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JP3573691B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置、その製造方法及び動作方法に関し、より詳細には、電荷蓄積領域を備え、電気的に書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、不揮発性半導体記憶装置の1種として、酸化膜/窒化膜/酸化膜の積層膜からなるONO膜に電荷を蓄積する、NMOSと呼ばれるMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)タイプの2ビットのフラッシュセルが知られている(Boaz Eitan et. al., Extended Abstracts of the 1999 International Conference on Solid State Devices and Materials, 522 頁〜523頁)。
【0003】
このNROMセルは、図17(a)及び(b)に示したように、ゲート絶縁膜30を、電荷蓄積材料であるシリコン窒化膜31が2つのシリコン酸化膜32、33に挟まれたONO膜に置き換えたnチャンネルMOSFETと同様の構造を有する。なお、シリコン窒化膜31の上及び下のシリコン酸化膜32、33は、直接トンネル現象を避けるため、それぞれ50Å以上の膜厚を有している。また、ソース及びドレインを1本のビット線34で共有する仮想接地構造となっている。
【0004】
このNROMセルにおいては、以下に示すような特別な方法により、蓄積された電荷を2つの物理的に分離されたビットとして検出する。
図17(a)及び(b)におけるビット1(b1)に書き込みを行う場合、ビット線2(BL2)に0V、ビット線1(BL1)に4.5V、ワード線(WL)に9Vを印加してMOSFETをオンする。これによって、電子は、ビット線1近傍のシリコン窒化膜31、つまりビット1に注入され、蓄積される。
【0005】
また、書き込みを行ったビット1の読み出しを行う場合、ビット線2に1.5V、ビット線1に0V、ワード線に3Vを印加する。なお、ビット1直下では、ビット1に注入された電子によって閾値電圧が上昇している。そのため、読み出し電流が減少する。よって、この電流の減少を検出することにより読み出しを行うことができる。
ビット2(b2)に書き込み及び読み出しを行う場合は、ビット線1とビット線2の電圧を入れ替えることで行うことができる。
【0006】
なお、ゲート長の最小加工寸法が0.35μm程度で形成されるデバイスでは、電荷が蓄積された領域は100Å以下と幅が狭いため、一方のビットの電荷は、他方のビットの電荷に影響を与えない。
一方、消去は、下層のシリコン酸化膜32を通してホールを注入することによって行われる。例えば、図17(a)及び(b)におけるビット1のデータを消去する場合、ビット線1に8V、ビット線2に3V、ワード線に0Vを印加する。これにより、バンド間トンネル現象によってホールが発生し、さらに横方向電界によって加速され、ホールが下層のシリコン酸化膜32を通してシリコン窒化膜31に注入され、ビット1のデータが消去される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したようなNROMセルでは、2つのビット(b1、b2)を同じゲート電圧(ワード線)で制御しているため、つまり、選択セルとその選択セルに隣接するセルが一つのソース/ドレイン間(ビット線間)に存在し、これらのセルに対して同じワード線によって同一の電圧しか印加できないため、読み出し精度が悪くなる。読み出し精度が悪くなると、読み出し時のマージンも小さいため、僅かな電子や正孔の移動が誤読み出しを引き起こすことになり、デバイスの信頼性が悪くなる。
【0008】
また、微細化が進展して実効チャネル長が一層短くなると、隣接ビット間の距離が小さくなり、電子や正孔の横方向の移動の影響を受けやすくなり、一方のビットの電荷が他方のビットの電荷に影響を与えることになる。これにより、誤読み出しを招いたり、書き込みや消去時の制御性が悪くなったりし、ベリファイ回数の増加や、精密な電圧制御が必要となり、書き込みや消去のスピードが遅くなるという課題があった。
また、書き込み方法にホットエレクトロン注入法を用いているため、書き込み速度が遅く、消費電力が大きいという課題もあった。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、一対の不純物拡散層間にある複数のビットを、それぞれのビットに対応したゲート電極を用いて同一又は異なったゲート電圧によって制御し、読み出し精度の向上を図ることができる不揮発性半導体記憶装置、その製造方法及び動作方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、半導体基板表面に形成された一対の不純物拡散層と、これら不純物拡散層間であって、これら不純物拡散層のそれぞれに隣接するように半導体基板上に電荷蓄積層を介して形成された2つの矩形の制御ゲートと、これら制御ゲート間であって半導体基板上にワードゲート絶縁膜を介して形成されたワード線を有するワードゲートトランジスタとからなる不揮発性半導体装置であって、
前記制御ゲート上の絶縁膜がシリコン窒化膜からなり、前記ワードゲート絶縁膜がシリコン酸化膜からなり、
前記2つの制御ゲートが、ワードゲート絶縁膜を介してワード線で接続されている単位セルが構成されてなる不揮発性半導体記憶装置が提供される。
【0011】
