JP3409399B2 - 投薬制御装置 - Google Patents
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Description
る投薬制御装置に関する。
有する患者は、循環動態の挙動が不安定である場合が多
いため、常時、その容体を監視し、危険な状態に陥らな
いようにする必要がある。ここで、循環器系の挙動を左
右する要素としては、α受容体、β受容体、コリン受容
体、ACE受容体などが知られている。そこで、αブロ
ッカ、βブロッカ、カルシウムブロッカ、ACE阻害剤
といった循環作動薬を患者に投与することで循環系の状
態を制御し、患者の循環動態の挙動を安定化するといっ
た処置が採られている。
な循環作動薬の投与は、患者の容体が正常状態から逸脱
した場合にタイムリーに行わなければならないため、医
師等は患者の容体を常時監視していなくてはならず、そ
のために多大なる労力を要する。また、症状の重い病人
は、常時といって構わない位の頻度で循環作動薬を投与
を受けねばならないので、この投与を受けるだけのため
に病院のベッドに寝たきりになっていなければならな
い。
ものであり、患者の循環動態を監視しその結果に基づい
て必要な投薬を行うことができる投薬制御装置を提供す
ることを目的とする。
交感神経受容体が正常な状態であると認められ得る脈波
のスペクトルから算出された波形パラメータを記憶する
記憶手段と、定期的に患者から脈波を取り込む脈波検出
手段と、前記取り込まれた脈波の波形パラメータを求め
る脈波解析手段と、前記取り込まれた脈波に対応する波
形パラメータが前記記憶手段に記憶されている波形パラ
メータから所定値以上離れている場合に投薬を指令する
投薬制御手とを具備することを特徴とする投薬制御装置
を要旨とする。請求項2に係る発明は、前記患者の血圧
を測定する手段を有し、前記投薬制御手段は、前記取り
込まれた脈波に対応する波形パラメータが前記記憶手段
に記憶されている波形パラメータから所定値以上離れて
おり、かつ、前記血圧が所定の値になった場合に投薬を
指令することを特徴とする請求項1記載の投薬制御装置
を要旨とする。請求項3に係る発明は、前記脈波解析手
段は前記脈波に対し周波数解析を施して脈波の各スペク
トルを求め、これらのスペクトルに基づいて前記波形パ
ラメータを算出することを特徴とする請求項1記載の投
薬制御装置を要旨とする。請求項4に係る発明は、前記
波形パラメータは、脈波の高調波スペクトルの基本波ス
ペクトルに対する振幅比または所定のスペクトルの位相
により構成されることを特徴とする請求項3記載の投薬
制御装置を要旨とする。請求項5に係る発明は、定期的
に患者から脈波を取り込む脈波検出手段と、 前記脈波の
波形パラメータを求める脈波解析手段と、 前記波形パラ
メータが所定の条件を満足する場合に投薬を指令する投
薬制御手段とを備え、前記脈波解析手段は、人体の動脈
系の中枢部から末梢部に至る系を模した電気回路に対し
大動脈起始部の圧力波に対応した電気信号を与えたとき
に前記脈波検出手段によって取り込まれた脈波に相当す
る出力波形が該電気回路から得られるように該電気回路
の各素子の値を算定し、この算定結果を前記波形パラメ
ータとすることを特徴とする投薬制御装置を要旨とす
る。請求項6に係る発明は、前記電気回路は、前記動脈
系中枢部での血液粘性による血管抵抗に対応した第1の
抵抗、前記動脈系中枢部での血液の慣性に対応したイン
ダクタンス、前記動脈中枢部での血管の粘弾性に対応し
た静電容量および前記末梢部での血管抵抗に対応した第
2の抵抗とを有し、1対の入力端子間に前記第1の抵抗
およびインダクタンスからなる直列回路と前記静電容量
および第2の抵抗からなる並列回路とが順次直列に介挿
されてなる四要素集中定数モデルであることを特徴とす
る請求項5記載の投薬制御装置を要旨とする。請求項7
に係る発明は、前記脈波解析手段により求められた波形
パラメータを前記投薬のための条件として設定する設定
手段を具備することを特徴とする請求項1記載の投薬制
御装置を要旨とする。請求項8に係る発明は、前記患者
への投薬量を求め、該投薬量の積算値が所定量に致った
場合にアラームを出力する第1のアラーム手段を具備す
ることを特徴とする請求項1記載の投薬制御装置を要旨
とする。請求項9に係る発明は、前記投薬が正常に行わ
れているか否かを監視し、異常がある場合にアラームを
出力する第2のアラーム手段を具備することを特徴とす
る請求項1記載の投薬制御装置を要旨とする。請求項1
0に係る発明は、患者に携帯されて使用される投薬制御
装置であり、バッテリを有すると共に、このバッテリの
出力電圧を、前記脈波検出手段による脈波の取り込み、
前記脈波解析手段による前記波形パラメータの算出およ
び前記投薬が行われる期間のみ各々に該当する要素へ供
給する給電制御手段を有することを特徴とする請求項1
記載の投薬制御装置を要旨とする。請求項11に係る発
明は、前記バッテリの出力電圧が所定電圧以下になった
場合にアラームを出力する第3のアラーム手段を具備す
ることを特徴とする請求項10記載の投薬制御装置を要
旨とする。請求項12に係る発明は、定期的に患者から
脈波を取り込む脈波検出手段と、 前記脈波の波形パラメ
ータを求める脈波解析手段と、 前記波形パラメータが所
定の条件を満足する場合に投薬を指令する投薬制御手段
と、メモリとを具備すると共に、前記投薬が行われる毎
にその時刻、薬の種別および投薬量を表す投薬記録情報
を前記メモリに記録する投薬記録手段を具備することを
特徴とする投薬制御装置。請求項13に係る発明は、通
信手段を有し、この通信手段を介し外部の装置と前記メ
モリとの前記投薬記録情報の授受を行う請求項12記載
の投薬制御装置。
循環動態が定期的に監視され、必要に応じて自動的に投
薬がなされる。請求項7に係る発明によれば、個々の患
者に適した条件により投薬可否の判定が行われる。請求
項8に係る発明によれば、薬がなくなってしまう前にア
ラーム出力をさせることができる。請求項9に係る発明
によれば、投薬が正常に行われない場合にアラーム出力
がされるので、投薬に使用する注射針の交換等、適切な
処置を医師が行うことができる。請求項10に係る発明
によれば、患者に携帯した状態で使用することができ、
しかも、不要な電力の消費が抑えられているので長時間
に亙って使用することができる。請求項11に係る発明
