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JP3473354B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP3473354B2
JP3473354B2 JP28998697A JP28998697A JP3473354B2 JP 3473354 B2 JP3473354 B2 JP 3473354B2 JP 28998697 A JP28998697 A JP 28998697A JP 28998697 A JP28998697 A JP 28998697A JP 3473354 B2 JP3473354 B2 JP 3473354B2
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JP
Japan
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JP28998697A
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Inventor
啓二 楠本
武 森川
英一 高濱
Original Assignee
ミノルタ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
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Publication of JPH11125998A publication Critical patent/JPH11125998A/ja
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
し、特にマルチジョブ機能を有する複写機、ファクシミ
リ、それらの複合機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりマルチジョブ機能を備えた複写
機などの画像形成装置が知られている。マルチジョブ機
能とは、複数のジョブを装置に登録して、先に登録され
たジョブから順次実行していく機能である。すなわち、
プリント動作を行なっている間(ジョブを実行している
間)にも、原稿の読取(ジョブの登録)が可能である。
【0003】従来の複写機において、たとえば特開平5
−75772号公報に示される登録されたジョブの順番
にプリントを行なう装置や、特開平5−136918号
公報に示される複数のアプリケーションに対応した場合
にアプリケーションごとにプリントの優先順位を設定で
きる装置や、USP5,080,340に示されるシン
グルジョブ内で試しどりを行なう装置などが提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の技術に
おいて、複写機に既に登録されているジョブの出力部数
(プリント部数)が非常に多い場合を想定する。このと
き、新たなジョブを操作者が登録しても、既に登録され
ているジョブのプリントがすべて終了しないと、新たに
登録されたジョブのプリントが開始されないため、操作
者にとって不便である。
【0005】特に操作者が新たに設定したジョブが、プ
リント位置指定などの複雑なモードの設定を含むジョブ
であった場合には、モード設定のミスがあったとしても
操作者は登録されたジョブのプリントが行なわれるまで
設定が正しいものであったかを知ることができない。こ
れにより操作者は設定に関し不安を抱く恐れがある。
【0006】また、大量コピー(1台の複写機の設定可
能な部数を超えるコピー)を行なう場合に、1台の複写
機でモード設定を行ない予め少部数のコピーを行ない、
その複写物を他の数台の複写機で同時にコピーすること
がある。
【0007】しかし、上述のように最初に少部数のコピ
ーを行なうときに、ジョブが既に複写機に登録されてい
る場合は新たに登録されたジョブの出力が遅くなってし
まうことがあり、この場合は大量コピーを完了するまで
に長い時間がかかってしまう。
【0008】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、ジョブが既に装置に登録されている場
合でも新たなジョブの確認を効率よく行なうことがで
き、大量コピーを行なうときの生産性を向上させること
ができる画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、画像形成装置は、複数の
ジョブを登録する登録部と、登録された複数のジョブの
うち、実行されていないジョブの中からその一部を優先
して処理すべきジョブを識別する識別部と、識別された
ジョブの一部分を優先して実行するように制御を行なう
第1の制御部と、優先して実行されるジョブに両面コピ
ーモードが設定されている場合に、その処理モードを解
除または変更して、ジョブの一部分を優先して実行する
ように制御を行なう第2の制御部とを備え、第1の制御
部は、実行されているジョブの部の区切りにおいて、識
別されたジョブの一部分を優先して実行する。好ましく
は第2の制御部は、両面コピーモードを解除する。この
発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、複数のジョ
ブを登録する登録部と、登録された複数のジョブのう
ち、実行されていないジョブの中からその一部を優先し
て処理すべきジョブを識別する識別部と、識別されたジ
ョブの一部分を優先して実行するように制御を行なう第
1の制御部と、優先して実行されるジョブに両面コピー
モードが設定されている場合に当該両面コピーモードを
片面2in1モードに変更して、ジョブの一部分を優先
して実行するように制御を行なう第2の制御部とを備え
。この発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、複
数のジョブを登録する登録部と、登録された複数のジョ
ブのうち、実行されていないジョブの中からその一部を
優先して処理すべきジョブを識別する識別部と、識別さ
れたジョブの一部分を優先して実行するように制御を行
なう第1の制御部と、優先して実行されるジョブに所定
サイズでの出力モードが設定されている場合には、当該
所定サイズよりも小さい小サイズ出力モードに変更し
て、ジョブの一部分を優先して実行するように制御を行
なう第2の制御部とを備える。この発明の他の局面に従
うと、画像形成装置は、複数のジョブを登録する登録部
と、登録された複数のジョブのうち、実行されていない
ジョブの中からその一部を優先して処理すべきジョブを
識別する識別部と、識別されたジョブの一部分を優先し
て実行するように制御を行なう第1の制御部と、優先し
て実行されるジ ョブに両面コピーモードが設定されてい
る場合にその処理モードを解除または変更して、ジョブ
の一部分を優先して実行するように制御を行なう第2の
制御部とを備え、優先して実行されるジョブがプリント
部数1部のジョブであるときに、第2の制御部は両面コ
ピーモードの解除または変更を行なわない。この発明の
他の局面に従うと、画像形成装置は、複数のジョブを登
録する登録部と、登録された複数のジョブのうち、実行
されていないジョブの中からその一部を優先して処理す
べきジョブを識別する識別部と、識別されたジョブの一
部分を優先して実行するように制御を行なう第1の制御
部と、優先して実行されるジョブにフィニッシングに関
するモードが設定されている場合にそのモードを解除し
て、ジョブの一部分を優先して実行するように制御を行
なう第2の制御部とを備える。好ましくは、フィニッシ
ングに関するモードとはステープルモードである。好ま
しくは、フィニッシングに関するモードとはバインドモ
ードである。好ましくは、フィニッシングに関するモー
ドとは紙折りモードである。好ましくは画像形成装置
は、一部分が優先して実行されるジョブの残りを継続さ
せるか否か選択する選択部をさらに備える。好ましくは
第1の制御部は、識別されたジョブの一部分を優先して
実行するか否かを、当該ジョブに節約モードが設定され
