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JP2004191980A - 光学的なビューファインディングと、電子捕捉及び表示のための共有光学部品を有するカメラ - Google Patents

光学的なビューファインディングと、電子捕捉及び表示のための共有光学部品を有するカメラ Download PDF

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JP2004191980A JP2003408997A JP2003408997A JP2004191980A JP 2004191980 A JP2004191980 A JP 2004191980A JP 2003408997 A JP2003408997 A JP 2003408997A JP 2003408997 A JP2003408997 A JP 2003408997A JP 2004191980 A JP2004191980 A JP 2004191980A
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Abstract

【課題】オプティカルビューファインディング、および、電子画像捕捉及び表示のために光学部品を共有するカメラを提供する。
【解決手段】カメラの光学及び電子ビューアは、夫々の開口から内側に延在する入口トンネル134及び出口トンネル136及びクロストンネル140からなる本体を有する。電子イメージャ24は、対物レンズ144と光学的に位置合わせされて本体内に配置される。マイクロディスプレイ266は、アイピース142の内側で出口トンネル内に取付けられる。第1及び第2の反射器がクロストンネル内で互いに位置合わせされ、夫々、クロストンネル内で、光学的ビューイング位置と非ビューイング位置との間で可動である。光学的ビューイング位置では、第1の反射器150は、対物レンズ軸148と位置合わせされ、第2の反射器152は、アイピース軸146と位置合わせされる。非ビューイング位置では、反射器168は、軸及び互いから間隔が置かれる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、写真術、および、写真カメラ及び機器に関り、より具体的には、光学的なビューファインディング、および、電子捕捉及び表示のための共有光学部品を有するカメラに係る。
反射器を動かすことによって光路を再配置するカメラが従来から利用可能である。一眼レフカメラは、鏡を可動の反射器として用いながら、この原理に基づいて動作する。鏡ではなくプリズムを用いて光路を再配置する他のカメラも開示される。
特許文献1及び特許文献2は、電子光学ビューファインダを有するカメラを開示する。このビューファインダでは、光線を光学ビューファインダに直線状に向ける第1の位置と、内部のディスプレイからビューファインダアイピースに光線を向けなおす第2の位置とに、鏡が動かされる。
特許文献3は、光線をアイピースに向ける第1の位置と、可動プリズムが光路から外され光線は電子イメージャに向けられる第2の位置との間でプリズムが動かされるカメラを開示する。電子イメージャにより捕捉される像は、カメラの外部にあるディスプレイ上に表示できる。この特許は、一部の光学部品を共有するが、内部ディスプレイを用いない。
特許文献4及び特許文献5は、実像ビューファインダ用の光学系を開示する。
米国特許第4,420,773号 米国特許第5,099,265号 米国特許第5,966,553号 米国特許第5,005,955号 米国特許第5,034,763号 米国特許第1,310,776号 米国特許第2,282,045号 米国特許第2,305,978号 米国特許第2,709,391号 米国特許第366,584号 米国特許第3,819,255号 米国特許第5,146,253号 米国特許第5,161,025号 米国特許第5,253,002号 米国特許第5,557,458号 米国特許第5,581,318号 米国特許第5,678,080号 米国特許第5,682,564号 米国特許第5,701,535号 米国特許第5,784,656号
光学的なビューファインディング、および、電子画像捕捉及び表示のために光学部品を共有する改善されたカメラを提供することを目的とする。
本発明は、特許請求の範囲により定義づけられる。本発明は、その広い面において、入口開口及び出口開口と、夫々の開口から内側に延在する入口トンネル及び出口トンネルを有するカメラの光学及び電子ビューアを提供する。本体は、入口トンネルと出口トンネルを接続するクロストンネルを有する。アイピースは、出口開口に取付けられ、アイピース軸を画成する。対物レンズは、入口開口に取付けられ、対物レンズ軸を画成する。電子イメージャは、対物レンズと光学的に位置合わせされて本体内に配置される。マイクロディスプレイは、アイピースの内側で出口トンネル内に取付けられる。第1の反射器及び第2の反射器が、クロストンネル内に配置される。反射器は、位置合わせされ、夫々、クロストンネル内において、光学ビューイング位置と非ビューイング位置との間で可動である。光学的ビューイング位置では、第1の反射器は対物レンズ軸と位置合わせされ、第2の反射器はアイピース軸と位置合わせされる。非ビューイング位置では、反射器は、軸及び互いから間隔が置かれる。
本発明の有利な効果は、光学的なビューファインディングと、電子画像捕捉及び表示のために光学部品を共有する改善されたカメラが提供されることである。
本発明の上述した特徴及び目的、および、他の特徴及び目的、さらに、それらを達成する方法と、本発明自体は、以下の本発明の実施例の説明を、添付図面と共に参照することにより、明らかになり、且つ、より理解することができるであろう。
以下において、様々なビューア及びカメラ及び方法の特徴のセットは、これらの特徴の全てを又は多くを組合わせた特定の実施例に関して説明する。これらの実施例において、ビューアは、ハイブリッドフィルム‐電子捕捉カメラといったカメラの一部である。少ない数の特徴及び代替の特徴を組合わせた一部の代替の実施例も本願にて説明する。その他の代替は、当業者には明らかであろう。例えば、本願に説明するハイブリッドカメラのフィルム捕捉特徴は、削除することも、又は、第2の電子捕捉系により置換されることも可能である。同様に、光学部品は、素子の数の変更等により変えることができる。
カメラ10は、ビューア14を保持する本体12を有する。本体12は更に、ビューア14と共に、電子捕捉ユニット16を供給する追加の部品も保持する。カメラ10は、追加の捕捉ユニットを含むこともできる。この第2の捕捉ユニットは、シーンの像を電子的に捕捉するか、又は、写真フィルム上に捕捉する。2つの異なる捕捉ユニットは、様々な形をとることができ、互いに完全に別個であっても、一部の又はほとんどの部品を共有することも可能である。
1つの捕捉ユニット又は複数の捕捉ユニットは、2つの異なる種類の画像を供給する。即ち、画像捕捉直後に一時的に用いられる評価画像と、長期保存及び使用のためのアーカイブ画像を供給する。評価画像は、電子的に捕捉される。アーカイブ画像は、カメラ特徴に応じて、電子的に捕捉されても、又は、フィルム上で捕捉されてもよい。
図14―17を参照するに、カメラ10は、本願では、ハイブリッドフィルム‐デジタル実施例に関連して主に説明し、この実施例では、フィルム捕捉ユニット18は、アーカイブ媒体として写真フィルム20を用いてアーカイブ画像を捕捉することができる。電子画像捕捉ユニット16は、評価画像として用いる電子画像を捕捉し、アーカイブ画像として用いる電子画像を選択的に捕捉することができる。撮影者が、シャッターボタン22を押し、カメラ10がハイブリッド捕捉に設定されると、被写体の像(シーンの光の像)が潜像としてフィルム20のフレーム上に捕捉され、且つ、少なくとも1つの電子画像が電子アレイイメージャ24上に捕捉される。電子画像は、デジタル処理され、本体12に取付けられる画像ディスプレイ26に表示できる評価画像を提供するよう用いられ、及び/又は、アーカイブ画像として保存される。カメラ10は更に、アーカイブ捕捉ユニットも有することができ、このユニットは、フィルム捕捉ユニット18に光を向けるのではなく、電子捕捉ユニット16に光を向ける別個の撮影レンズを用いる。カメラは、撮影者の選択に応じて、又は、いずれかの捕捉媒体における利用可能な保存空間に基づいて、又は、他のことに基づいて、電子捕捉、フィルム捕捉、又は、両方を提供することができる。例えば、スイッチ(別個に図示せず)を設けて、捕捉の所望のモードを選択することができる。
アナログ形式で捕捉され、デジタル化され、他の修正はされない電子画像は、本願において、一般的に、「オリジナルの電子画像」と称する。更なる修正の後に、電子画像は、一般的に、「生成された画像」と称する。生成された画像は、オリジナル画像に対し修正される。修正は、表示装置、又は、特定のファイル構造、又は、出力媒体との適合のための較正であり得る。これらの修正は、メタデータの追加を含んでも含まなくてもよい。写真仕上げされたアーカイブ画像の期待製品に適合する生成された画像は、「確認画像」と称する。1つ以上の生成された画像を、1つのオリジナル電子画像から形成できる。
電子イメージャ24は、イメージャドライバ25により駆動される。電子アレイイメージャ24は、各写真撮影エベントについて、フィルムストリップ20上に同時に捕捉される潜像に対応する1つ以上の電子画像を捕捉するよう構成される。用いられるイメージャ24のタイプは様々であり得るが、イメージャ24は、幾つかの入手可能な半導体イメージャの1つであることが非常に好適である。
