JP3339298B2 - 車両のビュー装置 - Google Patents
車両のビュー装置Info
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Description
メラにて撮像される車両前方の左右視界および後方視界
の画像を選択的に画像表示してユーザ(運転者)に提示
する機能を備え、特にその画像表示に際する音声メッセ
ージの出力を適切に制御し得るようにした車両のビュー
装置に関する。
前部に取り付けたノーズビューカメラ2にて車両前方の
左右視界LV,RVを撮像し、また該車両1の後部に取
り付けたリヤビューカメラ3にて車両後方視界BVを撮
像し、その像を運転席に設けたディスプレイにて表示す
ることで安全確認を補助するビュー装置が開発されてい
る。またこの種のビュー装置におけるディスプレイを、
例えばGPS(グローバル・ポジショニング・システ
ム)を利用したナビゲーション装置のディスプレイと兼
用し、ナビゲーション画像Nと車両1からの視野像(前
方左右視界LV,RVの像および車両後方視界像BVの
像)を選択的に表示することも行われている。これらの
表示画像の切り換えは、例えば変速機のレンジ切換に連
動して、更にはユーザ(運転者)によるスイッチ操作に
対応して行われる。
般的には、ナビゲーション装置の出力に従って常時は自
車位置に応じた道路地図情報(ナビゲーション画像)N
を表示するものとなっている。そしてスイッチ操作によ
りノーズビュー・モードが設定されたとき、ノーズビュ
ーカメラ2にて撮像される車両前方の左右視界LV,R
Vの像を上記ナビゲーション画像Nに代えて図2に示す
ように表示し、更に変速機が後退レンジにシフト設定さ
れたときには前記各画像に代えて車両後方視界の像BV
を優先的に表示するものとなっている。
しの悪い路地等から車両を出そうとするとき、その前方
左右の状況を確認するべくユーザ(運転者)のスイッチ
操作によって設定される。そしてノーズビューカメラ2
により撮像される左右視界の像LV,RVの表示は、図
2に例示するようにディスプレイの表示画面を横に2分
割し、その左側領域に左視界像LVを、また右側領域に
右視界像RVをそれぞれ同時に表示することによってな
される。
V,RVの像を表示する場合、その特殊な表示形態に対
して注意を促すべく、例えば『ノーズビューです。』な
る音声メッセージの出力が行われる。または変速機の後
退レンジへのシフトに連動して後方視界BVの像を画像
表示する場合にも、後方視界画像による安全確認動作を
喚起するべく『リヤビューです。』等の音声メッセージ
の出力が行われる。このような音声メッセージの出力に
より、ディスプレイによる表示画像がナビゲーション画
像から前方左右視界または後方視界のビュー画像に切り
換えられたことが明示される。
ズビュー・モードの設定は、必ずしも変速機がドライブ
・レンジにシフト設定されている場合になされるとは限
らない。ちなみに変速機が後退レンジに設定されている
場合には、上述したように後方視界のビュー画像が優先
的に表示されるので、該変速機が後退レンジから他のレ
ンジ(ドライブ・レンジやロー・レンジ)にシフトされ
た時点でノーズ・ビューモードに移行するようにすれば
良い。
れている状態でノーズビュー・モードが指示されると、
これを受けて前方左右視界のビュー画像が表示され、ま
たこれに伴って『ノーズビューです。』なる音声メッセ
ージの出力が行われる。しかる後、車両を前進させるべ
く変速機をシフト操作すると、特に自動変速機の場合に
は上記パーキング・レンジから後退レンジ、更にニュー
トラル位置を経てドライブ・レンジへとレンジ切り換え
が行われる。するとそのレンジ切り換えの過程におい
て、変速機が後退レンジにシフトされた時点で一時的に
後方視界のビュー画像が優先的に表示され、また『リヤ
ビューです。』等の音声メッセージが出力される。その
後、変速機が後退レンジから更にニュートラル位置を経
てドライブ・レンジへとシフトされたとき、再度、前方
左右視界のビュー画像が表示され、また『ノーズビュー
です。』なる音声メッセージが出力される。
ジにおける後方視界のビュー表示と『リヤビューで
す。』の音声メッセージが出力される前にドライブ・レ
ンジへの切り換えが完了したとしても、ドライブ・レン
ジへのシフトが完了した時点で再度ノーズビュー・モー
ドが設定されて前方左右視界のビュー画像が表示される
ことになり、このときに『ノーズビューです。』なる音
声メッセージが再度出力されることになる。このような
