JP3576782B2 - 記録装置及び記録制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は記録装置及び記録制御方法に関し、特に、記録ヘッドと画像データを格納するバッファメモリを有し、そのバッファメモリに格納された画像データを記録ヘッドに転送して記録媒体上に画像を記録する記録装置及び記録制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のいわゆるシリアルプリンタの記録動作では、記録ヘッドを一走査することにより記録される画像領域分の画像データを格納するバッファメモリを使用し、そのバッファメモリから直接記録ヘッドヘ画像データを転送することにより記録媒体上に画像を記録していた(以下、このようなバッファリングの方式を“走査単位バッファ方式”と呼ぶ)。また、カラープリンタでも、各記録色毎に同じ記録画素数(同じ記録幅)のヘッドをその走査方向に配列した構成の記録ヘッドを用いた装置では、同様の走査単位バッファ方式が採用されている。
【0003】
さて、最近になって、記録ヘッドの論理回路の高集積化や記録ヘッドサイズの小型化により、記録色の異なる複数のヘッドを記録用紙の搬送方向にそって縦一列に配列した構成の記録ヘッドを採用したプリンタが現れてきている。このような記録ヘッドを採用したプリンタでは、記録ヘッド一度の走査によって記録されるドット位置が記録用紙の搬送方向に関して記録色毎に異なる為、上述の走査単位バッファ方式ではバッファメモリの管理が困難となる。従って、記録色毎にサイズが異なるバッファメモリを用意し、バッファ制御回路により各色に対応したバッファメモリをスクロールして扱える方式(以下、このような方式を“スクロールバッファ方式”と呼ぶ)が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら走査単位バッファ方式では上述のように、記録ヘッドのタイプによってその適用が制限され、例えば、記録用紙の搬送方向にそって一列に複数の記録色に対応した複数のヘッドを配列した構成の記録ヘッドに適用することは困難であるという問題があった。一方、スクロールバッファ方式では各記録色に対応したバッファが各記録色に対して固定されるため、例えば、黒単色で画像記録がなされる領域では他の色に対応したバッファが無駄になり、バッファメモリの利用効率が悪いという問題があった。
【0005】
また、記録ヘッドを複数回走査して画像を完成させるマルチパス記録では、その制御自体が複雑になることに加えて、記録ヘッド一走査毎の記録媒体の搬送量を一定にせざるを得ないため、記録速度が高速にならないという問題があった。
【0006】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたものであり、効率的にバッファメモリを用いることができる記録装置及び記録制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の記録制御方法は、以下のような工程からなる。
【0008】
即ち、カラー画像データの第1の色成分の記録のために第1の記録可能幅と第2の色成分の記録のために前記第1の記録可能幅よりは小さい第2の記録可能幅を有したカラー記録ヘッドと、前記カラー画像データを色成分毎に一時的に格納するため前記第1、及び第2の記録可能幅夫々に対応した容量を有した複数のバッファメモリとを制御して記録動作を行なう記録制御方法であって、前記複数のバッファメモリに前記色成分データを入力する入力工程と、前記複数のバッファメモリのデータ格納状態を監視する監視工程と、前記監視工程における監視結果に基づいて、前記複数のバッファメモリの内、いずれかのバッファメモリがフルになったかどうかを判別する判別工程と、前記判別工程において前記バッファメモリがフルになったと判別された際、前記監視工程において監視される前記データ格納状態に基づいて、前記カラー記録ヘッドによる前記第1の色成分データを用いた1回の走査記録の記録幅を決定する決定工程と、前記決定工程において決定された記録幅に基づいて、前記カラー記録ヘッドを走査して記録媒体に記録を行なう記録工程と、前記決定工程において決定された記録幅に基づいた搬送量、前記記録媒体を搬送する搬送工程と、前記記録工程において記録に用いられたカラー画像データを前記複数のバッファメモリからクリアする解放工程とを有することを特徴とする記録制御方法を備える。
【0010】
また他の発明によれば、カラー画像データの第1の色成分の記録のために第1の記録可能幅と第2の色成分の記録のために前記第1の記録可能幅よりは小さい第2の記録可能幅を有したカラー記録ヘッドと、前記カラー画像データを色成分毎に一時的に格納するため前記第1、及び第2の記録可能幅夫々に対応した容量を有した複数のバッファメモリとを制御して記録を行なう記録装置であって、前記複数のバッファメモリに前記色成分データを入力する入力手段と、前記複数のバッファメモリのデータ格納状態を監視する監視手段と、前記監視手段による監視結果に基づいて、前記複数のバッファメモリの内、いずれかのバッファメモリがフルになったかどうかを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記バッファメモリがフルになったと判別された際、前記監視手段によって監視される前記データ格納状態に基づいて、前記カラー記録ヘッドによる前記第1の色成分データを用いた1回の走査記録の記録幅を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された記録幅に基づいて、前記カラー記録ヘッドを走査して記録媒体に記録を行なう記録手段と、前記決定手段によって決定された記録幅に基づいた搬送量、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録手段によって記録に用いられたカラー画像データを前記複数のバッファメモリからクリアする解放手段とを有することを特徴とする記録装置を備える。
【0012】
