JP3335118B2 - 重荷重用タイヤ - Google Patents
重荷重用タイヤInfo
- Publication number
- JP3335118B2 JP3335118B2 JP00761098A JP761098A JP3335118B2 JP 3335118 B2 JP3335118 B2 JP 3335118B2 JP 00761098 A JP00761098 A JP 00761098A JP 761098 A JP761098 A JP 761098A JP 3335118 B2 JP3335118 B2 JP 3335118B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- tire
- grooves
- lug
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1369—Tie bars for linking block elements and bridging the groove
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0306—Patterns comprising block rows or discontinuous ribs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/11—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of isolated elements, e.g. blocks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1236—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
- B60C11/125—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern arranged at the groove bottom
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1259—Depth of the sipe
- B60C11/1263—Depth of the sipe different within the same sipe
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0386—Continuous ribs
- B60C2011/0388—Continuous ribs provided at the equatorial plane
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1236—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
- B60C2011/1254—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern with closed sipe, i.e. not extending to a groove
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S152/00—Resilient tires and wheels
- Y10S152/03—Slits in threads
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
ト性とを向上しうる重荷重用タイヤに関する。
重荷重用タイヤは、縦の主溝の深溝化傾向があり、特に
北米市場では、トラック、バスなどの重荷重車のスリッ
プを防止するべく駆動輪用のタイヤには、そのような主
溝の深溝化傾向が顕著となっている。
くと、その縦の主溝の軸方向両側に形成されかつ路面と
接地するリブないしブロックなどの陸部分が、接地に際
して動きやすくなるため、このリブ、ブロックに偏摩耗
が生じやすくなるという問題がある。特に路面の把持能
力、乗り心地を高めるために、トレッドゴムの硬度を低
下させつつある近年の傾向では、偏摩耗が発生する確率
はより高くなる。
すように、タイヤ赤道C上にリブaをもち、その各両側
にブロックb1、b2、b3を順次配したリブ、ブロッ
クパターンを採用することが多いが、このようなパター
ンでは、前記リブaとブロックb1〜b3の剛性の相違
などに基づき、とりわけ縦主溝eの両側のブロックb
1、b2において、軸方向外側エッジ部が早期に摩耗
(摩耗部を右上がりのハッチングで示す)するブロック
エッジ摩耗や、車両の内側のブロックb2全面が段差状
に摩耗するステップダウン摩耗(摩耗部を左上がりのハ
ッチングで示す)など各種の偏摩耗が生じやすい。
れたもので、縦主溝の深溝化を図ることによりウエット
性能を向上しつつ、偏摩耗をも効果的に防止しうる重荷
重用タイヤの提供を目的としている。
載の発明は、トレッド面に、トレッド縁Eからタイヤ赤
道側にのびかつタイヤ赤道の手前で途切れるラグ溝と、
タイヤ赤道Cの両側に該タイヤ赤道Cからトレッド巾T
Wの15〜25%を隔てた位置で前記ラグ溝を継いでタ
イヤ周方向にのびしかも溝深さがトレッド巾TWの10
〜12%の縦主溝と、前記各縦主溝の両側に配されかつ
前記縦主溝よりも小深さで前記ラグ溝を継いでタイヤ周
方向にのびるタイヤ軸方向の内、外の縦副溝とを設け
て、該トレッド面を、前記内の縦副溝間に挟まれてタイ
ヤ赤道上をのびるリブ状部、隣り合うラグ溝間で内の縦
副溝と縦主溝とに囲まれる第1のブロック、前記ラグ溝
間で縦主溝と外の縦副溝とに囲まれる第2のブロック、
及び前記ラグ溝間で前記外の縦副溝とトレッド縁とに囲
まれる第3のブロックに区画するとともに、前記リブ状