一般的に用いられる非常に人気のあるタイプの半導体イメージャは、電荷結合デバイス(「CCD」)である。幾つか入手可能なCCDタイプのうち2つのCCDが、容易な電子シャッタリングを可能にするので、本願に用いるのが好適である。そのうちの第1のタイプは、フレーム転送CCDであり、このCCDは、光活性による電荷生成を可能にし、その後、全ての画像電荷を、遮光された非感光領域にシフトする。次に、この領域は、クロックアウトされて、サンプリングされた電子画像が供給される。第2のタイプは、インターライン転送CCDであり、これも、電荷をシフトすることによりシャッタリングを行うが、画像線と同じだけの保存領域があるよう各画像線の上方又は下方に電荷をシフトする。次に、ストレージ線は、適切な方法でシフトアウトされる。これらのCCDイメージャは、それぞれ、利点と欠点の両方を有するが、本出願に用いることができる。一般的なCCDは、クロックドライバ、アナログ信号プロセッサ‐アナログ/デジタル変換器104(「A/D変換器104」とも称する)の役割を果たす別個の部品を有する。
CMOS技術を用いて製造される電子画像センサを用いることも可能である。このタイプのイメージャは、使用に際し魅力的であり、というのは、このようなタイプの電子画像センサは、容易に利用可能な半導体処理において容易に製造され、1つの電源で用いることを可能にするからである。更に、この処理は、周辺回路を、同一の半導体ダイに集積することを可能にする。例えば、CMOSセンサは、クロックドライバ、A/D変換器104、及び、1つのIC上に集積される他の部品を含むことができる。
用いることのできる第3のタイプのセンサは、電荷注入デバイス(CID)である。このセンサは、電荷は、読み出しされるためにデバイスからシフトアウトされない点で上述した他のセンサとは異なる。読み出しは、画素において電荷をシフトすることにより達成される。このことは、アレイにおける任意の画素の非破壊的な読み出しを可能にする。デバイスが外部からシャッタリングされると、アレイは、画像を破壊することなく繰り返し読み出しされることが可能である。シャッタリングは、電荷を、再結合のために基板に注入することによって、外部シャッタによって、又は、外部シャッタなく達成することが可能である。
電子画像捕捉ユニットは、3色画像を捕捉する。1つのイメージャが3色又は4色フィルタと共に用いられることが非常に好適ではあるが、複数のモノクロイメージャ及びフィルタムを用いることもできる。好適な3色フィルタは、当業者には周知であり、通常は、イメージャに組み込まれて、一体式の部品を構成する。便宜上、カメラ10は、3色フィルタ(別個に図示せず)を有する1つのイメージャ24を有する実施例に関連しながら、一般的に説明する。尚、同様の考えが、3色以上を用いるカメラ、及び、モノクロイメージャを用いるカメラ10にも適用されることを理解するものとする。
図18を参照するに、一部の実施例において、カメラ10は、評価画像とアーカイブ画像を電子的に捕捉する1つの電子捕捉ユニット16を有する。評価画像は、オリジナル電子画像からサブサンプリングされて、それにより、低解像度の画像を供給することが可能である。低解像度の生成された画像は、クッチャ(Kuchta)外に対し、共通に譲受された「ELECTRONIC STILL CAMERA PROVIDING MULTI−FORMAT STORAGE OF FULL AND REDUCED RESOLUTION IMAGES」なる名称の米国特許第5,164,831号に記載される方法を用いて供給することができる。
2つの電子捕捉ユニット16が、カメラ10内にあってもよく、そのうちの1つは、評価捕捉ユニットとして用いられ、もう1つは、アーカイブ捕捉ユニットとして用いられる。このような2つの電子捕捉ユニットを有する好適なデジタルカメラの一例は、スミスに対する「ELECTRONIC CAMERA WITH DUAL RESOULTION SENSORS」なる名称の米国特許出願第5,926,218号に記載される。
図14及び図15を参照するに、カメラ本体12は、捕捉ユニット16、18、及び、他の部品の構造的支持及び保護を与える。カメラ10の本体12は、特定の使用及びスタイルの検討事項の要件に見合うよう変更することができる。一部の実施例では、本体12は、シャーシ又はフレーム32を介して互いに接続される前カバー28と後カバー30を有する。カメラ10の多くの部品は、シャーシ32に取付けることができる。フィルム扉34及び跳ね上げ式フラッシュユニット36は、カバー28、30、及び、シャーシ32にピボット可能に接続される。
フィルム画像捕捉ユニット16は、使用時にフィルムユニット40を保持するフィルムホルダ38を有する。図7−8のカメラ10では、フィルムホルダ38は、シャーシ32の一部である。(「フィルムユニット40」という用語は、写真フィルム20と任意の付随の密閉容器又は他の支持構造/遮断材を意味するよう用いる。)
フィルムホルダ38の構成は、用いられるフィルムユニット40のタイプに応じる。用いるフィルムユニット40のタイプは重要ではない。図中示すカメラ10は、フィルムを再装填可能であり、アドバンスドフォトシステム(「APS」)フィルムカートリッジを用いる。1つ又は2つのチャンバを有する他のタイプのフィルムカートリッジも用いることが可能であり、また、ロールフィルムも用いることが可能である。本実施例では、カメラ10は、再装填可能であることが好適である。カメラ10は、フィルムタイプを判別するIX−DXコード読み取り器(図示せず)と、各フィルムフレームの生成すべきプリント数、プリントフォーマット等を示すデータをフィルム上に書き込むデータレコーダ39を有することができる。しかし、これに制限されるものではない。メタデータを含む情報を、当業者に周知の手段によって読み出し及び書き込むことが可能である。
フィルムホルダ38は、一対のフィルムチャンバ42、44と、フィルムチャンバ42、44の間にある露光フレーム45を含む。フィルムユニット40は、そのうちの1つのチャンバに置かれる密閉容器46を有する。フィルムストリップ20は、密閉容器46により保持されるスプール48の周りに巻きつけられる。使用時には、フィルムストリップ20は、露光フレーム45を横断し、もう1つのチャンバ内にあるフィルムロール内に巻き取られる。露光フレーム45は、開口50を有し、各写真撮影エベントにおいて、その開口を光の像が通過してフィルム20のフレームを露光する。
使用時には、フィルムストリップ20は、フィルムトランスポート52によって、フィルムカートリッジ40の密閉容器46から出され、供給チャンバ44内でフィルムロールに巻かれ、そして、密閉容器46に戻される。フィルムトランスポート52は、図示するように、供給スプール49内に位置付けられる電気モータを含む。しかし、他のタイプの電動トランスポート機構及び手動トランスポート機構も用いることができる。フィルムストリップ露光は、フィルムを前進させるか又は巻き戻すときに行われることが可能である。
カメラ10は、本体12に取付けられる撮影レンズ76を有する。撮影レンズ76は、光を露光フレーム45に向ける。撮影レンズ76は、単一の焦点距離と手動フォーカシング、又は、固定焦点を有して単純であり得るが、固定焦点は好適ではない。図14に示す実施例では、撮影レンズ76は、電動ズームレンズであり、レンズ内で、可動素子が、ズームドライバ78によって静止素子に対して駆動される。
図14の実施例の撮影レンズ76は、更に自動フォーカシングである。自動フォーカシング系82は、センサ84を含むレンジファンダ86を有する。レンジファインダ86は、直接又は制御系80を介して、フォーカスドライバ88を動作して、撮影レンズ76の1つ以上のフォーカス可能な素子(別個に図示せず)を動かす。レンジファインダ86は、パッシブ又はアクティブ、或いは、これらの組合わせであり得る。
フィルムシャッタ92は、露光フレーム45への光路を遮断する。イメージャシャッタ94は、イメージャ24への光路を遮断する。ダイアフラム/アパーチャプレート96を、両方の光路に設けることも可能である。各シャッタ92、94は、開状態と閉状態との間で切替え可能である。「シャッタ」という用語は、画像捕捉のために、フィルムストリップ又はイメージャへの光路に沿っての光の通過を可能にし、且つ、他の時にはその通過を不可能にする機能を提供する物理的及び/又は論理的素子を意味するものとして広い意味で用いる。「シャッタ」は、従って、以下に制限されないが、全てのタイプの機械的及び電子機械的シャッタを含む。「シャッタ」は、単にフィルム又はイメージャを、光路に置く又は光路から外すためのフィルムトランスポート又は類似の機構は含まない。「シャッタ」は、撮像動作の開始及び終了を、カメラ10コントローラの制御下で撮像動作を開始及び停止することを可能にする電子アレイイメージャのコンピュータソフトウェア及びハードウェア特徴を含む。
好適な本実施例において、フィルムシャッタ92は、機械的又は電子機械的であり、イメージャシャッタ94は、機械的又は電子的である。イメージャシャッタ94は、機械的イメージャシャッタの位置と電子シャッタの機能の両方を示すよう破線により示す。CCDを用いる場合、イメージャ24の電子シャッタリングは、非感光性領域に設けられる遮光性レジスタのもとで蓄積される電荷をシフトすることにより供給されることが可能である。このことは、フレーム転送デバイスCCDにおけるようにフルフレームであるか、又は、インターライン転送デバイスCCDにおけるように水平線であり得る。好適なデバイス及び手順は、当業者には周知である。CIDを用いる場合、各画素における電荷は、露光の始まりにおいて基板に注入される。露光の終わりにおいて、各画素における電荷が読み出しされる。ここで遭遇する困難は、最初に読み出しされる画素は、最後に読み出しされる画素より露光時間が少ないということである。この差の量は、全体のアレイを読み出しするのに必要な時間である。これは、全体の露光時間と、アレイ全体を読み出しするのに必要な最大時間に依存して、重要である場合も重要でない場合もある。
