JP3453966B2 - 保温保冷配膳車 - Google Patents
保温保冷配膳車Info
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- JP3453966B2 JP3453966B2 JP30801795A JP30801795A JP3453966B2 JP 3453966 B2 JP3453966 B2 JP 3453966B2 JP 30801795 A JP30801795 A JP 30801795A JP 30801795 A JP30801795 A JP 30801795A JP 3453966 B2 JP3453966 B2 JP 3453966B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や学校等の給
食に使用される保温保冷配膳車に関するものである。
食に使用される保温保冷配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば病院において各病室の看者に給食
する場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛り付け
た食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車
内に上下複数段に積んで多数収容し、配膳車を走行させ
て各病室を回りながら、配膳車からトレーを取り出して
看者に配達することによっておこなわれている。
する場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛り付け
た食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車
内に上下複数段に積んで多数収容し、配膳車を走行させ
て各病室を回りながら、配膳車からトレーを取り出して
看者に配達することによっておこなわれている。
【0003】このような配膳車として従来から各種のも
のが提供されており、例えば特公平2−14055号公
報や、実開平3−77190号公報、実公平5−179
43号公報、実開平5−60426号公報、実公平6−
12653号公報等にみられるように、最近では配膳車
内に保温室と保冷室とを形成して、トレーの上に並べた
食品を保温したり保冷したりすることができる機能を有
する配膳車が提供されている。
のが提供されており、例えば特公平2−14055号公
報や、実開平3−77190号公報、実公平5−179
43号公報、実開平5−60426号公報、実公平6−
12653号公報等にみられるように、最近では配膳車
内に保温室と保冷室とを形成して、トレーの上に並べた
食品を保温したり保冷したりすることができる機能を有
する配膳車が提供されている。
【0004】このような配膳車では、トレーの上に並べ
た食品は保温を必要とするものと保冷を必要とするもの
とがあるので、保温室と保冷室を隣接して設け、保温を
必要とする食品を並べたトレーの一方の端部が保温室内
に、保冷を必要とする食品を並べたトレーの他方の端部
が保冷室内に配置されるようにトレーを保温室と保冷室
の間に収容するようにしてある。
た食品は保温を必要とするものと保冷を必要とするもの
とがあるので、保温室と保冷室を隣接して設け、保温を
必要とする食品を並べたトレーの一方の端部が保温室内
に、保冷を必要とする食品を並べたトレーの他方の端部
が保冷室内に配置されるようにトレーを保温室と保冷室
の間に収容するようにしてある。
【0005】図8は本出願人が従前に提供した配膳車の
一例を示すものであり、この配膳車では保温室57と保
冷室58とを間仕切り装置55で仕切るようにしてあ
る。すなわち、保温室57と保冷室58の間において図
10のように配膳車内に柱41を立設し、この柱41に
間仕切り桟43を上下間に間隔を介して上下複数枚配設
すると共に各間仕切り桟43の下部に上下動自在にシャ
ッター板116を設けて上下の間仕切り桟43の隙間を
シャッター板116で閉じるように形成した図5のよう
な間仕切り装置55で保温室57と保冷室58の間を仕
切るようにしてある。ここで、シャッター板116はバ
ネによって下方へ弾発付勢されており、図5のように上
の間仕切り桟43に設けたシャッター板116の下端を
下の間仕切り桟43の上端に弾接させることによって、
保温室57と保冷室58の間を間仕切り装置55で閉じ
て保温室57と保冷室58の間の気密が確保されるよう
にし、暖かい空気と冷たい空気が保温室57と保冷室5
8の間で流通しないようにしてある。
一例を示すものであり、この配膳車では保温室57と保
冷室58とを間仕切り装置55で仕切るようにしてあ
る。すなわち、保温室57と保冷室58の間において図
10のように配膳車内に柱41を立設し、この柱41に
間仕切り桟43を上下間に間隔を介して上下複数枚配設
すると共に各間仕切り桟43の下部に上下動自在にシャ
ッター板116を設けて上下の間仕切り桟43の隙間を
シャッター板116で閉じるように形成した図5のよう
な間仕切り装置55で保温室57と保冷室58の間を仕
切るようにしてある。ここで、シャッター板116はバ
ネによって下方へ弾発付勢されており、図5のように上
の間仕切り桟43に設けたシャッター板116の下端を
下の間仕切り桟43の上端に弾接させることによって、
保温室57と保冷室58の間を間仕切り装置55で閉じ
て保温室57と保冷室58の間の気密が確保されるよう
にし、暖かい空気と冷たい空気が保温室57と保冷室5
8の間で流通しないようにしてある。
【0006】そしてこのものにあって、トレー31とし
ては保温を必要とする食品を並べる温食用凹部31aと
保冷を必要とする食品を並べる冷食用凹部31bを設け
たものを用いるようにしてあり、温食用凹部31aと冷
食用凹部31bの間のブリッジ片31cを上下の間仕切
り桟43の間に図6のように差し込んで温食用凹部31
aが保温室57内に配置されると共に冷食用凹部31b
が保冷室58内に配置されるようにして、トレー31を
配膳車内に収容するようにしてある。このようにトレー
31を配膳車内に収容した状態では、トレー31のブリ
ッジ片31cの上面に上の間仕切り桟43に設けたシャ
ッター板116が弾接し、保温室57と保冷室58の間
の気密が確保されるようにしてある。
ては保温を必要とする食品を並べる温食用凹部31aと
保冷を必要とする食品を並べる冷食用凹部31bを設け
たものを用いるようにしてあり、温食用凹部31aと冷
食用凹部31bの間のブリッジ片31cを上下の間仕切
り桟43の間に図6のように差し込んで温食用凹部31
aが保温室57内に配置されると共に冷食用凹部31b
が保冷室58内に配置されるようにして、トレー31を
配膳車内に収容するようにしてある。このようにトレー
31を配膳車内に収容した状態では、トレー31のブリ
ッジ片31cの上面に上の間仕切り桟43に設けたシャ
