JP3405057B2 - ホーニングヘッドの砥石成形方法および砥石成形装置 - Google Patents
ホーニングヘッドの砥石成形方法および砥石成形装置Info
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- JP3405057B2 JP3405057B2 JP9560996A JP9560996A JP3405057B2 JP 3405057 B2 JP3405057 B2 JP 3405057B2 JP 9560996 A JP9560996 A JP 9560996A JP 9560996 A JP9560996 A JP 9560996A JP 3405057 B2 JP3405057 B2 JP 3405057B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホーニングヘッ
ドの外周部に設けた新規な砥石と被研削砥石とを相互に
摺動接触させて砥石の角部を研削除去し、これによりワ
ークの加工面に対する砥石の馴染みを良くして砥石の成
形を行うホーニングヘッドの砥石成形方法および砥石成
形装置に関する。
ドの外周部に設けた新規な砥石と被研削砥石とを相互に
摺動接触させて砥石の角部を研削除去し、これによりワ
ークの加工面に対する砥石の馴染みを良くして砥石の成
形を行うホーニングヘッドの砥石成形方法および砥石成
形装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ホーニン
グヘッドに設けた新規な砥石に対し、ワークの加工面に
対する馴染みを良くする成形作業の精度を向上させるこ
とを目的としている。
グヘッドに設けた新規な砥石に対し、ワークの加工面に
対する馴染みを良くする成形作業の精度を向上させるこ
とを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、ホーニングヘッドの外周部に
設けた使用前の新規な砥石を、前記ホーニングヘッドに
より加工するワークとほぼ同形状の円筒内面を備えた被
研削砥石の前記円筒内面に第1の拡張圧で押圧しつつ、
前記ホーニングヘッドと前記被研削砥石とを相対回転さ
せて、前記砥石と被研削砥石との摺動接触により、前記
砥石の角部を研削除去して砥石の成形を行い、続いて前
記被研削砥石と同様な円筒内面を備えてワークと同材質
の被研削材の前記円筒内面に、前記ホーニングヘッドの
新規な砥石を前記第1の拡張圧より低い第2の拡張圧に
より押圧しつつ、ホーニングヘッドと前記被研削材とを
相対回転させて、前記砥石と被研削材との摺動接触によ
り、前記被研削砥石による砥石成形後の成形仕上げを行
う砥石成形方法としてある。
に、この発明は、第1に、ホーニングヘッドの外周部に
設けた使用前の新規な砥石を、前記ホーニングヘッドに
より加工するワークとほぼ同形状の円筒内面を備えた被
研削砥石の前記円筒内面に第1の拡張圧で押圧しつつ、
前記ホーニングヘッドと前記被研削砥石とを相対回転さ
せて、前記砥石と被研削砥石との摺動接触により、前記
砥石の角部を研削除去して砥石の成形を行い、続いて前
記被研削砥石と同様な円筒内面を備えてワークと同材質
の被研削材の前記円筒内面に、前記ホーニングヘッドの
新規な砥石を前記第1の拡張圧より低い第2の拡張圧に
より押圧しつつ、ホーニングヘッドと前記被研削材とを
相対回転させて、前記砥石と被研削材との摺動接触によ
り、前記被研削砥石による砥石成形後の成形仕上げを行
う砥石成形方法としてある。
【0004】上記した砥石成形方法によれば、ホーニン
グヘッドの砥石は、被研削砥石のワークと同形状の円筒
内面に対し、第1の拡張圧にて押圧しつつ摺動接触する
ので、砥石の角部が研削除去されてその先端面は、ワー
クの円筒内面に馴染んだ凸状の曲面となる。また、砥石
はホーニングヘッドに装着された状態で成形するので、
成形作業時にて円周方向のがたは発生せず、成形精度が
向上したものとなる。さらに、上記した砥石成形後のホ
ーニングヘッドの砥石は、被研削砥石と同様な被研削材
の円筒内面に対し、第1の拡張圧より低い第2の拡張圧
で押圧しつつ摺動接触することにより、成形仕上げを行
うので、砥石の先端面は、ワークの円筒内面により馴染
んだものとなる。
グヘッドの砥石は、被研削砥石のワークと同形状の円筒
内面に対し、第1の拡張圧にて押圧しつつ摺動接触する
ので、砥石の角部が研削除去されてその先端面は、ワー
クの円筒内面に馴染んだ凸状の曲面となる。また、砥石
はホーニングヘッドに装着された状態で成形するので、
成形作業時にて円周方向のがたは発生せず、成形精度が
向上したものとなる。さらに、上記した砥石成形後のホ
ーニングヘッドの砥石は、被研削砥石と同様な被研削材
の円筒内面に対し、第1の拡張圧より低い第2の拡張圧
で押圧しつつ摺動接触することにより、成形仕上げを行
うので、砥石の先端面は、ワークの円筒内面により馴染
んだものとなる。
【0005】
【0006】
【0007】第2に、第1のホーニングヘッドの砥石成
形方法において、被研削材の、ホーニングヘッドの砥石
との摺動接触面に硬質の窒化ホウ素を設けた。これによ
り、砥石の成形作業が効率よくなされ、被研削砥石が高
寿命化する。
形方法において、被研削材の、ホーニングヘッドの砥石
との摺動接触面に硬質の窒化ホウ素を設けた。これによ
