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JP3411717B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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Publication number
JP3411717B2
JP3411717B2 JP13291495A JP13291495A JP3411717B2 JP 3411717 B2 JP3411717 B2 JP 3411717B2 JP 13291495 A JP13291495 A JP 13291495A JP 13291495 A JP13291495 A JP 13291495A JP 3411717 B2 JP3411717 B2 JP 3411717B2
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JP
Japan
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electronic still
still camera
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JP13291495A
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JPH0832849A (ja
Inventor
俊一 宮寺
Original Assignee
ペンタックス株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子スチルカメラに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子スチルカメラ(カメラ)等に
おいては、機構が電子化されて多機能化が図られてお
り、一台のカメラに多数の機能が付与されている。これ
らの機能は、その内容が複雑になるにつれて、その設定
や選択操作が複雑となり、カメラに設けられている入力
装置(操作ボタン等)から1項目毎に入力するには時間
がかかり過ぎる。このため、予め所定の設定内容を記憶
したICメモリーカードや、バーコードをカメラに付属
させ、設定変更の際にはICメモリーカードやバーコー
ドから所望の設定情報(露出モード等のカメラの動作モ
ードを示す情報)を読み取る構成としたものが提案され
ている。この構成では、ICメモリーカードをカメラの
接続部に接続するだけで、またはバーコードをスキャナ
ーで読み取るだけで、瞬時に設定ができる。
【0003】しかし、上記のような構成とすると、IC
メモリーカードの接続部や、バーコードを読み取るスキ
ャナーなどを、カメラに外付けする必要があり、カメラ
自体の形状が大きくなって、携帯に不適当となってしま
うといった問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、小型
軽量で、しかもデータシンボルが表わす情報の読み込み
(解読)を行うことができる電子スチルカメラを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(19)の本発明により達成される。
【0006】(1) 被写体の像を形成する撮影光学系
と、この撮影光学系による像形成位置に配置され、前記
被写体像に対応する信号を生成する撮像部と、カメラの
動作機能設定を行う読取モードまたは撮影を行う撮影モ
ードのいずれかを選択する選択手段と、前記選択手段に
より前記読取モードが選択されたとき、前記撮影光学系
を介して所定の情報を表わすデータシンボルを撮影した
場合に、前記撮像部からの画像信号に基づいて、前記デ
ータシンボルが表わす情報の解読を行う解読手段と、前
記解読手段により解読された解読情報を格納する第1の
メモリーと、前記動作機能設定に利用され、カメラの動
作モードに対応するインデックスデータが格納されてい
る第2のメモリーと、前記第1のメモリーに格納された
前記解読情報が前記インデックスデータのいずれかと一
致するか否かを判別する判別手段と、前記読取モードに
おいて、前記判別手段により前記解読情報が前記インデ
ックスデータのいずれかと一致すると判別された場合
に、前記解読情報に対応する前記動作モードに設定する
設定手段と、電子スチルカメラの外部装置に信号を出力
する出力端子とを有し、前記読取モードにおいて、前記
判別手段により前記解読情報が前記インデックスデータ
のいずれとも一致しないと判別された場合には、前記出
力端子を介して前記解読情報を出力するよう構成したこ
とを特徴とする電子スチルカメラ。
【0007】(2) 前記撮影光学系の光軸に対して垂
直な面でのビームスポットの形状が前記光軸方向の位置
に応じて変化するスポット状の光により前記データシン
ボルを照明する投光部を有し、前記撮像部および前記投
光部がカメラ本体に収容されている上記(1)に記載の
電子スチルカメラ。
【0008】(3) 被写体の像を形成する撮影光学系
と、この撮影光学系による像形成位置に配置され、前記
被写体像に対応する信号を生成する撮像部と、カメラの
動作機能設定を行う読取モードまたは撮影を行う撮影モ
ードのいずれかを選択する選択手段と、前記選択手段に
より前記読取モードが選択されたとき、前記撮影光学系
を介して所定の情報を表わすデータシンボルを撮影した
場合に、前記撮像部からの画像信号に基づいて、前記デ
ータシンボルが表わす情報の解読を行う解読手段と、前
記撮影光学系の光軸に対して垂直な面でのビームスポッ
トの形状が前記光軸方向の位置に応じて変化するスポッ
ト状の光により前記データシンボルを照明する投光部と
を有し、前記撮像部および前記投光部がカメラ本体に収
容されていることを特徴とする電子スチルカメラ。
【0009】(4) 前記解読手段により解読された解
読情報を格納する第1のメモリーを有する上記(3)に
記載の電子スチルカメラ。
【0010】(5) 前記動作機能設定に利用され、カ
メラの動作モードに対応するインデックスデータが格納
されている第2のメモリーと、前記第1のメモリーに格
納された前記解読情報が前記インデックスデータのいず
れかと一致するか否かを判別する判別手段と、前記読取
モードにおいて、前記判別手段により前記解読情報が前
記インデックスデータのいずれかと一致すると判別され
た場合に、前記解読情報に対応する前記動作モードに設
定する設定手段とを有する上記(4)に記載の電子スチ
ルカメラ。
【0011】(6) 前記投光部は、照明光が互いに交
差するように発光する一対の投光手段を有する上記
(2)ないし(5)のいずれかに記載の電子スチルカメ
ラ。
【0012】(7) 前記撮影モードでは、前記一対の
照明光が交差する交差位置またはその近傍に前記撮影光
学系の焦点が位置する上記(6)に記載の電子スチルカ
メラ。
【0013】(8) 前記データシンボルは、前記一対
の照明光が交差する交差位置に設置される上記(6)ま
たは(7)に記載の電子スチルカメラ。
【0014】(9) 前記交差位置における前記撮影光
学系の光軸に対して垂直な面に生じるスポット状の光
は、前記データシンボルを包含している上記(7)また
は(8)に記載の電子スチルカメラ。
【0015】(10) 前記交差位置における前記撮影
光学系の光軸に対して垂直な面に生じるスポット状の光
は、データシンボルの読み取り領域に含まれる上記
(7)ないし(9)のいずれかに記載の電子スチルカメ
ラ。
【0016】(11) 前記一対のスポット状の光の中
心は、前記一対の照明光が交差する交差位置で互いに重
なる上記(6)ないし(9)のいずれかに記載の電子ス
チルカメラ。
【0017】(12) 前記交差位置で互いに重なった
一対のスポット状の光の中心は、それぞれ前記撮影光学
系の光軸上に位置している上記(11)に記載の電子ス