ッター板116が弾接し、保温室57と保冷室58の間
の気密が確保されるようにしてある。
【0007】図17及び図18は保温室57と保冷室5
8との間に形成される従来の間仕切り装置55の構造を
示すものであり、間仕切り装置55を組み立てるにあた
っては、まず柱41の上端と下端を配膳車内の天井面と
床面に固定して保温室57と保冷室58の間に柱41を
立設する。柱41の前後の両面にはそれぞれ上下複数箇
所において横杆42が突設してある。間仕切り桟43は
後端が開口する挿入用中空部46を設けて形成してあ
り、この挿入用中空部46に横杆42を差し込むように
して横杆42に間仕切り桟43を被挿し、間仕切り桟4
3の両側にそれぞれ縦片47aと受け片47bとから断
面L字形に形成されるトレー受け板47を配設すると共
に、ビス51を縦片47aから間仕切り桟43を通して
横杆42にねじ込むことによって、図18のように横杆
42に間仕切り桟43を固定すると共に間仕切り桟43
の両側面にトレー受け板47を取り付ける。次に各トレ
ー受け板47の縦片47aの外面に側面カバー48を重
ね、さらにキャップ111を間仕切り桟43の先端には
め込んでキャップ111の鍔片111aで側面カバー4
8の外面を押さえることによって、側面カバー48を固
定する。キャップ111をこのようにはめ込む際に間仕
切り桟43の下部のスリット状凹部45にシャッター板
116を挿着するようにする。このようにして柱41の
各横杆42に間仕切り桟43やトレー受け板47、シャ
ッター板116等を取り付けることによって、配膳車内
に間仕切り装置55を組み立てることができるものであ
る。
8との間に形成される従来の間仕切り装置55の構造を
示すものであり、間仕切り装置55を組み立てるにあた
っては、まず柱41の上端と下端を配膳車内の天井面と
床面に固定して保温室57と保冷室58の間に柱41を
立設する。柱41の前後の両面にはそれぞれ上下複数箇
所において横杆42が突設してある。間仕切り桟43は
後端が開口する挿入用中空部46を設けて形成してあ
り、この挿入用中空部46に横杆42を差し込むように
して横杆42に間仕切り桟43を被挿し、間仕切り桟4
3の両側にそれぞれ縦片47aと受け片47bとから断
面L字形に形成されるトレー受け板47を配設すると共
に、ビス51を縦片47aから間仕切り桟43を通して
横杆42にねじ込むことによって、図18のように横杆
42に間仕切り桟43を固定すると共に間仕切り桟43
の両側面にトレー受け板47を取り付ける。次に各トレ
ー受け板47の縦片47aの外面に側面カバー48を重
ね、さらにキャップ111を間仕切り桟43の先端には
め込んでキャップ111の鍔片111aで側面カバー4
8の外面を押さえることによって、側面カバー48を固
定する。キャップ111をこのようにはめ込む際に間仕
切り桟43の下部のスリット状凹部45にシャッター板
116を挿着するようにする。このようにして柱41の
各横杆42に間仕切り桟43やトレー受け板47、シャ
ッター板116等を取り付けることによって、配膳車内
に間仕切り装置55を組み立てることができるものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うにして間仕切り装置55を組み立てるにあたって、柱
41は配膳車内に取り付けてあり、間仕切り装置55の
組み立ての作業は、配膳車内において柱41の各横杆4
2に間仕切り桟43、トレー受け板47、シャッター板
116等を組み付けることによって行なう必要がある。
従って作業を狭い配膳車内で行なう必要があり、組み立
ての作業性が極めて悪くなるという問題があった。
うにして間仕切り装置55を組み立てるにあたって、柱
41は配膳車内に取り付けてあり、間仕切り装置55の
組み立ての作業は、配膳車内において柱41の各横杆4
2に間仕切り桟43、トレー受け板47、シャッター板
116等を組み付けることによって行なう必要がある。
従って作業を狭い配膳車内で行なう必要があり、組み立
ての作業性が極めて悪くなるという問題があった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、間仕切り装置の組み立ての作業性を高めることが
でき、加えて部品点数を削減することができる保温保冷
配膳車を提供することを目的とするものである。
あり、間仕切り装置の組み立ての作業性を高めることが
でき、加えて部品点数を削減することができる保温保冷
配膳車を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る保温保冷配
膳車は、配膳車Aに保温室57と保冷室58を隣接して
設け、柱41と、柱41に突出して設けられる上下複数
段の間仕切り桟43と、間仕切り桟43の両側面に配設
されるトレー受け板47と、間仕切り桟43の下部に上
下動自在に取り付けられ下側に位置する間仕切り桟43
の上面に下端が弾接するシャッター板116とを具えて
形成される間仕切り装置55を保温室57と保冷室58
の間に設けて両室57,58を間仕切り、上下に隣接す
る間仕切り桟43の間にトレー31を差し込んでその一
方の端部が保温室57内に他方の端部が保冷室58内に
配置されるようにトレー受け板47の上に載置したトレ
ー31の上面に上側のシャッター板116を弾接させる
ようにした保温保冷配膳車において、柱41の一方の側
面と他方の側面に固定してそれぞれ上下複数段ずつトレ
ー受け板47を取り付けると共に柱41を介して対向す
る各一対のトレー受け板47間に間仕切り桟43を取り
付け、各間仕切り桟43の下部にシャッター板116を
上下動自在に取り付けて間仕切り装置55を形成し、間
仕切り装置55を配膳車A内に配設してその柱41の上
端と下端を配膳車A内の天井面と床面にそれぞれ固設さ
れた受け金物135に固定して成ることを特徴とするも
のである。
膳車は、配膳車Aに保温室57と保冷室58を隣接して
設け、柱41と、柱41に突出して設けられる上下複数
段の間仕切り桟43と、間仕切り桟43の両側面に配設
されるトレー受け板47と、間仕切り桟43の下部に上
下動自在に取り付けられ下側に位置する間仕切り桟43
の上面に下端が弾接するシャッター板116とを具えて
形成される間仕切り装置55を保温室57と保冷室58
の間に設けて両室57,58を間仕切り、上下に隣接す
る間仕切り桟43の間にトレー31を差し込んでその一
方の端部が保温室57内に他方の端部が保冷室58内に
配置されるようにトレー受け板47の上に載置したトレ
ー31の上面に上側のシャッター板116を弾接させる
ようにした保温保冷配膳車において、柱41の一方の側
面と他方の側面に固定してそれぞれ上下複数段ずつトレ
ー受け板47を取り付けると共に柱41を介して対向す
る各一対のトレー受け板47間に間仕切り桟43を取り
付け、各間仕切り桟43の下部にシャッター板116を
上下動自在に取り付けて間仕切り装置55を形成し、間
仕切り装置55を配膳車A内に配設してその柱41の上