部に、縦主溝の溝深さの0.2〜0.3倍の溝深さを有
し前記内の縦副溝を継ぐ方向にのびる細溝を形成してな
る重荷重用タイヤである。
は、タイヤ周方向に対して0〜10°の角度θ1でのび
るとともに、前記内、外の縦副溝をこの縦主溝と平行に
配して、前記第1のブロック及び第2のブロックを略平
行四辺形状としたことを特徴とする請求項1記載の重荷
重用タイヤである。
は、タイヤ周方向に隣り合う第3のブロックの間に、溝
底から隆起したタイバーを具え、かつこのタイバーにラ
グ溝と平行にのびるサイピングを形成したことを特徴と
する請求項1又は2記載の重荷重用タイヤである。
各側の前記ラグ溝は、タイヤ周方向に位置ずれして設け
られかつこの位置ずれ量Sがトレッド巾TWの5〜10
%であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
に記載の重荷重用タイヤである。
は、トレッド縁間のタイヤ軸方向距離をいう。そして
「トレッド縁」とは、トレッド端部に明瞭なエッジが形
成されている場合にはそのエッジであるが、エッジを有
しない場合、トレッド縁はタイヤを正規リムにリム組み
して正規内圧を充填した標準状態で、キャンバー角0度
で正規荷重を負荷して接地させたときのタイヤ軸方向の
接地外端とする。
いる規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎
に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リ
ム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTO
であれば "Measuring Rim"となる。また、「正規内圧」
とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系におい
て、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JA
TMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE L
OAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に
記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSU
RE" である。
ている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ
毎に定める荷重であり、JATMAであれば最大負荷能
力、TRAであれば前記表に記載の最大値、ETRTO
であれば "LOAD CAPACITY"である。また、各溝の巾や深
さについては、前記標準状態で測定する。
に基づき説明する。本実施形態の重荷重用タイヤは、ト
ラック、バスなどの重車両に使用され、特に駆動輪や操
舵輪などに装着される際にその効果が最大限に発揮され
る。図1には、本実施形態の重荷重用タイヤのトレッド
パターンを示し、図2には、そのA−A線断面を示して
いる。
ヤ赤道C側にのびかつタイヤ赤道Cの手前で途切れるラ
グ溝3がタイヤ周方向に隔設されており、本例では隣り
合うラグ溝3、3がほぼ平行に配されるものを例示して
いる。
ド巾TWの2.5〜7%、より好ましくは3〜6%程度
とするのが好ましく、また溝深さd3はトレッド巾TW
の10〜12%の深溝とするのがウエット性能を高める
ため好ましい。
両側に該タイヤ赤道Cからトレッド巾TWの15〜25
%の距離Lを隔てた位置で前記ラグ溝3、3を継いでタ
イヤ周方向にのびる縦主溝4を設けている。このような
縦主溝は、ウエット性能を向上するために深溝で形成さ
れ、その溝深さd1(図2に示す)は前記トレッド巾T
Wの10〜12%とする。
は、いずれも同深さの深溝で形成された好ましい態様を
例示している。なおラグ溝3を縦主溝4に比して浅くす
ることもできる。
イヤ周方向に沿った溝中心線gcを特定しこの溝中心線
gcがタイヤ赤道Cから前記距離Lを隔てる位置にあれ
ば良い。なお縦主溝4がタイヤ赤道Cの片側だけしか設
けられていない場合にはウエット性能は向上し得ない。
そしてトレッド巾TWとの相関において、縦主溝4をタ
イヤ赤道Cから前記距離Lを隔てる位置に設けた場合に
特にウエット性能が効果的に向上できる。
〜10°、より好ましくは0°より大かつ10°以下の
角度θ1で配するのが望ましい。これによってタイヤ周
方向に対する排水抵抗を減じ、ウエット性能がさらに向
上しうる。また、縦主溝4は、本例ではタイヤ周方向に
対して約7°の角度で傾斜している。このように、角度
θ1を規制することにより、ラグ溝3、3間の各縦主溝
4は実質的にタイヤ周方向に連続する排水路を形成しウ
エット性を高めうる。
4の両側に配されかつ前記縦主溝3よりも小深さで前記
ラグ溝3、3を継いでタイヤ周方向にのびるタイヤ軸方
向の内の縦副溝5i、外の縦副溝5oを設けており、本
実施形態では、この内、外の縦副溝5i、5oを前記縦
主溝4と略平行に配している。なお略平行とは両者の角
度差に±2°の誤差を許容するものとする。
各溝巾W2は、前記縦主溝4の溝巾W1よりも小であ
り、例えば、トレッド巾TWの1.0〜1.6%程度に
設定される。また内、外の縦副溝5i、5oの溝深さd
2(図2に示す)は、例えばトレッド巾TWの7〜9%
程度に設定される。
ド面2を、前記内の縦副溝5i、5i間に挟まれてタイ
ヤ赤道上をのびるリブ状部6、隣り合うラグ溝3、3間
で内の縦副溝5iと縦主溝4とに囲まれる第1のブロッ
クB1、前記ラグ溝3、3間で縦主溝4と外の縦副溝5
oとに囲まれる第2のブロックB2、及び前記ラグ溝
3、3間で前記外の縦副溝5iとトレッド縁Eとに囲ま
れる第3のブロックB3に区画している。
状態においてそのタイヤ軸方向の巾mが少なくともトレ
ッド巾TWの7%以上、より好ましくは9%以上、さら
