JP3475050B2 - 光コネクタクリップ - Google Patents
光コネクタクリップInfo
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- JP3475050B2 JP3475050B2 JP21761497A JP21761497A JP3475050B2 JP 3475050 B2 JP3475050 B2 JP 3475050B2 JP 21761497 A JP21761497 A JP 21761497A JP 21761497 A JP21761497 A JP 21761497A JP 3475050 B2 JP3475050 B2 JP 3475050B2
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- clip
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- optical
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタクリッ
プに関する。
プに関する。
【０００２】
【従来の技術】光通信においては、光線路の接続に光コ
ネクタが多用されており、例えば、複数の光ファイバを
一括接続するときに用いる多心コネクタにおいては、多
心コネクタ相互間に掛け渡して嵌合させたピンにより多
心コネクタ相互を突合わせ接続し、これにより対応する
光線路相互の機械的な接続を達成している。
ネクタが多用されており、例えば、複数の光ファイバを
一括接続するときに用いる多心コネクタにおいては、多
心コネクタ相互間に掛け渡して嵌合させたピンにより多
心コネクタ相互を突合わせ接続し、これにより対応する
光線路相互の機械的な接続を達成している。
【０００３】このとき、従来は、突合わせ接続された光
コネクタ間に跨らせてクランプスリングと呼ばれるクリ
ップを装着し、光コネクタ対を突合わせ状態に固定・解
放自在に保持していた。一方、アダプタにワンタッチで
着脱させて多心コネクタ相互を一層簡便に突合わせ接続
させる光コネクタとして、いわゆるＭＰＯ(Multi-pass
push on)コネクタと呼ばれるプッシュオンタイプのもの
も提案されている。
コネクタ間に跨らせてクランプスリングと呼ばれるクリ
ップを装着し、光コネクタ対を突合わせ状態に固定・解
放自在に保持していた。一方、アダプタにワンタッチで
着脱させて多心コネクタ相互を一層簡便に突合わせ接続
させる光コネクタとして、いわゆるＭＰＯ(Multi-pass
push on)コネクタと呼ばれるプッシュオンタイプのもの
も提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ピン嵌合に
よって光コネクタ相互を突合わせ接続する前記光コネク
タにおいては、クリップが長さ数ｍｍと小さくハンドリ
ングし難い。このため、光コネクタ対へのクリップの着
脱に際して特別の着脱工具を必要とした。一方、プッシ
ュオンタイプの光コネクタは、上記のようにアダプタを
利用してワンタッチで突合わせ接続できるという利点が
ある反面、ピン嵌合の場合に比べると、アダプタが必要
なうえ構成部品数が増加し、構造が複雑で大型化になっ
てしまうという問題があった。
よって光コネクタ相互を突合わせ接続する前記光コネク
タにおいては、クリップが長さ数ｍｍと小さくハンドリ
ングし難い。このため、光コネクタ対へのクリップの着
脱に際して特別の着脱工具を必要とした。一方、プッシ
ュオンタイプの光コネクタは、上記のようにアダプタを
利用してワンタッチで突合わせ接続できるという利点が
ある反面、ピン嵌合の場合に比べると、アダプタが必要
なうえ構成部品数が増加し、構造が複雑で大型化になっ
てしまうという問題があった。
【０００５】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、特別の着脱工具が不要で構成部品数も少なく、突合
わせ接続された１組の光コネクタの突合わせ状態への固
定・解放操作が容易な光コネクタクリップを提供するこ
とを目的とする。
で、特別の着脱工具が不要で構成部品数も少なく、突合
わせ接続された１組の光コネクタの突合わせ状態への固
定・解放操作が容易な光コネクタクリップを提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１の発明によれば、角筒状をなし、両側のアダプ
タ部に第１、第２の光コネクタを挿入させガイドピンに
よるピン嵌合により突き合わせ接続させた状態に保持す