チルカメラ。
【0018】(13) 前記一対の投光手段は、前記撮
影光学系の光軸を介して対称に配置されている上記
(6)ないし(12)のいずれかに記載の電子スチルカ
メラ。
【0019】(14) 前記撮像部は、固体撮像素子を
有している上記(1)ないし(13)のいずれかに記載
の電子スチルカメラ。
【0020】(15) 前記データシンボルは、2次元
のデータシンボルである上記(1)ないし(14)のい
ずれかに記載の電子スチルカメラ。
【0021】(16) 前記撮影モードでは、前記撮影
光学系は、通常の撮影状態と、前記通常の撮影状態より
も短い被写体距離で撮影を行うマクロ撮影状態とに切り
換え可能であり、前記読取モードでは、前記マクロ撮影
状態で前記撮影を行う上記(1)ないし(15)のいず
れかに記載の電子スチルカメラ。
【0022】(17) 前記読取モードにおいて、カメ
ラの動作機能設定に関する情報を表わすデータシンボル
を撮影したとき、その情報に基づいてカメラの動作機能
設定を行う設定手段を有する上記(1)ないし(16)
のいずれかに記載の電子スチルカメラ。
【0023】(18) 前記データシンボルが表わす情
報には、絞り優先モードを示す情報と、シャッタースピ
ード優先モードを示す情報と、手動露出モードを示す情
報と、プログラムモードを示す情報と、1コマ撮影モー
ドを示す情報と、連続撮影モードを示す情報と、インタ
ーバル撮影モードを示す情報と、セルフタイマー撮影モ
ードを示す情報とのうちの少なくとも一つが含まれる上
記(1)ないし(17)のいずれかに記載の電子スチル
カメラ。
【0024】(19) 前記画像信号は、複数種のカラ
ー画像信号であり、前記カラー画像信号に基づいて輝度
信号を生成する輝度信号生成手段を有し、前記解読手段
は、前記輝度信号生成手段により生成された前記輝度信
号に基づいて、前記データシンボルが表わす情報の解読
を行う上記(1)ないし(18)のいずれかに記載の電
子スチルカメラ。
【0025】
【実施例】以下、本発明の電子スチルカメラを添付図面
に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1および図2は、それぞれ、本発明の電
子スチルカメラの構成例を示す斜視図およびブロック図
である。図1に示すように、電子スチルカメラ(CCD
デジタルカメラ)1は、箱型のボディー10を有し、ボ
ディー10の前面(正面)には、撮影レンズ3、ストロ
ボの発光部91および投光部9の一対の投光手段92、
93が、ボディー10の背面には、ファインダー7およ
びICメモリーカード40の装填口32が、ボディー1
0の上面には、メインスイッチ120、レリーズスイッ
チ121、ズームスイッチ122、エジェクトスイッチ
124および表示部13が、ボディー10の側面には、
外部接続端子34、メインスイッチ120および選択手
段(読取モードまたは撮影モードのいずれかを手動で選
択する選択手段)である切換スイッチ123が、それぞ
れ設置されている。
【0027】図2に示すように、電子スチルカメラ1
は、ボディー10内に撮影光学系2を有している。この
撮影光学系2は、カム環内に移動可能に設置されている
撮影レンズ3と、絞り4と、ハーフミラー5とで構成さ
れている。絞り4は、複数の羽根を有しており、絞り駆
動回路20による羽根の移動や回転により、その開口径
を変更し得るよう構成されている。
【0028】さらに、撮影光学系2の後方の結像位置に
は、CCD(固体撮像素子)8が設置されている。この
CCD8は、多数の画素が行列状に配置され、各画素の
それぞれが受光光量に応じた電荷を蓄積し、この電荷を
所定時に順次転送するように構成されている。
【0029】本実施例は、カラー画像撮影用の電子スチ
ルカメラ1であり、例えば、CCD8としては、補色フ
ィルターのCCDが用いられている。すなわち、CCD
8の各画素には、マゼンタ(Mg)、イエロー(Y
e)、シアン(Cy)およびグリーン(G)を取り出す
ためのフィルターが各々被せられている。そして、CC
D8のマゼンタ、イエロー、シアンおよびグリーンを取
り出すためのフィルターを有する4つの画素が1単位を
構成し、この1単位により画面上における1つの画素が
構成される。
【0030】また、このような撮影光学系2の光路から
分岐するファインダー光学系として、反射鏡6およびフ
ァインダー7が設置されている。このような構成におい
て、被写体からの光は、撮影レンズ3を透過し、絞り4
の開口を通過した後、ハーフミラー5で2分割される。
ハーフミラー5で反射した光は、さらに反射鏡6で反射
し、ファインダー7に至る。一方、ハーフミラー5を透
過した光は、CCD8の受光面に至る。このようにし
て、被写体像は、CCD8の受光面上に結像する。
【0031】電子スチルカメラ1における撮像部は、デ
ータシンボルを読み取る際の読取部を兼ねており、前記
CCD8および後述するCCD駆動回路24により構成
されている。
【0032】また、電子スチルカメラ1における投光部
9は、撮影光学系2の撮影レンズ3を介して対称に配置
された一対の投光手段92、93と、光源駆動回路であ
る投光用LED駆動回路60とで構成されている。
【0033】この場合、図3に示されているように、光
源である発光ダイオード(以下「LED」という)92
1、931と、投光光学系(集光レンズ)922、93
2とにより、ある程度まで拡散性が抑えられた照明光、
すなわち、スポット光をデータシンボルの読み取り領域
へ照射し得る一対の投光手段92、93が構成される。
【0034】LED921および931の発光中心は、
それぞれ、投光光学系922の光軸52および投光光学
系932の光軸53上にほぼ位置している。また、一対
のLED921、931と、一対の投光光学系922、
932は、それぞれ、撮影レンズ3の光軸51に対して
対称に配置され、撮影レンズ3の光軸51に対して投光
光学系922、932の光軸52、53が所定角度傾い
た状態で、かつ前記3つの光軸51、52および53が
同一平面内に位置するように設けられている。
【0035】スポットE1 およびE2 は、それぞれ、撮
影レンズ3の光軸51と垂直な面で切ったときにできる
断面上の投光手段92および93からの照射領域(照明
領域)である。
【0036】このスポットE1 およびE2 が一致する位
置は、前記3つの光軸51、52および53の交点が位
置するところ(図3中、B)であり、読取モードでは、
該スポットE1 およびE2 がほぼ一致する位置に、焦点
が合うようレンズ駆動されるように構成されている。な
お、本発明における「交差位置」とは、前記3つの光軸
51、52および53の交点が位置するところ(図3
中、B)をいう。
【0037】また、読取モードでは、ズームレンズは予
め設定された一定の位置に駆動され、これにより画角が
固定されて、前記スポットE1 およびE2 が一致する位
置(図3中、B)における該スポットE1 およびE2
(照射領域)が、撮影画面(読み取り領域)内に収まる
ように構成されている。なお、前記スポットE1 および
2 が一致する位置における該スポットE1 およびE2
の中心と、撮影画面の中心は、ほぼ一致している。
【0038】また、図5(B)に示すように、前記スポ
ットE1 およびE2 が一致する位置(図3中、B)にお
いて、このスポットE1 およびE2 にデータシンボル3
8全体が丁度収まるよう設計されている。なお、一致し
たスポットE1 およびE2 がデータシンボル38よりも
若干大きくてもよいことは言うまでもない。
【0039】投光部9の光源は、前記LEDのような発
光素子に限られず、例えば、クリプトン、電球等の白熱
球を用いることもできる。この場合、前記光源として、
スポット光を照射し得るスポットランプ等を用いる場合
には、投光光学系922、932を省略することもでき
る。
【0040】また、電子スチルカメラ1は、制御手段1
1を有している。この制御手段11は、通常、マイクロ
