けられたフック18を介して、仕切壁14などに容易に着脱できるようになっている。これにより、例えば、販売機本体2内の奥側に配置された商品収納払い出し装置1をメンテナンスするときには、案内壁16を仕切壁14などから取り外すことにより、作業者が奥側の商品収納払い出し装置1まで容易に手をのばすことができ、メンテナンス作業を容易に行うことが可能である。
【0026】
また、図3および図4に示すように、案内壁16が取り付けられた仕切壁14の下端部には、前後方向に延びるとともに、案内壁16の下方から商品払い出しドラム21と反対側に凸に湾曲し、その仕切壁14側に接近して下方に延びる拡幅プレート19が設けられている。また、この拡幅プレート19と左右対称の拡幅プレート19が、右フレーム11の下端部にも設けられている。そして、各拡幅プレート19と各商品払い出しドラム21とにより、商品通路15の下端部を構成するとともに、販売時に、販売商品Sの通過を許容し、その販売商品Sを下方へ払い出すための拡幅部20が画成されている。
【0027】
一方、商品払い出し装置4は、図3および図4に示すように、各商品通路15の下端部に回転自在に設けられ、販売待機時に販売商品Sを支持する一方、販売時に所定方向に回転することにより、販売商品Sを下方へ払い出すとともに販売商品の直上に位置する次販商品を支持する上記商品払い出しドラム21と、販売時に、左右方向に隣接する2つの商品払い出しドラム21、21のいずれか一方を選択的に回転駆動する駆動モータ23(駆動源)と、販売時に、商品払い出しドラム21が次販商品を支持するまで、販売商品Sを保持するための商品保持機構24と、販売時に、次販商品が拡幅部20に侵入するのを阻止するための侵入阻止機構25などにより構成されている。
【0028】
なお、商品払い出し装置4のうち、駆動モータ23を除く他の構成部分、すなわち、商品払い出しドラム21、商品保持機構24および侵入阻止機構25は、各商品通路15ごとに設けられており、図4に示すように、これらは左右対称に配置されているため、以下の説明では、左側に配置された構成部分を中心に説明する。
【0029】
商品払い出しドラム21は、図5〜図7に示すように、前後方向に所定間隔をあけて配置された所定形状の多数のリブ21aが互いに接合されることによって、前後方向に水平に延びるほぼ円柱状に形成されている。多数のリブ21aの外周面によって構成された、商品払い出しドラム21の周方向の外面は、販売商品Sを支持するための販売商品支持面31(第1商品支持面)と、次販商品を支持するための次販商品支持面32(第2商品支持面)とにより構成されている。販売商品支持面31は、前後方向に水平に延びる回転軸22(軸線)よりも外側に配置されるとともに、回転軸22と直交する方向に切断した外形線が、回転軸22に向かって凹の円弧状に形成されている。一方、次販商品支持面32は、販売商品支持面31の端部間に連なるとともに回転軸22に対して同心状に延び、回転軸22と直交する方向に切断した外形線が優弧に形成されている。なお、商品払い出しドラム21の下端前部には、図7に示すように、商品保持機構24の後述するストッパ35が設けられている。
【0030】
図3に示すように、商品払い出しドラム21の前端付近には、駆動モータ23が設けられており、商品払い出しドラム21の前方に設けられた三角ケース26内の図示しない駆動機構(連結切り替え手段)を介して、駆動モータ23が商品払い出しドラム21の回転軸22に連結されている。この駆動機構は、例えば2つのワンウェイクラッチなどで構成されており、販売時における駆動モータ23の正逆回転によって、左右に隣接する2つの商品払い出しドラム21、21のいずれか一方が選択的に切り替えられて、所定方向に回転駆動されるようになっている。なお、具体的には、左側の商品払い出しドラム21は、図4において反時計方向に回転駆動され、一方、右側の商品払い出しドラム21は、時計方向に回転駆動される。
【0031】
このように、上記駆動機構により、単一の駆動モータ23の動力で、左右の商品払い出しドラム21、21のいずれか一方を選択的に駆動するので、各商品払い出しドラム21、21ごとに駆動モータ23を設ける場合に比べて、商品払い出し装置4の製造コストの低減を図ることができる。
【0032】