端と下端を配膳車A内の天井面と床面にそれぞれ固設さ
れた受け金物135に固定して成ることを特徴とするも
のである。
【0011】また請求項2に係る発明は、横長の縦片4
7aの一方の端部と他方の端部の上端にそれぞれ受け片
47bを水平方向に延設してトレー受け板47を形成
し、縦片47aの中央部を柱41の側面に固定して柱4
1にトレー受け板47を取り付けて成ることを特徴とす
るものである。
7aの一方の端部と他方の端部の上端にそれぞれ受け片
47bを水平方向に延設してトレー受け板47を形成
し、縦片47aの中央部を柱41の側面に固定して柱4
1にトレー受け板47を取り付けて成ることを特徴とす
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図7乃至図9は配膳車Aの全体の構造を示すもの
であり、配膳車Aは車両本体1の下部にモータ81によ
って駆動される車輪2を設けて形成してある。車両本体
1は車輪2を取り付け周囲をバンパー7で囲った台車8
2と、両側の側面が開口部4となった箱状にステンレス
等の金属材で作成される温冷庫3と、この温冷庫3に両
側の開口部4を除いて外装されるプラスチック成形品の
外装パネル5とで形成してあり、温冷庫3は台車82の
上に固定してある。図7乃至図9において10は車輪2
を駆動するモータ81を操作するスイッチや、温冷庫3
の保温室57内の加熱温度や保冷室58内の冷却温度を
コントロールするスイッチなど各種のスイッチ13を設
けた操作パネル、15は配膳車Aの走行方向をコントロ
ールするためのハンドル、16は作業台である。
する。図7乃至図9は配膳車Aの全体の構造を示すもの
であり、配膳車Aは車両本体1の下部にモータ81によ
って駆動される車輪2を設けて形成してある。車両本体
1は車輪2を取り付け周囲をバンパー7で囲った台車8
2と、両側の側面が開口部4となった箱状にステンレス
等の金属材で作成される温冷庫3と、この温冷庫3に両
側の開口部4を除いて外装されるプラスチック成形品の
外装パネル5とで形成してあり、温冷庫3は台車82の
上に固定してある。図7乃至図9において10は車輪2
を駆動するモータ81を操作するスイッチや、温冷庫3
の保温室57内の加熱温度や保冷室58内の冷却温度を
コントロールするスイッチなど各種のスイッチ13を設
けた操作パネル、15は配膳車Aの走行方向をコントロ
ールするためのハンドル、16は作業台である。
【0013】車両本体1の温冷庫3の両側面の開口部4
の前後方向の中央部にそれぞれ支柱19が図9のように
設けてあり、この両支柱19,19の間の位置において
温冷庫3内の中央部を図10や図11のように横切るよ
うに熱風吹き出しダクト20が取り付けてある。熱風吹
き出しダクト20は図1に示すような二枚の板材20
a,20aを接合することによって、図13や図14に
示すように内部が中空の板状に形成してある。この熱風
吹き出しダクト20を温冷庫3内に取り付けることによ
って、図9乃至図12のように温冷庫3内は前半分の前
部室21と後半分の後部室22に仕切られるようになっ
ている。図1に示すように配膳車Aの温冷庫3の床面と
天井面にそれぞれ受け金物130(天井面は図示省略)
が固定してあり、熱風吹き出しダクト20の下端と上端
をこの受け金物130に結合することによって、熱風吹
き出しダクト20を温冷庫3内に取り付けるようにして
ある。
の前後方向の中央部にそれぞれ支柱19が図9のように
設けてあり、この両支柱19,19の間の位置において
温冷庫3内の中央部を図10や図11のように横切るよ
うに熱風吹き出しダクト20が取り付けてある。熱風吹
き出しダクト20は図1に示すような二枚の板材20
a,20aを接合することによって、図13や図14に
示すように内部が中空の板状に形成してある。この熱風
吹き出しダクト20を温冷庫3内に取り付けることによ
って、図9乃至図12のように温冷庫3内は前半分の前
部室21と後半分の後部室22に仕切られるようになっ
ている。図1に示すように配膳車Aの温冷庫3の床面と
天井面にそれぞれ受け金物130(天井面は図示省略)
が固定してあり、熱風吹き出しダクト20の下端と上端
をこの受け金物130に結合することによって、熱風吹
き出しダクト20を温冷庫3内に取り付けるようにして
ある。
【0014】熱風吹き出しダクト20内は図13や図1
4のように一対の仕切り板23で仕切ってあって、中央
の加熱路24と両側の送り出し路25,25が形成され
るようにしてある。仕切り板23は吹き出しダクト20
の下端部には至らないようにしてあり、図14(a)の
ように加熱路24と両側の送り出し路25とは仕切り板
23の下側の連通部26によって連通させてある。そし
て熱風吹き出しダクト20の加熱路24内にヒーター
(図示省略)を取り付けて、加熱路24を通過する空気
を加熱するようにしてある。また各送り出し路25の両
面にはそれぞれ上下一定間隔で熱風吹き出し口30が設
けてある。
4のように一対の仕切り板23で仕切ってあって、中央
の加熱路24と両側の送り出し路25,25が形成され
るようにしてある。仕切り板23は吹き出しダクト20
の下端部には至らないようにしてあり、図14(a)の
ように加熱路24と両側の送り出し路25とは仕切り板
23の下側の連通部26によって連通させてある。そし
て熱風吹き出しダクト20の加熱路24内にヒーター
(図示省略)を取り付けて、加熱路24を通過する空気
を加熱するようにしてある。また各送り出し路25の両
面にはそれぞれ上下一定間隔で熱風吹き出し口30が設
けてある。
【0015】また熱風吹き出しダクト20の両側におい
て温冷庫3内には図13のような熱風吸い込みダクト2
8が立設してある。熱風吸い込みダクト28は図1に示
すような二枚の板材28a,28aを接合することによ
って形成されるものであり、温冷庫3の天井面に設けた
取付口131から差し込むと共に温冷庫3の床面に固定
した受け金物132に下端を結合させることによって、
温冷庫3内に熱風吸い込みダクト28を取り付けるよう
にしてある。この各熱風吸い込みダクト28の上端には
それぞれ熱風循環用ファン27が接続してある。熱風循
環用ファン27は図9のように温冷庫3の上面に取り付
けられているものであり、熱風吹き出しダクト20の上
端部において加熱路24の両側にそれぞれ接続してあ
る。熱風吹き出しダクト20の加熱路24に熱風循環用
ファン27を図13のように直接接続することもできる
が、熱風吹き出しダクト20の加熱路24の上端に接続
してファン接続ダクト133を図1のように温冷庫3の
上面に取り付け、このファン接続ダクト133に熱風循
環用ファン27を接続するようにしてもよい。そして熱
風吸い込みダクト28は図11乃至図14に示すように
熱風吹き出しダクト20の中央部に直交させて配置して
温冷庫3の幅方向の中央部内に配設するようにしてあ
り、その両面にはそれぞれ上下一定間隔で熱風吸い込み
口32が設けてある。