り、砥石の成形作業が効率よくなされ、被研削砥石が高
寿命化する。
【0008】第3に、外周部に砥石を備えて回転かつ軸
方向移動可能なホーニングヘッドと、前記砥石が円周方
向に摺動接触し、前記砥石の角部を研削除去して砥石の
成形を行う被研削砥石とを備えた砥石成形装置におい
て、前記被研削砥石は、ホーニングヘッドによって加工
されるワークの円筒内面とほぼ同曲率の凹曲面を有して
円筒内面における円周方向の一部を形成し、かつ第1の
駆動機構により、前記ホーニングヘッドの砥石の先端面
に接触可能な突出位置と、先端面から離反する後退位置
との間を移動可能であり、前記被研削砥石とは円筒内面
における円周方向の別な一部を形成してワークと同材質
の被研削材を設け、この被研削材は、前記ワークの円筒
内面とほぼ同曲率の凹曲面を有し、かつ第2の駆動機構
により、前記ホーニングヘッドの砥石の先端面に接触可
能な突出位置と、先端面から離反する後退位置との間を
移動可能である。
方向移動可能なホーニングヘッドと、前記砥石が円周方
向に摺動接触し、前記砥石の角部を研削除去して砥石の
成形を行う被研削砥石とを備えた砥石成形装置におい
て、前記被研削砥石は、ホーニングヘッドによって加工
されるワークの円筒内面とほぼ同曲率の凹曲面を有して
円筒内面における円周方向の一部を形成し、かつ第1の
駆動機構により、前記ホーニングヘッドの砥石の先端面
に接触可能な突出位置と、先端面から離反する後退位置
との間を移動可能であり、前記被研削砥石とは円筒内面
における円周方向の別な一部を形成してワークと同材質
の被研削材を設け、この被研削材は、前記ワークの円筒
内面とほぼ同曲率の凹曲面を有し、かつ第2の駆動機構
により、前記ホーニングヘッドの砥石の先端面に接触可
能な突出位置と、先端面から離反する後退位置との間を
移動可能である。
【0009】上記構成によれば、第1の駆動機構を動作
させることで、被研削砥石を回転中のホーニングヘッド
の砥石に向けて接近させて突出位置とし、これによりホ
ーニングヘッドの砥石は、被研削砥石の円筒内面に対し
て摺動接触し、角部が研削除去されてその先端面は、ワ
ークの円筒内面に馴染んだ凸状の曲面となる。次に、被
研削砥石をホーニングヘッドの砥石から離反させるべく
第1の駆動機構を動作させ、これに続いて第2の駆動機
構を動作させることで、ワークと同材質の被研削材を回
転中のホーニングヘッドの砥石に向けて接近させて突出
位置とし、これによりホーニングヘッドの砥石は、被研
削材の円筒内面に対して摺動接触し、砥石の成形仕上げ
がなされる。
させることで、被研削砥石を回転中のホーニングヘッド
の砥石に向けて接近させて突出位置とし、これによりホ
ーニングヘッドの砥石は、被研削砥石の円筒内面に対し
て摺動接触し、角部が研削除去されてその先端面は、ワ
ークの円筒内面に馴染んだ凸状の曲面となる。次に、被
研削砥石をホーニングヘッドの砥石から離反させるべく
第1の駆動機構を動作させ、これに続いて第2の駆動機
構を動作させることで、ワークと同材質の被研削材を回
転中のホーニングヘッドの砥石に向けて接近させて突出
位置とし、これによりホーニングヘッドの砥石は、被研
削材の円筒内面に対して摺動接触し、砥石の成形仕上げ
がなされる。
【0010】第4に、第3の構成において、被研削砥石
の、ホーニングヘッドの砥石との摺動接触面に窒化ホウ
素を設けた。これにより、砥石の成形作業が効率よくな
され、被研削砥石が高寿命化する。
の、ホーニングヘッドの砥石との摺動接触面に窒化ホウ
素を設けた。これにより、砥石の成形作業が効率よくな
され、被研削砥石が高寿命化する。
【0011】
【発明の効果】第1の発明によれば、ホーニングヘッド
の砥石が、被研削砥石のワークと同形状の円筒内面に対
して摺動接触し、これにより砥石の角部が研削除去され
るので、砥石の先端面は、ワークの円筒内面に馴染んだ
凸状の曲面となり、砥石成形後のホーニング加工を精度
よく行うことができる。また、砥石はホーニングヘッド
に装着された状態で成形するので、成形作業時にて円周
方向のがたは発生せず、成形精度を向上させることがで
きる。さらに、上記した被研削砥石を用いた砥石の成形
作業に続き、この砥石を、ワークと同形状かつ同材質の
被研削材の円筒内面に対して摺動接触させるので、ホー
ニングヘッドの砥石の成形仕上げがなされ、これによ
り、砥石の先端面は、ワークの円筒内面により馴染んだ
ものとなる。また、成形作業の際には、砥石を第1の拡
張圧で被研削砥石の円筒内面に押圧し、これに続く成形
仕上げ作業の際には、第1の拡張圧より低い第2の拡張
圧で被研削材の円筒内面に押圧するので、効率よい成形
および成形仕上げがなされる。
の砥石が、被研削砥石のワークと同形状の円筒内面に対
して摺動接触し、これにより砥石の角部が研削除去され
るので、砥石の先端面は、ワークの円筒内面に馴染んだ
凸状の曲面となり、砥石成形後のホーニング加工を精度
よく行うことができる。また、砥石はホーニングヘッド
に装着された状態で成形するので、成形作業時にて円周
方向のがたは発生せず、成形精度を向上させることがで
きる。さらに、上記した被研削砥石を用いた砥石の成形
作業に続き、この砥石を、ワークと同形状かつ同材質の
被研削材の円筒内面に対して摺動接触させるので、ホー
ニングヘッドの砥石の成形仕上げがなされ、これによ