音声メッセージの繰り返し出力はユーザ(運転者)にと
って煩わしく感じられ、違和感が大きい。特にユーザ
(運転者)が車両を後退させる意思がない場合、車両後
方視界のビュー画像を表示すること、更には変速機のシ
フト操作によってノーズビューのモードが一旦解除され
た後、その再設定に伴って再度音声メッセージが出力さ
れること自体、その意図にそぐわないと言う不具合が生
じる。
たもので、その目的は、車両の前方左右視界および後方
視界のビュー画像を適切に表示し、更にはそのビュー画
像の表示に関連する音声メッセージを適切に出力するこ
とで違和感のない情報提示を可能とする車両のビュー装
置を提供することにある。
べく本発明に係る車両のビュー装置は、車両前方の左右
視界を撮像する第1の撮像手段と、該車両の後方視界を
撮像する第2の撮像手段と、これらの撮像手段により求
められる画像を選択的に表示可能な表示手段とを備え、
更に前記車両前方の左右視界の画像表示が指示されたと
きに前記表示手段により前記車両前方の左右視界の画像
を表示する手段と、この車両前方の左右視界画像の表示
に際してその旨の音声メッセージを出力する手段と、前
記車両の変速機が後退レンジに設定されたとき、前記表
示手段に前記車両の後方視界の画像を優先的に表示する
手段とを有し、特に前記車両前方の左右視界の画像表示
モード時に前記車両の変速機のレンジが切り換えられた
とき、その切り換えが後退レンジを通過するものである
かを判定し、後退レンジの通過時には前記音声メッセー
ジの再出力を制限する手段を備えたことを特徴とするも
のである。
ンジを通過して行われるとき、これを検出することでレ
ンジ切り換え後の音声メッセージの出力を行わないよう
にしたことを特徴とするものである。また請求項2に記
載の発明は、請求項1に示す前記車両の変速機のレンジ
の切り換えが後退レンジを通過するものであるか否かの
判定を、該変速機のシフト位置を検出すると共に、該シ
フト位置に対する固定解除釦の操作状態を検出すること
で、簡易にして確実に行うようにしたことを特徴とする
ものである。
速機のレンジの切り換えが後退レンジを通過するとき、
前記車両の後方視界の画像表示を禁止し、レンジ切換前
の画像表示のモードを継続させるようにしたことを特徴
とするものである。つまり変速機のレンジ切り換えが後
退レンジに対してなされる場合以外には、後退レンジの
設定による後方視界の画像表示自体を禁止し、レンジ切
り換え前の画像表示のモードをレンジ切り換え後もその
まま継続することで、例えば前方左右視界の画像表示モ
ードの再設定が行われないようにし、これによって音声
メッセージの再出力も行わないようにしたことを特徴と
している。
変速機が後退レンジに設定され、且つ前記車両前方の左
右視界の画像表示が指示されているとき、前記変速機の
レンジの前記後退レンジからの切り換えを検出して前記
表示手段に前記車両前方の左右視界の画像を表示するこ
とを特徴としている。つまり変速機が後退レンジに設定
されている状態で前方左右視界の画像表示が指示された
ときには、変速機が後退レンジから他のレンジに切り換
えられた時点で前方左右視界の画像表示とその旨の音声
メッセージを出力するようにし、また後退レンジの設定
によって前方左右視界の画像表示から後方視界の画像表
示に変更しているときには、変速機が後退レンジから他
のレンジに切り換えられた時点で再度前方左右視界の画
像表示とその旨の音声メッセージを出力するようにした
ことを特徴とするものである。
る車両のビュー装置の一実施形態について説明する。図
3は実施例装置の概略的なブロック構成を示すもので、
大略的にはビュー・システム5、ナビゲーション・シス
テム6、コントロール・ユニット7、および情報提示部
8からなる。ビュー・システム5は、車両前部に設けら
れたノーズビューカメラ2と該車両の後部に設けられた
リヤビューカメラ3とを備えている。ノーズビューカメ
ラ2は前述したように車両前方の左右視界LV,RVを
撮像入力するものであり、またリヤビューカメラ3は車
両の後方視界BVを撮像入力するものである。ビュー・
システム5における映像制御部5aは上記各カメラ2,
3を介してそれぞれ撮像入力される前方左右視界LV,
RVの像(ノーズビュー画像)F、および後方視界BV
の像(リヤビュー画像)Bに対する輝度や明度等を調整
して、その映像を最適化するものである。この映像制御
部5aにおいて最適化制御された上記画像F,Bは、後
述するようにコントロール・ユニット7の制御の下で選
択的に情報提示部8に出力され、ディスプレイ8aにて