て温冷庫3内には図13のような熱風吸い込みダクト2
8が立設してある。熱風吸い込みダクト28は図1に示
すような二枚の板材28a,28aを接合することによ
って形成されるものであり、温冷庫3の天井面に設けた
取付口131から差し込むと共に温冷庫3の床面に固定
した受け金物132に下端を結合させることによって、
温冷庫3内に熱風吸い込みダクト28を取り付けるよう
にしてある。この各熱風吸い込みダクト28の上端には
それぞれ熱風循環用ファン27が接続してある。熱風循
環用ファン27は図9のように温冷庫3の上面に取り付
けられているものであり、熱風吹き出しダクト20の上
端部において加熱路24の両側にそれぞれ接続してあ
る。熱風吹き出しダクト20の加熱路24に熱風循環用
ファン27を図13のように直接接続することもできる
が、熱風吹き出しダクト20の加熱路24の上端に接続
してファン接続ダクト133を図1のように温冷庫3の
上面に取り付け、このファン接続ダクト133に熱風循
環用ファン27を接続するようにしてもよい。そして熱
風吸い込みダクト28は図11乃至図14に示すように
熱風吹き出しダクト20の中央部に直交させて配置して
温冷庫3の幅方向の中央部内に配設するようにしてあ
り、その両面にはそれぞれ上下一定間隔で熱風吸い込み
口32が設けてある。
【0016】間仕切り装置55は柱41に上下複数箇所
において間仕切り桟43やトレー受け板47やシャッタ
ー板116などを取り付けることによって組み立てられ
るものであるが、本発明では配膳車Aの外部で間仕切り
装置55を組み立てた後、この組み立てた間仕切り装置
55を配膳車A内に取り付けるようにしてある。すなわ
ち図2は間仕切り装置55を構成する各部材を示すもの
であり、間仕切り桟43は上端が断面台形状の受け突部
44となった上部芯材43aと下部芯材43bと断熱材
43cとで形成するようにしてある。またトレー受け板
47は縦片47aと受け片47bとで断面L字形に形成
されるものであるが、縦片47aの水平方向の長さを間
仕切り桟43の水平方向の寸法の2倍と柱41の幅方向
の寸法とを合計した寸法にして長矩形状に形成してあ
り、縦片47aの一方の端部側と他方の端部側にそれぞ
れ受け片47b,47bを設けるようにしてある。この
ようにトレー受け板47は従来の二枚のトレー受け板4
7を一体化したものとして形成してある。
において間仕切り桟43やトレー受け板47やシャッタ
ー板116などを取り付けることによって組み立てられ
るものであるが、本発明では配膳車Aの外部で間仕切り
装置55を組み立てた後、この組み立てた間仕切り装置
55を配膳車A内に取り付けるようにしてある。すなわ
ち図2は間仕切り装置55を構成する各部材を示すもの
であり、間仕切り桟43は上端が断面台形状の受け突部
44となった上部芯材43aと下部芯材43bと断熱材
43cとで形成するようにしてある。またトレー受け板
47は縦片47aと受け片47bとで断面L字形に形成
されるものであるが、縦片47aの水平方向の長さを間
仕切り桟43の水平方向の寸法の2倍と柱41の幅方向
の寸法とを合計した寸法にして長矩形状に形成してあ
り、縦片47aの一方の端部側と他方の端部側にそれぞ
れ受け片47b,47bを設けるようにしてある。この
ようにトレー受け板47は従来の二枚のトレー受け板4
7を一体化したものとして形成してある。
【0017】間仕切り装置55を組み立てるにあたって
は、まず柱41の一方の側面にトレー受け板47の中央
部を当接してネジ止めすることによって、受け片47
b,47bがそれぞれ柱41の両側に突出するように、
柱41の片面にトレー受け板47を取り付ける(図2に
おいてネジ止め箇所を「+」印で図示する)。次にこの
トレー受け板47の柱41から突出する縦片47aの内
側面の上部と下部に上部芯材43aと下部芯材43bと
をネジ止めした後、この上部芯材43aと下部芯材43
bの間に断熱材43cをはめ込む。そしてこの後、柱4
1の他方の側面に他のトレー受け板47の中央部をネジ
止めして受け片47b,47bがそれぞれ柱41の両側
に突出するように、柱41の他方の片面にトレー受け板
47を取り付け、このトレー受け板47の縦片47aと
上記の上部芯材43aや下部芯材43bをネジ止めす
る。このようにして二枚のトレー受け板47,47の間
に挟み込んだ状態で、上部芯材43aと下部芯材43b
と断熱材43cとからなる間仕切り桟43を取り付ける
ことができる。間仕切り桟43はこのようにトレー受け
板47によって柱41に取り付けることができるもので
あり、図17に示す従来のように柱41に横杆42を設
けるような必要がなくなり、部品点数を削減することが
できると共に組み立て工数を削減することができるもの
である。またトレー受け板47は柱41の両側に突出し
て取り付けられるように形成してあるために、柱41の
両側に取り付けられる二本の間仕切り桟43に共通して
使用できるものであり、この点においても部品点数を削
減することができると共に組み立て工数を削減すること
ができるものである。そして以下、同様にしてトレー受
け板47と間仕切り桟43を柱41に上下複数段取り付
けるものである。
は、まず柱41の一方の側面にトレー受け板47の中央
部を当接してネジ止めすることによって、受け片47
b,47bがそれぞれ柱41の両側に突出するように、
柱41の片面にトレー受け板47を取り付ける(図2に
おいてネジ止め箇所を「+」印で図示する)。次にこの
トレー受け板47の柱41から突出する縦片47aの内
側面の上部と下部に上部芯材43aと下部芯材43bと
をネジ止めした後、この上部芯材43aと下部芯材43
bの間に断熱材43cをはめ込む。そしてこの後、柱4
1の他方の側面に他のトレー受け板47の中央部をネジ
止めして受け片47b,47bがそれぞれ柱41の両側
に突出するように、柱41の他方の片面にトレー受け板
47を取り付け、このトレー受け板47の縦片47aと
上記の上部芯材43aや下部芯材43bをネジ止めす
る。このようにして二枚のトレー受け板47,47の間
に挟み込んだ状態で、上部芯材43aと下部芯材43b
と断熱材43cとからなる間仕切り桟43を取り付ける
ことができる。間仕切り桟43はこのようにトレー受け
板47によって柱41に取り付けることができるもので
あり、図17に示す従来のように柱41に横杆42を設
けるような必要がなくなり、部品点数を削減することが
できると共に組み立て工数を削減することができるもの
である。またトレー受け板47は柱41の両側に突出し
て取り付けられるように形成してあるために、柱41の
両側に取り付けられる二本の間仕切り桟43に共通して
使用できるものであり、この点においても部品点数を削
減することができると共に組み立て工数を削減すること
ができるものである。そして以下、同様にしてトレー受
け板47と間仕切り桟43を柱41に上下複数段取り付
けるものである。
【0018】次に、各間仕切り桟43にシャッター板1
