JP3493423B2 - デジタル無線通信機のノイズ低減方法 - Google Patents
デジタル無線通信機のノイズ低減方法Info
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Description
元接続)方式によるデジタル無線伝送を利用して音声通
話を行なうデジタル無線通信機の音声ノイズ低減方法に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】図2に従来のノイズ低減方法を採用した
デジタル通信機の構成例を示す。図示するように、デジ
タル通信機は通常のPHS電話機を例にとると、アンテ
ナ21、無線部22、音声コ−デック部23、アンプ2
4、受話器25、アンプ26、送話器27及び制御部
(マイクロプロセッサ)28を具備している。音声コ−
デック部23はデコーダ23−1、VOX機能部23−
2及びエンコーダ23−3を具備し、更にVOX(voice
of transmission)機能部23−2は背景雑音発生機能
23−2aと無音検出機能23−2bを具備する。 【0003】アンテナ21で受信したデータ信号は無線
部22で増幅検波され、該デ−タ信号は音声コ−デック
部23のデコーダ23−1でデコ−ドされ音声電気信号
となり、アンプ24で増幅され受話器25から音声とし
て出力される。また、送話器27の出力信号(音声電気
信号)はアンプ26で増幅され音声コ−デック部23の
エンコーダ23−3でコ−ド化され、デ−タ信号として
無線部22へ入力される。無線部22では該デ−タ信号
を変調増幅しアンテナ21から送信する。 【0004】図3はPHS電話機のスロット構成と送信
信号を示す図であり、同図(a)はPHSのスロット構
成を示し、同図(b)は送信信号を示す図である。同図
において、Tは送信用スロット、Rは受信用スロット、
Iはアイドルスロットである。PHSのアクセス方式は
TDMA方式で送受交互に通信を行ない、更に、送受そ
れぞれ4多重に時分割されている。従って、5msごと
に5/8msの長さのスロットで、断続的に送信電波が
出力されることになる(同図(b))。 【0005】この断続的に出力される送信電波が無線部
22から音声回路に誘導されノイズとなり、アンプ24
で増幅されて受話器25からノイズ音として出力される
ことがある。このノイズは周波数にして200Hzであ
り、200Hzとその高調波が通話音声に混入すること
になる。 【0006】上記のノイズ音は通常の場合、通話に支障
があるほどのレベルではなく、無音状態の時に僅かに聞
こえて来る程度のレベルであるが、アナログ無線機のよ
うな様々なノイズが混入してこないために通話の際に音
声入力がない時等は耳障りになってしまう。従来は、こ
のノイズを消すために部品配置の最適化、シ−ルドの追
加、ノイズパス用のコンデンサの追加等で対応を行なっ
ている。なお。VOX機能部23−2の動作は通常、送
信側では無音検出機能23−2bで送話音声の有音/無
音を検出し、制御部28に出力する。また受信側では背
景雑音発生機能23−2aにより無音時に背景雑音を発
生させる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ノイズ低減方法ではプリント基板、部品配置や形状の変
更の度に試作−評価−改版の試行錯誤を繰り返し、その
度に再評価する必要があり開発期間も長く、コストも高
くなると云う問題があった。また、VOX機能部23−
2の本来の動作では、問題のノイズを除去できない。そ
の理由は、ここで問題となっているノイズは送信キャリ
アが音声アンプで検波されて発生するため、音声コーデ
ック部23からの音声出力信号とは無関係に発生するこ
とにある。 【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去するため、無音時を検知し受話ア
ンプのゲインを下げることにより無音時のノイズ音を低
減するデジタル無線通信機のノイズ低減方法を提供する
ことを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、TDMA方式による無線通信を行なうデジタ
ル通信機のノイズ低減方式において、図1に示すよう
に、受信した音声信号を増幅するゲイン制御が可能な受
話アンプ4及び無音検出機能3−2bの出力信号を相手
局へ送信すると共に、受信した相手局の無音検知機能3
−2bの出力信号で制御部8によりゲイン調整器4−2
を制御し、受話アンプ4のゲインを制御する。これによ
り通話の際の無音時のみ受話アンプ4のゲインを低く抑
えることにより無音時のノイズ音を低減することを特徴
とする。 【0010】 【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明のノイズ低減方法
を採用するデジタル通信機の構成例を示す図である。図
示するように、本発明のノイズ低減方法を適用するデジ
タル通信機はアンテナ1、無線部2、音声コ−デック部
3、受話アンプ4、受話器5、アンプ6、送話器7及び
制御部(マイクロプロセッサ)8を具備している。音声
コ−デック部3はデコーダ3−1、VOX機能部3−2
及びエンコーダ3−3を具備し、更にVOX機能部3−
2は背景雑音発生機能3−2aと無音検出機能3−2b
を具備する。また、受話アンプ4はアンプ4−1とゲイ
ン調整器4−2を具備する。 【0011】上記構成のデジタル通信機において、アン
テナ1で受信したデータ信号は無線部2で増幅検波さ
れ、該デ−タ信号は音声コ−デック部3のデコーダ3−
