JP3562197B2 - 水素吸蔵電極用バインダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は結着性、充放電サイクル性、保存特性、安全性に優れた2次電池電極用バインダーに関するものである。さらに詳しくは、水素吸蔵合金が集電材に保持された水素吸蔵電極用バインダー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子産業における技術進歩は著しく、電池技術においても高エネルギー密度、安全性等の要求が増大している。ニッケル/水素電池は、単位容積あたりのエネルギー密度が大きく、しかも公害物質を含んでいないので安全性に優れた電池として注目されている。ニッケル/水素電池は、負極の活物質に水素吸蔵合金を使用しそれは水素雰囲気下において発熱、吸熱を伴い自由に水素イオンを放出する。この水素イオンの吸放出し易さが、高容量化、長寿命化につながる。また、ニッケル/水素電池は急速充放電可能、過充電、過放電に強くかつ高容量、小型、軽量化という点で優れた性能を有し、すでに実用化されている。ニッケル/水素電池では、活物質を集電材に固定させる目的にポリマーバインダーが使用され、このバインダーに要求される性能としては、(1)活物質と集電材の結着性が良好であること、(2)電解液中の水素イオンをできるだけ抵抗なく自由に移動させること、(3)電解液や充放電によって体積変化しないこと、等があげられる。例えば、従来水素吸蔵合金用のバインダーとしては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素系ポリマーが知られているが、これらフッ素系ポリマーでは集電材との結着性が悪く、充放電サイクルの繰り返しで活物質の剥離が生じやすいという問題点があった。かかる問題点を解決すべく、例えば熱可塑性エラストマーであるSEBS(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体)を用いる試みがなされているが、サイクル初期の充放電効率が悪いという問題点があり、さらにトルエン等の有機溶剤を使用するため、工業的規模の製造プロセスに於いて水素吸蔵合金との混合プロセスで発火の危険性の大きい問題点があった。また、水系のスチレン−ブタジエン共重合体の乳化物を用いる試みもなされているが、バインダーが活物質全体を包み込んでしまうため、充放電効率が悪く、集電体との密着性も不十分という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では水素吸蔵合金を電極活物質とするニッケル/水素二次電池において、水素吸蔵合金とバインダーとの混合プロセスにおいて発火の危険性がない水系で、電極活物質に対する影響が少なく、高い導電性を維持し、かつ集電材との結着性に優れたバインダーを用いて長寿命、高容量化を達成することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、芳香族ビニル単位、共役ジエン単位、(メタ)アクリル酸エステル単位および官能基含有化合物酸単位からなり、(メタ)アクリル酸エステル単位が共重合体の10〜40重量%であることを特徴とする共重合体(以下、「特定共重合体」という)の水分散体からなることを特徴とする水素吸蔵電極用バインダーを提供するものである。
【0005】
以下に本発明を詳細に説明する。本発明において、「単位」というのはモノマーがラジカル重合した後の各モノマー由来の構造を示すものである。本発明の特定共重合体を構成するための芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼンなど、好ましくはスチレンが、共役ジエン化合物としては、1,3−ブタジエン、イソプレンなど、好ましくはブタジエンが、(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸i−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸n−アミル、(メタ)アクリル酸i−アミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸i−ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、ヒドロヒシメチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレートなど、好ましくは(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチルなどのアルキル基の炭素数4未満のものを、官能基含有化合物としては、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸などのエチレン性不飽和カルボン酸、;(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミドなどのエチレン性不飽和カルボン酸のアルキルアミド;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル;エチレン系不飽和ジカルボン酸の酸無水物、モノアルキルエステル、モノアミド類;アミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ブチルアミノエチルアクリレートなどのエチレン系不飽和カルボン酸のアミノアルキルエステル;アミノエチルアクリルアミド、ジメチルアミノメチルメタクリルアミド、メチルアミノプロピルメタクリルアミドなどのエチレン系不飽和カルボン酸のアミノアルキルアミド;(メタ)アクリロニトリル、α−クロルアクリロニトリルなどのシアン化ビニル系化合物;グリシジル(メタ)アクリレートなどの不飽和脂肪族グリシジルエステルなど、好ましくは不飽和カルボン酸またはエチレン系不飽和カルボン酸アミノアルキルアミドを挙げることができる。本発明において、芳香族ビニル単位は特定共重合体の20〜55重量%、共役ジエン化合物は30〜60重量%、(メタ)アクリル酸エステルは10〜40重量%および官能基含有化合物は0.1〜10重量%、好ましくは2〜10重量%、さらに好ましくは3〜10重量%である。特定共重合体において、官能基含有化合物単位が0.1重量%未満では、共重合体のバインダー性能、耐薬品性が劣り、一方10%を超えると、耐水性、貯蔵安定性が劣るものとなり好ましくない。
【0006】
本発明において特定共重合体は、上記のモノマーを乳化重合することにより製造することができる。本発明で使用する特定共重合体は、トルエン不溶分が20〜100重量%、好ましくは30〜90重量%、特に好ましくは50〜85重量%である。本発明において、トルエン不溶分は、0.5Nアンモニア水または0.5N塩酸でpH8に調整した固形分50重量%の共重合体水分散液を120℃で1時間乾燥させて成膜しフィルム化した後、この乾燥フィルムをポリマー重量の100重量部のトルエンと共に三角フラスコ等の容器に入れ、3時間振とう後200メッシュのフィルターで濾過して不溶分を採取し、120℃で1時間乾燥させて不溶分の重量を測定し、次式でゲル量を求める。
ゲル量=(トルエン不溶分重量/浸漬前の重量)×100(%)
共重合体のトルエン不溶分が20重量%未満では、電極を形成し加熱乾燥するときにポリマーフローが生じて電極活物質を過度に覆い、過電圧が上昇し使用できなくなる。また、電解液である水酸化カリウムの耐久性も劣り、水素吸蔵合金の集電材からの脱離が生じてしまう。本発明で使用する特定共重合体のガラス転移点(Tg)は5℃以下である。Tgが5℃を超えると、共重合体により得られるポリマーフィルムは柔軟性、粘着性が乏しく活材の集電材への接着性が劣る。本発明において、特定共重合体は水系分散体として使用される。この水系分散体中に分散する共重合体粒子の平均粒子径は、0.05〜5μmが好ましく、さらに好ましくは0.1〜2μmで、電極活物質の1/3より小さいことが望ましい。
【0007】
本発明において、特定共重合体の水系分散体をバインダーとする電池電極組成物には、必要に応じて添加剤として増粘剤を共重合体100重量部に対して1〜200重量部用いてもよい。
水溶性増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸(塩)、酸化スターチ、リン酸化スターチ、カゼインなどが含まれる。また、共重合体の水分散体の固形分濃度は、通常20〜65重量%、好ましくは35〜60重量%である。
【0008】
本発明の水素吸蔵電極用バインダーは、水素吸蔵合金粉末と配合して電池電極用組成物とし、この電池電極用組成物を集電体に塗布し、乾燥することにより、水素吸蔵電極を製造することができる。
本発明で用いる水素吸蔵合金粉末は、MmNi5をベースにNiの1部をMn、Al、Coなどで置き換えたものである。ここでMmは希土類の混合物であるミッシュメタルを表している。また、粉体の形状は、100メッシュを通過した粉末であり、粒子径は、3〜400μm程度である。
本発明の水素吸蔵電極用バインダーは、水素吸蔵合金粉末100重量部に対して固形分で0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量部配合される。
