JP3685914B2 - 自動原稿給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、ファクシミリなどの画像形成装置における自動原稿給紙装置、特に原稿を分離しやすくした自動原稿給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、ファクシミリなどの画像形成装置においては、原稿を自動的に取り込んで1枚ごとに分離して給紙する自動原稿給紙装置が用いられている。
従来のこの種の自動原稿給紙装置として例えば特開平3−106752号公報に記載されたものがある。この装置では、原稿テーブルに水平にセットされた原稿束から最上位の原稿がほぼ水平に直進するよう送り出され、そのうちの1枚が分離機構により分離されて原稿読取位置に搬送されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の自動原稿給紙装置においては、原稿束から送り出された上方の原稿がほぼ直進して分離機構に進入する構成となっていたため、原稿束上方の原稿が複数枚密接して分離機構に送り出されて、うまく分離されず、原稿が重なって給紙される、いわゆる重送傾向にあった。
【0004】
そこで、本発明は自動原稿給紙装置での原稿束の分離性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、原稿束をセットする原稿セット部と、セットされた前記原稿束から原稿を送り出す送出部と、送り出された原稿のうち最上の原稿を他から分離して所定位置に給紙する分離給紙部と、を備えた自動原稿給紙装置において、前記原稿セット部と前記分離給紙部との間に、前記原稿束から送出された原稿の先端部を斜下方から斜上方の向きに屈曲させて前記分離を容易にするプレ分離手段を設けるとともに、前記原稿セット部が前記原稿を先端が下方に位置するよう傾斜させ、前記プレ分離手段が、前記送出部と前記分離給紙部の間で前記原稿束の先端部を案内するとともに前記送出部と協働して前記最上の原稿を前記分離給紙部に向かって斜上方に屈曲させる屈曲案内部である窪みを前記プレ分離手段における原稿送り出し方向の前記送出部と前記分離給紙部のニップ部の中央に有するものであることを特徴とする。したがって、原稿束から送り出された原稿が分離しやすい状態で分離給紙部に入ることにより確実な分離給紙が可能となる。また、プレ分離手段が簡単な構造で実現されており、安価にプレ分離手段を実現できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図1は本発明の実施の形態を示しており、図2はその要部構成を示している。
図1において、本発明の実施の形態に係る自動原稿給紙装置は原稿テーブル1、呼びだしコロ3、給紙ベルト4、リバースコロ6および案内板30からなり、複写機に原稿を給紙すべく複写機のコンタクトガラス8の上流に位置している。
【0008】
図1においては、1は原稿束20がセットされる原稿テーブルで、本発明にいう原稿セット部となっている。呼びだしコロ3は原稿テーブル1にセットされた原稿束20を送り出し、呼びだしコロ3のみで送出部となっている。なお、原稿束20は原稿が重なったもので、例えば普通、紙からなる同一形状のカットシート原稿が何枚も重なったものである。給紙ベルト4およびリバースコロ6は呼びだしコロ3から送り出された原稿束20を一枚ごとに分離し、後の経路に給紙し、給紙ベルト4およびリバースコロ6は給紙部となっている。呼びだしコロ3(送出部)と給紙ベルト4およびリバースコロ6(分離給紙部)との間には原稿束20を屈曲させる、すなわち局部的な湾曲をさせるための案内板30(プレ分離手段)がある。なお、原稿テーブル1は複写機のコンタクトガラス8に対し傾斜しており、原稿の先端が下方に位置するようになっている。
【0009】
案内板30は窪み31(屈曲案内部)において、原稿束20を案内しており、呼びだしコロ3と協動して、最上の原稿を給紙ベルト4およびリバースコロ6に向かって斜上方に屈曲させる。
この案内板30は窪み31の部分において下方に屈曲しているので、原稿の先端部を斜下方から斜上方の向きに屈曲させて、原稿の送り出しと弾性回復作用を利用して原稿同志が密接しないようにし、原稿束20を一枚ごとに分離することを容易にすることができる。
【0010】
窪み31の案内部の形状は、最深部において好ましく曲率半径20mmが最適である。また、窪み31は案内板30のほぼ中央にあり、下降斜面32および上昇斜面33の傾斜はほぼ等しい。
次に、本発明の実施の形態に係る自動原稿給紙装置の動作を説明する。
原稿テーブル1の上に原稿束20をセットし、そのまま原稿ストップ爪2に突き当たるまで給紙口13に差し込む。複写機本体の図示しないコピースタートボタンの押下により図示しない給紙モータが正回転する。それにより、呼びだしコロ3、給紙ベルト4が時計方向に回転し、リバースコロ6、プルアウトコロ5が反時計方向に回転する。それと同時に原稿ストップ爪2が上に上がり、呼びだしコロ3が落下する。原稿束20は呼びだしコロ3により、案内板30に送出される。
【0011】
原稿束20は、案内板30により、原稿の先端部が斜下方から斜上方の向きに屈曲し、また案内板30が有する窪み31が原稿束20を案内しており、呼びだしコロ3と協動するので、最上の原稿は給紙ベルト4およびリバースコロ6に向かって斜上方に屈曲される。
呼びだしコロ3により案内板30側に原稿束20が送り出された状態を図3に示す。原稿束20は案内板30の下降斜面32まで下降し上昇斜面33に原稿束20の先端部が突き当たる。そして、窪み31は原稿束20を案内し、呼びだしコロ3と協動して、最上の原稿を給紙ベルト4およびリバースコロ6に向かって斜上方に屈曲させる。これにより原稿間に隙間gができ易くなり、原稿束20を一枚ごとに分離することが容易になる。
【0012】
原稿束20からこのようにして送り出された原稿の先端部は給紙ベルト4とリバースコロ6のニップ部分に入り、上面側で時計方向に回転する給紙ベルト4と下面側で給紙ベルト4に対し所定の速度差をもって反時計方向に回転するリバースコロ6とにより原稿束20の最も上に位置する原稿21から他の原稿が1枚ごとに分離され、最上1枚の原稿がプルアウトコロ5およびプルアウトコロに連動するコロ対14の近傍まで搬送される。
【0013】
