JP3426466B2 - 折り畳み農作業機のロック方法 - Google Patents
折り畳み農作業機のロック方法Info
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Description
3点リンクヒッチ機構を介して長さ方向中央部分を昇降
可能に装着し、該中央部分に対し左右両側に延出してい
る作業機部分をそれぞれ中央部分側に折り畳み可能とし
た農作業機のロック方法に関する。
チ機構を介して農作業機の長さ方向中央部分を昇降可能
に装着し、上記トラクタから農作業機の中央部分に動力
を伝達すると共に、上記中央部分に対し、該中央部分か
ら左右両側に延出している作業機部分を、機体の横方向
の長さを短くするためにそれぞれ中央部分側に折り畳み
可能とし、上記作業機部分を作業状態に展開したときに
ロック装置により中央部分に対してロックするようにし
た農作業機が周知である。
作業機部分の折り畳み・展開時に、別途設けたシリンダ
装置を、左右の作業機部分を折り畳み・展開操作する油
圧シリンダと連動して操作するか、または、ロック装置
を人力あるいは専用のシリンダ装置により操作するよう
にしていた。
においては、別途設けたシリンダ装置を、左右の作業機
部分を折り畳み・展開操作する油圧シリンダと連動して
操作する場合には、部品点数が多くなり、コストアップ
になる。また、ロック装置を人力あるいは専用のシリン
ダ装置により操作する場合には、ロック・ロック解除忘
れがある。といった問題点があった。
展開操作する油圧シリンダの操作によりロック装置を操
作してロックを解除し、また、ロックするようにして、
上記従来の問題点を解決することを目的になされたもの
である。
めに本発明は、A.トラクタの後部に3点リンクヒッチ
機構を介して農作業機の長さ方向中央部分を昇降可能に
装着し、上記トラクタから農作業機の中央部分に動力を
伝達すると共に、上記中央部分に対し、該中央部分から
左右両側に延出している作業機部分を、それぞれ中央部
分側に折り畳み可能とし、上記作業機部分を作業状態に
展開したときにロック装置によりロックするようにした
農作業機において、上記農作業機を中央部分と左右の作
業機部分とに3分割し、該中央部分の左右の端部と左右
の作業機部分の内端部とをそれぞれ回転支点によりほぼ
180°回転可能に連結し、上記左右の作業機部分にガ
イド溝を有するガイド板を固設し、上記ガイド溝に嵌挿
するガイドピンを一端部に設けた回転アームの他端部を
上記中央部分側に軸支し、該回転アームの中間部に、基
端を中央部分側に支持した油圧シリンダのピストン先端
を連結して、該油圧シリンダの伸縮作動により左右の作
業機部分を折り畳み・展開可能とすると共に、上記油圧
シリンダの伸縮作動により上記ロック装置を作動させる
ようにしたことを特徴としている。
置を作動させる部分と左右の作業機部分を折り畳み・展
開させる部分とを設けて、該左右の作業機部分を折り畳
み・展開する動作と関係なしにロック装置を作動させる
ようにしたことを特徴としている。
ロック方法は、油圧シリンダの伸縮作動により左右の作
業機部分を折り畳み・展開するときに、上記油圧シリン
ダの伸縮作動により上記ロック装置を必ず作動させ、左
右の作業機部分を折り畳んだ状態から展開するときには
ロックを解除し、また、左右の作業機部分を展開した作
業状態から折り畳むときは、折り畳みを完了したときに
ロックを行う。
の図面を参照して具体的に説明する。図において、符号
1は左右方向の長さが長く(この実施例では3770m
m)砕土・代掻機能を持つ代掻ハローである。この代掻
ハロー1の前部には、図示しないが、トラクタのトップ
リンクとロアーリンクとからなる周知の3点リンクヒッ
チ機構に連結される,トラクタへの連結部2が設けら
れ、代掻ハロー1はトラクタの後部に昇降可能に装着さ
れる。また、トラクタのPTO軸から、ユニバーサルジ
ョイント、伝動シャフト等を介して、代掻ハロー1の前
側中央部に設けられた変速ギヤボックス3に、入力軸3
aを介して動力が伝達される。
00mm)と左右の作業機部分5L,5R(長さ=各9
30mm)とに3分割され、中央部分4の左右の端部と
左右の作業機部分5L,5Rの内端部とをそれぞれ回転
軸(回転支点)6,6によりほぼ180°回転可能に連
結し、上記中央部分4の背面4aと左右の作業機部分5
L,5Rの背面5La,5Raとを重ね合わせるように
して折り畳み可能としている。図面でも示すように、中
央部分4の長さに対し左右の作業機部分5L,5Rの長
さをほぼ2分の1としている。作業機部分5L,5Rは
左右対称であり、同じ構成であるので一方の作業機部分
5Lについて説明する。
フレームを兼ね、伝動シャフト7,7aを内装した伝動