さて、上記のカラー画像データは黒成分データ、シアン成分データ、マゼンタ成分データ、イエロ成分データで構成される濃度データであり、複数のバッファメモリは、黒成分データを格納する第1のバッファ、シアン成分データを格納する第2のバッファ、マゼンタ成分データを格納する第3のバッファ、イエロ成分データを格納する第4のバッファの4つのバッファを有し、カラー記録ヘッドは、これら4つのバッファ各々に格納された濃度データの各成分データに対応して黒のインクで記録を行なう第1のヘッドユニットと、シアンのインクで記録を行なう第2のヘッドユニットと、マゼンタのインクで記録を行なう第3のヘッドユニットと、イエロのインクで記録を行なう第4のヘッドユニットとを有していることが好ましい。
【0013】
また、カラー記録ヘッドの構成としては、第1のヘッドユニットの記録幅と、第2、第3、第4のヘッドユニットの記録幅との比は3:1であり、第1、第2、第3、第4ヘッドユニットからインクを吐出するインク吐出ノズル列は記録媒体の搬送方向にそって配置されるようにしても良い。
【0015】
そして、このカラー記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることが好ましく、そのカラー記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体を備えていても良い。
【0016】
ここで、上記の決定手段は入力手段によって入力される色成分データが黒成分データのみである場合には、記録幅と記録媒体の搬送量とを第1のヘッドユニットの第1の記録可能幅に決定し、記録に用いられた全ての黒成分データをクリアするよう決定すると良い。
【0017】
さて、複数のバッファメモリは各々、カラー記録ヘッドの1記録要素がそのカラー記録ヘッドの1走査によって記録するために必要な色成分データを格納するブロック複数個から構成されており、これら複数のブロックには最下位ブロックから順々に上位に向かって最上位ブロックまで区別可能となるように構成されると良い。
【0020】
以上の構成により本発明は、カラー画像データの第1の色成分の記録のために第1の記録可能幅と第2の色成分の記録のために第1の記録可能幅よりは小さい第2の記録可能幅を有したカラー記録ヘッドと、カラー画像データを色成分毎に一時的に格納するため第1、及び第2の記録可能幅夫々に対応した容量を有した複数のバッファメモリとを制御して記録動作を行なう際、複数のバッファメモリのデータ格納状態を監視しながら色成分データを入力し、その監視結果に基づいて、複数のバッファメモリの内いずれかのバッファメモリがフルになったかどうかを判別し、いずれかのバッファメモリがフルになったと判別された際には、監視されるデータ格納状態に基づいて、カラー記録ヘッドによる第1の色成分データを用いた1回の走査記録の記録幅を決定する。そして、その決定された記録幅に基づいて、カラー記録ヘッドを走査して記録媒体に記録を行ない、また、決定された記録幅に基づいた搬送量、記録媒体を搬送するとともに、記録に用いられたカラー画像データを複数のバッファメモリからクリアするよう動作する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の代表的な実施形態であるインクジェット方式に従って記録を行う記録ヘッドを備えた記録装置の概略構成を示す斜視図である。この実施形態では、図1に示すように記録ヘッド1はこれにインクを供給するインクタンク7とともに一体的に形成されたインクカートリッジ20に含まれている。
【0024】
図1において、記録ヘッド1は図中下向きにインクを吐出する姿勢でキャリッジ2に搭載されており、キャリッジ2をガイド軸3に沿って移動させながらインク液滴を吐出して記録用紙のような記録媒体(不図示)上に画像を形成していく。なお、キャリッジ2の左右移動(往復移動)はキャリッジモータ4の回転によりタイミングベルト5を介して行われる。キャリッジ2には係合爪6が設けられ、インクタンクの係合穴7aと係合して、キャリッジ2にインクタンク7は固定される。このとき、キャリッジ2に設けられているいくつかの電気接点と記録ヘッド1に設けられている電気接点とが接続され、記録装置と記録ヘッド1との間に電気的接続が確立される。
【0025】
さて、記録ヘッド1走査分の記録が終了すると、記録動作を中断し、プラテン8上に位置する記録媒体を搬送モータ9の駆動により所定量だけ搬送し、次いで再びキャリッジ2をガイド軸3に沿って移動させながら次の1走査分の画像形成を行う。
【0026】
装置本体の右側には記録ヘッド1のインク吐出状態を良好に保つための回復動作を行う回復機器10が配設されており、その機器10には記録ヘッド1をキャップするキャップ11、記録ヘッド1のインク吐出面を拭うワイパ12、及び、記録ヘッド1のインク吐出ノズルからインクを吸引するための吸引ポンプ(不図示)などが設けられている。
【0027】
また、記録媒体を搬送するための搬送モータ9の駆動力は本来の記録媒体搬送機構に伝達される他に、自動給紙装置(ASF)13へも伝達される。
【0028】
さらに、回復機器10の横側には赤外LED(発光素子)15及びフォトトランジスタ(受光素子)16から成るインク残量検出を行うための光学ユニット14が設けられている。これらの発光素子15と受光素子16とは記録用紙の搬送方向(矢印Fの方向)に沿って並ぶように取り付けられている。光学ユニット14は装置本体のシャーシ17に取り付けられている。インクカートリッジ20がキャリッジ2に搭載され、図1に示された位置より右方向へと移動すると、インクカートリッジ20は光学ユニット14上に位置するようになる。そして、インクタンク7の底面よりインクの状態を光学ユニット14によって検出することが可能となる。
【0029】
次に、上述した装置の記録制御を実行するための制御構成について説明する。
【0030】
図2は記録装置の制御回路の構成を示すブロック図である。
【0031】