ているか否かに応じて決定する。好ましくは第1の制御
部は、識別されたジョブの一部分を優先して実行するか
否かを、現在の時刻から当該ジョブのプリントが終了す
るまでの時間に応じて決定する。好ましくは第1の制御
部は、実行されているジョブの部の区切りにおいて、識
別されたジョブの一部分を優先して実行する。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】これらの発明に従うと、複数のジョブが装
置に登録されている場合でも、新たなジョブの確認を効
率よく行なうことができる。また、大量のコピーを行な
うときの生産性を向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は、本発明の第1の実施の形
態におけるディジタル複写機の全体構成を示す図であ
る。
【0023】図1を参照して、複写機1は、原稿を読取
って画像信号に変換する走査系10と、走査系10から
送られる画像信号を処理する画像処理ユニット20と、
画像処理ユニット20から送られる画像データを記憶
し、印字処理ユニットに出力するメモリユニット30
と、メモリユニット30から送られる画像データに基づ
いて半導体レーザ61を駆動する印字処理ユニット40
と、半導体レーザ61からのレーザ光を感光体ドラム7
1上の露光位置に導くためのレーザ光学系60と、露光
による潜像を現像し、記録紙上に転写し、定着して画像
を形成する作像系70と、複写機本体の上面に設けられ
た操作パネル(図10に示す。なお、図1では不図示)
と、原稿を搬送し必要に応じて表裏の反転を行なう原稿
搬送部500と、ステープル等の処理を行なうフィニッ
シャー部600とから構成されている。
【0024】なお、走査系10および画像処理ユニット
20などによって読取部IRが、また印字処理ユニット
40、レーザ光学系60、および作像系70などによっ
てプリンタ部Pが、それぞれ構成されている。図中のス
イッチSW1は、ディジタル複写機1への電源の供給を
行なうためのスイッチである。
【0025】読取部IRは、原稿ガラス19上に載置さ
れた原稿の画像を読取り、その原稿の画像の各画素に対
応する画像データを生成する。露光ランプ12および第
1ミラー13aを有する第1スキャナ11と、第2およ
び第3ミラー13b,13cを有する第2スキャナ14
とは、スキャンモータM2の駆動により矢印b,b′方
向(副走査方向)に移動する。
【0026】露光ランプ12からの光は、原稿ガラス1
9上の原稿によって反射され、ミラー13a,13b,
13c、およびレンズ15を介してラインセンサ(CC
D)16に照射される。ラインセンサ16は、図1の紙
面に直交する方向(主走査方向)に多数の光電変換素子
を配列したものであり、たとえば400DPIで画像を
読取り、各画素に対応する画像データを出力する。
【0027】また、前述のように第1スキャナ11およ
び第2スキャナ14が矢印b,b′方向に移動すること
により、ラインセンサ16は原稿画像を副走査すること
ができる。センサSE3は、第1スキャナ11がホーム
ポジションにあることを検出する。
【0028】ラインセンサ16から出力された画像デー
タは、画像処理ユニット20において処理された後、メ
モリユニット30へ送信される。メモリユニット30
は、画像処理ユニット20から受信した画像データを圧
縮して一旦記憶し、伸長処理を行なってプリンタ部Pへ
送信する。その際、必要な場合には回転編集処理などが
施される。画像信号処理ユニット20とメモリユニット
30については後に詳述する。
【0029】次にプリンタ部Pについて説明する。印字
処理ユニット40は、メモリユニット30から受信した
画像データに基づいてレーザ光学系60を制御する。レ
ーザ光学系60は、印字処理ユニット40によって変調
(オン、オフ)制御されるレーザビームを放射する半導
体レーザ61と、この半導体レーザ61から放射された
レーザビームを感光体ドラム71上に走査させるための
ポリゴンミラー62と、fθレンズ63と、ミラー64
a,64bとを有する。
【0030】回転駆動される感光体ドラム71の周囲に
は、その回転方向に沿って帯電チャージャ72と、現像
器73と、転写チャージャ74と、分離チャージャ75
と、クリーナ76と、イレーサランプ77とが配置され
ており、周知の電子写真プロセスによってトナー画像を
形成し、トナー画像を用紙上に転写する。
【0031】用紙は、給紙カセット81a,81bから
給紙ローラ82a,82bによって供給され、用紙搬送
通路83およびタイミングローラ84によって転写チャ
ージャ74の位置へ送り込まれる。
【0032】転写チャージャ74の位置でトナー像が転
写された用紙は、搬送ベルト85と、定着器86と、定
着後ローラ87と、排出ローラ94とを介して、プリン
タ部Pから排出される。
【0033】これら各種ローラや感光体ドラム71は、
メインモータM1によって駆動される。また、給紙カセ
ット81a,81bの近傍には、各カセットに収容され
ている用紙のサイズを検出するための用紙サイズ検出セ
ンサSE1,SE2や、給紙カセットの収納用紙の状態
(ニアエンプティやエンプティ)を検出するためのセン
サ10E,11Eが設けられている。
【0034】通紙経路には、用紙の搬送状態、タイミン
グを検出するための用紙検出センサが配置されている。
この用紙検出センサの状態を検出して、用紙のジャムな
どの検出が可能となっている。用紙検出センサとして、
本実施の形態では、タイミングローラ84前に配置され
ているセンサ10Pと、搬送ベルト85に配置されてい
るセンサ11Pと、定着後ローラ87に配置されている
センサ12Pと、排出ローラに配置されているセンサS
E92とが設けられている。
【0035】プリンタ部Pは、両面コピーなどの場合に
スイッチバック搬送を行なう機能を有している。
【0036】スイッチバック搬送機構は、経路切換爪9
1と、搬送ローラ92と、反転ローラ93などとから構
成されている。
【0037】片面コピーモードにおいては、用紙はスイ
ッチバック搬送経路を素通りしてフィニッシャー部60
0へ送られる場合と、ページ揃えなどのためのためにス
イッチバック搬送部へ送られ、スイッチバックされてフ
ィニッシャー部600へ送られる場合とがある。スイッ
チバックの方法については後述する。
【0038】両面コピーモードにおいては、図示しない
ソレノイドによって切換爪91の左端部が上方へ移動
し、定着後ローラ87から送られた用紙は、搬送ローラ
92を通って正反転ローラ93に達する。用紙後端が用
紙センサSE91に達すると、正反転ローラ93が反転
する。これによって用紙は、水平搬送部へ送られる。
【0039】送られた用紙は、水平搬送ローラ88a〜
88cを通ってタイミングローラ84へ送られて待機す
る。ここで複数枚の用紙が連続給紙された場合は、各用
紙は互いに重ならないように所定の用紙間隔を設けて次
々に搬送されてフィニッシャー部600に送り込まれ
る。用紙の搬送経路長は一定であるので、フィニッシャ
ー部600および水平搬送ローラ88a〜88cによる
1循環の用紙枚数(最多循環枚数)Nは、用紙サイズに
依存することになる。
【0040】原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ51
0上にセットされた原稿を自動的に原稿ガラス上に搬送
し、また走査系10によって読取られた原稿を原稿排紙
部511に排出するものである。
【0041】通常モードにおいては、操作者は1枚また
は複数枚の原稿を、読取るべき面を上に向けて原稿給紙
トレイ510上にセットし、サイド規制板を原稿の幅に
合わせる。動作が開始すると、原稿はセットされた最上
部から順に給紙ローラ501によって搬送され、捌きロ
ーラ502と捌きパッド503とによって捌かれて、1
枚ずつ給紙される。搬送される原稿は中間ローラ504
を通り、レジストセンサSE51および幅サイズセンサ
SE53により検出された後、レジストローラ505に
よって斜行が補正される。原稿の後端が原稿スケール5
12の左端を通過した直後に、原稿搬送ベルト506は
僅かに逆転して停止する。
