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JP3605582B2 - 外部式濾過装置 - Google Patents

外部式濾過装置 Download PDF

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JP3605582B2
JP3605582B2 JP2001238815A JP2001238815A JP3605582B2 JP 3605582 B2 JP3605582 B2 JP 3605582B2 JP 2001238815 A JP2001238815 A JP 2001238815A JP 2001238815 A JP2001238815 A JP 2001238815A JP 3605582 B2 JP3605582 B2 JP 3605582B2
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    • C02F1/44Treatment of water, waste water, or sewage by dialysis, osmosis or reverse osmosis
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金魚、熱帯魚、海水魚等の飼育用水槽の外部に設けられる濾過本体を備え、水槽内の水を循環濾過するようにした、外部式濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、水槽内で金魚、熱帯魚等の観賞魚を飼育、育成するために、水槽内の水を濾過して浄化する濾過装置として、その濾過本体を水槽の壁面に外掛けして支持し、この濾過本体に連結される水ポンプにより、水槽内の水を、その濾過本体内を強制循環させて、濾過後の水を水槽内に還流させるようにした、外部式濾過装置は公知である(たとえば、米国特許第4,512,885号明細書参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような外部式濾過装置は、その主要部分である濾過本体を、水槽の外部に設けることができるため、この濾過装置が水槽内の有効容積を減ずることがない上に、水槽内の景観を悪くすることがなく、しかも、濾過装置の部品交換、清掃などのメンテナンスが容易であることなどの利点があることから、広く一般に利用されている。
【0004】
ところが、従来の外部式濾過装置では、水ポンプにより吸い上げられた水槽内の水が、その水ポンプにより加圧されて濾過本体内に送られ、その水の総量を濾過エレメントを通過させて濾過させるようにしている。
【0005】
ところが、かかる従来の濾過装置では、水ポンプからの加圧水がそのまま濾過エレメントを通過して濾過されるため、その水が濾過エレメントをその全域にわたり均等に流れにくく(水が濾過面に対して部分的に流れる)、これが濾過能率の低下を招き、さらに濾過エレメントの部分的な目詰まりの原因になるという不具合があり、かかる不具合は濾過エレメントの濾過面積が大きくなるほど大きくなる傾向がある。
【0006】
また、水ポンプからの加圧水の総量が、濾過エレメントを通過するため、そこを流れる水の流速が速くなり過ぎて、該濾過エレメントでの、水の浄化に必要な好気性微生物の繁殖には不適であり、前記不具合と問題と相俟って濾過能率の一層の低下を招き、該濾過エレメントの交換やメンテナンス頻度を早めてしまうという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、サイホン作用に基づく濾過ケース内の減圧により、濾過エレメントには、水の吸引作用により水を通過させて濾過することにより、その水を濾過エレメントの全域にわたり均等に流通させるようにして、その濾過能率を大幅に向上させ、しかも濾過エレメントの部分的な目詰まりを防止して、濾過装置のメンテナンス頻度を従来のものよりも大幅に減らすことができるようにした上で、更に新規な外部式濾過装置を提供すること濾過エレメントに水の浄化に必要な好気性微生物の繁殖を促し、該濾過エレメントでの水の濾過作用と、好気性微生物による水の有機的浄化作用とで、水の濾過、浄化能率を一層向上できるようにした、新規な外部式濾過装置を提供することを的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