水素吸蔵電極用バインダーの配合量が0.1重量部未満では良好な接着力が得られず、20重量部を超えると過電圧が著しく上昇し電池特性に悪影響をおよぼす。
電池電極用組成物は、水素吸蔵合金粉末と水素吸蔵電極用バインダーと必要に応じて水溶性増粘剤からなるが、その他に、ヘキサメタリン酸ソーダ、トリポリリン酸ソーダ、ピロリン酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダなどの分散剤、さらにラテックスの安定化剤としてのノニオン性、アニオン性界面活性剤などの添加剤、電極の導電性付与の目的でカーボンを加えてもよい。
【0009】
水素吸蔵電極を形成するには、前記電池電極用組成物を、好ましくはスラリー状にして集電体に塗布し、加熱し、乾燥する。
集電体としては、例えばニッケルなどの金属からなる厚さ40〜80μmの芯板であり、多孔であることが好ましい。このとき、金属芯板の開孔率は、通常、30〜60%である。
この時、必要とすれば集電体材料と共に成形してもよいし、また別法としてNiメッシュ、パンチングNiなどの集電体基材に塗布して用いることもできる。
電池電極用組成物の塗布方法としては、リバースロール法、コンマバー法、グラビヤ法、エアーナイフ法など任意のコーターヘッドを用いることができ、乾燥方法としては放置乾燥、送風乾燥機、温風乾燥機、赤外線加熱機、遠赤外線加熱機などが使用できる。
乾燥温度は、通常150℃で行う。
【0010】
上記のようにして得られた電池電極を用いて、ニッケル/水素電池を組み立てる場合、電解液に5規定以上の水酸化カリウムを使用し、正極材料NiOOH、負極に水素吸蔵合金を用いる。
さらに、要すればセパレーター、集電体、端子、絶縁板などの部品を用いて電池が構成される。また、電池の構造としては、特に限定されるものではないが、正極、負極、さらに要すればセパレーターを単層または複層としたペーパー型電池、または正極、負極、さらに要すればセパレーターをロール状に巻いた円筒状電池などの形態が一例として挙げられる。
本発明の水素吸蔵電極用バインダーを用いて製造した電池電極は、具体的にOA機器、ポータブルタイプのAV機器などに好適に使用することができる。
【0011】
【実施例】
以下に実施例にて本発明をさらに詳しく説明する。但し、本発明はこれらの実施例に何ら制約されるものではない。
測定法
(1)トルエンゲル量測定;0.5Nアンモニア水および0.5N塩酸でpH8に調整したラテックスを120℃で1時間乾燥させて成膜させた後、ポリマー重量の100重量部のトルエンに浸漬し、3時間振とう後200メッシュのフィルターで濾過して不溶分を採取し、120℃で1時間乾燥させて不溶分の重量を測定し、次式でゲル量を求めた。
ゲル量=(トルエン不溶分重量/浸漬前の重量)×100(%)
(2)ガラス転移点の測定;(1)で作成したフィルムを使用し、セイコー電子工業(株)製(示差走査熱量計)を用いてガラス転移点を求めた。
(3)平均粒子径の測定;大塚電子(株)製レーザー粒径解析システムLPA−3000s/3100を用いて粒子径を測定した。
【0012】
実施例1〜4
攪拌機を備えたオートクレーブに、イオン交換水70重量部および過硫酸カリウム0.3重量部をそれぞれ仕込み、気相部を15分間窒素ガスで置換し、80℃に昇温した。一方、別容器で表1に示す成分と乳化剤ドデシルベンゼンスルホン酸0.2重量部を混合し、15時間かけて前記オートクレーブに滴下した。滴下中は、80℃で反応を行った。滴下終了後、さらに85℃で5時間攪拌した後反応を終了させた。25℃に冷却後、水酸化カリウムでpHを7に調整し、その後スチームを導入して残留モノマーを除去し、次いで濃縮して共重合体の水分散体を得た。
比較例1〜3実施例1において、単量体成分の組成を表2のとおりとした以外は、実施例1と同様にして重合体の水分散体を得た。
【0013】
【0014】
【0015】
試験例
平均粒径が170μmの水素吸蔵合金粉末(La0.99重量%、Ni3.41重量%、Co1.20重量%、Mn0.10重量%、Al0.29重量%)と実施例1〜6および比較例1〜3で製造した電池電極用バインダー1重量部、増粘剤としてポリビニルアルコール水溶液を固形分で1重量部を加え、よく混合して電池電極用組成物を製造し、得られた電池電極を用いて下記の試験を行った。結果を表3および表4をに示す。
(1)Niメッシュとの結着性; 厚さ1mmNiメッシュを基材として、アプリケーターでこの得られた電池電極用組成物を400g/m 2 の厚さで塗工し、150℃×20分乾燥、圧着し、厚さ200μm電池電極を得た。得られた電池電極に粘着テープを貼り付け、剥がした後に粘着面に付着した塗布膜の具合で評価した。例えば粘着面にほとんど、塗布膜が付着しないときを5点、粘着面全体の塗布膜が剥離した場合を1点とする。