また、本発明によれば、半導体基板表面にY軸方向に互いに平行に形成されたビット線として機能する一対の不純物拡散層と、該一対不純物拡散層の間であって、これら不純物拡散層のそれぞれに隣接するように半導体基板上に電荷蓄積層を介してY軸方向に互いに平行に形成された2つの矩形の制御ゲートと、X軸方向に延設され、前記制御ゲート上においては絶縁膜を介して、前記制御ゲート間の半導体基板上においてはワードゲート絶縁膜を介して形成されたワード線から構成されるワードゲートトランジスタとからなる不揮発性半導体装置であって、
前記制御ゲート上の絶縁膜がシリコン窒化膜からなり、前記ワードゲート絶縁膜がシリコン酸化膜からなり、
前記2つの制御ゲートが、ワードゲート絶縁膜を介してワード線で接続されている単位セルを複数個有してなる不揮発性半導体記憶装置が提供される。
【0012】
さらに、本発明によれば、(a)半導体基板上にX軸方向に互いに平行な複数のSTI膜による素子分離領域を形成する工程と、(b)該素子分離領域を含む半導体基板上にONO膜、制御ゲート用ポリシリコン膜及びシリコン窒化膜を順次堆積し、所望の形状にパターニングすることによりY軸方向に互いに平行な複数の制御ゲートを形成する工程と、(c)該制御ゲートに隣接し、Y軸方向に互いに平行な複数の不純物拡散層を形成する工程と、(d)該不純物拡散層上と制御ゲート間とに酸化膜を埋め込む工程と、(e)前記制御ゲート間に埋め込まれた酸化膜のみを除去する工程と、(f)前記制御ゲート間にワードゲートトランジスタを形成する工程とを含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、主として、半導体基板表面に形成された一対の不純物拡散層と、半導体基板上に形成された電荷蓄積層と、2つの制御ゲートと、半導体基板上に形成されたワードゲート絶縁膜及びワード線を有するワードゲートトランジスタとから構成される。
【0018】
本発明の不揮発性半導体記憶装置において使用することができる半導体基板としては、通常、半導体装置に使用されるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、シリコン、ゲルマニウム等の元素半導体、GaAs、InGaAs、ZnSe等の化合物半導体が挙げられる。なかでもシリコン基板が好ましい。この半導体基板上には、素子分離領域が形成されていることが好ましく、さらにトランジスタ、キャパシタ、抵抗等の素子、層間絶縁膜、これらによる回路、半導体装置等が組み合わせられて、シングル又はマルチレイヤー構造で形成されていてもよい。なお、素子分離領域は、LOCOS膜、トレンチ酸化膜、STI膜等種々の素子分離膜により形成することができ、なかでも、STI膜による素子分離領域を有していることが好ましい。
【0019】
半導体基板表面に形成された不純物拡散層は、ビット線として機能するものであり、一対(2本)以上形成されていることが好ましい。なかでも、Y軸方向に複数本延設され、互いに平行に配置していることがより好ましい。不純物拡散層の幅及び長さ等は、得られる不揮発性半導体装置の性能等により適宜調整することができる。不純物濃度は、特に限定されるものではないが、例えば、1〜2×1021/cm−3程度が挙げられる。また、不純物拡散層は、その全てにおいて、同じ幅、長さ、不純物濃度を有していてもよいが、交互に、規則的に又は変則的に幅、長さ又は不純物濃度が異なっていてもよい。
【0020】
半導体基板上に形成された電荷蓄積層とは、通常半導体装置において電荷を蓄積し得る材料から構成されるものであれば特に限定されるものではなく、1種の材料からなる単層膜、2種以上の材料からなる2以上の積層膜等の種々のものが挙げられる。代表的には、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積層膜が挙げられる。シリコン酸化膜としては、例えば、高温酸化膜:HTO膜、熱酸化膜、低温酸化膜:LTO膜、HDP(高密度プラズマ)−CVD酸化膜等の種々の膜が挙げられる。シリコン窒化膜としては、CVD法、プラズマCVD法等の公知の方法により形成された種々の膜が挙げられる。ONO膜の膜厚は特に限定されるものではないが、例えば、4〜5nm/7〜8nm/6〜7nm程度が挙げられる。
【0021】
制御ゲートは、少なくとも一対の不純物拡散層の間であって、これら不純物拡散層のそれぞれに隣接するように、半導体基板上に電荷蓄積層を介してY軸方向に互いに平行に形成されてなる。制御ゲートの幅及び長さ等は、得られる不揮発性半導体装置の性能等により適宜調整することができる。また、膜厚は、例えば、50〜150nm程度が挙げられる。制御ゲートは、通常電極として使用することができる材料であればどのようなものでも使用することができ、例えば、ポリシリコン;金属(アルミニウム、金、銅、銀、タングステン、タンタル、チタン、コバルト等);シリサイド(タングステンシリサイド等)又はそれらの積層膜(例えば、ポリシリコンとタングステンシリサイド等)等が挙げられる。また、2つの制御ゲートは、同じ幅、長さ、膜厚、同じ材料で形成されていることが好ましいが、互いに異なっていてもよい。
【0022】
半導体基板上に形成されたワードゲートトランジスタは、ワードゲート絶縁膜とその上に形成されたワード線とから構成される。なお、ワードゲートトランジスタのソース/ドレイン領域は、上記一対の不純物拡散層が利用される。
ワードゲート絶縁膜は、通常ゲート絶縁膜として使用される膜、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜又はこれらの積層膜等によって形成することができる。なかでも、シリコン酸化膜が好ましい。シリコン酸化膜によって形成されることにより、2つの制御ゲート下に配置する電荷蓄積層をワードゲート絶縁膜によって分離することができる。ワードゲート絶縁膜の膜厚は、特に限定されるものではないが、例えば、10〜20nm程度が挙げられる。
【0023】