画像表示される。
車位置検出手段6aや車両方位検出手段6b等の機能を
備えたもので、GPS受信機11にて受信される衛星か
らの電波情報に従って地表上における受信位置(自車位
置)を検出し、またジャイロ12から求められる回転角
速度情報に従って自車の向き(車両方位)を検出してい
る。そしてナビゲーション・システム6はこれらの検出
情報に基づいてCD−ROM13等に記憶された地図デ
ータを求め、例えば自車位置周辺の道路地図上に自車位
置をマーキングしたり、該道路地図上において自車位置
から目的地に至る最適経路を示す道路の表示形態を変更
する等してナビゲーション画像Nを作成している。この
ようにして求められるナビゲーション画像Nは、後述す
るようにコントロール・ユニット7の制御を受けて前記
情報提示部8に選択的に出力されて前記ディスプレイ8
aにて画像表示され、ユーザ(運転者)に提示される。
は、キーボードやタッチパネル等からなる操作部15を
介してユーザ(運転者)が指示入力した操作情報を取り
込み、更には該車両に設けられた各種の車両センサ16
から求められる、例えば変速機のレンジ情報を入力し、
前述したビュー・システム5やナビゲーション・システ
ム6の動作、更には情報提示部8の動作を互いに関連付
けて制御する役割を担っている。具体的にはコントロー
ル・ユニット7は、操作部15から指示入力されるユー
ザ情報、および車両センサ16から求められる車両情報
に従い、映像切換部17を切換制御して前述したビュー
・システム5からのノーズビュー画像Fまたはリヤビュ
ー画像B、更には前記ナビゲーション・システム6から
求められるナビゲーション画像Nを選択的にディスプレ
イ8aに出力し、その表示画像を切換制御している。
換部17による上述した映像信号の切り換えに関連して
音声回路18を駆動し、例えば前記ディスプレイ8aに
てノーズビュー画像Fを表示するに際して『ノーズビュ
ーです。』なる音声メッセージを、またリヤビュー画像
Bを表示するに際して『リヤビューです。』なる音声メ
ッセージをスピーカ19を介して出力するものとなって
いる。この音声メッセージの出力は、予め記憶した音声
メッセージを選択的に出力するものであっても良く、或
いは上記メッセージを音声合成して出力するものであっ
ても良い。
本的にはナビゲーション・システム6から求められるナ
ビゲーション画像Nを前記ディスプレイ8aにて表示し
て該車両の運転をアシストする。そしてユーザ(運転
者)が前記操作部15を介してノーズビュー・モードを
設定操作したとき、コントロール・ユニット7はこれを
検出して前記ディスプレイ8aに前記ナビゲーション画
像Nに代えて前記ノーズビューカメラ2にて撮像される
ノーズビュー画像Fを表示する。更に該車両の変速機
(自動変速機)が後退レンジに設定されているとき、車
両センサ16を介して上記後退レンジの設定情報を得る
コントロール・ユニット7は、前記リヤビューカメラ3
にて撮像されるリヤビュー画像Bを前記ナビゲーション
画像Nおよびノーズビュー画像Fに優先させて表示する
機能を備えている。
特に前記コントロール・ユニット7が持つ本発明の特徴
的な機能は、定常的にナビゲーション・システム6の作
動を制御し、そのナビゲーション画像Nを選択してディ
スプレイ8aに表示するメイン制御ルーチン(図示せ
ず)に組み込まれる1つのサブルーチンとして、図4に
示す如き処理手順にて示されるビュー画像の表示制御を
周期的に実行する点にある。
いて説明すると、その処理手順は先ず変速機が後退レン
ジ(Rレンジ)に設定されているか否かを判定すること
から開始される[ステップS1]。そして変速機がRレ
ンジに設定されていない場合には、前述したリヤビュー
表示の必要性がないことから前記リヤビューカメラ3を
オフ(作動停止)制御し[ステップS2]、次にノーズ
ビュー・モードが設定されているか否かを判定する[ス
テップS3]。このノーズビュー・モードの判定は、前
記操作部15を介してノーズビュー表示が指定されてい
る否かを判定することによりなされる。
されていない場合には、ノーズビュー画像の表示の必要
性がないことから前記ノーズビューカメラ2をオフ(作
動停止)制御し[ステップS4]、メイン制御ルーチン
に戻る。これに対して上記ステップS3においてノーズ
ビュー・モードが設定されていることが判定検出された
ならば、次に後述する制御フラグfが[0]であるか否
かを判定する[ステップS5]。この制御フラグfは装
置の起動時に予め[0]に初期設定され、[0]なる値