【0042】これにより、原稿の右端は原稿スケール5
12の端縁に当接し、原稿は原稿ガラス19上の正確な
位置に設定される。このとき、次の原稿の先端はレジス
トローラ505に達しており、次の原稿の搬送時間を短
縮するようになっている。
【0043】原稿が原稿ガラス19上の正確な読取位置
にセットされると、走査系10による原稿の読取走査が
行なわれる。原稿の読取が終了すると、原稿は原稿搬送
ベルト506により左方向に搬送され、反転ローラ50
7で搬送方向が変更され、切換爪508の上方を通過し
て排紙トレイ511上に排出される。
【0044】なお、両面原稿の場合は、第1面の読取が
終了すると原稿搬送ベルト506により原稿が左方向に
搬送され、反転ローラ507で搬送方向が変更された
後、切換爪508により再び原稿ガラス19上に送り出
され、原稿の第2面が読取位置にセットされる。第2面
の読取が終了した原稿は、原稿搬送ベルト506により
左方向に搬送され、反転ローラ507、切換爪508、
および排出ローラ509を経て排紙トレイ511上に排
出される。
【0045】フィニッシャー部600は、ソーティン
グ、ステープルなどの処理を自動化するための付加装置
としてプリンタ部Pの側面に組みつけられている。
【0046】フィニッシャー部600は、ステープル用
収納機能付きトレイ610と、エレベート機能付きトレ
イ630と、ステープラユニット620と、経路切換爪
602と、搬送ローラ601,603,604,60
5,606,607などから構成されている。
【0047】ステープルモードが設定されている場合に
は、プリンタ部Pのスイッチバック機構にて反転された
用紙が排出ローラ94を介してプリンタ部Pより排出さ
れる。フィニッシャー部600へ送り込まれた用紙は、
搬送ローラ601を経由して、経路切換爪602の切換
により搬送ローラ603の方向へ送られる。
【0048】経路切換爪602は、図示しないソレノイ
ドによって制御され、設定されているコピーモードによ
って搬送ローラ603の方へ用紙を送るのか、搬送ロー
ラ604の方へ用紙を送るのかが切換られるようになっ
ている。
【0049】搬送ローラ603から排出された用紙は、
ステープル用収納機能付きトレイ610に排出される。
1部の用紙がステープル用収納機能付きトレイ610に
排出された後、ステープル処理を行なうために、搬送ロ
ーラ607によってステープラユニット620へ用紙は
送られ、所定の位置においてステープル処理された後、
搬送ローラ605,606を通してエレベート機能付き
トレイ603へ排出される。
【0050】ステープルモード以外の場合には、プリン
タ部Pより排出された用紙は、搬送ローラ601,60
4,605,606を通ってエレベート機能付きトレイ
630へ排出される。
【0051】図2および図3は、複写機の制御部100
の構成を示すブロック図である。図2および図3を参照
して、制御部100は7個のCPU1〜7を中心に構成
され、これら各CPU1〜7には、それぞれプログラム
を格納したROM111〜117と、プログラム実行の
ためのワークエリアとなるRAM121〜127とが設
けられている。なお、CPU3はメモリユニット30内
に設けられている。
【0052】CPU1は、操作パネルの各種操作キーか
らの信号の入力および表示に関わる制御を行なう。
【0053】CPU2は、画像処理ユニット20の各部
の制御と走査系10の駆動制御を行なう。
【0054】CPU3は、印字処理ユニット40、プリ
ント光学系60、および作像系70の制御を行なう。ま
たCPU4はメインモータM1の制御を行なう。CPU
5は、制御部100の全体的なタイミング制御や動作モ
ードの設定のための処理を行なう。
【0055】CPU3は、メモリユニット30を制御す
ることによって読取った画像データをメモリ(画像メモ
リ304)に一旦格納し、これを読出して印字処理ユニ
ット40へ出力する。
【0056】なお、用紙サイズ検出センサSE1,2か
らの信号は、CPU4の管理するI/Oへ入力され、複
写用紙のサイズはCPU4で管理される。また、用紙検
出センサ10P,11P,12P、SE92や収納用紙
検出センサ10E,11Eの検出状態も、I/Oを通し
て、CPU4が検出するようになっている。
【0057】CPU6は、原稿送り装置500による原
稿搬送の制御を行なう。CPU7は、フィニッシャー部
600の制御を行なう。
【0058】次に読取部IRおよび画像信号処理ユニッ
ト20について説明する。図4は、読取部IRのブロッ
ク図である。なお、この図においてCPU2、ROM1
12、RAM122およびCCD16は、図2に対応し
ている。
【0059】タイミング制御部21は画像読取同期信号
を各ブロックへ供給する。CCD16は、原稿情報を光
電変換し電気信号を生成する。その信号は、アンプ部2
3によって増幅制御され、A/D変換器25によって8
ビットのディジタル信号へ変換される。
【0060】その信号は、シェーディング補正部26に
よって光学系やCCDによる歪みを取除く処理がなされ
る。次に濃度変換部27で、反射データを濃度データへ
変換したり、ガンマ補正をする処理が行なわれる。その
信号は、電気変倍部28へ入力され、設定されている倍
率情報から主走査方向に対して電気的な変倍処理が実行
される。その後、編集加工部29で画像編集処理された
画像データがプリンタエンジンやメモリユニットへ供給
される。
【0061】画像モニタメモリ24は、CPU2からの
指示により、画像データを1ライン分記憶する。また、
CPU2は各ブロック26〜29へのパラメータの設
定、スキャナモータM2の駆動によるスキャン制御、ホ
ストCPU5との通信などの読取装置の全体制御を行な
う。
【0062】次に、原稿サイズおよび原稿の方向(縦/
横)の検出方法について説明する。読取った画像の原稿
部分の判断では、たとえば原稿ガラスの原稿カバーを鏡
面のものとして、原稿を走査して、反射光量が多いとこ
ろを原稿と判断する。鏡面部分においては反射光量がほ
とんどないため、原稿部分の判断を容易に行なうことが
できる。なお、原稿カバーを開放した状態で走査を行な
っても、同様に原稿の位置を識別することができる。
【0063】CPU2は、ホストCPU5より原稿サイ
ズ検出動作の指示を受けると、予備スキャンを行なう。
CPU2は、スキャナ位置センサSE−IRからのスキ
ャナ位置情報に基づいてスキャナモータM2を制御し、
スキャナ11を副走査方向に走査させる。副走査位置に
対応したタイミングで、画像データの内容とモニタされ
た位置情報とから、原稿サイズと縦置きか横置きか等を
検出し、検出結果をホストCPU5へ送信する。
【0064】CPU2は、ホストCPU5から送信され
る倍率情報をもとに、画像読取時にその倍率情報に合っ
たスキャン速度でスキャナモータM2の速度制御も行な
う。
【0065】図5は、メモリユニット30のブロック図
である。メモリユニット30は、画像データの入力/出
力を切換える切換部301と、CPU3からのパラメー
タ設定に基づいて2値データを作成する2値化処理部3
02と、400DPIでA4サイズの2ページ分の容量
を有したマルチポートの画像メモリ304と、それぞれ
独立に動作可能な圧縮器311および伸長器312を有
した符号処理部305と、マルチポートを有した符号メ
モリ306と、回転処理部307と、CPU3からのパ
ラメータ設定に基づいて多値データを作成する多値化処
理部308と、変倍処理部309と、メモリユニット3
0の全体を制御するCPU3などからなる。
【0066】符号処理部305は、画像メモリ304に
画像データが書込まれると、そのデータを呼出しかつ圧
縮して符号データを作成し、これを符号メモリ306に
書込む。また、CPU3の指令により、符号メモリ30
6に書込まれた符号データを読出しかつ伸長して画像デ
ータを作成し、これを画像メモリ304に書込む。画像
メモリ304に、複数ページ分の画像データを書込むと
きは、書込位置および書込エリアに応じた伸長を制御す
ることができる。
【0067】伸長によって、画像メモリ304に1ペー