ワード線は、少なくとも、一対の不純物拡散層の間であって、2つの制御ゲート間のワードゲート絶縁膜上に形成されている。好ましくは、X軸方向に延設され、制御ゲート上においては絶縁膜を介して、2つの制御ゲート間の半導体基板上においてはワードゲート絶縁膜を介して形成されていることが好ましい。ワード線は、上記の制御ゲートと同様の材料の中から選択して形成することができる。この場合の膜厚は、例えば、50〜150nm程度が挙げられる。ワード線の幅及び長さ等は、得られる不揮発性半導体装置の性能等により適宜調整することができる。なお、制御ゲート上に形成される絶縁膜は、制御ゲートとワード線とを電気的に分離することができるものであればよく、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、これらの積層膜等が挙げられる。また、膜厚は、例えば、100〜250nm程度が挙げられる。
【0024】
ワードゲートトランジスタは、ワードゲートトランジスタに隣接する2つの制御ゲートと直列に接続されて単位セルを構成する。つまり、単位セルは、ワードゲートトランジスタを構成するワードゲート絶縁膜を介して形成されたワード線の両側に制御ゲートが配置することにより、各制御ゲート下のONO膜に、別々の制御ゲート電圧によって、それぞれビット情報を書き込み、読み出し、消去することができる。
【0025】
なお、従来技術においては、一対の不純物拡散層間に存在する2ビットを同一のワードゲート電圧で制御しているため、ワードゲート電圧をドレイン電圧以上に上げると、3極管領域になり、ドレイン側に空乏層ができなくなり、ソース側のビットがドレイン側のビットの影響を受ける。多値の場合には、ビットの閾値電圧が上がりワードゲート電圧を上げる必要があるため、読み出し精度が悪くなり、読み出しマージンを多くとることが必要となり、多値化が困難であった。一方、本発明の半導体装置の動作方法によれば、2つの制御ゲートに対応する2ビットの情報を、それぞれの制御ゲート電圧で制御することにより、読み出し精度を向上させることができ、多値化が容易となる。
【0026】
また、本発明の半導体装置の製造方法によれば、まず、工程(a)において、半導体基板上にX軸方向に互いに平行な複数のSTI膜による素子分離領域を形成する。ここでSTI膜とは、STI法によって、比較的浅いトレンチ内に形成される絶縁膜による素子分離膜を意味する。STI膜の膜厚、幅等は、得ようとする不揮発性半導体記憶装置の性能等により適宜調整することができる。具体的には、半導体基板上全面にシリコン窒化膜等の絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィ及びエッチング工程によりトレンチを形成する領域に開口を有するように絶縁膜をパターニングし、この絶縁膜を用いてエッチングすることにより、半導体基板に所定の深さのトレンチをX軸方向に複数本、互いに平行に形成することができる。
【0027】
工程(b)において、素子分離領域を含む半導体基板上にONO膜、制御ゲート用ポリシリコン膜及びシリコン窒化膜を順次堆積する。ONO膜、ポリシリコン膜及びシリコン窒化膜は、公知の方法、例えば、熱酸化法、CVD法、プラズマCVD法、蒸着法、スパッタ法等の種々の方法の中から適宜選択して形成することができる。なお、ここで形成されるシリコン窒化膜は、後工程において、エッチング保護膜又はエッチングストッパ等として機能しうるものであり、少なくともONO膜を構成するシリコン窒化膜よりも厚膜で形成することが必要である。具体的には、100〜250nm程度が挙げられる。
次いで、これらの膜を所望の形状にパターニングすることによりY軸方向に互いに平行な複数の制御ゲートを形成する。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィ及びエッチング工程によるマスクパターンを用いて行うことができる。なお、ポリシリコン膜を制御ゲートにパターニングする際、ポリシリコン膜上のシリコン窒化膜も同様にパターニングすることとなるが、ポリシリコン膜のONO膜における上層のシリコン酸化膜のみを同様にパターニングすることが好ましい。これにより、ONO膜におけるシリコン窒化膜を、後工程において、エッチング保護膜又はエッチングストッパとして利用することができる。
【0028】
工程(c)において不純物拡散層を形成する。不純物拡散層は、制御ゲートに隣接するように、Y軸方向に互いに平行に複数形成することが好ましい。ここでの不純物拡散層は、フォトリソグラフィ及びエッチング工程により所定形状のマスクパターンを形成し、そのマスクパターンと制御ゲートとをマスクとして用いて、例えば、イオン注入により形成することができる。イオン注入は、例えば、n型不純物拡散層を形成する場合にはリン、砒素等、p型不純物拡散層を形成する場合には、ボロン等を用いて、1〜5×1015cm−2のドーズ、10〜40keVの加速エネルギーで行うことができる。
【0029】
なお、不純物拡散層をY軸方向に連続的に形成するために、イオン注入の前に、制御ゲートに隣接する領域におけるSTI膜を除去しておくことが好ましい。この際のSTI膜の除去は、不純物拡散層を形成するために用いるマスクパターンを用いて、酸又はアルカリ溶液を用いたウェットエッチング法、RIE等のドライエッチング法等によってエッチング除去することができる。また、STI膜を除去しない場合には、例えば、異なる加速エネルギーを用いて複数回イオン注入してもよい。
続いて又はその後の工程において、熱処理を行うことにより不純物拡散層を形成することができる。ここでの熱処理は、イオン種、ドーズ、得ようとする不揮発性半導体記憶装置のサイズ等により適宜調整して行うことができる。
【0030】