コンピュータ(CPU)で構成され、シーケンス制御、
露出演算、自動露出や自動焦点合わせの実行、ストロボ
駆動等の電子スチルカメラ1における諸機能の制御等を
行う他、後述するようにデータシンボル38が表わす情
報の解読(デコード)等を行う。なお、解読手段、判別
手段、設定手段および輝度信号生成手段の主機能は、こ
の制御手段11により達成される。
【0041】制御手段11には、第1のメモリーである
バッファRAM(書き換え可能なメモリー)35が内蔵
されている。
【0042】また、制御手段11には、操作部12、表
示部13および第2のメモリーであるEEPROM(不
揮発性メモリー)32が接続されている。操作部12に
は、例えば、メインスイッチ(電源スイッチ)120、
撮影しかつその画像信号をICメモリーカード40に記
憶(記録)するためのレリーズスイッチ121、撮影レ
ンズ3のうちのズームレンズを駆動して焦点距離を望遠
側または広角側に変更するためのズームスイッチ12
2、「撮影モード」とデータシンボル38から情報を読
み取る「読取モード」とに切換える切換スイッチ12
3、ICメモリーカード40を排出するためのエジェク
トスイッチ124が設置されており、さらに、フィール
ド記録/フレーム記録のうちの一方を選択する記録モー
ド選択スイッチ、画像信号を記憶するICメモリーカー
ド40のメモリー上の領域(アドレス)を指定するスイ
ッチ等が必要に応じて設置されている。
【0043】ここで、操作部12において、切換スイッ
チ123をオフすると、「撮影モード」に設定される。
この撮影モードに設定されている場合には、操作部12
の図示しないスイッチの操作により、前記撮影光学系2
が、通常の撮影状態と、前記通常の撮影状態よりも短い
被写体距離で撮影を行うマクロ撮影状態とに切り換え可
能となっている。この場合、撮影光学系2が通常時(通
常の撮影状態)よりも対物側に繰り出して、これにより
マクロ撮影が可能な状態(マクロ撮影状態)とされる。
【0044】また、切換スイッチ123をオンすると、
切換信号が制御手段11へ入力され、「読取モード」に
設定される。この読取モードに設定されている場合に
は、撮影光学系2が、前記マクロ撮影状態になるように
なっている。
【0045】表示部13には、例えば、メインスイッチ
120、切換スイッチ123等のオン/オフの別、記録
モード選択スイッチにより選択されたフィールド記録/
フレーム記録の別、撮影の年月日等の情報、ICメモリ
ーカード40の装填の有無、画像信号を記憶するICメ
モリーカード40のメモリー上の領域、ストロボ発光に
関する情報、ズーム倍率、現在の時間等のうちの必要な
情報が、例えば、液晶表示素子(LCD)や発光素子に
より表示される。
【0046】EEPROM32には、予め、電子スチル
カメラ1の動作制御を変更するため(動作機能設定)に
利用されるコードデータが格納されている。このコード
データは、インデックスデータと、該インデックスデー
タに対応するカメラの動作モード(露出モード等)との
関係を示すテーブル化されたデータである。なお、EE
PROM32には、設定変更可能(設定可能)な各種動
作モードの数だけインデックスデータが登録されてい
る。
【0047】また、電子スチルカメラ1は、電力を供給
するための電源回路14を有している。この電源回路1
4には、バッテリー15が接続され、また、外部電源回
路16に接続するための端子が設けられている。
【0048】また、電子スチルカメラ1は、制御手段1
1に接続されたインターフェース回路33を有してお
り、このインターフェース回路33には、前記外部接続
端子(出力端子)34が接続されている。この外部接続
端子34には、例えば、電子スチルカメラ1の外部装置
(例えば、ホストコンピュータ等)と通信を行うための
通信用ケーブルが接続され(いずれも図示せず)、これ
により、その外部装置との通信が可能な状態となる。な
お、前記制御手段11は、インターフェース回路33を
介して、外部接続端子34に信号を出力する機能を有し
ており、通信用ケーブルを介して外部接続端子34に接
続された外部装置から入力される指令信号等に基づい
て、所定の信号を外部に出力する。
【0049】また、電子スチルカメラ1は、ズーム駆動
回路18、フォーカス駆動回路19、絞り駆動回路2
0、図示しない測光手段および測距手段を有している。
測光手段は、被写体の輝度を測定し、その情報を制御手
段11へ入力する。測距手段は、例えば、アクティブ方
式、パッシブ方式により電子スチルカメラ1から被写体
までの距離情報あるいは電子スチルカメラ1内の予定焦
点面(CCD8の受光面)に対する焦点ずれ量(ディフ
ォーカス量)を測定し、その情報(測距情報)を制御手
段11へ入力する。
【0050】レリーズスイッチ121は、2段スイッチ
となっている。撮影モードにおいては、レリーズスイッ
チ121の1段目をオンすると、前記測光手段および測
距手段がそれぞれ作動し、さらに、2段目をオンする
と、CCD駆動手段21によりCCD8が駆動して撮影
が行われる。
【0051】また、読取モードにおいては、レリーズス
イッチ121の1段目をオンすると、投光手段92、9
3のLED921、931が発光する。さらに、2段目
をオンすると、CCD駆動手段21によりCCD8が駆
動してデータシンボル38が撮影され、その撮影画像か
ら情報の解読(デコード)が行われる。
【0052】ズーム駆動回路18は、カム環を回転させ
ることにより撮影光学系2の焦点距離を望遠側または広
角側へ駆動する回路であり、ズーム駆動用のモータを有
している。このズーム駆動回路18は、ズームスイッチ
122の操作により作動する。
【0053】フォーカス駆動回路19は、合焦点駆動用
のモータを有している。前述したように、測距手段から
制御手段11に測距情報が入力され、制御手段11は、
この測距情報に基づいて、合焦させるための指令信号を
フォーカス駆動回路19に入力する。フォーカス駆動回
路19は、この合焦指令により合焦点駆動用のモータを
所定量回転駆動させて、撮影レンズ3のうちの焦点合わ
せレンズを駆動する。これにより合焦状態が得られる。
【0054】絞り駆動回路20は、絞り駆動用のモータ
を有している。前述したように、測光手段から制御手段
11に被写体の輝度情報が入力され、制御手段11は、
この輝度情報に基づいて、露出演算を行い適正な絞り値
およびシャッター速度(CCD8での電荷蓄積時間)を
決定する。そして、絞り4の絞り値を前記適正絞り値に
する指令信号を絞り駆動回路20に入力する。絞り駆動
回路20は、この指令により絞り駆動用のモータを所定
量回転駆動させて、絞り4の羽根を駆動する。
【0055】また、電子スチルカメラ1は、ストロボの
発光部91およびストロボ駆動回路17を有している。
前記測光手段による測光値に基づき、制御手段11から
ストロボ駆動回路17にストロボ駆動指令信号(ストロ
ボ発光トリガー信号)が入力されると、ストロボ駆動回
路17は、この指令により発光部91を発光させる。な
お、発光部91の発光量(発光時間)は、ストロボ駆動
回路17に内蔵された調光回路により適正に制御され
る。
【0056】また、電子スチルカメラ1は、CCD駆動
回路21、同期信号発生回路22、アドレス制御回路2
3、CCD信号処理回路24、A/D変換器25、メイ
ンメモリー26、RGBマトリックス回路27、画像圧
縮回路28、メモリーカード制御回路29、ICメモリ
ーカード40を装填する装填部30および装填部30へ
のICメモリーカード40の装填を検出する検出手段3
1を有している。なお、前記CCD信号処理回路24、
A/D変換器25、メインメモリー26およびRGBマ
トリックス回路27により、画像信号を生成する信号処
理回路が構成されている。
【0057】同期信号発生回路22では、制御手段11
から制御信号が入力され、この制御信号に基づいてクロ
ック信号を生成し、このクロック信号に基づいて同期信