図2に示す制御回路において、CPU101はROM102に格納された制御プログラムを読み出し、作業領域としてRAM103を用いながら実行し、記録動作を制御する。また、CPU101はインタフェース104を介して接続されたホストコンピュータ(以下、ホストという)105から画像データを受け取り、バッファメモリ106上にビットマップデータを生成する。記録ヘッド1の一走査分に相当するビットマップデータ(以下、記録データという)の生成が完了後、CPU1はモータドライバ107を介してキャリッジモータ4および搬送モータ9を制御するとともに、データ転送制御回路108を適切に制御することによってバッファメモリ6に格納された記録データを記録ヘッド1に転送し、記録媒体上に画像を記録する。
【0032】
なお、図2において、109は各構成要素を相互に接続するCPUバスである。
【0033】
図3は、この実施形態に従う記録ヘッド1のノズル構成を示す図である。図3に示すように、記録ヘッド1は黒インクを吐出するノズル群(以下、黒ヘッドという)1Kと、シアンインクを吐出するノズル群(以下、シアンヘッドという)1Cと、マゼンタインクを吐出するノズル群(以下、マゼンタヘッドという)1Mと、イエロインクを吐出するノズル群(以下、イエロヘッドという)1Yとから構成されている。これら4つのヘッドはキャリッジ移動方向(主走査方向)にそって配置され、また、それぞれのヘッドのノズル列は記録媒体の搬送方向(副走査方向)にそって並ぶように配置される。
【0034】
また、黒ヘッド1Kの記録幅と、他の3つのヘッドの記録幅との比は、3:1となっており、例えば、黒ヘッド1Kのノズル数が72個とすれば、他の3つのヘッドのノズル数は夫々、24個となる。
【0035】
このような構成により、記録画像がモノクロであり、黒ヘッド1Kのみを用いて記録する場合には、その記録速度を向上させることができる。
【0036】
なお、以下の説明を簡単にするため、ここでは、黒ヘッド1Kのノズル数を“12”とし、他の3つのヘッドのノズル数を夫々、“4”とする。
【0037】
図4は、図3に示すような構成の記録ヘッドに適用されるバッファメモリの構成を示す図である。図4に示すように、バッファメモリのサイズはそれぞれのヘッドの記録幅に対応し、4つのバッファメモリが夫々、K(黒)データ、C(シアン)データ、M(マゼンタ)データ、Y(イエロ)データに備えられる。これらのバッファメモリ夫々は、記録ヘッド1の1走査分に対応するデータを格納できる。即ち、黒ヘッド1Kに対応するバッファメモリ106Kには最大12ライン分のK(黒)データが、シアンヘッド1Cに対応するバッファメモリ106Cには最大4ライン分のC(シアン)データが、マゼンタヘッド1Mに対応するバッファメモリ106Mには最大4ライン分のM(マゼンタ)データが、イエロヘッド1Yに対応するバッファメモリ106Yには最大4ライン分のY(イエロ)データが格納できる。そして、KCMY濃度データが1ラインずつ入力されたとき、図4に示すように夫々のバッファメモリの最下位ブロックからその入力データが格納されていき、次の1ライン分の濃度データが入力されたときには、現在格納されているデータを1ブロックだけシフトし、常に最下位ブロックに新しい入力濃度データが格納されるようになっている。
【0038】
また、夫々のバッファメモリに濃度データが格納されて、バッファメモリが“フル”の状態になったときには、これを判別することができるように、図4に示すように、各バッファメモリの最上位ブロックには、判別部(図4では、K1、C1、M1、Y1として記されている)が設けられている。
【0039】
次に、以上の構成の装置において実行されるバッファメモリ制御について、図5〜図8を参照して説明する。なお、ここでは記録用紙1頁分の記録動作について考える。また、データバッファは記録動作を開始するに当たって、内部が全てクリアされているとする。
【0040】
図5はバッファ制御処理を示すフローチャートであり、図6はモノクロ画像を記録する場合(Kデータのみが存在し、黒ヘッド1Kのみが使用される場合)のデータバッファの内部状態の遷移を示す図であり、図7はカラー画像を記録する場合(KCMYデータ全てが存在し、4つのヘッド全てを用いる場合)のデータバッファの内部状態の遷移を示す図であり、図8はモノクロ画像とカラー画像とが混在する場合のデータバッファの内部状態の遷移を示す図である。図6〜図8において、網掛けされたブロックはバッファメモリが割り当てられ、画像データが格納されるブロックを示し、空白ブロックはバッファメモリが割り当てられておらず、画像データが格納されていないブロックを示す。
【0041】
まず、CPU101は、ステップS101において、各色成分の濃度データがあるかどうかを調べる。例えば、最初に、Kデータがあるかどうか、次に、Cデ―タ、さらに、Mデータ、Yデータと調べる。例えば、Kデータがあると判断された場合には、処理はステップS102に進み、バッファメモリ106Kを獲得する。そして、ステップS103では、RAM103の作業領域に記録用の画像データを1ライン分生成する。さらに、ステップS104では、その生成された1ライン分の画像データをバッファメモリ106Kの最下位ブロックに格納する。その後、処理はステップS106に進む。
【0042】
これに対して、ステップS101において、ある色成分についての濃度データがないと判断された場合には、処理はステップS105に進み、対応するバッファメモリの最下位ブロックに“データ無し”を示す情報をセットする。その後、処理はステップS106に進む。
【0043】
ステップS106では、全ての色成分濃度データに関して、1ライン分の記録用の画像データの生成が終了したかどうかを調べる。ここで、まだ画像データの生成が終了していないと判断された場合には、処理はステップS101に戻り、他の色成分データに関して上述の処理を繰り返す。以上のようにして、1ライン分の濃度データに関するバッファメモリへの格納が終了する。
【0044】
ここまでの処理でバッファメモリは、モノクロ画像記録の場合には図6のフェーズ1(phase1)に示すように、カラー画像記録の場合には図7のフェーズ1(phase1)に示すように、モノクロ画像とカラー画像とが混在する場合には例えば図8のフェーズ1(phase1)に示すようになっている。
【0045】