のため、本請求項1記載の発明は、水槽の外部に設けられる濾過本体と、水槽内の貯留水を該濾過本体内に吸い上げる水ポンプとよりなり、前記濾過本体は、前記水ポンプからの吸い上げた水を貯水し、その貯水を、未濾過のまま水槽内に戻す第1の流れと、サイホン作用による濾過室の減圧により濾過エレメントを通して濾過したのち、水槽内に戻す第2の流れとに分流したことを特徴としており、かかる特徴によれば、サイホン作用に基づく濾過ケース内の減圧により、濾過エレメントには、水の吸引作用により水を通過させて濾過することにより、その水を濾過エレメントの全域にわたり均等に流通させるようにして、その濾過能率を大幅に向上させ、しかも濾過エレメントの部分的な目詰まりを防止して、濾過装置のメンテナンス頻度を従来のものよりも大幅に減らすことができる。また特に前記貯水を、未濾過のまま水槽内に戻す第1の流れと、サイホン作用による濾過室の減圧により濾過エレメントを通して濾過したのち、水槽内に戻す第2の流れとに分流したことにより、濾過エレメントには、その全域にわたり、未濾過の水を流速を抑えながら流通させることができ、しかも、サイホン作用により吸引される水を濾過エレメントを通過させて吸引濾過することができ、その結果、該水の濾過能率を大幅に高めることができる上に、濾過エレメントでの好気性微生物の繁殖を促進して、水の濾過、浄化能率を大幅に向上することができる。
【0009】
さらに前記目的達成のため、本請求項記載の発明は、前記濾過本体は濾過ケースを備え、該濾過ケース内には、前記水ポンプからの吸い上げた水を貯水する貯水室と、該貯水室からオーバフローした水を受け入れると共に、その受入水のうち、その一部をオーバフローさせて未濾過のまま水槽内に戻すと共に残余の水を濾過エレメントを通して濾過する濾過室と、濾過された残余の水をサイホン作用により、吸入して水槽内に落下放水する放出管とが設けられていることを特徴としており、かかる特徴によれば、前記請求項1の発明と同じ効果を奏する上に、濾過本体の構造の簡素化と、コンパクト化が可能になる。
【0010】
さらにまた、前記目的達成のため、本請求項記載の発明は、前記濾過ケース内には、そこに受入れられた水を浄化するための活性炭などの浄化剤が設けられることを特徴としており、かかる特徴によれば、前記請求項1又は2の発明と同じ効果を奏する上に、浄化剤による水の浄化を併用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 まず、図1〜8を参照して、本発明の第1実施例について説明する。
【0012】
図1は、濾過装置を水槽にセットした場合の斜視図、図2は、濾過装置の分解斜視図、図3は、図1の3線矢視の濾過装置の正面図、図4は、図3の4線矢視の濾過装置の平面図、図5は、図4の5−5線に沿う断面図、図6は、図3の6−6線に沿う断面図、図7は、図3の7−7線に沿う断面図、図8は、図3の8−8線に沿う断面図である。
【0013】
図1,2に示すように、本実施例にかかる外部式濾過装置は、水槽Vに外掛けして使用される型式のものでりあり、水槽Vの壁面の外掛けされる濾過本体Fと、水槽V内の水を濾過本体F内に循環させる水ポンプPとより構成される。
【0014】
濾過本体Fは、濾過ケース1と、その濾過ケース1に抜差可能に装着される、濾過エレメントユニット2および放水管3とを備えており、濾過ケース1は透明の硬質合成樹脂材により形成されている。濾過ケース1は、上面に出入口5を開口した扁平な箱状に形成されており、その前面には、その全幅にわたって下向きのフック状をなす引掛け部6が一体に形成され、この引掛け部6は、図1に示すように、水槽Vの上縁部に着脱可能に外掛けできるようになっている。図4,5に示すように、濾過ケース1内には、その左右幅方向の一側(図4,5右側)に偏らせて、該濾過ケース1内を左右に仕切る、上下方向の仕切壁7が固定されており、この仕切壁7により、濾過ケース1の幅方向の一側に、角筒状の貯水室8が形成されると共にその他側に、前記貯水室8よりも容積の大きい濾過室10が形成されている。そして、前記仕切壁7の上部には、流入口9が開口され、貯水室8内の貯留水は、この流入口9を通過して濾過室10へと流入できるようになっている。
【0015】
図1〜4に示すように、前記貯水室8内の上部には、後述する水ポンプPの送水管30の出口31が臨んでおり、水ポンプPにより吸い上げられた水槽V内の未浄化の水を貯水室8内に貯水することができる。