号(水平同期信号および垂直同期信号等)を生成する。
生成されたクロック信号および同期信号は、それぞれ、
CCD駆動回路21と、アドレス制御回路23に入力さ
れ、それぞれの動作に利用される。
【0058】アドレス制御回路23では、同期信号発生
回路22から入力された同期信号およびクロック信号に
基づいて、各種パルス信号を生成する。アドレス制御回
路23で生成された各パルス信号は、それぞれRGBマ
トリックス回路27に入力される。
【0059】CCD駆動回路21は、同期信号発生回路
22から入力される同期信号に基づいてCCD8を駆動
する。この場合、レリーズスイッチ121の2段目がオ
ンされると、CCD8の各画素には、前述した測光手段
からの被写体の輝度情報に基づき求められた適正なシャ
ッター速度(露光時間)、すなわち電荷蓄積時間で、被
写体像に対応する光量に応じた電荷が蓄積され、この蓄
積された電荷は順次転送され、CCD信号処理回路24
に入力される。
【0060】CCD信号処理回路24では、CCD8か
ら出力される信号に対し所定の信号処理を行い、撮影さ
れた被写体像のアナログ画像信号、すなわち、マゼン
タ、イエロー、シアンおよびグリーンに関するアナログ
画像信号を得る。このアナログ画像信号は、A/D変換
器25によりデジタル画像信号、すなわち、マゼンタ、
イエローおよびシアンの補色デジタル画像信号と、グリ
ーンの原色デジタル画像信号とに変換され、メインメモ
リー26の所定のアドレスに一旦記憶される。
【0061】この場合、アドレス制御回路23は、同期
信号発生回路22からの同期信号に基づき、内蔵する書
き込み用アドレスカウンターを作動させて、メインメモ
リー26の所定のアドレスに、各デジタル画像信号を書
き込んでいく。
【0062】また、アドレス制御回路23は、制御手段
11からのクロック信号に基づき、内蔵する読み出し用
アドレスカウンターを作動させて、メインメモリー26
の所定のアドレスから各デジタル画像信号を読み出して
いく。
【0063】読み出された各デジタル画像信号は、RG
Bマトリックス回路27に入力される。このRGBマト
リックス回路27においては、入力されたマゼンタ、イ
エローおよびシアンの補色デジタル画像信号およびグリ
ーンの原色デジタル画像信号に対し、所定の演算処理等
を行い、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー
(B)のデジタル画像信号、すなわち原色デジタル画像
信号に変換する。
【0064】このようにして得られた各原色デジタル画
像信号は、それぞれ、メモリーカード制御回路29に入
力される。このメモリーカード制御回路29では、制御
手段11によって制御される画像圧縮回路28により、
入力された原色デジタル画像信号を所定量に圧縮した原
色デジタル画像信号を出力する。
【0065】装填部30にICメモリーカード40を装
填した状態で、メモリーカード制御回路29から出力さ
れた圧縮済の原色デジタル画像信号は、コネクタを介し
て、ICメモリーカード40のICメモリーの所定のア
ドレスに記憶される。以上により、撮影された画像情報
のICメモリーカード40への記憶が完了する。
【0066】装填部30の奥部には、ICメモリーカー
ド40の端子と電気的に接続するコネクタが設置され、
さらに、該コネクタには、コネクタとICメモリーカー
ド40の端子とが電気的に接続されているか否かを検出
する検出手段31が設置されている。
【0067】また、装填部30内には、カード搬送機構
(図示せず)が設置されており、ICメモリーカード4
0を装填部30から排出する際には、エジェクトスイッ
チ124の操作に伴って、前記カード搬送機構が作動
し、ICメモリーカード40が排出される。
【0068】ICメモリーカード40は、電子スチルカ
メラ1により撮影された画像を記憶(記録)するための
記録媒体であり、IC(Integrated Circuit)メモリー
が組み込まれたカードである。このICメモリーは、前
述した画像信号(画像情報)を記憶する領域と、カード
属性情報を記憶する領域とを有している。カード属性情
報としては、例えば、ICメモリーの種類(例えば、ス
タティックラム、フラッシュメモリー等)、ICメモリ
ーの記憶容量、アクセス速度等が挙げられる。
【0069】また、制御手段11には、投光部9の投光
用LED駆動回路60が接続されている。前述したよう
に、投光用LED駆動回路60には、一対のLED92
1、931が接続されており、制御手段11から投光用
LED駆動回路60へ信号が入力されると、LED92
1、931が点灯する。
【0070】図4は、データシンボル38の構成を示す
平面図である。図示の構成では、データシンボル38
(シンボルコード)は、x行×y列(x、yは2以上の
整数)に配列された黒色または白色(または透明)のモ
ザイクで構成されている。このモザイクの黒色または白
色は、例えば2進法における0または1を表し、この組
み合わせにより所望の情報が特定される。なお、データ
シンボル38は、図示のような構成のものに限定されな
い。
【0071】このデータシンボル38が表わす動作モー
ドに関する情報としては、例えば、露出モード(プログ
ラムモード[絞り−シャッタースピードの組み合せを自
動選択するモード]、絞り優先モード、シャッタースピ
ード優先モード、マニュアルモード[手動露出モード]
等)、ドライブモード(1コマ撮影モード[1枚撮影モ
ード]、連続撮影モード、インターバル撮影モード、セ
ルフタイマー撮影モード等)、撮影の年月日、時間を書
き込むモードにするか否かの選択等のカメラの撮影条件
に関する情報や、消去モード(全消去、1コマ消去等)
等の撮影条件以外の情報が挙げられる。なお、この電子
スチルカメラ1は、前記動作モードに設定し得るように
構成されている。
【0072】以上のような構成の電子スチルカメラ1に
おいて、データシンボル38からデータを読み取る場合
には、切換スイッチ123を操作して、「読取モード」
に設定し、撮影レンズ3を繰り出して予め設定された位
置まで駆動する。これにより、スポットE1 およびE2
が一致する位置(図3中、B)に合焦するとともに、ス
ポットE1 およびE2 が一致する位置における該スポッ
トE1 およびE2 (照射領域)が撮影画面内に収まるよ
う画角が固定される。
【0073】そして、レリーズスイッチ121の1段目
をオンすると、投光手段92、93から照明光が照射さ
れる。この場合、撮影レンズ3の光軸が、データシンボ
ル38に対してほぼ垂直となるように、電子スチルカメ
ラ1の姿勢を決める。
【0074】図3および図5に示すように、データシン
ボル38が置かれる面に対して照射される照明光のスポ
ット形状、すなわち各投光手段92、93からの照明光
のスポットE1 、E2 による照射面積およびその形状
は、データシンボル38と撮影レンズ3との間の距離に
応じて変化する。
【0075】データシンボル38を読み取る際は、投光
部9からの照明光のスポット形状、すなわちスポットE
1 およびE2 に基づいて、データシンボル38と電子ス
チルカメラ1との相対位置を調節し、図5(B)に示す
ようにデータシンボル38を配置する。
【0076】すなわち、図5(B)に示すように、スポ
ットE1 およびE2 がほぼ一致するよう(スポットE1
およびE2 による照射面積が最小となるよう)データシ
ンボル38と撮影レンズ3の距離を調節して、データシ
ンボル38に対する電子スチルカメラ1の光軸51方向
の位置決めを行う。これにより、データシンボル38に
対して合焦状態が得られるとともに、データシンボル3
8の像倍率(撮影画面に対するデータシンボル38の大
きさ)が予め設定された値(一定値)になる。
【0077】また、図5(B)に示すように、スポット
1 およびE2 が一致する位置における該スポットE1
およびE2 内に、データシンボル38が配置されるよう