り、砥石の先端面は、ワークの円筒内面により馴染んだ
ものとなる。また、成形作業の際には、砥石を第1の拡
張圧で被研削砥石の円筒内面に押圧し、これに続く成形
仕上げ作業の際には、第1の拡張圧より低い第2の拡張
圧で被研削材の円筒内面に押圧するので、効率よい成形
および成形仕上げがなされる。
【0012】
【0013】
【0014】第2の発明によれば、被研削砥石の、ホー
ニングヘッドの砥石との摺動接触面に窒化ホウ素を設け
たので、砥石の成形作業が効率よくなされ、被研削砥石
の高寿命化を達成することができる。
ニングヘッドの砥石との摺動接触面に窒化ホウ素を設け
たので、砥石の成形作業が効率よくなされ、被研削砥石
の高寿命化を達成することができる。
【0015】第3の発明によれば、第1の駆動機構によ
り、被研削砥石を突出位置としてホーニングヘッドの砥
石の成形を行うことができ、第2の駆動機構により、被
研削材を突出位置としてホーニングヘッドの砥石の成形
仕上げを行うことができ、砥石成形とその後の成形仕上
げを短時間に行うことができる。
り、被研削砥石を突出位置としてホーニングヘッドの砥
石の成形を行うことができ、第2の駆動機構により、被
研削材を突出位置としてホーニングヘッドの砥石の成形
仕上げを行うことができ、砥石成形とその後の成形仕上
げを短時間に行うことができる。
【0016】第4の発明によれば、被研削砥石の、ホー
ニングヘッドの砥石との摺動接触面に窒化ホウ素を設け
た構成としたので、砥石の成形作業が効率よくなされ、
被研削砥石の高寿命化を図ることできる。
ニングヘッドの砥石との摺動接触面に窒化ホウ素を設け
た構成としたので、砥石の成形作業が効率よくなされ、
被研削砥石の高寿命化を図ることできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
面に基づき説明する。
【0018】図1は、ホーニングヘッド1の外周部に設
けられた複数の砥石3に対し、砥石成形用の円筒状の被
研削砥石5を用い、砥石3の被加工面に対する馴染みを
良くして砥石3の成形を行っている状態を示す正面断面
図で、図2は図1の平面断面図である。
けられた複数の砥石3に対し、砥石成形用の円筒状の被
研削砥石5を用い、砥石3の被加工面に対する馴染みを
良くして砥石3の成形を行っている状態を示す正面断面
図で、図2は図1の平面断面図である。
【0019】図3は、上記したホーニングヘッド1を用
いてワークWに設けた加工孔Hに対してホーニング加工
を行っている状態を示す断面図である。このホーニング
ヘッド1は、図示しないホーニング盤に設けたスピンド
ル7への取付部としてのシャンク9Sを上端部に設けた
円筒状のヘッド本体9を備えている。このヘッド本体9
の周方向には、複数のスリット11が適宜間隔に設けて
あり、各スリット11には、外側部に前述した砥石3を
備えた砥石シュー13が放射方向(径方向)へ移動可能
に設けてある。
いてワークWに設けた加工孔Hに対してホーニング加工
を行っている状態を示す断面図である。このホーニング
ヘッド1は、図示しないホーニング盤に設けたスピンド
ル7への取付部としてのシャンク9Sを上端部に設けた
円筒状のヘッド本体9を備えている。このヘッド本体9
の周方向には、複数のスリット11が適宜間隔に設けて
あり、各スリット11には、外側部に前述した砥石3を
備えた砥石シュー13が放射方向(径方向)へ移動可能
に設けてある。
【0020】なお、各砥石シュー13は、適宜に設けた
リング状のスプリング15の作用によって常に放射内方
向へ付勢されている。
リング状のスプリング15の作用によって常に放射内方
向へ付勢されている。
【0021】また、前記ヘッド本体9の外周面には、超
硬ガイドよりなる複数のガイド部材17が適宜間隔に設
けてあり、適数のガイド部材17には、ガイド部材17
の表面17Fと加工孔Hの円筒内面となる内周面HFと
の間隙(クリアランス)Cを測定するためのエアマイク
ロメータの測定部としてのエアノズル19が設けてあ
る。
硬ガイドよりなる複数のガイド部材17が適宜間隔に設
けてあり、適数のガイド部材17には、ガイド部材17
の表面17Fと加工孔Hの円筒内面となる内周面HFと
の間隙(クリアランス)Cを測定するためのエアマイク
ロメータの測定部としてのエアノズル19が設けてあ
る。
【0022】前記ヘッド本体9内には、ヘッド本体9の
軸方向へ移動可能なロッド21を内装しており、このロ
ッド21には、前記各砥石シュー13を放射外方向へ押
圧し拡開するための拡開テーパ部23が設けてある。ロ
ッド21の上端部はヘッド本体9のシャンク9S内に突
出しており、このロッド21に取付けたフランジ部25
とシャンク9Sとの間に弾装したスプリング27の作用
によって、ロッド21は常に上方向へ付勢保持されてい
る。
軸方向へ移動可能なロッド21を内装しており、このロ
ッド21には、前記各砥石シュー13を放射外方向へ押
圧し拡開するための拡開テーパ部23が設けてある。ロ
ッド21の上端部はヘッド本体9のシャンク9S内に突
出しており、このロッド21に取付けたフランジ部25
とシャンク9Sとの間に弾装したスプリング27の作用
によって、ロッド21は常に上方向へ付勢保持されてい
る。
【0023】上記のような構成において、ヘッド本体9
のシャンク9Sをホーニング盤のスピンドル7に装着し