【0016】
また、図2に明瞭に示すように、前記濾過室10内には、その上部開口から、濾過エレメントユニット2および放水管3を互いに並列して各別に抜差自在に装着できるようになっている。また、濾過ケース1の濾過室10の前面には、放水管3の一方の側壁(仕切壁)3aと前記仕切壁7間に、スカート状の流水壁12が一体に形成されている。この流水壁12は、図7に示すように、その縦断面が外方に向かって凸の湾曲状をなしており、この流水壁12の上縁には、略水平なオーバフロー壁13が形成され、濾過室10内を溢れた水は、このオーバフロー壁13を超え、流水壁12に沿って流下し、水槽V内に戻されるようになっている。
【0017】
濾過室10に抜差自在に装着される、前記濾過エレメントユニット2は、前後方向に扁平に形成されていて、縦断面が下方に向かって漸次先細りのU字状をなす濾過エレメント15と、この濾過エレメント15の開口上面に固定される天板16とよりなり、この天板16には、濾過エレメント15内に連通する入口17が開口されており、また、天板16の後縁には、ガイド壁16aが一体に起立されている。前記エレメントユニット2は、そのガイド壁16aを把持して前記濾過室10内にその開口上面より抜差可能に装着できる。そして、この濾過エレメントユニット2の濾過エレメント15は、多孔質の合成樹脂製の濾過板をU字状に屈曲形成して構成されており、濾過室10内をその内側の未浄化室18と、その外側の浄化室19とに区画している(図7参照)。また濾過エレメントユニット2の抜差操作が容易になるように、濾過ケース1の後壁の上部中央に凹部20が形成され、ガイド壁16aが撮み易いようになっている(図1,2参照)。
【0018】
また、濾過ケース1の左右方向の一側(図1,2左側)に、抜差自在に装着される放水管3は、下方に向かって漸次先細りの角筒状に形成されており、そのエレメントユニット2に隣接する側壁3aは、濾過室10と、この放水管3とを水密状に離隔する仕切壁を形成している。また、放水管3の前記側壁(仕切壁)3aの下部には、入口22が開口され、この入口22を通して放水管3内は前記浄化室19に連通される。放水管3は、その上部に、濾過ケース1の流水壁12に沿うようなノーズ部分23が一体に形成され、このノーズ部分23の下端に放出口24が下向きに開口されている。そして、濾過室10内で、濾過浄化された水は、入口22を通って放水管3内に入り、放水口24より水槽V内に戻されるようになっている。
【0019】
放水管3のノーズ部分23は、上下方向に延びており、放水管3の上壁3bと、その放水口24との間には、上下方向に所定の距離があけられており、図6〜8に示すように、濾過本体Fを水槽Vに外掛けしたとき、放水管3の上壁3bと、放水口24間には、落差Hが形成され、この落差Hによるサイホン作用により、濾過本体F内の浄化水は、水槽V内に戻されるようになっている。
【0020】
図5,7に2点鎖線で示すように、濾過本体F内の濾過エレメントユニット2内、すなわち未浄化室18内には、必要に応じて浄化剤としての活性炭を収容した活性炭パック26が収容され、その上部は、濾過ケース1のオーバフロー壁13よりも高くなっていて、このオーバフロー壁13をオーバフローする未浄化水は、この活性炭パック26内を強制的に通過できるようになっている。
【0021】
前記水ポンプPは、水槽V内の水を、濾過本体Fに、前記貯水室8内に汲み上げるためのものであり、そのポンプ本体28は、その下部にストレーナ29を設けた吸込口が、また、その上部に吐出口が開口されて、水槽V内に浸漬して使用される。ポンプ本体28の吐出口には、送水管30の下端の入口が接続されている。この送水管30は、水槽V内を上方に延びており、その上部が湾曲されて、その上端の出口31が、濾過本体Fの貯水室8の上部に臨んでいる。したがって、水ポンプPの運転によれば、水槽V内の未浄化水は、送水管30を通って貯水室8内に圧送して貯水される。
【0022】
なお、図中、32は、水槽V内底部に敷設される、大磯などの小石である。
【0023】
つぎに、図1〜8に示すこの第1実施例の発明の作用について説明する。
【0024】
この濾過装置を使用するに当たっては、図1に示すように、濾過ケース1内に、濾過エレメントユニット2および放水管3を抜差可能に装着した、濾過本体1を、水槽Vの壁面に外掛けし、また、水ポンプPを水槽V内に、水に浸漬した状態で設置する。