によれば、バッテリの出力電圧が低下した場合にアラー
ムが出力されるので、投薬制御装置がバッテリ消耗によ
り動作停止となるのを未然に防止することができる。請
求項12に係る発明によれば、投薬記録情報がメモリ内
に残るので、医師はこの投薬記録情報を参照し患者の容
体の変化等を診ることができる。請求項13に係る発明
によれば、外部の装置とメモリとの間で投薬記録情報の
授受を行うことができるので、複数の投薬制御装置によ
り連続して投薬制御を行い、その投薬記録を行うことが
できる。
装置の実施例を説明する。
置は、患者の血圧を安定した状態に保つために使用され
る装置であり、患者が投薬を必要とする状態にあるか否
かを判断し、この判断結果に従ってαブロッカ、βブロ
ッカ等のうち必要な循環作動薬を患者に投与するもので
ある。なお、ここにいう循環作動薬とは、循環系に直接
または間接に影響を与える薬剤またはホルモン剤も含む
ものである。
要とする状況を適切に捉える必要がある。本願発明者
は、投薬実験を重ねた結果、「高血圧者等の循環系の挙
動を左右するα受容体およびβ受容体などの交感神経受
容体の活動状態が脈波の変化となって現れる」との知見
を得た。
た場合の脈波のスペクトルの変化を示すものである。さ
らに詳述すると、図1においてグラフA0、A1および
A2は脈波に含まれる各高調波スペクトルの基本波スペ
クトルに対する振幅比を示しており、グラフA0は正常
な状態における振幅比、グラフA1は患者にβブロッカ
たるインデラールを与えてα受容体を興奮状態にした場
合の振幅比、グラフA2は患者にαブロッカを与えてβ
受容体を興奮状態にした場合の振幅比を各々示してい
る。なお、図1において、横軸には“振幅2/1”、
“振幅3/1”、…なる表記があるが、これらは基本波
スペクトルに対する第2次、第3次、…の高調波スペク
トルの各振幅比を意味している。
2は脈波の立上がり開始タイミングを基準(すなわち、
位相角0度)にした場合の脈波の各高調波スペクトルの
位相を示しており、グラフB0は正常な状態における位
相、グラフB1は患者にβブロッカたるインデラールを
与えてα受容体を興奮状態にした場合の位相、グラフB
2は患者にαブロッカを与えてβ受容体を興奮状態にし
た場合の位相を各々示している。なお、図2において、
横軸には“位相2”、“位相3”、…なる表記がある
が、これらは第2次、第3次、…の高調波スペクトルの
各位相を意味している。
投薬実験の結果を投薬制御に利用するものである。すな
わち、本実施例に係る装置は、患者の脈波を定期的に測
定してその周波数解析を行い、脈波に含まれる各スペク
トルの振幅および位相がグラフA1およびB1に示す状
態にある場合はαブロッカを患者に投与してα受容体の
興奮状態を鎮め、グラフA2およびB2に示す状態にあ
る場合はβブロッカを投与してβ受容体の興奮状態を鎮
め、患者の血圧を安定化するものである。
ブロック図である。同図に示すようにこの投薬制御装置
100には脈波検出部200、第1投薬部300および
第2投薬部400が接続される。脈波検出部200は、
歪ゲージ等の圧力検出部材およびこの圧力検出部材を患
者の橈骨動脈部等に押し当てられるカフ帯を有してお
り、圧力検出部材に加わる圧力を検出し脈波信号(アナ
ログ信号)として出力する。また、脈波検出部200は
血圧測定にも使用され、血圧測定の際には上記歪ゲージ
によって血圧脈波を検出し出力する。第1および第2投
薬部300および400はマイクロポンプおよびその駆
動回路等によって構成されており、投薬制御装置100
による制御の下、各々患者にαブロッカおよびβブロッ
カを投与する。
2、出力部3、波形抽出記憶部4およびマイクロコンピ
ュータ5によって構成されている。メモリ1は、バッテ
リバックアップされたRAM(ランダムアクセスメモ
リ)等によって構成された不揮発性メモリであり、マイ
クロコンピュータ5が投薬制御装置100内の各部を制
御する際の制御データの一時記憶に使用される。また、
このメモリ1の所定の記憶エリアには、前掲図1および
2におけるグラフA1およびB1を表す情報がα優位状
態定義情報として記憶されると共にグラフA2およびB
2を表す情報がβ優位状態定義情報として予め記憶され
ている。これらの各状態定義情報は、なるべく多くの患
者について投薬実験および脈波の周波数解析を行い、各
人について得たグラフA1、B1、A2およびB2を平
均化したものを使用することが好ましい。また、本実施
例に係る投薬制御装置100は、このような内容の固定
されたα優位状態定義情報およびβ優位状態定義情報を
利用して投薬制御を行う他、患者から得た脈波のスペク
トルに基づいてα優位状態定義情報およびβ優位状態定
義情報を作成し、このようにして作成されたα優位状態
定義情報およびβ優位状態定義情報を使用して投薬制御
を行うこともできるように構成されている。メモリ1の
特定の記憶エリアには、このようにして作成されるα優
位状態定義情報およびβ優位状態定義情報が格納され
る。
するコマンド入力のために設けられた手段であり、例え
ばキーボード等によって構成されている。出力部3は、
プリンタ、表示装置等によって構成されており、これら
の装置はマイクロコンピュータ5による制御の下、患者
から得た脈波のスペクトルの記録、投薬の記録、脈波の
表示等を行う。
タ5による制御の下、脈波検出部200から出力される
脈波信号を取り込み、この取り込んだ信号から1波長分
(1拍分)の脈波を抽出して記憶する。ここで、図4を
参照し波形抽出記憶部4の構成を説明する。図4におい
て、101はA/D(アナログ/デジタル)変換器であ
り、脈波検出部200によって出力される脈波信号を一
定周期のサンプリングクロックφに従ってデジタル信号
に変換して出力する。102はローパスフィルタであ
り、A/D変換器101から順次出力されるデジタル信
号に対し、所定のカットオフ周波数以上の成分を除去す
る処理を施し、その結果を波形値Wとして順次出力す
る。103はRAMによって構成される波形メモリであ
り、ローパスフィルタ102を介して供給される波形値
Wを順次記憶する。111は波形値アドレスカウンタで
あり、マイクロコンピュータ5から波形採取指示STA
RTが出力されている期間、サンプリングクロックφを
カウントし、そのカウント結果を波形値Wを書き込むべ
き波形アドレスADR1として波形メモリ103のアド
レス入力端へ供給する。また、この波形アドレスADR
