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JP3463723B2 - 空気清浄機の制御装置 - Google Patents

空気清浄機の制御装置

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Publication number
JP3463723B2
JP3463723B2 JP27620896A JP27620896A JP3463723B2 JP 3463723 B2 JP3463723 B2 JP 3463723B2 JP 27620896 A JP27620896 A JP 27620896A JP 27620896 A JP27620896 A JP 27620896A JP 3463723 B2 JP3463723 B2 JP 3463723B2
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JP
Japan
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blower
output
sensor
air
detecting
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JP27620896A
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JPH10122615A (ja
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知史 新井
英一郎 花田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、周囲の空気の汚れ
に応じて自動的に運転を行う空気清浄機の制御装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の制御装置では、所定のサ
ンプリング期間でのセンサ出力の最小値を清浄空気に対
応した基準出力とし、この出力との相対値により周囲の
空気の汚れを検出している。このようにすれば、センサ
の日差変動、あるいは温湿度等による空気汚れとは無関
係なセンサ出力の変動の影響をさけることができる。ま
た、個別のセンサに対して感度を調整する作業も不要と
なる(特開昭60−27849号公報)。さらに、空気
清浄機を停止させるための制御では、センサ出力が低下
したことを検出するための相対値による出力低下検出手
段と、センサ出力の変化が所定値以下であることを検出
する飽和検出手段とのいずれかの出力で、送風機を停止
させるようにしている。このようにすることで、実際汚
れが除去された場合はもちろん、センサ出力が飽和し、
新たな汚れの発生がない場合にも空気清浄機を適切に停
止させることができる(実公平5−26416号公
報)。 【0003】図8は、従来の空気清浄機の制御動作を示
すタイムチャ−トである。図の(a)はセンサ出力を示
す図で、Aは所定期間でサンプリングしたセンサ出力の
基準値、A1 は汚れが除去された場合のセンサ出力、A
2 は汚れが除去できなくて飽和した場合のセンサ出力で
ある。そして(b)はA1 に対する送風機の動作、
(c)はA2 に対する送風機の動作を示す図である。 【0004】次に、図8の(b)と(c)を用いて送風
機の動作について説明する。センサ出力が上昇し、基準
出力Aとの差が所定値以上になると、送風機の運転を開
始する。また、この差に比例して送風量も「弱」→
「中」→「強」と高くなる。ここで、A1 のように汚れ
が除去されると、図8(b)に示すように風量は徐々に
下がっていき、基準出力A以下になると送風機は停止す
る。一方、A2 のようにセンサ出力が基準出力Aまで下
がらずに飽和した場合でも、図8(c)に示すように風
量を徐々に下げ、所定時間後には運転を停止するよう制
御される。このように、最終的にはどちらも送風機を停
止し、再度、センサ出力が上がるまで運転しない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
制御装置は、周囲の空気の汚れが除去されるか、センサ
の出力が飽和し、新たな汚れの増加がない場合には、送
風機の運転を停止させていた。しかし、送風機を一旦停
止してしまうと、空気の対流が減少し、汚れの拡散が鈍
くなり、空気清浄機から離れて発生した汚れは検知する