CMOSイメージャは、一般的に、ロールシャッタと称する方法を用いてシャッタが切られる。この方法を用いるCMOSイメージャは好まれず、というのは、これは、個々の線を共通のシャッタ時間にシャッタするが、各線の露光時間は連続的に始まるからである。これは、短い露光時間でも、動く対象物が歪んでしまうことを意味する。水平動作が与えられる場合、垂直特徴は、線毎の露光における時間的な差によって斜めに撮像する。CMOSイメージャのシャッタを切る他の方法は、米国特許第5,986,297号に記載される。単一フレーム捕捉モードと称するこの方法において、全ての画素は、露光時間の間に電荷を積算することが可能にされる。露光時間の終わりにおいて、全ての画素は、デバイスの浮動拡散に、同時に転送される。この時点において、線毎の直列読み出しが可能となる。
信号線98によって、イメージャ24は、制御系80を介して画像ディスプレイ26に電子的に接続される。イメージャ24は、光の像を受け取り、その光の像をアナログ電気信号、即ち、アナログ電子画像に変換する。(便宜上、電子画像は、単数形で取り扱う。同様のことが、特定の写真撮影イベントについて捕捉された複数の画像のそれぞれについて適用される。)
画像ディスプレイ26は、画像ディスプレイドライバ102により駆動され、ユーザによって見られる光の画像(本願では、「表示画像」とも称する)を生成する。一部の実施例では、画像ディスプレイ26aは、カメラ本体12の外部に取付けられる。他の実施例では、カメラ本体12内に設けられるマイクロディスプレイ26bが、外部ディスプレイに追加して、又は、外部ディスプレイの代わりに用いられる。(便宜上、画像ディスプレイは、本願では、1つのディスプレイを有するカメラ10に関連して説明する。)
図1に示すマイクロディスプレイ26bは、反射型液晶ディスプレイ(LCD)である。マイクロディスプレイ26bは、直前にある湾曲した偏光ビームスプリッタ(PBS)と共に示される。このPBSは、1つの偏光の照明光が、前方からLCDにもたらされることを可能にする。次に、PBSは、LCDから反射した直交偏光の光が通過して、最終的に眼に到達することを可能にする。
図1に示すPBSの正確な構成は、本願に開示される技術的思想及び特許請求の範囲には、重要ではない。ここに示す1つは、特定の製造業者の特徴であり、他の製造業者からのPBSは、異なるように湾曲が付けられるか、平らではあるがディスプレイに対し角度が付けられるか、偏光に依存しないか、又は、照明とビューイングを略同じ視野で効果的に可能にするよう他の任意の好適な方法で構成され得る。更に、本願に開示する光学的、電子的、及び、機械的系は、この特定のタイプのディスプレイに一意に適用されるものではない。本願に開示される技術的思想は、任意のタイプの反射型、透過型、又は、放射型ディスプレイに適用され得る。
制御系80は、カメラ10の他の部品を制御し、電子画像に関連する処理を行う。制御系80は、適切に構成されたマイクロコンピュータの形を取り得るが、RAM又はデータ操作及び一般的なプログラム実行のための他のメモリを有する内臓マイクロコンピュータといったコントローラ81を含む。制御系80は、更に、メモリ54、A/D変換器104、及び、画像プロセッサ106を含むことができる。制御系80の好適な部品は、当業者には周知である。制御系80の修正は、本願のいたるところに説明するように、実用的である。コントローラ81は、マイクロプロセッサのように1つの部品として設けられることも、分散された場所における等価の機能を有する複数の部品としても設けられることが可能である。同じことが、プロセッサ106及び他の部品にも言える。同様に、本願に別個のユニットとして示す部品は、便宜上、一部の実施例では、組合わせや共有が可能である。
「メモリ54」は、半導体メモリ又は磁気メモリ等に設けられる物理的メモリの、1つ以上の好適なサイズにされる論理ユニットを意味する。メモリ54は、カメラ10の内部に固定されても、着脱可能であってもよく、又は、着脱可能で且つ固定メモリでもあり得る。例えば、メモリ54は、フラッシュEPROMメモリのような内部メモリであっても、或いは、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードのように着脱可能なメモリであっても、或いは、それらの組合わせであってもよい。用いられるメモリ54のタイプと、光学的、磁気的、又は、電子的といった情報格納の方法は重要ではない。例えば、着脱可能なメモリは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、DVD、テープカセット、又は、フラッシュメモリカード又はスティックであり得る。デジタル形式での画像の転送は、物理的媒体上でも、又は、電子信号として送信され得る。
コントローラ81と画像プロセッサ106は、画像記憶に用いられる同じ物理メモリ内に記憶されるソフトウェアにより制御可能であるが、プロセッサ106及びコントローラ81は、例えば、ROM又はEPROMファームウェアメモリといった専用メモリ内に格納されるファームウェアにより制御されることが好適である。メモリの別個の専用ユニットも設けて、他の機能をサポートすることができる。
捕捉されたアナログ電子画像は、アナログ‐デジタル(A/D)変換器‐増幅器104によって増幅且つ変換されて、デジタル電子画像が得られる。デジタル電子画像は、次に、画像プロセッサ106内で処理され、メモリ54内に格納される。本実施例では、信号線98は、イメージャ24と、コントローラ81と、プロセッサ106と、画像ディスプレイ26と、他の電子部品を接続するデータバスとして機能する。
コントローラ81は、全ての電子部品に、タイミングが取れた関係で制御信号を供給するタイミング発生器(別個に図示せず)を含む。個々のカメラ10の較正値は、EEPROMといった較正メモリ(別個に図示せず)に格納され、コントローラ81に供給される。コントローラ81は、1つ又は複数のメモリ54と、ズームドライバ78、フォーカスドライバ88、イメージャドライバ25、画像ディスプレイドライバ102、アパーチャドライバ108、及び、フィルム及びイメージャシャッタドライバ110、112を含むドライバとを作動する。コントローラ81は、フラッシュ機能を取り持つフラッシュ回路115に接続する。
図示し説明した回路は、当業者には周知の様々な方法で変更することができることを理解するものとする。更に、物理回路に関して本願に記載する様々な特徴は、代替として、ファームウェア又はソフトウェア機能として、或いは、それらの組合わせとして与えられ得ることを理解するものとする。同様に、本願に別個のユニットとして説明する部品は、一部の実施例においては、便宜上、組合わせ又は共有し得る。
メモリ54内に格納されるデジタル電子画像は、プロセッサ106によりアクセスされ、必要な生成された画像を供給するよう修正される。画像ディスプレイ上に生成された画像を表示する一部として、カメラ10は、特定のディスプレイに対しての較正のために生成される画像を修正し得る。例えば、変換を適用して各画像が、グレイスケール、色域、及び、ディスプレイのホワイトポイント、また、イメージャ24及び電子捕捉ユニット16の他の部品に関して異なる能力に適応するよう修正される。ディスプレイは、全ての確認画像を表示することを可能にするよう選択されることが好適であるが、制限されるディスプレイを用いることも可能である。後者の場合、確認画像の表示には、画像の一部、又は、コントラストレベルを省略する、又は、確認画像における情報のいくらか一部を省略する較正が関連する。
生成される画像は、デジタルカメラ10において画像が高められるのと同じやり方で修正されることも可能である。例えば、処理は、補間及びエッジエンハンスメントを与えることができる。ここにおける制限は、生成される画像は、写真仕上げされるアーカイブ画像に対応することを目的とするので、エンハンスメントは、生成される画像が、対応する写真仕上げされるアーカイブ画像と異ならないよう制限されるべきである。アーカイブ画像が電子画像である場合、類似のエンハンスメントを、確認画像とアーカイブ画像の両方に施すことができる。電子アーカイブ画像のデジタル処理にも、例えば、JPEG圧縮といったファイル転送や、ファイルフォーマッティングに関連する修正を含む。
エンハンスメントは、較正された生成される画像を、選択される写真仕上げチャンネルの出力特徴に適合させるよう与えられる。写真仕上げに関連する調整は、捕捉媒体の特定のユニットについて行われる写真仕上げ手順を予め知っていることを、前提とする。この先見は、特定の捕捉媒体ユニットの写真仕上げオプションを制限することにより、又は、全ての利用可能な写真仕上げを標準化することにより、又は、制御パッド上の文字を入力する又はスイッチを設定することにより、写真仕上げ選択を選択することをユーザに要求することにより、利用可能にされ得る。この指定は、特定の写真仕上げオプションの使用を指示し、生成される画像における効果の直接的又は間接的な指示を与えることができる。捕捉媒体ユニットに関する指定の適用は、磁気又は光学コードの適用といったように当業者には周知の多数の手段によって与えられ得る。
生成される画像は、必要とされる前に又は必要と同時に、所望に応じて、処理速度及び利用可能なメモリの制限に影響を受けて、電子画像から準備することができる。メモリのサイズを最小限にするために、電子画像は、次の画像がイメージャ24から読出しされる前に、処理されて、低解像度画像として格納されることが可能である。
コントローラ81は、電子部品間の信号線に沿っての画像の転送を容易にし、必要に応じて、他の制御機能を供給する。コントローラ81は、タイミングが取れた関係で全ての電子部品に対して制御信号を供給するタイミング発生回路(別個に図示せず)を含む。コントローラ81は、1つの部品として示されるが、これは、説明の便宜上のものであることを理解するものとする。同様のことが、プロセッサ106及び他の部品について言える。同様に、本願に別個のユニットして説明する部品も、一部の実施例において、便宜上、組合わせ又は供給することが可能である。