1はマイクロコンピュータ5により監視される。
タ102から順次出力される波形値Wの時間微分を演算
して出力する。122は零クロス検出回路であり、波形
値Wの時間微分が0となった場合に零クロス検出パルス
Zを出力する。さらに詳述すると、零クロス検出回路1
22は、図5に例示する脈波の波形においてピーク点P
1、P2、…を検出するために設けられた回路であり、
これらのピーク点に対応した波形値Wが入力された場合
に零クロス検出パルスZを出力する。123はピークア
ドレスカウンタであり、マイクロコンピュータ5から波
形採取指示STARTが出力されている期間、零クロス
検出パルスZをカウントし、そのカウント結果をピーク
アドレスADR2として出力する。124は移動平均算
出回路であり、現時点までに微分回路121から出力さ
れた過去所定個数分の波形値Wの時間微分値の平均値を
算出し、その結果を現時点に至るまでの脈波の傾斜を表
す傾斜情報SLPとして出力する。125は後述するピ
ーク情報を記憶するために設けられたピーク情報メモリ
である。
して入力されるコマンドに従って本装置100内の各部
の制御を行う。また、マイクロコンピュータ5は、時計
回路を内蔵しており、投薬制御を行う動作モードにおい
ては、一定時間が経過する毎に以下の各処理を行う。
込み処理および1波長分の脈波の抽出処理の制御 波形抽出記憶部4内の微分回路121および零クロス検
出回路122によって脈波のピーク点が検出される毎に
以下列挙する各情報(以下、ピーク情報と総称する)を
求め、図6に示すテーブル形式に従ってピーク情報メモ
リ125に書き込む。
出力される波形値Wが極大値または極小値となった時点
で波形アドレスカウンタ111から出力されている書き
込みアドレスADR1、すなわち、極大値または極小値
に相当する波形値Wの波形メモリ103における書き込
みアドレスである。 ピーク種別B/T:上記波形値アドレスADR1に書き
込まれた波形値Wが極大値T(Top)であるか極小値
B(Botom)であるかを示す情報である。 波形値W:上記極大値または極小値に相当する波形値で
ある。 ストロークSTRK:直前のピーク値から当該ピーク値
に至るまでの波形値の変化分である。 傾斜情報SLP:当該ピーク値に至るまでの過去所定個
数分の波形値の時間微分の平均値である。
定 上記ピーク情報に基づいて1波長分の脈波の波形値を波
形メモリ103から1波長分の脈波を読み出しFFT
(高速フーリエ変換)を施す。そして、この結果得られ
る脈波の各スペクトルとα優位状態定義情報およびβ優
位状態定義情報とを比較し、患者がα受容体またはβ受
容体の興奮した状態か否かを判定する。
り、かつ、患者の血圧値が投薬を必要とする値である場
合は第2投薬部400に駆動指令を供給してβブロッカ
の投与を行い、患者のβ受容体が興奮状態にあり、か
つ、患者の血圧値が投薬を必要とする値である場合は第
1投薬部300に駆動指令を供給してαブロッカの患者
への投与を行う。
0)の構成を示す。この図において、301はマイクロ
ポンプであり、その入力ポート305はチューブ305
Tを介しαブロッカまたはβブロッカによって満たされ
た薬液タンク361に挿入されており、出力ポート30
6はチューブ306Tを介し投薬用の注射針362に連
結されている。駆動回路363は、マイクロコンピュー
タ5から駆動指令が与えられることにより所定レベル
(約100V)の駆動パルスを発生し、マイクロポンプ
301の駆動手段たる圧電素子326に供給する。発振
回路364は上記駆動パルスのパルス幅よりも周期の短
い多数のパルスを発生し、コンデンサCおよび抵抗Rを
介しマイクロポンプ301の作動検出スイッチ350へ
印加する。ここで、作動検出スイッチ350は、マイク
ロポンプ301の出力ポート306から液が排出される
毎に所定の時間幅だけオン状態となるように構成されて
いる。従って、マイクロポンプ301が正常に作動して
いる場合は、マイクロポンプ301に駆動パルスが印加
され、これによる液の排出が行われる毎に作動検出スイ
ッチ350の両端の電圧が低下することとなる。異常検
出回路365は作動検出スイッチ350の両端の電圧を
整流し、この整流により得られた電圧のレベルが駆動パ
ルスに対応した時間的変化をしていない場合に異常検出
信号を出力する。
01の断面図である。このマイクロポンプ301は、基
板302、薄膜板303および表面板304のサンドイ
ッチ構造によるものである。
ラス基板からなり、入力ポート305および出力ポート
306が設けられている。これらのポートには、チュー
ブ305Tおよび306Tが、液漏れすることがないよ
う接着剤により接合されている。
度のSi基板からなり、エッチング法により入口バルブ
307、出口バルブ308が形成されると共にこれらの
バルブの間にダイヤフラム309が形成されている。そ
して、さらにダイヤフラム309の下方のポンプ室32
2およびこれに通じるポンプ流路系が形成されている。
ダイヤフラム309の上部には、駆動手段として、ピエ
ゾディスクの圧電素子326が接着されている。
うに形成されており、その上平面部ほぼ中央には通孔3
18が形成されると共にこの通孔318を囲むように下
方に突出する弁体316が形成されている。この弁体3
16は先端部が基板302まで致っており、入口バルブ
307の側面とこの弁体316により室317が形成さ
れている。この室317は図示しない流路を介し入力ポ
ート305に通じている。一方、出口バルブ308は出
力ポート306の入口を覆うキャップ状の弁体325に
よって構成されている。
ガラス基板からなる表面板304が陽極接合法により接
着されており、この表面板304により上記のポンプ流
路系の一部の流路の上部壁が構成されている。この表面
板304の上記ダイヤフラム309に対応した箇所には
窓328が形成されている。上記圧電素子326は、こ
の窓328を介して露出した上記ダイヤフラム309の
表面に接着される。表面板304の厚さは約1mmであ
る。
する。この作動検出スイッチ350は、出口バルブ30
8の隔壁の挙動を検出すべく設けられたものであり、該
隔壁の上部に突出した突起部351と、この突起部35
1の表面に接着された電極板352と、この電極板35
2と対向するように表面板304の下部に接着された裏
面電極板353によって構成されている。ここで、電極
板352および353にはコンデンサCおよびRを介し