このように構成された商品払い出しドラム21は、通常の販売待機時には、販売商品支持面31が上向きとなるホームポジションに位置し、販売商品Sの下部を収容した状態で、販売商品Sを下側から支持する(図8(a)参照)。そして、販売時に、駆動モータ23によって、商品払い出しドラム21が図3において反時計方向に回転駆動されると、販売商品支持面31が左方に向きながら販売商品Sを拡幅部20に送り出す。そして、拡幅部20において販売商品Sの通過が許容される位置まで商品払い出しドラム21が回転すると、その販売商品Sが拡幅部20を通過し下方へ払い出される。
【0033】
商品保持機構24は、図6および図7に示すように、商品払い出しドラム21の前端部および後端部に、商品払い出しドラム21に対し相対的に回転自在に設けられた前後1対の所定形状の回転部材33、33と、これらの回転部材33、33間に掛け渡された状態で、商品払い出しドラム21の外周面付近から拡幅部20に突出し、販売時に、商品払い出しドラム21の回転によって拡幅部20に送り出された販売商品Sを、下側から支持するための商品保持部材34と、この商品保持部材34が商品払い出しドラム21に対し所定角度以上、回動するのを阻止するためのストッパ35とを有している。
【0034】
各回転部材33は、円盤状に形成されるとともに中心部に貫通孔36aを有し、この貫通孔36aに商品払い出しドラム21の突出した軸受21bが遊挿されることで、商品払い出しドラム21に対し相対的に回転自在の円盤部36と、この円盤部36の外周の所定位置から上方に向かって延びるとともに横断面L字状に形成され、商品保持部材34の端部を支持する支持部37とにより構成されている。後側の回転部材33の支持部37には、その先端部に引っ張りばね37a(保持部材駆動手段、ばね)が設けられており、この引っ張りばね37aによって、回転部材33、33を介して、商品保持部材34を後述する待機位置P1(図8(a)参照)に付勢している。また、円盤部36の下部には、横長矩形状の貫通孔36bが形成されており、この貫通孔36bに、ストッパ35の後述するストッパ本体39が係脱するようになっている。
【0035】
商品保持部材34は、商品払い出しドラム21の回転軸22に沿って前後方向に延び、前端部および後端部が前後の回転部材33、33の支持部36、36にそれぞれねじ止めされている。商品保持部材34の商品払い出しドラム21側の面は、曲率の小さな円弧状で若干凹み、販売商品Sを支持する際に、その販売商品Sを適切に保持できるように形成されている。また、商品保持部材34は、拡幅部20に突出して臨む待機位置P1(図5および図8(a)参照)と、販売商品Sの重さ(自重)で押圧されることにより、拡幅部20での販売商品Sの通過を許容する払い出し位置P2(図8(e)参照)との間で、回動軸22を中心として回動するように構成されている。さらに、商品保持部材34は、その前半部34a(第1突出部)および後半部34b(第2突出部)で、商品払い出しドラム21の付近から拡幅部20に突出した突出長が互いに異なっている。具体的には、後半部34bの突出長L2(第2の突出長)が、前半部34aの突出長L1(第1の突出長)よりも短く、それの1/2程度になっている。
【0036】
ストッパ35は、図7に示すように、商品払い出しドラム21の前端下部に、ケース38を介して前後方向に移動自在に取り付けられ、板材からなる所定形状のストッパ本体39と、このストッパ本体39を前方に付勢する図示しないばねとを有している。ストッパ本体39の前端部(係止部40)は、楔状に突出形成されており、前方に真っ直ぐ延び、上記前側の回転部材33の貫通孔36bの左縁面と平行な面を有する係止面40aと、この係止面40aの前端に連なり、後方に向かって傾斜した傾斜面40bとにより構成されている。このストッパ本体39は、上記図示しないばねによって前方に付勢されることにより、販売待機時には図6に示すように、係止部40が前側の回転部材33の貫通孔36bに挿入した状態でこれに係合する。
【0037】