るアダプタハウジングの前記アダプタ部に設けられ、前
記光コネクタを突き合わせ状態に固定・解放自在に保持
する光コネクタクリップであって、コ字状をなし、前記
アダプタ部の上部及び両側部を覆うように装着され、両
側部の前部が前記アダプタ部の両側部中央寄りに支持さ
れて上方に回動自在なカバーハウジングと、前記カバー
ハウジングの後部に光コネクタの突き合わせ方向に沿っ
て略Ｓ字状に形成され、前記アダプタ部に保持されてい
る前記光コネクタの後部を前記突合わせ方向へ押圧する
と共に前記ガイドピンの抜けを防止するバネ部と、前記
カバーハウジングの後部に後方に延出して形成され前記
カバーハウジングを回動操作して前記光コネクタの保持
を固定・解放する操作片とを有する構成としたものであ
る。
請求項１の発明によれば、角筒状をなし、両側のアダプ
タ部に第１、第２の光コネクタを挿入させガイドピンに
よるピン嵌合により突き合わせ接続させた状態に保持す
るアダプタハウジングの前記アダプタ部に設けられ、前
記光コネクタを突き合わせ状態に固定・解放自在に保持
する光コネクタクリップであって、コ字状をなし、前記
アダプタ部の上部及び両側部を覆うように装着され、両
側部の前部が前記アダプタ部の両側部中央寄りに支持さ
れて上方に回動自在なカバーハウジングと、前記カバー
ハウジングの後部に光コネクタの突き合わせ方向に沿っ
て略Ｓ字状に形成され、前記アダプタ部に保持されてい
る前記光コネクタの後部を前記突合わせ方向へ押圧する
と共に前記ガイドピンの抜けを防止するバネ部と、前記
カバーハウジングの後部に後方に延出して形成され前記
カバーハウジングを回動操作して前記光コネクタの保持
を固定・解放する操作片とを有する構成としたものであ
る。
【０００７】また、上記目的を達成するため請求項２の
発明によれば、角筒状をなし、両側のアダプタ部に第
１、第２の光コネクタを挿入させガイドピンによるピン
嵌合により突き合わせ接続させた状態に保持するアダプ
タハウジングの前記アダプタ部に設けられ、前記光コネ
クタを突合わせ状態に固定・解放自在に保持する光コネ
クタクリップであって、コ字状をなし、前記アダプタ部
の上部及び両側部を覆うように装着され、前記光コネク
タの突き合わせ方向に沿って着脱自在に取り付けられる
カバーハウジングと、前記カバーハウジングの後部に光
コネクタの突き合わせ方向に沿って略Ｓ字状に形成さ
れ、前記アダプタ部に保持されている前記光コネクタの
後部を前記突合わせ方向へ押圧すると共に前記ガイドピ
ンの抜けを防止するバネ部と、前記アダプタ部と前記カ
バーハウジングとの間に前記光コネクタの突き合わせ方
向に沿って設けられ、前記カバーハウジングの前記アダ
プタ部への着脱を案内するガイド手段とを有する構成と
したものである。
発明によれば、角筒状をなし、両側のアダプタ部に第
１、第２の光コネクタを挿入させガイドピンによるピン
嵌合により突き合わせ接続させた状態に保持するアダプ
タハウジングの前記アダプタ部に設けられ、前記光コネ
クタを突合わせ状態に固定・解放自在に保持する光コネ
クタクリップであって、コ字状をなし、前記アダプタ部
の上部及び両側部を覆うように装着され、前記光コネク
タの突き合わせ方向に沿って着脱自在に取り付けられる
カバーハウジングと、前記カバーハウジングの後部に光
コネクタの突き合わせ方向に沿って略Ｓ字状に形成さ
れ、前記アダプタ部に保持されている前記光コネクタの
後部を前記突合わせ方向へ押圧すると共に前記ガイドピ
ンの抜けを防止するバネ部と、前記アダプタ部と前記カ
バーハウジングとの間に前記光コネクタの突き合わせ方
向に沿って設けられ、前記カバーハウジングの前記アダ
プタ部への着脱を案内するガイド手段とを有する構成と
したものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
乃至図１０に基づいて詳細に説明する。先ず、本発明の
光コネクタクリップ（以下、単に「クリップ」という）
の第１の実施形態を図１乃至図４に基づいて説明する。
クリップ１は、予めパネル（図示せず）等に固定したア
ダプタハウジング１０に取り付けて使用され、図１に示
すように、突合わせ接続された１組の光コネクタ１５，
１６を突合わせ状態に固定・解放自在に保持する。
乃至図１０に基づいて詳細に説明する。先ず、本発明の
光コネクタクリップ（以下、単に「クリップ」という）
の第１の実施形態を図１乃至図４に基づいて説明する。
クリップ１は、予めパネル（図示せず）等に固定したア
ダプタハウジング１０に取り付けて使用され、図１に示
すように、突合わせ接続された１組の光コネクタ１５，
１６を突合わせ状態に固定・解放自在に保持する。