にてノーズビュー表示の音声メッセージの出力が行われ
ていないこと、また[1]なる値にてノーズビュー表示
の音声メッセージ出力を行ったことを示すものである。
しかして制御フラグfが[0]である場合には前述した
『ノーズビューです。』等の音声メッセージを出力した
後[ステップS6]、ノーズビューカメラ2を作動させ
て該カメラ2により撮像されるノーズビュー画像Fを選
択し、ナビゲーション画像Nに代えて前記ディスプレイ
8aを介して表示する[ステップS7]。尚、制御フラ
グfが[1]であった場合には上記ステップS6を経る
ことなく、つまり『ノーズビューです。』等の音声メッ
セージを出力することなくノーズビューカメラ2により
撮像されるノーズビュー画像Fを選択し、これを前記デ
ィスプレイ8aを介して表示する[ステップS7]。
メッセージの出力を行ってノーズビュー画像Fの表示を
開始したことから、或いはノーズビュー画像Fの表示が
既になされていることから前記制御フラグfを[1]に
設定し[ステップS8]、前述したメイン制御ルーチン
に戻る。一方、この処理手順を開始する最初のステップ
S1においてRレンジの設定が検出された場合には、こ
れに対応して前記リヤビュー画像Bを優先的に表示する
べく、一旦、前記ノーズビューカメラ2をオフ(作動停
止)制御した後[ステップS9]、自動変速機における
レンジ固定解除釦(シフトロック解除釦)が操作されて
いるか否かを判定する[ステップS10]。そしてレン
ジ固定解除釦が操作されていない場合には、変速機のシ
フトが禁止(固定)されて当該後退レンジに設定されて
いると判断し、また上記レンジ固定解除釦が操作されて
いる場合には、変速機が後退レンジを経由して他のレン
ジに切り換えられる途中であると判断する。
し、変速機が真に後退レンジに設定されていると確認さ
れた場合、リアビュー画像Bを表示する旨の音声メッセ
ージを出力し[ステップS11]、リヤビューカメラ3
作動させて該カメラ3により撮像されるリヤビュー画像
Bを選択し、ナビゲーション画像Nおよびノーズビュー
画像Fに優先させて前記ディスプレイ8aに表示する
[ステップS12]。その後、ディスプレイ8aによる
表示画像がリヤビュー画像Bに切り換えられたことから
前記制御フラグfを[0]にリセットし[ステップS1
3]、前述したメイン制御ルーチンに戻る。
レンジ固定解除釦の操作が検出されて、変速機が一時的
に後退レンジを通過するだけであると判定された場合に
は、ノーズビュー・モードが設定されているか否かの判
定が行われる[ステップS14]。この判定処理におい
てノーズビュー・モードが設定されていないことがこと
が確認された場合には、そのままメイン制御ルーチンに
戻り、該メイン制御ルーチンでのナビゲーション画像N
の表示を継続する。
ー・モードであることが確認された場合には、変速機が
一時的に後退レンジを通過する以前の段階で既にノーズ
ビュー・モードが設定されていたことが確認されるの
で、そのときのノーズビュー画像Fの表示を継続するべ
く、前記ステップS7に移行してノーズビューカメラ2
を作動させる。この処理によって前記ステップS9にお
いて一旦作動が停止されたノーズビューカメラ2が再度
オン(作動)され、ノーズビュー画像Fが継続して表示
されることになる。そして前記制御フラグfを改めて
[1]に設定した後[ステップS8]、メイン制御ルー
チンに戻る。
の状態、更には操作部15を介して指示入力されるノー
ズビュー・モードの設定に従ってディスプレイ8aによ
る表示画像を、ナビゲーション画像Nに代えてノーズビ
ュー画像Fまたはリヤビュー画像Bに選択的に切り換え
制御する本装置によれば、図5に模式的に示すように変
速機のレンジ位置とその切り換えの状態に応じて、更に
はそのときにノーズビュー・モードが設定されているか
否かに応じて、その表示画像の選択的な切り換えと音声
メッセージの出力制御が行われることになる。
れていない状態であって、変速機のレンジが後退レンジ
(Rレンジ)以外に設定されている場合には、図4に示
す制御ルーチンにおける処理がステップS1からS2,
S3,S4と進むので、ノーズビューカメラ2およびリ
ヤビューカメラ3がそれぞれオフ制御され、図5(a)に
示すようにナビゲーション・システム6にて求められた
ナビゲーション画像Nが定常的に表示される。
(Rレンジ)以外に設定されている状態においてノーズ
ビュー・モードの設定がなされた場合には、図4に示す
制御ルーチンにおける処理がステップS1からS2,S
3,S5と進み、上記モード設定の操作がなされた最初