16を取り付ける。間仕切り桟43の下部芯材43bに
は下面に開口するスリット状凹部45が凹設してあり、
このスリット状凹部45に前端から差し込んでシャッタ
ー板116を上下動自在に取り付けることができる。合
成樹脂成形品で形成されるシャッター板116の上面に
はバネ121が一体に設けてあり、このバネ121の弾
性力でシャッター板116を下方へ付勢し、シャッター
板116の下端を下側に位置する間仕切り桟43の上面
に弾接させるようにしてある。シャッター板116はこ
のように下側に位置する間仕切り桟43の上面に当接す
るために下方へ抜け落ちることはない。このようにシャ
ッター板116をスリット状凹部45に差し込んだ後、
上端部に円弧状舌片110を突設したキャップ111を
間仕切り桟43の先端面に配設すると共にキャップ11
1の外面に一対のマグネットキャッチ板134を配設
し、マグネットキャッチ板134からキャップ111を
通してビスを上部芯材43aと下部芯材43bの前端面
にねじ込むことによって、キャップ111とマグネット
キャッチ板134を間仕切り桟43の先端面に取り付け
る。キャップ板111の下端には切欠部122が、シャ
ッター板116の前端部には係止切欠117がそれぞれ
設けてあり、係止切欠117に切欠部122を係止させ
るようにしてキャップ111を間仕切り桟43の先端面
に取り付けることによって、シャッター板116が前方
へ抜けることを防止するようにしてある。
16を取り付ける。間仕切り桟43の下部芯材43bに
は下面に開口するスリット状凹部45が凹設してあり、
このスリット状凹部45に前端から差し込んでシャッタ
ー板116を上下動自在に取り付けることができる。合
成樹脂成形品で形成されるシャッター板116の上面に
はバネ121が一体に設けてあり、このバネ121の弾
性力でシャッター板116を下方へ付勢し、シャッター
板116の下端を下側に位置する間仕切り桟43の上面
に弾接させるようにしてある。シャッター板116はこ
のように下側に位置する間仕切り桟43の上面に当接す
るために下方へ抜け落ちることはない。このようにシャ
ッター板116をスリット状凹部45に差し込んだ後、
上端部に円弧状舌片110を突設したキャップ111を
間仕切り桟43の先端面に配設すると共にキャップ11
1の外面に一対のマグネットキャッチ板134を配設
し、マグネットキャッチ板134からキャップ111を
通してビスを上部芯材43aと下部芯材43bの前端面
にねじ込むことによって、キャップ111とマグネット
キャッチ板134を間仕切り桟43の先端面に取り付け
る。キャップ板111の下端には切欠部122が、シャ
ッター板116の前端部には係止切欠117がそれぞれ
設けてあり、係止切欠117に切欠部122を係止させ
るようにしてキャップ111を間仕切り桟43の先端面
に取り付けることによって、シャッター板116が前方
へ抜けることを防止するようにしてある。
【0019】上記のようにして、図3に示すような間仕
切り装置55を組み立てることができるものである。そ
してこのように配膳車Aの外で間仕切り装置55を組み
立てた後、間仕切り装置55を配膳車Aの温冷庫3の前
部室21と後部室22のそれぞれのほぼ中央部に立設し
て取り付ける。温冷庫3の天井面と床面にはそれぞれ図
1のように受け金物135が固設してあり、柱41の上
端と下端を受け金物135にビス止め等して結合するこ
とによって、間仕切り装置55を温冷庫3内に取り付け
るようにしてある。間仕切り装置55を取り付けること
によって図10や図12のように、前部室21や後部室
22を、熱風吹き出しダクト20側の保温室57と、温
冷庫3の前後の壁面59a,59b側の保冷室58とに
仕切ることができるものである。そして上下に隣合う間
仕切り桟43間は、上の間仕切り桟43のシャッター板
116が下の間仕切り桟43の上端面に弾接することに
よって密閉されるものであり、間仕切り装置55によっ
て保温室57と保冷室58とを空気の流通を遮断した状
態で仕切ることができるものである。
切り装置55を組み立てることができるものである。そ
してこのように配膳車Aの外で間仕切り装置55を組み
立てた後、間仕切り装置55を配膳車Aの温冷庫3の前
部室21と後部室22のそれぞれのほぼ中央部に立設し
て取り付ける。温冷庫3の天井面と床面にはそれぞれ図
1のように受け金物135が固設してあり、柱41の上
端と下端を受け金物135にビス止め等して結合するこ
とによって、間仕切り装置55を温冷庫3内に取り付け
るようにしてある。間仕切り装置55を取り付けること
によって図10や図12のように、前部室21や後部室
22を、熱風吹き出しダクト20側の保温室57と、温
冷庫3の前後の壁面59a,59b側の保冷室58とに
仕切ることができるものである。そして上下に隣合う間
仕切り桟43間は、上の間仕切り桟43のシャッター板
116が下の間仕切り桟43の上端面に弾接することに
よって密閉されるものであり、間仕切り装置55によっ
て保温室57と保冷室58とを空気の流通を遮断した状
態で仕切ることができるものである。
【0020】一方、温冷庫3の前後の壁面59a,59
bの室内面には図10や図11のように凹所125が上
下略全長に亘って設けてあり、この凹所125に壁プレ
ート126を被せて取り付けることによって、壁面59
a,59bに冷風ダクト61を形成してある。この冷風
ダクト61内には車両本体1の下面に取り付けた冷却機
ユニット62と接続された冷却用熱交換器(図示省略)
が取り付けてあり、壁プレート126の下部に図15の
ように設けた冷風吸引口63によって冷風ダクト61内
と保冷室58とを連通させてある。また各壁プレート1
26の上端部には冷風ダクト61内と保冷室58とを連
通させる開口64が設けてあり、この各開口64に冷風
循環用ファン65が取り付けてある。
bの室内面には図10や図11のように凹所125が上
下略全長に亘って設けてあり、この凹所125に壁プレ
ート126を被せて取り付けることによって、壁面59
a,59bに冷風ダクト61を形成してある。この冷風
ダクト61内には車両本体1の下面に取り付けた冷却機
ユニット62と接続された冷却用熱交換器(図示省略)
が取り付けてあり、壁プレート126の下部に図15の
ように設けた冷風吸引口63によって冷風ダクト61内
と保冷室58とを連通させてある。また各壁プレート1
26の上端部には冷風ダクト61内と保冷室58とを連
通させる開口64が設けてあり、この各開口64に冷風
循環用ファン65が取り付けてある。
【0021】また、車両本体1の両側の開口部4にはそ
れぞれ4枚ずつ扉101が取り付けてある。4枚の扉1
01のうち最も前の扉101aは前部室21の保冷室5
8を開閉するものであって、車両本体1の開口部4の前
の側縁部にヒンジで枢支してあり、図7の矢印のように
開くことができるようにしてある。次の扉101bは前
部室21の保温室57を開閉するものであって、車両本