【0025】
ここで、水ポンプPを運転すると、水槽V内の未浄化水は、この水ポンプPにより吸い上げられ、図5,6の矢印aに示すように、送水管30を通って、濾過本体Fの一側に設けた貯水室8内に流入する。
【0026】
貯水室8に入った水は、次第にその水位を上げ、その上位の水は、図5の矢印bに示すように仕切壁の上縁の流入口9をオーバフローして、濾過ケース1の中央部に形成される濾過室10へと流れる。濾過室10内に流入した水は、
(1) 図7のに示すように、濾過エレメントを通過することなく、すなわち濾過されることなく、そのままオーバフロー壁13を溢流し、流水壁12を伝わって水槽V内に戻される、第1の流れの水と、
(2) 前記落差Hにより生じるサイホン作用による吸引力を、放出管3の入口22を通して受けることにより、図5,7の矢印cに示すように、未浄化室より濾過エレメントユニット2を通過して濾過されたのち、浄化室19へと流れ、該室19を下方へと流れて入口22を通って放水管3へと導かれる、第2の流れの水とに分流される。
【0027】
ところで、前記(2) において、放出管3に流入した、浄化された第2の流れの水は、図8の矢印dに示すように、ノーズ部分23の落差Hによるサイホン作用で水槽V内に戻される。一方、前記(1) において、濾過室10よりオーバフロー壁13を溢流した、第1の流れの水は、図7のeに示すように、濾過されないまま流水壁12に沿って水槽V内に直接戻される。したがって貯水室8から濾過室10に流入した水は、その一部(第2の流れの水)が濾過エレメント15を通過して濾過され、また、その残部(第1の流れの水)は濾過エレメント15を通過することなく水槽V内に戻され、しかも濾過エレメント15を通過する水は、それを通過しない水よりも流れ抵抗が大きいため、濾過エレメント15を通過する水は、その流量および流速が抑えられ、その結果、濾過エレメントの目詰まりが少なくなると共に、その濾過エレメント15での好気性微生物の繁殖を促進して、該濾過エレメント15による、水の濾過作用と、好気性微生物による水の有機的浄化作用を共に高めることができる。
【0028】
また、この第1実施例のものでは、濾過エレメント15には、従来のこの種の濾過装置のように水ポンプPの吐出側の加圧水を直接供給流通させるのではなく(水ポンプPは、水槽V内の水を貯水室8に汲み上げるのみに使用)、貯水室8から溢流して濾過室10に滞留する水を、放出管3のノーズ部分23により得られるサイホン作用により濾過室10を減圧して、入口22を通して吸引して、その吸引水を濾過エレメント15を通過させて濾過させるようにしているので、流速の低い水を、濾過エレメント15の濾過面全面に均等に万遍なく供給することができ、これによっても濾過エレメント15の部分的な目詰まりを防止し、かつ、好気性微生物の繁殖促進に大いに寄与することができる。
【0029】
また、図5,7に2点鎖線にて示すように、濾過室10内に活性炭パックを収容するようにすれば、濾過室10に流入した水を、活性炭により浄水することができる。この場合、濾過エレメント15を通過させる水(第2の流れの水)のほか、濾過しないでそのまま水槽に戻される水(第1の流れの水)の浄化も活性炭による浄水が可能になる。
【0030】
つぎに、図9〜12を参照して、本発明の第2実施例について説明する。
【0031】
図9は、濾過装置を水槽にセットした場合の斜視図、図10は、濾過装置の分解斜視図、図11は、図9の11線矢視の濾過装置の正面図、図12は、図11の12−12線に沿う断面図である。
【0032】
この第2実施例は、前記第1実施例の濾過本体1に活性炭カセット40を着脱可能に取り付けられるようにした場合であり、前記第1実施例と同じものには同じ符号が付される。
【0033】
濾過ケース1の濾過室10上のオーバフロー壁13上には、貯水室8との仕切壁7および放水管3の側壁(仕切壁)3a間において、活性炭カセット40が着脱可能に支持される。活性炭カセット40は、細長い直方体状の枠体41の、前後および上下面の開口面に網板42を張設してなるカセットケース43内に活性炭を装填して構成されている。オーバフロー壁13の側面には、止片44が固定されており、オーバフロー壁13上の活性炭カセット40は、この止片44により、オーバフロー壁13上に係止される。
【0034】
したがって、この第2実施例によれば、濾過室10内の、オーバフロー壁13をオーバフローする水は、活性炭カセット40内の活性炭内を万遍なく通過して、十分に浄化された後、流水壁12を伝わって水槽V内に戻される。