多数の異なるタイプの画像ディスプレイ26が利用可能であり、カメラ10の1つ又は複数のディスプレイとして用いることが可能である。同じタイプの、又は、異なるタイプのディスプレイを、マイクロディスプレイ26bと外部ディスプレイ26aに用いることができる。外部の画像ディスプレイ26aは、写真撮影の直後に、撮影者が見ることができるよう本体12の背部又は上部に取付けられることが好適である。マイクロディスプレイ26b及び外部ディスプレイ26aは、特定の使用に関連する、サイズ、取付け機構といった特徴において異なるが、それ以外は、両方の画像ディスプレイは同様である。例えば、画像ディスプレイは、反射型又は透過型液晶ディスプレイ(「LCD」)か、陰極線管ディスプレイか、又は、有機エレクトロルミネセントディスプレイ(「OELD」、有機発光ディスプレイ「OLED」とも称する)であり得る。
1つ以上の情報ディスプレイ114を本体12上に設け、残り枚数、電池状態、プリント形式(例えば、C、H、又はP)、フラッシュ状態、注文したプリント枚数等のカメラ情報を、撮影者に提示することができる。便宜上、情報ディスプレイは、本願では、単数形で説明する。情報ディスプレイ114は、様々なカメラに関する情報を提供し、アーカイブ画像が写真仕上げの後に、適していない品質プリント又は他の最終画像を供給する場合に、警告メッセージを含むことができる。このことは以下に詳細に説明する。情報ディスプレイ114と画像ディスプレイ26は、別個の表示装置として供給されても、共通ディスプレイ装置の連続部として与えられることも可能である。情報ディスプレイ114は、情報が、画像上に重ねられて、又は、画像の代わり(図示せず)に画像ディスプレイ26に供給される場合には、省略することができる。別個である場合には、情報ディスプレイ114は、情報ディスプレイドライバ116により作動される。或いは、カメラ10は、スピーカ(図示せず)を含んでもよく、その場合、スピーカは、視覚による警告の代わりに、又は、視覚による警告に追加して、オーディオの警告を供給する。
図14に示す実施例において、外部画像ディスプレイ26aは、本体12の背部に取付けられ、情報ディスプレイ114は、外部画像ディスプレイ26aに隣接して本体12に取付けられ、それにより、2つのディスプレイは単一のユーザインタフェース118を形成する。ユーザインタフェースは、撮影者により、一目で見ることができるようにされる。情報ディスプレイ114は、代わりに又は追加して(図示せず)取付けられることが可能であり、それにより、内部の画像ディスプレイと共にビューファインダ58を介して見ることができるようにされる。
外部画像ディスプレイ26aは、スイッチ(別個に図示せず)の作動による要求により作動され、タイマー又はシャッターボタン22の最初の押下によってオフにされることが好適である。タイマーは、コントローラ81の一機能として設けられることが可能である。内部画像ディスプレイは、更なるエネルギー使用の減少が所望される場合には、同じような方法で作動されることが可能である。
特に、図14−16を参照するに、カメラ10のユーザインタフェース118は、シャッターボタン22と、レンズユニットのズームを制御する「ズームイン/アウト」ボタン120と、他のユーザ制御部122を、画像ディスプレイ26及び情報ディスプレイ114に加えて含む。シャッターボタン22は、両方のシャッタ92、94を作動させる。写真を撮るためには、シャッターボタン22がユーザにより作動されて、セット状態から中間状態に進み、そして、レリーズ状態にされる。シャッターボタン22は、一般的に、押されることによって作動されるが、本願では、便宜上、シャッターボタン22は、第1のスイッチS1を作動させるよう「第1のストローク」で最初に押下され、それにより、シャッターボタン22は、セット状態から中間状態に変更され、更に、「第2のストローク」で押下されて、それにより、第2のスイッチS2が作動され、そして、シャッターボタン22は、中間状態からレリーズ状態に変更される。当該技術において周知である他の2ストロークシャッターボタンと同様に、第1のストロークは、自動フォーカス、自動露光、及び、フラッシュユニット準備といった露光限界カメラ構成要素を作動させ、第2のストロークは、アーカイブ画像の捕捉を作動させる。
シャッターボタン22が第1のストロークで押下されると、撮影レンズ76は、レンジファインダ86によってコントローラ81に送信される被写体距離データに基づいて、検出される被写体距離に自動フォーカスする。コントローラ81は、更に、レンズユニット76が設定される焦点距離を示すデータも、ズームドライバ78又はズームセンサ(図示せず)から受信する。カメラ10は更に、フィルムユニット検出器124を用いてカメラ10内に装填されるフィルムカートリッジ40のフィルム速度を検出し、この情報をコントローラ81に伝える。カメラ10は、以下に説明する、光度計として機能する部品からシーンの輝度(Bv)を入手する。シーン輝度及び他の露光パラメータは、コントローラ81内のアルゴリズムに供給され、このアルゴリズムは、焦点距離、シャッタ速度、アパーチャ、及び、選択的に、イメージャ24により供給されるアナログ信号の増幅の利得設定を決める。これらの値の適切な信号は、コントローラ81のモータドライバインタフェース(図示せず)を介して、ドライバ、88、100、108、110、及び112に送られる。この利得設定は、ASP−A/D変換器104に送られる。
カメラ10は、イメージャ24又は別個の検出器126(図中破線により示す)、又は、その両方を用いて、周囲光を評価する。検出器は、1つのセンサ129又は複数のセンサ(図示せず)を作動させる周囲検出器ドライバ128を有する。「センサ」という用語は、センサのアレイを含む。この実施例では、センサは、周囲領域の異なる部分から受け取る光を、別々に検出するか否かに基づいて、「単数」又は「複数」として称する。「単一センサ」は、様々な色に対し別個の光検出器を有し得る。周囲光検出器又はセンサは、撮影レンズ76からの光を受け取るか、又は、外部から照明されることが可能である。
一部の実施例では、電子捕捉ユニット16を用いて周囲の照明を評価する。このような実施例において、1つ以上の電子画像が、アーカイブ画像の捕捉の前に捕捉される。このような1つ以上の予備画像から捕捉電子画像データがサンプリングされ、シャッタ速度の自動設定及びダイアフラム設定といったシーンのパラメータが、そのデータから決められる。これらの予備電子画像は、捕捉系14が予備モードにある限り連続シーケンスで捕捉できる。例えば、予備画像は、シャッターボタン22が第1のストロークで作動され、その位置に維持されている限り、逐次捕捉されることが可能である。予備画像の捕捉は、シャッターボタン22が、スタンバイ位置に戻るか、又は、第2のストロークでアーカイブ画像捕捉に作動されると終了する。予備電子画像は、メモリ54に保存することが可能である。しかし、ここで説明した以外は、置換の電子画像が捕捉されると、通常は、一枚ずつ廃棄され、それによりメモリの使用を少なくする。予備画像は、写真撮影の前に、写真の構成を考えることができるよう撮影者により使われるよう画像ディスプレイ26に供給されることも可能である。画像ディスプレイ26を電子ビューファインダとして用いることは、エネルギーの使用を増加し、従って、このような理由からあまり好まれていない。
電子捕捉ユニット16は、既知の値を用いて組立ての際に較正されて、照明の測度を供給する。例えば、コントローラ81は、マルチプルスポット光度計に用いられる光測定アルゴリズムと同一の種類のアルゴリズムを用いて予備画像に示されるデータを処理することができる。この処理は、各連続予備画像について繰り返される。個々の画素又は画素群は、マルチプルスポット光度計に用いられる個々のセンサに代わる。例えば、コントローラ81は、最大値が見つかるまで、画素と画素を比較することにより画像のピークの照明強度を決定することができる。同様に、コントローラ81は、画像の全画素の算術平均である全体の強度を決定することができる。多くの測定アルゴリズムは、上部の中央領域といった、画像アレイ24の選択された領域のみの平均値又は積算値を与える。別のアプローチは、複数の領域を評価して、これらの領域を異なるように重み付けして、全体値を供給することである。例えば、中心に重み付けられる系では、中心の画素は、周辺の画素より多く重み付けされる。カメラ10は、例えば、中心重み付けとスポット測定といった異なるアプローチ間の手動切替えを与えることができる。カメラ10は、或いは、シーンのコンテンツの評価に基づいて測定アプローチを自動的に選択することができる。例えば、上部に広く明るい水平領域を有する画像は、空として解釈され、画像の残りの部分に対して特定の重み付けが与えられることが可能である。
中間の照明状態では、イメージャ24は、1つの予備画像から、光度測定及びカラーバランス決定を供給することができる。より極端な照明状態は、許容可能な電子画像が捕捉されるまで露光パラメータを変えながら、一連の予備電子画像の1つ以上のメンバを用いることにより適応することができる。パラメータが変更される方法は、重要ではない。