ジ分の画像データが生成されると、CPU3は画像デー
タを画像メモリ304より呼出し、回転処理部307へ
供給する。回転処理部307において必要に応じて画像
データが回転処理され、多値化処理部308において多
値の画像データが生成され、これが変倍処理部309を
通って出力される。
【0068】変倍処理部では、主方向、副方向の電気変
倍処理を行なうことができる。なお、圧縮器311およ
び伸長器312は互いに独立してかつ並行に動作可能と
なっている。これらと符号メモリ306との間では、デ
ータがそれぞれDMA転送されるようになっている。
【0069】このような原稿画像の一時的な記憶に際し
て、符号メモリ306は、RAM326内に設けられた
管理テーブルMT1によって管理される。これらの制御
を担っているのは、CPU3である。
【0070】図6は、管理テーブルの概略図である。原
稿を読取って圧縮する際には、画像情報をジョブ単位で
管理する必要があるため、ジョブ内で複数ページが分割
されて記憶される。そこで管理テーブルは、分割された
ページ単位の情報を記憶するテーブル(T−2)と、ジ
ョブ単位の情報を記憶するテーブル(T−1)を持って
いる。
【0071】テーブル(T−1)に記憶される情報を、
ジョブ単位情報といい、テーブル(T−2)に記憶され
る情報をページ管理情報と呼ぶ。
【0072】ジョブ単位情報は、ジョブIDと、ジョブ
の登録状態と、ページ管理情報をどこに記憶しているか
という情報と、コピーの指定枚数(部数)と、節約コピ
ーの種類などを示すコピーモードなどとからなる。ま
た、ページ管理情報は、圧縮画像データがどこにあるか
を示す情報である。
【0073】CPU3は、CPU5からの指示により、
画像メモリ304から画像データを読出して圧縮する際
に、管理テーブルの情報を作成しながら、圧縮器311
を制御して符号メモリに圧縮画像データを格納してい
く。
【0074】また、画像データを出力する際には、それ
とは逆の動作を行なう。すなわち、符号メモリ306か
ら圧縮画像データは読出される。管理テーブル内の情報
は、該当するページの情報が正常に読出され、操作者が
指定した枚数(部数)Mのコピーが完了したときに消去
される。
【0075】図7は、管理テーブルMT1と符号メモリ
306との関係を示す図である。符号メモリ306は、
32Kバイト単位のメモリ領域に区分されており、書込
(画像読取)時と読出(プリント)時との同時制御を可
能とすることを考慮して、それぞれの領域にはページご
との符号データが格納される。
【0076】管理テーブルMT1には、符号メモリ30
6の領域を示す番号と、書込順(原稿のスキャン順)に
付与される画像データのページ番号(原稿画像の番号)
PNと、連結されている領域の番号、画像登録番号、圧
縮方式およびデータ長などの圧縮伸長処理に必要な各種
の付加情報とが格納されている。これらの情報に基づい
て符号メモリ306は動的に管理される。
【0077】図7(a)における「前連結」は、各ペー
ジ内における32Kバイトごとの領域の前方向へのつな
がりを示すものである。「前連結」が、「00」である
場合には、1ページ分のデータの最初の格納領域である
ことを示す。
【0078】「後連結」もそれと同様に、「FF」であ
るときは最後の領域であることを示す。「FF」以外の
場合には、後につながる領域の番号を示している。
【0079】CPU3は、画像メモリ304から画像デ
ータを読出して圧縮する際に、管理テーブルMT1の情
報を参照しながら、圧縮器311を制御して画像データ
を符号メモリ306に格納していく。また、画像データ
を出力する際には、それと逆の動作により符号メモリ3
06から符号データを読出していく。
【0080】管理テーブルMT1内の情報は、該当する
ページの情報が正常に読出され、操作者の指定したコピ
ー枚数(部数)Mのコピーが完了したときに消去され
る。
【0081】次に複写機1の動作シーケンスについて、
各CPUの間でやり取りされる要求コマンド(Q)、レ
ポート(A)、またはデータの流れを中心に説明する。
【0082】図8は、メモリ書込動作の概略シーケンス
を示す図である。書込動作では、画像処理ユニット20
から画像メモリ304へ画像データが転送される。
【0083】まず、全体のシーケンスを制御しているC
PU5が、CPU3に対してメモリ準備を要求する。こ
れを受けてCPU3は、内部ハードウェアに対し、画像
処理ユニット20からの画像データを画像メモリ304
へ転送させるためのバス接続状態の設定、2値化処理の
ためのモードの設定、画像メモリ304への書込領域の
開始アドレスおよびXYレングス情報などの設定を行な
う。
【0084】これらの設定が終わって準備が完了する
と、CPU3は、CPU5に対してメモリ準備の完了を
通知する。CPU5がCPU3およびCPU2に対して
読取を要求すると、CPU2の制御部が、その内部の原
稿走査制御部に対してスキャンを要求する。
【0085】原稿走査制御部によりスキャンが開始さ
れ、スキャナが画像領域に達すると、CPU2により設
定された画像処理モードに応じて、読取データ(画像デ
ータ)が画像信号処理ユニット20からメモリユニット
部30に転送される。
【0086】スキャンが終了し、CPU2およびCPU
3から読取の完了が通知されると、CPU5はCPU3
に対して、データの圧縮を要求する。これを受けてCP
U3は、画像メモリ304からの読取アドレス、XYレ
ングス情報、符号メモリ306への書込アドレス、およ
び圧縮器311のモード(たとえば算術符号化方式、M
H方式)などを設定し、各部の起動を行なう。これによ
って圧縮処理が行なわれ、符号データが符号メモリ30
6に格納される。
【0087】圧縮処理が終了すると、CPU3からCP
U5に圧縮の完了が通知される。図9は、メモリ読出動
作の概略シーケンスを示す図である。
【0088】メモリ読出動作では、画像メモリ304か
ら画像データが読出され、その画像データに基づいて用
紙に複写画像がプリントされる。
【0089】CPU5は、CPU3に対してデータ伸長
を要求する。CPU3は、符号メモリ306からの読出
アドレス、データ量、画像メモリ304への書込アドレ
ス、XYレングス情報、および伸長器312のモード
(たとえば算術符号化方式、MH方式)などを設定して
各部の起動を行なう。これによって伸長処理が行なわ
れ、画像データが画像メモリ304に書込まれる。
【0090】伸長処理が終了すると、CPU5は、CP
U3に対して画像メモリ304から画像データを読出す
ためのメモリ準備要求を出力する。これを受けて、CP
U3は、内部ハードウェアに対して画像メモリ304か
ら印字処理ユニット40へ画像データを出力するための
バス接続状態の設定、回転処理のための設定、画像メモ
リ304の読出領域の開始アドレスおよびXYレングス
情報などの設定を行なう。
【0091】これらの設定が終わって準備が完了し、そ
の通知を受けるとCPU5はCPU3および印字処理ユ
ニット40に対してプリントを要求する。印字処理ユニ
ット40からCPU5に用紙の搬送状態を知らせる給紙
レポートが送られ、その後画像メモリ304から読出さ
れた画像データが印字処理ユニット40に出力され、プ
リントが行なわれる。
【0092】プリントが完了すると、CPU3および印
字処理ユニット40が、CPU5に対してプリント完了
レポートおよびイジェクト完了レポートを送信する。こ
れらのレポートを受取ったCPU5は、必要に応じてC
PU3に対してメモリクリア要求を与える。
【0093】図10は、操作パネルの平面図である。操
作パネルには、状態表示および各種のモード設定のため
の液晶タッチパネル91と、コピーの数値条件(枚数や
倍率など)を入力するためのテンキー92と、数値条件
を標準値に戻すためのクリアキー93と、コピーモード
を初期化するためのパネルリセットキー94と、コピー
中止を指示するためのストップキー95と、コピー開始
を指示するためのスタートキー96と、ジョブの登録を
行なうためのジョブ登録キー90と、ノンソートにする
かソートにするかを設定するためのモード設定キー97
と、ノンソートが選択されたことを示す表示部97a