調節して、撮影画面内(光軸51に垂直な面内)におけ
る位置決めを行う。これによりデータシンボル38は、
撮影画面内(読み取り領域内)に収まるとともに、撮影
画面(読み取り領域)の中央に配置される。
【0078】なお、図3中のAおよび図5(A)に示さ
れているように、データシンボル38の位置が近過ぎる
場合および図3中のCおよび図5(C)に示されている
ように、データシンボル38の位置が遠過ぎる場合に
は、スポットE1 、E2 は一致しない。
【0079】次に、電子スチルカメラ1の制御手段11
の制御動作について具体的に説明する。図6、図7およ
び図8は、制御手段11の動作を示すフローチャートで
ある。以下、このフローチャートに基づいて説明する。
【0080】まず、メインスイッチ120がオンか否か
を判断し(ステップ101)、メインスイッチ120が
オンと判断した場合には、切換スイッチ123がオンか
否かを判断する(ステップ102)。
【0081】ステップ102において、切換スイッチ1
23がオフと判断した場合には、撮影モードに設定され
る。図8に示すように、撮影モードに設定されると、レ
リーズスイッチ121の一段目がオンしたか否かを判断
し(ステップ201)、レリーズスイッチ121の一段
目がオンしたと判断した場合には、後述するステップ1
16においてデコードデータに基づいて変更された各種
動作モードに基づき、前述したAF制御(自動焦点制
御)、測光および露出演算処理等を実行する(ステップ
202)。
【0082】次いで、レリーズスイッチ121の二段目
がオンしたか否かを判断し(ステップ203)、レリー
ズスイッチ121の二段目がオンしないと判断した場合
には、ステップ201に戻り、再度、ステップ201〜
203を実行する。また、ステップ203において、レ
リーズスイッチ121の二段目がオンしたと判断した場
合には、前述したように撮影(露出制御)を行う(ステ
ップ204)。
【0083】次いで、前述したように、CCD4からC
CD信号(電荷信号)を読み出し、そのCCD信号を記
録用の画像信号、すなわち、R、G、Bのデジタル画像
信号に生成処理(信号処理)する(ステップ204)。
次いで、前述したように、前記R、G、Bのデジタル画
像信号をICメモリーカード40のICメモリーの所定
のアドレスへ記録する(書き込む)(ステップ20
5)。ステップ206の後、または、ステップ201に
おいて、レリーズスイッチ121の一段目がオンしない
と判断した場合には、ステップ102へ戻る。
【0084】また、ステップ102において、切換スイ
ッチ123がオンと判断した場合には、読取モードに設
定する。すなわち、撮影レンズ3をマクロ撮影位置に移
動する(ステップ103)。その方法としては、例え
ば、ズームレンズおよびフォーカスレンズ(撮影光学系
2全体)を通常時(通常撮影時)よりも被写体側へ繰り
出して所定の位置に移動することによって、マクロ撮影
の状態にする。これにより、スポットE1 およびE2
一致する位置(図3中、B)に合焦するとともに、スポ
ットE1 およびE2 が一致する位置における該照射領域
が撮影画面内に収まるよう画角が固定される。
【0085】次いで、レリーズスイッチ121の一段目
がオンか否かを判断し(ステップ104)、レリーズス
イッチ121の一段目がオンと判断した場合には、投光
用LED駆動回路60を駆動して、LED921、93
1を点灯させる(ステップ105)。
【0086】ここで、撮影者(使用者)は、前述したよ
うに、このLED921、931からの照明光のスポッ
トE1 、E2 に基づいて、データシンボル38や電子ス
チルカメラ1を移動させて、図5(B)に示されている
ように、スポットE1 、E2を一致させるとともに、ス
ポットE1 、E2 内にデータシンボル38全体が含まれ
るようにデータシンボル38を配置する。
【0087】次いで、レリーズスイッチ121の二段目
がオンか否かを判断する(ステップ106)。ステップ
106において、レリーズスイッチ121の二段目がオ
ンと判断した場合には、撮影を行う。そして、前述した
ように、CCD8からのCCD信号に対しCCD信号処
理回路24により所定の信号処理を行い、A/D変換器
25によりデジタル画像信号(Cy、G、Mg、Ye信
号)に変換し、そのデータシンボル38のデジタル画像
信号をメインメモリー26の所定のアドレスに書き込む
(ステップ107)。
【0088】次いで、前述したように、メインメモリー
26の所定のアドレスからデジタル画像信号を読み出
し、RGBマトリックス回路27により原色デジタル画
像信号(R、G、B信号)に変換して、制御手段11に
出力する(ステップ108)。次いで、デコード処理サ
ブルーチンをコールする(ステップ109)。
【0089】図9は、デコード処理の際の制御手段11
の動作を示すフローチャートである。同図に示すよう
に、デコード処理サブルーチンがコールされると、読み
取りOKフラグをリセットする(読み取りOKフラグ=
0)(ステップ301)。
【0090】次いで、RGBマトリックス回路27から
の1画面分の各画素に対応するカラー画像信号、すなわ
ち、原色デジタル画像信号(R、G、B信号)のうちの
1画素分のR、G、B信号から、輝度信号(白黒)を生
成する(ステップ302)。
【0091】次いで、生成した輝度信号を所定のしきい
値(スレショルド値)と比較して2値化する(ステップ
303)。これにより、1画素分の2値化データ(2値
化信号)が得られる。次いで、前記2値化データを制御
手段11内のバッファRAM35の所定のアドレスに書
き込む(ステップ304)。
【0092】次いで、バッファRAM35への1画面分
の2値化データの書き込みが完了したか否かを判断する
(ステップ305)。ステップ305において、バッフ
ァRAM35への1画面分の2値化データの書き込みが
完了していないと判断した場合には、ステップ302に
戻り、再び、ステップ302〜305を実行する。すな
わち、輝度信号生成、2値化処理および2値化データ書
き込み動作は、CCD4の有効読み取り領域に対応する
すべての画素の2値データが書き込まれるまで繰り返し
行われる。
【0093】ステップ305において、バッファRAM
35への1画面分の2値化データの書き込みが完了した
と判断した場合には、バッファRAM35に書き込まれ
ている2値化データに基づいて、デコードすべきデータ
シンボルの輪郭検出を行う(ステップ306)。データ
シンボルは、その輪郭を判別し得るように外周が黒くな
っており、このステップ306では、データシンボルの
最外周の黒い画素に対応する2値化データを追跡抽出し
てデータシンボルの輪郭(本実施例では正方形)を検出
する。
【0094】次いで、データシンボルの輪郭検出OKか
否か、すなわち、データシンボルの輪郭検出ができたか
否かを判断する(ステップ307)。ステップ307に
おいて、データシンボルの輪郭検出ができないと判断し
た場合には、メインプログラムへリターンする。例え
ば、撮像領域(読み取り領域)内にデータシンボルがな
かったり、読み取り領域からデータシンボルがはみ出し
た状態で読み取り動作を行った場合等は、最外周の2値
化データが認識できなかったり、追跡している画素が読
み取り領域端に達してしまうので、データシンボルの輪
郭検出ができず、よって、デコードすることができない
ので、この処理から抜ける。
【0095】ステップ307において、データシンボル
の輪郭検出ができたと判断した場合には、デコード領域
を検出する(ステップ308)。この場合、データシン
ボルの輪郭を形成する黒色の画素によって囲まれる領域
をデコード領域として認識する。
【0096】次いで、前記デコード領域内の2値化デー
タに対して所定の画像処理を行ってデコード処理(デー
タシンボルが表わす情報の解読)を行う(ステップ30
9)。次いで、デコード結果OKか否かを判断する(ス
テップ310)。すなわち、前記デコード処理によって