プルアウトコロ5の下流に配置されたプルアウトセンサ18により原稿先端が検知されると、呼びだしコロ3は上に上がり、給紙ベルト4を駆動する給紙モータは正転から逆転に駆動方向を切り替え、駆動系の構成で呼びだしコロ3と給紙ベルト4は停止させることにより、プルアウトコロ5、リバースコロ6は反時計方向に回転したままで次原稿の分離部への進入を阻止する。そしてその状態で、原稿21はプルアウトコロ5、コロ対14、15により搬送ベルト7およびコンタクトガラス8により構成される搬送部へと搬送される。給紙モータの逆転と同時に、搬送ベルト7を駆動する図示しない搬送モータが正転し、原稿は搬送ベルト7によりコンタクトガラス8上に搬送され、コンタクトガラス8上の所定の位置に停止される。レジストセンサ19は搬送ベルト7により搬送された原稿の後端を検知した後、搬送モータにより原稿を所定パルス数搬送した後に搬送モータを停止させる事により、原稿をコンタクトガラス8上の所定位置に停止させる。コンタクトガラス8上の原稿は、複写機本体の露光後、搬送モータが正転すると、同時に反転排紙モータが正転して、反転排紙コロ11が反時計方向に回転し、切換爪9がb方向に切り換えられていると、反転排紙コロ11と反転排紙コロ対12により、原稿21はそのまま排紙トレイ10へ排出される。なお、切換爪9はa方向に切り換えられると排紙経路が反転排紙経路と切り換えられる。
【0014】
本実施の形態によれば、上述のように案内板30により原稿の先端部を斜下方から斜上方の向きに屈曲させる簡素なプレ分離手段を構成したので、原稿束20を一枚ごとに確実に分離給紙することができる。したがって、原稿束から送り出された原稿が分離しやすい状態で分離給紙部に入ることにより確実な分離給紙が可能となる。
【0015】
また、原稿テーブル1に先端部が斜下方に位置するようにセットした原稿束20から、呼びだしコロ3によって原稿を呼びだし、その際に最上の原稿を給紙ベルト4およびリバースコロ6に向かって斜上方に屈曲させるようにしているので、原稿束20の分離をさらにすることを容易、確実にすることができ原稿枚数の多少に関係なく安定したプレ分離を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、前記原稿セット部と前記分離給紙部との間に、前記原稿束から送出された原稿の先端部を斜下方から斜上方の向きに屈曲させて前記分離を容易にするプレ分離手段を設けたことにより、原稿束の分離性を向上させることができる。
【0017】
また、前記原稿セット部が前記原稿を先端が下方に位置するよう傾斜させ、前記プレ分離手段が、前記送出部と前記分離給紙部の間で前記原稿束の先端部を案内するとともに前記送出部と協働して前記最上の原稿を前記分離給紙部に向かって斜上方に屈曲させる屈曲案内部を前記プレ分離手段における原稿送り出し方向中央に有することにより、プレ分離手段が簡単な構造で実現されており、安価にプレ分離手段を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動原稿給紙装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る自動原稿給紙装置の要部構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る自動原稿給紙装置において、呼びだしコロ3により原稿束20が送り出されたときの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 原稿テーブル
2 原稿ストップ爪
3 呼びだしコロ
4 給紙ベルト
5 プルアウトコロ
6 リバースコロ
7 搬送ベルト
8 コンタクトガラス
9 切換爪
10 排紙トレイ
11 反転排紙コロ
12 反転排紙コロ対
13 給紙口
14 コロ対
15 コロ対
18 プルアウトセンサ
19 レジストセンサ
20 原稿束
21 原稿
30 案内板
31 窪み
32 下降斜面
33 上昇斜面
Claims (1)
- 原稿束をセットする原稿セット部と、セットされた前記原稿束から原稿を送り出す送出部と、送り出された原稿のうち最上の原稿を他から分離して所定位置に給紙する分離給紙部と、を備えた自動原稿給紙装置において、
前記原稿セット部と前記分離給紙部との間に、前記原稿束から送出された原稿の先端部を斜下方から斜上方の向きに屈曲させて前記分離を容易にするプレ分離手段を設けるとともに、
前記原稿セット部が前記原稿を先端が下方に位置するよう傾斜させ、前記プレ分離手段が、前記送出部と前記分離給紙部の間で前記原稿束の先端部を案内するとともに前記送出部と協働して前記最上の原稿を前記分離給紙部に向かって斜上方に屈曲させる屈曲案内部である窪みを前記プレ分離手段における原稿送り出し方向の前記送出部と前記分離給紙部のニップ部の中央に有するものであることを特徴とする自動原稿給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29975997A JP3685914B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 自動原稿給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29975997A JP3685914B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 自動原稿給紙装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004230931A Division JP3863156B2 (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 複写機 |
Publications (2)
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JPH11130287A JPH11130287A (ja) | 1999-05-18 |
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Family Applications (1)
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JP29975997A Expired - Lifetime JP3685914B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 自動原稿給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3685914B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP6028990B2 (ja) | 2012-02-23 | 2016-11-24 | 株式会社リコー | シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP29975997A patent/JP3685914B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH11130287A (ja) | 1999-05-18 |
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