【0035】
しかして、この第2実施例のものも、前記第1実施例のものと同じ作用を奏し、すなわち、濾過室10内に流入した水は、濾過エレメントを通過して濾過される水(第2の流れの水)と、濾過されない水(第1の流れの水)とに分流されて水槽V内に戻され、また、濾過される水は、放出管3のノーズ部分23に形成される落差Hによるサイホン作用で、濾過エレメントユニット2を通過して濾過される。
【0036】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0037】
たとえば、前記実施例の活性炭に代えて麦飯石などの他の浄化剤を用いてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、求項の発明によれば水槽の外部に設けられる濾過本体と、水槽内の貯留水を該濾過本体内に吸い上げる水ポンプとよりなる外掛式濾過装置において、濾過本体が、水ポンプからの吸い上げた水を貯水し、その貯水を、未濾過のまま水槽内に戻す第1の流れと、サイホン作用による濾過室の減圧により濾過エレメントを通して濾過したのち、水槽内に戻す第2の流れとに分流するので、濾過エレメントには、その全域にわたり、未濾過の水を流速を抑えながら流通させることができ、しかも、サイホン作用により吸引される水を濾過エレメントを通過させて吸引濾過することができ、その結果、該水の濾過能率を大幅に高めることができる上に、濾過エレメントでの好気性微生物の繁殖を促進して、水の濾過、浄化能率を大幅に向上することができる。
【0039】
また求項の発明によれば、請求項の発明と同じ効果を奏する上に、濾過本体の構造の簡素化と、コンパクト化が可能になる。
【0040】
さらに求項の発明によれば、請求項1又は2の発明と同じ効果を奏する上に、浄化剤による水の浄化を併用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】濾過装置を水槽にセットした場合の斜視図(第1実施例)
【図2】濾過装置の分解斜視図
【図3】図1の3線矢視の濾過装置の正面図
【図4】図3の4線矢視の濾過装置の平面図
【図5】図4の5−5線に沿う断面図
【図6】図3の6−6線に沿う断面図
【図7】図3の7−7線に沿う断面図
【図8】図3の8−8線に沿う断面図
【図9】濾過装置を水槽にセットした場合の斜視図(第2実施例)
【図10】濾過装置の分解斜視図
【図11】図9の11線矢視の濾過装置の正面図
【図12】図11の12−12線に沿う断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・濾過ケース
3・・・・・・・・放出管
8・・・・・・・・貯水室
10・・・・・・・濾過室
15・・・・・・・濾過エレメント
F・・・・・・・・濾過本体
P・・・・・・・・水ポンプ
V・・・・・・・・水槽

Claims (3)

  1. 水槽(V)の外部に設けられる濾過本体(F)と、水槽(V)内の貯留水を該濾過本体(F)内に吸い上げる水ポンプ(P)とよりなり、
    前記濾過本体(F)は、前記水ポンプ(P)からの吸い上げた水を貯水し、その貯水を、未濾過のまま水槽(V)内に戻す第1の流れと、サイホン作用による濾過室(10)の減圧により濾過エレメント(15)を通して濾過したのち、水槽(V)内に戻す第2の流れとに分流したことを特徴とする、外部式濾過装置。
  2. 前記濾過本体(F)は濾過ケース(1)を備え、該濾過ケース(1)内には、
    前記水ポンプ(P)からの吸い上げた水を貯水する貯水室(8)と、
    該貯水室(8)からオーバフローした水を受け入れると共に、その受入水のうち、その一部をオーバフローさせて未濾過のまま水槽(V)内に戻すと共に残余の水を濾過エレメント(15)を通して濾過する濾過室(10)と、
    濾過された残余の水をサイホン作用により、吸入して水槽(V)内に落下放水する放出管(3)と、
    が設けられていることを特徴とする、前記請求項記載の外部式濾過装置。
  3. 前記濾過ケース(1)内には、そこに受入れられた水を浄化するための活性炭などの浄化剤が設けられることを特徴とする、前記請求項1又は2記載の外部式濾過装置。
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