発振回路364の出力パルスが印加される。電極板35
2および353としては、例えばPt−Ir、W、T
a、Ni、Pt、Pd、Mo、Ti、多結晶Si、WS
i2、CP1、CP2等の接点材料を使用する。
義情報を利用した投薬制御 モード指定を特に行わない場合、本実施例に係る投薬制
御装置100は、メモリ1内に予め記憶された固定のα
優位状態定義情報およびβ優位状態定義情報に基づいて
以下説明するように患者への投薬の制御を行う。投薬を
行うに際し、薬液タンク361をαブロッカまたはβブ
ロッカによって満たされたものと交換した場合、使用者
はその旨を示すコマンドを入力部2から入力する。マイ
クロコンピュータ5はこのコマンドを受け取ることによ
りαブロッカまたはβブロッカの残量の初期値(薬液タ
ンク一杯分の容量に相当)をメモリ1に書き込む。
時計回路を内蔵しており、この時計回路により一定時間
の計時が行われる毎にタイマ割込み信号が発生される。
そして、このタイマ割込み信号の発生によりマイクロコ
ンピュータ5は図9にフローを示すタイマ割込みルーチ
ンを実行する。
びそのピーク情報の採取のための処理を実行する。この
処理について詳述すると、まず、マイクロコンピュータ
5により波形採取指示STARTが出力され、波形抽出
記憶部4内の波形アドレスカウンタ111およびピーク
アドレスカウンタ123のリセットが解除される。この
結果、波形アドレスカウンタ111によりサンプリング
クロックφのカウントが開始され、そのカウント値が波
形アドレスADR1として波形メモリ103に供給され
る。そして、脈波検出部200によって検出された橈骨
動脈波形がA/D変換器101に入力され、サンプリン
グクロックφに従ってデジタル信号に順次変換され、ロ
ーパスフィルタ102を介し波形値Wとして順次出力さ
れる。このようにして出力された波形値Wは、波形メモ
リ103に順次供給され、その時点において波形アドレ
スADR1によって指定される記憶領域に書込まれる。
以上の動作により図5に例示する橈骨動脈波形に対応し
た一連の波形値Wが波形メモリ103に蓄積される。
出およびピーク情報メモリ125への書込が以下説明す
るようにして行われる。まず、ローパスフィルタ102
から出力される波形値Wの時間微分が微分回路121に
よって演算され、この時間微分が零クロス検出回路12
2および移動平均算出回路124に入力される。移動平
均算出回路は、このようにして波形値Wの時間微分値が
供給される毎に過去所定個数の時間微分値の平均値(す
なわち、移動平均値)を演算し、演算結果を傾斜情報S
LPとして出力する。ここで、波形値Wが上昇中もしく
は上昇を終えて極大状態となっている場合は傾斜情報S
LPとして正の値が出力され、下降中もしくは下降を終
えて極小状態となっている場合は傾斜情報SLPとして
負の値が出力される。
応した波形値Wがローパスフィルタ102から出力され
ると、時間微分として0が微分回路121から出力さ
れ、零クロス検出回路122から零クロス検出パルスZ
が出力される。この結果、マイクロコンピュータ5によ
り、その時点における波形値アドレスカウンタ111の
カウント値たる波形アドレスADR1、波形値W、ピー
クアドレスカウンタのカウント値たるピークアドレスA
DR2(この場合、ADR2=0)および傾斜情報SL
Pが取り込まれる。また、零クロス検出信号Zが出力さ
れることによってピークアドレスカウンタ123のカウ
ント値ADR2が2になる。
込んだ傾斜情報SLPの符号に基づいてピーク種別B/
Tを作成する。この場合のように極大値P1の波形値W
が出力されている時にはその時点において正の傾斜情報
が出力されているので、マイクロコンピュータ5はピー
ク情報B/Tの値を極大値に対応したものとする。そし
て、マイクロコンピュータ1は、ピークアドレスカウン
タ123から取り込んだピークアドレスADR2(この
場合、ADR2=0)をそのまま書込アドレスADR3
として指定し、波形値W、この波形値Wに対応した波形
アドレスADR1、ピーク種別B/T、傾斜情報SLP
を第1回目のピーク情報としてピーク情報メモリ125
に書き込む。なお、第1回目のピーク情報の書き込みの
場合、直前のピーク情報がないためストローク情報の作
成および書き込みは行わない。
波形値Wがローパスフィルタ102から出力されると、
上述と同様に零クロス検出パルスZが出力され、書込ア
ドレスADR1、波形値W、ピークアドレスADR2
(=1)、傾斜情報SLP(<0)がマイクロコンピュ
ータ5により取り込まれる。そして、マイクロコンピュ
ータ1により、上記と同様、傾斜情報SLPに基づいて
ピーク種別B/T(この場合、ボトムB)が決定され
る。また、マイクロコンピュータ5によりピークアドレ
スADR2よりも1だけ小さいアドレスが読み出しアド
レスADR3としてピーク情報メモリ125に供給さ
れ、第1回目に書き込まれた波形値Wが読み出される。
そして、マイクロコンピュータ5により、ローパスフィ
ルタ102から今回取り込んだ波形値Wとピーク情報メ
モリ125から読み出した第1回目の波形値Wとの差分
が演算され、ストローク情報STRKが求められる。そ
して、このようにして求められたピーク種別B/T、ス
トローク情報STRKが他の情報ADR1、W、SLP
と共に第2回目のピーク情報としてピーク情報メモリ1
25のピークアドレスADR3=1に対応した記憶領域
に書き込まれる。以後、ピーク点P3、P4、…が検出
された場合も同様の動作が行われる。そして、所定時間
が経過すると、マイクロコンピュータ5により波形採取
指示STARTの出力が停止され、波形値Wおよびピー
ク情報の採取が終了する。
ンピュータ5は波形読出処理および周波数解析を実行す
る。まず、マイクロコンピュータ5により、ピーク情報
メモリ125から各ピーク点P1、P2、…に対応した
傾斜情報SLPおよびストローク情報STRKが順次読
み出される。次いで、各ストローク情報STRKの中か
ら正の傾斜に対応したストローク情報(すなわち、対応
する傾斜情報SLPが正の値となっているもの)が選択
され、これらのストローク情報の中から値の大きなもの
上位所定個数がさらに選択される。そして、選択された
ストローク情報STRKの中から中央値に相当するもの
が選択され、波形パラメータの抽出を行うべき1波長分
の脈波の立ち上がり部、例えば図5において符号STR
KMによって示した立ち上がり部のストローク情報が求