フレーム8,8aが設けられている。この伝動フレーム
8,8aから、中央部分4においてはトラクタのタイヤ
Tの後方に位置して、また、作業機部分5L,5Rにお
いては外側端に位置して、それぞれチェン伝動ケース9
を垂設している。これら各チェン伝動ケース9の下端部
と伝動フレーム8,8aからチェン伝動ケース9と対向
して垂設した支持フレーム10の下端部との間にロータ
リ軸11が軸架されている。ロータリ軸11の軸周には
多数の砕土・代掻爪12が取付けられて砕土・代掻ロ−
タ13を構成している。
る部分にはドッグクラッチ14が設けられていて、図1
に示す代掻ハロー1全体が作業状態のときはドッグクラ
ッチ14が接続され、左右の作業機部分5L,5Rを回
転軸6を中心に回動して中央部分4上に折り畳むときに
ドッグクラッチ14が切断される。砕土・代掻ロ−タ1
3の上方は、本体フレームに支持されたシールドカバー
15により覆われており、このシールドカバー15の後
端部に、後端位置にレベラー17を枢支したエプロン1
6の上端部が上下方向に回動自在に枢着されている。レ
ベラー17の折り畳み対向部分は、上記回転軸6の軸心
とほぼ等しい軸心で回動するヒンジ18により連結され
ている。また、レベラー17は、土壌を均平する均平位
置と土壌を掻き寄せる土寄せ位置とに変位可能である。
はガイド溝19aを有するガイド板19が固設され、こ
のガイド板19の上側に、一端に上記ガイド溝19aに
嵌挿されるガイドピン20aを有し、他端を中央部分4
側に軸20bにより左右方向に回転可能に軸支され、く
字状に屈曲した回転アーム20を設け、この回転アーム
20の中間部と伝動フレーム8との間に油圧シリンダ2
1を介装し、この油圧シリンダ21の伸縮作動により作
業機部分5Lを作業位置と折り畳み位置とに回動させ
る。作業機部分5Lを作業位置にしたときにはロック装
置22によりロックされる。
図により説明する。上記作業機部分5L側に設けたロッ
ク用フック22aは、中央部分4側に設けたロックピン
22bに係合・係合離脱するようになっており、ロック
用フック22aと一体の連結アーム22cの基部を枢支
軸22dにより枢支し、この枢支軸22dには図示しな
い捻りバネが巻装されていて、常時はロック用フック2
2aがロックピン22bから離れる方向に付勢してい
る。一方、ガイド溝19aと交叉するようにして回動ア
ーム22fの基端が枢着されており、この回動アーム2
2fの先端と上記連結アーム22cの先端とを長さ調節
可能のリンクアーム22eにより連結している。
部分5Lを折り畳んだ状態から展開するとき、上記油圧
シリンダ21を収縮させると、回転アーム20が軸20
bを中心に半径Rで回動してガイド溝19a内をガイド
ピン20aがBだけ移動し、それまでガイドピン20a
に接触してロックピン22bをロック用フック22aに
係合させてロック状態であったものが、捻りバネにより
ロック解除状態になる。その後、油圧シリンダ21がさ
らに収縮してガイドピン20aがAだけ移動し、作業機
部分5Lを180°回転させて折り畳む。また、油圧シ
リンダ21を伸長させて作業機部分5Lを展開した作業
状態から折り畳むときは、折り畳みを完了した時点から
ガイドピン20aがBだけ移動し、ガイドピン20aが
回動アーム22fを押圧して回動させ、ロック用フック
22aがロックピン22bに係合してロック状態とな
る。
分4上に折り畳んだとき、中央部分4の左右両端の支持
フレーム10には、車輪付スタンド23が着脱可能に設
けられる。また、上記各各チェン伝動ケース9の下方に
は残耕処理装置が設けられている。
作業機のロック方法によれば、上記の手段により以下の
効果を奏する。
分とに3分割し、該中央部分の左右の端部と左右の作業
機部分の内端部とをそれぞれ回転支点によりほぼ180
°回転可能に連結し、上記左右の作業機部分にガイド溝
を有するガイド板を固設し、上記ガイド溝に嵌挿するガ
イドピンを一端部に設けた回転アームの他端部を上記中
央部分側に軸支し、該回転アームの中間部に、基端を中
央部分側に支持した油圧シリンダのピストン先端を連結
して、該油圧シリンダの伸縮作動により左右の作業機部
分を折り畳み・展開可能とすると共に、上記油圧シリン
ダの伸縮作動によりロック装置を作動させるようにした
ので、油圧シリンダの伸縮作動により左右の作業機部分
を折り畳み・展開するときには必ずロック装置が作動し
てロック・ロック解除するとことができる。従って、左
右の作業機部分を折り畳み・展開する際にはロック・ロ
ック解除を忘れることがない。
作動させる部分と左右の作業機部分を折り畳み・展開さ
せる部分とを設けて、該左右の作業機部分を折り畳み・
展開する動作と関係なしにロック装置を作動させるよう