の時点では、更にステップS6,S7,S8と進むの
で、図5(b)に示すようにノーズビュー表示を行う旨の
音声メッセージの出力を伴ってノーズビュー画像Fの表
示が行われる。そして所定周期の後、再度、図4に示す
制御ルーチンが起動された時点において変速機のレンジ
が切り換えられていない場合には、前回の処理ルーチン
におけるステップS8にて制御フラグfが[1]に設定
されていることから、ステップS6における音声メッセ
ージの出力処理を飛び越して(省略して)、ノーズビュ
ー画像Fの表示出力がそのまま継続して実行される。
ンジ)に設定されている場合には、図4に示す制御ルー
チンのステップS1からS9,S10へとその処理が進
み、レンジ固定解除釦の状態が判定される。そしてステ
ップS10にて後退レンジの設定が検出されるので、ス
テップS11,S12,S13の処理によりノーズビュ
ー・モードが設定されているか否かに拘わらず、図5
(c)に示すようにリヤビュー表示を行う旨の音声メッセ
ージの出力とリヤビュー画像Bの表示出力が行われる。
ョン画像Nまたはノーズビュー画像Bの表示出力を行っ
ている状態で、図5(d)(e)にそれぞれ示すように変速
機のレンジが後退レンジに切り換えられた場合には、そ
の時点で図4に示す処理手順がステップS1からステッ
プS9,S10,〜S13へと進むので、これによって
ディスプレイ8aによる表示画像がリヤビュー画像Bに
切り換えられ、その旨の音声メッセージが出力されるこ
とになる。
Bを表示出力している状態で変速機のレンジが後退レン
ジから他のレンジに切り換えられると、ノーズビュー・
モードが設定されていない状態にあってはステップS1
からステップS2,S3,S4へと処理が進められるの
で、図5(f)に示すようにナビゲーション画像Nの表示
出力に戻される。しかし既にノーズビュー・モードが設
定される場合には、前述したステップS3からの処理が
ステップS5,S6へと進むので、これによって図5
(g)に示すようにノーズビュー画像Fの表示出力とその
旨の音声メッセージの出力が行われることになる。
ンジに設定された状態でノーズビュー・モードが設定さ
れ、図5(h)に示すようにノーズビュー画像Fを表示
し、更にその旨の音声メッセージを出力した状態におい
て該変速機のレンジがドライブレンジ等にシフトされた
とき(切り換えられたとき)、変速機のレンジは一時的
にRレンジを通過する。従ってこの場合、図4に示す処
理手順はステップS1からS9,S10へと進むことに
なる。しかしこのときにはレンジ固定解除釦が操作され
ていることから、その処理はステップS14へと進むの
でリヤビュー画像Bの表示出力は行われない。そしてこ
の場合には既にノーズビュー・モードの設定が行われて
いることから、ステップS7の処理移行して引き続きノ
ーズビュー画像Fの表示出力が行われる。つまりこの場
合には、音声メッセージを出力することなくノーズビュ
ー画像Fの表示出力が継続して行われる。
ていない状態で変速機のレンジが後退レンジを通過する
場合には、ステップS14を経てその手続きがそのまま
メイン制御ルーチンに戻されるので、その表示画像がナ
ビゲーション画像Nから変更されることはない。また図
5(i)(j)にそれぞれ示すように、パーキングレンジま
たは後退レンジ以外のレンジにおいてノーズビュー画像
Fの表示を行っている際に、該変速機のレンジが上記パ
ーキングレンジまたは後退レンジ以外のレンジに切り換
えられた場合には、図4に示した処理手順がステップS
3からS5,S7,S8へと進むので音声メッセージの
出力を行うことなくノーズビュー画像Fの表示出力が継
続して行われる。
N,ノーズビュー画像F,リヤビュー画像Bを選択的に
ディスプレイ8aに表示し、またその表示画像の切り換
えに伴う音声メッセージの出力を制御する本装置によれ
ば、変速機のレンジが後退レンジに設定されたときにリ
ヤビュー画像Bを優先的に表示出力すると雖も、例えば
変速機をパーキングレンジからドライブレンジにシフト
する場合のように、該レンジの切り換えが後退レンジを
通過するだけの場合には、リヤビュー画像Bへの表示切
り換えを行わないものとなっている。しかも変速機のレ
ンジが後退レンジを通過してドライブレンジに設定さ
れ、これに伴って再度継続的にノーズビュー画像Fの表
示出力を行う場合には、制御フラグfに従って音声メッ
セージを出力しないようになっている。
に設定されてリヤビュー画像Bを表示出力する場合、こ
れに伴ってその旨の音声メッセージの出力が行われる。
これに対して変速機のレンジが後退レンジ以外のレンジ
に設定された状態でノーズビュー・モードが設定された
とき、ナビゲーション画像Nに代えてノーズビュー画像
Fの表示を行うと共に、これに伴ってその旨の音声メッ
セージを出力する。また変速機のレンジ切り換えに伴っ
てリヤビュー画像Bに代えてノーズビュー画像Fを表示
する場合にも、その旨の音声メッセージを出力する。し
かし変速機のレンジが切り換えに拘わらず、継続的にノ
ーズビュー画像Fを表示する場合には、前述した如く音
声メッセージの再出力を行わないものとなっている。
転者)による操作部15の操作によりノーズビューの指
示が与えられ、その意図に従ってノーズビュー画像Fへ
の表示切り換えを行うに際して、或いは変速機のレンジ
を切り換えにより意図的に車両の前進・後退を変更する
場合、これに連動して表示画像をリヤビュー画像Bまた
はノーズビュー画像Fに切り換えるに際してだけ、その
旨の音声メッセージが出力される。これ故、単に変速機
のレンジをパーキング・レンジからドライブレンジへと
切り換えるような場合、そのレンジ切り換えに伴ってノ
ーズビュー表示を示す音声メッセージが繰り返し出力さ
れることがなくなり、ノーズビュー・モードの設定操作
に対する違和感がなくなる。つまりユーザの操作意図に
そぐわない音声メッセージの出力を、簡易にして効果的
に排除することができる。そしてノーズビュー画像Fお
よびリヤビュー画像Bへの表示切り換え時にのみ、その
旨を示す音声メッセージを的確に出力することができる
等の効果を奏し得る。
ものではない。例えば図4に示す処理手順はノーズビュ
ー画像Fの表示に際しての音声メッセージの出力制御を
主体として示したが、リヤビュー画像Bを表示する際の
音声メッセージの出力についても同様に制御することも
可能である。即ち、リヤビュー画像Bに関する音声メッ
セージの出力を前述した制御フラグfとは別の制御フラ
グを用いて管理し、リヤビュー画像Bへの表示切り換え
がや実行された時点においてだけ、その旨の音声メッセ
ージを出力するようにすれば良い。
ではなく、変速機が所定時間に亘って同一レンジに留め
られている否かを判定することで、そのレンジを通過し
てレンジ切り換えが行われている状態であるか、或いは
そのレンジに切り換え設定されたかを判定することも可
能である。更には後退レンジの通過時に音声メッセージ
の出力自体を禁止制御するのではなく、例えばその出力
レベルを低くすることで、必要に応じてその音声メッセ
ージを確認し得るようにしておくことも可能である。そ
の他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
記車両前方の左右視界の画像表示モード時に前記車両の
変速機のレンジが切り換えられたとき、その切り換えが
後退レンジを通過するものであるかを判定し、後退レン
ジの通過時には前記音声メッセージの再出力を制限する
手段を備えている。
速機のレンジの切り換えが後退レンジを通過して行われ
ても、そのレンジ切り換えに伴っ前方左右視界画像を表
示する旨の音声メッセージが再出力されることがないの
で、不本意な音声メッセージ出力の繰り返しに起因する
違和感が生じることがない等の効果が奏せられる。また
請求項2に記載の発明によれば、変速機のシフト位置と
共に該シフト位置に対する固定解除釦の操作状態を検出
するので、その切り換えが上記シフト位置を単に通過す
るだけであるか否かを簡易にして確実に判定することが
できる。
機のレンジの切り換えが後退レンジを通過するとき、前
記車両の後方視界の画像表示を禁止し、レンジ切換前の
画像表示のモードを継続させるので、不本意な表示画像
の切り換えを簡易にして効果的に防ぎ、またこれに伴っ
て不本意な音声メッセージの出力を未然に防ぐことがで
きる。
車両の変速機が後退レンジに設定され、且つ前記車両前
方の左右視界の画像表示が指示されているとき、前記変
速機のレンジの前記後退レンジからの切り換えを検出し
て前記表示手段に前記車両前方の左右視界の画像を表示
するので、その表示画像の切り換え時点で確実にその表
示画像についての音声メッセージを出力することができ
る等の効果が奏せられる。
模式的に示す図。
な構成を示す図。
音声メッセージの出力制御の処理手順を示す図。
形態を模式的に示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両前方の左右視界を撮像する第1の撮
像手段と、該車両の後方視界を撮像する第2の撮像手段
と、これらの撮像手段により求められる画像を選択的に