体1の支柱19にヒンジで枢支してあり、図7の矢印の
ように開くことができるようにしてある。次の扉101
cは後部室22の保温室57を開閉するものであって、
車両本体1の支柱19にヒンジで枢支してあり、図7の
矢印のように開くことができるようにしてある。次の扉
101dは後部室22の保冷室58を開閉するものであ
って、車両本体1の開口部4の後の側縁部にヒンジで枢
支してあり、図7の矢印のように開くことができるよう
にしてある。また扉101a,101bの先端や扉10
1c,101dの先端は、図16に想像線で示すよう
に、円弧状舌片110を先端間に挟んで、先端部がマグ
ネットキャッチ板134に磁着されるようにして、閉じ
られるようにしてある。
れぞれ4枚ずつ扉101が取り付けてある。4枚の扉1
01のうち最も前の扉101aは前部室21の保冷室5
8を開閉するものであって、車両本体1の開口部4の前
の側縁部にヒンジで枢支してあり、図7の矢印のように
開くことができるようにしてある。次の扉101bは前
部室21の保温室57を開閉するものであって、車両本
体1の支柱19にヒンジで枢支してあり、図7の矢印の
ように開くことができるようにしてある。次の扉101
cは後部室22の保温室57を開閉するものであって、
車両本体1の支柱19にヒンジで枢支してあり、図7の
矢印のように開くことができるようにしてある。次の扉
101dは後部室22の保冷室58を開閉するものであ
って、車両本体1の開口部4の後の側縁部にヒンジで枢
支してあり、図7の矢印のように開くことができるよう
にしてある。また扉101a,101bの先端や扉10
1c,101dの先端は、図16に想像線で示すよう
に、円弧状舌片110を先端間に挟んで、先端部がマグ
ネットキャッチ板134に磁着されるようにして、閉じ
られるようにしてある。
【0022】しかして、上記のように形成される保温保
冷配膳車にあって、主食や副食、デザートなどを盛った
食器をトレー31の上に並べ、このトレー31を間仕切
り装置55に保持させた状態で温冷庫3内に多数収容し
て運搬することができる。トレー31としては、図6や
図11に示すような、御飯や味噌汁等の暖かい食品を並
べる温食用凹部31aと、デザート等の冷たい食品を並
べる冷食用凹部31bとを設けて形成されたものを用い
るものであり、温食用凹部31aと冷食用凹部31bは
ブリッジ片31cで一体に接続してある。
冷配膳車にあって、主食や副食、デザートなどを盛った
食器をトレー31の上に並べ、このトレー31を間仕切
り装置55に保持させた状態で温冷庫3内に多数収容し
て運搬することができる。トレー31としては、図6や
図11に示すような、御飯や味噌汁等の暖かい食品を並
べる温食用凹部31aと、デザート等の冷たい食品を並
べる冷食用凹部31bとを設けて形成されたものを用い
るものであり、温食用凹部31aと冷食用凹部31bは
ブリッジ片31cで一体に接続してある。
【0023】トレー31を間仕切り装置55に保持させ
るにあたっては、温食用凹部31aを保温室57に、冷
食用凹部31bを保冷室58にそれぞれ対応させなが
ら、ブリッジ片31cを間仕切り装置55の前方に位置
させ、この状態でブリッジ片31cを間仕切り装置55
の上下に隣合う間仕切り桟43のうち、上の間仕切り桟
43のシャッター板116と下の間仕切り桟43の間に
押し込む。すると、シャッター板116の先端の円弧状
突部118と間仕切り桟43の円弧状舌片110の間に
案内されてブリッジ片31cが上の間仕切り桟43のシ
ャッター板116と下の間仕切り桟43の受け突部44
の間に差し込まれる。トレー31のブリッジ片31cの
下面の凹断面形状に受け突部44の上面の凸断面形状が
嵌まるように形成してあるので、トレー31は受け突部
44にガイドされて、温冷庫3の奥へ差し込むことがで
きる。このときシャッター板116はバネ121による
弾発力に抗してスリット状凹部45内を上方へ移動する
が、バネ121による弾発力によってシャッター板11
6の下面はトレー31のブリッジ片31cの上面に弾接
しており、上下の間仕切り桟43間の密閉を保持して保
温室57と保冷室58の間の空気の流通の遮断を保持す
ることができる。
るにあたっては、温食用凹部31aを保温室57に、冷
食用凹部31bを保冷室58にそれぞれ対応させなが
ら、ブリッジ片31cを間仕切り装置55の前方に位置
させ、この状態でブリッジ片31cを間仕切り装置55
の上下に隣合う間仕切り桟43のうち、上の間仕切り桟
43のシャッター板116と下の間仕切り桟43の間に
押し込む。すると、シャッター板116の先端の円弧状
突部118と間仕切り桟43の円弧状舌片110の間に
案内されてブリッジ片31cが上の間仕切り桟43のシ
ャッター板116と下の間仕切り桟43の受け突部44
の間に差し込まれる。トレー31のブリッジ片31cの
下面の凹断面形状に受け突部44の上面の凸断面形状が
嵌まるように形成してあるので、トレー31は受け突部
44にガイドされて、温冷庫3の奥へ差し込むことがで
きる。このときシャッター板116はバネ121による
弾発力に抗してスリット状凹部45内を上方へ移動する
が、バネ121による弾発力によってシャッター板11
6の下面はトレー31のブリッジ片31cの上面に弾接
しており、上下の間仕切り桟43間の密閉を保持して保
温室57と保冷室58の間の空気の流通の遮断を保持す
ることができる。
【0024】このようにして上下の間仕切り桟43間に
トレー31を差し込むことによって、図6に示すよう
に、トレー31の温食用凹部31aや冷食用凹部31b
をトレー受け板47の受け片47bの上に載置して保持
することができるものであり、同様にしてトレー31を
間仕切り装置55の各上下の間仕切り桟43間に保持す
ることによって、上下に多数枚のトレー31を配列して
保持することができるものである。そして図11に示す
ように温食用凹部31aは保温室57内に、冷食用凹部
31bは保冷室58内に位置するように、トレー31を
配膳車内に収容することができるものである。
トレー31を差し込むことによって、図6に示すよう
に、トレー31の温食用凹部31aや冷食用凹部31b
をトレー受け板47の受け片47bの上に載置して保持
することができるものであり、同様にしてトレー31を
間仕切り装置55の各上下の間仕切り桟43間に保持す
ることによって、上下に多数枚のトレー31を配列して
保持することができるものである。そして図11に示す
ように温食用凹部31aは保温室57内に、冷食用凹部
31bは保冷室58内に位置するように、トレー31を
配膳車内に収容することができるものである。
【0025】ここで、トレー31の温食用凹部31aに
並べた食物は保温室57内において次のようにして保温
される。すなわち、熱風吹き出しダクト20の加熱路2
4内のヒーターに通電して発熱させると共に熱風循環用
ファン27を作動させると、図13や図14(b)の矢
印のように保温室57内の空気が各熱風吸い込み口32