ことが難しくなってしまう。さらに、自然換気で室内に
入り込む微量のハウスダストや花粉などはダストセンサ
でも検知し難い。このように、従来の制御方法だと、寝
室等のような空気が汚れる要素が少ない場所や空気の対
流が少ない場所では、運転し難いという問題点があっ
た。 【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、寝室等のような空気が汚れる要
素が少ない場所や、空気の対流が少ない場所でも、適切
な運転を行える空気清浄機の制御装置を得ることを目的
とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係る空気清浄機
の制御装置は、空気の汚れを検出するセンサから出力
があらかじめ設定された基準値に対し所定値以上増加し
たときに送風機を運転させるようにした空気清浄機の制
御装置において、前記センサの出力低下を検出する出力
低下検出手段と、一定時時間内における出力の変化が所
定値以下であることから飽和を検出する飽和検出手段
と、送風機の運転を制御するための信号を出力する送風
機制御手段と、前記出力検出手段が基準値以下のセンサ
出力の低下を検出または前記飽和検出手段がセンサ出力
の飽和を検出した後の前記送風機制御手段による送風機
の運転状態を、所定の風量で送風機を間欠運転する運転
モードと次の空気の汚れが検出されるまで送風機を停止
させたままにする運転モードとのいずれかの運転モード
を選択できる運転モード切換手段とを備えたものであ
る。 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】 実施の形態1.以下、本発明の実施の形態1を図1の機
能ブロック図により説明する。図1において、1は周囲
の空気の汚れを検知するセンサ、2は運転中にセンサの
出力が基準値以下に低下したことを検出するための出力
低下検出手段で、基準値および現在のセンサ出力、感度
設定値などから相対的に検出する。3は運転中にセンサ
1の出力の変化が所定値以下でセンサ出力が飽和してい
ることを検出するための飽和検出手段で、所定の間隔で
センサ出力をサンプリングし、実質的に汚れ濃度の増加
がない状態もしくはその差または比がある所定の値より
小さい状態が一定時間継続した場合に飽和とみなす。 【0011】4は運転中にセンサ出力レベルが所定値以
上であることを検出するための出力レベル判定手段で、
現在のセンサ出力レベルの絶対値と予め設定された所定
値とを比較してその結果を出力する。5は前記出力低下
検出手段2および飽和検出手段3、出力レベル判定手段
4の結果をもとに送風機10の送風量を決定する送風量
決定手段、6は送風量決定手段5の出力を送風機10の
制御信号に変換する送風機制御手段、7は感度切換手段
で、高感度側を選択するとセンサ1の出力の増加が僅か
でも送風機10の運転を開始して空気清浄する。また一
旦運転を開始すると送風機停止の条件も厳しくなり、よ
り長時間運転するようになる。8は間欠運転モードを設
定する運転モード切換スイッチ、9は間欠運転の時間を
生成する計時手段である。 【0012】図2は図1の機能ブロック図を電気回路の
ブロック図で表したものである。図2において、1は空
気の汚れを検出するためのセンサで、汚れ度合いにより
出力が変化する。この変化をアナログデータとしてAD
変換回路14に出力する。この出力は汚れ度合いが高い
と高くなり、汚れ度合いが低いと出力は低くなる。AD
変換回路14はこのセンサ1からのアナログデータをデ
ジタルデータに変換してマイクロコンピュータ17に入
力するための回路であり、マイクロコンピュータ17の
機能に含んでもよい。これらとマイクロコンピュータ1
7の機能を合わせて出力低下検出手段2および飽和検出
手段3、出力レベル判定手段4、送風量決定手段5、計
時手段9、送風機制御手段6として動作する。18はマ
イクロコンピュータ17の出力をうけて送風機10を駆
動するドライバである。マイクロコンピュータ17は感
度切換スイッチ7に設定された感度により出力レベル判
定手段4および出力低下検出手段2、飽和検出手段3な
ど各々の所定値を変更する。運転モード切換スイッチ8
は間欠運転モードの設定を行う。 【0013】次に実施の形態1の動作を図3のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、ステップ20,21
でセンサ1のデータ読み込みと感度切換スイッチ7の設