これに対して、ステップS106において、全ての色成分濃度データに関して、1ライン分の記録用の画像データの生成が終了したと判断された場合には処理はステップS107に進み、画像データの格納ブロックを1ブロックだけ最上位ブロック側にシフトする。さらに、処理はステップS108において、格納された画像データの内、いづれか1つの色成分データでも最上位ブロックに達したかどうかを調べる。この判定は各バッファメモリの最上位ブロックに設けられた判別部を用いて行なわれる。
【0046】
ここで、どの色成分データについても画像データの格納が最上位ブロックに達していないと判断された場合には、処理はステップS101に戻り、次のラインの画像データの格納を続ける。この段階は画像データの格納が最上位ブロックに達する前の、次々に画像データの各ラインのデータがバッファメモリに格納される状態に相当する。この段階では、バッファメモリは、モノクロ画像記録の場合には図6のフェーズ2と3(phase2、phase3)に示すように、カラー画像記録の場合には図7のフェーズ2と3(phase2、phase3)に示すように、モノクロ画像とカラー画像とが混在する場合には例えば図8のフェーズ2と3(phase2、phase3)に示すようになっている。
【0047】
これに対して、ステップS108において、格納された画像データの内、いづれか1つの色成分データでも最上位ブロックに達したと判断された場合には、処理はステップS109に進み、バッファメモリに格納されている画像データをデータ転送制御回路108に出力し、キャリッジモータ4を駆動して記録ヘッド1を移動させ、記録ヘッド一走査分の記録を行う。さらに、その記録動作の終了後、処理はステップS110において記録に用いられた画像データが格納されていたバッファメモリのブロックを解放する。
【0048】
ここで、再びバッファメモリの内部状態に注目すると、格納された画像データの内、いづれか1つの色成分データが最上位ブロックに達した段階において、バッファメモリは、モノクロ画像記録の場合には図6のフェーズ4(phase4)に示すように、カラー画像記録の場合には図7のフェーズ4(phase4)に示すように、モノクロ画像とカラー画像とが混在する場合には例えば図8のフェーズ4(phase4)に示すようになっている。
【0049】
また、ここで実行される記録ヘッド1走査分の記録幅について注目すると、モノクロ画像記録の場合には記録ヘッド1の黒ヘッド1Kの記録幅分(12ドット)となり、カラー画像記録の場合にはシアンヘッド1C、マゼンタヘッド1M、イエロヘッド1Yの記録幅分(4ドット)となる。一方、モノクロ画像とカラー画像とが混在する場合にはモノクロ画像領域では12ドットであるが、モノクロ画像からカラー画像に遷移する領域では4〜12ドット(図8の場合には10ドット)となる。
【0050】
次に処理はステップS111において、ステップS109で実行された記録動作の記録幅に相当する長さだけ記録用紙を搬送する。
【0051】
さらに、ステップS112では記録用紙1頁分の記録が完了したかどうかを調べ、記録未完了と判断されれば、処理はステップS101に戻り、記録完了と判断されれば処理を終了する。
【0052】
ここで、例えば、記録動作が続行される場合にはステップS111における記録用紙の搬送中に処理がステップS101に戻り、バッファメモリの内部は図6〜図8に示すフェーズ5(phase5)に示す状態になる。
【0053】
以上の制御をまとめると、記録する画像がモノクロ画像であっても、カラー画像であっても、或は、モノクロ画像とカラー画像とが混在する画像であっても、その種類に係らず、バッファメモリに係る記録制御は基本的に以下のフェーズの繰り返しとなる。
(1)フェーズ1
バッファメモリのクリア、及び、データ入力開始
(2)フェーズ2〜フェーズ3
データ入力続行、上位ブロックへのデータシフト、バッファメモリの空き領域の監視
(3)フェーズ4
少なくとも1つのバッファメモリの“フル”の確認、記録ヘッド1走査分の記録、及び、バッファメモリの解放
(4)フェーズ5(フェーズ1)
1走査記録幅分の記録用紙の搬送、及び、次のデータ入力
[変形例]
この実施形態に従う制御は、図3に示した以外の構成のノズル配列をもつ記録ヘッドにおいても適用可能である。
【0054】
図9はこの実施形態の変形例に従う記録ヘッド1のノズル構成を示す図である。この変形例の記録ヘッド1は図3に示した記録ヘッド1と同様に黒ヘッド1Kと、シアンヘッド1Cと、マゼンタヘッド1Mと、イエロヘッド1Yとから構成されており、黒ヘッド1Kの記録幅と、他の3つのヘッドの記録幅との比は、3:1となっているが、シアンヘッド1C、マゼンタヘッド1M、イエロヘッド1Yの3つのヘッドは、図9に示すように、副走査方向に1列に並ぶように配置され、この1列になったヘッドと、黒ヘッド1Kが主走査方向にそって配置される。
【0055】
なお、以下の説明を簡単にするため、ここでは、黒ヘッド1Kのノズル数を“12”とし、他の3つのヘッドのノズル数を夫々、“4”とする。
【0056】
図10は、図9に示すような構成の記録ヘッドに適用されるバッファメモリの構成を示す図である。図9に示すように、バッファメモリのサイズはそれぞれのヘッドの記録幅に対応し、4つのバッファメモリが夫々、K(黒)データ、C(シアン)データ、M(マゼンタ)データ、Y(イエロ)データに備えられる。これらのバッファメモリにおいて、黒ヘッド1Kに対応するバッファメモリ(Kバッファ)106Kには最大12ライン分のK(黒)データが、シアンヘッド1Cに対応するバッファメモリ(Cバッファ)106Cには最大4ライン分のC(シアン)データが、マゼンタヘッド1Mに対応するバッファメモリ(Mバッファ)106Mには最大8ライン分のM(マゼンタ)データが、イエロヘッド1Yに対応するバッファメモリ(Yバッファ)106Yには最大12ライン分のY(イエロ)データが格納できる。そして、KCMY濃度データが1ラインずつ入力されたとき、図10に示すように夫々のバッファメモリの最下位ブロックからその入力データが格納されていき、次の1ライン分の濃度データが入力されたときには、現在格納されているデータを1ブロックだけシフトし、常に最下位ブロックに新しい入力濃度データが格納されるようになっている。
