JP3509000B2 - 溶接ガンの駆動装置 - Google Patents
溶接ガンの駆動装置Info
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Description
って駆動されるボ―ルネジ軸を備えた溶接ガンの駆動装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、サ―ボモ―タによって駆動される
ボ―ルネジ軸を備えた溶接ガンで、サ―ボモ―タから延
出された出力軸の先端部にボ―ルネジ軸を接続し、該ボ
―ルネジ軸のネジに噛み合うボ―ルナットを可動ア―ム
側に固定し、前記サ―ボモ―タの駆動によって可動ア―
ムを往復動させ、該可動ア―ムの往復動により電極に加
圧動作を付与するようにした溶接ガンの駆動装置は例え
ば実開平5ー18774号公報に示すように公知であ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
の溶接ガンの駆動装置の場合には、サ―ボモ―タの駆動
によって可動ア―ムを往復動させるためのサ―ボモ―タ
から延出された出力軸の先端部のボ―ルネジと該ボ―ル
ネジのネジに噛み合うボ―ルナットが、前記サ―ボモ―
タから離れた位置にあるため、該サ―ボモ―タと電極間
が長くなり、結局,溶接ガン全体が長くなり例えばロボ
ットによって該溶接ガンを操作する場合等に操作が不安
定になる虞がある。 【0004】また、前記ボ―ルネジのネジと該ネジに噛
み合うボ―ルナットがサ―ボモ―タから露出しているた
め、溶接によって発生する溶接塵や周囲の塵が、ネジや
ボ―ルナットに侵入して、噛み合い部を清浄に維持でき
ずガンが正常に動作できない虞もある。 【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、サ―ボモ―タの回転力をボ―ルネジ軸の往復動
に変換するための機構を該サ―ボモ―タ内に設けること
によって、溶接ガン全体の長さが短縮され、且つ前記変
換機構が清浄に維持され得る操作が容易な安定した溶接
ガンの駆動装置を提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における溶接ガンの駆動装置は、サ―ボモ―
タによって駆動されるボ―ルネジ軸を備えた溶接ガンに
おいて、前記サ―ボモ―タの軸芯部に該サ―ボモ―タの
回転子に固定されたボ―ルナットを配置し、該ボ―ルナ
ットと噛み合うネジを備えたボ―ルネジ軸の先端をサ―
ボモ―タから延出させ、該ボ―ルネジ軸は回り止めによ
り回転不能となっていると共に、前記サ―ボモ―タ内に
おいても往復動するようになっており、このボ―ルネジ
軸の往復動により電極に加圧動作を付与するようにした
ことを特徴とするものである。 【0007】 【発明の実施の形態】図1を参照してこの発明の実施例
について説明をする。図において、1はサ―ボモ―タで
あり、該サ―ボモ―タ1は、その外殻2に固定された固
定子巻線3とその内周に配置された回転子磁極4及び該
回転子磁極4が固定された回転子5とからなり、該回転
子5は軸受6,6によってサ―ボモ―タ1の前記外殻2
に軸支されている。また、回転子5にはサ―ボモ―タ1
の軸芯部に位置するボ―ルナット7が配置されている 【0008】8はボ―ルネジ軸であり、該ボ―ルネジ軸
8の後端側には前記ボ―ルナット7と噛み合うネジ9が
形成され、ボ―ルネジ軸8の先端はサ―ボモ―タ1から
延出され、該ボ―ルネジ軸8の先端にはポイントホル
ダ,シャンク等を介して電極10が取付けられている。
そして、該ボ―ルネジ軸8は回り止め11によって回転
不能になっていると共に、前記サ―ボモ―タ1内におい
ても往復動するようになっている。 【0009】また、前記サ―ボモ―タ1の外周には固定
ア―ム12の一端が固定されており、該固定ア―ム12
の他端部には前記ボ―ルネジ軸8側の電極10と対向す
る位置に電極13が取付けられている。なお、14は前
記電極10,13に溶接用電流を供給するための給電部
である。 【0010】上記のような溶接ガンにおいて、図示の状
態でサ―ボモ―タ1の固定子巻線3に例えば三相電流を
供給すると、回転子磁極4が励磁され回転子5が回転
し、該回転子5に固定されたボ―ルナット7が回転を行
う。該ボ―ルナット7の回転に伴って該ボ―ルナット7
と噛み合うネジ9は前進し、これによってボ―ルネジ軸
8側の電極10は固定ア―ム12側の電極13に順次接
近し、両電極10,13間にワ―ク(図示せず)を挟持
した時点で給電部14から両電極10,13に溶接用電
流を供給することによって溶接作業が行われる。 【0011】このように、ボ―ルナット7とこれに噛み
合うボ―ルネジ軸8のネジ9をサ―ボモ―タ1内に位置
させたので、その分,従来の可動ア―ムに比してボ―ル
ネジ軸8のサ―ボモ―タ1から延出する長さは短縮さ
れ、結局,溶接ガン全体の長さが短縮されコンパクトに
なる。しかも溶接によって発生する溶接塵や周囲の塵
が、前記ネジ9やボ―ルナット7に侵入することができ
ないので回転運動を往復運動に変換する変換装置は常時
清浄に維持される。 【0012】 【発明の効果】本発明においては、サ―ボモ―タの軸芯
部に該サ―ボモ―タの回転子に固定されたボ―ルナット
を配置し、該ボ―ルナットと噛み合うネジを備えたボ―
ルネジ軸の先端をサ―ボモ―タから延出させ、該ボ―ル
ネジ軸の往復動により電極に加圧動作を付与するように
したので、従来のサ―ボモ―タから延出された出力軸の
先端部にボ―ルネジ軸を接続し該ボ―ルネジ軸のネジに
噛み合うボ―ルナットを可動ア―ム側に固定したものに
比して、サ―ボモ―タから延出される駆動軸の長さは短
縮され、結局,溶接ガン全体の長さが短縮されコンパク
トになり、操作が容易な溶接ガンの駆動装置となる。 【0013】しかも、溶接によって発生する溶接塵や周
囲の塵が、前記ボ―ルネジ軸のネジやボ―ルナットに侵
入することができないので、回転運動を往復運動に変換
する変換装置は常時清浄に維持されることから、故障の
少ない安定した溶接ガンの駆動装置となる。
る。 【符号の説明】 1 サ―ボモ―タ 5 回転子 7 ボ―ルナット 8 ボ―ルネジ軸 9 ネジ 10,13 電極 12 固定ア―ム
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 サ―ボモ―タによって駆動されるボ―ル
ネジ軸を備えた溶接ガンにおいて、前記サ―ボモ―タの
軸芯部に該サ―ボモ―タの回転子に固定されたボ―ルナ
ットを配置し、該ボ―ルナットと噛み合うネジを備えた
ボ―ルネジ軸の先端をサ―ボモ―タから延出させ、該ボ
―ルネジ軸は回り止めにより回転不能となっていると共
に、前記サ―ボモ―タ内においても往復動するようにな
っており、このボ―ルネジ軸の往復動により電極に加圧
動作を付与するようにしたことを特徴とする溶接ガンの
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30059099A JP3509000B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 溶接ガンの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30059099A JP3509000B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 溶接ガンの駆動装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10504994A Division JP3489747B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | C型溶接ガン |
Publications (2)
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JP3509000B2 true JP3509000B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=17886683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30059099A Expired - Lifetime JP3509000B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 溶接ガンの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP3085058B2 (ja) * | 1993-10-29 | 2000-09-04 | 日産自動車株式会社 | スポット溶接ガン |
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1999
- 1999-10-22 JP JP30059099A patent/JP3509000B2/ja not_active Expired - Lifetime
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