(2)導電性の測定法;100μmのPETフィルムに電池電極組成物を400g/m 2 の厚さで塗工し、150℃×20分乾燥、圧着し、膜厚200μmの塗布膜を得た。これを4端子法で抵抗を測定した。
(3)耐電解液性;上記(1)で得られた電池電極を電解液6N KOHに24時間浸漬した。変化のないときを5点、完全に剥離した場合を1点とする。
(4)電池特性;正極にニッケル酸化物、上記(1)で得られた電池電極を負極とし、0.9cm×5.5cmに切り出してそれぞれにNiのリード線を溶接し、6規定の水酸化カリウム水溶液を電解液として、セパレーターと組み合わせて電池を組み立てた。この電池を2.0Vまで充電し、10mAで1.0Vまで放電するサイクルを繰り返し、容量保存率を測定した。また、2.0Vに充電したセルを70℃×30日間保存し、保存安定性を測定した。
【0016】
【0017】
【0018】表1の実施例1〜4は、本発明の範囲のポリマー、表2は本発明の範囲外のポリマーの組成および、トルエンゲル、Tg、平均粒子径である。表3から明らかなように、本発明のポリマーを用いた場合結着性、導電性、耐電解液性のバランスがとれ、さらに電池特性のサイクル性、保存特性、安全性に優れている。これに対し、比較例1は、高Tgのポリマーの例であり、結着力、柔軟性にが低く電池特性に劣る。
比較例2は、アクリル組成の割合が10重量%より少ないの例であり、結着性が低く、サイクル効率に劣る。
比較例3は、官能基を有するモノマーを導入していないポリマーの例であり、結着性、耐電解液性、電池特性に劣る。
【0019】
【発明の効果】
本発明の水素吸蔵電極用バインダーにより、水素吸蔵合金を電極活物質とする電池、主にニッケル/水素二次電池において、耐電解液性に優れ、高い導電性を維持し、かつ集電材との高い結着性を有する水素吸蔵合金電極を得ることができる。また水を分散媒として使用するため電極作成行程も容易となる。更に本発明のバインダーを使用した水素吸蔵合金電極は、充放電サイクル特性に優れたニッケル/水素二次電池を与える。
Claims (8)
- 芳香族ビニル単位、共役ジエン単位、(メタ)アクリル酸エステル単位および官能基含有化合物単位からなり、(メタ)アクリル酸エステル単位が共重合体の10〜40重量%である共重合体の水分散体からなることを特徴とする水素吸蔵電極用バインダー。
- 官能基含有化合物単位が共重合体の0.1〜10重量%である請求項1記載の水素吸蔵電極用バインダー。
- 官能基含有化合物がエチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和カルボン酸のアルキルアミド、カルボン酸ビニルエステル、エチレン系不飽和ジカルボン酸の酸無水物、エチレン系不飽和カルボン酸のアミノアルキルエステル、エチレン系不飽和カルボン酸のアミノアルキルアミド、シアン化ビニル系化合物、および不飽和脂肪族グリシジルエステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1または2記載の水素吸蔵電極用バインダー。
- 官能基含有化合物がアクリル酸、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ブチルアミノエチルアクリレート、アミノエチルアクリルアミド、ジメチルアミノメチルメタクリルアミド、メチルアミノプロピルメタクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、α−クロルアクリロニトリルおよびグリシジル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3いずれかに記載の水素吸蔵電極用バインダー。
- 上記共重合体の芳香族ビニル単位は20〜55重量%、共役ジエン化合物は30〜60重量%、(メタ)アクリル酸エステルは10〜40重量%および官能基含有化合物は0.1〜10重量%である請求項1記載の水素吸蔵電極用バインダー。
- トルエン不溶分が20〜100重量%である請求項1〜5いずれかに記載の水素吸蔵電極用バインダー。
- 共重合体のガラス転移点(Tg)は5℃以下である請求項1〜6いずれかに記載の水素吸蔵電極用バインダー。
- 共重合体の水分散体の固形分濃度は20〜65重量%である請求項1〜7いずれかに記載の水素吸蔵電極用バインダー。
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