と、ソートが選択されたことを示す表示部97bと、ス
テープルモードを設定するためのモード設定キー98
と、ステープルモードが選択されたことを示す表示部9
8aとが設けられている。
【0094】液晶タッチパネル91は、収納用紙のニア
エンプティ、エンプティ、用紙のジャム発生、トラブル
発生などの複写機の各種状態や、露光レベル、倍率など
の複写機の動作モードのさまざまな表示を行なうととも
に、動作モードの選択のための入力を行なう。
【0095】本実施の形態における複写機では、登録さ
れたジョブのそれぞれの1部目(1部数)だけのプリン
トを優先的に出力させることができるが、この操作や表
示は液晶タッチパネル91を介して行なわれる。
【0096】図11は、操作パネルの制御を担うCPU
1のメインフローチャートである。電源が投入される
と、CPU1は、まずRAMやレジスタなどを初期化す
る初期設定を行なう(♯101)。その後、1ルーチン
の長さを規定する内部タイマをセットする(♯10
2)。その後、キー操作を受付けるキー入力処理(♯1
03)、操作に応じた表示を行なうパネル表示処理(♯
104)、その他の処理(♯105)、および内部タイ
マの待合せ処理(♯106)を繰返し実行する。また、
適時に割込処理として他のCPUとの通信を行なう。
【0097】ジョブの一部を優先して出力することの確
認画面を表示する処理や、フィニッシングモード設定の
処理は、上述のその他の処理(♯105)の中での1つ
のサブルーチンとして実行される。
【0098】図12は、メモリユニット30の制御を担
うCPU3のメインフローチャートである。
【0099】CPU3は、初期設定処理(♯301)を
行なった後、コマンド受信処理(♯302)、ステータ
ス送信処理(♯303)、画像メモリ書込処理(♯30
4)、圧縮制御処理(♯305)、伸長制御処理(♯3
06)、画像メモリ読出処理(♯307)、およびその
他の処理(♯308)を繰返し実行する。
【0100】図13は、プリンタ部Pの制御を担うCP
U4のメインフローチャートである。
【0101】CPU4は、初期設定を行なった後(♯4
01)、内部タイマのセット(♯402)、現像・転写
系の制御(♯403)、搬送系の制御(♯404)、定
着系の制御(♯405)、印字処理ユニットの制御(♯
406)、その他の処理(♯407)、および内部タイ
マの待合せ処理(♯408)を繰返し実行する。
【0102】図14は、複写機の制御を総括するCPU
5のメインフローチャートである。CPU5は、初期設
定を行なった後(♯501)、内部タイマをセットし
(♯502)、他のCPUからの入力データをチェック
する入力データ解析処理を行ない(♯503)、操作内
容に応じて動作モードを定めるモード設定処理を行ない
(♯504)、読込処理を行ない(♯505)、プリン
ト処理を行ない(♯506)、コマンドを通信ポートに
待機させる出力データセットを行ない(♯507)、そ
の他の処理を行ない(♯508)、内部タイマの待合せ
(♯509)を行なうことを繰返し実行する。
【0103】図15は、図11に示されるCPU1のメ
インフローチャートの中のその他の処理(♯105)に
含まれる1つのサブルーチンである一部優先出力確認処
理のフローチャートである。
【0104】まずこのフローチャートで行なわれる処理
の概要について説明する。図16を参照して、登録され
たジョブの1部目だけを優先的に出力する前に、液晶タ
ッチパネル91に図16に示される画面が表示される。
この画面は、操作者に対するメッセージを表示する部分
99aと、操作者に確認を促す部分99b〜99dと、
本画面の表示の終了を操作する部分99eとからなって
いる。
【0105】操作者に対するメッセージを表示する部分
99aには、たとえば「ジョブがすべて完了するまで時
間がかかりますので、一部だけ優先出力します。」とい
うように一部だけを優先出力する旨を示すメッセージが
表示される。
【0106】操作者に確認を促す部分99b〜99dで
は、一部だけ優先出力した後の残りのジョブの出力を継
続させるかどうかの確認をとる。継続しない場合には、
操作者は「OK」ボタン99cを押す。継続する場合に
は、「NO」ボタン99dを押す。
【0107】「OK」ボタン99cが押された場合に
は、一部の優先出力のみが行なわれ、残りの部数の出力
は行なわれない。「NO」ボタン99dが押された場合
には、一部の優先出力が行なわれ、その後順番を待って
残りのジョブの出力が行なわれる。
【0108】すべての設定が終了すれば、操作者は「終
了」ボタン99eを押すことによって、図10に示す基
本画面に戻すことができる。なお、99cまたは99d
のボタンが押されないままに終了ボタン99eが押され
た場合には、OKボタン99cが押されたものとして扱
われる。
【0109】なお、この実施の形態においては登録され
たジョブの一部を自動的に優先出力させるが、優先出力
させるかどうかを操作者に選ばせるようにしてもよい。
また、優先出力する場合に、たとえばステープルモード
やバインドモードや紙折りモードなどの処理に時間がか
かるモードをキャンセルすることについても、操作者が
設定できるようにしてもよい。
【0110】再び図15に戻って、一部優先出力確認処
理においては、まずステップ♯111において、操作者
に対するメッセージを表示する部分99a(図16参
照)が表示され、ステップ♯112において操作者に確
認を促す部分99bが表示され、ステップ♯113にお
いて各種ボタン99c〜99eが表示される。その後ス
テップ♯114において各ボタン99c〜99eの状態
がチェックされる。
【0111】ステップ♯114でいずれのボタンもオン
となっていないと判断された場合には、本サブルーチン
を終了する。
【0112】ステップ♯114でOKボタン99cが押
されていると判断された場合には、ステップ♯120に
おいて、残りの出力処理をキャンセルする要求をセット
する。その後、ステップ♯122においてボタンオンフ
ラグをセットして、本サブルーチンを終了する。ボタン
オンフラグとは、終了ボタン99eが押されたときに、
その前の段階で他のボタンが押されていることを判別す
るためのフラグである。
【0113】ステップ♯114でNOボタン99dが押
されていると判断された場合には、ステップ♯121に
おいて残りのジョブの出力を行なうことを要求するため
の処理を行なう。その後、ステップ♯122においてボ
タンオンフラグをセットして、本サブルーチンを終了す
る。
【0114】ステップ♯114で終了ボタン99eが押
されていると判断された場合には、ステップ♯115に
おいて、液晶タッチパネルを基本画面(図10に示され
る画面)へ戻す処理が行なわれる。その後、ステップ♯
116においてボタンオンフラグがセットされているか
どうかが判定される。
【0115】ステップ♯116でセットされていると判
断された場合には、ステップ♯117でボタンオンフラ
グをリセットする。その後、ステップ♯118におい
て、前述のステップ♯120または♯121の処理で発
せられた要求があることを他のCPUへ通知するための
送信処理が実行された後、本サブルーチンを終了する。
ステップ♯116でセットされていないと判定された場
合には、ステップ♯119において残りのジョブ出力を
行なうことを禁止する要求をセットする。その後、ステ
ップ♯118においてステップ♯119での要求を他の
CPUへ通知するための送信処理を実行した後、本サブ
ルーチンを終了する。
【0116】図17は、図11に示されるCPU1のメ
インフローチャートの中のその他の処理(♯105)に
含まれる1つのサブルーチンであるフィニッシングモー
ド設定処理のフローチャートである。
【0117】フィニッシングモード設定処理に入ると、
まずステップ♯131において電源投入直後かどうかが
判定される。YESであれば、ステップ♯132で図1
0に示される表示部97a,97bおよび98aの初期
化が行なわれる。ここでは、初期化としてたとえばノン
ソートおよびステープルなしと設定されているため、表
示部97aが点灯し、表示部97bが消灯し、表示部9
8aが消灯となる。次に、ステップ♯133において、
モード設定の初期化が行なわれる。ここでは初期状態と
してたとえばノンソートおよびステープルなしが設定さ
れる。その後、このサブルーチンを終了する。
【0118】電源投入直後でない場合は、ステップ♯1
34において図10に示されるキー97およびキー98
の状態を確認する処理が行なわれる。
【0119】ステップ♯134においてどのキーもオン
でないと判断された場合には、そのまま本サブルーチン
を終了する。
【0120】ステップ♯134においてキー98が押さ
れている(オンとなっている)と判断された場合には、
ステップ♯135において現在のモードに「ステープル
あり」が設定されているかが判定される。ステップ♯1
35でステープルなしの状態である場合には、ステップ
♯136においてステープルありの設定とし、ステップ
♯137において表示部98aを点灯させた後本サブル
ーチンを終了する。
【0121】ステップ♯135においてステープルあり
の状態であれば、ステップ♯138においてステープル
なしの設定とし、ステップ♯139において表示部98
aを消灯し、本サブルーチンを終了する。
【0122】ステップ♯134においてキー97が押さ
れている(オンとなっている)と判断された場合には、
ステップ♯140において現在のモードが「ノンソー
ト」であるかが判定される。ステップ♯140でノンソ
ートの状態であるときには、ステップ♯141において
モードに「ソート」を設定し、ステップ♯142におい
て表示部97aを消灯し、表示部97bを点灯させた
後、本サブルーチンを終了する。
【0123】ステップ♯140でモードに「ソート」が
設定されている場合には、ステップ♯143においてノ
ンソートの設定とし、ステップ♯144で表示部97a
を点灯し、表示部97bを消灯し、本サブルーチンを終
了する。
【0124】以上の図17に示される処理で、フィニッ
シングモードの設定処理が行なわれる。ここで設定され
たモードは、別のCPUへ送信され、出力のときなどに
利用される。
【0125】図18は、図14の読込処理(♯505)
のフローチャートである。このフローチャートにおいて
は、原稿の読込に関するジョブの登録処理を行なう。
【0126】まず、原稿が複写機にセットされているか
が判定され(♯511)、原稿がセットされていれば現
在の読込の状態を判断する(♯512)。もし読込中で
なければ、CPU1の操作パネルから読込スタートの要
求を受信しているかどうかを判断し(♯513)、読込
スタート要求があれば、読込ジョブIDを更新し(♯5
14)、読込中であることを示すフラグをセットし(♯
515)、読込シーケンス制御を行なう(♯516)。
【0127】読込シーケンス制御では、CPU3および
CPU2との間で前述のコマンドおよびレポートのやり
取りを行なうことにより、複数の原稿をページ単位で圧
縮し、管理テーブルMT1および符号メモリにデータを
順次登録していく。
【0128】原稿がセットされていない場合は(♯51
1でNO)、フラグにより読込中であるかを判断し(♯
517)、読込中であれば、原稿の読取が終了したこと
を示すので、ジョブ登録終了を管理テーブルにセットし
(♯518)、読込中のフラグを解除する(♯51
9)。
【0129】また、ステップ♯512でYESであれば
ステップ♯516からの処理を実行する。ステップ♯5
13または♯517のいずれかでNOであれば、メイン
ルーチンに戻る。
【0130】図19は、図14のプリント処理(♯50
6)のフローチャートである。このフローチャートにお
いては、プリントに関するジョブの読出および切換処理
を行なう。
【0131】<ジョブ開始処理>まず、ステップ♯52
1においてプリント中であるかが判断され、プリント中
でなければステップ♯535で未処理のプリントすべき
ジョブが存在するかどうか判断する。未処理のジョブが
存在していれば、ステップ♯536でプリント中のフラ
グをセットし、ステップ♯537でその未処理ジョブの
IDをカレントジョブとして設定する。さらに、ステッ
プ♯532においてプリントシーケンス制御を実行す
る。以上の処理により、新たなジョブのプリントが開始
される。
【0132】プリントシーケンス制御は、CPU4およ
びCPU3が前述のコマンドおよびレポートのやり取り
を行なうことにより、カレントジョブIDに対応する画
像データをページ単位で管理テーブルおよび符号メモリ
から順次読出し、伸長処理を行ない、印字処理を行なう
ことで実行される。
【0133】<ジョブの全部数プリント終了における切
換処理>カレントジョブが全部数プリント終了したので
あれば(♯522でYES)、ステップ♯533で待避
ジョブが存在するかどうかを判定する。存在しなけれ
ば、ステップ♯535から前述のジョブ開始処理と同様
の処理を行なう。
【0134】なお、ここで待避ジョブの存在の判断に
は、図15の「残りの出力処理要求」(♯121)およ
び「残りの出力処理キャンセル要求」(♯119,♯1
20)での信号が考慮される。ここで「残りの出力処理
キャンセル要求」が設定されているジョブにおいては、
カレントジョブへの復帰は行なわれない。
【0135】ステップ♯533でYESと判定されたと
きは、ステップ♯534で待避ジョブのIDを待避ジョ
ブバッファから読出してカレントジョブIDにセットす
る。
【0136】また、待避ジョブと未処理のジョブが両方
存在しない場合(♯533および♯535でNO)は、
すべてのジョブが終了したとしてプリント中のフラグを
解除する(♯538)。
【0137】<ジョブのN部目プリント終了における切
換処理>ステップ♯522でNOの場合には、ステップ
♯523でカレントジョブのN部目のプリントを終了し
たかどうか判断される。これは、カレントジョブの部の
区切りを判断するものである。すなわち、N部目とは、
1から(設定部数−1)までの間のいずれかの部数を示
す。
【0138】N部目のプリントの終了であれば、ステッ
プ♯524で未処理のジョブが存在するかどうかが判定
される。存在していれば、ステップ♯525で未処理ジ
ョブの中で出力部数がまだ0のもの、すなわち1部目を
まだプリント完了していないジョブが存在するかどうか
の判断を、すべての未処理ジョブに対して実行する。
【0139】もし1つでも出力部数が0のジョブが存在
していれば、その条件が成立したすべてのジョブに関し
て、どのようなモードが設定されているかステップ♯5
26で判定する。
【0140】次に、ステップ♯527で出力部数が0の
ジョブの優先順位を変えるかどうかを判断する。
【0141】優先順位の変更を行なうか否かは以下のよ
うにして決められる。 (1) 出力部数0のジョブが終了するまでの時間(実
行に要する時間)に応じて決定する。すなわち、現在の
時刻から当該出力部数0のジョブのプリントが終了する
までの時間を、ジョブの実行順番と設定されたコピーモ
ードとコピー部数とから予測し、予測された時間が所定
時間を超えたものの実行順位を変更し、優先的に出力す
る。
【0142】(2) 出力部数0のジョブに設定されて
いるモードの複雑さに応じて決定する。すなわち、出力
部数0のジョブに設定されているモードが複雑であると
きに、そのジョブを優先的に出力するようにする。複雑
なモードとは、たとえば節約コピーモード(2in1コ
ピーや両面コピーなど)である。これは、複雑なコピー
モードが設定されているときには、操作者はコピーの出
力結果が所望のものであるかをすぐに知りたいと考えら
れるからである。
【0143】本実施の形態においては、上記(1)およ
び(2)のいずれかの条件に基づき、ジョブの実行順位
を変更するものとする。ジョブの実行順位を変更する
(すなわちジョブの一部を優先的に処理する)ときに
は、CPU1に通知が行なわれ、液晶タッチパネルに図
16に示される表示がなされる。
【0144】ステップ♯527でYESであれば、ステ
ップ♯528でカレントジョブを優先して処理するジョ
ブに切換えるために、まず待避ジョブバッファにカレン
トジョブを登録する。この待避ジョブバッファは、N部
目のプリントが終了したときに、実行順位を入れ換える
ことによりプリントを後回しにされたジョブのIDを記
憶するためのバッファである。このバッファはFIFO
構成になっており、優先して実行されたジョブの処理が
すべて完了した時点で読出され、(N+1)部目からの
プリントを再開できる構成になっている。
【0145】次に、ステップ♯529で、優先して実行
するジョブにステープル処理モードが設定されているか
が判定される。YESであれば、ステップ♯530にお
いて、ステープル処理を解除するように設定が変更され
る。その後、ステップ♯531において、カレントジョ
ブのIDに優先して処理すべきジョブのIDをセットす
る。
【0146】一方、ステップ♯529でステープルモー
ドが設定されていないと判定された場合には、ステップ
♯531からの処理を行なう。
【0147】以上の処理により、出力部数が0のジョブ
の一部だけのプリントを優先して出力する場合に、ステ
ープル処理を行なわずに出力させることができる。この
ようにステープルなどのように時間のかかる処理を省く
ことで、一部だけ優先して出力するジョブの処理速度を
向上させることができる。また、このようにして優先し
て出力させたジョブのコピー用紙を他の複写機で再度コ
ピーする場合があるが、このような場合に操作者がステ
ープルを外す手間を省くことができる。
【0148】なお、本実施の形態においては、ステープ
ルモードを解除することについて説明したが、解除する
モードはステープルモードに限定されるものではなく、
たとえばバインド処理や紙折り処理などのモードを解除
するようにしてもよい。すなわち、バインド処理ではコ
ピー用紙に糊づけ処理がなされるが、この処理には長い
時間が必要となる。また、バインド処理されたコピー用
紙を他の複写機でさらにコピーする場合には、操作者は
糊づけを外す必要がある。したがって、一部のみを優先
して出力する場合にバインド処理を行なわないことによ
り操作者にとって作業の効率が向上する。
【0149】また、紙折り処理には、Z折り、袋折りな
どの処理があるが、このような処理を行なう場合にも多
くの時間が必要となる。また、そのようにして折られた
用紙を他の複写機でコピーする場合には、折られた用紙
を操作者は伸ばす作業をしなければならない。したがっ
て、登録されたジョブの一部を優先して出力する場合に
は、そのような紙折りモードを解除することにより、操
作者の手間を省くことができる。
【0150】なお、本実施の形態においては、登録され
たジョブのプリントの1部目のみを優先的に出力させる
こととしたが、ジョブの一部分のプリントのみを優先し
て実行させるのであれば、本発明を実施することができ
る。
【0151】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態におけるディジタル複写機のハードウェア構成
は、第1の実施の形態と同じであるためここでの説明は
繰返さない。以下に本実施の形態における複写機が第1
の実施の形態と異なる点についてのみ説明する。
【0152】第2の実施の形態においては、図11のそ
の他の処理(♯105)で、液晶タッチパネル91のモ
ード設定ボタンが押されると図20に示されるコピーモ
ード設定処理のフローチャートが実行される。
【0153】コピーモード設定処理に入ると、ステップ
♯151において液晶タッチパネル91に図21に示さ
れるボタン100a,100b,100fが表示され
る。これにより、操作者に原稿の種類を選択させる。そ
して、ステップ♯152において、押されたボタンの判
定が行なわれる。片面ボタン100aが押された場合に
は、ステップ♯153で片面原稿の設定を行なう。両面
ボタン100bが押された場合にはステップ♯154で
両面原稿の設定とする。終了ボタン100fが押された
場合には、本サブルーチンを終了する。
【0154】次に、ステップ♯155で、図21に示さ
れるボタン100c〜100eが表示され、コピーの形
態の選択が行なわれる。
【0155】ステップ♯156において押されたボタン
が何であるかが判定される。押されたボタンが片面ボタ
ン100cであれば、ステップ♯157で片面コピーの
設定とする。押されたボタンが両面ボタン100dであ
ればステップ♯158で両面コピーの設定とする。押さ
れたボタンが2in1ボタン100eであれば、ステッ
プ♯159で2in1コピーの設定とする。押されたボ
タンが終了ボタン100fであれば、本サブルーチンを
終了する。
【0156】2in1コピーとは、1枚の用紙に2枚の
画像を並べてプリントするコピーである。
【0157】以上の処理により、コピーモードが設定さ
れる。ここで設定されたコピーモードは、他のCPUへ
送信され、コピー動作のときに利用される。
【0158】図22は本実施の形態におけるプリント処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサ
ブルーチンは、概略図19に示されるフローチャートで
の処理と同じであるが、図19のステップ♯529およ
び♯530の代わりに、図22においてはステップ♯5
49〜♯551の処理が実行される。図22の他のステ
ップは、図19と同じである。
【0159】すなわち、図22を参照して、ステップ♯
549では、優先して実行するジョブがプリント部数一
部のコピーであるかが判定される。NOであれば、ステ
ップ♯550において優先して処理すべきジョブに両面
コピーモードが設定されているかどうかが判定される。
YESであれば、ステップ♯551において両面コピー
モードを解除する。その後、ステップ♯552からの処
理を実行する。
【0160】一方、ステップ♯549でYESまたはス
テップ♯550でNOであれば、ステップ♯552から
の処理を実行する。
【0161】以上のように本実施の形態においては、優
先して処理すべきジョブに両面コピーモードが設定され
ていても、両面コピーを行なわずにジョブを出力させる
ことができる。すなわち、両面コピーのように時間のか
かる処理を省略することで、優先して処理すべきジョブ
が出力されるまでの時間を短縮させることができる。ま
た、両面コピーされないため、優先して出力されたコピ
ー用紙を他の複写機でコピーする場合に、両面読取を行
なわなくてよい。これによってコピーの生産性を向上さ
せることができる。
【0162】なお、本実施の形態においては、両面コピ
ーモードを解除して、片面で出力させることとしたが、
両面コピーモードを解除させ、別の生産性が上がるモー
ドが設定されるように制御してもよい。たとえば、両面
コピーモードが設定された場合、その処理を2in1コ
ピーにして出力するようにすると、処理速度が向上す
る。このとき、1部だけ優先して出力されたコピー用紙
を他の複写機でコピーする場合に、当該他の複写機に2
in1コピー機能が備えられていない場合にも2in1
の出力をさせることができる。
【0163】また、本実施の形態においては両面コピー
モードを解除することとしたが、優先して出力されるジ
ョブに特定のモードが設定されていないときに、たとえ
ば2in1コピーモードなどのような生産性が上がるモ
ードを設定させるようにしてもよい。
【0164】また、優先して処理すべきジョブに設定さ
れているモードが大サイズ出力(A3出力など)である
場合に、そのモードを小サイズ出力(A4出力など)に
変更すると、処理速度を向上させることができる。
【0165】さらに、優先して処理すべきジョブに片面
コピーモードが設定されている場合に、その処理を片面
2in1コピーモードにして出力しても、同様に処理速
度を向上させることができる。
【0166】さらに、優先して処理すべきジョブにジョ
ブの生産性が上がる特定の処理モードが設定されていな
いときに、優先して処理すべきジョブにその特定の処理
モードを設定するように制御を行なってもよい。たとえ
ばジョブの生産性が上がる特定の処理モードとして2i
n1モードを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディジタル
複写機の構成を示す図である。