に好ましくは11%以上となるよう、前記内の縦副溝5
iの配設位置を定めるのがよい。また本例ではリブ状部
6は、前記内の縦副溝5i、5iに挟まれつつ前記ラグ
溝3の途切れ端によって、タイヤ軸方向巾が小となるく
びれ部12が形成される。
縦主溝4の溝深さd1の0.2〜0.3倍の溝深さd4
を有し前記内の縦副溝5i、5iを継ぐ方向にのびる細
溝7を形成することを特徴の一つとしている。このよう
な細溝7は、タイヤ新品時において、前記リブ状部6を
タイヤ周方向に分断することにより、リブ状部6の剛性
を低下させ、他のブロックB1ないしB3との剛性差を
緩和するとともに、縦主溝4が完全になくなる摩耗を1
00%摩耗とするとき、20〜30%摩耗時では、図4
に示すように前記細溝7の溝深さd4の部分を消失し、
この部分を利用してリブ状部6を周方向に連続させるこ
とができる(図2には、25%摩耗時のトレッド面を仮
想線で示す)。
部6は、この細溝7により他のブロックB1ないしB3
との剛性差を小とすることによって、前記ブロックB1
ないしB3に滑りや変形が集中するのを効果的に防止で
き、その結果、とりわけ第1、第2のブロックB1、B
2への摩耗の集中を防止しうる。また、摩耗により縦主
溝4の溝深さd1が小となった場合には、ブロックB
1、B2の剛性は増す。これに関連させて、リブ状部6
もタイヤ周方向に連続することにより剛性が増し、ここ
でも大きな剛性差が生じずに偏摩耗が防止できる。
剛性を最適に低下させるためにも例えば0.5〜3.0
mm程度、より好ましくは1.0〜3.0mm、さらに好ま
しくは1.0〜2.0mmとするのが望ましい。細溝7の
巾がこれよりも広いと、リブ状部6の過度の剛性低下を
招く傾向がある。
両側のくびれ部12、12間を継いでのびるものを例示
しており、ラグ溝3のピッチと同じピッチで配される。
また細溝7は、タイヤ周方向に対して例えば30〜60
°の角度θ2で傾斜させるのが好ましい。これにより、
細溝7で分断される各リブ状部6の細溝方向に沿ったせ
ん断変形が円滑に行われる。
2及びその部分拡大図である図3に示すように、前記溝
深さd4の浅溝部7aと、その軸方向両側に設けられか
つ溝深さd5が前記浅溝部7aの溝深さd4よりも大か
つ縦主溝の溝深さd1よりも小の深溝部7b、7bとを
具える好ましい態様を示す。この深溝部7bの溝深さd
5は、例えば縦主溝の溝深さd1の0.5〜0.9倍、
より好ましくは0.7〜0.9倍とするのが良い。
を示している。図から明らかなように、前記細溝7の深
溝部7bによって、前記リブ状部6は、タイヤ周方向に
連続しつつ、軸方向両側からタイヤ赤道Cに向けてのび
る切り込みが形成される。このようなリブ状部6の切り
込みは、特に旋回走行時などにおいてリブ状部6の好ま
しい変形をもたらす。他方、この切り込みが大きすぎる
と、リブ状部6の剛性低下が著しくなるため、摩耗時に
リブ状部6がタイヤ周方向で連続する際の最小巾nが少
なくともトレッド巾TWの2〜5%となるよう前記細溝
7の浅溝部7a、深溝部7bの割合を定めるのが好まし
い。
副溝5i、5oとを略平行かつタイヤ周方向に対して0
〜10°の角度θ1としたため、前記第1のブロックB
1及び第2のブロックB2は略平行四辺形状で形成され
る。本発明者らの種々の実験の結果、このような形状の
第1、第2のブロックB1、B2は、台形状をなす図5
のブロックb1、b2に比べ、タイヤが操舵されたとき
などにおいても路面との接触面積を多く確保しうること
が判明しており、これは偏摩耗防止にさらに役立つもの
となる。
には、両端がブロック内で終端するタイヤ周方向のサイ
ピング13を形成することによりブロック剛性の大幅な
低下を防ぎつつ、路面追随性を高めうる。
タイヤ周方向に隣り合う第3のブロックB3、B3の間
に、溝底から隆起したタイバー9を具えるものを例示し
ている。このタイバー9は、図1、図2及び図1のZ−
Z断面である図6に示すように、例えばラグ溝3の溝底
3dからラグ溝3の溝深さd3の0.7〜0.8倍の高
さh1で隆起しており、本例では図6に示すようにラグ
溝3の壁面3w、3w間を継いで設けられる。
は、前記第3のブロックB3をこのタイバー9を介して
タイヤ周方向に実質的に連続させることができ、その前
後剛性の向上を図ることができる。これにより、ショル
ダー側の剛性低下に伴うショルダー肩落ち摩耗などを好
適に防止しうる。
ロックB3の前後剛性を高めすぎると、第2のブロック
B2との相対剛性差が大きく発生するため、このタイバ
ー9にはラグ溝3と略平行にのびるサイピング10を形
成するのが好ましい。これにより、第2のブロックB2
とこの第3のブロックB3との剛性をバランスさせるこ
とができ、第2のブロックB2の偏摩耗も効果的に防止
できる。なお、第3のブロックB3には、タイヤ軸方向
にのびるサイピング14なども形成するのが良い。なお
タイバー9の巾は、例えば第3のブロックのB3の巾よ
りも小とするのが好ましい。
している。この例では、タイバー9の外面を平坦ではな
く凸形状としている。また図示していないが、タイバー
9は、前記ラグ溝3の溝壁3w、3wから離間して設け
ることもでき、種々の態様で実施できる。
は、タイヤ周方向に位置ずれして設けられるものを示
す。この位置ずれ量S(図1に示す)は、例えばトレッ
ド巾TWの5〜10%とするのが好ましい。従来のラグ
溝3の前記位置ずれ量は、概ね5%未満に設定されてい
るが、この位置ずれ量Sは、例えばトレッド巾TWの5
〜10%とすることにより、さらにウエット性能と耐偏
摩耗性とを向上しうる。
は、スチールコードからなるラジアル構造カーカスとタ
イヤ周方向に対して傾斜したコードを有するベルト層と
を具えるトレッド面の剛性が大なるラジアルタイヤに好
適に使用できる。ただしバイアス構造にも勿論採用でき
る。
あり、かつ図1、図2に示すタイヤ(実施例)を試作
し、図5に示す比較タイヤ(比較例)との性能を比較し