工程(d)において、不純物拡散層上と制御ゲート間とに酸化膜を埋め込む。まず、制御ゲート等が形成された半導体基板上全面に酸化膜を形成し、制御ゲートの上に配置するシリコン窒化膜の表面が露出するまでエッチバックすることにより埋め込むことができる。酸化膜は、例えば、CVD法、プラズマCVD法等の公知の方法により、HTO膜、熱酸化膜、LTO膜、HDP−CVD酸化膜等の種々の酸化膜として形成することができる。また、酸化膜の膜厚は、STI膜、ONO膜、制御ゲート及びシリコン窒化膜の膜厚の合計よりも厚膜であることが好ましく、例えば、500〜700nm程度が挙げられる。エッチバックは、例えば、ウェットエッチング法、ドライエッチング法、CMP法等により行うことができ、なかでもCMP法が好ましい。なお、制御ゲート上に配置するシリコン窒化膜は、この際のエッチング保護膜又はエッチングストッパとして利用することができる。
【0031】
工程(e)において、一対の不純物拡散層の間であって、制御ゲート間に埋め込まれた酸化膜のみを除去する。酸化膜は、酸化膜を除去しようとする領域に開口を有するレジストパターンを用いてエッチングすることにより除去することができる。この際、先の工程でONO膜におけるシリコン窒化膜を除去せずに残存させていた場合には、このシリコン窒化膜を、エッチングストッパとして用いることができる。
【0032】
工程(f)において、制御ゲート間にワードゲートトランジスタを形成する。
【0033】
まず、工程(e)において酸化膜を除去した領域において、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜等が形成されている場合には、これらの膜を除去し、半導体基板表面を露出させる。
続いて、露出した半導体基板上にワードゲート絶縁膜を形成する。ワードゲート絶縁膜は、熱酸化、CVD法等の公知の方法により形成することができる。なお、ワードゲート絶縁膜は、露出した半導体基板上のみならず、制御ゲートの側壁をも被覆するように形成することが好ましい。
【0034】
その後、得られた基板上全面にワード線用導電材料を形成し、所定の形状にパターニングする。パターニングは、例えば、導電材料の上に、所望の形状を有するシリコン窒化膜をマスクとして形成し、このマスクを用いて導電材料をエッチングすることにより行うことができる。なお、所望の形状を有するシリコン窒化膜は、その側壁に、例えば、シリコン窒化膜によるサイドウォールスペーサを有していてもよい。サイドウォールスペーサを有することにより、導電材料をワード線にパターニングする際のミスアライメントマージンを広げることができる。これにより、制御ゲート上においては絶縁膜を介して、制御ゲート間の半導体基板上においてはワードゲート絶縁膜を介して、X軸方向に延設されたワード線を形成することができ、ワードゲートトランジスタを形成することができる。
【0035】
なお、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法においては、所望の工程前、中、後に、不純物のドーピング、閾値電圧調整用のイオン注入、熱処理、絶縁膜の形成、コンタクトホールの形成及び/又は配線層の形成等を行うことによって、不揮発性半導体記憶装置を完成することができる。
【0036】
さらに、本発明の不揮発性半導体記憶装置の動作方法によれば、上記不揮発性半導体装置において、一対の不純物拡散層のうち一方の不純物拡散層の電圧を所定の正電圧に設定し、その不純物拡散層に隣接する一方の制御ゲートの電圧を一方の不純物拡散層に付加した電圧よりも高い電圧に設定し、他方の制御ゲート電圧をその制御ゲートトランジスタの閾値電圧よりも高い電圧に設定するとともに、ワードゲート電圧をワードゲートトランジスタの閾値電圧と同程度の電圧に設定する。
【0037】
ここで、一方の制御ゲート電圧としては、一方の不純物拡散層に付加した電圧よりも高い電圧であるほど電子の注入効率が上がるので、一方の不純物拡散層の電圧よりも高いほうが好ましい(Vcg1>>Vd)。
他方の制御ゲート電圧としては、他方の制御ゲートトランジスタの閾値以上、つまり他方の制御ゲートトランジスタをオンさせ得る程度の電圧よりも高い電圧が好ましい(Vcg2>Vth)。
さらに、ワードゲート電圧としては、ワードゲートトランジスタの閾値付近、つまりワードゲートトランジスタをオンさせ得る程度の電圧が挙げられる(Vw1≒Vth)。
一方の不純物拡散層、一方及び他方の制御ゲート電圧、ワードゲート電圧は、具体的には、それぞれ4〜6V程度、8〜10V程度、3〜5V程度、1〜2V程度が挙げられる。
【0038】
これにより、一方の制御ゲートに対応するビットに書き込みを行うことができる。この書き込み方法は、一般にソースサイドインジェクション法と呼ばれており、下記に示すチャネルホットエレクトロン注入法よりも3桁程度注入効率が高く、書き込み速度の高速化が可能となる。
【0039】
また、別の動作方法によれば、上記不揮発性半導体装置において、一対の不純物拡散層のうち一方の不純物拡散層の電圧を所定の正電圧に設定し、その不純物拡散層に隣接する制御ゲートの電圧を一方の不純物拡散層に付加した電圧と同程度の電圧に設定し、他方の制御ゲート電圧をその制御ゲートトランジスタの閾値電圧よりも高い電圧に設定するとともに、ワードゲート電圧をワードゲートトランジスタの閾値電圧よりも高い電圧に設定する。
【0040】
ここで、一方の制御ゲート電圧としては、電子の注入効率が最も高い、一方の不純物拡散層に付加した電圧と同程度の電圧であることが好ましい(Vcg1≒Vd)。
他方の制御ゲート電圧としては、他方の制御ゲートトランジスタの閾値以上、つまり他方の制御ゲートトランジスタをオンさせ得る程度の電圧よりも高い電圧が好ましい(Vcg2>Vth)。
さらに、ワードゲート電圧としては、ワードゲートトランジスタの閾値以上、つまりワードゲートトランジスタをオンさせ得る程度の電圧よりも高い電圧が挙げられる(Vw1>Vth)。
【0041】
一方の不純物拡散層、一方及び他方の制御ゲート電圧、ワードゲート電圧は、具体的には、それぞれ4〜6V程度、4〜6V程度、3〜5V程度、3〜4V程度が挙げられる。