【図2】図1の複写機の制御部100の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2に続くブロック図である。
【図4】画像処理ユニット20の構成を示すブロック図
である。
【図5】メモリユニット30の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】管理テーブルMT1の機能を説明するための図
である。
【図7】管理テーブルMT1と符号メモリ306との関
係を説明するための図である。
【図8】メモリ書込動作における動作シーケンスを示す
図である。
【図9】メモリ読出動作における動作シーケンスを示す
図である。
【図10】図1の複写機の操作パネルの平面図である。
【図11】CPU1のメインフローチャートである。
【図12】CPU3のメインフローチャートである。
【図13】CPU4のメインフローチャートである。
【図14】CPU5のメインフローチャートである。
【図15】図11のその他の処理(♯105)で行なわ
れる一部優先出力確認処理のフローチャートである。
【図16】図15のフローチャートで表示される画面を
示す図である。
【図17】図11のその他の処理(♯105)で実行さ
れるフィニッシングモード設定処理のフローチャートで
ある。
【図18】図14の読込処理(♯505)のフローチャ
ートである。
【図19】図14のプリント処理(♯506)のフロー
チャートである。
【図20】本発明の第2の実施の形態における複写機で
のコピーモード設定処理のフローチャートである。
【図21】図20のフローチャートで表示される画面を
示す図である。
【図22】第2の実施の形態におけるプリント処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
91 液晶タッチパネル 600 フィニッシャー部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−234768(JP,A) 特開 平2−296262(JP,A) 特開 昭57−34567(JP,A) 特開 平8−317104(JP,A) 特開 平3−67870(JP,A) 特開 平9−160438(JP,A) 特開 平8−307583(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 512

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のジョブを登録する登録手段と、 前記登録された複数のジョブのうち、実行されていない
    ジョブの中からその一部を優先して処理すべきジョブ
    識別する識別手段と、 前記識別されたジョブの一部分を優先して実行するよう
    に制御を行なう第1の制御手段と、 前記優先して実行されるジョブに両面コピーモードが設
    定されている場合にその処理モードを解除または変更し
    て、前記ジョブの一部分を優先して実行するように制御
    を行なう第2の制御手段とを備え 前記第1の制御手段は、実行されているジョブの部の区
    切りにおいて、識別されたジョブの一部分を優先して実
    行する、 画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の制御手段は両面コピーモード
    を解除する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数のジョブを登録する登録手段と、 前記登録された複数のジョブのうち、実行されていない
    ジョブの中からその一部を優先して処理すべきジョブを
    識別する識別手段と、 前記識別されたジョブの一部分を優先して実行するよう
    に制御を行なう第1の制御手段と、 前記優先して実行されるジョブに両面コピーモードが設
    定されている場合に当該 両面コピーモードを片面2in
    1モードに変更して、前記ジョブの一部分を優先して実
    行するように制御を行なう第2の制御手段とを備えた、
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 複数のジョブを登録する登録手段と、 前記登録された複数のジョブのうち、実行されていない
    ジョブの中からその一部を優先して処理すべきジョブ
    識別する識別手段と、 前記識別されたジョブの一部分を優先して実行するよう
    に制御を行なう第1の制御手段と、 前記優先して実行されるジョブに所定サイズでの出力モ
    ードが設定されている場合には、当該所定サイズよりも
    小さい小サイズ出力モードに変更して、前記ジョブの一
    部分を優先して実行するように制御を行なう第2の制御
    手段とを備えた、画像形成装置。
  5. 【請求項5】 複数のジョブを登録する登録手段と、 前記登録された複数のジョブのうち、実行されていない
    ジョブの中からその一部を優先して処理すべきジョブを
    識別する識別手段と、 前記識別されたジョブの一部分を優先して実行するよう
    に制御を行なう第1の制御手段と、 前記優先して実行されるジョブに両面コピーモードが設
    定されている場合にその処理モードを解除または変更し
    て、前記ジョブの一部分を優先して実行するように制御
    を行なう第2の制御手段とを備え、 前記優先して実行されるジョブがプリント部数1部のジ
    ョブであるときに、前記第2の制御手段は両面コピーモ
    ードの解除または変更を行なわない、画像形成装置。
  6. 【請求項6】 複数のジョブを登録する登録手段と、 前記登録された複数のジョブのうち、実行されていない
    ジョブの中からその一部を優先して処理すべきジョブ
    識別する識別手段と、 前記識別されたジョブの一部分を優先して実行するよう
    に制御を行なう第1の制御手段と、 前記優先して実行されるジョブにフィニッシングに関す
    るモードが設定されている場合にそのモードを解除し
    て、前記ジョブの一部分を優先して実行するように制御
    を行なう第2の制御手段とを備えた、画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記フィニッシングに関するモードとは
    ステープルモードである、請求項6に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記フィニッシングに関するモードとは
    バインドモードである、請求項6に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記フィニッシングに関するモードとは
    紙折りモードである、請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記一部分が優先して実行されるジョ
    ブの残りを継続させるか否か選択する選択手段をさらに
    備えた、請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1の制御手段は、識別されたジ
    ョブの一部分を優先して実行するか否かを、当該ジョブ
    に節約モードが設定されているか否かに応じて決定す
    る、請求項1から10のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1の制御手段は、識別されたジ
    ョブの一部分を優先して実行するか否かを、現在の時刻
    から当該ジョブのプリントが終了するまでの時間に応じ
    て決定する、請求項1から10のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の制御手段は、実行されてい
    るジョブの部の区切りにおいて、識別されたジョブの一
    部分を優先して実行する、請求項から12のいずれか
    に記載の画像形成装置。
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