【０００９】ここで、アダプタハウジング１０は、図４
に示すように、取付板１０ａの両側に光コネクタを挿着
する角筒状のアダプタ部１０ｂ、１０ｃを突設した部材
で、取付板１０ａの上下に形成した取付孔１０ｄを利用
して前記パネルにねじ等により固定される。アダプタ部
１０ｂ、１０ｃは、両側にそれぞれ凹部１０ｅ，１０ｅ
（図２参照）が形成されている。
に示すように、取付板１０ａの両側に光コネクタを挿着
する角筒状のアダプタ部１０ｂ、１０ｃを突設した部材
で、取付板１０ａの上下に形成した取付孔１０ｄを利用
して前記パネルにねじ等により固定される。アダプタ部
１０ｂ、１０ｃは、両側にそれぞれ凹部１０ｅ，１０ｅ
（図２参照）が形成されている。
【００１０】また、光コネクタ１５，１６は、フェルー
ル１５ａ，１６ａに複数の光ファイバから構成されるい
わゆるテープファイバ１５ｂ，１６ｂを取り付けたもの
で、各光ファイバの端面はフェルール１５ａ，１６ａ前
面の突合わせ端面１５ｃ、１６ｃ（図４参照）に露出し
ている。フェルール１５ａ，１６ａは、テープファイバ
１５ｂ，１６ｂの両側に、突合わせ接続の際に両光コネ
クタ１５，１６間に掛け渡す２本のガイドピン１８を嵌
合するピン孔１５ｄ、１６ｄが、図４に示すように突合
わせ方向となる長手方向に形成されている。
ル１５ａ，１６ａに複数の光ファイバから構成されるい
わゆるテープファイバ１５ｂ，１６ｂを取り付けたもの
で、各光ファイバの端面はフェルール１５ａ，１６ａ前
面の突合わせ端面１５ｃ、１６ｃ（図４参照）に露出し
ている。フェルール１５ａ，１６ａは、テープファイバ
１５ｂ，１６ｂの両側に、突合わせ接続の際に両光コネ
クタ１５，１６間に掛け渡す２本のガイドピン１８を嵌
合するピン孔１５ｄ、１６ｄが、図４に示すように突合
わせ方向となる長手方向に形成されている。
【００１１】クリップ１は、図１乃至図４に示すよう
に、カバーハウジング１ａ、ばね部１ｂ，１ｂ及び操作
片１ｃを有しており、ばね性を有するベリリウム銅，リ
ン青銅，ニッケル・チタン合金等の金属素材やポリブチ
レンテレフタレート（ＰＢＴ），ポリプロピレン（Ｐ
Ｐ），ポリアミド等の合成樹脂から形成されている。カ
バーハウジング１ａは、上部及び側部を覆うようにして
アダプタ部１０ｂ及びアダプタ部１０ｃに取り付けら
れ、前部両側を内方へ突出させてピボット１ｄが形成さ
れている。また、カバーハウジング１ａは、後部両側を
内側に突出させてアダプタハウジング１０の凹部１０
ｅ，１０ｅと係合する係合部１ｅが設けられている。
に、カバーハウジング１ａ、ばね部１ｂ，１ｂ及び操作
片１ｃを有しており、ばね性を有するベリリウム銅，リ
ン青銅，ニッケル・チタン合金等の金属素材やポリブチ
レンテレフタレート（ＰＢＴ），ポリプロピレン（Ｐ
Ｐ），ポリアミド等の合成樹脂から形成されている。カ
バーハウジング１ａは、上部及び側部を覆うようにして
アダプタ部１０ｂ及びアダプタ部１０ｃに取り付けら
れ、前部両側を内方へ突出させてピボット１ｄが形成さ
れている。また、カバーハウジング１ａは、後部両側を
内側に突出させてアダプタハウジング１０の凹部１０
ｅ，１０ｅと係合する係合部１ｅが設けられている。
【００１２】ばね部１ｂ，１ｂは、カバーハウジング１
ａの後部に操作片１ｃと一体にＳ字状に形成され、この
部分の弾性力により光コネクタ１５や光コネクタ１６の
後部を他方の光コネクタ１６や光コネクタ１５との突合
わせ方向へ押圧する。操作片１ｃは、カバーハウジング
１ａをピボット１ｄを中心として回動させて光コネクタ
１５，１６の保持を固定・解放するもので、ばね部１
ｂ，１ｂの間に隣接して後方へ延出させて設けられてい
る。
ａの後部に操作片１ｃと一体にＳ字状に形成され、この
部分の弾性力により光コネクタ１５や光コネクタ１６の
後部を他方の光コネクタ１６や光コネクタ１５との突合
わせ方向へ押圧する。操作片１ｃは、カバーハウジング
１ａをピボット１ｄを中心として回動させて光コネクタ
１５，１６の保持を固定・解放するもので、ばね部１
ｂ，１ｂの間に隣接して後方へ延出させて設けられてい
る。
【００１３】以上のように構成されるクリップ１は、図
２に示すように、予めアダプタハウジング１のアダプタ
部１０ｂ及びアダプタ部１０ｃに取り付けられ、以下の
ようにして使用される。先ず、フェルール１５ａの２本
のピン孔１５ｄのそれぞれにガイドピン１８を嵌合さ
せ、フェルール１５ａをアダプタハウジング１０のアダ
プタ部１０ｂ側に、一方フェルール１６ａをアダプタ部
１０ｃ側に、それぞれ挿着する。これにより、光コネク
タ１５，１６は、２本のガイドピン１８によって位置決
めされると共に、アダプタハウジング１０のアダプタ部
１０ｂ、１０ｃ内で突合わせ接続される。
２に示すように、予めアダプタハウジング１のアダプタ
部１０ｂ及びアダプタ部１０ｃに取り付けられ、以下の
ようにして使用される。先ず、フェルール１５ａの２本
のピン孔１５ｄのそれぞれにガイドピン１８を嵌合さ
せ、フェルール１５ａをアダプタハウジング１０のアダ
プタ部１０ｂ側に、一方フェルール１６ａをアダプタ部
１０ｃ側に、それぞれ挿着する。これにより、光コネク
タ１５，１６は、２本のガイドピン１８によって位置決
めされると共に、アダプタハウジング１０のアダプタ部
１０ｂ、１０ｃ内で突合わせ接続される。
【００１４】次に、操作片１ｃをピボット１ｄを中心と
して、図２の状態から下方へ回動させる。すると、クリ
ップ１は、図３に示すように、カバーハウジング１ａが
上部及び側部を覆うようにしてアダプタ部１０ｂやアダ
プタ部１０ｃに被せられ、各係合部１ｅが対応する位置
にあるアダプタ部１０ｂの凹部１０ｅやアダプタ部１０
ｃの凹部１０ｅと係合する。この係合によって、クリッ
プ１は、アダプタ部１０ｂやアダプタ部１０ｃから不用
意に外れることが防止される。
して、図２の状態から下方へ回動させる。すると、クリ
ップ１は、図３に示すように、カバーハウジング１ａが
上部及び側部を覆うようにしてアダプタ部１０ｂやアダ
プタ部１０ｃに被せられ、各係合部１ｅが対応する位置
にあるアダプタ部１０ｂの凹部１０ｅやアダプタ部１０
ｃの凹部１０ｅと係合する。この係合によって、クリッ
プ１は、アダプタ部１０ｂやアダプタ部１０ｃから不用
意に外れることが防止される。
【００１５】この係合と並行して、クリップ１において
は、ばね部１ｂ，１ｂが、図３に示すように、光コネク
タ１５や光コネクタ１６の後部に弾性的に当接する。従
って、クリップ１のばね部１ｂ，１ｂによって、光コネ
クタ１５は光コネクタ１６との突合わせ方向へ、光コネ
クタ１６は光コネクタ１５との突合わせ方向へ、それぞ
れ押圧される。この結果、光コネクタ１５，１６は、ク
リップ１によって突合わせ状態に固定される。また、光
コネクタ１５，１６は、後部にばね部１ｂ，１ｂが当接
し、ピン孔１５ｄ，１６ｄからガイドピン１８が抜ける
ことが防止される。
は、ばね部１ｂ，１ｂが、図３に示すように、光コネク
タ１５や光コネクタ１６の後部に弾性的に当接する。従
って、クリップ１のばね部１ｂ，１ｂによって、光コネ
クタ１５は光コネクタ１６との突合わせ方向へ、光コネ
クタ１６は光コネクタ１５との突合わせ方向へ、それぞ
れ押圧される。この結果、光コネクタ１５，１６は、ク
リップ１によって突合わせ状態に固定される。また、光
コネクタ１５，１６は、後部にばね部１ｂ，１ｂが当接
し、ピン孔１５ｄ，１６ｄからガイドピン１８が抜ける
ことが防止される。
【００１６】一方、前記と逆の操作によって、クリップ
１の操作片１ｃをピボット１ｄを中心として、図３の状
態から上方へ回動させれば、光コネクタ１５，１６は突
合わせ状態を簡単に解放することができる。ここで、本
実施形態のクリップ１においては、カバーハウジング１
ａの前部両側を内方へ突出させてピボット１ｄを形成し
た。しかし、ピボット１ｄは、カバーハウジング１ａを
アダプタハウジング１０のアダプタ部１０ｂやアダプタ
部１０ｃに対して回動させて光コネクタ１５や光コネク
タ１６の保持を固定・解放することができれば、上記形
態に制限されるものでないことは言うまでもなく、例え
ば、アダプタ部１０ｂ，１０ｃと凹凸係合する突起や凹
部としてもよい。
１の操作片１ｃをピボット１ｄを中心として、図３の状
態から上方へ回動させれば、光コネクタ１５，１６は突
合わせ状態を簡単に解放することができる。ここで、本
実施形態のクリップ１においては、カバーハウジング１
ａの前部両側を内方へ突出させてピボット１ｄを形成し
た。しかし、ピボット１ｄは、カバーハウジング１ａを
アダプタハウジング１０のアダプタ部１０ｂやアダプタ
部１０ｃに対して回動させて光コネクタ１５や光コネク
タ１６の保持を固定・解放することができれば、上記形
態に制限されるものでないことは言うまでもなく、例え
ば、アダプタ部１０ｂ，１０ｃと凹凸係合する突起や凹
部としてもよい。
【００１７】次に、本発明のクリップの第２の実施形態
を図５乃至図８に基づいて説明する。ここで、以下の説
明においては、第１の実施形態と同一構成部材には同一
の符号を付し、詳細な説明を省略する。クリップ５は、
図５乃至図８に示すように、カバーハウジング５ａ、ば
ね部５ｂ，５ｂ及びガイド５ｃを有しており、クリップ
１と同様に、ばね性を有するベリリウム銅，リン青銅，
ニッケル・チタン合金等の金属素材やポリブチレンテレ
フタレート（ＰＢＴ），ポリプロピレン（ＰＰ），ポリ
アミド等の合成樹脂から形成されている。
を図５乃至図８に基づいて説明する。ここで、以下の説
明においては、第１の実施形態と同一構成部材には同一
の符号を付し、詳細な説明を省略する。クリップ５は、
図５乃至図８に示すように、カバーハウジング５ａ、ば
ね部５ｂ，５ｂ及びガイド５ｃを有しており、クリップ
１と同様に、ばね性を有するベリリウム銅，リン青銅，
ニッケル・チタン合金等の金属素材やポリブチレンテレ
フタレート（ＰＢＴ），ポリプロピレン（ＰＰ），ポリ
アミド等の合成樹脂から形成されている。
【００１８】カバーハウジング５ａは、上部及び側部を
覆うようにしてアダプタ部１０ｂ及びアダプタ部１０ｃ
に取り付けられ、前部両側を内方へ突出させてピボット
５ｄが形成されている。ばね部５ｂ，５ｂは、カバーハ
ウジング５ａ後部のクリップ１のばね部１ｂ，１ｂと対
応する位置にＳ字状に形成され、この部分の弾性力によ
り光コネクタ１５や光コネクタ１６の後部を他方の光コ
ネクタ１６や光コネクタ１５との突合わせ方向へ押圧す
る。
覆うようにしてアダプタ部１０ｂ及びアダプタ部１０ｃ
に取り付けられ、前部両側を内方へ突出させてピボット
５ｄが形成されている。ばね部５ｂ，５ｂは、カバーハ
ウジング５ａ後部のクリップ１のばね部１ｂ，１ｂと対
応する位置にＳ字状に形成され、この部分の弾性力によ
り光コネクタ１５や光コネクタ１６の後部を他方の光コ
ネクタ１６や光コネクタ１５との突合わせ方向へ押圧す
る。
【００１９】ガイド部５ｃは、カバーハウジング５ａの
側部に、壁面を内方へ僅かに突出さて長手方向に形成し
た突条である。従って、クリップ５を使用する場合、ク
リップ５を取り付けるアダプタハウジング１０は、アダ
プタ部１０ｃの側面にガイド部５ｃと係合する凹溝１０
ｆを形成する。以上のように構成されるクリップ５は、
例えば、図６に示すように、予めアダプタハウジング１
０のアダプタ部１０ｃに、ガイド部５ｃを凹溝１０ｆに
後方から係合させて取り付けられ、以下のようにして使
用される。
側部に、壁面を内方へ僅かに突出さて長手方向に形成し
た突条である。従って、クリップ５を使用する場合、ク
リップ５を取り付けるアダプタハウジング１０は、アダ
プタ部１０ｃの側面にガイド部５ｃと係合する凹溝１０
ｆを形成する。以上のように構成されるクリップ５は、
例えば、図６に示すように、予めアダプタハウジング１
０のアダプタ部１０ｃに、ガイド部５ｃを凹溝１０ｆに
後方から係合させて取り付けられ、以下のようにして使
用される。
【００２０】このとき、図６に示したように、アダプタ
部１０ｂにはクリップ１が取り付けられているが、クリ
ップ１による光コネクタ１５の固定・解除については既
に説明したので、以下の説明では省略する。先ず、第１
の実施形態と同様にして、光コネクタ１５，１６をアダ
プタハウジング１０のアダプタ部１０ｂ、１０ｃ内で突
合わせ接続させる。
部１０ｂにはクリップ１が取り付けられているが、クリ
ップ１による光コネクタ１５の固定・解除については既
に説明したので、以下の説明では省略する。先ず、第１
の実施形態と同様にして、光コネクタ１５，１６をアダ
プタハウジング１０のアダプタ部１０ｂ、１０ｃ内で突
合わせ接続させる。
【００２１】次に、カバーハウジング５ａをガイド部５
ｃに案内させながら凹溝１０ｆに沿って前方へとスライ
ドさせ、前端を取付板１０ａの側面に当接させる。する
と、クリップ５は、図７に示すように、カバーハウジン
グ５ａが上部及び側部を覆うようにしてアダプタ部１０
ｃに被せられ、ばね部５ｂ，５ｂが、光コネクタ１６の
後部に弾性的に当接する。このとき、クリップ５の側面
に形成されたピボット５ｄをアダプタ部１０ｃの側面に
形成された不図示の凹部と係合させ、光コネクタ１６と
光コネクタ１５との突き合わせ状態を維持させる。
ｃに案内させながら凹溝１０ｆに沿って前方へとスライ
ドさせ、前端を取付板１０ａの側面に当接させる。する
と、クリップ５は、図７に示すように、カバーハウジン
グ５ａが上部及び側部を覆うようにしてアダプタ部１０
ｃに被せられ、ばね部５ｂ，５ｂが、光コネクタ１６の
後部に弾性的に当接する。このとき、クリップ５の側面
に形成されたピボット５ｄをアダプタ部１０ｃの側面に
形成された不図示の凹部と係合させ、光コネクタ１６と
光コネクタ１５との突き合わせ状態を維持させる。
【００２２】これにより、光コネクタ１６は、クリップ
５のばね部５ｂ，５ｂによって光コネクタ１５との突合
わせ方向へ押圧され、クリップ５によって突合わせ状態
に固定される。また、光コネクタ１６は、後部にばね部
５ｂ，５ｂが当接し、ピン孔１６ｄからガイドピン１８
が抜けることが防止される。一方、光コネクタ１６の光
コネクタ１５との突合わせ状態を解放するときは、前記
と逆の操作によって、クリップ５をガイド部５ｃに案内
させながら凹溝１０ｆに沿って後方へスライドさせれ
ば、突合わせ状態を簡単に解放することができる。
５のばね部５ｂ，５ｂによって光コネクタ１５との突合
わせ方向へ押圧され、クリップ５によって突合わせ状態
に固定される。また、光コネクタ１６は、後部にばね部
５ｂ，５ｂが当接し、ピン孔１６ｄからガイドピン１８
が抜けることが防止される。一方、光コネクタ１６の光
コネクタ１５との突合わせ状態を解放するときは、前記
と逆の操作によって、クリップ５をガイド部５ｃに案内
させながら凹溝１０ｆに沿って後方へスライドさせれ
ば、突合わせ状態を簡単に解放することができる。
【００２３】ここで、クリップ５は、第２の実施形態に
おいては、クリップ１と組み合わせて使用した。しか
し、クリップ５は、図９及び図１０に示すように、クリ
ップ５のみを組み合わせて使用してもよいことは言うま
でもない。即ち、クリップ５は、アダプタハウジング１
０のアダプタ部１０ｂ、１０ｃにそれぞれ取り付け、各
クリップ５によってアダプタ部１０ｂ、１０ｃ内で突合
わせ接続させた光コネクタ１５，１６を突合わせ状態に
固定・解放自在に保持してもよい。
おいては、クリップ１と組み合わせて使用した。しか
し、クリップ５は、図９及び図１０に示すように、クリ
ップ５のみを組み合わせて使用してもよいことは言うま
でもない。即ち、クリップ５は、アダプタハウジング１
０のアダプタ部１０ｂ、１０ｃにそれぞれ取り付け、各
クリップ５によってアダプタ部１０ｂ、１０ｃ内で突合
わせ接続させた光コネクタ１５，１６を突合わせ状態に
固定・解放自在に保持してもよい。
【００２４】尚、本実施形態のクリップ５においては、
カバーハウジング５ａの側部を内方へ僅かに突出させて
ガイド部５ｃを長手方向に形成した。しかし、ガイド部
５ｃは、カバーハウジング５ａをアダプタハウジング１
０のアダプタ部１０ｂやアダプタ部１０ｃに形成した凹
溝１０ｆに沿ってスライドさせ、ばね部５ｂによって光
コネクタ１５や光コネクタ１６の後部を弾性的に押圧さ
せたり押圧を解除させることにより、光コネクタ１５や
光コネクタ１６を突合わせ状態に固定・解放させること
ができれば上記実施形態に限定されるものではない。例
えば、クリップ５は、ガイド部５ｃを凹溝とし、アダプ
タ部１０ｂやアダプタ部１０ｃにこの凹溝と係合する突
条を形成することにより、クリップ５をアダプタ部１０
ｂやアダプタ部１０ｃに対してスライドさせてもよい。
更に、カバーハウジング５ａとアダプタハウジング１０
のアダプタ部１０ｂ，１０ｃに、凹溝とこの凹溝と係合
してスライドを案内する突起を複数設けてもよい。
カバーハウジング５ａの側部を内方へ僅かに突出させて
ガイド部５ｃを長手方向に形成した。しかし、ガイド部
５ｃは、カバーハウジング５ａをアダプタハウジング１
０のアダプタ部１０ｂやアダプタ部１０ｃに形成した凹
溝１０ｆに沿ってスライドさせ、ばね部５ｂによって光
コネクタ１５や光コネクタ１６の後部を弾性的に押圧さ
せたり押圧を解除させることにより、光コネクタ１５や
光コネクタ１６を突合わせ状態に固定・解放させること
ができれば上記実施形態に限定されるものではない。例
えば、クリップ５は、ガイド部５ｃを凹溝とし、アダプ
タ部１０ｂやアダプタ部１０ｃにこの凹溝と係合する突
条を形成することにより、クリップ５をアダプタ部１０
ｂやアダプタ部１０ｃに対してスライドさせてもよい。
更に、カバーハウジング５ａとアダプタハウジング１０
のアダプタ部１０ｂ，１０ｃに、凹溝とこの凹溝と係合
してスライドを案内する突起を複数設けてもよい。
【００２５】また、アダプタハウジング１０は、一方に
クリップ１を取り付けるアダプタ部１０ｂを、他方には
アダプタ部１０ｃに代えてＭＰＯコネクタを着脱自在に
取り付けるアダプタ部（図示せず）を、それぞれ設け、
光コネクタ１５とＭＰＯコネクタとを接続する構成とし
てもよい。
クリップ１を取り付けるアダプタ部１０ｂを、他方には
アダプタ部１０ｃに代えてＭＰＯコネクタを着脱自在に
取り付けるアダプタ部（図示せず）を、それぞれ設け、
光コネクタ１５とＭＰＯコネクタとを接続する構成とし
てもよい。
【００２６】
【発明の効果】請求項１，２の光コネクタクリップによ
れば、特別の着脱工具が不要で構成部品数も少なく、突
合わせ接続された１組の光コネクタの突合わせ状態への
固定・解放操作が容易である。
れば、特別の着脱工具が不要で構成部品数も少なく、突
合わせ接続された１組の光コネクタの突合わせ状態への
固定・解放操作が容易である。
【図１】本発明の光コネクタクリップの第１の実施形態
を示すもので、突合わせ接続した１組の光コネクタをア
ダプタハウジングと光コネクタクリップとで保持した状
態を示す斜視図である。
を示すもので、突合わせ接続した１組の光コネクタをア
ダプタハウジングと光コネクタクリップとで保持した状
態を示す斜視図である。
【図２】図１において、光コネクタクリップによる突合
わせを解放した状態の側面図である。
わせを解放した状態の側面図である。
【図３】図１において、光コネクタクリップによる突合
わせを固定した状態の側面図である。
わせを固定した状態の側面図である。
【図４】図３のアダプタハウジングと光コネクタクリッ
プとを切断した断面図ある。
プとを切断した断面図ある。
【図５】本発明の光コネクタクリップの第２の実施形態
を示すもので、突合わせ接続した１組の光コネクタをア
ダプタハウジングと光コネクタクリップとで保持した状
態を示す斜視図である。
を示すもので、突合わせ接続した１組の光コネクタをア
ダプタハウジングと光コネクタクリップとで保持した状
態を示す斜視図である。
【図６】図５において、光コネクタクリップによる突合
わせを解放した状態の側面図である。
わせを解放した状態の側面図である。
【図７】図５において、光コネクタクリップによる突合
わせを固定した状態の側面図である。
わせを固定した状態の側面図である。
【図８】図７のアダプタハウジングと光コネクタクリッ
プとを切断した断面図である。
プとを切断した断面図である。
【図９】第２の実施形態の変更使用例を示す側面図であ
る。
る。
【図１０】図９のアダプタハウジングと光コネクタクリ
ップとを切断した断面図である。
ップとを切断した断面図である。
１ クリップ
１ａ カバーハウジング
１ｂ ばね部（押圧部）
１ｃ 操作片
５ クリップ
５ａ カバーハウジング
５ｂ ばね部（押圧部）
５ｃ ガイド部（ガイド手段）
１０ アダプタハウジング
１０ｂ，１０ｃ アダプタ部
１５，１６ 光コネクタ
１８ ガイドピン
１５ａ，１６ａ フェルール
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 繁松 孝
東京都千代田区丸の内２丁目６番１号
古河電気工業株式会社内
(72)発明者 太田 寿彦
東京都千代田区丸の内２丁目６番１号
古河電気工業株式会社内
(72)発明者 吉岡 謙二
東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 富田 研一
東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 中尾 直樹
東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 岩館 和男
東京都品川区西五反田５丁目23番８号
株式会社成和技研内
(56)参考文献 特開 平４−29206（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−170757（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−160967（ＪＰ，Ａ)
実開 昭58−126412（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−151215（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G02B 6/38
Claims (2)
- 【請求項１】 角筒状をなし、両側のアダプタ部に第
１、第２の光コネクタを挿入させガイドピンによるピン
嵌合により突き合わせ接続させた状態に保持するアダプ
タハウジングの前記アダプタ部に設けられ、前記光コネ
クタを突き合わせ状態に固定・解放自在に保持する光コ
ネクタクリップであって、コ字状をなし、前記アダプタ部の上部及び両側部を覆う
ように装着され、両側部の前部が前記アダプタ部の両側
部中央寄りに支持されて上方に回動自在な カバーハウジ
ングと、 前記カバーハウジングの後部に光コネクタの突き合わせ
方向に沿って略Ｓ字状に形成され、前記アダプタ部に保
持されている前記光コネクタの後部を前記突合わせ方向
へ押圧すると共に前記ガイドピンの抜けを防止するバネ
部と、 前記カバーハウジングの後部に後方に延出して形成され
前記カバーハウジングを回動操作して前記光コネクタの
保持を固定・解放する操作片とを有することを特徴とす
る光コネクタクリップ。 - 【請求項２】 角筒状をなし、両側のアダプタ部に第
１、第２の光コネクタを挿入させガイドピンによるピン
嵌合により突き合わせ接続させた状態に保持するアダプ
タハウジングの前記アダプタ部に設けられ、前記光コネ
クタを突合わせ状態に固定・解放自在に保持する光コネ
クタクリップであって、コ字状をなし、前記アダプタ部の上部及び両側部を覆う
ように装着され、前記光コネクタの突き合わせ方向に沿
って 着脱自在に取り付けられるカバーハウジングと、 前記カバーハウジングの後部に光コネクタの突き合わせ
方向に沿って略Ｓ字状に形成され、前記アダプタ部に保
持されている前記光コネクタの後部を前記突合わせ方向
へ押圧すると共に前記ガイドピンの抜けを防止するバネ
部と、 前記アダプタ部と前記カバーハウジングとの間に前記光
コネクタの突き合わせ方向に沿って設けられ、前記カバ
ーハウジングの前記アダプタ部 への着脱を案内するガイ
ド手段とを有することを特徴とする光コネクタクリッ
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21761497A JP3475050B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 光コネクタクリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21761497A JP3475050B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 光コネクタクリップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1164682A JPH1164682A (ja) | 1999-03-05 |
| JP3475050B2 true JP3475050B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=16707061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21761497A Expired - Lifetime JP3475050B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 光コネクタクリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3475050B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JP4581666B2 (ja) * | 2004-12-08 | 2010-11-17 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ接続部品 |
| WO2006123777A1 (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-23 | Fujikura Ltd. | コネクタホルダ、コネクタホルダ付き光電気変換器、光コネクタ固定構造、およびコネクタホルダの組立方法 |
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| JP2017138535A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 富士通コンポーネント株式会社 | フェルール接続部品 |
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| US11994722B2 (en) | 2020-11-30 | 2024-05-28 | Corning Research & Development Corporation | Fiber optic adapter assemblies including an adapter housing and a locking housing |
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-
1997
- 1997-08-12 JP JP21761497A patent/JP3475050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1164682A (ja) | 1999-03-05 |
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