これにより、一方の制御ゲートに対応するビットに書き込みを行うことができる。この書き込み方法は、一般にチャネルホットエレクトロン注入法とよばれている。
【0042】
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の動作方法によれば、上記不揮発性半導体装置において、一方の制御ゲート電圧を所定の負電圧に設定し、基板電圧を接地するか、あるいは所定の正電圧に設定する。
一方の制御ゲート電圧、基板電圧は、具体的にはそれぞれ−5〜−12V程度、0〜5V程度が挙げられる。
これにより、一方の制御ゲートに対応するビットに消去を行うことができる。この消去方法は、一般にFNトンネル消去法と呼ばれている。
【0043】
さらに、別の動作方法によれば、上記不揮発性半導体装置において、一方の制御ゲート電圧を所定の負電圧に設定し、その制御ゲートに隣接する不純物拡散層の電圧を所定の正電圧に設定する。
一方の制御ゲート電圧、その制御ゲートに隣接する不純物拡散層の電圧は、具体的にはそれぞれ−4〜−7V程度、5〜6V程度が挙げられる。
これにより、一方の制御ゲートに対応するビットに消去を行うことができる。この消去方法は、一般にバンドトゥーバンドトンネル消去法と呼ばれている。
【0044】
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の動作方法によれば、上記不揮発性半導体装置において、一対の不純物拡散層のうち一方の不純物拡散層の電圧を所定の正電圧に設定し、一方の制御ゲート電圧を所定の電圧に設定し、他方の制御ゲート電圧をその制御ゲートトランジスタの閾値電圧よりも高い電圧に設定するとともに、ワードゲート電圧をワードゲートトランジスタの閾値電圧よりも高い電圧に設定する。
一方の不純物拡散層、一方及び他方の制御ゲート電圧、ワードゲート電圧は、具体的にはそれぞれ1〜2V程度、0〜5V程度、3〜5V程度、3〜4V程度が挙げられる。
これにより、一方の制御ゲートに対応するビットに読み出しを行うことができる。
【0045】
以下に、本発明の不揮発性半導体記憶装置、その製造方法及び動作方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、図1(a)〜(c)に示したように、シリコン基板1表面に、Y軸方向に互いに平行に形成されたビット線14として機能する一対の不純物拡散層と、これら不純物拡散層の間であって、これら不純物拡散層のそれぞれに隣接するように、シリコン基板1上にONO膜9を介してY軸方向に互いに平行に形成された2つの制御ゲート10と、X軸方向に延設され、制御ゲート10上においては絶縁膜11を介して、制御ゲート10間のシリコン基板1上においてはワードゲート絶縁膜17を介して形成されたワード線23から構成されるワードゲートトランジスタとからなる。
【0046】
この不揮発性半導体記憶装置においては、図16に示したように、2つの制御ゲート10(例えば、CG1、CG2)と1つのワードゲートトランジスタとが直列に接続されて単位セルを構成し、この単位セルが複数個マトリクス状に配設されている。
【0047】
以下に、図1の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を図2〜図15に基づいて説明する。なお、図2〜図15において、(a)は図1(a)のX−X’線断面図、(b)はX−X’線断面図、(c)はY−Y’線断面図、(d)はY−Y’線断面図を示す。
まず、図2(a)〜(d)に示したように、p型シリコン基板1上にシリコン窒化膜2を形成する。シリコン窒化膜2の上にレジストを塗布して、フォトリソグラフィ及びエッチング工程により、シャロートレンチ素子分離(STI)膜を形成する領域に開口を有するレジストパターン3を形成する。このレジストパターン3をマスクとして用いて、シリコン窒化膜2及びシリコン基板1をエッチングし、STI膜用のトレンチ4を形成する。
【0048】
レジストパターン3を除去した後、図3(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上全面にシリコン酸化膜を形成し、シリコン窒化膜4が露出するまでエッチバックすることにより、トレンチ4内にシリコン酸化膜を埋め込み、STI膜5を形成する。ここで、シリコン窒化膜2は、エッチングストッパ及び活性領域の保護のために用いられる。
シリコン窒化膜2を除去した後、図4(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上全面に、シリコン酸化膜8/シリコン窒化膜7/シリコン酸化膜6(5nm/7nm/5nm)からなるONO膜9、制御ゲート用のポリシリコン膜10a及びシリコン窒化膜11(50nm)を順次形成する。
【0049】
次に、図5(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上に制御ゲート形成用のレジストパターン12を形成し、このレジストパターン12をマスクとして用いてシリコン窒化膜11、ポリシリコン膜10a及びシリコン酸化膜8をエッチングし、制御ゲート10を形成する。
レジストパターン12を除去した後、図6(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上に、ビット線形成用のレジストパターン13を形成する。このレジストパターン13、制御ゲート10及びシリコン窒化膜11をマスクとして用いて、ビット線形成領域に配置するシリコン窒化膜7、シリコン酸化膜6及びSTI膜5をエッチング除去する。なお、この際のエッチングによって、シリコン窒化膜11の表面もエッチングされるが、シリコン窒化膜7に比較して厚いため、すべて除去されることなく、制御ゲート10上に残る。続いて、レジストパターン13、制御ゲート10及びシリコン窒化膜11をマスクとして用いて、シリコン基板1の表面に砒素イオンを、15keVの加速エネルギー、5×1014のドーズでイオン注入する。