得られたデコードデータ(解読情報)にエラーが有るか
否かの信頼性確認を行う。
【0097】ステップ310において、デコードデータ
にエラー有りと判断した場合には、メインプログラムへ
リターンする。また、ステップ310において、デコー
ドデータにエラー無し(デコード結果OK)と判断した
場合には、読み取りOKフラグをセットする(読み取り
OKフラグ=1)(ステップ311)。
【0098】次いで、予めEEPROM32に格納され
ているコードデータ(インデックスデータと、そのイン
デックスデータに対応するカメラの動作モードとの関係
を示すテーブル化されたデータ)に基づいて、デコード
データが各インデックスデータのうちのいずれかに対応
したデータか否か、すなわち、デコードデータが各イン
デックスデータのうちのいずれかと一致するか否かを判
断する(ステップ312)。
【0099】ステップ312において、デコードデータ
が各インデックスデータのうちのいずれかと一致すると
判断した場合には、そのインデックスデータに対応した
動作モードへの設定変更を行なうべく、メインプログラ
ムへリターンする。また、ステップ312において、デ
コードデータが各インデックスデータのうちのいずれと
も一致しないと判断した場合には、デコードデータ出力
サブルーチンをコールする(ステップ313)。
【0100】図10は、デコードデータ出力の際の制御
手段11の動作を示すフローチャートである。同図に示
すように、デコードデータ出力サブルーチンがコールさ
れると、外部接続端子34に通信用ケーブル等が接続さ
れているか否か、すなわち、外部接続端子34が接続状
態か否かをインターフェース回路33を介して判断する
(ステップ401)。
【0101】この場合、外部接続端子34に、ホストコ
ンピュータ等の外部装置との通信を行うための通信ケー
ブルが接続されて、電子スチルカメラ1と外部装置との
通信が可能な状態となると、外部接続端子34のうちの
所定の端子の電圧が接地レベルになるように構成されて
いる。これにより、制御回路11は、インターフェース
回路33を介して外部接続端子34への外部装置の接続
状態を把握している。
【0102】ステップ401において、外部接続端子3
4が接続状態と判断した場合には、デコードデータをイ
ンターフェース回路33へ出力する(ステップ40
2)。これにより、デコードデータは、インターフェー
ス回路33を介して外部接続端子34へ出力され、通信
ケーブルを経て外部装置に入力される。
【0103】また、ステップ402において、外部接続
端子34が接続状態ではないと判断した場合には、この
サブルーチンを抜けて、デコード処理サブルーチンへリ
ターンし、さらに、メインプログラムへリターンする。
【0104】ステップ109の後、投光用LED駆動回
路60により、LED921、931を消灯させる(ス
テップ110)。次いで、読み取りOKフラグに基づい
て、データシンボル38の読み取りがOKか否かを判断
する(ステップ111)。このステップ111では、読
み取りOKフラグがセットされている(読み取りOKフ
ラグ=1)場合には、読み取りOKと判断し、読み取り
OKフラグがリセットされている(読み取りOKフラグ
=0)場合には、読み取りNGと判断する。
【0105】ステップ111において読み取りNGと判
断した場合には、切換スイッチ123がオンか否かを判
断し(ステップ117)、オンと判断した場合には、ス
テップ104へ戻る。
【0106】また、ステップ117において切換スイッ
チ123がオフと判断した場合には、撮影レンズ3をマ
クロ撮影位置から通常位置へ復帰させ(ステップ11
8)、この後ステップ102へ戻る。
【0107】また、ステップ111において読み取りO
Kと判断した場合には、デコードデータを制御手段11
内のバッファRAM35の所定のアドレスに書き込む
(ステップ112)。この場合、前記デコード処理にお
いて2値化データを書き込むために使用される領域とは
異なる領域に、前記デコードデータを書き込む。
【0108】次いで、読み取りがOKである旨を知らせ
るブザーを発信する(ステップ113)。次いで、表示
部13に、データシンボル38から読み取られた条件に
従って撮影を行う旨の表示、さらには、その動作モード
(撮影条件)の表示を行う(ステップ114)。
【0109】次いで、撮影レンズ3をマクロ撮影位置か
ら通常位置へ復帰させる(ステップ115)。次いで、
データシンボル38の読み取りによって入力された動作
モードに設定する。すなわち、制御手段11に内蔵され
ているバッファRAM35の所定のアドレスからデコー
ドデータを読み出し、このデコードデータに基づいて動
作モードの設定を行う(ステップ116)。以上でこの
プログラムは終了する。
【0110】なお、本実施例では、読み取りがOKであ
る旨をブザーを発信することで報知するよう構成されて
いるが、本発明では、例えば、この他、読み取りがOK
である旨を表示部(LCD等)13に表示するように構
成してもよい。
【0111】以上のように、本発明の電子スチルカメラ
1では、外付けの読取装置を設けることなく、容易かつ
迅速にデータシンボル38を読み取ること(データシン
ボル38の撮影およびデータシンボル38が表わす情報
の解読を行うこと)ができ、これにより所望の動作機能
設定を行うことができる。この場合、外付けの読取装置
を設ける必要がないので、装置の小型化、軽量化を図る
ことができる。
【0112】特に、本実施例では、2つの照明光、すな
わちスポットE1 、E2 が、データシンボル38に対す
る電子スチルカメラ1の光軸51方向の位置決めのガイ
ド、撮影画面内におけるデータシンボル38の位置決め
のガイドおよびデータシンボル38の像倍率を一定にす
るためのガイドとして機能するので、データシンボル3
8の読み取り時には、データシンボル38が適正な読み
取り位置に配置されるよう、迅速かつ簡単に位置決めす
ることができ、データシンボル38を適正に読み取るこ
とができる。
【0113】また、読み取りの度に、データシンボル3
8の像倍率を一定にすることができるで、デコート処理
等の信号処理を行う回路を簡素化することができる。ま
た、照明光によってデータシンボル38の位置を定める
ため、暗い場所でも容易に位置決めができ、しかも暗い
場所でも照明光によりデータシンボル38を読み取るこ
とができる。
【0114】以上、本発明の電子スチルカメラを図示の
構成例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、前記本実施例では、読取モー
ドにおいて、撮影レンズ3を被写体側へ繰り出して所定
の位置に移動させることによりマクロ撮影状態にするよ
う構成されているが、本発明では、この他、例えば、読
取モードにおいて、撮影レンズ3中に他の光学要素を介
挿したり、あるいは交換するなどにより、撮影レンズ3
がマクロ撮影用に切り換わるように構成してもよい。ま
た、例えば、読取モード時には、データシンボル読取専
用(マクロ撮影用)の撮影レンズを外付けする構成とし
てもよい。
【0115】また、本実施例では、読取モードにおい
て、図3に示すレベルBの位置に対して合焦するように
構成されているが、本発明では、例えば、撮像部が、自
動焦点(オートフォーカス)機構を有し、該機構によっ
て自動的にデータシンボル38に合焦させる構成とする
こともできる。この場合、照明光のスポットE1 、E2
は、読み取り領域内におけるデータシンボル38の位置
決めと、像倍率の一定化に利用され、スポットE1 、E
2 を一致させるとともに、このスポットE1 、E2 が一
致した部分にデータシンボル38を配置して読み取りを
行う。
【0116】また、本実施例では、投光部には、一対の
投光手段92、93が設けられているが、本発明では、
投光部に、投光手段を1つまたは投光手段を3つ以上設
けた構成としてもよい。
【0117】例えば、投光手段を1つのみ設けた構成の