められる。そして、当該ストローク情報に対応したピー
クアドレスよりも1だけ前のピークアドレス、すなわ
ち、波形パラメータの抽出を行うべき1波長分の脈波の
開始点P6のピークアドレスが求められる。次にマイク
ロコンピュータ5により、上記開始点のピークアドレス
から始まる1波長分の脈波の波形値が波形メモリ103
から読み出され、FFT処理により、脈波のスペクトル
が求められる。
ンピュータ5はステップS102において求めた脈波の
各スペクトルを現在の日時分を表す情報と共にメモリ1
に蓄積すると共に、脈波に含まれる各高調波スペクトル
の基本波スペクトルに対する振幅比と、各高調波スペク
トルの位相とを求め、状態表示パラメータとしてメモリ
1に書き込む。
に記憶された前回投与を行った時刻(後述)と時計回路
の出力を参照し、前回投薬を行った時刻から所定時間以
上経過しているか否かを判断する。この判断結果が「Y
es」の場合はステップS105へ進み、「No」の場
合はタイマ割込みルーチンを終了する。このような判断
を行うのは、投薬による効果が現れる前に同種のブロッ
カを連続して投与してしまう不具合を防止するためであ
る。
に記憶された状態表示パラメータをα優位状態定義情報
およびβ優位状態定義情報と比較する。ここで、状態表
示パラメータが所定の誤差範囲内でα優位状態定義情報
と一致している場合はステップS106へ進む。そし
て、脈波検出部200によって患者の血圧脈波を測定し
て血圧値を求め、この血圧値が投薬を必要とする値であ
る場合にはαブロッカの投薬を行うべく所定回数に亙っ
て駆動指令を第1投薬部300へ送る。また、状態表示
パラメータが所定の誤差範囲内でβ優位状態定義情報と
一致している場合はステップS107へ進み、ステップ
S106と同様、患者の血圧値が投薬を必要とする値で
ある場合にβブロッカの投薬を行うべく所定回数に亙っ
て駆動指令を第2投薬部400へ送る。状態表示パラメ
ータがα優位状態定義情報およびβ優位状態定義情報の
いずれからも外れている場合はタイマ割込みルーチンを
終了する。
発生されると、これを受け取った投薬部300または4
00では次の動作が行われる。まず、駆動回路363
は、マイクロコンピュータ5から駆動指令が与えられる
ことにより所定レベル(約100V)の駆動パルスを発
生し、マイクロポンプ301の圧電素子326に供給す
る。この駆動パルスが印加されると、図10に示すよう
に圧電素子326が変形し、ダイヤフラム309がへこ
んだ形にたわむ。この結果、ポンプ室322内の圧力が
上昇し、出力バルブ308の隔壁が持ち上げられ、弁体
325が基板302から離れる。そして、ポンプ室32
2内のブロッカが、この弁体325と基板302との隙
間を介し出力ポート306へ流出し、チューブ306T
および注射針362を介し患者に投与される。そして、
駆動パルスが立ち下がると、図11に示すようにダイヤ
フラム309が内側にへこんだ状態から元に戻ろうとす
るため、ポンプ室322に負圧が生じる。このため、出
口バルブ308の弁体325が基板302に押し付けら
れることによって出力ポート306が塞がれ、逆に入力
バルブ307は隔壁が上方に持ち上がり、これに伴って
弁体316が基板302から離れる。この結果、入力ポ
ート305からブロッカが流入し、弁体316と基板3
02との隙間および通孔318を介しポンプ室322へ
と吸取られる。以後、駆動パルスが印加される毎に上記
と同様なブロッカの排出および吸入が繰り返される。
その作動検出スイッチ350の両端の電圧が異常検出回
路365により監視される。針詰り等により、ブロッカ
が円滑に排出されないと、駆動パルスの発生タイミング
と、作動検出スイッチ350がオン状態となるタイミン
グとの関係が正常時のものからずれてくる。異常検出回
路365は、このずれを検知した場合に異常検出信号を
マイクロコンピュータ5へ出力する。マイクロコンピュ
ータ5はこの異常検出信号を受信することにより出力部
3にアラーム表示を行わせ、使用者に対し注射針の交換
を促す。ステップS106またはS107が終了すると
ステップS108へ進み、駆動指令の発生回数に基づい
て今回の投与量を演算し、この投与量と、今回投与した
ブロッカの種類(αブロッカ/βブロッカ)と、投与を
行った時刻とを投薬記録情報としてメモリ1に書き込
む。このようにメモリ1に書き込まれた投薬記録情報は
入力部2からのコマンド入力により出力部3から出力さ
せることができる。医師はこの投薬記録情報を参照し、
患者の容体の変化等を診ることができる。また、ステッ
プS108においては、今回投与を行ったブロッカに対
応した残量をメモリ1から読み出し、この残量から今回
の投与量を差し引いてその結果を残量としてメモリ1に
書き込む。ここで、残量が所定値以下となった場合、マ
イクロコンピュータ5は出力部3へ警告出力指令を送
る。出力部3は、警告ランプの点灯等のアラーム表示に
より使用者に薬液タンクの交換を促す。警告の出力は音
を出すことによって行ってもよい。以上によりタイマ割
込みルーチンが終了し、その後、一定時間が経過する
と、再びタイマ割込みルーチンが実行される。
としてパターン記憶/自動運転モードを設定することが
できる。この動作モードでは、患者から得た脈波のスペ
クトルに基づいてα優位状態定義情報およびβ優位状態
定義情報を作成し、以後、このようにして作成されたα
優位状態定義情報およびβ優位状態定義情報を使用して
投薬制御を行うことができる。以下、この動作モードで
の動作を説明する。
するに際し、α優位状態定義情報およびβ優位状態定義
情報を得る必要がある。医師は、患者がαブロッカまた
はβブロッカを必要とする状態になった時点で、α優位
状態定義情報またはβ優位状態定義情報を作成すべき旨
のコマンドを入力部2へ入力する。この結果、図12に
フローを示すパターン記憶ルーチンがマイクロコンピュ
ータ5により実行される。まず、ステップS201へ進
んで波形採取およびピーク検出の各処理を実行し、次い
でステップS202へ進んで1波長分の脈波の抽出処理
およびFFTを実行する。これらの各ステップの処理内
容は上記タイマ割込みルーチン(図11)におけるステ
ップS101およびS102と同様であるので詳細な説
明は省略する。次いでステップS203に進み、ステッ
プS202において得た脈波のスペクトルに基づいて状
態定義情報(α優位状態定義情報またはβ優位状態定義