た後、ホーニングヘッド1をワークWの加工孔H内に挿
入し、前記スピンドル7を回転させるとともに上下動
し、かつホーニング盤に設けた図示しない油圧シリンダ
において上下動可能なピストンロッド28によって前記
ロッド21を下降させることにより、各砥石シュー13
は拡開用テーパ部23の作用により、スプリング15に
抗して放射外方向へ移動される。各砥石シュー13が放
射外方向へ移動されて拡開されることにより、各砥石シ
ュー13に設けた砥石3が加工孔Hの内周面HFへ圧接
され、加工孔Hのホーニング加工が行われる。
のシャンク9Sをホーニング盤のスピンドル7に装着し
た後、ホーニングヘッド1をワークWの加工孔H内に挿
入し、前記スピンドル7を回転させるとともに上下動
し、かつホーニング盤に設けた図示しない油圧シリンダ
において上下動可能なピストンロッド28によって前記
ロッド21を下降させることにより、各砥石シュー13
は拡開用テーパ部23の作用により、スプリング15に
抗して放射外方向へ移動される。各砥石シュー13が放
射外方向へ移動されて拡開されることにより、各砥石シ
ュー13に設けた砥石3が加工孔Hの内周面HFへ圧接
され、加工孔Hのホーニング加工が行われる。
【0024】上記したようなホーニング加工を行う際に
は、加工孔Hの内径を測定するが、このときガイド部材
17に設けたエアノズル19から内周面HFへ向けてエ
アを噴出し、ガイド部材17の表面17Fと加工孔Hの
内周面HFとの間の間隙Cの変化に対応したエア圧の変
化を検出し、この検出値を、空気圧を電気信号に変換す
る図示しないA/E変換器によって電気信号に変換して
加工孔Hの内径値を算出する。
は、加工孔Hの内径を測定するが、このときガイド部材
17に設けたエアノズル19から内周面HFへ向けてエ
アを噴出し、ガイド部材17の表面17Fと加工孔Hの
内周面HFとの間の間隙Cの変化に対応したエア圧の変
化を検出し、この検出値を、空気圧を電気信号に変換す
る図示しないA/E変換器によって電気信号に変換して
加工孔Hの内径値を算出する。
【0025】上記したような内径測定を行いつつホーニ
ング加工を行う際には、加工孔Hの目標とする内径値と
同径の基準孔MHを備えたマスタリングMRの内径を、
上記したエアノズル19によって測定し、加工孔Hの内
径が基準孔MHの内径に対して許容寸法内となるまで加
工を継続する。
ング加工を行う際には、加工孔Hの目標とする内径値と
同径の基準孔MHを備えたマスタリングMRの内径を、
上記したエアノズル19によって測定し、加工孔Hの内
径が基準孔MHの内径に対して許容寸法内となるまで加
工を継続する。
【0026】上記のようにワークWに対してホーニング
加工を行うに当たり、ホーニングヘッド1の砥石3が新
規な状態のものについては、加工孔Hの内周面HFに対
する砥石3の馴染みを良くするために、前記図1に示し
た被研削砥石5を用いて砥石3の成形を行う。この被研
削砥石5は、金属製であって、ワークWとほぼ同形状の
円筒内面5Hを備えており、この円筒内面5H上には、
窒化ホウ素CBNを電着により被覆形成してある。
加工を行うに当たり、ホーニングヘッド1の砥石3が新
規な状態のものについては、加工孔Hの内周面HFに対
する砥石3の馴染みを良くするために、前記図1に示し
た被研削砥石5を用いて砥石3の成形を行う。この被研
削砥石5は、金属製であって、ワークWとほぼ同形状の
円筒内面5Hを備えており、この円筒内面5H上には、
窒化ホウ素CBNを電着により被覆形成してある。
【0027】砥石3の成形を行う場合には、図示しない
砥石成形機構の本体部に固定された被研削砥石5に対
し、ホーニングヘッド1を、前記図3に示したホーニン
グ盤と同様な支持機構に支持して、回転(図2中で矢印
A方向)および軸方向(図1中で上下方向)移動させ
る。このとき、ホーニングヘッド1においては、前記図
3で示した拡開テーパ部23の下降動作による砥石シュ
ー13の放射外方向への移動により、砥石3が被研削砥
石5に対して所定の拡張圧力で押圧している。
砥石成形機構の本体部に固定された被研削砥石5に対
し、ホーニングヘッド1を、前記図3に示したホーニン
グ盤と同様な支持機構に支持して、回転(図2中で矢印
A方向)および軸方向(図1中で上下方向)移動させ
る。このとき、ホーニングヘッド1においては、前記図
3で示した拡開テーパ部23の下降動作による砥石シュ
ー13の放射外方向への移動により、砥石3が被研削砥
石5に対して所定の拡張圧力で押圧している。
【0028】これにより、砥石3の先端面が、被研削砥
石5の円筒内面5Hに摺動接触し、砥石3に対する成形
作業、すなわち砥石3の角部を研削除去するるエッジ取
り処理がなされることになる。円筒内面5Hには硬質の
窒化ホウ素CBNが設けられているので、研削除去作業
は効率よくなされ、被研削砥石35として高寿命化も図
れることになる。ここで、上記被研削砥石5は、ワーク
Wの加工孔Hの内周面HFとほぼ同形状の円筒内面5H
を備えているので、角部が研削除去された砥石3の先端
表面は、ワークWの内周面HFに馴染んだ凸状の曲面と
なり、砥石成形後のワークWに対するホーニング加工を
精度よく行うことができる。
石5の円筒内面5Hに摺動接触し、砥石3に対する成形
作業、すなわち砥石3の角部を研削除去するるエッジ取
り処理がなされることになる。円筒内面5Hには硬質の
窒化ホウ素CBNが設けられているので、研削除去作業
は効率よくなされ、被研削砥石35として高寿命化も図
れることになる。ここで、上記被研削砥石5は、ワーク
Wの加工孔Hの内周面HFとほぼ同形状の円筒内面5H
を備えているので、角部が研削除去された砥石3の先端
表面は、ワークWの内周面HFに馴染んだ凸状の曲面と
なり、砥石成形後のワークWに対するホーニング加工を
精度よく行うことができる。
【0029】図4は、上記した被研削砥石5による砥石
3の成形終了後に、ワークWと同材質の被研削材31を
用いて砥石3の成形仕上げを行う状態を示した前記図2
に相当する平面図である。上記被研削材31は、被研削
砥石5と同様に、ワークWとほぼ同形状の円筒内面31
Hを備えており、ワークWが例えばエンジンの鋳鉄製シ
リンダブロックであれば、鋳鉄からなるライナ材で構成
する。
3の成形終了後に、ワークWと同材質の被研削材31を
用いて砥石3の成形仕上げを行う状態を示した前記図2
に相当する平面図である。上記被研削材31は、被研削
砥石5と同様に、ワークWとほぼ同形状の円筒内面31
Hを備えており、ワークWが例えばエンジンの鋳鉄製シ
リンダブロックであれば、鋳鉄からなるライナ材で構成
する。
【0030】被研削材31を用いて砥石3の成形仕上げ
を行う際には、被研削砥石5を用いた成形作業と同様
に、図示しない砥石成形機構の本体部に固定された状態
の被研削材31に対し、砥石3を放射外方向の円筒内面
31Hに向けて押圧しつつホーニングヘッド1を回転か
つ上下動させる。これにより、砥石3先端の凸状の曲面
が、被研削材31の円筒内面31Hに摺動接触し、成形
終了後の砥石3に対する成形仕上げがなされることにな
り、この結果、砥石3の先端面は、ワークWの内周面H
Fにより馴染んだものとなる。
を行う際には、被研削砥石5を用いた成形作業と同様
に、図示しない砥石成形機構の本体部に固定された状態
の被研削材31に対し、砥石3を放射外方向の円筒内面
31Hに向けて押圧しつつホーニングヘッド1を回転か
つ上下動させる。これにより、砥石3先端の凸状の曲面
が、被研削材31の円筒内面31Hに摺動接触し、成形
終了後の砥石3に対する成形仕上げがなされることにな
り、この結果、砥石3の先端面は、ワークWの内周面H
Fにより馴染んだものとなる。
【0031】また、砥石3は、ホーニングヘッド1に装
着された状態、つまりワークWに対する加工時と同じ条
件で成形および成形仕上げがなされるので、成形および
成形仕上げ作業時にて円周方向のがたは発生せず、成形
精度が向上としたものとなる。
着された状態、つまりワークWに対する加工時と同じ条
件で成形および成形仕上げがなされるので、成形および
成形仕上げ作業時にて円周方向のがたは発生せず、成形
精度が向上としたものとなる。
【0032】図5は、図2における砥石3の成形を工程
1(作業開始0から時間t1 まで)とし、図4における
砥石3の成形仕上げを工程2(時間t1 からt2 まで)
とした場合の、砥石3の被研削砥石5または被研削材3
1への押付け圧力(拡張圧P)の時間的変化を示したも
ので、拡張圧Pは、工程1で高く、工程2で低く設定し
てある。すなわち、成形工程1での拡張圧Pを第1の拡
張圧とすれば、成形仕上げ工程2での拡張圧Pは、第1
の拡張圧より低い第2の拡張圧となる。これにより、砥
石3に対し、効率よい成形および成形仕上げがなされ
る。
1(作業開始0から時間t1 まで)とし、図4における
砥石3の成形仕上げを工程2(時間t1 からt2 まで)
とした場合の、砥石3の被研削砥石5または被研削材3
1への押付け圧力(拡張圧P)の時間的変化を示したも
ので、拡張圧Pは、工程1で高く、工程2で低く設定し
てある。すなわち、成形工程1での拡張圧Pを第1の拡
張圧とすれば、成形仕上げ工程2での拡張圧Pは、第1
の拡張圧より低い第2の拡張圧となる。これにより、砥
石3に対し、効率よい成形および成形仕上げがなされ
る。
【0033】図6は、この発明の実施の他の形態に係わ
るものであり、図示しない砥石成形機構の本体部に固定
する円筒状のベース部材33に、ホーニングヘッド1の
砥石3に対する成形作業を行うための一対の被研削砥石
35と、成形後の砥石3の成形仕上げを行うための一対
の被研削材37とをそれぞれ設置したものである。
るものであり、図示しない砥石成形機構の本体部に固定
する円筒状のベース部材33に、ホーニングヘッド1の
砥石3に対する成形作業を行うための一対の被研削砥石
35と、成形後の砥石3の成形仕上げを行うための一対
の被研削材37とをそれぞれ設置したものである。
【0034】一対の被研削砥石35は、相互に対向して
配置され、ホーニングヘッド1によって加工されるワー
クWの内周面HFとほぼ同曲率の凹曲面を有して円筒内
面における円周方向の一部を形成しており、前記図2に
示した被研削砥石5と同様に、金属製であってその内周
面に窒化ホウ素CBNが電着により設けられている。一
方、一対の被研削材37も同様に、相互に対向して配置
され、ワークWの内周面HFとほぼ同曲率の凹曲面を有
して円筒内面における円周方向の他の一部を形成してお
り、前記図4に示した被研削材31と同様にワークWと
同材質で構成されている。
配置され、ホーニングヘッド1によって加工されるワー
クWの内周面HFとほぼ同曲率の凹曲面を有して円筒内
面における円周方向の一部を形成しており、前記図2に
示した被研削砥石5と同様に、金属製であってその内周
面に窒化ホウ素CBNが電着により設けられている。一
方、一対の被研削材37も同様に、相互に対向して配置
され、ワークWの内周面HFとほぼ同曲率の凹曲面を有
して円筒内面における円周方向の他の一部を形成してお
り、前記図4に示した被研削材31と同様にワークWと
同材質で構成されている。
【0035】一対の被研削砥石35は、ベース部材33
に形成された第1のガイド穴39内にて矢印D方向に移
動可能な第1のシュー41先端の凹状の曲面に固定さ
れ、第1のシュー41は、第1のロッド43を介して第
1の油圧シリンダ45に連結されている。二つの第1の
油圧シリンダ45は、第1の油圧供給部47から油圧が
供給されることで、被研削砥石35の被研削面を第1の
ガイド穴39の開口部に合わせて砥石3の成形動作を行
う突出位置と、被研削砥石35を第1のガイド穴39内
に入り込ませて成形動作を行わない後退位置との間を移
動させる。上記第1のシュー41,第1のロッド43,
第1の油圧シリンダ45よび第1の油圧供給部47によ
り、被研削砥石35を移動させる第1の駆動機構を構成
している。
に形成された第1のガイド穴39内にて矢印D方向に移
動可能な第1のシュー41先端の凹状の曲面に固定さ
れ、第1のシュー41は、第1のロッド43を介して第
1の油圧シリンダ45に連結されている。二つの第1の
油圧シリンダ45は、第1の油圧供給部47から油圧が
供給されることで、被研削砥石35の被研削面を第1の
ガイド穴39の開口部に合わせて砥石3の成形動作を行
う突出位置と、被研削砥石35を第1のガイド穴39内
に入り込ませて成形動作を行わない後退位置との間を移
動させる。上記第1のシュー41,第1のロッド43,
第1の油圧シリンダ45よび第1の油圧供給部47によ
り、被研削砥石35を移動させる第1の駆動機構を構成
している。
【0036】一方、一対の被研削材37は、ベース部材
33に形成された第2のガイド穴49内にて矢印E方向
に移動可能な第2のシュー51先端の凹状の曲面に固定
され、第2のシュー51は、第2のロッド53を介して
第2の油圧シリンダ55に連結されている。二つの第2
の油圧シリンダ55は、第2の油圧供給部57から油圧
が供給されることで、被研削材37の被研削面を第2の
ガイド穴49の開口部に合わせて砥石3の成形仕上げ動
作を行う突出位置と、被研削材37を第2のガイド穴4
9内に入り込ませて成形仕上げ動作を行わない後退位置
との間を移動させる。上記第2のシュー51,第2のロ
ッド53,第2の油圧シリンダ55および第2の油圧供
給部57により、被研削材37を移動させる第2の駆動
機構を構成している。
33に形成された第2のガイド穴49内にて矢印E方向
に移動可能な第2のシュー51先端の凹状の曲面に固定
され、第2のシュー51は、第2のロッド53を介して
第2の油圧シリンダ55に連結されている。二つの第2
の油圧シリンダ55は、第2の油圧供給部57から油圧
が供給されることで、被研削材37の被研削面を第2の
ガイド穴49の開口部に合わせて砥石3の成形仕上げ動
作を行う突出位置と、被研削材37を第2のガイド穴4
9内に入り込ませて成形仕上げ動作を行わない後退位置
との間を移動させる。上記第2のシュー51,第2のロ
ッド53,第2の油圧シリンダ55および第2の油圧供
給部57により、被研削材37を移動させる第2の駆動
機構を構成している。
【0037】上記図6の構成において、砥石3を放射外
方向に向けて押圧しつつホーニングヘッド1を回転かつ
上下動させた状態で、被研削砥石35を用いて砥石3の
成形を行う際には、被研削砥石35を図6で示す突出位
置として砥石3に接触可能とする一方、被研削材37を
第2のガイド穴49内に入り込ませて砥石3の先端面か
ら離反する後退位置とした状態で行う。
方向に向けて押圧しつつホーニングヘッド1を回転かつ
上下動させた状態で、被研削砥石35を用いて砥石3の
成形を行う際には、被研削砥石35を図6で示す突出位
置として砥石3に接触可能とする一方、被研削材37を
第2のガイド穴49内に入り込ませて砥石3の先端面か
ら離反する後退位置とした状態で行う。
【0038】ここで、砥石3はホーニングヘッド1の円
周方向等間隔に6個設けられており、この6個の砥石3
は、前記図3に示したように、拡開テーパ部23によっ
て同時に放射外方向に拡張され、かつスプリング15に
よって同時に放射内方向に常に付勢されている。これに
対して相互に対向する位置にある二つの被研削砥石35
それぞれは、円筒内面における円周方向のほぼ1/4の
領域を占めているので、6個の砥石3のうちの少なくと
も1個は、ホーニングヘッド1の回転位置に影響されず
に、常に被研削砥石35を押圧していることになる。
周方向等間隔に6個設けられており、この6個の砥石3
は、前記図3に示したように、拡開テーパ部23によっ
て同時に放射外方向に拡張され、かつスプリング15に
よって同時に放射内方向に常に付勢されている。これに
対して相互に対向する位置にある二つの被研削砥石35
それぞれは、円筒内面における円周方向のほぼ1/4の
領域を占めているので、6個の砥石3のうちの少なくと
も1個は、ホーニングヘッド1の回転位置に影響されず
に、常に被研削砥石35を押圧していることになる。
【0039】この結果、図6の状態で被研削材37に対
向した位置にある砥石(図6では3(P)の符号を付し
てある)が、図6の状態からさらに前方に突出すること
はなく、前記砥石3(P)が、ホーニングヘッド1の回
転によって被研削砥石35に達する際に、第2のガイド
穴49の開口部の周縁に引っ掛かることはなく、ホーニ
ングヘッド1の回転を妨げることなく砥石3が被研削砥
石35に摺動接触して成形がなされる。
向した位置にある砥石(図6では3(P)の符号を付し
てある)が、図6の状態からさらに前方に突出すること
はなく、前記砥石3(P)が、ホーニングヘッド1の回
転によって被研削砥石35に達する際に、第2のガイド
穴49の開口部の周縁に引っ掛かることはなく、ホーニ
ングヘッド1の回転を妨げることなく砥石3が被研削砥
石35に摺動接触して成形がなされる。
【0040】上記のようにして砥石3の成形を行った後
は、被研削材37を用いて砥石3の成形仕上げを行う
が、この場合には、被研削砥石35を後退位置とする一
方、被研削材37を、砥石3の成形時における被研削砥
石35と同様に突出位置とすることで、ホーニングヘッ
ド1の回転を妨げることなく、砥石3が被研削材37に
摺動接触して成形仕上げがなされることになる。
は、被研削材37を用いて砥石3の成形仕上げを行う
が、この場合には、被研削砥石35を後退位置とする一
方、被研削材37を、砥石3の成形時における被研削砥
石35と同様に突出位置とすることで、ホーニングヘッ
ド1の回転を妨げることなく、砥石3が被研削材37に
摺動接触して成形仕上げがなされることになる。
【0041】上記した図6の場合においても、被研削砥
石35および被研削材37の内周面がワークWの内周面
HFとほぼ同曲率となっているので、成形および成形仕
上げにより砥石3の先端面は、ワークWの内周面HFに
馴染んだ凸状の曲面となり、砥石成形後のワークWに対
するホーニング加工を精度よく行うことができるなど前
記図1、図2および図4に示した例と同様の効果が得ら
れる。さらに図6の例では、一つのベース部材33に組
み込んだ被研削砥石35および被研削材37により、砥
石3の成形から成形仕上げまで連続して行えるので、こ
れらの作業が短時間に行うことができる。
石35および被研削材37の内周面がワークWの内周面
HFとほぼ同曲率となっているので、成形および成形仕
上げにより砥石3の先端面は、ワークWの内周面HFに
馴染んだ凸状の曲面となり、砥石成形後のワークWに対
するホーニング加工を精度よく行うことができるなど前
記図1、図2および図4に示した例と同様の効果が得ら
れる。さらに図6の例では、一つのベース部材33に組
み込んだ被研削砥石35および被研削材37により、砥
石3の成形から成形仕上げまで連続して行えるので、こ
れらの作業が短時間に行うことができる。
【0042】なお、図1および図6の例で被研削砥石5
および35として、金属の表面に窒化ホウ素を電着した
構成に代え、アルミナ(Al2 O3 )を用いてもよい。
および35として、金属の表面に窒化ホウ素を電着した
構成に代え、アルミナ(Al2 O3 )を用いてもよい。
【図1】この発明の実施の一形態に係わる砥石成形動作
を示す正面断面図である。
を示す正面断面図である。
【図2】図1の平面断面図である。
【図3】砥石を備えたホーニングヘッドによるホーニン
グ加工動作を示す正面断面図である。
グ加工動作を示す正面断面図である。
【図4】図1および図2の成形動作に続く成形仕上げ動
作を示す平面断面図である。
作を示す平面断面図である。
【図5】砥石成形動作および砥石成形仕上げ動作時での
砥石の拡張圧力を示す説明図である。
砥石の拡張圧力を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の他の形態を示す平面断面図で
ある。
ある。
W ワーク
HF 内周面
CBN 窒化ホウ素
1 ホーニングヘッド
3 砥石
5 被研削砥石
5H,31H 円筒内面
31 被研削材
41 第1のシュー(第1の駆動機構)
43 第1のロッド(第1の駆動機構)
45 第1の油圧シリンダ(第1の駆動機構)
47 第1の油圧供給部(第1の駆動機構)
51 第2のシュー(第2の駆動機構)
53 第2のロッド(第2の駆動機構)
55 第2の油圧シリンダ(第2の駆動機構)
57 第2の油圧供給部(第2の駆動機構)
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−88756(JP,A)
特開 平7−96462(JP,A)
特開 昭55−54178(JP,A)
実開 昭58−102047(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B24B 33/00 - 33/10
B24B 53/00
Claims (4)
- 【請求項1】 ホーニングヘッドの外周部に設けた使用
前の新規な砥石を、前記ホーニングヘッドにより加工す
るワークとほぼ同形状の円筒内面を備えた被研削砥石の
前記円筒内面に第1の拡張圧で押圧しつつ、前記ホーニ
ングヘッドと前記被研削砥石とを相対回転させて、前記
砥石と被研削砥石との摺動接触により、前記砥石の角部
を研削除去して砥石の成形を行い、続いて前記被研削砥
石と同様な円筒内面を備えてワークと同材質の被研削材
の前記円筒内面に、前記ホーニングヘッドの新規な砥石
を、前記第1の拡張圧より低い第2の拡張圧により押圧
しつつ、ホーニングヘッドと前記被研削材とを相対回転
させて、前記砥石と被研削材との摺動接触により、前記
被研削砥石による砥石成形後の成形仕上げを行うことを
特徴とするホーニングヘッドの砥石成形方法。 - 【請求項2】 被研削砥石の、ホーニングヘッドの砥石
との摺動接触面に窒化ホウ素を設けたことを特徴とする
請求項1記載のホーニングヘッドの砥石成形方法。 - 【請求項3】 外周部に砥石を備えて回転かつ軸方向移
動可能なホーニングヘッドと、前記砥石が円周方向に摺
動接触し、前記砥石の角部を研削除去して砥石の成形を
行う被研削砥石とを備えた砥石成形装置において、前記
被研削砥石は、ホーニングヘッドによって加工されるワ
ークの円筒内面とほぼ同曲率の凹曲面を有して円筒内面
における円周方向の一部を形成し、かつ第1の駆動機構
により、前記ホーニングヘッドの砥石の先端面に接触可
能な突出位置と、先端面から離反する後退位置との間を
移動可能であり、前記被研削砥石とは円筒内面における
円周方向の別な一部を形成してワークと同材質の被研削
材を設け、この被研削材は、前記ワークの円筒内面とほ
ぼ同曲率の凹曲面を有し、かつ第2の駆動機構により、
前記ホーニングヘッドの砥石の先端面に接触可能な突出
位置と、先端面から離反する後退位置との間を移動可能
であることを特徴とするホーニングヘッドの砥石成形装
置。 - 【請求項4】 被研削砥石の、ホーニングヘッドの砥石
との摺動接触面に窒化ホウ素を設けたことを特徴とする
請求項3記載のホーニングヘッドの砥石成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9560996A JP3405057B2 (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | ホーニングヘッドの砥石成形方法および砥石成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9560996A JP3405057B2 (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | ホーニングヘッドの砥石成形方法および砥石成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09277156A JPH09277156A (ja) | 1997-10-28 |
JP3405057B2 true JP3405057B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=14142302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9560996A Expired - Fee Related JP3405057B2 (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | ホーニングヘッドの砥石成形方法および砥石成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3405057B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4980759B2 (ja) * | 2007-03-22 | 2012-07-18 | 富士重工業株式会社 | 電解ドレッシング研削方法及び電解ドレッシング研削装置 |
JP4996299B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2012-08-08 | 富士重工業株式会社 | 円筒内周面のホーニング装置 |
JP5005483B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2012-08-22 | 富士重工業株式会社 | 円筒内周面のホーニング装置及び円筒内周面のホーニング方法 |
JP6529169B2 (ja) * | 2015-08-18 | 2019-06-12 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
US10286519B2 (en) | 2015-08-18 | 2019-05-14 | Makita Corporation | Power tool |
CN118559597B (zh) * | 2024-08-05 | 2024-11-05 | 江苏海川智能科技有限公司 | 珩磨设备、在线测径珩磨头和珩磨方法 |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP9560996A patent/JP3405057B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09277156A (ja) | 1997-10-28 |
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---|---|---|---|
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