た。先ず、各タイヤをリム組みし(リムサイズ8.25
×22.5、内圧750KPa)、車両2−D−D−4
−4の操舵輪に装着し、車両停止の上、ドライアスファ
ルト路面でハンドルを720°すえ切りし、接地面の前
記第1、第2のブロックの各ブロック表面積に対する非
接触面積の割合を測定した。テストの結果、表1に示す
ように、実施例では、リブ状部の剛性が好適に低下した
ことにより、比較例に比べて第1、第2のブロックの非
接触領域が少なくなっている。なお比較例では、リブ状
部の剛性が高く、第1、第2のブロックの非接触領域が
大きいことがわかる。この差は偏摩耗となって現れる。
用いて前記第2のブロックについて前後方向のブロック
の滑りを確認した。テストは、タイヤ表面と路面との接
地状態を観測できる機能を有した路面にて車両を走行さ
せて接地状態をビデオカメラ等で観測することにより行
った。車両静止時のタイヤ回転方向の接地長さを100
として車両走行中の接地長さを評価した。
では比較例に比べると接地長さの変形のばらつきが少な
くなっていることがわかる。
を装着し、約5万マイル走行し(約20%摩耗状態)、
前記第2のブロックのステップダウン摩耗を評価した。
なおテストは各タイヤ32本ずつテスとした。テストの
結果、表3に示すように、実施例のものは、比較例に比
べ、ステップダウンの発生率が少ないことがわかる。ま
た、タイヤの寿命(ウェアインジケータが露出するま
で)までの平均走行距離をドラム試験機を用いて測定し
たところ、実施例では比較例に比べて大幅に増大してい
ることが確認できた。
は、ラグ溝と、このラグ溝を継ぐ溝深さの大なる縦主溝
の基本的構成に加え、内、外の縦副溝を所定の寸法で所
定位置に配置したことにより、ウエット性能を向上しう
る。またタイヤ赤道上をのびるリブ状部には、縦主溝の
溝深さの0.2〜0.3倍の溝深さを有し前記内の縦副
溝を継ぐ方向にのびる細溝を形成したことにより、タイ
ヤの新品時には、リブ状部が、他のブロックとの剛性差
を緩和する程度に剛性が低下することによって、ブロッ
クに摩耗が集中するのを効果的に防止しうる。また、摩
耗により縦主溝の溝深さが小となった場合には、ブロッ
クの剛性が増すが、細溝の全部又は一部も消失してリブ
状部が周方向に連続して自らの剛性を高めるため、摩耗
時においても剛性差を緩和でき偏摩耗を防止しうる。
ック及び第2のブロックは、略平行四辺形状となるた
め、台形状をなすブロックに比べて、タイヤを操舵した
ときの変形においても広範囲で路面と接触でき、偏摩耗
の発生をさらに効果的に防止しうる。
は、タイヤ周方向に隣り合う第3のブロック間に、溝底
から隆起したタイバーを具えることにより、旋回時など
大きな横力が作用する第3のブロックの前後剛性を高め
ることができ、ショルダー肩落ち摩耗などを好適に防止
しうるとともに、前記タイバーにサイピングを形成した
ことにより第2のブロックとこの第3のブロックとの剛
性をバランスさせることでき、第2のブロックの偏摩耗
も効果的に防止できる。
開図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】トレッド面に、トレッド縁Eからタイヤ赤
道側にのびかつタイヤ赤道の手前で途切れるラグ溝と、 タイヤ赤道Cの両側に該タイヤ赤道Cからトレッド巾T
Wの15〜25%を隔てた位置で前記ラグ溝を継いでタ
イヤ周方向にのびしかも溝深さがトレッド巾TWの10
〜12%の縦主溝と、 前記各縦主溝の両側に配されかつ前記縦主溝よりも小深
さで前記ラグ溝を継いでタイヤ周方向にのびるタイヤ軸
方向の内、外の縦副溝とを設けて、 該トレッド面を、前記内の縦副溝間に挟まれてタイヤ赤
道上をのびるリブ状部、隣り合うラグ溝間で内の縦副溝
と縦主溝とに囲まれる第1のブロック、前記ラグ溝間で
縦主溝と外の縦副溝とに囲まれる第2のブロック、及び
前記ラグ溝間で前記外の縦副溝とトレッド縁とに囲まれ
る第3のブロックに区画するとともに、 前記リブ状部に、縦主溝の溝深さの0.2〜0.3倍の
溝深さを有し前記内の縦副溝を継ぐ方向にのびる細溝を
形成してなる重荷重用タイヤ。 - 【請求項2】前記縦主溝は、タイヤ周方向に対して0〜
10°の角度θ1でのびるとともに、前記内、外の縦副
溝をこの縦主溝と平行に配して、前記第1のブロック及
び第2のブロックを略平行四辺形状としたことを特徴と
する請求項1記載の重荷重用タイヤ。 - 【請求項3】前記ラグ溝は、タイヤ周方向に隣り合う第
3のブロックの間に、溝底から隆起したタイバーを具
え、かつこのタイバーにラグ溝と平行にのびるサイピン
グを形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の重
荷重用タイヤ。 - 【請求項4】タイヤ赤道の各側の前記ラグ溝は、タイヤ
周方向に位置ずれして設けられかつこの位置ずれ量Sが
トレッド巾TWの5〜10%であることを特徴とする請
求項1乃至3のいずれか1に記載の重荷重用タイヤ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00761098A JP3335118B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 重荷重用タイヤ |
US09/229,985 US6220321B1 (en) | 1998-01-19 | 1999-01-14 | Heavy duty tire including wide main grooves, narrow grooves and lug grooves |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00761098A JP3335118B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 重荷重用タイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198610A JPH11198610A (ja) | 1999-07-27 |
JP3335118B2 true JP3335118B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=11670586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00761098A Expired - Fee Related JP3335118B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 重荷重用タイヤ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6220321B1 (ja) |
JP (1) | JP3335118B2 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6957676B2 (en) * | 1999-11-30 | 2005-10-25 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Tire for a vehicle wheel including at least two circumferential series of inclined incisions delimiting at least three rows of blocks |
JP3970164B2 (ja) * | 2002-11-15 | 2007-09-05 | 横浜ゴム株式会社 | 重荷重用空気入りタイヤ |
JP4180910B2 (ja) * | 2002-12-26 | 2008-11-12 | 住友ゴム工業株式会社 | 重荷重用ラジアルタイヤ |
JP4138688B2 (ja) * | 2004-03-25 | 2008-08-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
US7341082B2 (en) * | 2004-12-28 | 2008-03-11 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Shoulder ribs for pneumatic tires |
JP4936520B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2012-05-23 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りラジアルタイヤ |
US7819153B2 (en) * | 2006-11-08 | 2010-10-26 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Tire including concave recesses in a circumferential tread |
JP5530059B2 (ja) * | 2007-10-30 | 2014-06-25 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP5557821B2 (ja) * | 2011-10-13 | 2014-07-23 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP5557875B2 (ja) * | 2012-05-18 | 2014-07-23 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP5685237B2 (ja) | 2012-11-09 | 2015-03-18 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
KR101475670B1 (ko) * | 2013-01-23 | 2014-12-23 | 요코하마 고무 가부시키가이샤 | 공기입 타이어 |
JP5557943B1 (ja) * | 2013-04-09 | 2014-07-23 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP5848731B2 (ja) * | 2013-08-21 | 2016-01-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5820442B2 (ja) * | 2013-08-23 | 2015-11-24 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
CN105172481B (zh) * | 2015-09-18 | 2017-04-05 | 风神轮胎股份有限公司 | 一种适用于驱动轮混合路面的花纹结构 |
DE102016212560A1 (de) * | 2016-07-11 | 2018-01-11 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Fahrzeugluftreifen für den Winter- und Ganzjahreseinsatz |
JP6834205B2 (ja) * | 2016-07-12 | 2021-02-24 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