場合には、投光手段92からの照明光のスポットE1
輪郭とデータシンボル38の外縁部(4隅)とが一致す
るように、すなわち、スポットE1 の輪郭にデータシン
ボル38の外縁部が内接するように位置合わせを行い、
この位置が合焦位置となり、該位置におけるスポットE
1 が読み取り領域に含まれるよう構成する。
【0118】また、本発明では、データシンボル(情報
を表わす媒体)は、本実施例のような2次元のデータシ
ンボルに限定されず、例えば、バーコードのような1次
元のデータシンボルでもよい。
【0119】また、本実施例では、記録媒体として、I
Cメモリーカードを用いているが、本発明における記録
媒体は、ICメモリーカードに限定されず、例えば、装
置自体に内蔵されたメモリーやカード以外のものに搭載
されたメモリーであってもよく、さらには、磁気記録媒
体、光磁気記録媒体、光記録媒体等であってもよい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子スチ
ルカメラによれば、カメラの動作機能設定を行う読取モ
ードまたは撮影を行う撮影モードのいずれかを選択する
ことができ、読取モードが選択されたときに、データシ
ンボルを撮影すると、そのデータシンボルが表わす情報
の解読を行うようになっているので、汎用性がある。
【0121】特に、撮像部を兼用、すなわち、撮像部を
データシンボルの読取部としても用いることによって、
データシンボルの情報を読み取るための装置を外付けす
る必要がなくなるので、カメラ全体の大型化を抑制する
ことができる。
【0122】また、CCD(固体撮像素子)を有する撮
影部を読取部として用いる場合には、1次元のデータシ
ンボルはもちろんのこと、2次元のデータシンボルの読
み取りにも用いることができ、汎用性が広い。また、読
取モードではマクロ撮影状態で撮影を行って読み取るの
で、より確実にデータシンボルの読み取りを行うことが
できる。
【0123】また、前記読取モードにおいて、カメラの
動作機能設定に関する情報を表わすデータシンボルを撮
影したとき、その情報に基づいてカメラの動作機能設定
を行う場合には、撮像部(読取部)から読み取られた情
報に基づき、カメラ各部の動作機能設定を自動的に行う
ことができる。
【0124】また、解読手段により解読された解読情報
を格納する第1のメモリーと、カメラの動作モードに対
応するインデックスデータが格納されている第2のメモ
リーと、第1のメモリーに格納された前記解読情報がイ
ンデックスデータのいずれかと一致するか否かを判別す
る判別手段と、読取モードにおいて解読情報がインデッ
クスデータのいずれかと一致する場合に、その解読情報
に対応する動作モードに設定する設定手段とを有する場
合には、前記カメラ各部の動作機能設定をより確実に実
行することができる。
【0125】また、電子スチルカメラの外部装置に信号
を出力する出力端子を有し、読取モードにおいて解読情
報がインデックスデータのいずれとも一致しない場合に
は、出力端子を介して前記解読情報を出力するよう構成
した場合には、カメラの動作モード設定用のデータシン
ボルと、それ以外のデータシンボルとを振り分けて読み
取ることができる。
【0126】また、データシンボルが表わす情報には、
絞り優先モ−ドを示す情報と、シャッタースピード優先
モードを示す情報と、手動露出モードを示す情報と、プ
ログラムモードを示す情報と、1コマ撮影モードを示す
情報と、連続撮影モードを示す情報と、インターバル撮
影モードを示す情報と、セルフタイマー撮影モードを示
す情報とのうちの少なくとも一つが含まれる場合には、
これらは使用頻度が高いので、動作モードの設定や変更
が容易となる。
【0127】また、照明光が互いに交差するように発光
する一対の投光手段を有する場合、特に、データシンボ
ルが一対の照明光が交差する交差位置に設置される場
合、さらには、撮影モードでは一対の照明光が交差する
交差位置またはその近傍に撮影光学系の焦点が位置する
場合には、交差位置におけるスポット状の光を利用し
て、容易かつ迅速に、しかも正確にデータシンボルの位
置決めや焦点合わせをすることができ、これによりデー
タシンボルを適正に読み取ることができる。また、交差
位置におけるスポット状の光を利用しているので、非接
触でデータシンボルの位置決めや焦点合わせをすること
ができ、このため読み取り操作が簡単である。また、デ
ータシンボルの位置決め手段として、投光部を設けるだ
けでよいので、その構造も簡易である。また、暗い場所
でも容易に位置決めができる。
【0128】また、交差位置における撮影光学系の光軸
に対して垂直な面に生じるスポット状の光がデータシン
ボルを包含する場合、特に、交差位置における撮影光学
系の光軸に対して垂直な面に生じるスポット状の光がデ
ータシンボルの読み取り領域に含まれる場合には、前記
スポット状の光が撮影画面内におけるデータシンボルの
位置決めのガイドとして機能し得るので、より容易かつ
迅速に、正確にデータシンボルの位置決めや焦点合わせ
をすることができ、これによりデータシンボルをより適
正に読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子スチルカメラの構成例を示す斜視
図である。
【図2】本発明の電子スチルカメラの構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明における投光部の構成例を示す模式図で
ある。
【図4】本発明におけるデータシンボルの構成例を示す
平面図である。
【図5】本発明におけるデータシンボルの位置と照明範
囲との関係を示す平面図である。
【図6】本発明における制御手段の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明における制御手段の動作の一例を示すフ
ローチャート(図6の続き)である。
【図8】本発明における制御手段の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明におけるデコード処理の際の制御手段の
動作の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明におけるデコードデータ出力の際の制
御手段の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子スチルカメラ 2 撮影光学系 3 撮影レンズ 4 絞り 5 ハーフミラー 6 反射鏡 7 ファインダー 8 CCD(固体撮像素子) 9 投光部 91 発光部 92、93 投光手段 921、931 LED 922、932 投光光学系 10 ボディー 11 制御手段 12 操作部 120 メインスイッチ 121 レリーズスイッチ 122 ズームスイッチ 123 切換スイッチ 124 エジェクトスイッチ 13 表示部 14 電源回路 15 バッテリー 16 外部電源回路 17 ストロボ駆動回路 18 ズーム駆動回路 19 フォーカス駆動回路 20 絞り駆動回路 21 CCD駆動回路 22 同期信号発生回路 23 アドレス制御回路 24 CCD信号処理回路 25 A/D変換器 26 メインメモリー 27 RGBマトリックス回路 28 画像圧縮回路 29 メモリーカード制御回路 30 装填部 31 検出手段 32 EEPROM 33 インターフェース回路 34 外部接続端子 35 バッファRAM 38 データシンボル 40 ICメモリーカード 51、52、53 光軸 60 投光用LED駆動回路 101〜118 ステップ 201〜206 ステップ 301〜313 ステップ 401、402 ステップ E1 、E2 スポット

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の像を形成する撮影光学系と、 この撮影光学系による像形成位置に配置され、前記被写