にしたので、2つの動作が1つの油圧シリンダの伸縮作
動により行うことができ、構成がシンプル化され、安価
に提供できる。また、ロック装置を別操作する必要がな
く、左右の作業機部分の折り畳み・展開操作を確実に、
かつ能率よく行うことができる。
背面図である。
る。
作業機部分の背面 5Ra 右作業機部分の背面 6 回転軸(回転支点) 7,7a 伝動シャフト 8 伝動フレーム 9 チェン伝動ケース 10 支持フレーム 11 ロータリ軸 12 砕土・代掻爪 13 砕土・代掻ロ−タ 14 ドッグクラッチ 15 シールドカバー 16 エプロン 17 レベラー 18 ヒンジ 19 ガイド板 19a ガイド溝 20 回転アーム 20a ガイドピン 20b 軸 21 油圧シリンダ 22 ロック装置 22a ロック用フック 22b
ロックピン 22c連結アーム 22d 捻りバネ付枢
支軸 22e リンクアーム 22f 回動アーム 2
3 車輪付スタンド T トラクタのタイヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 トラクタの後部に3点リンクヒッチ機構
を介して農作業機の長さ方向中央部分を昇降可能に装着
し、上記トラクタから農作業機の中央部分に動力を伝達
すると共に、上記中央部分に対し、該中央部分から左右
両側に延出している作業機部分を、それぞれ中央部分側
に折り畳み可能とし、上記作業機部分を作業状態に展開
したときにロック装置によりロックするようにした農作
業機において、 上記農作業機を中央部分と左右の作業機部分とに3分割
し、該中央部分の左右の端部と左右の作業機部分の内端
部とをそれぞれ回転支点によりほぼ180°回転可能に
連結し、上記左右の作業機部分にガイド溝を有するガイ
ド板を固設し、上記ガイド溝に嵌挿するガイドピンを一
端部に設けた回転アームの他端部を上記中央部分側に軸
支し、該回転アームの中間部に、基端を中央部分側に支
持した油圧シリンダのピストン先端を連結して、該油圧
シリンダの伸縮作動により左右の作業機部分を折り畳み
・展開可能とすると共に、上記油圧シリンダの伸縮作動
により上記ロック装置を作動させるようにしたことを特
徴とする折り畳み農作業機のロック方法。 - 【請求項2】 上記ガイド板のガイド溝に、ロック装置
を作動させる部分と左右の作業機部分を折り畳み・展開
させる部分とを設けて、該左右の作業機部分を折り畳み
・展開する動作と関係なしにロック装置を作動させるよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の折り畳み農作
業機のロック方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11396697A JP3426466B2 (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 折り畳み農作業機のロック方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH10295113A JPH10295113A (ja) | 1998-11-10 |
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ID=14625680
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JP (1) | JP3426466B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200615A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Kobashi Kogyo Co Ltd | 農作業機の延長作業機体ロック装置 |
JP2015002698A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | 松山株式会社 | 農作業機 |
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KR101332784B1 (ko) * | 2013-06-10 | 2013-11-25 | (주) 제이엘산업 | 수문 구동장치 |
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-
1997
- 1997-05-01 JP JP11396697A patent/JP3426466B2/ja not_active Expired - Fee Related
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