以下のアプローチは、好都合である。未知のシーンが測定されるべきとき、イメージャ24は中間利得に設定され、関心の画像領域がサンプリングされる。画素が、例えば、220といった上の閾値(TH)を超える場合は、この利得は高すぎると考えられ、最初の測定の半分の利得(1ストップ少なくする)で第2の測定が行われる。(ここでは、TH及びTLの値は、例示的に与えられるものであり、1画素あたり8ビットか、255の最大数値に基づいている。)第2の測定が、前に測定されたセンサ照明レベルの約半分に略対応するコード値を与える場合、その測定は正確で且つ代表的であると考えられる。第2の測定が、依然としてTHより上である場合、処理は、先の測定の半分の値を有する測定が得られるまで繰り返される。最初の測定の結果が、例えば、45といった下の閾値(TL)より低い値をもたらす場合、利得は二倍にされて、第2の測定を行う。その結果の測定が、第1の測定値の2倍であれば、その測定は正確且つ代表的であることが考えられる。そうではない場合、利得は再び二倍され、上の閾値と同じような方法で測定は繰り返される。アパーチャ設定及びシャッタ速度といった露光パラメータは同様の方法で、利得の変更とは別個に又は組み合わされて、変更することができる。真っ暗といった制限的な場合、電子画像捕捉ユニットは、許容可能な画像を捕捉することができない。このような場合、コントローラ81又は他の部品が、カメラ10は現行の状態では適切な設定を供給することができないという警告メッセージをユーザに与えることができる。
コントローラ81が、シーンの輝度値を受信した後、コントローラ81は、シーン輝度をフラッシュトリップポイントと比較する。光のレベルが、フラッシュトリップポイントより低い場合、コントローラ81は、ユーザによってフラッシュが手動でオフにされない限り、フラッシュユニット36による十分な照明を可能にする。このようなアプローチの適切なアルゴリズム及び特徴は、当業者には周知である。
第2のスイッチS2は、シャッターボタン22が第2のストロークにより更に押されると作動する。第2のスイッチS2が作動すると、フィルムシャッタ92が起動され、フィルムフレーム上への潜像露光の捕捉が開始する。フィルムシャッタ92は、本願において、「アーカイブ画像露光時間間隔」と称する時間の間、一時的に開く。イメージャシャッタ94も作動され、アーカイブ画像露光時間間隔の間、1回以上、一時的に開く。
本体12は、前カバー28における入口開口130と、後カバー30における出口開口132を有する。図1乃至13を主に参照するに、入口開口130と出口開口132の内側には、それぞれ、入口トンネル134及び出口トンネル136が延在する。入口トンネル134と出口トンネル136は、撮影レンズ76の光学軸138について垂直な方向において互いにオフセットである。クロストンネル140が、入口トンネル134と出口トンネル136の間に延在する。図に示す実施例では、トンネル134、136、及び140は、フレーム32の一部である。
トンネル134、136、及び140と、関連の部品は、多数使用の光学的及び電子的ビューア14を提供する。ビューア14は、出口開口132において出口トンネル136に取付けられる光学アイピース142と、入口開口130において入口トンネル134内に取付けられる対物レンズ144を含む。アイピース142は、アイピース軸146を画成する。対物レンズ144は、対物レンズ軸148を画成する。対物レンズ144は、ズームレンズであり得る。その場合、対物レンズ144は、撮影レンズ76と同じようにズームドライバ78により作動される。一部の実施例では、対物レンズ144は、アーカイブ捕捉ユニットの撮影レンズ76とは独立している。
ビューア14は、電子イメージャ24、及び/又は、マイクロディスプレイ26bを含み、これらもトンネル内に取付けられる。ビューア14は、両方を含むことが好適である。電子イメージャ24は、対物レンズ144と光学的に位置合わせされて取付けられる。マイクロディスプレイ26bは、出口トンネル136内に取付けられ、アイピース142と位置合わせされる。図1乃至9の実施例では、イメージャ24及びマイクロディスプレイ26bは、それぞれ、対物レンズ軸148及びアイピース軸146と位置合わせされる。
本願で説明したような実像形成ビューファインダでは、対物レンズは、系内において中間の実像を形成する。この実像は、アイピースの「対象物」として効果的に作用し、これは、続いて、目によって見えられるのに適したいくらか離れた距離において虚像を形成する。系内にあるプリズム又は鏡を有するこれらの2つのレンズ系の組合わせは、見られる画像が、裸眼で見られたように実際のシーンの向きに対応するよう見られる画像を適切に向ける。
好適な実施例において、中間像153(図6に示す)が対物レンズから置かれる「等価空気厚(equivalent air thickness)」と同じ等価空気厚の位置に、本願に説明するイメージャは、対物レンズから置かれる(尚、等価空気厚=物理的厚さ/屈折率である)。このようにすると、光学的ビューイングモードから電子画像捕捉モードに切り替えるときに、追加の光学部品又はフォーカシングが必要でなくなる。同様に、機能性及び効率の利益のために、イメージャの実効サイズ(高さ及び幅の寸法)は、中間像の実効サイズと同じであることが好適である(イメージャの「実効サイズ」とは、アクティブな領域を意味し、非アクティブな画素、支持構造等は、考慮に入れられない)。このようにすると、光学的ビューイングモードから電子画像捕捉モードに切り替えるときに、シーンが、イメージャのアクティブな領域内に適切に合うことを確実にするための追加の光学部品が必要でなくなる。
同様のことがアイピースにも言える。本願では、同様に、マイクロディスプレイは、中間像がアイピースから置かれる等価空気厚と同じ等価空気厚の位置に、アイピースから置かれることが好適である。同様に、マイクロディスプレイの実効サイズ(高さ及び幅の寸法)も、中間像の実効サイズと同じであることが好適である(ここでも、「実効」サイズとは、アクティブな領域を意味する)。
上述した好適な実施例は、必要条件ではない。イメージャとマイクロディスプレイは、それぞれ、任意の実用的なサイズで、対物レンズ及びアイピースに対し任意の実用的な距離にあることが可能である。しかし、そのようにすると、像を適切な距離及び/又は倍率でフォーカスさせるよう追加の光学素子を使用することを必要とするか、イメージャの条件を満たさない或いは満たしすぎる結果をもたらすか、マイクロディスプレイの一部分のみを用いる結果をもたらすか、マイクロディスプレイの画像が(中間像を介して見たときに)シーンの像より大きく/小さく見える結果をもたらすか、又は、これらの影響の組合わせという結果をもたらし得る。これらの結果のうち任意の結果が、特定の用途により許容される場合には、これらを組み込んだ解決策は容認可能である。
第1の反射器150及び第2の反射器152は、クロストンネル140内に置かれる。各反射器は、鏡或いはプリズム、複合の鏡或いはプリズム、又は、鏡とプリズムの組合わせである。本願にて用いる用語「複合」又は「組合わせ」は、1つ以上の反射面を有するが、1つのユニットとして機能する部品を意味する。例として、アッベポロ(Abbe Porro)プリズム(4つの反射面を有する)が挙げられる。本願にて用いる用語「反射器」は、特に指示されない限り、完全反射性である。一方又は両方の反射器150、152は、光学的ビューイング位置と非ビューイング位置との間で、クロストンネル140内を動くことができる。図1乃至9の実施例では、第1及び第2の反射器150、152は、共に(同一の)プリズムである。各プリズムは、本質的にアッベポロプリズムの半分であり、間に空隙がある(その空隙に、中間実像が形成される)。これらの2つのプリズム内において、反射は2回起こり、2つの45度の斜面において1回ずつ起きる。この面における反射は、全反射(TIR)を可能にするほど光線角度が十分に浅い場合には、全反射によって達成され得る。或いは、光線角度が、全ての光線に対しTIRが起きないような場合は、これらの面は、鏡状のコーティングが施されて反射するようにされる。どちらの場合においても、これらのプリズムの機能性は、同じ、即ち、像を、光学的なビューファインディングのために適切に向け、更に、それらの動作により、光線を他の好適な方法に向けなおす(つまり、対物レンズからイメージャへ、電子ディスプレイから眼へ、等)ことである。第1の反射器150は対物レンズ軸148と、第2の反射器152はアイピース軸146と、それぞれの光学的ビューイング位置において位置合わせされる。反射器150、152は、それぞれの非ビューイング位置において、それぞれの軸148、146及び互いから間隔が置かれる。
尚、プリズム構成は、一部の場合においては、鏡構成よりも費用がかかる場合があるが、プリズム構成は技術的及び系的な利点を有し、それにより、撮像系全体としてのサイズ又は費用を減少し得る。実際に、単純な空気により間隔があけられる鏡ではなく、プラスチック又はガラスのプリズムを、反射器/エレクタとして、本願に説明する全ての実施例に用いることはかなりの利点である。有利な点は、特に、空気の屈折率と比較したプラスチック/ガラスの屈折率にある(一般的に、1.45−2.00対1.00)。この材料のうちの1つにより形成されるプリズムの等価空気厚は、空気が間に置かれる鏡により構成される中空の「プリズム」の等価空気厚より30−50%少ない(上述したように、等価空気厚=物理的な厚さ/屈折率である)。このことは以下の2点を提供する。1)所与の光円錐を折り畳むために必要な空間容積を減少すること、及び、2)対物レンズ及びアイピースの両方の必要な後側焦点距離(BFD)を短くすること。BFDは、当業者には、光学設計において、かなりの費用推進要因であることが知られている。これを、30−50%減少することは、レンズ設計を単純化するという観点から有利であり、更に、空間要件も少なくすることができる。