から熱風吸い込みダクト28内に吸い込まれ、この空気
は熱風循環用ファン27によって熱風吹き出しダクト2
0の加熱路24に供給される。この空気は図14(a)
の矢印のように加熱路24を下方へ流れる間に加熱路2
4内のヒーターで加熱される。加熱路24内で加熱され
た空気は図14(a)の矢印のように連通部26から送
り出し路25へと送られ、送り出し路25の各熱風吹き
出し口30から図13や図14(b)の矢印のように保
温室57内に吹き出される。このように熱風吹き出しダ
クト20から熱風を吹き出すことによって保温室57内
の温度を高め、また保温室57内の空気を熱風吸い込み
ダクト28で吸い込んでヒーターで加熱した後に再度熱
風吹き出しダクト20から熱風を吹き出すようにして、
保温室57内の空気を循環させることによって、保温室
57内を所定の設定した温度にまで高めると共に保温室
57内を所定の設定した温度に保持することができるも
のであり、このように保温室57内を所定温度に保つこ
とによって、トレー31の温食用凹部31a上の食物を
保温することができるものである。
並べた食物は保温室57内において次のようにして保温
される。すなわち、熱風吹き出しダクト20の加熱路2
4内のヒーターに通電して発熱させると共に熱風循環用
ファン27を作動させると、図13や図14(b)の矢
印のように保温室57内の空気が各熱風吸い込み口32
から熱風吸い込みダクト28内に吸い込まれ、この空気
は熱風循環用ファン27によって熱風吹き出しダクト2
0の加熱路24に供給される。この空気は図14(a)
の矢印のように加熱路24を下方へ流れる間に加熱路2
4内のヒーターで加熱される。加熱路24内で加熱され
た空気は図14(a)の矢印のように連通部26から送
り出し路25へと送られ、送り出し路25の各熱風吹き
出し口30から図13や図14(b)の矢印のように保
温室57内に吹き出される。このように熱風吹き出しダ
クト20から熱風を吹き出すことによって保温室57内
の温度を高め、また保温室57内の空気を熱風吸い込み
ダクト28で吸い込んでヒーターで加熱した後に再度熱
風吹き出しダクト20から熱風を吹き出すようにして、
保温室57内の空気を循環させることによって、保温室
57内を所定の設定した温度にまで高めると共に保温室
57内を所定の設定した温度に保持することができるも
のであり、このように保温室57内を所定温度に保つこ
とによって、トレー31の温食用凹部31a上の食物を
保温することができるものである。
【0026】また、トレー31の冷食用凹部31bに並
べた食物は保冷室58内において次のようにして保冷さ
れる。すなわち、冷却機ユニット62を作動させながら
冷風循環用ファン65を作動させると、保冷室58内の
下部の空気は冷風吸引口63から冷風ダクト61に吸引
され、冷風ダクト61内において冷却用熱交換器で冷却
され、この冷却された冷風は冷風循環用ファン65によ
って保冷室58内の上部に吹き出される。このように冷
風ダクト61から冷風を吹き出すことによって保冷室5
8内の温度を低下させ、また保冷室58内の空気を冷風
吸い込みダクト61内に吸い込んで冷却用熱交換器で冷
却した後に再度冷風循環ファン65によって冷風を吹き
出すようにして、保冷室58内の空気を循環させること
によって、保冷室58内を所定の設定した温度にまで低
下させると共に、保冷室58内を所定の設定した温度に
保持することができるものであり、このように保冷室5
8内を所定の低い温度に保つことによって、トレー31
の冷食用凹部31b上の食物を保冷することができるも
のである。
べた食物は保冷室58内において次のようにして保冷さ
れる。すなわち、冷却機ユニット62を作動させながら
冷風循環用ファン65を作動させると、保冷室58内の
下部の空気は冷風吸引口63から冷風ダクト61に吸引
され、冷風ダクト61内において冷却用熱交換器で冷却
され、この冷却された冷風は冷風循環用ファン65によ
って保冷室58内の上部に吹き出される。このように冷
風ダクト61から冷風を吹き出すことによって保冷室5
8内の温度を低下させ、また保冷室58内の空気を冷風
吸い込みダクト61内に吸い込んで冷却用熱交換器で冷
却した後に再度冷風循環ファン65によって冷風を吹き
出すようにして、保冷室58内の空気を循環させること
によって、保冷室58内を所定の設定した温度にまで低
下させると共に、保冷室58内を所定の設定した温度に
保持することができるものであり、このように保冷室5
8内を所定の低い温度に保つことによって、トレー31
の冷食用凹部31b上の食物を保冷することができるも
のである。
【0027】
【発明の効果】上記のように本発明は、柱の一方の側面
と他方の側面に固定してそれぞれ上下複数段ずつトレー
受け板を取り付けると共に柱を介して対向する各一対の
トレー受け板間に間仕切り桟を取り付け、各間仕切り桟
の下部にシャッター板を上下動自在に取り付けて間仕切
り装置を形成し、間仕切り装置を配膳車内に配設してそ
の柱の上端と下端を配膳車内の天井面と床面にそれぞれ
固設された受け金物に固定するようにしたので、配膳車
の外で間仕切り装置を組み立てた後に配膳車内に間仕切
り装置を組み込むことができ、狭い配膳車内で間仕切り
装置を組み立てるような必要がなくなって、組み立ての
作業性を高めることができるものであり、しかもトレー
受け板を利用して柱に間仕切り桟を取り付けることがで
き、間仕切り桟を柱に取り付けるための部材を不要にし
て部品点数を削減することができるものである。
と他方の側面に固定してそれぞれ上下複数段ずつトレー
受け板を取り付けると共に柱を介して対向する各一対の
トレー受け板間に間仕切り桟を取り付け、各間仕切り桟
の下部にシャッター板を上下動自在に取り付けて間仕切
り装置を形成し、間仕切り装置を配膳車内に配設してそ
の柱の上端と下端を配膳車内の天井面と床面にそれぞれ
固設された受け金物に固定するようにしたので、配膳車
の外で間仕切り装置を組み立てた後に配膳車内に間仕切
り装置を組み込むことができ、狭い配膳車内で間仕切り
装置を組み立てるような必要がなくなって、組み立ての
作業性を高めることができるものであり、しかもトレー
受け板を利用して柱に間仕切り桟を取り付けることがで
き、間仕切り桟を柱に取り付けるための部材を不要にし
て部品点数を削減することができるものである。
【0028】また、横長の縦片の一方の端部と他方の端
部の上端にそれぞれ受け片を水平方向に延設してトレー
受け板を形成し、縦片の中央部を柱の側面に固定して柱
にトレー受け板を取り付けるようにしたので、トレー受
け板を柱の両側に取り付けられる二本の間仕切り桟に共
通して使用することができ、部品点数を削減することが
できるものである。
部の上端にそれぞれ受け片を水平方向に延設してトレー
受け板を形成し、縦片の中央部を柱の側面に固定して柱
にトレー受け板を取り付けるようにしたので、トレー受
け板を柱の両側に取り付けられる二本の間仕切り桟に共
通して使用することができ、部品点数を削減することが
できるものである。
【図1】本発明の実施形態の一例の分解斜視図である。
【図2】本発明の間仕切り装置の実施形態の一例の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明の間仕切り装置の実施形態の一例の斜視
図である。
図である。
【図4】本発明の間仕切り装置の実施の形態の一例の一
部の分解正面図である。
部の分解正面図である。
【図5】本発明の間仕切り装置の実施の形態の一例の正
面図である。
面図である。
【図6】本発明の間仕切り装置のトレーを保持した状態
の実施の形態の一例の正面図である。
の実施の形態の一例の正面図である。
【図7】本発明の配膳車の実施の形態の一例の斜視図で
ある。
ある。
【図8】本発明の配膳車の実施の形態の一例の正面図で
ある。
ある。
【図9】本発明の配膳車の実施の形態の一例の概略断面
図である。
図である。
【図10】本発明の配膳車の実施の形態の一例の一部の
概略水平断面図である。
概略水平断面図である。
【図11】本発明の配膳車の実施の形態の一例の一部の
概略水平断面図である。
概略水平断面図である。
【図12】本発明の配膳車の実施の形態の一例の一部の
概略正面図である。
概略正面図である。
【図13】本発明の熱風吸い込みダクトと熱風吹き出し
ダクトの実施の形態の一例の斜視図である。
ダクトの実施の形態の一例の斜視図である。
【図14】本発明の熱風吸い込みダクトと熱風吹き出し
ダクトの実施の形態の一例を示すものであり、(a)は
一部を省略した概略正面図、(b)は概略平面図であ
る。
ダクトの実施の形態の一例を示すものであり、(a)は
一部を省略した概略正面図、(b)は概略平面図であ
る。
【図15】本発明の配膳車の実施の形態の一例の内面の
正面図である。
正面図である。
【図16】本発明の間仕切り装置の実施の形態の一例の
一部の平面図である。
一部の平面図である。
【図17】従来の間仕切り装置の一例の分解斜視図であ
る。
る。
【図18】従来の間仕切り装置の一例の一部の断面図で
ある。
ある。
A 配膳車
31 トレー
41 柱
43 間仕切り桟
47 トレー受け板
47a 縦片
47b 受け片
55 間仕切り装置
57 保温室
58 保冷室
116 シャッター板135 受け金物
Claims (2)
- 【請求項1】 配膳車に保温室と保冷室を隣接して設
け、柱と、柱に突出して設けられる上下複数段の間仕切
り桟と、間仕切り桟の両側面に配設されるトレー受け板
と、間仕切り桟の下部に上下動自在に取り付けられ下側
に位置する間仕切り桟の上面に下端が弾接するシャッタ
ー板とを具えて形成される間仕切り装置を保温室と保冷
室の間に設けて両室を間仕切り、上下に隣接する間仕切
り桟の間にトレーを差し込んでその一方の端部が保温室
内に他方の端部が保冷室内に配置されるようにトレー受
け板の上に載置したトレーの上面に上側のシャッター板
を弾接させるようにした保温保冷配膳車において、柱の
一方の側面と他方の側面に固定してそれぞれ上下複数段
ずつトレー受け板を取り付けると共に柱を介して対向す
る各一対のトレー受け板間に間仕切り桟を取り付け、各
間仕切り桟の下部にシャッター板を上下動自在に取り付
けて間仕切り装置を形成し、間仕切り装置を配膳車内に
配設してその柱の上端と下端を配膳車内の天井面と床面
にそれぞれ固設された受け金物に固定して成ることを特
徴とする保温保冷配膳車。 - 【請求項2】 横長の縦片の一方の端部と他方の端部の
上端にそれぞれ受け片を水平方向に延設してトレー受け
板を形成し、縦片の中央部を柱の側面に固定して柱にト
レー受け板を取り付けて成ることを特徴とする請求項1
に記載の保温保冷配膳車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30801795A JP3453966B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 保温保冷配膳車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30801795A JP3453966B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 保温保冷配膳車 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003128299A Division JP3685181B2 (ja) | 2003-05-06 | 2003-05-06 | 保温保冷配膳車の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140467A JPH09140467A (ja) | 1997-06-03 |
JP3453966B2 true JP3453966B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=17975887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30801795A Expired - Fee Related JP3453966B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 保温保冷配膳車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3453966B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101437398B1 (ko) * | 2012-11-02 | 2014-09-05 | 명세씨엠케이 주식회사 | 관절형 밀착대가 설치된 냉온 배선카의 트레이 홀더 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30801795A patent/JP3453966B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101437398B1 (ko) * | 2012-11-02 | 2014-09-05 | 명세씨엠케이 주식회사 | 관절형 밀착대가 설치된 냉온 배선카의 트레이 홀더 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09140467A (ja) | 1997-06-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030304 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030624 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |