JP3619757B2 - クリップ回路及びそれを用いた画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力される信号を波形成形するためのクリップ回路及びそれを用いた画像処理装置に関するもので、特に、エッジ強調された映像信号をクリップするためのクリップ回路とそれを用いた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、再生された画像がコントラストの良い鮮明な画像となるように、被写体の輪郭をはっきりさせるため、2次の空間微分であるラプラシアン(エッジ成分)をその輪郭となる映像信号を出力する各画素の映像信号に加算することによって、画像のエッジ強調を行うラプラシアン処理が一般的に用いられている。このラプラシアン処理された映像信号の関係を、図8に示す。図8(a)に示すよう映像信号が入力されたとき、図8(b)のように、エッジ成分を表すエッジ信号が求められる。そして、図8(c)のように、このエッジ信号によるエッジ成分を映像信号に重畳させることによって、輪郭の強調された映像信号が生成され、再生画像の画質の鮮鋭度が向上し、コントラストのはっきりとした画像が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、映像信号にエッジ信号によるエッジ成分を重畳させることによって、エッジ部分のデータの変化量が急峻なものとなり、エッジの強調された画像が得られる。しかしながら、図8(c)で明らかなように、ラプラシアン処理が施されたとき、エッジ部分のデータを与える映像信号において、そのデータ量の低い側ではプリシュートが、又、そのデータ量の高い側ではオーバーシュートが生じる。よって、再生画像の輪郭部分にリンギングができ、再生画像が不自然な画像となってしまう。
【0004】
このような問題を鑑みて、本発明は、その画質の鮮鋭感を向上させるために入力される映像信号のリンギングの発生を防止するように、映像信号のクリップを行うクリップ回路及びそれを用いた画像処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、入力される映像信号からエッジ成分を検出するとともに該エッジ成分を表すエッジ信号を出力するエッジ検出回路と、前記映像信号の信号レベルであるデータ量に前記エッジ成分であるデータ量を加えて前記映像信号に前記エッジ信号を重畳させることでエッジ強調された映像信号を生成するエッジ強調回路と、を有する画像処理装置において、前記エッジ強調の対象とする画素位置の対象映像信号の変化可能なデータ量のクリップ範囲を設定する範囲設定回路と、前記エッジ強調回路より出力される前記対象映像信号のデータ量が、前記範囲設定回路で設定された前記クリップ範囲内にあるときは、エッジ強調されたデータ量を前記対象映像信号のデータ量とし、前記クリップ範囲の最大値となるデータ量より大きいときは、前記クリップ範囲の最大値となるデータ量を前記対象映像信号のデータ量とし、前記クリップ範囲の最小値となるデータ量より小さいときは、前記クリップ範囲の最小値となるデータ量を前記対象映像信号のデータ量とするクリップ回路と、を有し、前記範囲設定回路において、前記エッジ強調回路におけるエッジ強調が施される前の前記対象映像信号と、当該対象映像信号の画素位置を中心として同一方向で当該対象映像信号の画素位置と隣接する画素位置の2つの隣接映像信号と、が与えられるとともに、そのデータ量が比較され、前記第1隣接映像信号及び前記第2隣接映像信号のデータ量がともに前記対象映像信号のデータ量より大きいとき、又は、前記第1隣接映像信号及び前記第2隣接映像信号のデータ量がともに前記対象映像信号のデータ量より小さいとき、前記クリップ範囲の最大値及び最小値となるデータ量をともに前記対象信号のデータ量とし、又、前記対象映像信号のデータ量が前記第1隣接映像信号のデータ量より小さく、且つ、前記対象映像信号のデータ量が前記第2隣接映像信号のデータ量より大きいときに、前記第1隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値より大きいときは、前記第1隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とし、逆に、前記第1隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値以下となるときは、前記第対象映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とするとともに、前記第2隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が前記所定の閾値より大きいときは、前記第2隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とし、逆に、前記第2隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値以下となるときは、前記第対象映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とすることを特徴とする。
【0006】
このような画像処理装置において、クリップ回路に、例えば、エッジ強調処理された映像信号が入力されたとき、エッジ強調される前の原信号となる映像信号から、対象信号となる映像信号のクリップされる範囲が設定される。そして、例えば、対象信号より前に入力される隣接信号のデータ量が対象信号のデータ量から減算されて得たデータ量の差が第1閾値より大きくなったとき、この隣接信号のデータ量がクリップする対象信号のデータ量の範囲の最小値とされる。
【0007】
又、このとき、対象信号より後に入力される隣接信号のデータ量が対象信号のデータ量から減算されて得たデータ量の差が第2閾値より小さくなったとき、この隣接信号のデータ量がクリップする対象信号のデータ量の範囲の最大値とされる。このように設定された対象信号のデータ量の範囲内で、上述したように例えばエッジ強調されるなど信号処理が施された信号のデータ量をクリップする。
【0008】
又、このような画像処理装置において、エッジ強調される前の映像信号が範囲設定回路に与えられて、エッジ強調後の映像信号がクリップ回路でクリップされて補正されるように、映像信号の変化可能なデータ量の範囲が設定される。このとき、例えば、対象映像信号より前に入力された隣接映像信号のデータ量が対象映像信号のデータ量より大きいとき、この隣接映像信号のデータ量がデータ量の範囲の最大値と設定される。又、例えば、対象映像信号より後に入力された隣接映像信号のデータ量が対象映像信号のデータ量より小さいとき、この隣接映像信号のデータ量がデータ量の範囲の最小値と設定される。又、所定の閾値を設定することによって、映像信号に重畳される雑音成分を吸収することができる。更に、エッジ強調前の映像信号のデータ量を扱う方が適当である場合において、エッジ強調後の映像信号の置き換えを防ぐことができる。
【0009】
又、本発明の画像処理装置は、入力される映像信号からエッジ成分を検出するとともに該エッジ成分を表すエッジ信号を出力するエッジ検出回路と、前記映像信号の信号レベルであるデータ量に前記エッジ成分であるデータ量を加えて前記映像信号に前記エッジ信号を重畳させることでエッジ強調された映像信号を生成するエッジ強調回路と、を有する画像処理装置において、前記エッジ強調の対象とする画素位置の対象映像信号の変化可能なデータ量のクリップ範囲を設定する範囲設定回路と、前記エッジ強調回路より出力される前記対象映像信号のデータ量が、前記範囲設定回路で設定された前記クリップ範囲内にあるときは、エッジ強調されたデータ量を前記対象映像信号のデータ量とし、前記クリップ範囲の最大値となるデータ量より大きいときは、前記クリップ範囲の最大値となるデータ量を前記対象映像信号のデータ量とし、前記クリップ範囲の最小値となるデータ量より小さいときは、前記クリップ範囲の最小値となるデータ量を前記対象映像信号のデータ量とするクリップ回路と、を有し、範囲設定回路において、前記エッジ強調回路におけるエッジ強調が施される前の前記対象映像信号と、当該対象映像信号画素位置を中心とする直線上に存在するとともに前記対象映像信号の画素位置との距離がn(nは2以上の整数)画素以内となる画素位置における2n画素分の隣接映像信号と、が与えられ、前記2n画素分の隣接映像信号のうちその画素位置が前記対象映像信号の画素位置に対して同一側に配置されたn画素分の隣接映像信号を前記対象映像信号の画素位置に近いものから順に第1〜第n番目の第1隣接映像信号とし、前記対象映像信号の画素位置に対して前記第1隣接映像信号と逆側に配置された残りのn画素分の隣接映像信号を前記対象映像信号の画素位置に近いものから順に第1〜第n番目の第2隣接映像信号とし、第1番目の前記第1隣接映像信号及び第1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量がともに前記対象映像信号のデータ量より大きいとき、又は、第1番目の前記第1隣接映像信号及び第1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量がともに前記対象映像信号のデータ量より小さいとき、前記クリップ範囲の最大値及び最小値となるデータ量をともに前記対象信号のデータ量とし、又、前記対象映像信号のデータ量が前記第1隣接映像信号のデータ量より小さく、且つ、前記対象映像信号のデータ量が前記第2隣接映像信号のデータ量より大きいとき、第1番目の前記第1隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値以下となるときは、前記第対象映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とし、逆に、第1番目の前記第1隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値より大きいときは、第k−1番目(kは、2以上n以下の整数)の前記第1隣接映像信号のデータ量に前記所定の閾値を加えたデータ量以下となるデータ量の第k番目の前記第1隣接映像信号を確認すると、第k−1番目の前記第1隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とし、第1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が前記所定の閾値以下となるときは、前記第対象映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とし、又、逆に、第1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値より大きいときは、第k−1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量に前記所定の閾値を減じたデータ量以上となるデータ量の第k番目の前記第2隣接映像信号を確認すると、第k−1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とすることを特徴とする。
【0010】
このような画像処理装置において、クリップ回路に、例えば、エッジ強調処理された映像信号が入力されたとき、エッジ強調される前の原信号となる映像信号から、対象信号となる映像信号のクリップされる範囲が設定される。そして、例えば、対象信号より前に入力される隣接信号のデータ量が対象信号のデータ量から減算されて得たデータ量の差が第1閾値より大きくなったとき、この隣接信号よりも前に入力された信号のデータ量によってクリップする対象信号のデータ量の範囲の最小値が設定される。
このとき、隣接信号から順番に、それぞれ隣接する信号のデータ同士について対象信号に近い側の信号から対象信号に遠い側の信号を減算することによって得たデータ量の差と第1閾値を比較される。そして、第1閾値よりも小さくなるデータ量の差を得たとき、このデータ量の差を与える2つの信号のうち、対象信号に近い側の信号のデータ量が対象信号のデータ量の範囲の最小値とされる。
【0011】
又、対象信号より後に入力される隣接信号のデータ量が対象信号のデータ量から減算されて得たデータ量の差が第2閾値より小さくなったとき、この隣接信号よりも後に入力される信号のデータ量によってクリップする対象信号のデータ量の範囲の最大値が設定される。このとき、隣接信号から順番に、それぞれ隣接する信号のデータ同士について対象信号に近い側の信号から対象信号に遠い側の信号を減算することによって得たデータ量の差と第2閾値を比較される。
【0012】
そして、第2閾値よりも大きくなるデータ量の差を得たとき、このデータ量の差を与える2つの信号のうち、対象信号に近い側の信号のデータ量が対象信号のデータ量の範囲の最大値とされる。このように設定された対象信号のデータ量の範囲内で、上述したように例えばエッジ強調されるなど信号処理が施された信号のデータ量をクリップする。
【0018】
このような画像処理装置において、エッジ強調される前の映像信号が範囲設定回路に与えられて、エッジ強調後の映像信号がクリップ回路でクリップされて補正されるように、映像信号の変化可能なデータ量の範囲が設定される。このとき、例えば、対象映像信号より前に入力された隣接映像信号のデータ量が対象映像信号のデータ量より大きいとき、この隣接映像信号を含む対象映像信号よりも前に入力された映像信号のデータ量がデータ量の範囲の最大値と設定される。又、例えば、対象映像信号より後に入力された隣接映像信号のデータ量が対象映像信号のデータ量より小さいとき、この隣接映像信号を含む対象映像信号よりも後に入力された映像信号のデータ量がデータ量の範囲の最小値と設定される。
【0019】
又、比較する映像信号の数を所定数に限定するため、範囲設定回路の回路規模を、比較する映像信号の数に応じた回路規模に限定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
<画像処理装置の全体構成>
以下に、まず、本発明の画像処理装置の全体構成について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【0024】