1でデコ−ドされ音声電気信号となり、受話アンプ4の
アンプ4−1、ゲイン調整器4−2を介して受話器5か
ら音声として出力される。 【0012】送話器7の出力信号(音声電気信号)はア
ンプ6で増幅され、音声コ−デック部3のエンコーダ3
−3でコ−ド化され、デ−タ信号として無線部2へ入力
される。無線部2では該デ−タ信号を変調増幅しアンテ
ナ1から送信する。 【0013】本発明では音声コ−デック部3のVOX機
能部3−2に通話音声の有無を検知する無音検出機能3
−2bを設け、その出力信号を制御部(マイクロプロセ
ッサ)8に転送し、該制御部8から無線部2、アンテナ
1を介して相手に送信する。他方、相手の無音検出機能
3−2bの出力信号はアンテナ1、無線部2を介して受
信され制御部8に転送され、制御部8はこの受信信号
(VOX 入力信号)によりマイクロプロセッサが受話
アンプ4のゲイン調整器4−2を制御してゲインを制御
する。 【0014】以上説明したように、本実施例では通話音
声の有無を検知する有音検知器(検知回路)3−1を設
け、無音時には受話アンプ4のゲインを低く抑える為、
受話器5から出力されるノイズ音は小さく抑えられる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような優れた効果が得られる。 (1)無音時のみ受話アンプのゲインを低く制御するた
め、プリント基板、部品配置や形状の変更に伴うノイズ
発生に対しても無音時のノイズに対しては確実に効果が
あり、従来のようにノイズ消去の為の試行錯誤を繰り返
すことなく開発期間を大幅に削減できる。 【0016】(2)また、上記ノイズはデジタル無線固
有のノイズであること、VOX制御信号が流用できるこ
とから、該ノイズの低減が無音時に通信端末機の受話ア
ンプのゲインを低く制御するだけで済むので、デジタル
移動通信端末に適しており、低コストで大きな効果が得
られる。
成例を示す図である。 【図2】従来のデジタル通信機のノイズ低減方法の構成
例を示す図である。 【図3】PHS電話機のスロット構成と送信信号を示す
図であり、(a)はPHSのスロット構成を示し、
(b)は送信信号を示す図である。 【符号の説明】 1 アンテナ 2 無線部 3 音声コ−デック部 3−1 デコーダ 3−2 VOX機能部 3−3 エンコーダ 4 受話アンプ 4−1 アンプ 4−2 ゲイン調整器 5 受話器 6 アンプ 7 送話器 8 制御部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 TDMA方式による無線通信を行なうデ
ジタル無線通信機のノイズ低減方式において、 前記デジタル無線通信機に受信した音声信号を増幅する
ゲイン制御が可能な受話アンプを設け、 前記無音検知手段の出力信号を相手局へ送信すると共
に、受信した相手局の無音検知手段の出力信号で前記受
話アンプのゲインを制御し、通話の際の無音時のみ前記
受話アンプのゲインを低く抑えることにより無音時のノ
イズ音を低減することを特徴とするデジタル無線通信機
のノイズ低減方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31008995A JP3493423B2 (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | デジタル無線通信機のノイズ低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31008995A JP3493423B2 (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | デジタル無線通信機のノイズ低減方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09130282A JPH09130282A (ja) | 1997-05-16 |
JP3493423B2 true JP3493423B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=18001053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31008995A Expired - Fee Related JP3493423B2 (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | デジタル無線通信機のノイズ低減方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3493423B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110300874A1 (en) * | 2010-06-04 | 2011-12-08 | Apple Inc. | System and method for removing tdma audio noise |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP31008995A patent/JP3493423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09130282A (ja) | 1997-05-16 |
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