情報)を演算する。そして、ステップS204に進み、
α、βのうちいずれの状態定義情報の作成が命じられた
かを判断し、この判断結果に従い、ステップS203に
おける演算結果をα優位状態定義情報(ステップS20
5)またはβ優位状態定義情報(ステップS206)と
してメモリ1へ書き込む。このようにしてα優位状態定
義情報およびβ優位状態定義情報をメモリ1内に作成し
た後、かかる状態定義情報に基づく投薬制御の開始のコ
マンドを入力部2から入力する。これにより、上述と同
様、一定時間間隔でタイマ割込みルーチンが実行され
る。ただし、この場合、メモリ1に予め記憶されていた
固定の状態定義情報ではなく、上述のようにして患者か
ら得られたα優位状態定義情報およびβ優位状態定義情
報に基づく投薬制御が行われる。
成を図13に示す。同図において、700は病院のベッ
ドの傍ら等に固定されて使用される固定型投薬制御装
置、800は患者に携帯された状態で使用される携帯型
投薬制御装置であり、これらの各装置はいずれも上記第
1実施例における投薬制御装置100と類似した構成を
有している。従って、これらの各装置700および80
0において、上記投薬制御装置100の各部と対応する
部分には同一の符号を付してその説明を省略し、以下、
装置100と相異する部分のみを説明する。
のマイクロコンピュータ5が相互に通信を行うためのI
/Oインタフェース6が設けられている。脈波検出部2
00、第1投薬部300および第2投薬部400といっ
た外部装置は、各々ケーブル200C、300Cおよび
400Cにより、固定型投薬制御装置700または携帯
用投薬制御装置800に接続することができる。各ケー
ブル200C、300Cおよび400C内には信号線と
給電線が収められており、投薬制御装置と各外部装置と
の間の信号の授受は信号線を介して行われ、電力の供給
は給電線を介して行われる。
dを介して充電されるバッテリ(図示略)を有しこのバ
ッテリからの電力を装置内各部へ供給すると共に上記各
ケーブルの各給電線を介して各外部装置へ供給する給電
制御部8bを有している。携帯型投薬制御装置800は
バッテリを電源として動作するものであるため、消費電
力を節約するべく、マイクロコンピュータ5により給電
制御部8bによる給電の制御が行われる。すなわち、マ
イクロコンピュータ5による制御の下、上述したタイマ
割込みルーチンが実行される場合等、必要な期間のみ給
電制御部8bから装置内各部への給電が行われ、それ以
外の期間はマイクロコンピュータ5のみに給電が行われ
る。また、脈波検出部300への給電は波形抽出記憶部
4内のA/D変換器が波形値のサンプリングを行う場合
のみ行われ、投薬部400および500への給電はタイ
マ割込みルーチンのステップS106またはS107に
おいて投薬を行う場合に限り行われる。また、給電制御
部8bはバッテリの出力電圧が所定電圧値以下になった
場合にアラーム信号を出力する電圧監視回路(図示略)
を備えている。このアラーム信号はマイクロコンピュー
タ5へ供給され、アラーム信号を受け取ったマイクロコ
ンピュータ5は発光素子または警報音発生装置(共に図
示略)といった警報手段を駆動して警報を発する。
有しており、この電源8aは商用電源に基づいて装置内
部および装置外部の脈波検出部等に電力を供給する。ま
た、電源8aの出力電圧は電圧出力端子8cに出力され
るようになっており、この端子8cに携帯用投薬制御装
置800の充電端子8dを接続することにより携帯用投
薬制御装置800内のバッテリを充電することができ
る。
々を単体で使用する場合の動作は上記第1実施例のもの
と同様であるのでその説明を省略する。
800はI/Oインタフェース6を介して情報の授受を
し得るので、以下のような使用法が可能である。 固定型投薬制御装置700に脈波検出部200、第1
投薬部300、第2投薬部400および携帯型投薬制御
装置800を接続し、携帯型投薬制御装置800のバッ
テリの充電を行いながら、固定型投薬制御装置700に
より患者のα優位状態定義情報およびβ優位状態定義情
報を採取しメモリ1に格納する。 固定型投薬制御装置700のメモリ1に記憶されたα
優位状態定義情報およびβ優位状態定義情報をマイクロ
コンピュータ5が読み出し、I/Oインタフェース6を
介し携帯型投薬制御装置800へ送る。これらの情報は
携帯型投薬制御装置800内においてI/Oインタフェ
ース6およびマイクロコンピュータ5を介しメモリ1に
書き込まれる。 携帯型投薬制御装置800に脈波検出部200、第1
投薬部300および第2投薬部400を接続し、投薬制
御開始のコマンドを入力し、上記第1実施例において説
明したタイマ割込みルーチンを定期的に実行させ、固定
型投薬制御装置700から受け取ったα優位状態定義情
報およびβ優位状態定義情報に基づく投薬制御を行わせ
る。この間、患者は病院のベッドから離れて移動するこ
とができる。また、この間、携帯型投薬制御装置800
内のバッテリの出力電圧が所定電圧値以下になった場合
にはアラーム信号が発生され、アラーム信号を受け取っ
たマイクロコンピュータ5により警報が発せられる。 所定時間の経過、または薬液タンクを交換すべき旨の
アラーム表示により患者が病院のベッドに戻る。そし
て、携帯型投薬制御装置800を固定型投薬制御装置7
00に接続し、携帯用投薬制御装置800のバッテリの
充電を行いつつ、携帯型投薬制御装置800内のメモリ
1に記憶された投薬記録(これまでに投与を行った時
刻、投与したブロッカの種類)を固定型投薬制御装置7
00へ送る。この投薬記録は、固定型投薬制御装置70
0内のメモリ1に記憶されていたその時点までの投薬記
録に追加される。このように投薬記録情報が固定型投薬
制御装置700のメモリ1内に残り、医師はこの投薬記
録情報を出力部3から出力させて参照し、患者の容体の
変化等を診ることができる。また、この際、医師は、固
定型投薬制御装置700により必要に応じてα優位状態
定義情報およびβ優位状態定義情報を作成し直し、携帯
型投薬制御装置800へ送ることも可能である。その
後、患者が望む場合には、上記およびと同様な手順
に従って携帯用投薬型制御装置800による投薬の制御
を行う。
では、脈波のスペクトルから得られる情報を状態表示パ
ラメータ(波形パラメータ)として使用し(図9,ステ
ップS102およびS103)、この状態表示パラメー
タに基づいて投薬すべきか否かの判断(ステップS10
