JP3459451B2 - 横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置 - Google Patents
横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/025—Lubrication; Lubricant separation using a lubricant pump
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横型密閉回転式圧縮機
の潤滑装置に係るもので、詳しくは、ベーンの往復運動
によりポンプ室内で発生する体積変化を利用し、前記ポ
ンプ室内に流入するオイルを各潤滑部に供給すると同時
に、流量の調節を容易に行い得るようにした、横型密閉
回転式圧縮機の潤滑装置に関するものである。
の潤滑装置に係るもので、詳しくは、ベーンの往復運動
によりポンプ室内で発生する体積変化を利用し、前記ポ
ンプ室内に流入するオイルを各潤滑部に供給すると同時
に、流量の調節を容易に行い得るようにした、横型密閉
回転式圧縮機の潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、密閉回転式圧縮機には立型圧縮
機と横型圧縮機とがある。そして、立型圧縮機では、通
常、クランクシャフトが鉛直に設置され、横型圧縮機で
はクランクシャフトが水平に設置されている。そして、
これら立型圧縮機および横型圧縮機は、それらの駆動部
にオイルを供給するための潤滑装置を具備している。従
来の立型密閉回転式圧縮機では、図13に示すように、
圧縮機ケース1aの内面下部にオイルOが充填されてい
る。そして、オイルOのレベルは、圧縮機ケース1aの
下部に収納されたシリンダ2およびメインベアリング5
aまで殆ど到達している。シリンダ2内のクランクシャ
フト4aが回動すると、クランクシャフト4a内のオイ
ル入口のプロペラも回転して、そのオイルOが圧縮機の
各駆動部に供給されるようになっている。
機と横型圧縮機とがある。そして、立型圧縮機では、通
常、クランクシャフトが鉛直に設置され、横型圧縮機で
はクランクシャフトが水平に設置されている。そして、
これら立型圧縮機および横型圧縮機は、それらの駆動部
にオイルを供給するための潤滑装置を具備している。従
来の立型密閉回転式圧縮機では、図13に示すように、
圧縮機ケース1aの内面下部にオイルOが充填されてい
る。そして、オイルOのレベルは、圧縮機ケース1aの
下部に収納されたシリンダ2およびメインベアリング5
aまで殆ど到達している。シリンダ2内のクランクシャ
フト4aが回動すると、クランクシャフト4a内のオイ
ル入口のプロペラも回転して、そのオイルOが圧縮機の
各駆動部に供給されるようになっている。
【0003】従来の横型密閉回転式圧縮機では、図1
4、15に示すように、圧縮機ケース1の内方側にシリ
ンダ2が設置されており、シリンダ2を貫通して偏心回
転軸4が設置されている。そして、偏心回転軸4にロー
ラー3が嵌合されている。シリンダ2の左右両方側に
は、偏心回転軸4の負荷を支持する主ベアリング5と、
副ベアリング6とが夫々設置され、シリンダ2内に圧縮
室Cが形成されている。主ベアリング5側方に吸入部流
体ダイオード10が形成され、ダイオード10の側方に
オイルポンプ室9が形成されている。そして、オイルポ
ンプ室9で上下往復摺動するベーン7の作動により、ケ
ース1内下方のオイルOが前記吸入部流体ダイオード1
0を通って流入され、吐出部流体ダイオード11を通っ
て吐出されるようになっている。吐出部流体ダイオード
11は給油パイプ12を介して偏心回転軸4に連結され
ている。
4、15に示すように、圧縮機ケース1の内方側にシリ
ンダ2が設置されており、シリンダ2を貫通して偏心回
転軸4が設置されている。そして、偏心回転軸4にロー
ラー3が嵌合されている。シリンダ2の左右両方側に
は、偏心回転軸4の負荷を支持する主ベアリング5と、
副ベアリング6とが夫々設置され、シリンダ2内に圧縮
室Cが形成されている。主ベアリング5側方に吸入部流
体ダイオード10が形成され、ダイオード10の側方に
オイルポンプ室9が形成されている。そして、オイルポ
ンプ室9で上下往復摺動するベーン7の作動により、ケ
ース1内下方のオイルOが前記吸入部流体ダイオード1
0を通って流入され、吐出部流体ダイオード11を通っ
て吐出されるようになっている。吐出部流体ダイオード
11は給油パイプ12を介して偏心回転軸4に連結され
ている。
【0004】このように構成された従来の横型密閉回転
式の潤滑装置の作用においては、偏心回転軸4の回動に
よりローラー3が回転すると、ベーン7が上下方向に移
動し、ポンプ室9内でオイルの占める容積の変化と、ポ
ンプ室9、給油パイプ12およびケース1内のオイルの
圧力差とにより、吸入部ダイオード10、ポンプ室9、
吐出部ダイオード11および給油パイプ12側に、順次
ケース1内下方のオイルOが供給される。すなわち、ベ
ーン7が上昇すると、ポンプ室9内のベーン7の体積が
減少し、負圧が発生して吸入部流体ダイオード10を通
りポンプ室9内にオイルが吸入され、給油パイプ12か
らポンプ室9内にオイルが逆流するが、吐出部流体ダイ
オード11が逆方向に位置されているため、僅かなオイ
ルのみがポンプ室9内に逆流される。次いで、ベーン7
が下降すると、ポンプ室9内のオイルの占める容積が減
少してオイルは圧縮され、オイルは吐出部ダイオード1
1を通って給油パイプ12に吐出される。この場合、吸
入部ダイオード10は流体の流れが逆方向になり、少量
のオイルのみがポンプ室9からケース1内部に逆流され
る。そして、吐出部ダイオード11から吐出されるオイ
ル量と、吸入部ダイオード10に流入されるオイル量と
の差がオイルの潤滑量になるので、オイルの潤滑量のみ
が主要摩擦部位に供給される。
式の潤滑装置の作用においては、偏心回転軸4の回動に
よりローラー3が回転すると、ベーン7が上下方向に移
動し、ポンプ室9内でオイルの占める容積の変化と、ポ
ンプ室9、給油パイプ12およびケース1内のオイルの