クロストンネル140は、片方の又は両方の可動式反射器150、152を収容することができるような形にされる。入口トンネル134と出口トンネル136との間でクロストンネル140内に設けられるか、又は、1つ以上の外側に延出するブラインドチャンバ154の形で追加の空間が設けられる。ブラインドチャンバ154及び他の追加の空間は、一つの反射器150、152を非ビューイング位置に保持する。図1乃至9の実施例では、両方の反射器150、152は可動であり、かつ、クロストンネル140内において互いに対し可動である。2つの反射器150、152をそれぞれの非ビューイング位置に保持する一対の対向するブラインドチャンバ154が、クロストンネル140の長手方向の両端にある。
視野絞り又はシールド156が、クロストンネル140において、2つの反射器150、152の間に配置される。視野絞り156は、開口158と、開口158から長手方向に離れた遮断部160を有する板である。視野絞り156は、クロストンネル140を横断して、第1の位置と第2の位置との間で前後に動くことができる。第1の位置では、視野絞り156の開口は、第1の反射器150から第2の反射器152への像の通過を可能にする。他の方向からの偶発的光線は、遮断される。第2の位置では、視野絞り156の遮断部160が、反射器150、152の間に配置され、入口トンネル134と出口トンネル136の間のクロストンネル140を塞ぐ。
図1乃至9の実施例において、入口トンネル134は、クロストンネル140から後方にブラインドエンド162を有し、出口トンネル136は、クロストンネル140から前方にブラインドエンド164を有する。イメージャ24及びマイクロディスプレイ26bは、それぞれのブラインドエンド162、164内に配置される。
光学ビューファインダの使用を容易にするために、対物レンズ144とアイピース142との間に、正立プリズムといった正立素子を光学的に配置することが好適である。正立素子を用いることは従来技術であり、というのは、正立素子は、見られた像が、表を上にして、左右の向きを修正することを可能にするからである。図1乃至6の実施例では、2つのプリズムが合わされて、正立素子(図6参照)を形成する。
ビューア14の機能は、反射器150、152の位置に依存する。最初に、図1、2、及び5を参照するに、第1及び第2の反射器150、152は、それぞれ、各光学的ビューイング位置にあり、ビューア14は、光学ビューファインダとして用いられる。対物レンズを通り入る光線は、反射器150、152により方向が変えられて、アイピース142を通り出て、ユーザに届く。図3、4、及び7は、同じ実施例を示すが、2つの反射器150、152は、それぞれ非ビューイング位置にある。対物レンズを通り入る光線は、イメージャ24に衝突する。マイクロディスプレイ26b上に表示される表示画像は、アイピース142を通りユーザに伝播される。視野絞り156は、遮断位置にあり、この位置では、クロストンネル140を通る光線の通過は排除される。
図8及び9は、図1の実施例の変形を示す。この場合、片方の反射器のみが動かされる。反射器150、152は、光学的ビューイングのために、図5に示すように位置付けられる。図8では、第2の反射器152は、非ビューイング位置にあり、第1の反射器150は、光学的ビューイング位置にある。ユーザは、マイクロディスプレイ26bを見ることができるが、対物レンズを介してイメージャ24に像は伝播されない。視野絞り156を、遮断位置に動かして、第1の反射器150を介して光が入ってくることを阻止することができる。図9では、第1の反射器150は、非ビューイング位置にあり、第2の反射器152は、光学ビューイング位置のままである。この場合、光線は、対物レンズ144を通りイメージャ24に伝播される。しかし、ユーザは、画像を見ることはできない。視野絞り156による光の遮断は、必要ではないが、ストレイ光線が目に入ることを少なくするために置くことが好適である。
図10及び11を参照するに、図1乃至7のビューア14の変形において、部分的に透過的な鏡166が、対物レンズ144と第1の反射器150との間に追加される。イメージャ24は、部分的に透過性の鏡166からの反射と合うよう再配置される。図10は、第1及び第2の反射器150、152が、光学的ビューイング位置にあることを示す。図11は、第2の反射器152が非ビューイング位置にあり、第1の反射器150は光学的ビューイング位置のままである別の状態を示す。この場合、イメージャ24は、半反射型の鏡166からの像を受け取り、マイクロディスプレイ26bは、アイピース142を介して表示画像を伝播する。
図19を参照するに、別の実施例において、撮影レンズ76は、シーン像を、アーカイブ電子捕捉ユニットであるイメージャ24に向ける。撮影レンズ76は、同じ方向に向けられるが、対物レンズ144とは独立している。従って、イメージャ24は、対物レンズ144とは関係なくシーン像を受け取る。対物レンズ144は、上述したように可動であっても非可動であってもよい第1の反射器150に、シーン像を方向付ける。光学的ビューイング位置では、第2の反射器152は、光の像をアイピース142に反射する。第2の反射器152は、上述したように非ビューイング位置に動くことができ、それにより、イメージャ24により捕捉される像を表示するよう動作可能に接続されるマイクロディスプレイ26bを直接見ることを可能にする。
ビューア14の別の変形を図12及び13に示す。この場合、マイクロディスプレイ26bは、本体12の外部に取付けられる外部ディスプレイ26aに取って代わられる。図12に示す第1の状態では、両方の反射器150、152は、それぞれ光学的ビューイング位置にある。図13に示す第2の状態では、第2の反射器152は、動かされず、第1の反射器150が、非ビューイング位置にある。対物レンズ144は、光をイメージャ24に透過し、表示画像は、外部ディスプレイ26b上で表示可能である。アイピース142は、第2の状態では、機能しない。
反射器150、152は、図示する以外のやり方で動かされ、クロストンネル140は、そのような動きに対応するよう変更可能である。例えば、クロストンネル140は、入口トンネル134と出口トンネル136の間で長くすることが可能であり、両方の反射器150、152は、入口トンネル134と出口トンネル136の間でクロストンネル140の追加の長さの中に延在することができる。或いは、一方の反射器150、152は、入口トンネル134及び出口トンネル136のいずれかを超えてクロストンネル140に沿って外側に動かされることが可能であり、もう一方の反射器は、入口トンネル134と出口トンネル136との間の追加の空間内に動かされることが可能である。クロストンネル140は、クロストンネル140の長手軸に垂直に配置される1つ以上のブラインドポケット(図1中の上方又は下方)を有するよう代替として、又は、追加として変更されることが可能である。この場合、一方の又は両方の反射器150、152がそのようなポケット内に動かされることが可能である。反射器150、152は、本願では、一般的に、互いに独立して可動であるよう説明する。反射器150、152は、一体として動くことができるよう互いに接続されることが可能であり、クロストンネル140は、そのような動きを可能にするよう、必要に応じて、変更されることが可能である。動きは、直線のように図示されるが、一方の又は両方の反射器150、152は、ピボット又は他のやり方で動かされることが可能である。
反射器150、152は、反射器ドライバ又はプリズムドライバ168により様々な位置の間で動かされることが可能である。シールド156は、シールドドライバ170により様々な位置の間で動かされることが可能である。反射器ドライバ及びシールドドライバは、反射器150、152、及びシールド156の手動又は自動の動きを与えることが可能である。例えば、適切なフィードバック系を有する別個のステッピングモータ又はサーボモータを、ドライバ168、170に用いることができる。図2及び4に示す実施例では、反射器ドライバは、反射器150、152に接続する一対のラック172を含む。ラック172は、互いに向かって延在する。ドライバ168も、ラック172の間に位置付けられる電気モータ174を含む。電気モータ174は、両端にピニオン176を有するシャフト(図示せず)を有する。1つのピニオン176は、隣接するラック172とかみ合わされる。もう一方のピニオン176は、逆転機178にかみ合わされ、逆転機178は、隣接するラック172にかみ合わされる。モータ174は、反射器150、152を互いに向けて、又は、互いから離すよう一方の方向又はもう一方の方向に動かされる。進行停止部等(図示せず)を設けて、進行を制限することができる。シールド156も同様の方法で動かされることが可能である。シールド156は、ボトムエッジに沿ってのラック180を有する。モータ184のピニオン182は、ラック180とかみ合わされる。ラック及びピニオン、歯車トレイン、ベルト等の他の構成は、当業者には明らかであろう。
シールドドライバ170及びプリズムドライバ168は、制御系80により動作されて、反射器150、152及びシールド156の位置を、選択的に、必要に応じて、自動的に又は手動で動かす。カメラ10は、図16及び18に「位置入力」と付されるユーザ制御部186を提供することが好適であり、ユーザ制御部186は、撮影者により動作されて、反射器150、152、及びシールド156の位置を変更することができる。
本発明は、特定の好適な実施例を特に参照して詳細に説明したが、本発明の技術的思想及び範囲内において、変形及び変更を行うことが可能であることを理解するものとする。
[本発明の他の特徴]
他の特徴を以下の番号が付される文に説明する。