【0057】
また、夫々のバッファメモリに濃度データが格納されて、バッファメモリが“フル”の状態になったときには、これを判別することができるように、図10に示すように、各バッファメモリの最上位ブロックには、判別部(図10では、K1、C1、M1、Y1として記されている)が設けられている。
【0058】
さて、以上のような構成の記録ヘッドとバッファメモリにカラー画像記録のためにKCMY濃度データが入力されたときのデータバッファの内部状態は、図11に示すように遷移する。
【0059】
即ち、フェーズ1(phase1)でKMCY濃度データ入力が始まり、フェーズ2〜3(phase2、phase3)でバッファメモリの内部状態の監視とデータ入力を続け、フェーズ4(phase4)でバッファメモリの少なくとも1つ(ここでは、Cバッファ)が“フル”になったことを確認すると、記録ヘッド1を1回走査してKデータとCデータとに関して記録幅4ドットの記録を行なう。その後、KバッファとCバッファを解放して内容をクリアする。そして、フェーズ5(phase5)(フェーズ1(phase1))で4ドット分記録用紙を搬送し、新たにデータ入力を開始する。このとき、MバッファとYバッファとは内容がクリアされていないので、最上位ブロックに向かってデータをシフトしながらデータ入力を行なう。
【0060】
さらに次のフェーズ2〜3でバッファメモリの内部状態の監視とデータ入力を続け、フェーズ4でバッファメモリの少なくとも1つ(ここでは、CバッファとMバッファ)が“フル”になったことを確認すると、記録ヘッド1を1回走査してKデータとCデータとMデータとに関して記録幅4ドットの記録を行なう。その後、KバッファとCバッファを解放して内容をクリアするとともに、Mバッファでは上位側4ブロックを解放して内容をクリアする。そして、フェーズ5(フェーズ1)で4ドット分記録用紙を搬送し、新たにデータ入力を開始する。このとき、Mバッファの一部(下位側4ブロック)とYバッファとは内容がクリアされていないので、最上位ブロックに向かってデータをシフトしながらデータ入力を行なう。
【0061】
さらに次のフェーズ2〜3でバッファメモリの内部状態の監視とデータ入力を続け、フェーズ4でバッファメモリの少なくとも1つ(ここでは、CバッファとMバッファとYバッファ)が“フル”になったことを確認すると、記録ヘッド1を1回走査してKデータとCデータとMデータとYデータとに関して記録幅4ドットの記録を行なう。その後、KバッファとCバッファを解放して内容をクリアするとともに、MバッファとYバッファでは上位側4ブロックを解放して内容をクリアする。
【0062】
以下同様にして記録動作を続行する。
【0063】
このように以上説明した変形例においても、たとえ、記録ヘッドのノズル構成やバッファメモリの構成が異なる場合でも、図5のフローチャートに示したのと同じ記録制御手順を用いて、また、前述したと同様のバッファメモリ制御に従って記録動作を行うことができる。
【0064】
なお、以上の変形例においてモノクロ画像を記録する場合には、前述の実施形態と同様にして記録制御がなされる。
【0065】
従って以上説明した実施形態によれば、記録ヘッドのノズル構成やバッファメモリの構成が異なったり、また、記録する画像がどのような種類(モノクロ画像、カラー画像、その混在画像)であっても、その種類に係らず、バッファメモリに係る記録制御は統一された1つ制御方法を用いることができる。
【0066】
さらに、モノクロ画像記録の場合には、黒ヘッドの記録幅を全て有効に利用するので、高速な記録が可能である。
【0067】
【他の実施形態】
ここでは、図9で示した構成の記録ヘッド1を使用し、マルチパス記録制御によって記録画像を完成させる場合のバッファメモリ制御について説明する。なお、この実施形態では、各画像記録領域それぞれについて記録ヘッドを2回走査することによって画像を完成させる2パス記録を行う場合について考える。
【0068】
図12は、図9に示すような構成の記録ヘッドで2パス記録を行なう場合に適用されるバッファメモリの構成を示す図である。このバッファメモリのサイズや構成は、図10に示したものと基本的には同じである。また、夫々のバッファメモリに濃度データが格納されて、バッファメモリが2パス記録を考慮した所定の格納状態になったときには、これを判別することができるように、図12に示すように、各バッファメモリの最上位ブロック及び所定のブロックには、判別部(図12では、K1、K2、C1、C2、M1、M2、Y1、Y2として記されている)が設けられている。判別部K1、C1、M1、Y1によって、画像データが各バッファメモリの最上位ブロックまで格納されたかどうかが判別され、判別部K2、C2、M2、Y2によって、記録完了までに必要な残り走査回数(NS)が判別できるようになっている。
【0069】
次に、2パス記録において実行されるバッファメモリ制御について、図13〜図15を参照して説明する。なお、ここでは記録用紙1頁分の記録動作について考える。また、データバッファは記録動作を開始するに当たって、内部が全てクリアされているとする。
【0070】
図13はバッファ制御処理を示すフローチャートであり、図14はモノクロ画像を記録する場合(Kデータのみが存在し、黒ヘッド1Kのみが使用される場合)のデータバッファの内部状態の遷移を示す図であり、図15はカラー画像を記録する場合(KCMYデータ全てが存在し、4つのヘッド全てを用いる場合)のデータバッファの内部状態の遷移を示す図である。
【0071】
図14〜図15において、網掛けされたブロックはバッファメモリが割り当てられて画像データが格納され、走査回数(NS)として“2”が設定されているブロックを示し、斜線が施されたブロックは走査回数(NS)が“1”となったブロックを示し、空白ブロックはバッファメモリが割り当てられておらず、画像データが格納されていないブロックを示す。また、K1、K2、C1、C2、M1、M2、Y1、Y2は判別部が設けられているブロックを示す。
【0072】
なお、図13に示すフローチャートにおいて前述の実施形態において説明したのと同じ処理ステップについては同じステップ参照番号を付し、ここでの説明は省略する。
【0073】
まず、CPU101は、ステップS101〜S104の処理の後、ステップS205において、また生成された記録用の画像データは2パス記録により記録を完了するため、判別部(K2、C2、M2、Y2)に走査回数(NS)として“2”にセットし、その後処理はステップS106に進む。
【0074】
ステップS106では、全ての色成分濃度データに関して、1ライン分の記録用の画像データの生成が終了したかどうかを調べる。ここで、まだ画像データの生成が終了していないと判断された場合には、処理はステップS101に戻り、他の色成分データに関して上述の処理を繰り返す。以上のようにして、1ライン分の濃度データに関するバッファメモリへの格納が終了する。ここまでの処理でバッファメモリは、モノクロ画像記録の場合には図14のフェーズ1(phase1)に示すように、カラー画像記録の場合には図15のフェーズ1(phase1)に示すようになっている。
【0075】
これに対して、ステップS106において、全ての色成分濃度データに関して、1ライン分の記録用の画像データの生成が終了したと判断された場合には処理はステップS107の処理を実行し、さらに、処理はステップS108において、格納された画像データの内、いづれか1つの色成分データでも最上位ブロックに達したかどうかを調べる。この判定は各バッファメモリの最上位ブロックに設けられた判別部(K1、C1、M1、Y1)を用いて行なわれる。
【0076】
ここで、どの色成分データについても画像データの格納が最上位ブロックに達していないと判断された場合には、処理はステップS210に進み、判別部(K2、C2、M2、Y2)の設けられたラインの位置まで少なくともいずれか1つの色成分データが達し、さらに、その判別部にまだ走査回数(NS)が“2”と設定されているかどうかを調べる。ここで、まだ、画像データの格納がその位置にまで達しておらず、また、その位置まで画像データの格納が達していても、その走査回数(NS)が“1”或は“0”であると判断されたならば、処理はステップS101に戻って、次のラインの画像データの格納を続ける。
【0077】
この段階は画像データの格納が最上位ブロックに達する前の、例えば、次々に画像データの各ラインのデータがバッファメモリに格納される状態に相当する。この段階では、バッファメモリは、モノクロ画像記録の場合には図14のフェーズ1と2(phase1、phase2)に示すように、カラー画像記録の場合には図15のフェーズ1(phase1)に示すようになっている。或は、図14のフェーズ4(phase4)に示すように、2パス記録における1パス目の記録が終了して走査回数(NS)が“1”となっているような状態になっている。
【0078】
これに対して、ステップS108において、格納された画像データの内、いづれか1つの色成分データでも最上位ブロックに達したと判断された場合には、或は、画像データの格納が判別部(K2、C2、M2、Y2)に達していて、その走査回数(NS)が“2”であると判断された場合には、処理はステップS211に進む。
【0079】
ここで、バッファメモリの内部状態に注目すると、モノクロ画像記録の場合であって、画像データの格納が判別部(K2)に達していて、その走査回数(NS)が“2”である状態では、バッファメモリは図14のフェーズ3(phase3)に示すように、また、画像データの格納が最上位ブロックに設けられた判別部(K1)に達した状態ではバッファメモリは図14のフェーズ5(phase5)、フェーズ6(phase6)に示すようになる。
【0080】
また、カラー画像記録の場合であって、例えば、シアン(C)データの格納が判別部(C2)に達していて、その走査回数(NS)が“2”である状態では、バッファメモリは図15のフェーズ2(phase2)に示すように、また、例えば、シアン(C)データの格納が最上位ブロックに設けられた判別部(C1)に達した状態ではバッファメモリは図15のフェーズ4(phase4)に示すようになる。
【0081】
ステップS211では、バッファメモリに格納されている画像データをデータ転送制御回路108に出力し、キャリッジモータ4を駆動して記録ヘッド1を移動させ、記録ヘッド一走査分の記録を行う。さらに、その記録動作の終了後、処理はステップS212において記録に用いられたバッファメモリの判別部(K2、C2、M2、Y2のいづれか)に設定された走査回数(NS)の値を“−1”し、さらに、ステップS213において記録に用いられた画像データが格納されており、走査回数(NS)の値が“0”となったバッファメモリであって、判別部(K2、C2、M2、Y2のいづれか)から上位にあるブロックを解放する。
【0082】
ここで、再びバッファメモリの内部状態に注目すると、格納された画像データの内、走査回数(NS)の値が“0”に達した段階において、バッファメモリは、例えば、モノクロ画像記録の場合には図14のフェーズ5(phase5)に示すように、カラー画像記録の場合には例えば図15のフェーズ4(phase4)に示すようになっている。そして、記録動作の後、図14〜図15において破線の円で示されるブロックに格納されている画像データがクリアされ、そのブロックが解放される。
【0083】
これに続いて、ステップS111では記録用紙を所定量だけ搬送する。なお、この実施形態では2パス記録がなされるので、記録用紙の頁の一番最初の記録ヘッドの走査による記録後だけは、記録用紙の搬送は行なわれない。
【0084】
以下、1頁分の記録動作完了まで上記の処理を繰り返す。
【0085】
従って以上説明した実施形態によれば、2パス記録の場合にも、画像データの格納状態を示す判別部と、その格納状態に加えて走査回数の判別ができるもう1つの判別部とを各メモリバッファに設け、画像データ入力に従う記録動作、バッファ解放、記録用紙搬送のタイミングを制御することにより、画像データの種類がモノクロ画像データであってもカラー画像データであっても、その種類に係らず、バッファメモリに係る記録制御は統一された1つ制御方法を用いることができる。
【0086】