圧力差とにより、吸入部ダイオード10、ポンプ室9、
吐出部ダイオード11および給油パイプ12側に、順次
ケース1内下方のオイルOが供給される。すなわち、ベ
ーン7が上昇すると、ポンプ室9内のベーン7の体積が
減少し、負圧が発生して吸入部流体ダイオード10を通
りポンプ室9内にオイルが吸入され、給油パイプ12か
らポンプ室9内にオイルが逆流するが、吐出部流体ダイ
オード11が逆方向に位置されているため、僅かなオイ
ルのみがポンプ室9内に逆流される。次いで、ベーン7
が下降すると、ポンプ室9内のオイルの占める容積が減
少してオイルは圧縮され、オイルは吐出部ダイオード1
1を通って給油パイプ12に吐出される。この場合、吸
入部ダイオード10は流体の流れが逆方向になり、少量
のオイルのみがポンプ室9からケース1内部に逆流され
る。そして、吐出部ダイオード11から吐出されるオイ
ル量と、吸入部ダイオード10に流入されるオイル量と
の差がオイルの潤滑量になるので、オイルの潤滑量のみ
が主要摩擦部位に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このように構
成された従来立型密閉回転式圧縮機の潤滑装置では、潤
滑用のオイルが圧縮ケース内方側下方のシリンダおよび
主ベアリング部位まで充填されているため、オイルを圧
縮機の各駆動部に供給するとき、別途の引上手段(例え
ば、別途のポンプ)を所要するという不都合な点があ
る。また、従来の横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置で
は、吸入部流体ダイオードおよび吐出部流体ダイオード
の幾何学的現像により吐出量が決定されるので、流量の
調節が難しく、オイルの流れる吸入孔および吐出孔(図
示されず)にチェックバルブが必要になって、煩雑であ
るという不都合な点がある。
成された従来立型密閉回転式圧縮機の潤滑装置では、潤
滑用のオイルが圧縮ケース内方側下方のシリンダおよび
主ベアリング部位まで充填されているため、オイルを圧
縮機の各駆動部に供給するとき、別途の引上手段(例え
ば、別途のポンプ)を所要するという不都合な点があ
る。また、従来の横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置で
は、吸入部流体ダイオードおよび吐出部流体ダイオード
の幾何学的現像により吐出量が決定されるので、流量の
調節が難しく、オイルの流れる吸入孔および吐出孔(図
示されず)にチェックバルブが必要になって、煩雑であ
るという不都合な点がある。
【0006】本発明は、こうした従来技術の問題点を解
決することを技術課題としており、部品数を減少し簡単
な加工のみで円滑な油量調節を行い、信頼性を向上し得
る横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置を提供することを目
的とする。また、本発明の他の目的は、オイルピストン
の下方側に圧縮スプリングを設置するがまたはそのオイ
ルピストンを線スプリングにより付勢支持させて、組立
性を簡単化し得る横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置を提
供することにある。
決することを技術課題としており、部品数を減少し簡単
な加工のみで円滑な油量調節を行い、信頼性を向上し得
る横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置を提供することを目
的とする。また、本発明の他の目的は、オイルピストン
の下方側に圧縮スプリングを設置するがまたはそのオイ
ルピストンを線スプリングにより付勢支持させて、組立
性を簡単化し得る横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、圧縮機ケース内方側に、シリンダが収納され、該シ
リンダを貫通し給油路が横手方向中心線状に穿孔形成さ
れた偏心回転軸が横架され、該偏心回転軸両方側に主、
副ベアリングが夫々嵌合され、前記圧縮機ケース内方側
下面にオイルが貯蔵される横型密閉回転式圧縮機の潤滑
装置であって、前記シリンダの下部に穿孔形成され、ベ
ーンが挿合されるベーンスロットと、該ベーンスロット
に挿合され、前記偏心回転軸の回動により上下方向に摺
動されるベーンと、前記シリンダ下部前記ベーンの下方
に形成された空間状のポンプ室と、該ポンプ室の内方側
上部に挿合され、前記ベーンの上下運動により上下方向
に移動して該ポンプ室の体積を変化させる上部スプリン
グキャップと、該ポンプ室の内方側下部に挿合された下
部スプリングキャップと、それら上部スプリングキャッ
プと下部スプリングキャップ間に挿合された圧縮スプリ
ングと、前記ポンプ室側壁のベーンスロットから離れた
位置に穿孔形成され、吸入ダイオードチップが挿合され
るオイル吸入孔と、前記ポンプ室の他方側壁に穿孔形成
され、ポンプ室外方向きに小口部を有した吐出ダイオー
ドチップの挿合されるオイル吐出孔と、前記吐出ダイオ
ードチップと前記偏心回転軸のオイル給油路間に連結さ
れ、オイルの流入される吐出パイプとを具備し、前記ポ
ンプ室の上部スプリングキャップは、オイル吸入孔側部
位が延長部を有して長く形成されることを特徴とした横
型密閉回転式圧縮機の潤滑装置を要旨とする。
は、圧縮機ケース内方側に、シリンダが収納され、該シ
リンダを貫通し給油路が横手方向中心線状に穿孔形成さ
れた偏心回転軸が横架され、該偏心回転軸両方側に主、
副ベアリングが夫々嵌合され、前記圧縮機ケース内方側
下面にオイルが貯蔵される横型密閉回転式圧縮機の潤滑
装置であって、前記シリンダの下部に穿孔形成され、ベ
ーンが挿合されるベーンスロットと、該ベーンスロット
に挿合され、前記偏心回転軸の回動により上下方向に摺
動されるベーンと、前記シリンダ下部前記ベーンの下方
に形成された空間状のポンプ室と、該ポンプ室の内方側
上部に挿合され、前記ベーンの上下運動により上下方向
に移動して該ポンプ室の体積を変化させる上部スプリン
グキャップと、該ポンプ室の内方側下部に挿合された下
部スプリングキャップと、それら上部スプリングキャッ
プと下部スプリングキャップ間に挿合された圧縮スプリ
ングと、前記ポンプ室側壁のベーンスロットから離れた
位置に穿孔形成され、吸入ダイオードチップが挿合され
るオイル吸入孔と、前記ポンプ室の他方側壁に穿孔形成
され、ポンプ室外方向きに小口部を有した吐出ダイオー
ドチップの挿合されるオイル吐出孔と、前記吐出ダイオ
ードチップと前記偏心回転軸のオイル給油路間に連結さ
れ、オイルの流入される吐出パイプとを具備し、前記ポ
ンプ室の上部スプリングキャップは、オイル吸入孔側部
位が延長部を有して長く形成されることを特徴とした横
型密閉回転式圧縮機の潤滑装置を要旨とする。
【0008】
【作用】オイルピストンがオイルシリンダ(またはポン
プ室)内で、線スプリングまたは圧縮スプリングにより
ベーン側に付勢支持され、ベーンの上下方向運動により
オイルピストンが上下方向に移動され、オイル吸入孔か
ら圧縮機内のオイルが吸入されて給油パイプを通り、偏
心回転軸の給油路を通って圧縮機内の各摩擦部材に供給
される。
プ室)内で、線スプリングまたは圧縮スプリングにより
ベーン側に付勢支持され、ベーンの上下方向運動により
オイルピストンが上下方向に移動され、オイル吸入孔か
ら圧縮機内のオイルが吸入されて給油パイプを通り、偏
心回転軸の給油路を通って圧縮機内の各摩擦部材に供給
される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例に対し、図面を用いて
詳細に説明する。本発明に係る横型密閉回転式圧縮機の
潤滑装置の第1実施例では、図1から図3に示すよう
に、圧縮機ケース1の内方側にシリンダ2が収納され、
シリンダ2を貫通した形態にローラー3の挿合された偏
心回転軸4が設置されている。シリンダ2の左右両方側
には、偏心回転軸4の負荷を支持する主ベアリング5
と、副ベアリング6が夫々嵌合されて圧縮室Cが形成さ
れている。また、シリンダ2の側壁下部にはベーン設置
溝2aが穿孔形成され、ベーン設置溝2aにベーン7が
偏心回転軸4の偏心回動により上下方向移動可能に挿合
されている。更に、シリンダ2のベーン7下方側には、
オイル吸入孔21aと、オイル吐出孔21bが夫々形成
されたオイルシリンダ21(オイルポンプ室の役割をす
る)が空間部状に形成されている。
詳細に説明する。本発明に係る横型密閉回転式圧縮機の
潤滑装置の第1実施例では、図1から図3に示すよう
に、圧縮機ケース1の内方側にシリンダ2が収納され、
シリンダ2を貫通した形態にローラー3の挿合された偏
心回転軸4が設置されている。シリンダ2の左右両方側
には、偏心回転軸4の負荷を支持する主ベアリング5
と、副ベアリング6が夫々嵌合されて圧縮室Cが形成さ
れている。また、シリンダ2の側壁下部にはベーン設置
溝2aが穿孔形成され、ベーン設置溝2aにベーン7が
偏心回転軸4の偏心回動により上下方向移動可能に挿合
されている。更に、シリンダ2のベーン7下方側には、
オイル吸入孔21aと、オイル吐出孔21bが夫々形成
されたオイルシリンダ21(オイルポンプ室の役割をす
る)が空間部状に形成されている。
【0010】そして、図2に示すように、オイルシリン
ダ21の内方側には、上面にオイルピストン連結部材2
3が溶接されたオイルピストン22が、上下方向に摺動
自在に挿合されている。オイルピストン22は、線スプ
リング24によりベーン7側に付勢支持されており、ベ
ーン7の上下方向移動により上下方向に移動するように
なっている。
ダ21の内方側には、上面にオイルピストン連結部材2
3が溶接されたオイルピストン22が、上下方向に摺動
自在に挿合されている。オイルピストン22は、線スプ
リング24によりベーン7側に付勢支持されており、ベ
ーン7の上下方向移動により上下方向に移動するように
なっている。
【0011】また、図4に示すように、シリンダ21の
底面部位には、オイル吸入孔21aが穿孔形成されてお
り、オイル吸入孔21aの上方側にオイルバルブ25が
設置されている。オイルバルブ25の両方側には、夫々
オイルバルブ溝25aが穿孔形成されている。オイルバ
ルブ25の外径は、オイルシリンダ21の外径よりも大
きく形成されている。そして、オイルピストン22の上
下運動によりオイル吸入孔21aが開閉される。また、
オイル吐出孔21bが、オイルシリンダ21の一方側壁
に穿孔形成されている。オイルピストン22には、オイ
ル吐出孔21bと連結されるオイルピストン出口22a
が形成されている。オイルピストン22がベーン7の移
動により下方側に下降すると、オイルピストン出口22
aを通ってオイルがオイル吐出孔21bにポンピングさ
れる。
底面部位には、オイル吸入孔21aが穿孔形成されてお
り、オイル吸入孔21aの上方側にオイルバルブ25が
設置されている。オイルバルブ25の両方側には、夫々
オイルバルブ溝25aが穿孔形成されている。オイルバ
ルブ25の外径は、オイルシリンダ21の外径よりも大
きく形成されている。そして、オイルピストン22の上
下運動によりオイル吸入孔21aが開閉される。また、
オイル吐出孔21bが、オイルシリンダ21の一方側壁
に穿孔形成されている。オイルピストン22には、オイ
ル吐出孔21bと連結されるオイルピストン出口22a
が形成されている。オイルピストン22がベーン7の移
動により下方側に下降すると、オイルピストン出口22
aを通ってオイルがオイル吐出孔21bにポンピングさ
れる。
【0012】このように構成された本発明の第1の実施
例による潤滑装置では、オイルピストン22がベーン7
側に線スプリング24により掛合され、ベーンの上下方
向移動により、オイルシリンダ21内で上下方向に移動
し得るようになっているため、偏心回転軸4とローラー
3の回動により、前記オイルシリンダ、前記給油パイプ
および前記偏心回転軸の給油路を夫々通って、前記圧縮
ケース内のオイルが摩擦部材に供給される。すなわち、
図4に示すように、前記偏心回転軸の回動によりベーン
7が上方(図4の左側)に上昇し、オイルピストン22
も上昇すると、オイルシリンダ21内には負圧が発生
し、オイル吸入孔21aを閉じていたオイルバルブ25
が上昇(図4の左側)してオイル吸入孔21aが開放さ
れ、オイルがオイル吸入孔21aおよびオイルバルブ溝
25aを通ってオイルシリンダ21内に流入される。次
いで、図5に示すように、ベーン7が下降(図5の右
側)すると、オイルピストン22も下降し、オイルシリ
ンダ21内に圧力が加えられてオイルバルブ25が下降
(図5の右側)し、オイル吸入孔21aが閉鎖され、前
記オイルは、オイルピストン22のオイルピストン出口
22aとオイル吐出孔21bとを夫々通って給油パイプ
12に流入され、偏心回転軸4の給油路13を通って圧
縮室C内の各摩擦部位に供給される。
例による潤滑装置では、オイルピストン22がベーン7
側に線スプリング24により掛合され、ベーンの上下方
向移動により、オイルシリンダ21内で上下方向に移動
し得るようになっているため、偏心回転軸4とローラー
3の回動により、前記オイルシリンダ、前記給油パイプ
および前記偏心回転軸の給油路を夫々通って、前記圧縮
ケース内のオイルが摩擦部材に供給される。すなわち、
図4に示すように、前記偏心回転軸の回動によりベーン
7が上方(図4の左側)に上昇し、オイルピストン22
も上昇すると、オイルシリンダ21内には負圧が発生
し、オイル吸入孔21aを閉じていたオイルバルブ25
が上昇(図4の左側)してオイル吸入孔21aが開放さ
れ、オイルがオイル吸入孔21aおよびオイルバルブ溝
25aを通ってオイルシリンダ21内に流入される。次
いで、図5に示すように、ベーン7が下降(図5の右
側)すると、オイルピストン22も下降し、オイルシリ
ンダ21内に圧力が加えられてオイルバルブ25が下降
(図5の右側)し、オイル吸入孔21aが閉鎖され、前
記オイルは、オイルピストン22のオイルピストン出口
22aとオイル吐出孔21bとを夫々通って給油パイプ
12に流入され、偏心回転軸4の給油路13を通って圧
縮室C内の各摩擦部位に供給される。
【0013】本発明の第2実施例では、図6、7に示す
ように、第1実施例のオイルバルブ25の上方側に、ス
プリング固定部材27が載置されている。スプリング固
定部材27の中央には、オイルの流出入するスプリング
固定部材溝27aが穿孔形成されている。スプリング固
定部材27上面とオイルピストン22間には、圧縮スプ
リング26が挿合されている。そして、オイルピストン
22がオイルシリンダの上死点28に上昇する間、ベー
ン設置溝2aの基準孔29からベーン設置溝2aを通っ
てオイルシリンダ21内に冷媒が流入しないように、オ
イルピストン22の長さl1 を、オイルシリンダ上死点
28からベーン設置溝2aの基準孔29までの長さl2
よりも長く形成している。更に、オイルピストン22上
面中央部位にはベーン安着溝22bが形成され、ベーン
7とオイルピストン22との当接が円滑に行われるよう
になっている。
ように、第1実施例のオイルバルブ25の上方側に、ス
プリング固定部材27が載置されている。スプリング固
定部材27の中央には、オイルの流出入するスプリング
固定部材溝27aが穿孔形成されている。スプリング固
定部材27上面とオイルピストン22間には、圧縮スプ
リング26が挿合されている。そして、オイルピストン
22がオイルシリンダの上死点28に上昇する間、ベー
ン設置溝2aの基準孔29からベーン設置溝2aを通っ
てオイルシリンダ21内に冷媒が流入しないように、オ
イルピストン22の長さl1 を、オイルシリンダ上死点
28からベーン設置溝2aの基準孔29までの長さl2
よりも長く形成している。更に、オイルピストン22上
面中央部位にはベーン安着溝22bが形成され、ベーン
7とオイルピストン22との当接が円滑に行われるよう
になっている。
【0014】このように構成された本発明の第2実施例
では、偏心回転軸4の回動によりベーン7が上昇すると
(図6の左側)、オイルピストン22も圧縮スプリング
26の伸長により上昇し、オイルシリンダ21内の体積
が増加される。従って、負圧が発生してオイルバルブ2
5が上昇(図6の左側)して、オイル吸入孔21aが開
放し、オイルがオイルシリンダ21内に吸入される。次
いで、ベーン7が下降して(図6の右側)、オイルピス
トン22も下降すると、オイルシリンダ21の体積が減
少して圧力が上昇し、オイルバルブ25が下降(図6の
左側)してオイル吸入孔21aが閉鎖され、オイルはオ
イルピストン22のピストン出口22aおよびオイル吐
出孔21bを夫々通って吐出される。すなわち、ベーン
7の上下運動によりオイルピストン22が上下に移動さ
れ、オイルシリンダ21内でポンピング作用が反復行わ
れ、圧縮機内底面上のオイルが圧縮機内の各摩擦部位に
供給される。
では、偏心回転軸4の回動によりベーン7が上昇すると
(図6の左側)、オイルピストン22も圧縮スプリング
26の伸長により上昇し、オイルシリンダ21内の体積
が増加される。従って、負圧が発生してオイルバルブ2
5が上昇(図6の左側)して、オイル吸入孔21aが開
放し、オイルがオイルシリンダ21内に吸入される。次
いで、ベーン7が下降して(図6の右側)、オイルピス
トン22も下降すると、オイルシリンダ21の体積が減
少して圧力が上昇し、オイルバルブ25が下降(図6の
左側)してオイル吸入孔21aが閉鎖され、オイルはオ
イルピストン22のピストン出口22aおよびオイル吐
出孔21bを夫々通って吐出される。すなわち、ベーン
7の上下運動によりオイルピストン22が上下に移動さ
れ、オイルシリンダ21内でポンピング作用が反復行わ
れ、圧縮機内底面上のオイルが圧縮機内の各摩擦部位に
供給される。
【0015】更に、本発明の第3実施例では、図8に示
すように、圧縮機ケーン1の内方側にシリンダ2が収納
されている。シリンダ2を貫通した形態に偏心回転軸4
が設置され、該偏心回転軸4の中心横手方向にオイル給
油路13が穿孔形成されている。偏心回転軸4両方側に
主、副ベアリング5、6が夫々嵌合される。圧縮機ケー
ス1内方側底面上に適正レベルALのオイルOが貯蔵さ
れる。また、図9に示すように、シリンダ2の下部には
ベーンスロット48が穿孔形成されている。該ベーンス
ロット内に、ベーン30が上下方向移動自在に挿合さ
れ、偏心回転軸の偏心部位により上下移動されるように
なっている。また、ベーン30の下方のシリンダ下部に
はポンプ室32が空間状に形成されている。ポンプ室3
2の上下面には、夫々、上部スプリングキャップ34
と、下部スプリングキャップ36とが設置される。上下
部スプリングキャップ34、36間に、圧縮スプリング
38が挿合され、上部スプリングキャップ34がベーン
30の下面に付勢支持されている。更に、図10に示す
ように、ポンプ室32の両方側壁には、オイル吸入孔4
0と、オイル吐出孔42とが夫々穿孔形成されている。
オイル吸入孔40には、ポンプ室32の方向に小口部4
4を有する吸入ダイオードチップ46が挿合される。オ
イル吐出孔42には、ポンプ室32の外側向きに小口部
58を有する吐出ダイオードチップ50が挿合される。
吐出ダイオードチップ50と、前記偏心回転軸の外方側
のアダプタ52とには、吐出パイプ54が連結されてい
る。
すように、圧縮機ケーン1の内方側にシリンダ2が収納
されている。シリンダ2を貫通した形態に偏心回転軸4
が設置され、該偏心回転軸4の中心横手方向にオイル給
油路13が穿孔形成されている。偏心回転軸4両方側に
主、副ベアリング5、6が夫々嵌合される。圧縮機ケー
ス1内方側底面上に適正レベルALのオイルOが貯蔵さ
れる。また、図9に示すように、シリンダ2の下部には
ベーンスロット48が穿孔形成されている。該ベーンス
ロット内に、ベーン30が上下方向移動自在に挿合さ
れ、偏心回転軸の偏心部位により上下移動されるように
なっている。また、ベーン30の下方のシリンダ下部に
はポンプ室32が空間状に形成されている。ポンプ室3
2の上下面には、夫々、上部スプリングキャップ34
と、下部スプリングキャップ36とが設置される。上下
部スプリングキャップ34、36間に、圧縮スプリング
38が挿合され、上部スプリングキャップ34がベーン
30の下面に付勢支持されている。更に、図10に示す
ように、ポンプ室32の両方側壁には、オイル吸入孔4
0と、オイル吐出孔42とが夫々穿孔形成されている。
オイル吸入孔40には、ポンプ室32の方向に小口部4
4を有する吸入ダイオードチップ46が挿合される。オ
イル吐出孔42には、ポンプ室32の外側向きに小口部
58を有する吐出ダイオードチップ50が挿合される。
吐出ダイオードチップ50と、前記偏心回転軸の外方側
のアダプタ52とには、吐出パイプ54が連結されてい
る。
【0016】このように構成された本発明の第3実施例
では、ベーン30の上下方向運動により、ポンプ室の上
部スプリングキャップ34が上下方向に移動して、ポン
プ室32の体積が変化するが、ポンプ室32の体積が増
加すると、オイル吸入孔40の吸入ダイオードチップ4
6の作用によりオイルがポンプ室32内に流入する。次
いで、ポンプ室32の体積が減少すると、ポンプ室32
内のオイルが吐出孔42の吐出ダイオードチップ50を
通って吐出され、吐出パイプ54を通って偏心回転軸4
のオイル給油路13に流入して、各部摩擦部材に供給さ
れる。そして、上部スプリングキャップ34のオイル吸
入孔40側には、図10に示すように、延長部34aが
一体に下方向き延長形成されている。上部スプリングキ
ャップ34が下降しポンプ室32の体積を減少させて、
オイルを吐出孔42から吐出させる際、オイル吸入孔4
0が閉鎖されてオイル吸入孔40への逆流を防止する。
では、ベーン30の上下方向運動により、ポンプ室の上
部スプリングキャップ34が上下方向に移動して、ポン
プ室32の体積が変化するが、ポンプ室32の体積が増
加すると、オイル吸入孔40の吸入ダイオードチップ4
6の作用によりオイルがポンプ室32内に流入する。次
いで、ポンプ室32の体積が減少すると、ポンプ室32
内のオイルが吐出孔42の吐出ダイオードチップ50を
通って吐出され、吐出パイプ54を通って偏心回転軸4
のオイル給油路13に流入して、各部摩擦部材に供給さ
れる。そして、上部スプリングキャップ34のオイル吸
入孔40側には、図10に示すように、延長部34aが
一体に下方向き延長形成されている。上部スプリングキ
ャップ34が下降しポンプ室32の体積を減少させて、
オイルを吐出孔42から吐出させる際、オイル吸入孔4
0が閉鎖されてオイル吸入孔40への逆流を防止する。
【0017】また、本発明第3実施例の他の態様とし
て、図11に示すように、吸入ダイオードチップと、吐
出ダイオードチップとを夫々形成して、ポンプ室32の
両方側壁に挿合せずに、それらポンプ室32の両方側壁
に各小口部44、58を有する吸入ダイオード46a
と、吐出ダイオード50aを直接形成して使用すること
もできる。
て、図11に示すように、吸入ダイオードチップと、吐
出ダイオードチップとを夫々形成して、ポンプ室32の
両方側壁に挿合せずに、それらポンプ室32の両方側壁
に各小口部44、58を有する吸入ダイオード46a
と、吐出ダイオード50aを直接形成して使用すること
もできる。
【0018】更に、本発明の第4実施例として、図12
に示すように、ベーンスロット48に延長部48aを形
成し、延長部48aをポンプ室32の内部に突成させ、
ポンプ室32へのオイルの流入を一層円滑にすることも
できる。すなわち、ベーン30が上昇して上部スプリン
グキャップ34が上昇し、ポンプ室32の体積が増加す
ると、オイル吸入孔40にオイルが吸入されると同時に
上部スプリングキャップ34が上昇し、ベーンの延長部
48aの上方までオイルの適正レベルALが至って、ポ
ンプ室32内のオイル吸入負荷が低くなり、オイルの供
給が円滑に行われる。
に示すように、ベーンスロット48に延長部48aを形
成し、延長部48aをポンプ室32の内部に突成させ、
ポンプ室32へのオイルの流入を一層円滑にすることも
できる。すなわち、ベーン30が上昇して上部スプリン
グキャップ34が上昇し、ポンプ室32の体積が増加す
ると、オイル吸入孔40にオイルが吸入されると同時に
上部スプリングキャップ34が上昇し、ベーンの延長部
48aの上方までオイルの適正レベルALが至って、ポ
ンプ室32内のオイル吸入負荷が低くなり、オイルの供
給が円滑に行われる。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る横
型密閉回転式圧縮機の潤滑装置では、シリンダのベーン
下方側にオイルポンプ室またはオイルシリンダを形成
し、オイルシリンダまたはポンプ室内にオイルピストン
と、オイルバルブを夫々設置し、ベーンの作用によりオ
イルピストンと、バルブが作用して、オイルの供給が行
われるようになっているため、従来よりも簡単な構造に
て円滑なオイルの流量調節を行い得る効果がある。ま
た、オイルピストンを圧縮スプリングまたは線スプリン
グによりベーン側に付勢支持させ、ベーンの往復移動に
よりオイルピストンを移動させるため、従来よりも分解
組立が簡単になり、油量調節が円滑に行われるという効
果がある。
型密閉回転式圧縮機の潤滑装置では、シリンダのベーン
下方側にオイルポンプ室またはオイルシリンダを形成
し、オイルシリンダまたはポンプ室内にオイルピストン
と、オイルバルブを夫々設置し、ベーンの作用によりオ
イルピストンと、バルブが作用して、オイルの供給が行
われるようになっているため、従来よりも簡単な構造に
て円滑なオイルの流量調節を行い得る効果がある。ま
た、オイルピストンを圧縮スプリングまたは線スプリン
グによりベーン側に付勢支持させ、ベーンの往復移動に
よりオイルピストンを移動させるため、従来よりも分解
組立が簡単になり、油量調節が円滑に行われるという効
果がある。
【図1】本発明に係る横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置
の第1実施例を示す概略縦断面図である。
の第1実施例を示す概略縦断面図である。
【図2】本発明に係るピストン連結部材と線スプリング
との間の連結関係を示す図である。
との間の連結関係を示す図である。
【図3】本発明に係る圧縮機、ベーンおよびオイルシリ
ンダを示す側断面図である。
ンダを示す側断面図である。
【図4】本発明の第1実施例のオイル吸入時の作用を説
明する図である。
明する図である。
【図5】本発明第1実施例のオイル吐出時の作用を説明
する図である。
する図である。
【図6】本発明の装置の第2実施例と、オイル吸入時の
作用を説明する図である。
作用を説明する図である。
【図7】本発明の装置の第2実施例に係るオイル吐出時
の作用を説明する図である。
の作用を説明する図である。
【図8】本発明に係る横型密閉回転式圧縮機潤滑装置の
第3実施例を示す概略断面図である。
第3実施例を示す概略断面図である。
【図9】図8に示す潤滑装置のA−A線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図10】図9に示す潤滑装置のB−B線に沿う断面図
である。
である。
【図11】本発明の装置の第3実施例の他の態様を示す
断面図である。
断面図である。
【図12】本発明の装置の第4実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図13】従来の立型密閉回転式圧縮機を示す概略断面
図である。
図である。
【図14】従来の横型ロータリ圧縮機の潤滑装置を示す
機略縦断面図である。
機略縦断面図である。
【図15】図14に示す従来潤滑装置の側断面図であ
る。
る。
1…圧縮機ケース
1a…圧縮機ケース
2…シリンダ
18…シリンダ
2a…ベーン設置溝
3…ローラー
4…偏心回転軸
14…偏心回転軸
5…主ベアリング
5a…主ベアリング
6…副ベアリング
6a…副ベアリング
7…ベーン
30…ベーン
8…ベーンスプリング
9…オイルポンプ室
10…吸入部流体ダイオード
11…吐出部流体ダイオード
12…給油パイプ
13…給油路
21…オイルシリンダ
21a…吸入孔
21b…吐出孔
22…オイルピストン
22a…オイルピストン出口
22b…ベーン安着溝
23…ピストン連結部材
24…線スプリング
25…オイルバルブ
25a…オイルバルブ溝
26…圧縮スプリング
38…圧縮スプリング
27…スプリング固定部材
27a…スプリング固定部材溝
28…オイルポンプ上死点
29…ベーン設置溝基準孔
32…ポンプ室
34…上部スプリングキャップ
34a…延長部
48a…延長部
36…下部スプリングキャップ
40…オイル吸入孔
42…オイル吐出孔
44、58…小口部
46…吸入ダイオードチップ
48…ベーンスロット
50…吐出ダイオードチップ
54…吐出パイプ
C…圧縮室
l1 …長さ
l2 …長さ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−237192(JP,A)
特開 平1−232192(JP,A)
特開 昭56−20795(JP,A)
特開 昭61−31688(JP,A)
特開 昭59−218389(JP,A)
特開 昭63−230974(JP,A)
実開 平1−144491(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F04C 29/02 311
F04C 18/356
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機ケース内方側に、シリンダが収納
され、該シリンダを貫通し給油路が横手方向中心線状に
穿孔形成された偏心回転軸が横架され、該偏心回転軸両
方側に主、副ベアリングが夫々嵌合され、前記圧縮機ケ
ース内方側下面にオイルが貯蔵される横型密閉回転式圧
縮機の潤滑装置であって、 前記シリンダの下部に穿孔形成され、ベーンが挿合され
るベーンスロットと、 該ベーンスロットに挿合され、前記偏心回転軸の回動に
より上下方向に摺動されるベーンと、 前記シリンダ下部前記ベーンの下方に形成された空間状
のポンプ室と、 該ポンプ室の内方側上部に挿合され、前記ベーンの上下
運動により上下方向に移動して該ポンプ室の体積を変化
させる上部スプリングキャップと、 該ポンプ室の内方側下部に挿合された下部スプリングキ
ャップと、 それら上部スプリングキャップと下部スプリングキャッ
プ間に挿合された圧縮スプリングと、 前記ポンプ室側壁のベーンスロットから離れた位置に穿
孔形成され、吸入ダイオードチップが挿合されるオイル
吸入孔と、 前記ポンプ室の他方側壁に穿孔形成され、ポンプ室外方
向きに小口部を有した吐出ダイオードチップの挿合され
るオイル吐出孔と、 前記吐出ダイオードチップと前記偏心回転軸のオイル給
油路間に連結され、オイルの流入される吐出パイプとを
具備し、 前記ポンプ室の上部スプリングキャップは、オイル吸入
孔側部位が延長部を有して長く形成されることを特徴と
した 横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置。 - 【請求項2】 前記ポンプ室のオイル吸入ダイオードチ
ップおよび吐出ダイオードチップは、ポンプ室両方側壁
に夫々挿合されずに、それら両方側壁に直接形成される
請求項1記載の横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置。 - 【請求項3】 前記ベーンスロットは、前記ポンプ室内
のオイルレベル下方まで延長形成される請求項1記載の
横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019920024713A KR940015288A (ko) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 횡형 밀폐회전식 압축기의 윤활장치 |
KR24713/1992 | 1992-12-17 | ||
KR27116/1992 | 1992-12-31 | ||
KR1019920027116A KR950010176B1 (ko) | 1992-12-31 | 1992-12-31 | 횡형 로타리 압축기의 급유장치 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229387A JPH06229387A (ja) | 1994-08-16 |
JP3459451B2 true JP3459451B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=26629435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31821193A Expired - Fee Related JP3459451B2 (ja) | 1992-12-17 | 1993-12-17 | 横型密閉回転式圧縮機の潤滑装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5470214A (ja) |
JP (1) | JP3459451B2 (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR0132989Y1 (ko) * | 1994-12-31 | 1999-01-15 | 김광호 | 로터리 압축기의 오일급유장치 |
JP3718027B2 (ja) * | 1997-03-31 | 2005-11-16 | 東芝キヤリア株式会社 | ロータリ式圧縮機 |
JP2001050184A (ja) * | 1999-08-05 | 2001-02-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 多気筒回転圧縮機 |
KR100451550B1 (ko) * | 2002-08-13 | 2004-10-06 | 인천광역시(인천대학 총장) | 용적형 오일 펌프 |
JP4060149B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2008-03-12 | カルソニックコンプレッサー株式会社 | 気体圧縮機 |
JP4095869B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2008-06-04 | カルソニックコンプレッサー株式会社 | 気体圧縮機 |
US6752605B2 (en) | 2002-10-15 | 2004-06-22 | Tecumseh Products Company | Horizontal two stage rotary compressor with a bearing-driven lubrication structure |
CN100424356C (zh) * | 2004-06-21 | 2008-10-08 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 压缩机的叶片支撑结构 |
US10683865B2 (en) | 2006-02-14 | 2020-06-16 | Air Squared, Inc. | Scroll type device incorporating spinning or co-rotating scrolls |
US8523544B2 (en) | 2010-04-16 | 2013-09-03 | Air Squared, Inc. | Three stage scroll vacuum pump |
US10221852B2 (en) | 2006-02-14 | 2019-03-05 | Air Squared, Inc. | Multi stage scroll vacuum pumps and related scroll devices |
US11047389B2 (en) | 2010-04-16 | 2021-06-29 | Air Squared, Inc. | Multi-stage scroll vacuum pumps and related scroll devices |
US20130232975A1 (en) | 2011-08-09 | 2013-09-12 | Robert W. Saffer | Compact energy cycle construction utilizing some combination of a scroll type expander, pump, and compressor for operating according to a rankine, an organic rankine, heat pump, or combined organic rankine and heat pump cycle |
CN103982438B (zh) * | 2014-05-22 | 2016-02-17 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 卧式旋转式压缩机 |
CN103994074B (zh) * | 2014-05-22 | 2016-02-17 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 卧式旋转式压缩机 |
US10508543B2 (en) | 2015-05-07 | 2019-12-17 | Air Squared, Inc. | Scroll device having a pressure plate |
US10865793B2 (en) | 2016-12-06 | 2020-12-15 | Air Squared, Inc. | Scroll type device having liquid cooling through idler shafts |
EP3788262A4 (en) | 2018-05-04 | 2022-01-26 | Air Squared, Inc. | LIQUID COOLING OF ORBITAL AND FIXED SCROLL COMPRESSOR, EXPANSION DEVICE OR VACUUM PUMP |
US11067080B2 (en) | 2018-07-17 | 2021-07-20 | Air Squared, Inc. | Low cost scroll compressor or vacuum pump |
US20200025199A1 (en) | 2018-07-17 | 2020-01-23 | Air Squared, Inc. | Dual drive co-rotating spinning scroll compressor or expander |
US11530703B2 (en) | 2018-07-18 | 2022-12-20 | Air Squared, Inc. | Orbiting scroll device lubrication |
US11473572B2 (en) | 2019-06-25 | 2022-10-18 | Air Squared, Inc. | Aftercooler for cooling compressed working fluid |
CN111120329B (zh) * | 2019-12-26 | 2021-11-05 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 一种具有泵体润滑结构的旋转式压缩机和空调器 |
US11898557B2 (en) | 2020-11-30 | 2024-02-13 | Air Squared, Inc. | Liquid cooling of a scroll type compressor with liquid supply through the crankshaft |
US11885328B2 (en) | 2021-07-19 | 2024-01-30 | Air Squared, Inc. | Scroll device with an integrated cooling loop |
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---|---|---|---|---|
JPS5620795A (en) * | 1979-07-28 | 1981-02-26 | Toshiba Corp | Rotary compressor |
JPS59218389A (ja) * | 1983-05-27 | 1984-12-08 | Hitachi Ltd | 横形ロータリ圧縮機 |
JPS60204994A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-16 | Toshiba Corp | 横形ロ−タリコンプレツサ |
JPS60237192A (ja) * | 1984-05-10 | 1985-11-26 | Matsushita Refrig Co | 回転型冷媒圧縮機 |
JPS6131688A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-14 | Hitachi Ltd | 圧縮機 |
JPH01232192A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-18 | Matsushita Refrig Co Ltd | 横型回転式圧縮機 |
-
1993
- 1993-12-14 US US08/167,322 patent/US5470214A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-17 JP JP31821193A patent/JP3459451B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-09-18 US US08/529,750 patent/US5632613A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06229387A (ja) | 1994-08-16 |
US5632613A (en) | 1997-05-27 |
US5470214A (en) | 1995-11-28 |
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---|---|---|---|
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