図1の画像処理装置は、入力端子INより入力される映像信号よりエッジ成分を検出してエッジ信号を出力するエッジ検出回路1と、入力端子INより入力される映像信号にエッジ検出回路1で生成されたエッジ信号を重畳させる加算回路2と、現在入力されている映像信号を出力する画素の前後複数の画素の映像信号より映像信号の変化可能な範囲の最小値と最大値とを設定する範囲設定回路3と、範囲設定回路3より映像信号の変化可能な範囲の最小値と最大値とが与えられるクリップ回路4とを有する。
【0025】
このような構成の画像処理装置において、入力端子INより映像信号が入力されると、まず、エッジ検出回路1において、映像信号の2次微分を行うことによって、映像信号のエッジ成分を検出し、エッジ信号として出力する。このエッジ信号を生成するエッジ検出回路1の内部構成を図2に示す。
【0026】
図2に示すエッジ検出回路1は、入力端子INより映像信号が入力されるフリップフロップFF1と、フリップフロップFF1から出力される映像信号が入力されるフリップフロップFF2と、フリップフロップFF2から出力される映像信号に−1/4を乗算する乗算回路11と、フリップフロップFF1から出力される映像信号に1/2を乗算する乗算回路12と、入力端子INを介して入力される映像信号に−1/4を乗算する乗算回路13と、乗算回路11,12,13からの出力を加算する加算回路14と、加算回路14からの出力をα倍増幅するアンプ15とを有する。
【0027】
このように構成されるエッジ検出回路1は、隣接する画素より出力される映像信号G1,G2,G3がG1,G2,G3の順に、入力端子INに連続して入力されると、フリップフロップFF2に映像信号G1が、フリップフロップFF1に映像信号G2が格納される。そして、乗算回路11,12,13のそれぞれに、映像信号G1,G2,G3が入力される。今、映像信号G1,G2,G3のデータ量をそれぞれ、g1,g2,g3としたとき、乗算回路11,12,13より、−1/4×g1、1/2×g2、−1/4×g3となるデータ量が出力される。そして、これらのデータ量が加算回路14で加算された後、アンプ15でα倍増幅されるため、α×(−1/4×g1+1/2×g2−1/4×g3)となるデータ量が加算回路2に出力される。
【0028】
加算回路14から出力されるデータ量は、{(g2−g1)−(g3−g2)}/4と表すことができるので、映像信号G2の画素位置で2次微分されたデータ量とすることができる。よって、エッジ検出回路1では、映像信号G3が入力されたとき、映像信号G2における2次微分されて求められるエッジ成分が検出され、エッジ信号としてアンプ15より出力される。
【0029】
又、入力端子INより入力される映像信号は、範囲設定回路3に送出され、各画素位置の映像信号毎に、この映像信号の前後に隣接した複数の画素位置の映像信号と比較され、各画素位置の映像信号のデータ量の変化可能な範囲を設定する。このとき、上述したように、映像信号G3がエッジ検出回路1に入力されたとき、範囲設定回路3では、映像信号G2のデータ量の変化可能な範囲が設定され、この範囲の最小値gmi2及び最大値gma2が求められて、クリップ回路4に出力される。このように、エッジ検出回路2及び範囲設定回路3で処理される映像信号が同一のものとなるように、エッジ検出回路1内に遅延回路を設けるなどしてタイミング調整される。尚、この範囲設定回路3の詳細については、後述する。
【0030】
又、加算回路2では、入力端子INより入力される映像信号に、エッジ検出回路1で生成されたエッジ信号が加算される。このとき、上述したように、映像信号G3がエッジ検出回路1に入力されたとき、加算回路2に映像信号G2に対するエッジ成分が出力される。よって、加算回路2で映像信号G2にエッジ検出回路1で生成される映像信号G2に対するエッジ成分が加算されるように、加算回路2内に遅延回路を設けるなどしてタイミング調整される。このように加算回路2が動作することで、加算回路2で処理された映像信号G2のデータ量が、g2−α×(1/4×g1−1/2×g2+1/4×g3)となる。
【0031】
このように加算回路2でエッジ成分が加算されてエッジ強調処理が施された映像信号がクリップ回路4に入力されると、各映像信号のデータ量が、範囲設定回路3で設定された各映像信号のデータ量の変化可能な範囲内にあるか否かが、範囲設定回路3より送出される最小値及び最大値と比較されることによって、判断される。即ち、上述したように、加算回路2より映像信号G2のデータ量g2−α×(1/4×g1−1/2×g2+1/4×g3)(以下、g2a=g2−α×(1/4×g1−1/2×g2+1/4×g3)とする)が、クリップ回路4に入力されると、このデータ量が、範囲設定回路3より与えられる映像信号G2のデータ量の変化可能な範囲における最小値gmi2及び最大値gma2と比較される。
【0032】
そして、加算回路2より入力される映像信号G2のデータ量g2aが、g2a<gmi2のときは映像信号G2のデータ量をgmi2にクリップし、g2a>gma2のときは映像信号G2のデータ量をgma2にクリップする。又、映像信号G2のデータ量g2aが、gmi2≦g2a≦gma2のときは、このデータ量g2aを映像信号G2のデータ量とする。このように各映像信号のデータ量を範囲設定回路3より与えられる各映像信号のデータ量の変化可能な範囲に応じて設定するクリップ回路4の内部構成を、図3に示す。
【0033】
図3に示すクリップ回路4は、加算回路2より出力されるエッジ信号が加算された映像信号と範囲設定回路3より与えられる最大値とが入力される選択回路4aと、選択回路4aからの出力と範囲設定回路3より与えられる最小値とが入力される選択回路4bとから構成される。このように構成されるクリップ回路4において、選択回路4aでは入力される2つの信号のうちデータ量の小さいものが選択されるとともに、選択回路4bでは入力される2つの信号のうちデータ量の大きいものが選択される。尚、選択回路4a,4bにおいて入力される2つの信号データ量が等しいとき、選択回路4aでは加算回路2の出力が、選択回路4bでは選択回路4aの出力が、それぞれ選択される。
【0034】
即ち、上述したように、映像信号G2のデータ量g2aが加算回路2より出力されるとき、まず、選択回路4aにおいて、このデータ量g2aと最大値gma2が比較されて、小さい方のデータ量が映像信号G2のデータ量として選択回路4bに出力される。よって、g2a>gma2のときはデータ量gma2が、g2a≦gma2のときはデータ量g2aが、それぞれ選択されて映像信号G2のデータ量として出力される。この選択回路4aで加算回路2より出力される映像信号G2と映像信号G2のデータ量の変化可能な範囲の最大値が同時に処理されるように、選択回路4a内に遅延回路を設けるなどしてタイミング調整される。
【0035】
次に、選択回路4aで選択されたデータ量をg2bとしたとき、選択回路4bにおいて、このデータ量g2bと最小値gmi2が比較されて、大きい方のデータ量が映像信号G2のデータ量として出力端子OUTに出力される。よって、g2b<gmi2のときはデータ量gmi2が、g2b≧gmi2のときはデータ量g2bが、それぞれ選択されて映像信号G2のデータ量として出力端子OUTに出力される。この選択回路4bで選択回路4aより出力される映像信号G2と映像信号G2のデータ量の変化可能な範囲の最小値が同時に処理されるように、選択回路4b内に遅延回路を設けるなどしてタイミング調整される。
【0036】
以上説明した画像処理装置の内部構成は、以下で説明する各実施形態において共通である。よって、以下に説明する各実施形態では、それぞれの実施形態で異なる範囲設定回路について説明し、その他のブロックの説明については省略する。
【0037】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態の画像処理装置における範囲設定回路の動作を示すフローチャートである。
【0038】
今、データ量の変化可能な範囲が設定される映像信号を映像信号Gbとし、映像信号Gbの前に入力された映像信号を映像信号Ga、映像信号Gbの後に入力された映像信号を映像信号Gcとする。このとき、映像信号Gcが範囲設定回路3(図1)に入力されたとき、映像信号Gbのデータ量の変化可能な範囲が設定される。又、映像信号Ga,Gb,Gcそれぞれのデータ量を、ga、gb、gcとする。
【0039】
よって、入力端子IN(図1)を介して映像信号Gcが入力されると、まず、映像信号Ga,Gbのデータ量の差|ga−gb|が所定の閾値THと比較される(STEP1)。そして、データ量の差|ga−gb|が|ga−gb|≦THとなるとき、映像信号Gbのデータ量gbを、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として選択する(STEP2)。又、データ量の差|ga−gb|が|ga−gb|>THとなるとき、映像信号Gaのデータ量を、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として選択する(STEP3)。
【0040】
STEP1からSTEP2に移行すると、次に、映像信号Gb,Gcのデータ量の差|gb−gc|が所定の閾値THと比較される(STEP4)。そして、データ量の差|gb−gc|が|gb−gc|≦THとなるとき、映像信号Gbのデータ量gbを、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として選択する(STEP5)。このとき、最大値又は最小値の候補としてSTEP2及びSTEP5で選択されたデータ量がともに、映像信号Gbのデータ量gbであるため、このデータ量gbを最大値及び最小値として設定する。そして、STEP13に移行し、この設定された最大値及び最小値となるデータ量gbをクリップ回路4(図1)に出力する。
【0041】
又、STEP4で、データ量の差|gb−gc|が|gb−gc|>THとなるとき、映像信号Gcのデータ量gcを、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として選択する(STEP6)。よって、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として、データ量gbがSTEP2で、データ量gcがSTEP6で選択されると、このデータ量gb,gcのうちデータ量の大きいものを最大値とするとともに、データ量の小さいものを最小値とする(STEP12)。このように設定された最大値、最小値が、クリップ回路4(図1)に出力される(STEP13)。
【0042】
又、STEP1からSTEP3に移行すると、次に、映像信号Gb,Gcのデータ量の差|gb−gc|が所定の閾値THと比較される(STEP7)。そして、データ量の差|gb−gc|が|gb−gc|≦THとなるとき、映像信号Gbのデータ量gbを、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として選択する(STEP8)。よって、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として、データ量gaがSTEP3で、データ量gbがSTEP8で選択されると、このデータ量ga,gbのうちデータ量の大きいものを最大値とするとともに、データ量の小さいものを最小値とする(STEP12)。このように設定された最大値、最小値が、クリップ回路4(図1)に出力される(STEP13)。
【0043】
又、STEP7でデータ量の差|gb−gc|が|gb−gc|>THとなるとき映像信号Ga,Gb,Gcのデータ量ga,gb,gcが、ga<gb<gc又はgc<gb<gaとなる条件を満たすか否か判断される(STEP9)。このとき、データ量ga,gb,gcがこの条件を満たしたとき、映像信号Gcのデータ量gcを、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として選択する(STEP10)。よって、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の候補として、データ量gaがSTEP3で、データ量gcがSTEP10で選択されると、このデータ量ga,gcのうちデータ量の大きいものを最大値とするとともに、データ量の小さいものを最小値とする(STEP12)。このように設定された最大値、最小値が、クリップ回路4(図1)に出力される(STEP13)。
【0044】
又、STEP9において、データ量ga,gb,gcが上述の条件を満たさなかったとき、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値及び最小値をともにデータ量gbとする(STEP11)。このように設定された最大値、最小値が、クリップ回路4(図1)に出力される(STEP13)。
【0045】
範囲設定回路3が、このような動作を行うことによって設定された最大値及び最小値がクリップ回路4に与えられると、この最大値及び最小値に基づいて、映像信号Gbのデータ量が決定される。又、STEP1、STEP4、STEP7において、各映像信号の差を閾値THと比較することによって、そのレベルが閾値TH以内の映像信号に重畳する雑音成分が吸収されるため、このような雑音成分の範囲設定回路3における影響が低減される。
【0046】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態の画像処理装置における範囲設定回路の内部構成を示すブロック図である。
【0047】
図5に示す範囲設定回路3は、映像信号が格納されるフリップフロップFFa,FFb,FFc,FFd,FFe,FFfと、隣接する映像信号の差を求める減算回路31a,31b,31c,31d,31e,31fと、減算回路31a,31b,31c,31d,31e,31fから出力される映像信号の差と閾値±THとを比較するコンパレータ32a,32b,32c,32d,32e,32fと、データ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の設定を行うデコーダ33とから構成される。
【0048】
このような構成の範囲設定回路3は、入力端子INより入力される映像信号がフリップフロップFFa及び減算回路31a及びデコーダ33に送出される。又、フリップフロップFFaから出力される映像信号がフリップフロップFFb及び減算回路31a,31b及びデコーダ33に、フリップフロップFFbから出力される映像信号がフリップフロップFFc及び減算回路31b,31c及びデコーダ33に、フリップフロップFFcから出力される映像信号がフリップフロップFFd及び減算回路31c,31d及びデコーダ33に、フリップフロップFFdから出力される映像信号がフリップフロップFFe及び減算回路31d,31e及びデコーダ33に、フリップフロップFFeから出力される映像信号がフリップフロップFFf及び減算回路31e,31f及びデコーダ33に、それぞれ送出される。又、フリップフロップFFfから出力される映像信号が減算回路31f及びデコーダ33に送出される。
【0049】
減算回路31aでは、入力端子INを介して入力される映像信号からフリップフロップFFaから出力される映像信号が減算される。又、減算回路31bでは、フリップフロップFFaから出力される映像信号からフリップフロップFFbから出力される映像信号が減算される。又、減算回路31cでは、フリップフロップFFbから出力される映像信号からフリップフロップFFcから出力される映像信号が減算される。又、減算回路31dでは、フリップフロップFFdから出力される映像信号からフリップフロップFFcから出力される映像信号が減算される。又、減算回路31eでは、フリップフロップFFeから出力される映像信号からフリップフロップFFdから出力される映像信号が減算される。又、減算回路31fでは、フリップフロップFFfから出力される映像信号からフリップフロップFFeから出力される映像信号が減算される。
【0050】
そして、減算回路31a〜31fの減算結果が、それぞれコンパレータ32a〜32fに与えられて閾値±THと比較される。そして、コンパレータ32a〜32fはそれぞれ、減算回路31a〜31fの減算結果が+THより大きくなるとき“正”であることを示す符号を、減算回路31a〜31fの減算結果が−THより小さくなるとき“負”であることを示す符号を、減算回路31a〜31fの減算結果が−TH以上+TH以下となるとき“0”であることを示す符号を、デコーダ33に出力する。
【0051】
そして、デコーダ33では、演算回路32a〜32fから送出される符号に基づいて、入力端子IN及びフリップフロップFFa〜FFfより送出される7つの映像信号のデータ量より、最大値となるデータ量及び最小値となるデータ量を選択し、クリップ回路4(図1)に送出する。
【0052】
このような構成の範囲設定回路3の動作について、以下に説明する。今、映像信号Gc2,Gb2,Ga2,Gx,Ga1,Gb1,Gc1が、Gc1,Gb1,Ga1,Gx,Ga2,Gb2,Gc2の順に入力されるとともに、映像信号Gxのデータ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の設定が行われるものとする。又、映像信号Gc2,Gb2,Ga2,Gx,Ga1,Gb1,Gc1それぞれのデータ量を、gc2,gb2,ga2,gx,ga1,gb1,gc1とする。
【0053】
映像信号がGc1,Gb1,Ga1,Gx,Ga2,Gb2,Gc2の順に入力されると、フリップフロップFFa,FFb,FFc,FFd,FFe,FFfのそれぞれに、映像信号Gb2,Ga2,Gx,Ga1,Gb1,Gc1のデータ量gb2,ga2,gx,ga1,gb1,gc1が格納される。そして、入力端子INを介して映像信号Gc2が入力されると、フリップフロップFFa,FFb,FFc,FFd,FFe,FFfから映像信号Gb2,Ga2,Gx,Ga1,Gb1,Gc1が出力されるとともに、フリップフロップFFa,FFb,FFc,FFd,FFe,FFfに映像信号Gc2,Gb2,Ga2,Gx,Ga1,Gb1が入力される。
【0054】
このとき、減算回路31a,31b,31c,31d,31e,31fのそれぞれにおいて減算処理が行われ、それぞれ、(gc2−gb2)、(gb2−ga2)、(ga2−gx)、(ga1−gx)、(gb1−ga1)、(gc1−gb1)となる減算結果をコンパレータ32a,32b,32c,32d,32e,32fに出力する。そして、コンパレータ32a,32b,32c,32d,32e,32fでは、それぞれ、(gc2−gb2)、(gb2−ga2)、(ga2−gx)、(ga1−gx)、(gb1−ga1)、(gc1−gb1)となる減算結果を閾値±THと比較し、その結果を符号da,db,dc,dd,de,dfとしてデコーダ33に出力する。この符号da,db,dc,dd,de,dfは、上述した“正”、“負”、“0”の3つの状態を表す符号である。尚、以下、“正”、“負”、“0”を、“+”、“−”、“0”とする。
【0055】
1.(dc,dd)=(+,+)、(dc,dd)=(−,−)、(dc,dd)=(0,0)のとき
符号dc,ddがともに“+”、“−”、又は“0”となるとき、他の符号da,db,de,dfの値に関わらず、デコーダ33において、映像信号Gxのデータ量gxが最大値及び最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0056】
2.(dc,dd)=(0,+)のとき
符号dcが“0”となるとともに符号ddが“+”となるとき、符号da,dbの値に関わらず、デコーダ33において映像信号Gxのデータ量gxが最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。又、デコーダ33より出力される最大値は、(a)de=0,−のとき、(b)(de,df)=(+,0),(+,−)のとき、(c)(de,df)=(+,+)のときのそれぞれによって、以下のように、異なるデータ量が選択される。
【0057】
(a)de=0,−のとき
符号dfの値に関わらず、映像信号Ga1のデータ量ga1が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(b)(de,df)=(+,0),(+,−)のとき
映像信号Gb1のデータ量gb1が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(c)(de,df)=(+,+)のとき
映像信号Gc1のデータ量gc1が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0058】
3.(dc,dd)=(0,−)のとき
符号dcが“0”となるとともに符号ddが“−”となるとき、符号da,dbの値に関わらず、デコーダ33において映像信号Gxのデータ量gxが最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。又、デコーダ33より出力される最小値は、(a)de=0,+のとき、(b)(de,df)=(−,0),(−,+)のとき、(c)(de,df)=(−,−)のときのそれぞれによって、以下のように、異なるデータ量が選択される。
【0059】
(a)de=0,+のとき
符号dfの値に関わらず、映像信号Ga1のデータ量ga1が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(b)(de,df)=(−,0),(−,+)のとき
映像信号Gb1のデータ量gb1が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(c)(de,df)=(−,−)のとき
映像信号Gc1のデータ量gc1が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0060】
4.(dc,dd)=(+,0)のとき
符号dcが“+”となるとともに符号ddが“0”となるとき、符号de,dfの値に関わらず、デコーダ33において映像信号Gxのデータ量gxが最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。又、デコーダ33より出力される最大値は、(a)db=0,−のとき、(b)(da,db)=(0,+),(−,+)のとき、(c)(da,db)=(+,+)のときのそれぞれによって、以下のように、異なるデータ量が選択される。
【0061】
(a)db=0,−のとき
符号daの値に関わらず、映像信号Ga2のデータ量ga2が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(b)(da,db)=(0,+),(−,+)のとき
映像信号Gb2のデータ量gb2が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(c)(da,db)=(+,+)のとき
映像信号Gc2のデータ量gc2が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0062】
5.(dc,dd)=(−,0)のとき
符号dcが“−”となるとともに符号ddが“0”となるとき、符号de,dfの値に関わらず、デコーダ33において映像信号Gxのデータ量gxが最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。又、デコーダ33より出力される最小値は、(a)db=0,+のとき、(b)(da,db)=(0,−),(+,−)のとき、(c)(da,db)=(−,−)のときのそれぞれによって、以下のように、異なるデータ量が選択される。
【0063】
(a)db=0,+のとき
符号daの値に関わらず、映像信号Ga2のデータ量ga2が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(b)(da,db)=(0,−),(+,−)のとき
映像信号Gb2のデータ量gb2が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(c)(da,db)=(−,−)のとき
映像信号Gc2のデータ量gc2が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0064】
6.(dc,dd)=(−,+)のとき
まず、デコーダ33より出力される最小値が、(a)db=0,+のとき、(b)(da,db)=(0,−),(+,−)のとき、(c)(da,db)=(−,−)のときのそれぞれによって、以下のように、異なるデータ量が選択される。
【0065】
(a)db=0,+のとき
符号daの値に関わらず、映像信号Ga2のデータ量ga2が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(b)(da,db)=(0,−),(+,−)のとき
映像信号Gb2のデータ量gb2が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(c)(da,db)=(−,−)のとき
映像信号Gc2のデータ量gc2が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0066】
又、デコーダ33より出力される最大値が、(a)de=0,−のとき、(b)(de,df)=(+,0),(+,−)のとき、(c)(de,df)=(+,+)のときのそれぞれによって、以下のように、異なるデータ量が選択される。
【0067】
(a)de=0,−のとき
符号dfの値に関わらず、映像信号Ga1のデータ量ga1が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(b)(de,df)=(+,0),(+,−)のとき
映像信号Gb1のデータ量gb1が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(c)(de,df)=(+,+)のとき
映像信号Gc1のデータ量gc1が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0068】
7.(dc,dd)=(+,−)のとき
まず、デコーダ33より出力される最小値が、(a)de=0,+のとき、(b)(de,df)=(−,0),(−,+)のとき、(c)(de,df)=(−,−)のときのそれぞれによって、以下のように、異なるデータ量が選択される。
【0069】
(a)de=0,+のとき
符号dfの値に関わらず、映像信号Ga1のデータ量ga1が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(b)(de,df)=(−,0),(−,+)のとき
映像信号Gb1のデータ量gb1が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(c)(de,df)=(−,−)のとき
映像信号Gc1のデータ量gc1が最小値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0070】
又、デコーダ33より出力される最大値が、(a)db=0,−のとき、(b)(da,db)=(0,+),(−,+)のとき、(c)(da,db)=(+,+)のときのそれぞれによって、以下のように、異なるデータ量が選択される。
【0071】
(a)db=0,−のとき
符号daの値に関わらず、映像信号Ga2のデータ量ga2が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(b)(da,db)=(0,+),(−,+)のとき
映像信号Gb2のデータ量gb2が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
(c)(da,db)=(+,+)のとき
映像信号Gc2のデータ量gc2が最大値として選択され、クリップ回路4に出力される。
【0072】
このように動作する範囲設定回路3の動作例を、図6のように変化した映像信号Gc2,Gb2,Ga2,Gx,Ga1,Gb1,Gc1に基づいて説明する。尚、図6の映像信号は、Gc1,Gb1,Ga1,Gx,Ga2,Gb2,Gc2の順に入力され、又、今、映像信号Gxのデータ量の変化可能な範囲を決定する最大値又は最小値の設定が行われるものとする。
【0073】
上述したように、フリップフロップFFa〜FFf及び入力端子INより映像信号Gc2,Gb2,Ga2,Gx,Ga1,Gb1,Gc1が出力されると、減算回路31a〜31fで減算処理が行われ、(gc2−gb2)、(gb2−ga2)、(ga2−gx)、(ga1−gx)、(gb1−ga1)、(gc1−gb1)となる減算結果をコンパレータ32a,32b,32c,32d,32e,32fに出力する。このとき、図6のように、映像信号のデータ量の関係が、(gc2−gb2)<−TH、(gb2−ga2)<−TH、(ga2−gx)<−TH、(ga1−gx)>TH、−TH≦(gb1−ga1)≦TH、−TH≦(gc1−gb1)≦THとなるものとする。
【0074】
このとき、コンパレータ32a〜32fより出力される符号da,db,dc,dd,de,dfが、(da,db,dc,dd,de,df)=(−,−,−,+,0,0)となる。よって、デコーダ33に、このような値の符号da〜dfが与えられるため、映像信号Gc2のデータ量gc2が最小値として、又、映像信号Ga1のデータ量ga1が最大値として、それぞれ選択されて、クリップ回路4に出力される。
【0075】
尚、本実施形態において、クリップ回路4でデータ量が補正される映像信号の前後それぞれ3つの映像信号との関係によって、補正される映像信号のデータ量の最大値及び最小値が範囲設定回路3で設定されるものとしたが、参照される映像信号は前後3つに限定されるものではない。又、範囲設定回路3の構成についても、図5の構成に限定されるものでなく、本実施形態と同様の動作を行うものであれば構わない。
【0076】
上述した第1及び第2の実施形態の画像処理装置のように、範囲設定回路3が動作することによって、図7(a)のような映像信号が入力されたとき、まず、エッジ検出回路1で図7(a)の映像信号を2次微分することで、図7(b)のようなエッジ信号が生成される。図7(a)の映像信号と図7(b)のエッジ信号が、加算回路2で加算されて、図7(a)の映像信号のエッジ部分にオーバーシュートやプリシュートが発生したトランジェスト特性を有する図7(c)のような映像信号が生成される。
【0077】
そして、この図7(c)の映像信号がクリップ回路4で、範囲設定回路3で設定された範囲内にクリップされるため、図7(d)のようなエッジ強調されるとともにトランジェスト特性が改善された映像信号が出力される。
【0078】
【発明の効果】
本発明によると、クリップ回路でクリップされる対象となる信号のクリップされるデータ量の範囲が、対象信号に近接した信号から順に比較することによって得られるデータ量に基づいて設定される。故に、例えば、クリップ回路でクリップされる信号を映像信号とし、2次微分されて得られたエッジ信号が重畳されてエッジ強調された映像信号がクリップされるとき、エッジ強調されて発生するオーバーシュートやアンダーシュートを除去することができる。よって、このような動作を行うクリップ回路が備えられる画像処理装置によって処理された映像信号は、トランジェスト特性が改善されるとともにエッジ強調された映像信号となる。又、このようにして得られる映像信号が再生された画像が、リンギングの抑制された画像となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の内部構成を示すブロック図。
【図2】エッジ検出回路の内部構成を示すブロック図。
【図3】クリップ回路の内部構成を示すブロック図。
【図4】第1の実施形態の画像処理装置における範囲設定回路の動作を示すフローチャート。
【図5】第2の実施形態の画像処理装置における範囲設定回路の内部構成を示すブロック図。
【図6】画像処理装置に入力される映像信号の一例。
【図7】本発明の画像処理装置の動作を示すための各信号のタイムチャート。
【図8】従来の画像処理装置の動作を示すための各信号のタイムチャート。
【符号の説明】
1 エッジ検出回路
2 加算回路
3 範囲設定回路
4 クリップ回路
FF1,FF2,FFa〜FFf フリップフロップ
11〜13 乗算回路
14 加算回路
15 アンプ
4a,4b 選択回路
31a〜31f 減算回路
32a〜32f コンパレータ
33 デコーダ
Claims (5)
- 入力される映像信号からエッジ成分を検出するとともに該エッジ成分を表すエッジ信号を出力するエッジ検出回路と、前記映像信号の信号レベルであるデータ量に前記エッジ成分を加えて前記映像信号に前記エッジ信号を重畳させることでエッジ強調された映像信号を生成するエッジ強調回路と、を有する画像処理装置において、
前記エッジ強調の対象とする画素位置の対象映像信号の変化可能なデータ量のクリップ範囲を設定する範囲設定回路と、
前記エッジ強調回路より出力される前記対象映像信号のデータ量が、前記範囲設定回路で設定された前記クリップ範囲内にあるときは、エッジ強調されたデータ量を前記対象映像信号のデータ量とし、前記クリップ範囲の最大値となるデータ量より大きいときは、前記クリップ範囲の最大値となるデータ量を前記対象映像信号のデータ量とし、前記クリップ範囲の最小値となるデータ量より小さいときは、前記クリップ範囲の最小値となるデータ量を前記対象映像信号のデータ量とするクリップ回路と、
を有し、
前記範囲設定回路において、
前記エッジ強調回路におけるエッジ強調が施される前の前記対象映像信号と、当該対象映像信号の画素位置を中心として同一方向で当該対象映像信号の画素位置と隣接する画素位置の2つの隣接映像信号と、が与えられるとともに、そのデータ量が比較され、
前記第1隣接映像信号及び前記第2隣接映像信号のデータ量がともに前記対象映像信号のデータ量より大きいとき、又は、前記第1隣接映像信号及び前記第2隣接映像信号のデータ量がともに前記対象映像信号のデータ量より小さいとき、前記クリップ範囲の最大値及び最小値となるデータ量をともに前記対象信号のデータ量とし、
又、前記対象映像信号のデータ量が前記第1隣接映像信号のデータ量より小さく、且つ、前記対象映像信号のデータ量が前記第2隣接映像信号のデータ量より大きいときに、
前記第1隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値より大きいときは、前記第1隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とし、逆に、前記第1隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値以下となるときは、前記第対象映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とするとともに、
前記第2隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が前記所定の閾値より大きいときは、前記第2隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とし、逆に、前記第2隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値以下となるときは、前記第対象映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とすることを特徴とする画像処理装置。 - 入力される映像信号からエッジ成分を検出するとともに該エッジ成分を表すエッジ信号を出力するエッジ検出回路と、前記映像信号の信号レベルであるデータ量に前記エッジ成分を加えて前記映像信号に前記エッジ信号を重畳させることでエッジ強調された映像信号を生成するエッジ強調回路と、を有する画像処理装置において、
前記エッジ強調の対象とする画素位置の対象映像信号の変化可能なデータ量のクリップ範囲を設定する範囲設定回路と、
前記エッジ強調回路より出力される前記対象映像信号のデータ量が、前記範囲設定回路で設定された前記クリップ範囲内にあるときは、エッジ強調されたデータ量を前記対象映像信号のデータ量とし、前記クリップ範囲の最大値となるデータ量より大きいときは、前記クリップ範囲の最大値となるデータ量を前記対象映像信号のデータ量とし、前記クリップ範囲の最小値となるデータ量より小さいときは、前記クリップ範囲の最小値となるデータ量を前記対象映像信号のデータ量とするクリップ回路と、
を有し、
前記範囲設定回路において、
前記エッジ強調回路におけるエッジ強調が施される前の前記対象映像信号と、当該対象映像信号画素位置を中心とする直線上に存在するとともに前記対象映像信号の画素位置と の距離がn(nは2以上の整数)画素以内となる画素位置における2n画素分の隣接映像信号と、が与えられ、
前記2n画素分の隣接映像信号のうちその画素位置が前記対象映像信号の画素位置に対して同一側に配置されたn画素分の隣接映像信号を前記対象映像信号の画素位置に近いものから順に第1〜第n番目の第1隣接映像信号とし、前記対象映像信号の画素位置に対して前記第1隣接映像信号と逆側に配置された残りのn画素分の隣接映像信号を前記対象映像信号の画素位置に近いものから順に第1〜第n番目の第2隣接映像信号とし、
第1番目の前記第1隣接映像信号及び第1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量がともに前記対象映像信号のデータ量より大きいとき、又は、第1番目の前記第1隣接映像信号及び第1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量がともに前記対象映像信号のデータ量より小さいとき、前記クリップ範囲の最大値及び最小値となるデータ量をともに前記対象信号のデータ量とし、
又、前記対象映像信号のデータ量が前記第1隣接映像信号のデータ量より小さく、且つ、前記対象映像信号のデータ量が前記第2隣接映像信号のデータ量より大きいとき、
第1番目の前記第1隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値以下となるときは、前記第対象映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とし、逆に、第1番目の前記第1隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値より大きいときは、第k−1番目(kは、2以上n以下の整数)の前記第1隣接映像信号のデータ量に前記所定の閾値を加えたデータ量以下となるデータ量の第k番目の前記第1隣接映像信号を確認すると、第k−1番目の前記第1隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とし、
第1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が前記所定の閾値以下となるときは、前記第対象映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とし、又、逆に、第1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量と前記対象映像信号のデータ量との差が所定の閾値より大きいときは、第k−1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量に前記所定の閾値を減じたデータ量以上となるデータ量の第k番目の前記第2隣接映像信号を確認すると、第k−1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とすることを特徴とする画像処理装置。 - 前記範囲設定回路において、
前記対象映像信号のデータ量が前記第1隣接映像信号のデータ量より小さく、且つ、前記対象映像信号のデータ量が前記第2隣接映像信号のデータ量より大きいとき、
第k−1番目の前記第1隣接映像信号のデータ量に前記所定の閾値を加えたデータ量以下となるデータ量の第k番目の前記第1隣接映像信号が確認されなかったとき、第n番目の前記第1隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最大値とし、
又、第k−1番目の前記第2隣接映像信号のデータ量に前記所定の閾値を減じたデータ量以上となるデータ量の第k番目の前記第2隣接映像信号が確認されなかったとき、第n番目の前記第2隣接映像信号のデータ量を前記クリップ範囲の最小値とすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記判定設定回路が、
前記映像信号を1画素毎に遅延させて格納するとともに、前記対象映像信号が中心となるように2n画素分の前記隣接映像信号及び前記対象映像信号をその画素位置順に格納する第1〜第2n+1遅延部と、
前記第x(xは、2以上n+1以下の整数)遅延部に格納された前記映像信号のデータ量から前記第x−1遅延部に格納された前記映像信号のデータ量を減算するとともにその減算結果と前記所定の閾値とを比較する第1〜第n減算部と、
前記第y−1(yは、n+2以上2n+1以下の整数)遅延部に格納された前記映像信号のデータ量から前記第y遅延部に格納された前記映像信号のデータ量を減算するとともにその減算結果と前記所定の閾値とを比較する第n+1〜第2n減算部と、
前記第1〜第2n減算部からの出力に基づいて、前記第1〜第2n+1遅延部に格納された前記映像信号のデータ量から前記クリップ範囲の最大値及び最小値となるデータ量を 選択して出力するデコーダと、
を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記第1〜第2n減算部が、前記減算結果の絶対値が前記所定の閾値以下となるときは第1符号を出力し、前記減算結果の絶対値が前記所定の閾値より大きく且つ正の値となるときは第2符号を出力し、前記減算結果の絶対値が前記所定の閾値より大きく且つ負の値となるときは第3符号を出力することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
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