1.入口開口及び出口開口を有する本体と、上記出口開口に取付けられ、アイピース軸を画成するアイピースと、上記入口開口に取付けられ、対物レンズ軸を画成する対物レンズと、上記本体内に配置され、上記対物レンズと光学的に位置合わせされる電子イメージャと、上記本外内に配置され、上記アイピースと光学的に位置合わせされるマイクロディスプレイと、上記本体内に配置される第1の反射器と第2の反射器とを含み、上記反射器は位置合わせされ、上記反射器はそれぞれ光学的ビューイング位置と非ビューイング位置との間で可動であり、夫々の光学的ビューイング位置において、上記第1の反射器は上記対物レンズ軸と位置合わせされ、上記第2の反射器は上記アイピース軸と位置合わせされ、夫々の非ビューイング位置において、上記反射器は、上記軸及び互いから間隔が置かれる光学及び電子ビューア。2.上記対物レンズは、上記反射器の間に中間の像を形成し、上記中間の像は、上記光学的ビューイング位置では、上記非ビューイング位置において上記イメージャが上記対物レンズからある等価空気厚と同じ等価空気厚に、上記対物レンズからある文1記載のビューア。3.上記中間の像は、上記光学的ビューイング位置では、上記非ビューイング位置において上記マイクロディスプレイが上記アイピースからある等価空気厚と同じ等価空気厚に、上記アイピースからある文2記載のビューア。4.上記イメージャは、上記中間の像の実効サイズと同じ実効サイズを有し、上記マイクロディスプレイは、上記中間の像の実効サイズと同じ実効サイズを有する文3記載のビューア。5.上記イメージャは、上記中間の像の実効サイズと同じ実効サイズを有し、上記マイクロディスプレイは、上記中間の像の実効サイズと同じ実効サイズを有する文1記載のビューア。
6.入口開口及び出口開口と、上記入口開口から内側に延在する入口トンネル及び上記出口開口から内側に延在する出口トンネルを有し、上記入口トンネルと上記出口トンネルを接続するクロストンネルを有する本体と、上記出口開口における上記出口トンネル内に取付けられ、アイピース軸を画成するアイピースと、上記入口開口における上記入口トンネル内に取付けられ、対物レンズ軸及びシーンの像を画成する対物レンズと、上記本体内に配置され、上記シーンの像を受け取る電子イメージャと、上記クロストンネル内に配置される第1の反射器及び第2の反射器とを含み、少なくとも1つの反射器は、上記クロストンネル内において、上記第1の反射器が上記対物レンズ軸と位置合わせされ上記第2の反射器が上記アイピース軸と位置合わせされる光学的ビューイング位置と、少なくとも1つの反射器が各軸から間隔が置かれる非ビューイング位置との間で可動である、光学及び電子ビューア。7.上記入口トンネルにおいて、上記対物レンズと上記第1の反射器との間に配置されるビームスプリッタを更に含み、上記ビームスプリッタは、上記第1の反射器への第1の光路と、上記イメージャへの第2の光路を画成する文6記載のビューア。8.上記イメージャと光学的に位置合わせされる撮影レンズを更に含み、上記イメージャは、上記対物レンズとは関係なく上記シーンの像を受け取る文6記載のビューア。9.アイピースの内側に上記出口トンネル内に配置されるマイクロディスプレイを更に含み、上記マイクロディスプレイは、上記アイピースと光学的に位置合わせされ、上記マイクロディスプレイは、上記イメージャと動作可能に接続される文8記載のビューア。
10.入口開口及び出口開口と、上記入口開口から内側に延在する入口トンネル及び上記出口開口から内側に延在する出口トンネルを有し、上記入口トンネルと上記出口トンネルを接続するクロストンネルを有する本体と、上記出口開口における上記出口トンネル内に取付けられ、アイピース軸を画成するアイピースと、上記入口開口における上記入口トンネル内に取付けられ、対物レンズ軸を画成する対物レンズと、上記本体内に配置され、上記対物レンズと光学的に位置合わせされる電子イメージャと、上記クロストンネル内に配置される第1の反射器及び第2の反射器とを含み、上記反射器は位置あわせされ、各反射器は、上記クロストンネル内において、上記第1の反射器が上記対物レンズ軸と位置合わせされ上記第2の反射器が上記アイピース軸と位置合わせされる光学的ビューイング位置と、少なくとも1つの反射器が各軸及び互いから間隔が置かれる非ビューイング位置との間で可動である、光学及び電子ビューア。11.上記対物レンズは、上記反射器間に中間の像を形成し、上記中間の像は、上記光学的ビューイング位置では、上記非ビューイング位置において上記イメージャが上記対物レンズからある等価空気厚と同じ等価空気厚に、上記対物レンズからある文10記載のビューア。12.上記イメージャは、上記中間の像の実効サイズと同じ実効サイズを有する文11記載のビューア。13.アイピースの内側で上記出口トンネル内に取付けられるマイクロディスプレイを更に含み、上記マイクロディスプレイは、上記アイピースと光学的に位置合わせされる文11記載のビューア。14.上記中間の像は、上記光学的ビューイング位置では、上記非ビューイング位置において、上記マイクロディスプレイが上記アイピースからある等価空気厚と同じ等価空気厚に、上記アイピースからある文13のビューア。15.上記マイクロディスプレイは、上記中間像と同じサイズの画像を表示する文14記載のビューア。16.上記イメージャは、上記中間の像の実効サイズと同じ実効サイズを有する文15記載のビューア。17.アイピースの内側に上記出口トンネル内に配置されるマイクロディスプレイを更に含み、上記マイクロディスプレイは、上記アイピースと光学的に位置合わせされる文10記載のビューア。18.上記対物レンズは、上記反射器間に中間の像を形成し、上記中間の像は、上記光学的ビューイング位置では、上記非ビューイング位置において上記マイクロディスプレイが上記アイピースからある等価空気厚と同じ等価空気厚に、上記アイピースからある文17記載のビューア。19.上記マイクロディスプレイは、上記中間の像と同じサイズの画像を表示する文18記載のビューア。20.上記本体の外部に取付けられるディスプレイを更に含む文10記載のビューア。21.上記対物レンズは、上記反射器間に中間画像を形成し、上記イメージャは、上記中間の画像の実効サイズと同じ実効サイズを有する文10記載のビューア。22.上記マイクロディスプレイは、上記中間の像と同じサイズの画像を表示する文21記載のビューア。23.上記反射器は一緒にされて、上記対物レンズと上記アイピースとの間に光学的に配置される正立素子として機能する文21記載のビューア。24.上記入口トンネルは、上記クロストンネルの後方にブラインドエンドを有し、上記イメージャは、上記入口トンネルの上記ブラインドエンド内に配置される文10記載のビューア。25.上記反射器は、両方ともプリズムである文10記載のビューア。26.上記反射器は、同一のプリズムである文10記載のビューア。27.上記反射器は、少なくとも1つの鏡がコーティングされる面を有するプリズムである文10記載のビューア。28.上記反射器は、上記クロストンネル内において互いに対し可動である文10記載のビューア。29.上記クロストンネルは、外側に延在するブラインドチャンバを有し、上記反射器のうちの1つの反射器の上記非ビューイング位置は、上記ブラインドチャンバ内である文10記載のビューア。30.上記クロストンネルは、長手軸を有し、上記ブラインドチャンバは、上記長手軸に合わせられる文29記載のビューア。31.開口と、上記開口から間隔が置かれる遮光部を有する視野絞りを更に含み、上記視野絞りは、上記開口が上記クロストンネル内において上記反射器間に配置される第1の位置と、上記遮光部が上記クロストンネル内において上記反射器間に配置される第2の位置との間で可動である文10記載のビューア。32.上記本体内に配置されるアーカイブ捕捉ユニットを更に含み、上記アーカイブ捕捉ユニットは、上記対物レンズと同じ方向に向けられる文10記載のビューア。
33.入口開口及び出口開口と、上記入口開口から内側に延在する入口トンネルと上記出口開口から内側に延在する出口トンネルを有し、上記入口トンネルと上記出口トンネルを接続するクロストンネルを有する本体と、上記出口開口における上記出口トンネル内に取付けられ、上記アイピース軸を画成するアイピースと、上記入口開口における上記入口トンネル内に取付けられ、対物レンズ軸を画成する対物レンズと、上記入口トンネル内に取付けられ、上記対物レンズと光学的に位置合わせされる電子イメージャと、上記アイピースの内側にある上記出口トンネルに取付けられるマイクロディスプレイと、上記イメージャと上記マイクロディスプレイに動作可能に接続するメモリと、上記クロストンネル内に配置される第1の反射器及び第2の反射器とを含み、各反射器は、上記クロストンネル内において、夫々の光学的ビューイング位置において、上記第1の反射器が上記対物レンズ軸と位置合わせされ上記第2の反射器が上記アイピース軸と位置合わせされる光学的ビューイング位置と、夫々の非ビューイング位置において、上記反射器が夫々の軸及び互いから離される非ビューイング位置との間で可動であるカメラ。
34.光の像を、対物レンズを介してクロストンネルに向ける段階と、上記光の像を、上記クロストンネルからアイピースに向けなおす段階と、上記向けなおす段階と交替して、マイクロディスプレイからの表示画像を、上記クロストンネルを横断して上記アイピースに向ける段階とを含む、ビューイング及びレビューイング方法。35.上記対物レンズは、対物レンズ軸を画成し、上記アイピースはアイピース軸を画成し、これらの軸は平行である文34記載の方法。36.上記向けなおす段階と交替して、上記光の像を、上記クロストンネルを横断して電子イメージャに伝播する段階を更に含む文34記載の方法。37.上記光の像を光学的に正立にする段階を更に含む文34記載の方法。
38.光の像を、対物レンズ軸を画成する対物レンズを介してクロストンネルに向ける手段と、上記光の像を、上記クロストンネルから、上記対物レンズ軸と平行であるアイピース軸を画成するアイピースに向けなおす手段と、上記向けなおす段階と交互に、マイクロディスプレイからの表示画像を、上記クロストンネルを横断して上記アイピースに向ける手段と、上記向けなおす段階と交互に、上記光の像を、上記クロストンネルを横断して電子イメージャに伝播する手段とを含む光学及び電子ビューア。