【0050】
レジストパターン13を除去した後、注入領域におけるシリコンの結晶性の回復、砒素の活性化のために、800℃程度の温度で、30分間アニールを行うことにより、図7(a)〜(d)に示したように、ビット線14を形成する。
【0051】
続いて、図8(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上全面に、HDP(High Density Plasma)酸化膜15を堆積する。
その後、シリコン窒化膜11が露出するまでHDP酸化膜15をエッチバックしてその表面を平坦化する。なお、シリコン窒化膜11は、この際のエッチングにおいてエッチングストッパとして機能する。
次いで、図9(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上にワードゲート絶縁膜用のレジストパターン16を形成する。このレジストパターン16をマスクとして用いて、制御ゲート10間のHDP酸化膜15をエッチング除去する。この際、図9(b)に示したように、シリコン窒化膜7がトレンチ内に埋め込まれたSTI膜5のエッチングを防止している。
【0052】
さらに、シリコン窒化膜7及びシリコン酸化膜6を除去する。その後、図10(a)〜(d)に示したように、制御ゲート10間のシリコン基板1上、制御ゲート10の側壁にワードゲート絶縁膜17を形成する。
次いで、図11(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上にポリシリコン膜18、タングステンシリサイド膜19及びシリコン窒化膜20を順次堆積する。なお、ポリシリコン膜18は、図11(a)及び(b)に示したように、2つの制御ゲート10間に埋め込まれる。
続いて、図12(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上にワード線形成用のレジストパターン21を形成し、このレジストパターン21をマスクとして用いて、シリコン窒化膜20をパターニングする。
【0053】
レジストパターン21を除去した後、図13(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上に、さらにシリコン窒化膜を堆積し、このシリコン窒化膜をRIEによりエッチバックして、シリコン窒化膜20の側壁にサイドウォールスペーサ22を形成する。これは、ワード線と活性領域とのミスアライメントマージンを広げるためである。
次に、図14(a)〜(d)に示したように、シリコン窒化膜20及びサイドウォールスペーサ22とをマスクとして用いて、タングステンシリサイド19及びポリシリコン膜18をエッチングすることにより、ワード線23を形成する。その後、図15(a)〜(d)に示したように、得られたシリコン基板1上に、BPSG膜24を保護膜として形成する。
上記の工程により、不揮発性半導体記憶装置を完成させることができる。
【0054】
次に、上記不揮発性半導体記憶装置の書き込み、消去及び読み出し方法について、図16、表1及び表2を用いて説明する。
・チャネルホットエレクトロン書き込み
全てが消去状態(閾値が負の状態)となっているブロック内のセルに書き込みを行う場合、書き込みたいセルにおける制御ゲートとチャネル領域との間の窒化膜のトラップサイトにのみ、選択的に電子を注入し閾値電圧を正にする。
例えば、図16のセル11(C11)に書き込みを行う場合、表1に示したように、ビット線1(BL1)に5V、ビット線2(BL2)に0Vを印加する。制御ゲート2(CG2)に5V、ワード線1(WL1:選択ゲート1)に3Vを印加する。これにより、ビット線2の0Vの電位は、セル12(C12)と選択ゲート(WL1)のチャネル領域に伝わる。ここで、制御ゲート2(CG2)の電圧は、セルC12が書き込み状態の閾値電圧以上である必要がある。このような電圧をCG2に印加することにより、CG2下部のチャネル領域を反転することができ、その結果、セル11(C11)のソース側へビット線2(BL2)の0V電位を伝達することができる。さらに、制御ゲート1(CG1)に5Vを印加することにより、セル11のチャネルに反転層が形成され、ソース側の選択ゲートのチャネル領域の0Vから、ドレイン側のビット線1(BL1)の5Vに向かって、電子が流れる。ここで、制御ゲート電圧≒ドレイン電圧(ビット線1電圧)にすることにより、ドレイン近傍で空乏層が発生し(ピンチオフ)、横方向電界が大きくなる。この横方向電界により加速され、酸化膜のエネルギー障壁を越えるエネルギーを得た電子が、制御ゲート(CG1)とチャネル領域の間の窒化膜へ注入され、閾値電圧を正にすることができ、書き込みが行われる。
この書き込み方法は、一般には、チャネルホットエレクトロン注入と呼ばれている。
【0055】
【表1】
Figure 0003573691
【0056】
・ソースサイドインジェクション書き込み
全てが消去状態(閾値が負の状態)となっているブロック内のセルに書き込みを行う場合、書き込みたいセルにおける制御ゲートとチャネル領域との間の窒化膜のトラップサイトにのみ、選択的に電子を注入し閾値電圧を正にする。
例えば、図16のセル11(C11)に書き込みを行う場合、表2に示したように、ビット線1(BL1)に5V、ビット線2(BL2)に0Vを印加する。制御ゲート2(CG2)に5Vを印加する。これにより、反転層が形成され、ビット線2(BL2)の0Vの電位は、セルC12のチャネル領域に伝わる。ここで、制御ゲート2(CG2)の電圧は、セルC12(C12)が書き込み状態の閾値電圧以上である必要がある。一方、制御ゲート1(CG1)に10Vを印加することにより、反転層が形成され、ビット線1(BL1)の5Vの電位は、セル11のチャネル領域に伝わる。
【0057】