さらに、モノクロ画像記録の場合には、黒ヘッドの記録幅を全て有効に利用するので、高速な記録が可能である。
【0087】
なお、この実施形態では2パス記録を例として説明したたが、3パス以上のマルチパス記録制御にも判別部をパス数分ずつ設けることにより本発明を適用することができる。
【0088】
以上の実施形態において、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0089】
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0090】
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0091】
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0092】
さらに、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0093】
加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0094】
また、以上説明した記録装置の構成に、記録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0095】
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
【0096】
以上説明した実施の形態においては、インクが液体であることを前提として説明しているが、室温やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0097】
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は適用可能である。このような場合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明においては、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0098】
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0099】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0100】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0101】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0102】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0103】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0104】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、効率的にバッファメモリを用いることができる結果、入力カラー画像データが種類がどのようなものであれ、その種類に係らず、バッファメモリに係る記録制御は統一された制御方法を用いることができ、さらに、入力カラー画像データが第1の色成分のみ、例えば、モノクロ画像データのみの場合には、記録可能幅の長い第1の記録可能幅を全て有効に利用することができるので、高速な記録が可能であるという効果がある。
【0107】
また、カラー画像記録やモノクロ画像記録を問わず、さらに、記録ヘッドの構成に依存せず、同一の記録制御が適用できるので、制御を共通化できるという利点もある。
【0108】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェット方式に従って記録を行う記録ヘッドを備えた記録装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】記録装置の制御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】記録ヘッド1のノズル構成を示す図である。
【図4】図3に示すような構成の記録ヘッドに適用されるバッファメモリの構成を示す図である。
【図5】バッファ制御処理を示すフローチャートである。
【図6】モノクロ画像を記録する場合のデータバッファの内部状態の遷移を示す図である。
【図7】カラー画像を記録する場合のデータバッファの内部状態の遷移を示す図である。
【図8】モノクロ画像とカラー画像とが混在する場合のデータバッファの内部状態の遷移を示す図である。
【図9】記録ヘッド1のノズル構成の変形例を示す図である。
【図10】図9に示す構成の記録ヘッドに適用されるバッファメモリの構成を示す図である。
【図11】図9に示す構成の記録ヘッドと図10に示す構成のバッファメモリにKCMY濃度データが入力されたときのデータバッファの内部状態の遷移を示す図である。
【図12】図9に示す構成の記録ヘッドで2パス記録を行なう場合に適用されるバッファメモリの構成を示す図である。
【図13】2パス記録におけるバッファ制御処理を示すフローチャートである。
【図14】2パス記録によってモノクロ画像を記録する場合のデータバッファの内部状態の遷移を示す図である。
【図15】2パス記録によってカラー画像を記録する場合のデータバッファの内部状態の遷移を示す図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド
1K 黒ヘッド
1C シアンヘッド
1M マゼンタヘッド
1Y イエロヘッド
2 キャリッジ
4 キャリッジモータ
9 搬送モータ
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インタフェース
105 ホストコンピュータ
106 バッファメモリ
107 モータドライバ
108 データ転送制御回路
109 CPUバス
Claims (10)