表示可能な表示手段を備えた車両のビュー装置におい
て、 前記車両前方の左右視界の画像表示が指示されたとき、
前記表示手段に前記車両前方の左右視界の画像を表示す
る手段と、この車両前方の左右視界画像の表示に際して
その旨の音声メッセージを出力する手段と、前記車両の
変速機が後退レンジに設定されたとき、前記表示手段に
前記車両の後方視界の画像を優先的に表示する手段と、
前記車両前方の左右視界の画像表示モード時に前記車両
の変速機のレンジが切り換えられたとき、その切り換え
が後退レンジを通過するものであるかを判定し、後退レ
ンジの通過時には前記音声メッセージの再出力を制限す
る手段とを具備したことを特徴とする車両のビュー装
置。 - 【請求項2】 前記車両の変速機のレンジの切り換えが
後退レンジを通過するものであるか否かの判定は、該変
速機のシフト位置を検出すると共に、該シフト位置に対
する固定解除釦の操作状態を検出して行われることを特
徴とする請求項1に記載の車両のビュー装置。 - 【請求項3】 前記車両の変速機のレンジの切り換えが
後退レンジを通過するとき、前記車両の後方視界の画像
表示を禁止し、レンジ切換前の画像表示のモードを継続
することを特徴とする請求項1に記載の車両のビュー装
置。 - 【請求項4】 前記車両の変速機が後退レンジに設定さ
れ、且つ前記車両前方の左右視界の画像表示が指示され
ているとき、前記変速機のレンジの前記後退レンジから
の切り換えを検出して前記表示手段に前記車両前方の左
右視界の画像を表示することを特徴とする請求項1に記
載の車両のビュー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08171796A JP3339298B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 車両のビュー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08171796A JP3339298B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 車両のビュー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09267687A JPH09267687A (ja) | 1997-10-14 |
JP3339298B2 true JP3339298B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=13754170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08171796A Expired - Lifetime JP3339298B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 車両のビュー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3339298B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100544762B1 (ko) * | 2002-04-01 | 2006-01-24 | 스마텍(주) | 자동차용 사방 주시 시스템 |
KR20040033675A (ko) * | 2002-10-15 | 2004-04-28 | 여태순 | 자동차용 후방 감시 장치 |
JP2007062649A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Clarion Co Ltd | 車両用距離情報表示装置 |
JP2007168725A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Aisin Aw Co Ltd | 車両周辺監視装置 |
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-
1996
- 1996-04-03 JP JP08171796A patent/JP3339298B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09267687A (ja) | 1997-10-14 |
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