ここでワード線1(WL1)に1Vを印加することにより、セル11のチャネル領域の間に、空乏層が形成され、横方向電界が大きくなる。ここで、注入効率を上げるため、ワード線には選択ゲートの閾値電圧を印加する必要がある(閾値電圧以下では電流が流れなく、閾値電圧付近でホットエレクトロンの発生が最大になるため)。さらに、制御ゲート1(CG1)の電圧がドレイン電圧(ビット線1電圧)の5Vに対して10Vと大きいため、セルC11のONO膜中の電界は、電子を集める方向に働いている。よって、横方向電界により加速され、酸化膜のエネルギー障壁を越えるエネルギーを得た電子が、効率よく制御ゲート1とチャネル領域の間の窒化膜へ注入され、閾値電圧が正に書き込まれる。
この書き込み方法は、一般には、ソースサイド注入と呼ばれている。上述したチャネルホットエレクトロン書き込みより3桁程度、注入効率が高い。
【0058】
【表2】
Figure 0003573691
【0059】
・ホットホール消去
セルC11、C12、C21、C22を同時に消去する場合、制御ゲート1、2にそれぞれ5Vを印加し、ビット線1、2に+5Vを印加する。その他の端子は、GNDに固定する。ドレイン近傍でバンド間電流が発生し、横方向の電界で加速されホットになった正孔が窒化膜のトラップサイトに注入される。結果として、制御ゲートとチャネル領域の間の窒化膜に正孔が蓄積し、セルの閾値電圧を0V以下の消去状態に下げる。
この消去方法は、ビット線1につながったセル11、21のみを消去することもできる。この場合は、制御ゲート2(CG2)を0Vとし、かつビット線2(BL2)を0Vまたはフローティングにし、他の端子は上記条件と同一にすればよい。
なお、最小の消去範囲は、ビット線単位となる。
【0060】
・FN消去
セルC11、C12、C21、C22を同時に消去する場合、制御ゲート1、2にそれぞれ−10Vを印加する。ビット線1、2はそれぞれフローティング、ワード線と基板電圧は0Vに印加する。制御ゲートとシリコン基板間ONO膜に高電圧が印加され、FNトンネル現象により窒化膜にトラップされていた電子を、シリコン基板へ引き抜くことにより、セルの閾値電圧を0V以下の消去状態に下げる。
この消去方法は、制御ゲート1(CG1)につながったセル11、21のみを消去することもできる。最小の消去範囲は、制御ゲート単位となる。
【0061】
・読み出し動作
ビット線1に1V、ビット線2に0Vを印加しておく。CG2電圧に+5V、WL電圧に+3Vを印加し、セル12と選択ゲートをオン状態にしておく。ここで、CG2電圧は、セル12が書き込み状態の閾値電圧以上、WL電圧は、選択ゲートの閾値電圧以上である必要がある。次に、CG1電圧を0Vとし、電流が流れるか流れないかで、選択セルが書き込み状態か消去状態かを判定する。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、半導体基板表面に形成された一対の不純物拡散層と、これら不純物拡散層間であって、これら不純物拡散層のそれぞれに隣接するように半導体基板上にONO膜を介して形成された2つの制御ゲートと、これら制御ゲート間であって半導体基板上にワードゲート絶縁膜を介して形成されたワード線を有するワードゲートトランジスタとからなる不揮発性半導体装置であって、前記2つの制御ゲートと前記ワードゲートトランジスタとが直列に接続されて単位セルが構成されるか、あるいは、半導体基板表面にY軸方向に互いに平行に形成されたビット線として機能する一対の不純物拡散層と、該一対不純物拡散層の間であって、これら不純物拡散層のそれぞれに隣接するように半導体基板上にONO膜を介してY軸方向に互いに平行に形成された2つの制御ゲートと、X軸方向に延設され、前記制御ゲート上においては絶縁膜を介して、前記制御ゲート間の半導体基板上においてはワードゲート絶縁膜を介して形成されたワード線から構成されるワードゲートトランジスタとからなる不揮発性半導体装置であって、前記2つの制御ゲートと前記ワードゲートトランジスタとが直列に接続された単位セルを複数個有してなるため、2つの制御ゲートに対応する2ビットの情報を、それぞれの制御ゲート電圧で制御することができ、ひいては読み出し精度を向上させることができる。また、電子や正孔の横方向の移動を防止することができ、データ保持等の信頼性を高めることができる。さらに、書き込みや消去時の制御性を向上させることができるため、動作スピードを速めることが可能となる。
【0063】
特に、2つの制御ゲート下に位置するONO膜における窒化膜が、ワードゲート絶縁膜により分離されている場合には、隣接の非選択ビットの影響を抑制することができる。また、浮遊ゲートを用いる半導体不揮発性装置に比べ、セル面積が4F2と同じで、浮遊ゲート製造工程を省略しすることができ、よって、通常のトランジスタ製造工程のみで製造でき、マスク工程を減少させることができる。さらに多値化することにより、セル面積2F2を図ることが可能となる。
【0064】
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、上記のような信頼性の向上したデバイスを、簡便な方法により形成することが可能となる。
さらに、本発明の不揮発性半導体記憶装置の動作方法によれば、2つの制御ゲートに対応する2ビットの情報を、それぞれの制御ゲート電圧で制御することができ、読み出し精度を向上させることが可能となる。しかも、書き込み方法にソースサイドインジェクション法を用いた場合には、チャネルホットエレクトロン注入法に比べて3桁以上書き込み速度を高速化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体記憶装置の実施の形態を示す概略平面図及びXY方向の断面図である。