- カラー画像データの第1の色成分の記録のために第1の記録可能幅と第2の色成分の記録のために前記第1の記録可能幅よりは小さい第2の記録可能幅を有したカラー記録ヘッドと、前記カラー画像データを色成分毎に一時的に格納するため前記第1、及び第2の記録可能幅夫々に対応した容量を有した複数のバッファメモリとを制御して記録動作を行なう記録制御方法であって、
前記複数のバッファメモリに前記色成分データを入力する入力工程と、
前記複数のバッファメモリのデータ格納状態を監視する監視工程と、
前記監視工程における監視結果に基づいて、前記複数のバッファメモリの内、いずれかのバッファメモリがフルになったかどうかを判別する判別工程と、
前記判別工程において前記バッファメモリがフルになったと判別された際、前記監視工程において監視される前記データ格納状態に基づいて、前記カラー記録ヘッドによる前記第1の色成分データを用いた1回の走査記録の記録幅を決定する決定工程と、
前記決定工程において決定された記録幅に基づいて、前記カラー記録ヘッドを走査して記録媒体に記録を行なう記録工程と、
前記決定工程において決定された記録幅に基づいた搬送量、前記記録媒体を搬送する搬送工程と、
前記記録工程において記録に用いられたカラー画像データを前記複数のバッファメモリからクリアする解放工程とを有することを特徴とする記録制御方法。 - カラー画像データの第1の色成分の記録のために第1の記録可能幅と第2の色成分の記録のために前記第1の記録可能幅よりは小さい第2の記録可能幅を有したカラー記録ヘッドと、前記カラー画像データを色成分毎に一時的に格納するため前記第1、及び第2の記録可能幅夫々に対応した容量を有した複数のバッファメモリとを制御して記録を行なう記録装置であって、
前記複数のバッファメモリに前記色成分データを入力する入力手段と、
前記複数のバッファメモリのデータ格納状態を監視する監視手段と、
前記監視手段による監視結果に基づいて、前記複数のバッファメモリの内、いずれかのバッファメモリがフルになったかどうかを判別する判別手段と、
前記判別手段によって前記バッファメモリがフルになったと判別された際、前記監視手段によって監視される前記データ格納状態に基づいて、前記カラー記録ヘッドによる前記第1の色成分データを用いた1回の走査記録の記録幅を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された記録幅に基づいて、前記カラー記録ヘッドを走査して記録媒体に記録を行なう記録手段と、
前記決定手段によって決定された記録幅に基づいた搬送量、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記記録手段によって記録に用いられたカラー画像データを前記複数のバッファメモリからクリアする解放手段とを有することを特徴とする記録装置。 - 前記カラー画像データは黒成分データ、シアン成分データ、マゼンタ成分データ、イエロ成分データで構成される濃度データであり、
前記複数のバッファメモリは、前記黒成分データを格納する第1のバッファ、前記シアン成分データを格納する第2のバッファ、前記マゼンタ成分データを格納する第3のバッファ、前記イエロ成分データを格納する第4のバッファの4つのバッファを有し、
前記カラー記録ヘッドは、
前記4つのバッファ各々に格納された濃度データの各成分データに対応して黒のインクで記録を行なう前記第1の記録可能幅を有する第1のヘッドユニットと、
シアンのインクで記録を行なう前記第2の記録可能幅を有する第2のヘッドユニットと、
マゼンタのインクで記録を行なう前記第2の記録可能幅を有する第3のヘッドユニットと、
イエロのインクで記録を行なう前記第2の記録可能幅を有する第4のヘッドユニットとを有することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 前記第1のヘッドユニットの前記第1の記録可能幅と、前記第2、第3、第4のヘッドユニットの前記第2の記録可能幅との比は3:1であり、前記第1、第2、第3、第4ヘッドユニットからインクを吐出するインク吐出ノズル列は前記記録媒体の搬送方向にそって配置されることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記第1、第2、第3、第4ヘッドユニットは前記カラー記録ヘッドの走査方向にそって配置され、前記第1のバッファの容量と、前記第2、第3、第4のバッファの容量との比は3:1であることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- 前記カラー記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記カラー記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体を備えていることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
- 前記決定手段は、前記入力手段によって入力される色成分データが黒成分データのみである場合には、前記記録幅と記録媒体の搬送量とを前記第1のヘッドユニットの前記第1の記録可能幅に決定し、記録に用いられた全ての黒成分データをクリアするよう決定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- 前記複数のバッファメモリは各々、前記カラー記録ヘッドの1記録要素が前記カラー記録ヘッドの1走査によって記録するために必要な色成分データを格納するブロック複数個から構成されており、前記複数のブロックには最下位ブロックから順々に上位に向かって最上位ブロックまで区別可能となっていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記複数のバッファメモリ各々は複数のブロックに分割されており、前記データ格納状態は、前記第1の色成分データが格納されたブロックの数で表されることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
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