このように構成された商品保持機構24では、販売時に商品払い出しドラム21が図3において反時計方向に回転し始めると、ストッパ本体39がストッパ35の図示しないばねに抗して後方に押し下げられる。具体的には、ストッパ本体39の係止部40の傾斜面40bが、停止している回転部材33の貫通孔36bの右縁部による反力により押圧され、これにより、ストッパ本体39が後方に押圧され、貫通孔36bから一時的に抜ける。商品払い出しドラム21がさらに回転すると、販売商品Sが商品保持部材34に当接し、販売商品Sの重さで押圧されることにより、商品保持部材34が払い出し位置P2に向かって反時計方向に回動する。これにより、回転部材33は、引っ張りばね37aに抗して反時計方向に若干回転し、ストッパ本体39の係止部40が、図6に示すように、再度、回転部材33の貫通孔36bに係合する。その結果、販売商品Sの重さで押圧される商品保持部材34は、商品払い出しドラム21に対し所定角度回動した状態で停止し、その状態を保ちながら、その後の商品払い出しドラム21の回転に伴って、払い出し位置P2に向かって回動する。そして、商品払い出しドラム21がさらに回転し、販売商品Sが拡幅部20に送り出されたときには、商品保持部材34は、商品払い出しドラム21の次販商品支持面32が次販商品を支持するまで、販売商品Sを保持する。
【0038】
このように、販売時に待機位置P1から払い出し位置P2に向かって回動する商品保持部材34によって、次販商品支持面32が次販商品を支持するまで、販売商品Sを保持するので、次販商品は、販売商品Sに積み重なりかつこれに下側から支持された状態に保たれ、必要以上に落下することはない。つまり、販売時に、次販商品が販売商品支持面31に接近しても、次販商品と回転軸22との距離が次販商品支持面32と回転軸22との距離よりも短くなることはない。したがって、次販商品が販売商品支持面31の端部につかえることはなく、商品払い出しドラム21を円滑に回転させ、販売商品Sを適切に払い出すことができる。
【0039】
図3および図5に示すように、侵入阻止機構25は、販売待機時には上記案内壁16と拡幅プレート19の間に配置されたケース41内に収容され、販売時に上下方向に移動することにより、次販商品が拡幅部20に侵入するのを阻止する侵入阻止部材42と、上記商品払い出しドラム21の前面に取り付けられ、所定形状のカム溝(図示せず)を有するカム円盤43と、このカム円盤43のカム溝に係合するとともに、侵入阻止部材42にピン44を介して連結された所定形状の連結プレート45などにより構成されている。
【0040】
侵入阻止部材42は、横長矩形状の金属板からなり、下部が適宜、複数箇所切り欠かれ、切り残された複数の部分が下方に突出した突出部42aとなっている。なお、各突出部42aの下端部は、左方に向かって屈曲形成されている。これらの突出部42aは、ケース41の底面および拡幅プレート19に、各突出部42aに対応するようにそれぞれ形成された図示しない複数の開口にそれぞれ係合しており、これらの開口に突出部42がそれぞれ案内されながら、侵入阻止部材42が、拡幅部20から退避しほぼケース41に収容される退避位置Q1(図3、図8(a)参照)と、突出部42aの突出長とほぼ同程度、拡幅部20に突出する突出位置Q2(図8(c)参照)との間で、上下方向に移動自在に構成されている。また、侵入阻止部材42の前部および後部には、左方に向かって直角に切り起こされた切り起こし部42b、42bに、前後方向に延びるロッド46が固定され、このロッド46に、連結プレート45のピン44が連結されている。
【0041】
連結プレート45は、矩形枠状の金属板からなり、左右の縁部45a、45aが前方に向かって直角に屈曲形成されている。この左右の縁部45a、45aが図示しない上下方向に延びる案内溝に係合し、この案内溝に沿って、連結プレート45が上下方向に円滑に移動できるようになっている。連結プレート45の上端部および下端部には、それぞれ左右対称の貫通孔45b、45b、45c、45c、が形成されており、左側の上貫通孔45bに、上記ロッド46に連結したピン44が固定される一方、右側の下貫通孔45cに、カム円盤43のカム溝に係合する図示しないピンが固定されている。
【0042】