定を読み込む。これらの読み込みは特に毎回する必要は
なく、適当な一定の間隔でよい。次に、間欠運転中であ
るかどうかを判断する(ステップ22)。とりあえず周
囲の空気に汚れが検出されない場合は間欠運転となるの
で、ステップ23以降を先に説明する。 【0014】ステップ23では、周囲の空気の汚染検出
を行う。汚染検出方法については公知技術を適用する。
ここで汚染が検出されない場合、ステップ26の時間判
定により所定時間毎に送風機10の運転、停止が切り換
えられ、間欠運転となる。ステップ23で、汚染が検出
されると、間欠運転を解除し(ステップ24)、ステッ
プ30で送風機10の運転を開始する。送風機10の運
転が開始されると、先述のステップ22からステップ2
8に分岐する。ステップ28,29では出力低下検出と
飽和検出を行う。出力低下検出はセンサ出力が基準出力
Aに対し、所定値以下まで近づいた場合に出力低下とみ
なす。次の飽和検出の方法は、所定の間隔でセンサ出力
をサンプリングし、その差または比がある所定値より小
さい状態が所定の期間継続した場合に飽和とみなす。ス
テップ28,29で出力低下または飽和のどちらも検出
されない場合、センサ読み込み値より送風量を決定し、
そのまま送風機10の運転を継続する(ステップ3
0)。ステップ28,29で出力低下または飽和が検出
されると、ステップ31の出力レベル判定でセンサ出力
レベルの絶対値と予め設定された所定値とを比較し、セ
ンサ出力レベルが所定値より高い場合はステップ30へ
分岐して送風機10の運転を継続する。センサ出力レベ
ルが所定値より低い場合はステップ32に進み、間欠運
転をスタートする。 【0015】図4はセンサ出力の低下と送風機10の動
作の関係を示すタイムチャートである。図4の上から
(a)はセンサ出力、(b)は本実施の形態1の制御に
おける送風機10の動作、(c)は従来の制御における
送風機の動作を示している。センサ1が汚れに反応しセ
ンサ出力が高くなると、本実施の形態1および従来例と
も強運転を開始する。その後、空気の汚れが徐々に除去
されると、送風機10の風量も段階的に下げられる。そ
してセンサ出力が基準値Aをまで下がると、従来のもの
は送風機を停止するが、本実施の形態1では送風量を
「弱」にして間欠運転を行う。 【0016】図5はセンサ出力の飽和と送風機10の動
作の関係を示すタイムチャートである。図5の上から
(a)はセンサ出力、(b)は本実施の形態1の制御に
おける送風機10の動作、従来の制御における送風機の
動作を示すものである。一定の間隔でサンプリングした
センサ出力の差または比が所定値より小さい状態が所定
の期間B継続すると飽和とみなされ、C点で従来のもの
は送風機の運転を停止するが、本実施の形態1では風量
を「弱」にして間欠運転を行う。 【0017】以上のように、周囲の空気の汚れが除去ま
たは飽和したと判断すると、所定時間後に送風機10を
所定の風量で間欠運転するようにしたので、寝室等のよ
うな空気が汚れる要素が少ない場所や、空気の対流が少
ない場所でも、適切な運転を行えるという効果がある。 【0018】実施の形態2.上記実施の形態1では、間
欠運転のOFF時間T1 とON時間T2 のデューティ比
を一定にしたが、本発明の実施の形態2は、図6のタイ
ムチャートに示すように、センサ出力のレベルL1 ,L
2 ,L3 に応じて出力値を変更する出力レベル判定手段
4からの出力で間欠運転のOFF時間T1 とON時間T
2 のデューティ比を変化させるようにしたものである。
図6において、上から(a)はセンサ出力、(b)はセ
ンサ出力レベルがL1で飽和した場合の送風機10の動
作、(c)はセンサ出力レベルがL2 で飽和した場合の
送風機10の動作、(d)はセンサ出力レベルがL3
基準値Aまで低下した場合の送風機10の動作である。
飽和時のセンサ出力が高いと送風機10のON時間T2
の割合を高くしている。すなわち、(b)の場合は
「弱」の連続運転、(c)の場合は「弱」の間欠運転、
(d)の場合は「弱」の間欠運転でさらにON時間T2
を短く設定している。 【0019】このように実施の形態2では、間欠運転の
ON/OFFのデューティ比をセンサ1の出力レベルに
応じて変化させるようにしたことにより、室内の汚れた
空気を静かにより早く取り除くことができる。なお、間
欠運転のON/OFFのデューティ比を変化させるだけ
でなく、間欠運転の周期Tの長さを変化させても同様の
効果を得ることができる。 【0020】実施の形態3.図7は本発明の実施の形態
3の制御動作を示すフローチャートである。図中、ステ
ップ20〜32までは前述した実施の形態1で記載した
ものと同一なので、説明は省略する。ステップ35は運
転モード切換スイッチ8の読み込みである。ここで読み
込まれた間欠運転モードの設定により、後のステップ3
6で間欠運転モードでない場合はステップ26を飛ばし
てステップ27で送風機10を停止する。このようにす
ることにより、空気の汚れが除去または飽和したと判断
した後の送風機10の運転状態を、所定の風量で送風機
10を間欠運転する運転モードと次に空気の汚れが検出
されるまで送風機10を停止させたままにする運転モー
ドのいずれかを運転モード切換スイッチ8の入切によっ
て選択できるようにしている。 【0021】このように、この実施の形態3では、周囲
の空気の汚れが除去または飽和したと判断した後の送風
機10の運転状態を、所定の風量で送風機10を間欠運
転する運転モードと、次に空気の汚れが検出されるまで
送風機を停止させたままにする運転モードとのいずれか
を手動により選択できるようにしたので、使用者の好み
や部屋の状況に合わせた設定にすることができ、使い勝
手が向上する。 【0022】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、空気の
汚れが除去または飽和したと判断した後の送風機の運転
状態を、所定の風量で送風機を間欠運転する運転モード
と次に空気の汚れが検出されるまで送風機を停止させた
ままにする運転モードのいずれかを使用者が選択できる
ようにしたので、使用者の好みや部屋の状況に合わせた
設定にすることができ、使い勝手が向上するという効果
がある。 【0023】 【0024】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明における空気清浄機の制御装置を示す
機能ブロック図である。 【図2】 本発明の空気清浄機の制御装置の電気回路の
ブロック図である。 【図3】 本発明の実施の形態1における制御動作を示
すフローチャートである。 【図4】 本発明の実施の形態1におけるセンサ出力と
送風機の動作との関係を示すタイムチャートである。 【図5】 本発明の実施の形態1におけるセンサ出力と
送風機の動作との関係を示すタイムチャートである。 【図6】 本発明の実施の形態2におけるセンサ出力と
送風機の動作との関係を示すタイムチャートである。 【図7】 本発明の実施の形態3における制御動作を示
すフローチャートである。 【図8】 従来の制御におけるセンサ出力と送風機の動
作との関係を示すタイムチャ−トである。 【符号の説明】 1 センサ、2 出力低下検出手段、3 飽和検出手
段、4 出力レベル判定手段、5 送風量決定手段、6
送風機制御手段、7 感度切換手段、8 運転モード
切換手段、9 計時手段、10 送風機、17 マイク
ロコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/00 - 7/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 空気の汚れを検出するセンサから出力
    があらかじめ設定された基準値に対し所定値以上増加し
    たときに送風機を運転させるようにした空気清浄機の制
    御装置において、前記センサの出力低下を検出する出力
    低下検出手段と、一定時時間内における出力の変化が所
    定値以下であることから飽和を検出する飽和検出手段
    と、送風機の運転を制御するための信号を出力する送風
    機制御手段と、前記出力検出手段が基準値以下のセンサ
    出力の低下を検出または前記飽和検出手段がセンサ出力
    の飽和を検出した後の前記送風機制御手段による送風機
    の運転状態を、所定の風量で送風機を間欠運転する運転
    モードと次の空気の汚れが検出されるまで送風機を停止
    させたままにする運転モードとのいずれかの運転モード
    を選択できる運転モード切換手段とを備えたことを特徴
    とする空気清浄機の制御装置。
JP27620896A 1996-10-18 1996-10-18 空気清浄機の制御装置 Expired - Fee Related JP3463723B2 (ja)

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