ビューアの実施例を示す上から見た斜視図であり、入口及び出口トンネルの一部と対物レンズを破線で示し、反射器は光学的ビューイング位置にあり、シャーシの一部のみを示す図である。 図1のビューアを示す底面図であり、反射器は光学的ビューイング位置にある図である。 図1と同じ図ではあるが、反射器は、マイクロディスプレイを見ることを可能にする非ビューイング位置にある図である。 図2と同じ図ではあるが、反射器は、非ビューイング位置にある図である。 図1のビューアを示す平面図であり、反射器は、光学的ビューイング位置にある図である。 図1のビューアの一部の光学部品を示す斜視図であり、反射器は、光学的ビューイング位置にあり、向きの変化を示すために光学路の異なる段階におけるシーンの像を示す図である。 図5と同じ図ではあるが、反射器は、非ビューイング位置にあり、電子イメージャ及びマイクロディスプレイは両方とも利用することができ、いずれか一方又は両方を電子ビューファインダとして用いることが可能である図である。 ビューアの別の実施例を示す平面図であり、反射器は、マイクロディスプレイを見ることのできる表示位置にある図である。 図8と同じ図ではあるが、反射器は像捕捉位置にある図である。 ビューアの別の実施例を示す平面図であり、反射器は、像捕捉/光学的ビューイング位置にある図である。 図9と同じ図ではあるが、反射器がマイクロディスプレイを見ることのできる表示位置にある図10の実施例を示す図である。 ビューアの別の実施例を示す平面図であり、反射器は、光学的ビューイング位置にある図である。 図12と同じ図ではあるが、反射器は、電子像を捕捉するためにイメージャを用い、ディスプレイを見ることができる像捕捉/表示位置にある図である。 カメラの1つの実施例を示す分解斜視図である。 図14のカメラを示す後方からの斜視図である。 図14のカメラの説明図であり、反射器は、光学的ビューイング位置にある図である。 図14のカメラの変形を示す前方からの斜視図である。 カメラの別の実施例の説明図であり、反射器は、光学的ビューイング位置にある図である。 カメラの更に別の実施例を示す図であり、反射器は、光学的ビューイング位置にある図である。
符号の説明
10 カメラ
12 本体
14 ビューア
16 電子捕捉ユニット
18 フィルム捕捉ユニット
20 写真フィルム
22 シャッターボタン
24 電子アレイイメージャ
25 イメージャドライバ
26 画像ディスプレイ
26a 外部画像ディスプレイ
26b マイクロディスプレイ
28 前カバー
30 後カバー
32 シャーシ又はフレーム
34 フィルム扉
36 跳ね上げ式フラッシュユニット
38 フィルムホルダ
40 フィルムユニット
42、44 フィルムチャンバ
45 露光フレーム
46 密閉容器
48 スプール
49 供給スプール
50 開口
52 フィルムトランスポート
54 メモリ
58 ビューファインダ
76 撮影レンズ
78 ズームドライバ
80 制御系
81 コントローラ
82 フォーカシング系
84 センサ
86 レンジファインダ
88 フォーカスドライバ
92 フィルムシャッタ
94 イメージシャッタ
96 ダイアフラム/アパーチャプレート
98 信号線
102 画像ディスプレイドライバ
104 A/D変換器
106 プロセッサ
108 アパーチャドライバ
110 フィルムシャッタドライバ
112 イメージャシャッタトドライバ
114 表示ディスプレイ
116 表示ディスプレイドライバ
118 ユーザインタフェース
120 「ズームイン/アウト」ボタン
122 ユーザ制御部
124 フィルムユニット検出器
126 別個の検出器
128 周囲検出器
129 センサ
130 入口開口
132 出口開口
134 入口トンネル
136 出口トンネル
138 光学軸
140 クロストンネル
142 光学アイピース
144 対物レンズ
146 アイピース軸
148 対物レンズ軸
150 第1の反射器
152 第2の反射器
154 ブラインドチャンバ
156 視野絞り又はシールド
158 視野絞りの開口
160 遮断部
162、164 ブラインドエンド
166 半透過性鏡
168 反射器ドライバ又はプリズムドライバ
170 シールドドライバ
172 ラック
174 電気モータ
176 ピニオン
178 逆転機
180 ラック
182 ピニオン
184 モータ

Claims (6)

  1. 入口開口及び出口開口を有する本体と、
    上記出口開口に取付けられ、アイピース軸を画成するアイピースと、
    上記入口開口に取付けられ、対物レンズ軸を画成する対物レンズと、
    上記対物レンズと光学的に位置合わせされて、上記本体内に配置される電子イメージャと、
    上記アイピースと光学的に位置合わせされて、上記本体内に配置されるマイクロディスプレイと、
    上記本体内に配置される第1の反射器及び第2の反射器と、を含み、
    上記反射器は位置合わせされ、
    各反射器は、光学的ビューイング位置と非ビューイング位置との間で可動であり、
    夫々の光学的ビューイング位置では、上記第1の反射器は上記対物レンズ軸と位置合わせされ、上記第2の反射器は上記アイピース軸と位置合わせされ、
    夫々の非ビューイング位置では、上記反射器は、上記軸及び互いから間隔が置かれる、光学及び電子ビューア。
  2. 入口開口及び出口開口と、上記入口開口から内側に延在する入口トンネル及び上記出口開口から内側に延在する出口トンネルと、上記入口トンネルと上記出口トンネルを接続するクロストンネルを有する本体と、
    上記出口開口における上記出口トンネル内に取付けられ、アイピース軸を画成するアイピースと、
    上記入口開口における上記入口トンネル内に取付けられ、対物レンズ軸及びシーンの像を画成する対物レンズと、
    上記本体内に配置され、上記シーンの像を受け取る電子イメージャと、
    上記クロストンネル内に配置される第1の反射器及び第2の反射器と、を含み、
    少なくとも1つの反射器は、上記クロストンネル内において、上記第1の反射器が上記対物レンズ軸と位置合わせされ上記第2の反射器が上記アイピース軸と位置合わせされる光学的ビューイング位置と、少なくとも1つの反射器が夫々の軸から間隔が置かれる非ビューイング位置との間で可動である、光学及び電子ビューア。
  3. 入口開口及び出口開口と、上記入口開口から内側に延在する入口トンネル及び上記出口開口から内側に延在する出口トンネルと、上記入口トンネルと上記出口トンネルを接続するクロストンネルを有する本体と、
    上記出口開口における上記出口トンネル内に取付けられ、アイピース軸を画成するアイピースと、
    上記入口開口における上記入口トンネル内に取付けられ、対物レンズ軸を画成する対物レンズと、
    上記対物レンズと光学的に位置合わせされて、上記本体内に配置される電子イメージャと、
    上記クロストンネル内に配置される第1の反射器及び第2の反射器と、を含み、
    上記反射器は位置合わせされ、
    各反射器は、上記クロストンネル内において、光学的ビューイング位置と非ビューイング位置との間で可動であり、
    夫々の光学的ビューイング位置では、上記第1の反射器は上記対物レンズ軸と位置合わせされ、上記第2の反射器は上記アイピース軸と位置合わせされ、
    夫々の非ビューイング位置では、上記反射器は、上記軸及び互いから間隔が置かれる、光学及び電子ビューア。
  4. 入口開口及び出口開口と、上記入口開口から内側に延在する入口トンネル及び上記江口開口から内側に延在する出口トンネルと、上記入口トンネルと上記出口トンネルを接続するクロストンネルを有する本体と、
    上記出口開口における上記出口トンネル内に取付けられ、アイピース軸を画成するアイピースと、
    上記入口開口における上記入口トンネル内に取付けられ、対物レンズ軸を画成する対物レンズと、
    上記対物レンズの内側でかつ上記対物レンズと光学的に位置合わせされて上記入口トンネル内に取付けられる電子イメージャと、
    上記アイピースの内側でかつ上記アイピースと光学的に位置合わせされて上記出口トンネル内に取付けられるマイクロディスプレイと、
    上記イメージャ及び上記マイクロディスプレイに動作可能に接続するメモリと、
    上記クロストンネル内に配置される第1の反射器及び第2の反射器と、を含み、
    各反射器は、上記クロストンネル内において、光学的ビューイング位置と非ビューイング位置との間で可動であり、
    夫々の光学的ビューイング位置では、上記第1の反射器は上記対物レンズ軸と位置合わせされ、上記第2の反射器は上記アイピース軸と位置合わせされ、
    夫々の非ビューイング位置では、上記反射器は、上記軸及び互いから間隔が置かれる、カメラ。
  5. 光の像を、対物レンズを介してクロストンネルに向ける段階と、
    上記光の像を、上記クロストンネルからアイピースに向けなおす段階と、
    上記向けなおす段階と交替して、マイクロディスプレイからの表示画像を、上記クロストンネルを横断して上記アイピースに向ける段階と、を含む、ビューイング及びレビューイング方法。
  6. 光の像を、対物レンズ軸を画成する対物レンズを介してクロストンネルに向ける手段と、
    上記光の像を、上記クロストンネルから、上記対物レンズ軸と平行であるアイピース軸を画成するアイピースに向けなおす手段と、
    上記向けなおす段階と交替して、マイクロディスプレイからの表示画像を、上記クロストンネルを横断して上記アイピースに向ける手段と、
    上記向けなおす段階と交互に、上記光の像を、上記クロストンネルを横断して電子イメージャに伝播する手段と、を含む光学及び電子ビューア。
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