JP6215669B2 - 遠隔操作システム - Google Patents
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Description
この構成によれば、歩行停止位置で上下運動を行うことによって、制御対象の遠隔操作を行うことができる。
この構成によれば、歩行停止位置でかかとを地面に着けたまま膝の屈伸運動を行うことによって、制御対象の遠隔操作を行うことができる。かかとを地面に着けたままでの膝の屈伸運動は安定するので、当該運動(ユーザの動作)が加速度センサによって確実に検出され、それが制御対象の遠隔操作に好適に反映される。
この構成によれば、歩行停止位置でかかとを上げてつま先だちになった後、かかとを下ろす動作を行うことによって、制御対象の遠隔操作を行うことができる。
上記遠隔操作システムについて、前記携帯機に付与された加速度の大きさが、互いに直交する3軸方向の加速度成分による合成ベクトルによって規定され、前記制御手段は、前記合成ベクトルの時間的な変化を監視して基準値と比較することによってユーザの動作を推定することとしてもよい。
図1に示すように、遠隔操作システム1は、ユーザによって所持される携帯機2と、車両に搭載されたセキュリティ装置3とを備えている。遠隔操作システム1は、携帯機2とセキュリティ装置3との間で無線による双方向通信が可能であるとともに、携帯機2を送信側とする単方向通信が可能である。双方向通信ではLF帯の電波とUHF帯の電波が用いられ、単方向通信ではUHF帯の電波が用いられる。
LF受信回路21は、セキュリティ装置3から送信されたリクエスト信号を受信可能である。リクエスト信号はLF帯の電波として規定される。LF受信回路21は、リクエスト信号を受信すると、その信号を復調する等、リクエスト信号を電気的に処理しつつ受信信号を生成し、この受信信号をマイコン22に出力する。
LF発信機31は、照合ECU33から入力された原信号を変調する等、原信号を電気的に処理しつつリクエスト信号を生成し、このリクエスト信号を車両周辺に送信する。LF発信機31は、車室内にリクエスト信号を発信するもの及び車室外にリクエスト信号を発信するものの双方が規定され、後者についてはドア毎に規定される。例えば、運転席のドアに設置されたLF発信機31によるリクエスト信号の送信エリアは、当該ドアから約0.7メートル〜1.0メートルの範囲として規定される。リクエスト信号の送信エリアが、携帯機2とセキュリティ装置3との通信が可能なエリアに相当する。
図2に示すように、駐車状態にありドアロックが施錠されていることを前提に、携帯機2を所持したユーザがリクエスト信号の送信エリア内に進入すると、ON指令を受けて加速度センサ24が起動する。このリクエスト信号の送信エリア内でユーザが歩行を停止した後、両足のかかとを浮かせて「トン」と着地する一連の動作を1回行うと、スライドドアが自動的に開けられる。
(1)リクエスト信号の送信エリア内で歩行を停止した後、鉛直方向のみの動作を行うことで、スライドドアの自動オープン制御が行われる。この動作は鉛直方向の他に水平方向にも及ぶ歩行動作とは切り分けられ、これにより、無意識の歩行動作による車両動作が回避される。また、鉛直方向のみのシンプルな動作を行えばよいので、利便性が低下することもない。したがって、複雑な動作を必要とせずに、無意識の動作による車両動作を低減することができる。
・図3に示された加速度の時間的な変化を基準値とする構成に限定されない。上記実施の形態による(3)の効果でも触れたが、着地に至らなくても、それまでの特徴的な加速度情報を用いることで、歩行動作との切り分けが可能である。よって、例えば落下前の加速度情報、すなわち歩行停止位置でかかとを上げてつま先だちになる伸び上がりの動作に伴う特徴的な加速度情報を基準値とする構成を採用してもよい。
以下、歩行停止位置で膝の屈伸運動を行ってスライドドアを自動的に開ける場合について説明する。
(イ)遠隔操作システムにおいて、鉛直方向のみの動作は、歩行停止位置でかかとを上げてつま先だちになる伸び上がりの動作として規定されること。
Claims (7)
- 加速度センサによる検出結果を解析してユーザの動作を推定し、その動作に応じて制御対象の遠隔操作を行う遠隔操作システムにおいて、
前記加速度センサの内蔵された携帯機を前記ユーザが所持することを前提に、前記携帯機と前記制御対象との通信が可能なエリアが規定され、
前記エリア内で歩行が停止された後、鉛直方向のみの動作が前記加速度センサによって検出されたことを条件に、前記制御対象の遠隔操作を行う制御手段を備え、
前記制御手段は、前記エリア内での歩行停止の検出とその後の鉛直方向のみの動作の検出とを遠隔操作の条件とすることで、水平方向の動作を含む歩行動作と切り分ける
ことを特徴とする遠隔操作システム。 - 前記鉛直方向のみの動作は、歩行停止位置での上下運動として規定される
請求項1に記載の遠隔操作システム。 - 前記鉛直方向のみの動作は、歩行停止位置で膝を曲げた後、伸ばす動作として規定される
請求項1又は2に記載の遠隔操作システム。 - 前記鉛直方向のみの動作は、歩行停止位置でかかとを上げてつま先だちになった後、かかとを下ろす動作として規定される
請求項1又は2に記載の遠隔操作システム。 - 前記鉛直方向のみの動作は、歩行停止位置でかかとを上げてつま先だちになった後、かかとを下ろして着地に至る動作として規定される
請求項1又は2又は4に記載の遠隔操作システム。 - 前記携帯機に付与された加速度の大きさが、互いに直交する3軸方向の加速度成分による合成ベクトルによって規定され、
前記制御手段は、前記合成ベクトルの時間的な変化を監視して基準値と比較することによってユーザの動作を推定する
請求項1〜5のいずれか一項に記載の遠隔操作システム。 - 前記制御手段は、前記携帯機に付与された加速度について鉛直方向のみに着目し、鉛直方向の加速度成分を基準値と比較することによってユーザの動作を推定する
請求項1〜5のいずれか一項に記載の遠隔操作システム。
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