5)を行った。これに対し、本実施例では、本出願人が
特願平5−1431号において提案した手法を使用し、
患者から得られた脈波に基づいて患者の循環動態をモデ
ル化した四要素集中定数モデルの各素子の値を求め、こ
の結果を状態表示パラメータとして使用する。ここで、
四要素集中定数モデルは、人体の循環系の挙動を決定す
る要因のうち、動脈系中枢部での血液による慣性、中枢
部での血液粘性による血管抵抗(粘性抵抗)、中枢部で
の血管のコンプライアンス(粘弾性)及び末梢部での血
管抵抗(粘性抵抗)の4つのパラメータに着目し、これ
らを電気回路としてモデリングしたものである。
示す。以下、この四要素集中定数モデルを構成する各素
子と上記各パラメータとの対応関係を示す。 インダクタンスL:動脈系中枢部での血液の慣性 〔dy
n・s2/cm5〕 静電容量C:動脈系中枢部での血管のコンプライアンス
(粘弾性)〔cm5/dyn〕 なお、コンプライアンスとは血管の軟度を表わす量であ
り、粘弾性のことである。 電気抵抗Rc:動脈系中枢部での血液粘性による血管抵
抗〔dyn・s/cm5〕 電気抵抗Rp:動脈系末梢部での血液粘性による血管抵
抗〔dyn・s/cm5〕 また、この電気回路内の各部を流れる電流i,iP,ic
は、各々対応する各部を流れる血流〔cm3/s〕に相当す
る。また、この電気回路に印加される入力電圧eは大動
脈起始部の圧力〔dyn/cm2〕に相当する。そして、静電
容量Cの端子電圧vP は、橈骨動脈部での圧力〔dyn/cm
2〕に相当するものである。
5は、ステップS102において1拍相当の脈波を波形
メモリ103から読み出した後、大動脈起始部の圧力波
に対応した電気信号を与えたときの上記4要素集中定数
モデルの動作をシミュレーションする。そして、波形メ
モリ103から読み出された脈波が4要素定数集中モデ
ルから得られるように4要素集中定数モデルの各素子の
値を算定し、この算定結果を状態表示パラメータとして
使用する。なお、この4要素集中モデルの求め方につい
ては上記特願平5−1431号において詳細に説明され
ているので説明を省略する。そして、ステップS105
においては、予め状態定義パラメータとして用意された
α優位状態およびβ優位状態における4要素集中定数モ
デルの各素子の値を上記状態表示パラメータと比較し、
患者がいかなる状態かを判断する。
のスペクトルを求めるようにしたが、MEM(最大エン
トロピー法)等の他の周波数解析手法により求めてもよ
い。 (2)脈波の波形パラメータが所定の条件を満足する場
合にαブロッカまたはβブロッカの投与を行うようにし
たが、αブロッカまたはβブロッカの投与を必要とする
状態での脈波そのものをメモリに記憶させ、この記憶さ
れた脈波と測定により得られた脈波とを比較することに
より投薬制御を行うようにしてもよい。 (3)上記実施例では、2種類のブロッカを使用する例
を示したが、1種類のブロッカのみを使用するように上
記各実施例を変形してもよく、また3以上の種類のブロ
ッカを使用するように変形してもよい。例えばαブロッ
カの投薬のみが必要である場合には、図3に示す構成か
ら第2投薬部400を削除し、第1投薬部300のみを
使用する。また、マイクロコンピュータ5が定期的に実
行するタイマ割込みルーチン(図9)のステップS10
5以降を変更し、図15に示すものにする。すなわち、
ステップS104の判断結果が「Yes」となった場合
には現在の患者の状態がα優位状態か否かを判断し、こ
の判断結果が「Yes」の場合はαブロッカの投薬(ス
テップS106)およびその記録(ステップS108)
を行い、「No」の場合は投薬を行うことなくタイマ割
込みルーチンを終了する。
β優位状態となった場合に所定量のブロッカの投薬を一
度に投薬したが、投薬の態様はこれに限定されるもので
はない。例えば、ニフェディピン等を投与してもよい。
さらにこれらの場合において、制御の方法を設定したプ
ログラム投薬、すなわち、α優位状態またはβ優位状態
が検出された場合に、ある時刻において所定量の投薬、
その後の所定時間経過後にさらに所定量の投薬という具
合に、予め設定したプログラムに従って複数回に分けて
投薬を行ってもよい。 (5)上記実施例では注射針により投薬を行ったが、投
薬を行うための手段はこれに限定されるものではない。
例えば、経皮投与、静脈内投与、動脈内投与、腹腔内投
与、経口投与、経直腸投与など様々な投薬方法が適用さ
れ得る。 (6)本発明は循環作動薬の投薬制御のみならず、他の
用途にも使用可能である。例えば、閉塞性動脈硬化症の
場合のプロスタグランディン(動脈拡張剤)の投与、点
滴速度の自動制御、透析中のヘパリンの投与の制御等を
本発明に係る装置を用いて行ってもよい。 (7)投薬手段は、上記実施例に開示のシリコンマイク
ロマシーニングを用いたマイクロポンプに限定されるも
のではなく、シリンジ式、ロータリ式、バルーン式等、
各種輸液ポンプを本発明に係る投薬制御装置に適用する
ことが可能である。
いて患者の状態を判断するようにしてが、橈骨動脈以外
の脈波、例えば指尖脈波等を測定し、この脈波を解析す
ることにより投薬の判断を行ってもよい。また、上記実
施例では波形パラメータに基づいて投薬の必要性を検知
した後、血圧測定により投薬するか否かについての最終
的な判断を行ったが、血管内圧を直接測ることにより最
終的な判断を行ってもよい。
またはβ優位状態であることを脈波のスペクトルのパタ
ーンに基づいて検出したが、特定のスペクトルの変化に
基づいて検出してもよい。この検出方法を実施するため
臨床データとして、本出願人は図16および図17に示
すものを得た。これらの図は、投薬によって脈波のスペ
クトルの位相および振幅がいかなる変化をするかを示す
ものであり、図16が第2高調波の場合、図17が第3
高調波の場合を示している。各図において、縦軸は投薬
による各高調波の位相の変化量であり、横軸は各高調波
の振幅の基本波の振幅に対する比の変化量である。そし
て、直線L1およびL4によって結んだ各プロットはニ
フェディピンの投与を行った場合、直線L2およびL5
によって結んだ各プロットはフェントラミンの投与を行
った場合、直線L3およびL6によって結んだ各プロッ
トはプロプラノロールの投与を行った場合を各々示して
いる。図16に示す通り、脈波の第2高調波に関して
は、ニフェディピン投与により位相の遅れと振幅の増加
が起こり、プロプラノロール投与により位相の遅れと振
幅の減少が起こり、フォントラミン投与により位相の進
みと振幅の増大が生じた。また、図17に示すように、
脈波の第3高調波に関しては、ニフェディピン投与によ
り位相の遅れと振幅の低下が起こり、プロプラノロール
投与により振幅の低下が起こり、フォントラミン投与に
より位相の遅れが生じた。また、これらの位相および振
幅の変化量は上記各循環作動薬の投与量に依存すること
が分かった。この変形例においては、図16または図1
7に示すデータを投薬制御に使用する。すなわち、本例
においては、患者の脈波の第2高調波の位相遅れまたは
振幅変化を検出することにより投薬が必要な状態にある
ことを検知し、必要な投薬を行う。
る脈波に基づいて投薬をするか否かの判断を行い、必要
な場合には自動的に投薬を行うようにした。しかし、本
発明は、このように自動的に投薬を行う範囲のものに限
定されるものではない。例えば、上記実施例から投薬手
段たるマイクロポンプ等を除き、患者から得られた脈波
の高調波スペクトルの基本波スペクトルに対する振幅比
または高調波スペクトルの位相の変化を例えば前掲図
1,2,16または17に示すような態様で表示または
出力させる脈波検出装置を構成してもよい。この場合、
医師は脈波検出装置の表示内容または出力内容に基づい
て投薬すべきか否かといった判断をすることができる。
御装置によれば、患者の循環動態を監視し、必要に応じ
て自動的に投薬を行い、患者の循環動態を安定化するこ
とができるという効果がある。
振幅の変化を例示する図である。
位相の変化を例示する図である。
構成を示すブロック図である。
4の構成を示すブロック図である。
れる脈波を例示する図である。
記憶内容を示す図である。
図である。
成を示す断面図である。
る。
る。
る。
る。
の構成を示すブロック図である。
要素集中定数モデルを示す回路図である。
チャートである。
び振幅が変化する様子を示す図である。
び振幅が変化する様子を示す図である。
200……脈波検出部、300……第1投薬部、400
……第2投薬部。
Claims (13)
- 【請求項1】 交感神経受容体が正常な状態であると認
められ得る脈波のスペクトルから算出された波形パラメ
ータを記憶する記憶手段と、 定期的に患者から脈波を取り込む脈波検出手段と、前記取り込まれた 脈波の波形パラメータを求める脈波解
析手段と、前記取り込まれた脈波に対応する波形パラメータが前記
記憶手段に記憶されている波形パラメータから所定値以
上離れている場合に 投薬を指令する投薬制御手とを具備
することを特徴とする投薬制御装置。 - 【請求項2】 前記患者の血圧を測定する手段を有し、
前記投薬制御手段は、前記取り込まれた脈波に対応する
波形パラメータが前記記憶手段に記憶されている波形パ
ラメータから所定値以上離れており、かつ、前記血圧が
所定の値になった場合に投薬を指令することを特徴とす
る請求項1記載の投薬制御装置。 - 【請求項3】 前記脈波解析手段は前記脈波に対し周波
数解析を施して脈波の各スペクトルを求め、これらのス
ペクトルに基づいて前記波形パラメータを算出すること
を特徴とする請求項1記載の投薬制御装置。 - 【請求項4】 前記波形パラメータは、脈波の高調波ス
ペクトルの基本波スペクトルに対する振幅比または所定
のスペクトルの位相により構成されることを特徴とする
請求項3記載の投薬制御装置。 - 【請求項5】 定期的に患者から脈波を取り込む脈波検
出手段と、 前記脈波の波形パラメータを求める脈波解析手段と、 前記波形パラメータが所定の条件を満足する場合に投薬
を指令する投薬制御手段とを備え、 前記脈波解析手段は、人体の動脈系の中枢部から末梢部
に至る系を模した電気回路に対し大動脈起始部の圧力波
に対応した電気信号を与えたときに前記脈波検出手段に
よって取り込まれた脈波に相当する出力波形が該電気回
路から得られるように該電気回路の各素子の値を算定
し、この算定結果を前記波形パラメータとすることを特
徴とする投薬制御装置。 - 【請求項6】 前記電気回路は、前記動脈系中枢部での
血液粘性による血管抵抗に対応した第1の抵抗、前記動
脈系中枢部での血液の慣性に対応したインダクタンス、
前記動脈中枢部での血管の粘弾性に対応した静電容量お
よび前記末梢部での血管抵抗に対応した第2の抵抗とを
有し、1対の入力端子間に前記第1の抵抗およびインダ
クタンスからなる直列回路と前記静電容量および第2の
抵抗からなる並列回路とが順次直列に介挿されてなる四
要素集中定数モデルであることを特徴とする請求項5記
載の投薬制御装置。 - 【請求項7】 前記脈波解析手段により求められた波形
パラメータを前記投薬のための条件として設定する設定
手段を具備することを特徴とする請求項1記載の投薬制
御装置。 - 【請求項8】 前記患者への投薬量を求め、該投薬量の
積算値が所定量に致った場合にアラームを出力する第1
のアラーム手段を具備することを特徴とする請求項1記
載の投薬制御装置。 - 【請求項9】 前記投薬が正常に行われているか否かを
監視し、異常がある場合にアラームを出力する第2のア
ラーム手段を具備することを特徴とする請求項1記載の
投薬制御装置。 - 【請求項10】 患者に携帯されて使用される投薬制御
装置であり、バッテリを有すると共に、このバッテリの
出力電圧を、前記脈波検出手段による脈波の取り込み、
前記脈波解析手段による前記波形パラメータの算出およ
び前記投薬が行われる期間のみ各々に該当する要素へ供
給する給電制御手段を有することを特徴とする請求項1
記載の投薬制御装置。 - 【請求項11】 前記バッテリの出力電圧が所定電圧以
下になった場合にアラームを出力する第3のアラーム手
段を具備することを特徴とする請求項10記載の投薬制
御装置。 - 【請求項12】 定期的に患者から脈波を取り込む脈波
検出手段と、 前記脈波の波形パラメータを求める脈波解析手段と、 前記波形パラメータが所定の条件を満足する場合に投薬
を指令する投薬制御手段と、 メモリとを具備すると共に、前記投薬が行われる毎にそ
の時刻、薬の種別および投薬量を表す投薬記録情報を前
記メモリに記録する投薬記録手段を具備することを特徴
とする投薬制御装置。 - 【請求項13】 通信手段を有し、この通信手段を介し
外部の装置と前記メモリとの前記投薬記録情報の授受を
行う請求項12記載の投薬制御装置。
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