このように構成された侵入阻止機構25では、販売時に、上記商品払い出しドラム21の回転に伴ってカム円盤43が回転すると、連結プレート45がカム溝に従って上下方向に移動する。この場合、連結プレート45が下方へ移動したときには、これに伴って、侵入阻止部材42が退避位置Q1から突出位置Q2に向かって下方に移動する。これにより、拡幅部20の上流端の上下方向の幅が狭められ、これにより、次販商品は拡幅部20への侵入が阻止される。その結果、販売時に、次販商品が拡幅部20に誤って侵入するのを確実に防止でき、1回の販売で2個の商品を払い出すいわゆる2個出しを確実に防止することができる。
【0043】
次に、上記のように構成された商品払い出し装置4による販売商品Sの払い出しについて、細缶商品(直径53mm)の払い出しを模式的に示す図8を参照しながら説明する。なお、前提として、商品通路15が上記前通路および後通路に2分割され、それぞれに商品が収納されているものとする。また、以下の説明では、販売商品および次販商品にそれぞれ「S1」および「S2」の符号を付し、また商品通路15の前通路および後通路にそれぞれ収納されている販売商品S1を特に区別する場合には、符号にそれぞれ「F」および「B」の添え字を付する。
【0044】
図8(a)は、通常の販売待機時の状態を示しており、商品払い出しドラム21がホームポジションに位置している。ホームポジションに位置する商品払い出しドラム21は、販売商品支持面31が上方に向き、この販売商品支持面31によって、商品通路15に収納された販売商品S1を、その下部を収容した状態で下側から支持している。一方、次販商品S2は、商品通路15の左側または右側に寄った状態で、販売商品S1の上に積み重なって収納されている。またこの場合、商品保持部材34は待機位置P1に位置し、一方、侵入阻止部材42は退避位置Q1に位置している。また、商品保持機構24のストッパ本体39の係止部40は、図6に示すように、回転部材33の貫通孔36bに挿入した状態で係合している。
【0045】
上記のような販売待機状態から販売状態に移行すると、まず、商品払い出しドラム21が反時計方向に回転し始める。そうすると、販売商品S1が商品保持部材34に向かって送り出される。そして、販売商品S1が商品保持部材34に当接すると、商品保持部材34は、販売商品S1の重さによって払い出し位置P2に向かって押圧されることにより、商品払い出しドラム21に対し所定角度回動し、ストッパ35によってその状態が保たれながら、商品払い出しドラム21の回転に伴い払い出し位置P2に向かって回動する。
【0046】
商品払い出しドラム21がさらに回転し、販売商品S1が拡幅部20に送り出されても、図8(b)に示すように、商品払い出しドラム21の次販商品支持面32の端部が、次販商品S2の下方に到達するまで、次販商品S2は、商品保持部材34によって保持された販売商品S1に、下側から支持された状態に保たれる。そして、商品払い出しドラム21がさらに回転することによって、同図(c)に示すように、次販商品S2が商品払い出しドラム21の次販商品支持面32に下側から支持される一方、販売商品S1が次販商品S2から離れる。またこの場合、侵入阻止部材42が退避位置Q1から突出位置Q2に向かって下方に移動することにより、拡幅部20の上流端の上下方向の幅が狭められる。これにより、次販商品S2の拡幅部20への侵入が阻止される。
【0047】
そして、商品払い出しドラム21がさらに回転することにより、図8(d)に示すように、商品通路15の後通路に収納されていた販売商品S1Bが、拡幅部20の通過を許容されると、その販売商品S1Bのみが落下し払い出される。販売商品S1Bが払い出されたことが、拡幅部20の下方に設けられた図示しない商品センサによって検知されたときに、商品払い出しドラム21の回転が停止し、一時的な販売待機状態となる。なお、払い出された販売商品S1Bは、商品払い出し装置4の下方に設けられたシュート5(図1参照)を介して、図示しない商品取出口に搬出される。
【0048】
その後、次回の販売において、上記の一時的な販売待機状態から再度、販売状態に移行すると、図8(d)に示す回転位置に停止していた商品払い出しドラム21が、再度、反時計方向に回転し始める。そして、商品通路15の前通路に収納されていた販売商品S1Fが、拡幅部20の通過を許容されると、同図(e)に示すように、その販売商品S1Fが落下し払い出される。この場合、販売商品S1Fの払い出しによって、販売商品S1Fによる商品保持部材34への押圧が解除され、これにより、商品保持部材34は、回転部材33を介して、引っ張りばね37aによって払い出し位置P2から待機位置P1に復帰する。そして、商品払い出しドラム21が、同図(f)に示すように、さらに反時計方向に回転することにより、侵入阻止部材42が突出位置Q2から退避位置Q1に移動するとともに、商品払い出しドラム21が同図(a)に示すホームポジションの位置に停止する。これにより、販売商品S1Fの販売が完了するとともに通常の販売待機状態となり、上記次販商品S2が次回の販売における販売商品S1として備えられる。