【図2】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図3】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図4】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図5】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図6】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図7】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図8】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図9】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図10】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図11】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図12】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図13】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図14】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図15】図1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための要部の概略製造工程断面図である。
【図16】図1の不揮発性半導体記憶装置の等価回路図である。
【図17】従来の不揮発性半導体記憶装置を示す要部の概略平面図及び断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板(半導体基板)
2、7、11、20 シリコン窒化膜
3、12、13、16、21 レジストパターン
4 トレンチ
5 STI膜
6、8 シリコン酸化膜
9 ONO膜
10a、18 ポリシリコン膜
10 制御ゲート
14 ビット線(不純物拡散層)
15 HDP酸化膜
17 ワードゲート絶縁膜
19 タングステンシリサイド膜
22 サイドウォールスペーサ
23 ワード線
24 BPSG膜
WL ワード線
BL ビット線
CG 制御ゲート
UC 単位セル
b ビット
C セル

Claims (7)

  1. 半導体基板表面に形成された一対の不純物拡散層と、これら不純物拡散層間であって、これら不純物拡散層のそれぞれに隣接するように半導体基板上に電荷蓄積層を介して形成された2つの矩形の制御ゲートと、これら制御ゲート間であって半導体基板上にワードゲート絶縁膜を介して形成されたワード線を有するワードゲートトランジスタとからなる不揮発性半導体装置であって、
    前記制御ゲート上の絶縁膜がシリコン窒化膜からなり、前記ワードゲート絶縁膜がシリコン酸化膜からなり、
    前記2つの制御ゲートが、ワードゲート絶縁膜を介してワード線で接続されている単位セルが構成されてなる不揮発性半導体記憶装置。
  2. 半導体基板表面にY軸方向に互いに平行に形成されたビット線として機能する一対の不純物拡散層と、該一対不純物拡散層の間であって、これら不純物拡散層のそれぞれに隣接するように半導体基板上に電荷蓄積層を介してY軸方向に互いに平行に形成された2つの矩形の制御ゲートと、X軸方向に延設され、前記制御ゲート上においては絶縁膜を介して、前記制御ゲート間の半導体基板上においてはワードゲート絶縁膜を介して形成されたワード線から構成されるワードゲートトランジスタとからなる不揮発性半導体装置であって、
    前記制御ゲート上の絶縁膜がシリコン窒化膜からなり、前記ワードゲート絶縁膜がシリコン酸化膜からなり、
    前記2つの制御ゲートが、ワードゲート絶縁膜を介してワード線で接続されている単位セルを複数個有してなる不揮発性半導体記憶装置。
  3. 2つの制御ゲート下に位置する電荷蓄積層における窒化膜が、ワードゲート絶縁膜により分離されている請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. (a)半導体基板上にX軸方向に互いに平行な複数のSTI膜による素子分離領域を形成する工程と、(b)該素子分離領域を含む半導体基板上にONO膜、制御ゲート用ポリシリコン膜及びシリコン窒化膜を順次堆積し、所望の形状にパターニングすることによりY軸方向に互いに平行な複数の制御ゲートを形成する工程と、(c)該制御ゲートに隣接し、Y軸方向に互いに平行な複数の不純物拡散層を形成する工程と、(d)該不純物拡散層上と制御ゲート間とに酸化膜を埋め込む工程と、(e)前記制御ゲート間に埋め込まれた酸化膜のみを除去する工程と、(f)前記制御ゲート間にワードゲートトランジスタを形成する工程とを含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 工程(c)において、制御ゲートに隣接する領域におけるSTI膜を除去した後、不純物拡散層を形成する請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 工程(e)において、ONO膜におけるシリコン窒化膜を酸化膜のエッチングストッパとして用いる請求項4又は5に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  7. 工程(f)において、ワードゲートトランジスタのワード線上部側壁にサイドウォールスペーサを形成する請求項4〜6のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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