    体像に対応する信号を生成する撮像部と、 カメラの動作機能設定を行う読取モードまたは撮影を行
    う撮影モードのいずれかを選択する選択手段と、 前記選択手段により前記読取モードが選択されたとき、
    前記撮影光学系を介して所定の情報を表わすデータシン
    ボルを撮影した場合に、前記撮像部からの画像信号に基
    づいて、前記データシンボルが表わす情報の解読を行う
    解読手段と、 前記解読手段により解読された解読情報を格納する第1
    のメモリーと、 前記動作機能設定に利用され、カメラの動作モードに対
    応するインデックスデータが格納されている第2のメモ
    リーと、 前記第1のメモリーに格納された前記解読情報が前記イ
    ンデックスデータのいずれかと一致するか否かを判別す
    る判別手段と、 前記読取モードにおいて、前記判別手段により前記解読
    情報が前記インデックスデータのいずれかと一致すると
    判別された場合に、前記解読情報に対応する前記動作モ
    ードに設定する設定手段と、 電子スチルカメラの外部装置に信号を出力する出力端子
    とを有し、 前記読取モードにおいて、前記判別手段により前記解読
    情報が前記インデックスデータのいずれとも一致しない
    と判別された場合には、前記出力端子を介して前記解読
    情報を出力するよう構成したことを特徴とする電子スチ
    ルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記撮影光学系の光軸に対して垂直な面
    でのビームスポットの形状が前記光軸方向の位置に応じ
    て変化するスポット状の光により前記データシンボルを
    照明する投光部を有し、 前記撮像部および前記投光部がカメラ本体に収容されて
    いる請求項1に記載の電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体の像を形成する撮影光学系と、 この撮影光学系による像形成位置に配置され、前記被写
    体像に対応する信号を生成する撮像部と、 カメラの動作機能設定を行う読取モードまたは撮影を行
    う撮影モードのいずれかを選択する選択手段と、 前記選択手段により前記読取モードが選択されたとき、
    前記撮影光学系を介して所定の情報を表わすデータシン
    ボルを撮影した場合に、前記撮像部からの画像信号に基
    づいて、前記データシンボルが表わす情報の解読を行う
    解読手段と、 前記撮影光学系の光軸に対して垂直な面でのビームスポ
    ットの形状が前記光軸方向の位置に応じて変化するスポ
    ット状の光により前記データシンボルを照明する投光部
    とを有し、 前記撮像部および前記投光部がカメラ本体に収容されて
    いることを特徴とする電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記解読手段により解読された解読情報
    を格納する第1のメモリーを有する請求項3に記載の電
    子スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記動作機能設定に利用され、カメラの
    動作モードに対応するインデックスデータが格納されて
    いる第2のメモリーと、 前記第1のメモリーに格納された前記解読情報が前記イ
    ンデックスデータのいずれかと一致するか否かを判別す
    る判別手段と、 前記読取モードにおいて、前記判別手段により前記解読
    情報が前記インデックスデータのいずれかと一致すると
    判別された場合に、前記解読情報に対応する前記動作モ
    ードに設定する設定手段とを有する請求項4に記載の電
    子スチルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記投光部は、照明光が互いに交差する
    ように発光する一対の投光手段を有する請求項2ないし
    5のいずれかに記載の電子スチルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記撮影モードでは、前記一対の照明光
    が交差する交差位置またはその近傍に前記撮影光学系の
    焦点が位置する請求項6に記載の電子スチルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記データシンボルは、前記一対の照明
    光が交差する交差位置に設置される請求項6または7に
    記載の電子スチルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記交差位置における前記撮影光学系の
    光軸に対して垂直な面に生じるスポット状の光は、前記
    データシンボルを包含している請求項7または8に記載
    の電子スチルカメラ。
  10. 【請求項10】 前記交差位置における前記撮影光学系
    の光軸に対して垂直な面に生じるスポット状の光は、デ
    ータシンボルの読み取り領域に含まれる請求項7ないし
    9のいずれかに記載の電子スチルカメラ。
  11. 【請求項11】 前記一対のスポット状の光の中心は、
    前記一対の照明光が交差する交差位置で互いに重なる請
    求項6ないし9のいずれかに記載の電子スチルカメラ。
  12. 【請求項12】 前記交差位置で互いに重なった一対の
    スポット状の光の中心は、それぞれ前記撮影光学系の光
    軸上に位置している請求項11に記載の電子スチルカメ
    ラ。
  13. 【請求項13】 前記一対の投光手段は、前記撮影光学
    系の光軸を介して対称に配置されている請求項6ないし
    12のいずれかに記載の電子スチルカメラ。
  14. 【請求項14】 前記撮像部は、固体撮像素子を有して
    いる請求項1ないし13のいずれかに記載の電子スチル
    カメラ。
  15. 【請求項15】 前記データシンボルは、2次元のデー
    タシンボルである請求項1ないし14のいずれかに記載
    の電子スチルカメラ。
  16. 【請求項16】 前記撮影モードでは、前記撮影光学系
    は、通常の撮影状態と、前記通常の撮影状態よりも短い
    被写体距離で撮影を行うマクロ撮影状態とに切り換え可
    能であり、前記読取モードでは、前記マクロ撮影状態で
    前記撮影を行う請求項1ないし15のいずれかに記載の
    電子スチルカメラ。
  17. 【請求項17】 前記読取モードにおいて、カメラの動
    作機能設定に関する情報を表わすデータシンボルを撮影
    したとき、その情報に基づいてカメラの動作機能設定を
    行う設定手段を有する請求項1ないし16のいずれかに
    記載の電子スチルカメラ。
  18. 【請求項18】 前記データシンボルが表わす情報に
    は、絞り優先モードを示す情報と、シャッタースピード
    優先モードを示す情報と、手動露出モードを示す情報
    と、プログラムモードを示す情報と、1コマ撮影モード
    を示す情報と、連続撮影モードを示す情報と、インター
    バル撮影モードを示す情報と、セルフタイマー撮影モー
    ドを示す情報とのうちの少なくとも一つが含まれる請求
    項1ないし17のいずれかに記載の電子スチルカメラ。
  19. 【請求項19】 前記画像信号は、複数種のカラー画像
    信号であり、 前記カラー画像信号に基づいて輝度信号を生成する輝度
    信号生成手段を有し、前記解読手段は、前記輝度信号生
    成手段により生成された前記輝度信号に基づいて、前記
    データシンボルが表わす情報の解読を行う請求項1ない
    し18のいずれかに記載の電子スチルカメラ。
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