【0049】
次に、上記の細缶商品と直径の異なる商品の払い出しについて、図9〜図11を参照して簡単に説明する。図9、図10および図11は、ペットボトル商品(最大直径72mm)、太缶商品(直径66mm)および中太缶商品(直径60mm)が払い出される状態をそれぞれ示している。
【0050】
図9に示すように、ペットボトル商品である販売商品S1は、その下部が、上記細缶商品と異なり、商品払い出しドラム21の販売商品支持面31と、待機位置P1に位置する商品保持部材34とで画成されるスペースよりも若干大きくなっている。このため、同図(a)に示すように、販売商品S1が販売商品支持面31に支持されたときには、商品保持部材34が販売商品S1に押圧されることにより、待機位置P1よりも払い出し位置P2側に若干回動し、上記スペースが販売商品S1の下部に適する大きさに自動的に拡大する。これにより、通常の販売待機時には、商品保持部材34が販売商品S1にぴったりと接し、販売商品S1が販売商品支持面31と商品保持部材34とによって適切に支持される。なお、同図に示すように、商品払い出しドラム21を間にして、拡幅部20と反対側の仕切壁14には、所定形状の案内部材14aが設けられており、この案内部材14aにより、販売商品S1は、その下部が商品払い出しドラム21の販売商品支持面31に収容された状態で適切に支持されるようになっている。
【0051】
この販売商品S1を払い出す場合も、上記細缶商品の払い出しと同様に、図9(a)に示すホームポジションに位置する商品払い出しドラム21が反時計方向に回転し、同図(b)、(c)に示すように、商品払い出しドラム21の次販商品支持面32が次販商品S2を支持するまで、販売商品S1が商品保持部材34によって保持される。商品払い出しドラム21がさらに回転することにより、同図(d)に示すように、後通路の販売商品S1Bが払い出され、次回の販売時に、同図(e)に示すように、前通路の販売商品S1Fが払い出される。そして、販売商品S1Fが払い出されると、商品保持部材34が待機位置P1に復帰するとともに、同図(f)、(a)に示すように、商品払い出しドラム21がさらに反時計方向に回転し、ホームポジションに戻る。
【0052】
また、図10および図11に示す販売商品S1も、上記細缶商品の払い出しと同様にして払い出される。すなわち、図10(a)(以下、図11も含む。)に示すホームポジションに位置する商品払い出しドラム21が反時計方向に回転し、同図(b)、(c)に示すように、次販商品支持面32が次販商品S2を支持するまで、販売商品S1が商品保持部材34によって保持される。商品払い出しドラム21がさらに回転することにより、同図(d)に示すように、販売商品S1Bが払い出され、次回の販売時に、同図(e)に示すように、販売商品S1Fが払い出される。そして、販売商品S1Fが払い出されると、商品保持部材34が待機位置P1に復帰するとともに、同図(f)、(a)に示すように、商品払い出しドラム21がさらに反時計方向に回転し、ホームポジションに戻る。なお、図10に示す太缶商品である販売商品S1は、図9のペットボトル商品の場合と同様に、通常の販売待機時には、商品保持部材34が販売商品S1にぴったりと接し、販売商品S1が販売商品支持面31と商品保持部材34とによって適切に支持される。
【0053】
以上詳述したように、本実施形態の商品払い出し装置4によれば、商品払い出しドラム21を所定方向に回転させることにより販売商品S1を払い出すので、従来と異なり、ソレノイドが不要であり、通常のサーペンタイン式のコラムに設けられる商品払い出し装置に比べて、低コストで製造することができる。また、商品通路15に収納された販売商品S1および次販商品S2がそれぞれ、上記のようにして、販売商品支持面31および次販商品支持面32によって支持可能な一定の範囲の径を有していればよいため、その範囲内の径を有する種々の商品を、従来と異なり、アダプタなどを使用することなく、1個ずつ確実に払い出すことができる。