JP6851859B2 (ja) * | 2017-03-02 | 2021-03-31 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP6851858B2 (ja) * | 2017-03-02 | 2021-03-31 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP6825434B2 (ja) * | 2017-03-16 | 2021-02-03 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
JP7035550B2 (ja) * | 2018-01-18 | 2022-03-15 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2186180A (en) * | 1936-04-29 | 1940-01-09 | Us Rubber Co | Pneumatic tire |
US2926715A (en) * | 1956-11-23 | 1960-03-01 | Us Rubber Co | Tire tread |
JPH069922B2 (ja) * | 1983-05-12 | 1994-02-09 | 住友ゴム工業株式会社 | 良路高速走行重荷重用ラジアルタイヤ |
JPH0271002U (ja) * | 1988-11-21 | 1990-05-30 | ||
JP2968664B2 (ja) * | 1992-08-17 | 1999-10-25 | 住友ゴム工業株式会社 | 重荷重用タイヤ |
JPH07172112A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-11 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JPH09109613A (ja) * | 1995-10-17 | 1997-04-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りラジアルタイヤ |
ATE222545T1 (de) * | 1995-11-09 | 2002-09-15 | Uniroyal Englebert Gmbh | Drehrichtungsungebundenes laufstreifenprofil eines fahrzeugreifens mit blockprofilstruktur |
EP0823340B1 (en) * | 1996-08-05 | 2003-06-11 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Pneumatic tyre |
JP3136101B2 (ja) * | 1996-09-19 | 2001-02-19 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP00761098A patent/JP3335118B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-01-14 US US09/229,985 patent/US6220321B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6220321B1 (en) | 2001-04-24 |
JPH11198610A (ja) | 1999-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3335118B2 (ja) | 重荷重用タイヤ | |
JP3367927B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
KR101793632B1 (ko) | 공기 타이어 | |
JP6724451B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
EP3040216B1 (en) | Pneumatic tire | |
CN109421435B (zh) | 充气子午线轮胎 | |
WO2018225371A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2018176930A (ja) | 空気入りタイヤ | |
US20170232799A1 (en) | Pneumatic Tire | |
US10723178B2 (en) | Tire | |
JPH10297219A (ja) | 空気入りタイヤ | |
EP3363656B1 (en) | Tire | |
JPH0268205A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3391755B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH09188110A (ja) | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ | |
JP6383323B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4783004B2 (ja) | 重荷重用ラジアルタイヤ | |
JP2023066211A (ja) | タイヤ | |
US10195906B2 (en) | Tire | |
JP7346961B2 (ja) | タイヤ | |
JP3337414B2 (ja) | 重荷重用ラジアルタイヤ | |
JP6950371B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2000238507A (ja) | 重荷重用タイヤ | |
JP7346960B2 (ja) | タイヤ | |
JP2019043233A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |