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JP3497874B2 - 歩行機能回復訓練支援装置 - Google Patents

歩行機能回復訓練支援装置

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Publication number
JP3497874B2
JP3497874B2 JP25637693A JP25637693A JP3497874B2 JP 3497874 B2 JP3497874 B2 JP 3497874B2 JP 25637693 A JP25637693 A JP 25637693A JP 25637693 A JP25637693 A JP 25637693A JP 3497874 B2 JP3497874 B2 JP 3497874B2
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JP25637693A
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猛 広瀬
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株式会社シー.シー.エス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下肢機能が低下した障害
者の歩行機能回復リハビリテーションに有用な歩行機能
回復訓練支援装置に関し、特に、患者の身長や姿勢に応
じた身体支持具の調節作業を不要にし、且つ、直線運動
を容易にすると共に、患者の転倒を確実に防ぐようにし
た歩行機能回復訓練支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、交通事故や脳障害、或いはその他
の原因による下肢機能低下により歩行訓練を必要とする
患者に対しては、PT(作業療法士)や、看護婦等の手
助けのもとに、傾斜台の訓練から始まり平行棒、歩行
器、そして松葉杖に至る段階的訓練を一般的に行ってい
る。
【0003】しかし、このような一般的な訓練には、P
Tをはじめ多数の人手と時間を必要とする。また、医療
スタッフの数に限りがあるため、十分な訓練を行うこと
ができないという問題がある。
【0004】そこで、最近では僅かな筋力で歩行訓練が
実施でき、且つ、多くの人手を必要としない歩行訓練装
置が普及してきており、例えば、本出願人によって特願
平4−224787号として提案されている。
【0005】この歩行訓練装置は、中心軸を有した回転
機構部と、これに支持されてその周囲で水平回転する水
平棒部材と、水平棒部材の一端に設けられた身体支持具
と、水平棒部材の他端に設けられたバランスウェイトを
有し、水平棒部材に少なくとも2つの関節を設けて構成
されている。
【0006】このような構成では、関節を介して水平棒
部材の一部や身体支持具を任意の方向に変えられるた
め、円運動の他に直線運動やその他の運動等といったバ
リエーションに富んだ歩行訓練を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の歩行訓
練装置によると、水平棒部材の各部と身体支持具は各々
回転方向に対してのみ変位するようになっているため、
例えば、身体支持具が水平棒部材の支点の高さと異なっ
た高さになると、水平棒部材から身体支持具にかけて直
線状に傾斜してしまう。このため、身体支持具を患者の
身長や、姿勢(例えば、座位や立位)が変わる度に水平
に調節しなくてはならなく、その調節作業が障害者にと
っては煩雑であり、また、患者だけで調節をすることが
難しく、特に、片麻痺障害者等の重度障害者ではそれが
顕著になる。また、水平棒部材が直線状に傾斜した状態
においては、各関節で水平棒部材の各部を変位させるこ
とが難しく、直線運動やその他、関節を使った運動が非
常に困難,或いは不可能となる。
【0008】また、回転機構部は無負荷の状態で回転す
るようになっているため、例えば、患者が後転したとき
にはそのまま後方に回転してしまい、患者の転倒を阻止
することができない。このため、患者に骨折や打撲等と
いった怪我を負わせる恐れがある。更に、前方への歩行
時にも同様な問題が生じると共に、軽度の障害者に対し
て筋力増強等の用途に適用することができないという問
題がある。
【0009】従って、本発明の目的は患者の身長や姿勢
に応じて身体支持具を調節するといった煩雑な作業を不
要にし、且つ、直線運動を容易にすることができる歩行
機能回復訓練支援装置を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は患者の転倒を確実に防
ぐ共に、前方への歩行時に筋力増強等を図ることができ
る歩行機能回復訓練支援装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、患者の身長や姿勢に応じて身体支持具を調節すると
いった煩雑な作業を不要にするため、垂直支柱に支持さ
れたアーム手段と、アーム手段の一端に設けられた身体
支持手段と、アーム手段の他端に設けられたカウンター
ウェイト手段を備え、アーム手段を垂直支柱に平行関係
を維持しながら支持される一対の水平・傾斜アームと、
一対の水平・傾斜アームの両端でその間に回転自在に設
けられる一対の垂直軸より構成し、身体支持手段を一対
の垂直軸の1つに水平に維持しながら固定した歩行機能
回復訓練支援装置を提供するものである。
【0012】また、上記目的に加えて直線運動を容易に
し、更に、患者の転倒を確実に防ぐと共に前方への歩行
時に筋力増強等を図るため、両方向に回転する垂直支柱
に支持されたアーム手段と、アーム手段の一端に設けら
れた身体支持手段と、アーム手段の他端に設けられたカ
ウンターウェイト手段と、身体支持手段の回転方向と反
対方向の垂直支柱の回転を制動し、身体支持手段の回転
方向の垂直支柱の回転に所定の負荷を付与する制動負荷
手段を備え、アーム手段を垂直支柱に平行関係を維持し
ながら支持される一対の水平・傾斜アームと、一対の水
平・傾斜アームの両端でその間に回転自在に設けられる
一対の垂直軸より構成し、身体支持手段を一対の垂直軸
の1つに水平に維持しながら固定した歩行機能回復訓練
支援装置を提供するものである。
【0013】上記制動負荷手段は、垂直支柱,或いは垂
直支柱を回転自在に支持する固定ベースに設けられたプ
ーリーと、固定ベース,或いは垂直支柱に設けられ、プ
ーリーの外周溝に巻回されて一端が固定されていると共
に他端がスプリングを介して固定されたベルト手段より
構成され、垂直支柱がスプリングの伸長方向に回転した
とき、プーリーの外周溝と前記ベルト手段の摩擦抵抗に
よって垂直支柱の回転に所定の負荷を付与し、垂直支柱
がスプリングの短縮方向に回転したとき、プーリーの外
周溝にベルト手段が喰い込んで身体支持手段の回転方向
と反対方向の垂直支柱の回転を制動するようになってい
る。この他にラチェット機構を制動手段として、また、
垂直支柱の回転面を押圧するブレーキシューを負荷手段
として両者を組み合わせて適用することもできる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の歩行機能回復訓練支援装置に
ついて添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1,図2,及び図3には、本発明の一実
施例の歩行機能回復訓練支援装置の全体構造が示されて
いる。この歩行機能回復訓練支援装置は、固定ベース1
0上で両方向に回転する回転支柱部50と、回転支柱部
50に回転的に支持されたアーム部23と、アーム部2
3の一端に設けられ、後述する身体支持具が取り付けら
れる身体支持具取付部28と、アーム部23の他端に設
けられた円形状のカウンターウェイト22と、身体支持
具の回転方向と反対方向の回転を規制し、身体支持具の
回転方向の回転に所定の負荷を付与する制動負荷機構部
29を備えて構成されている。
【0016】固定ベース10は、略円形の固定盤11
と、その底面に取り付けられた移動用のキャスター12
と、ハンドル13で高さ調節を行うことにより、床面と
の接触を図って装置全体を固定する固定脚14と、固定
盤11上で回転支柱部31を回転自在に支持する固定軸
(後述)より構成されている。
【0017】回転支柱部50は、回転軸15を有した回
転盤16と、回転盤16上に垂直に設けられた垂直支柱
31、及びカバー体17と、ハンドル18の操作によっ
て前後して、カウンターウェイト22、つまり、アーム
部23の後端の降下位置を調節するストッパー18Aを
有して構成されている。
【0018】アーム部23は、垂直支柱31の一対の支
点に平行関係を維持しながら支持される一対の水平・傾
斜アーム23A,23Bと、一対の水平・傾斜アーム2
3A,23Bの一端に回転軸32を介して設けられた軸
受26と、当該軸受26に軸支された垂直軸27と、一
対の水平・傾斜アーム23A,23Bの他端に設けられ
た垂直アーム(カウンターウェイトによって視認できな
い)と、これに取り付けられたカウンターウェイト22
と、垂直軸27に設けられた前述の身体支持具取付部2
8より構成されている。
【0019】水平・傾斜アーム23Aは、その上面に延
設されたスライドバー24と、当該スライドバー24を
スライドして任意の位置で固定されるバランスウェイト
25を有している。すなわち、バランスウェイト25
は、スライドバー24の範囲で移動することにより、カ
ウンターウェイト22の重力にバランスする患者の懸垂
力が調整できるようになっている。
【0020】水平・傾斜アーム23Bは、その後端にボ
ルト21で接続された一対の当接板19を有している。
当接板19は、カウンターウェイトの役目も果たすよう
になっており、カバー体17の内部に配置された支点を
中心に水平・傾斜アーム23Bの後端の回転移動に追従
するようになっている。この当接板19と水平・傾斜ア
ーム23Bの接続(ボルト締結)は、スリット20の任
意の位置で行うことができ、ストッパー18Aと共働し
てアーム部23の降下位置が任意に調整できるようにな
っている。
【0021】図4には、アーム部23の具体的な構造が
示されている。すなわち、垂直支柱31に支点30A,
30Bを介して一対の水平・傾斜アーム23A,23B
が支持されており、水平・傾斜アーム23A,23Bの
一端に回転軸32を介して回転自在に軸受26が設けら
れ、その軸受26に垂直軸27が回転できるように軸支
されている。一方、水平・傾斜アーム23A,23Bの
他端には回転軸33を介して垂直アーム34が回転自在
に設けられている。このような構成では、アーム部23
が水平,或いは傾斜の何れの姿勢を取っても、二点鎖線
に示すように、垂直軸27と垂直アーム34は垂直状態
を維持し、また、水平・傾斜アーム23A,23Bは平
行関係を維持するようになっている。
【0022】図5,図6,及び図7には、制動負荷機構
部29の構成が示されている。すなわち、固定盤11に
設けられた固定軸35に回転盤16の回転軸15が係合
しており、回転支柱部50は固定軸35を中心に無負荷
の状態で回転するが、このとき身体支持具の回転方向、
つまり、患者の歩行方向と反対方向の回転を制動し、身
体支持具の回転方向の回転に所定の負荷を付与するよう
に構成されている。
【0023】具体的には、固定軸35の外周に設けられ
たプーリー36と、プーリー36の外周溝36A,36
Bに巻回されるVベルト37A,37Bと、回転盤16
に設けられ、Vベルト37A,37Bの一端が固定され
るベルト固定軸43と、回転盤16に支点42を介して
回転自在に設けられたスプリングバー40A,40B
と、スプリングバー40A,40Bの先端部から固定盤
11に向けて垂直に突出し、スプリング38を介してV
ベルト37A,37Bの他端がそれぞれ固定される連結
棒39と、スプリング38の長さを調節するダブルナッ
ト44と、スプリングバー40を回転盤16の任意の位
置に固定するプランジャー41より構成されている。
【0024】Vベルト37A,37Bは、図6に示すよ
うに、プーリー36の外周溝36A,36Bに巻回され
た状態で一端がプーリー36の中心延長線上のベルト固
定軸43に、また、他端がベルト固定軸43の両側にそ
れぞれ配置されたスプリングバー40の連結棒(スプリ
ングバー40によって視認できない)39にそれぞれ接
続された構成を有している。
【0025】スプリングバー40A,40Bは、スプリ
ング38の張りを調整するもので、図7に示す点線位置
と実線位置の範囲でスプリング38と反対方向に回動す
るとスプリング38の張りを強くし、これと反対方向に
回動するとスプリング38の張りを弱くする。このと
き、最もプーリー36に近い位置まで回動させると、V
ベルト37A,37Bとプーリー36の外周溝36A,
36Bの接触が解かれるようになっている。
【0026】ここで、制動負荷機構部29の機能を説明
する。例えば、図6において回転盤16が矢印A方向に
回転する場合には、予めスプリングバー40Aを最もプ
ーリー36に近い位置まで回動させ、Vベルト37Aが
プーリー36の外周溝36Aに接触しないようにしてお
く。このような状態において患者の歩行によって回転盤
16が矢印A方向に回転すると、回転盤16にベルト固
定軸43とスプリングバー40Bを介して固定されたV
ベルト37Bが同時に回転し、スプリング38の伸長に
応じた量だけVベルト37Bがプーリー36の外周溝3
6Bに喰い込んで所定の摩擦抵抗、すなわち、負荷を発
生させる。一方、患者の転倒等によって回転盤16が矢
印B方向に回転すると、スプリング38が作用しなくな
るため、Vベルト37Bがプーリー36の外周溝36B
に深く喰い込んで外周溝36B上でのVベルト37Bの
摺動を停止させるようになっている。また、逆方向に歩
行訓練を行う場合もスプリングバー40A,40Bの関
係を逆転させれば同様に行われる。
【0027】図8には、本発明の一実施例の使用形態、
すなわち、アーム部23の先端の身体支持具取付部28
に身体支持具を取り付けた状態が示されている。この使
用例においては、身体支持具取付部28に水平アーム5
1を介して身体支持具53が取り付けられている。
【0028】身体支持具53は、患者の脇を支持する脇
支持部54と、患者が把持する把持部55を有して構成
され、水平アーム51に対して関節52を介して取り付
けられている。
【0029】以下、本発明の動作について説明する。ま
ず、患者の障害度に応じて患者の懸垂力(浮力)を決定
し、例えば、重度の障害をもつ患者の場合には、スライ
ドバー24の後端側にバランスウェイト25をスライド
させて、身体支持具53に与えられる支持力(懸垂力)
を大にし、また、軽度の障害をもつ患者の場合には、ス
ライドバー24の前端側にバランスウェイト25をスラ
イドさせて、身体支持具53に与えられる支持力を小に
する。
【0030】次に、患者が身体支持具53の近傍まで車
椅子等で接近すると、ハンドル18でストッパー18A
の突出量を調節すると共に、スリット21の所定の位置
に当接板19と水平・傾斜アーム23Bの接続部をボル
ト20で固定して、アーム部23の後端の降下位置、つ
まり、身体支持具53が上昇したときの高さを患者に応
じて調節する。具体的には患者支持具53が上昇したと
き、脇支持部54が患者の脇の下より高くならないよう
にする。
【0031】この後、図9に示すように、患者は身体支
持具53を降下させた状態で車椅子等から身体支持具5
3に乗り換える。このとき、患者支持具53は水平状態
でアーム部23に支持されているため、患者によって身
体支持具53を水平に調節する必要はない。
【0032】そして、患者は脇の下に身体支持具53の
脇支持部54を挟み込み、同時に把持部55を把持して
図9の姿勢(座位)から図8の姿勢(立位)を取る。こ
のときも患者支持具53は水平状態でアーム部23に支
持されているため、身体支持具53を水平に調節する必
要はない。一方、この状態では、アーム部23を介して
カウンターウェイト22から所定の懸垂力が患者に与え
られ、患者の体重負荷が軽減される。そして、患者はア
ーム23を垂直支柱31と共に回転させつつ歩行訓練を
開始する。
【0033】歩行訓練において、患者が図6の矢印A方
向に回転するとき、歩行訓練を開始する前にスプリング
バー40Aを最もプーリー36に近い位置まで回動させ
ると共にプランジャー41で固定して、プーリー36の
外周溝36AとVベルト37Aが接触しないようにして
おく。そして、患者が矢印A方向に回転すると、回転盤
16にベルト固定軸43とスプリングバー40Bを介し
て固定されたVベルト37Bが同時に回転し、スプリン
グ38の伸長に応じた量だけVベルト37Bがプーリー
36の外周溝36Bに喰い込んで所定の摩擦抵抗、すな
わち、負荷を発生させる。このため、患者は歩行訓練の
開始時にアーム部23が急回転して前方に転倒するのを
防げると共に歩行時に筋力増強等を図ることができる。
一方、患者が後転しそうになったときには、回転盤16
が矢印B方向に回転し、Vベルト37Bがプーリー36
の外周溝36Bに深く喰い込んで外周溝36B上でのV
ベルト37Bの摺動が停止される。このため、患者の歩
行方向と反対方向へのアーム部23の回転が停止され、
患者は身体支持具53によって支持されて後転が防がれ
る。
【0034】ここで、歩行訓練は円軌跡を描いて行って
も良いが、アーム23の先端、すなわち、一対の水平・
傾斜アーム23A,23Bの先端でその間に軸受32を
介して回転自在に設けられた垂直軸27,及び水平アー
ム51の先端に設けられた関節52を介して水平アーム
51と身体支持具53を変位させることより、直線的な
歩行訓練,或いはジグザク状やその他の運動を行うこと
ができる。このとき、アーム部23が如何なる姿勢を取
っても、水平アーム51は垂直軸27に対し、また、身
体支持具53は水平アーム51に対し常に水平に支持さ
れているため、これらの変位を円滑に行うことができ
る。
【0035】一方、歩行訓練以外の歩行機能回復訓練と
して、例えば、屈伸運動等の垂直方向の運動を行う場合
には、例えば、図10,及び図11に示すように、アー
ム部23の身体支持具取付部28に直接、身体支持具5
3を取り付けても良い。この場合も身体支持具53の水
平状態はアーム部23の姿勢に関わらず常に維持され
る。
【0036】図12,及び図13には、本発明の第2の
実施例として、制動負荷機構部の構成が示されている。
この制動負荷機構部は、制動機構部と負荷機構部を組み
合わせて構成され、制動機構部としては回転盤16の裏
面に設けられて回転盤16と同期して回転する歯車体5
6,及びこの歯車体56に噛合して歩行方向と反対方向
の歯車体56の回転を制動する2つの噛合ピン57A,
57Bより成るラチェット機構より構成されている。ま
た、負荷機構部としては回転盤16に当接した複数のブ
レーキシュー58と、固定盤11から挿入され、ハンド
ル60によってブレーキシュー58に所定の圧力を付加
する回転軸59より構成されている。このような構成で
も前述した第1の実施例と同様、患者の歩行方向と反対
方向の回転を制動し、患者の回転方向の回転に所定の負
荷を付与することができる。
【0037】図14,及び図15には、本発明の第3の
実施例の外観が示されている。この実施例では、固定ベ
ース10に溶接等によって直接、垂直支柱31,及びカ
バー体17を固定しており、屈伸運動等の垂直方向のみ
の運動に限定して構成の簡素化を図っている。この実施
例においても、アーム部23が如何なる姿勢を取っても
身体支持具53を常に水平に維持することができ、患者
の姿勢に応じた身体支持具53の調節を不要にすること
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の歩行機能回
復訓練支援装置によると、垂直支柱に支持されたアーム
手段と、アーム手段の一端に設けられた身体支持手段
と、アーム手段の他端に設けられたカウンターウェイト
手段を備え、アーム手段を垂直支柱に平行関係を維持し
ながら支持される一対の水平・傾斜アームと、一対の水
平・傾斜アームの両端でその間に回転自在に設けられる
一対の垂直軸より構成し、身体支持手段を一対の垂直軸
の1つに水平に維持しながら固定したため、患者の身長
や姿勢に応じて身体支持具を調節するといった煩雑な作
業を不要にすることができる。また、上記構成に加えて
垂直支柱を両方向に回転できるようにし、且つ、身体支
持手段の回転方向と反対方向の垂直支柱の回転を制動
し、身体支持手段の回転方向の垂直支柱の回転に所定の
負荷を付与する制動負荷手段を設けるようにすると、直
線運動を容易にし、更に、患者の転倒を確実に防ぐと共
に前方への歩行時に筋力増強等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観図。
【図2】本発明の一実施例を示す外観図。
【図3】本発明の一実施例を示す外観図。
【図4】一実施例に係るアーム部を示す説明図。
【図5】一実施例に係る制動負荷機構部を示す側面図。
【図6】一実施例に係る制動負荷機構部の上面図。
【図7】一実施例に係るスプリングバーを示す平面図。
【図8】一実施例に係る使用形態を示す説明図。
【図9】一実施例に係る使用形態を示す説明図。
【図10】一実施例に係る他の使用形態を示す説明図。
【図11】一実施例に係る他の使用形態を示す説明図。
【図12】本発明の第2の実施例に係る制動付加機構部
を示す平面図。
【図13】本発明の第2の実施例に係る制動付加機構部
を示す側面図。
【図14】本発明の第3の実施例を示す外観図。
【図15】本発明の第3の実施例を示す外観図。
【符号の説明】
10 固定ベース 11 固
定盤 12 キャスター 13 ハ
ンドル 14 固定脚 15 回
転軸 16 回転盤 17 カ
バー体 18 ハンドル 18A ス
トッパー 19 当接板 20 ボ
ルト 21 スリット 22 カ
ウンターウェイト 23 アーム部 23A,23B 水平・傾斜アーム 24 ス
ライドバー 25 バランスウェイト 26 軸
受 27 垂直軸 28 身
体支持具取付部 29 制動負荷機構部 30A,3
0B 支点 31 垂直支柱 32 回
転軸 33 回転軸 34 垂
直アーム 35 固定軸 36 プ
ーリー 36A,36B 外周溝 37A,3
7B Vベルト 38 スプリング 39 連
結棒 40(40A,40B) スプリングバー 41 プランジャー 42 支
点 43 ベルト固定軸 44 ダ
ブルナット 50 アーム部 51 水
平アーム 52 関節 53 身
体支持具 54 脇支持部 55 把
持部 56 歯車体 57A,5
7B 噛合ピン 58 ブレーキシュー 59 回
転軸 60 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 1/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直支柱に支持されたアーム手段と、 前記アーム手段の一端に設けられた身体支持手段と、 前記アーム手段の他端に設けられたカウンターウェイト
    手段を備え、 前記アーム手段は、前記垂直支柱に平行関係を維持しな
    がら支持される一対の水平・傾斜アームと、前記一対の
    水平・傾斜アームの両端でその間に回転自在に設けられ
    る一対の垂直軸より構成され、 前記身体支持手段は、前記一対の垂直軸の1つに水平に
    維持されながら固定される構成を有することを特徴とす
    る歩行機能回復訓練支援装置。
  2. 【請求項2】 両方向に回転する垂直支柱に支持された
    アーム手段と、 前記アーム手段の一端に設けられた身体支持手段と、 前記アーム手段の他端に設けられたカウンターウェイト
    手段と、 前記身体支持手段の回転方向と反対方向の前記垂直支柱
    の回転を制動し、前記回転方向の前記垂直支柱の回転に
    所定の負荷を付与する制動負荷手段を備え、 前記アーム手段は、前記垂直支柱に平行関係を維持しな
    がら支持される一対の水平・傾斜アームと、前記一対の
    水平・傾斜アームの両端でその間に回転自在に設けられ
    る一対の垂直軸より構成され、 前記身体支持手段は、前記一対の垂直軸の1つに水平に
    維持されながら固定される構成を有することを特徴とす
    る歩行機能回復訓練支援装置。
  3. 【請求項3】 前記制動負荷手段は、前記垂直支柱,或
    いは前記垂直支柱を回転自在に支持する固定ベースに設
    けられたプーリーと、前記固定ベース,或いは前記垂直
    支柱に設けられ、前記プーリーの外周溝に巻回されて一
    端が固定されていると共に他端がスプリングを介して固
    定されたベルト手段より構成され、 前記垂直支柱が前記スプリングの伸長方向に回転したと
    き、前記プーリーの外周溝と前記ベルト手段の摩擦抵抗
    によって前記垂直支柱の回転に所定の負荷を付与し、 前記垂直支柱が前記スプリングの短縮方向に回転したと
    き、前記プーリーの外周溝に前記ベルト手段が喰い込ん
    で前記身体支持手段の回転方向と反対方向の前記垂直支
    柱の回転を制動する請求項2の歩行機能回復訓練支援装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制動負荷手段は、前記垂直支柱の底
    部回転面に設けられて前記垂直支柱と同期して回転する
    歯車体、及びこの歯車体に噛合して前記身体支持手段の
    回転方向と反対方向の前記歯車体の回転を規制する噛合
    ピンより成るラチェット機構と、 前記垂直支柱の前記底部回転面に当接して前記底部回転
    面を所定の力で押圧する複数のブレーキシューより構成
    されている請求項2の歩行機能回復訓練支援装置。
  5. 【請求項5】 前記身体支持手段は、前記一対の垂直軸
    の1つに水平アームを介して水平に維持されながら固定
    される構成の請求項2の歩行機能回復訓練支援装置。
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