【0054】
また、商品保持部材34が払い出し位置P2に回動することによって販売商品S1が払い出されたときに、引っ張りばね37aによって、商品保持部材34が払い出し位置P2から待機位置P1に駆動されるので、商品保持部材34は払い出し位置P2を越えて待機位置P1と反対側に回動することはない。したがって、商品払い出しドラム21を間にして拡幅部20と反対側に商品保持部材34が回動するためのスペースを設ける必要がなく、拡幅プレート19を有しない仕切壁14側に、商品払い出しドラム21を寄せて配置することができ、商品払い出しドラム21のまわりの商品通路15を省スペースで構成することができる。
【0055】
さらに、商品保持部材34が、販売商品S1の重さで押圧されることにより払い出し位置P2に向かって回動するように構成されているので、販売待機時および販売時に、販売商品S1を、その大きさに合わせて自動的に適切に保持することができる。また、商品保持部材34の前半部34aおよび後半部34bの突出長L1、L2が互いに異なっているため、商品通路15の前通路および後通路にそれぞれ収納された販売商品S1F、S1Bを、商品払い出しドラム21の互いに異なる回転位置で払い出すことができる。その結果、商品払い出しドラム21が1回転するまでに、2個の商品を販売することができ、商品払い出しドラム21を1回転させるごとに1個の商品を販売する場合に比べて、販売時に商品払い出しドラム21を回転させるための消費電力を低減することができる。
【0056】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、サーペンタイン式のコラムに、本発明の商品払い出し装置を適用してもよい。また、実施形態で示した商品払い出しドラム、商品保持機構および侵入阻止機構の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の自動販売機の商品払い出し装置は、通常のサーペンタイン式のコラムに設けられるものに比べて、低コストで製造できるとともに、アダプタなどを使用することなく、種々の大きさの商品を1個ずつ確実に払い出すことができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による商品払い出し装置を有する商品収納払い出し装置を販売機本体に組み込み、メインドアおよび断熱ドアを省略した自動販売機の内部を示す斜視図である。
【図2】商品収納払い出し装置を示す斜視図である。
【図3】商品払い出しドラムまわりを示す斜視図である。
【図4】互いに左右に隣接する2つの商品払い出しドラムまわりを示す正面図である。
【図5】商品払い出しドラムまわりを拡大して示す斜視図である。
【図6】商品保持機構を組み付けた商品払い出しドラムを示す斜視図である。
【図7】商品保持機構および商品払い出しドラムを示す分解斜視図である。
【図8】細缶商品の払い出しを説明するための模式的な説明図である。
【図9】ペットポトル商品の払い出しを説明するための模式的な説明図である。
【図10】太缶商品の払い出しを説明するための模式的な説明図である。
【図11】中太缶商品の払い出しを説明するための模式的な説明図である。
【符号の説明】
1 商品収納払い出し装置
4 商品払い出し装置
14 仕切壁(通路壁)
15 商品通路
20 拡幅部
21 商品払い出しドラム
22 回転軸(軸線)
23 駆動モータ(駆動源)
31 販売商品支持面(第1商品支持面)
32 次販商品支持面(第2商品支持面)
34 商品保持部材
34a 商品保持部材の前半部(第1突出部)
34b 商品保持部材の後半部(第2突出部)
35 ストッパ
37a 引っ張りばね(保持部材駆動手段、ばね)
42 侵入阻止部材
L1 商品保持部材の前半部の突出長(第1の突出長)
L2 商品保持部材の後半部の突出長(第2の突出長)
P1 待機位置
P2 払い出し位置
Q1 退避位置
Q2 突出位置
S1 販売商品
S2 次販商品
Claims (7)
- 横倒しで上下方向に積み重ねた状態で収納された複数の商品のうち、販売時に、最下位の販売商品を下方へ払い出す自動販売機の商品払い出し装置であって、
互いに所定間隔を存し対向するように配置された上下方向に延びる2つの通路壁によって画成された、前記複数の商品を収納するための上下方向に延びる商品通路と、
この商品通路の下端部に、前記2つの通路壁が互いに対向する方向と直交する方向に水平に延びる軸線を中心に回転自在に設けられ、当該軸線に沿って延びる商品払い出しドラムと、
前記販売商品を払い出すために、販売時に、前記商品払い出しドラムを、所定角度、回転駆動する駆動手段と、を備え、
前記商品払い出しドラムは、前記軸線よりも外側に配置されかつ前記軸線に向かって凹の円弧状に形成され、販売待機時に前記販売商品の下部を収容した状態で当該販売商品を下側から支持するとともに、販売時に当該商品払い出しドラムの回転に伴い、前記販売商品を前記2つの通路壁の一方の側に送り出す第1商品支持面と、この第1商品支持面に連なり、前記軸線に対して同心状に延び、販売時に、前記販売商品の直上に位置する次販商品を下側から支持する第2商品支持面とを有しており、
前記商品通路は、前記一方の通路壁の下端部に、前記販売商品の通過を許容するための拡幅部を有していることを特徴とする自動販売機の商品払い出し装置。 - 前記拡幅部に突出して臨む待機位置と、前記販売商品の通過を許容する払い出し位置との間で移動自在に構成され、販売時に、前記待機位置から前記払い出し位置に向かって移動し、前記第2商品支持面が前記次販商品を支持するまで、前記販売商品を保持する商品保持部材を、さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品払い出し装置。
- 前記商品保持部材は、前記軸線を中心として、前記商品払い出しドラムに対し相対的に回動自在に設けられており、
当該商品保持部材が前記払い出し位置に移動することによって前記販売商品が払い出されたときに、当該商品保持部材を前記払い出し位置から前記待機位置に駆動する保持部材駆動手段を、さらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機の商品払い出し装置。 - 前記商品保持部材は、前記販売商品の重さで押圧されることにより前記払い出し位置に向かって回動するように構成されており、
前記商品保持部材が前記払い出し位置に向かって、前記商品払い出しドラムに対し所定角度以上、回動するのを阻止するストッパをさらに備え、
前記保持部材駆動手段は、前記商品保持部材を前記待機位置に付勢するばねで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の自動販売機の商品払い出し装置。 - 前記商品保持部材は、前記軸線に沿って延び、前記拡幅部に第1の突出長で突出する第1突出部と、この第1突出部に隣接するとともに前記軸線に沿って延び、前記拡幅部に前記第1の突出長よりも短い第2の突出長で突出する第2突出部と、を有していることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の自動販売機の商品払い出し装置。
- 前記一方の通路壁に設けられ、前記拡幅部から退避する退避位置と、前記拡幅部に突出した突出位置との間で移動自在に構成され、販売時に、前記商品払い出しドラムの回転に応じて、前記退避位置から前記突出位置に移動することにより、前記次販商品の前記拡幅部への侵入を阻止する侵入阻止部材を、さらに備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の自動販売機の商品払い出し装置。
- 前記商品通路は、前記商品払い出しドラムをそれぞれ有する相互に隣接した2つの商品通路により構成されており、
前記駆動手段は、単一の駆動源と、販売時に、当該駆動源を、前記2つの商品通路の前記商品払い出しドラムのいずれか一方に選択的に切り替えて連結する連結切り替え手段と、を有していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の自動販売機の商品払い出し装置。
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