JP3328069B2 - エッチング処理法 - Google Patents
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Description
する。さらに詳しくは、たとえば液晶表示装置、プラズ
マ表示装置、配線プリント基板などのエッチング処理法
に関する。
ジストによって任意のパターンを形成させたものをエッ
チング液に浸漬し、フォトレジストで覆われていない部
分の薄膜を溶解除去し、薄膜をフォトレジストと同じパ
ターンに加工するエッチング処理法は、液晶表示装置、
プラズマ表示装置などの表示装置やプリント配線基板の
パターン形成法として一般に広く採用されている。
ング液は、加工される薄膜の種類に対応して種々のもの
があるが、いずれも高価であるため、繰り返して使用さ
れることが多い。しかしながら、このように繰り返して
使用したばあいには、該エッチング液の劣化が生じ、エ
ッチング特性に悪影響を及ぼすため、エッチング処理を
行なううえで、該エッチング液の品質管理が重要とな
る。また、コスト面を考慮すれば、劣化したエッチング
液の再生も重要である。
方法としては、従来、酸化還元電位、pHおよび比重を
測定して管理する方法が知られている(特開平3−15
0372号公報)。かかる方法によれば、エッチングレ
ートは、エッチング時間およびエッチング液の酸化還元
電位によって変化するので、エッチング液の酸化還元電
位を2本の電極を用いて随時測定し、該酸化還元電位に
対応したエッチング時間をCPUによって自動的に設定
して処理するという方法が採られており、2本の電極に
より、エッチング液の変化による酸化還元電位の変動が
検出される。
にエッチング時間を変化させているのは、被エッチング
物とエッチング液により生じる酸化還元電位であり、か
かる酸化還元電位は、たとえばエッチングする薄膜を成
膜する際に不純物が混入したり、薄膜の膜質が異なるこ
とによって変化するが、このように不純物が混入したな
どの理由により酸化還元電位が変化したときには、前記
2本の電極を用いることによっては、かかる変化を検知
することができず、エッチング不良が発生するという問
題がある。
方法としては、劣化したエッチング液に2本の電極を浸
漬させ、通電することにより、エッチング処理の際に還
元されて劣化したイオン種を、陽極酸化によって再生さ
せる方法が知られている(特開昭61−67778号公
報)。
法は、電気分解によって劣化したエッチング液が再生さ
れるので、廃液処理などの問題がなく、確かに有利な方
法である。しかしながら、かかる方法を採用したばあい
には、被エッチング物の酸化還元電位が低いときには、
被エッチング物の還元析出により、エッチング液中に含
まれた水素イオンが還元される水素ガスの発生反応が優
先し、エッチング液の再生ができなくなったり、電流効
果がきわめてわるくなり、不経済となるなどの問題があ
る。
術に鑑みてなされたものであり、エッチングする薄膜を
成膜する際に不純物が混入したり、薄膜の膜質が異なる
ことなどにより、酸化還元電位が変化したときに、かか
る変化のみを正確に把握することができるエッチング処
理法、さらにエッチング処理によって劣化したエッチン
グ液を効率よく再生させることができる方法を提供する
ことを目的とする。
法は、薄膜上にフォトレジストのパターンが形成された
基板をエッチング液に浸漬し、フォトレジストで覆われ
ていない部分の薄膜を溶解除去することにより、フォト
レジストで覆われた部分の薄膜を前記フォトレジストの
パターンに加工するエッチング処理法であって、前記エ
ッチング液中に、前記薄膜上にフォトレジストのパター
ンが形成された基板、白金電極および参照電極を浸漬
し、前記基板と白金電極とのあいだの電位差を測定し、
前記基板のフォトレジストで覆われていない部分の薄膜
を溶解除去しているときに、前記参照電極と、前記基板
および/または前記白金電極とのあいだの電位差の変化
を測定することを特徴とする。かかる方法により、エッ
チングする薄膜を成膜する際に不純物が混入したり、薄
膜の膜質が異なることなどにより、酸化還元電位が変化
したときに、かかる変化のみを正確に把握することがで
きるので、前記基板の不良を容易に発見することができ
る。
測定する際に、エッチング液と接触せず、該エッチング
液に不溶の絶縁性の物質からなる保護管で覆われた基板
電位測定用電極を前記基板と接触させて電位差を測定す
れば、該基板電位測定用電極がエッチング液と直接接触
することがないので、該基板電位測定用電極とエッチン
グ液による電位差にもとづく測定誤差をなくすることが
できる。
一定となるように、新しいエッチング液を添加すれば、
白金電極と参照電極とのあいだの電位差を正常な範囲に
容易に制御することができる。
位差が一定となるように、新しいエッチング液を添加す
るかわりに、エッチング液を構成する電解質を添加して
も、白金電極と参照電極とのあいだの電位差を正常な範
囲に容易に制御することができる。
ング液に複数の処理電極を浸漬し、前記処理電極間に直
流電圧を印加し、該エッチング液を再生させたのち、直
流電圧の印加を中止し、参照電極と白金電極とのあいだ
の電位差を測定すれば、該エッチング液の再生の完了を
検知することができる。
素過電圧が高い金属からなるものを用いれば、通電中に
水素ガスの発生が抑制されるので、エッチング液の再生
を効率よく行なうことができる。
電位および酸素過電圧が高い金属からなるものを用いれ
ば、処理電極が溶解するような不都合が生じにくく、ま
た通電中に酸素ガスの発生が抑制されるので、エッチン
グ液の再生を効率よく行なうことができる。
エッチングする薄膜を成膜する際に不純物が混入した
り、薄膜の膜質が異なることなどにより、酸化還元電位
が変化したときに、かかる変化のみを正確に把握するこ
とができるので、エッチング処理に供される薄膜上にフ
ォトレジストのパターンが形成された基板の不良を容易
に発見することができ、さらにエッチング処理によって
劣化したエッチング液を効率よく容易に再生することも
できる。
態様を、以下の実施例において図面にもとづいて具体的
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。なお、図1は、本発明のエッチング処理
法に使用しうるエッチング装置の一実施態様を示す概略
説明図である。
ガラス基板、プラスチック基板などの基板に、たとえば
クロム、アルミニウム、タンタル、モリブデン、チタ
ン、銅、ITO(透明導電膜)などの金属の薄膜が形成
され、該薄膜上にフォトレジストのパターンが形成され
た基板1が、エッチング処理に供される。
ウムと、たとえば過塩素酸、硝酸などの酸とを主成分と
するものや、リン酸を主成分とするもの、塩酸と硝酸と
を主成分とするものなどのエッチング液3中に、たとえ
ば搬送ローラ14などでエッチング槽2に搬送された基
板1を浸漬し、さらに白金電極6および参照電極10を
浸漬させる。
塩化銀電極、飽和カロメル電極などを用いることができ
る。なお、これらの電極には、一般に塩化カリウムが用
いられているので、たとえば基板上に配線のみをパター
ニングする単純マトリクス型液晶表示装置などのよう
に、塩化カリウムの混入が、表面準位を変化させ、トラ
ンジスタ特性などの特性に影響を及ぼすおそれがないも
のにエッチング処理を施すばあいには、前記参照電極1
0をエッチング槽2内のエッチング液3中に直接浸漬
し、後述する基板1や白金電極6とのあいだの電位差の
測定を行なえばよい。しかしながら、たとえば半導体装
置などのエッチング処理のばあいには、カリウムなどの
アルカリ金属による汚染が、表面準位を変化させ、トラ
ンジスタ特性などの特性に影響を及ぼすおそれが生じる
ばあいもありうるので、このばあいには、たとえば図1
に示されるように、前記エッチング槽2とは別に検査浴
槽5を設け、かかる検査浴槽5内へエッチング液3を移
し、参照電極10を浸漬して後述する基板1や白金電極
6とのあいだの電位差の測定を行なうことが好ましい。
板1と白金電極6とのあいだの電位差を、たとえばエッ
チング槽2の外部に設けられた電位差計8を用いて測定
し、該基板1のフォトレジストで覆われていない部分の
薄膜を溶解除去しているときに、前記参照電極10と基
板1とのあいだ、参照電極10と白金電極6とのあい
だ、または参照電極10と基板1および参照電極10と
白金電極6とのあいだの電位差の変化を測定する。
の電位差を測定する際に、エッチング液3とは接触せ
ず、該エッチング液3に不溶で絶縁性を有する、たとえ
ばフッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ガラ
ス、セラミックスなどの物質からなる保護管9で覆われ
た基板電位測定用電極7を前記基板1と接触させ、たと
えば電位差計8を用いて電位差を測定したばあいには、
該基板電位測定用電極7がエッチング液3と直接接触す
ることがなく、該基板電位測定用電極7とエッチング液
3とによる電位差にもとづく測定誤差をなくすることが
できるので好ましい。
定に保つためには、エッチング槽2とは別に、たとえば
恒温槽4などを設け、かかる恒温槽4とエッチング槽2
とのあいだでエッチング液3を循環させることが好まし
い。
差を測定し、参照電極10と基板1とのあいだの電位差
の変化を測定したときに、前記基板1と白金電極6との
あいだの電位差が異常値を示し、参照電極10と基板1
とのあいだの電位差も異常値を示したばあいには、エッ
チング液3に異常が発生したか、基板1に異常が発生し
たか、あるいはその両方が考えられる。したがって、こ
のばあいには、たとえばエッチング処理に供されていな
い正常なエッチング液中に、基板1および参照電極10
を浸漬してこれらのあいだの電位差を測定すればよい。
このとき、かかる電位差が異常値を示さなければ、エッ
チング液3に異常が発生していたことがわかるので、基
板1と白金電極6とのあいだの電位差が一定となるよう
に、たとえば新しいエッチング液をエッチング液3に添
加し、白金電極6と参照電極10とのあいだの電位差が
正常な範囲に制御されたことを確認すればよい。また、
前記新しいエッチング液を添加するかわりに、エッチン
グ液3を構成する、たとえば硝酸第二セリウムアンモニ
ウムや過塩素酸、硝酸などの酸などの電解質を添加し、
白金電極6と参照電極10とのあいだの電位差が正常な
範囲に制御されたことを確認すればよい。また、正常な
エッチング液中で基板1と参照電極10とのあいだの電
位差が異常値を示せば、たとえば基板1の薄膜中に不純
物が混入されていたり、薄膜の膜質が異なったりするこ
となどにより、酸化還元電位に変化が生じたことがわか
り、基板1の不良を容易に発見することができる。した
がって、このばあいには、たとえば基板1への成膜工程
にフィードバックするなどすればよい。
の電位差のみが異常値を示すばあいもありうるが、この
ばあいには、白金電極6の表面に、たとえば溶解した金
属イオンが再析出して付着するなどして白金電極6自体
に不良が発生しているものと考えられる。したがって、
このばあいには、たとえば白金電極6を取りかえるなど
してエッチング処理を進めればよい。
差を測定し、参照電極10と白金電極6とのあいだの電
位差の変化を測定するばあいには、たとえばエッチング
槽2中のエッチング液3の一部を検査浴槽5内に移し、
かかる検査浴槽5内のエッチング液3中に参照電極10
を浸漬し、該参照電極10と白金電極6とのあいだの電
位差を測定するなどすればよい。
差が異常値を示し、参照電極10と白金電極6とのあい
だの電位差も異常値を示したばあいには、エッチング液
3に異常が発生したことがわかる。なお、このとき、基
板1を検査浴槽5内のエッチング液3中に浸漬し、該基
板1と参照電極10とのあいだの電位差を測定して基板
1の膜質に異常が生じていないことを確認することが好
ましい。このように、エッチング液3に異常が発生した
ことがわかったばあいには、前記と同様に、基板1と白
金電極6とのあいだの電位差が一定となるように、たと
えばエッチング液3に新しいエッチング液を添加した
り、エッチング液3を構成する電解質を添加すればよ
く、これらによって白金電極6と参照電極10とのあい
だの電位差を正常な範囲に容易に制御することができ
る。
の電位差のみが異常値を示したばあいには、前記したよ
うに、エッチング液3に異常はなく、基板1にかかわる
酸化還元電位に変化が生じたことがわかり、基板1の不
良を容易に発見することができる。したがって、このば
あいには、前記と同様に、基板1への成膜工程にフィー
ドバックするなどすればよい。
差を測定し、参照電極10と基板1および参照電極10
と白金電極6とのあいだの電位差の変化を測定するばあ
いには、前記参照電極10と基板1とのあいだの電位差
の測定および前記参照電極10と白金電極6とのあいだ
の電位差の測定を同時に行なえばよい。
あいには、エッチング液3に異常が発生したことがわか
るので、前記と同様に、エッチング液3に新しいエッチ
ング液を添加したり、エッチング液3を構成する電解質
を添加するなどして白金電極6と参照電極10とのあい
だの電位差が正常な範囲に制御されたことを確認すれば
よい。
だでは異常が認められず、基板1と白金電極6とのあい
だの電位差および参照電極10と基板1とのあいだの電
位差が異常値を示したばあいには、エッチング液3に異
常はなく、基板1にかかわる酸化還元電位に変化が生じ
たことがわかり、基板1の不良を容易に発見することが
できる。したがって、このばあいには、前記と同様に、
基板1への成膜工程にフィードバックするなどすればよ
い。
は異常が認められず、基板1と白金電極6とのあいだの
電位差および参照電極10と白金電極6とのあいだの電
位差が異常値を示すばあいもありうるが、このばあいに
は、前記と同様に、白金電極6の表面に、たとえば溶解
した金属イオンが再析出して付着するなどして白金電極
6自体に不良が発生しているものと考えられる。したが
って、このばあいには、たとえば白金電極6を取りかえ
るなどしてからエッチング処理を進めればよい。
よれば、基板上にエッチングする薄膜を成膜する際に不
純物が混入したり、薄膜の膜質が異なることなどによっ
て酸化還元電位が変化したときに、かかる変化のみを正
確に把握して基板の不良を発見するとともに、エッチン
グ液に異常が生じたばあいにも、もちろんかかる異常を
発見することができる。
ば、前記基板をエッチング処理する際に用いられたエッ
チング液が劣化したばあいには、たとえばつぎのように
して電解処理による再生を行なうことができる。
ば2〜10本程度の複数の処理電極を浸漬し、かかる処
理電極間に、たとえば直流電源13などを用いて直流電
圧を印加し、該エッチング液3を再生させる。このの
ち、前記直流電圧の印加を中止し、参照電極10と白金
電極6とのあいだの電位差を測定すればよく、このこと
によって、エッチング液3の再生の完了を検知すること
ができる。
に示されるように、少なくとも一対の陰極側の処理電極
(陰極)12および陽極側の処理電極(陽極)11が用
いられるが、前記エッチング液3の再生の際には、これ
らの電極に付着した物質による再汚染を防ぐという点か
ら、前記エッチング槽2とは別の恒温槽4内のエッチン
グ液3中にかかる陰極12およびおよび陽極11の処理
電極を浸漬し、これら処理電極間に直流電圧を印加し、
恒温槽4内のエッチング液3とエッチング槽2内の未再
生のエッチング液3とを循環させ、エッチング液3全体
の再生を行なうことが好ましい。
る再生の際に、たとえばエッチング液3として硝酸第二
セリウムアンモニウムと酸とを主成分としたものを用
い、エッチング処理される基板1にクロムの薄膜が形成
されているばあいには、前記陰極12では、式(I)で
表わされるクロムの析出反応および式(II)で表わされ
る水素ガスの発生反応が起こる可能性があり、また前記
陽極11では、式(III)で表わされるセリウムイオンの
酸化反応および式(IV)で表わされる酸素ガスの発生反
応が起こる可能性があると考えられる。
での酸素ガスの発生は、エッチング液3の再生の効率を
低下させるおそれが生じるばあいがあるので、陰極12
としては、たとえば銅、カドミウム、鉛、スズ、亜鉛、
水銀などの水素ガスを発生しにくい水素過電圧が高い金
属からなるものを用いることが好ましく、また陽極11
としては、たとえば金、白金などの酸素ガスを発生しに
くい酸化還元電位および酸素過電圧が高い金属からなる
ものを用いることが好ましい。
それぞれ前記金属からなるものを用いたばあいには、通
電中に水素ガスおよび酸素ガスの発生が充分に抑制され
るので、エッチング液3の再生を効率よく行なうことが
できる。
11のあいだに2V程度の直流電圧を印加してエッチン
グ液3に電解処理を施したばあいに、陰極12としてた
とえば水素過電圧が低い白金からなるものが用いられて
いると、水素ガスの発生反応が起こってクロムの還元析
出反応がほとんど起こらない。このため、エッチング液
3中に溶解したクロムイオン(Cr3+)が蓄積してエッ
チング液3の再生が不充分となるおそれがある。しかし
ながら、ここで陰極12として前記水素過電圧が高い金
属からなるものを用いたばあいには、陰極12でクロム
が還元析出し、しかもかかる陰極12で水素ガスの発生
が起こらず、エッチング液3の再生が効率よく行なわれ
るといった利点が生じる。
が終了すると、通常、電流値が初期値の10分の1程度
以下となるので、このとき直流電源13による直流電圧
の印加を中止する。そして、たとえば前記検査浴槽5内
に再生されたと思われるエッチング液3を移し、かかる
エッチング液3中に参照電極10を浸漬させ、該参照電
極10と前記白金電極6とのあいだの電位差を測定す
る。その結果、かかる電位差が正常な範囲内に制御され
ているばあいには、エッチング液3の再生が完了したこ
とがわかる。
処理法によれば、エッチング処理に供される基板にかか
わる酸化還元電位の変化のみを正確に把握することがで
きるので、該基板の不良を容易に発見することができ、
さらにはエッチング処理に用いたエッチング液の再生を
も効率よく容易に行なうことができる。
とえばエッチングする薄膜を成膜する際に不純物が混入
したり、薄膜の膜質が異なることなどにより、酸化還元
電位が変化したときに、かかる変化のみを正確に把握す
ることができるので、エッチング処理に供される薄膜上
にフォトレジストのパターンが形成された基板の不良を
容易に発見することができ、さらにはエッチング処理に
用いたエッチング液の再生をも効率よく容易に行なうこ
とができるという効果が奏される。
は、たとえば液晶表示装置、プラズマ表示装置、配線プ
リント基板などの処理に好適に使用することができる。
チング装置の一実施態様を示す概略説明図である。
照電極。
Claims (7)
- 【請求項1】 その薄膜上にフォトレジストのパターン
が形成された基板をエッチング液に浸漬し、フォトレジ
ストで覆われていない部分の薄膜を溶解除去することに
より、フォトレジストで覆われた部分の薄膜を前記フォ
トレジストのパターンに加工するエッチング処理法であ
って、前記エッチング液中に、前記薄膜上にフォトレジ
ストのパターンが形成された基板、白金電極および参照
電極を浸漬し、前記基板と白金電極とのあいだの電位差
を測定し、前記基板のフォトレジストで覆われていない
部分の薄膜を溶解除去しているときに、前記参照電極
と、前記基板および/または前記白金電極とのあいだの
電位差の変化を測定することを特徴とするエッチング処
理法。 - 【請求項2】 基板と白金電極とのあいだの電位差を測
定する際に、エッチング液と接触せず、該エッチング液
に不溶の絶縁性の物質からなる保護管で覆われた基板電
位測定用電極を前記基板と接触させて電位差を測定する
請求項1記載のエッチング処理法。 - 【請求項3】 基板と白金電極とのあいだの電位差が一
定となるように、新しいエッチング液を添加する請求項
1または2記載のエッチング処理法。 - 【請求項4】 基板と白金電極とのあいだの電位差が一
定となるように、エッチング液を構成する電解質を添加
する請求項1または2記載のエッチング処理法。 - 【請求項5】 エッチング処理を行なったエッチング液
に複数の処理電極を浸漬し、前記処理電極間に直流電圧
を印加し、該エッチング液を再生させたのち、直流電圧
の印加を中止し、参照電極と白金電極とのあいだの電位
差を測定し、該エッチング液の再生の完了を検知する請
求項1、2、3または4記載のエッチング処理法。 - 【請求項6】 陰極側の処理電極が水素過電圧が高い金
属からなるものである請求項5記載のエッチング処理
法。 - 【請求項7】 陽極側の処理電極が酸化還元電位および
酸素過電圧が高い金属からなるものである請求項5また
は6記載のエッチング処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13584194A JP3328069B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | エッチング処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13584194A JP3328069B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | エッチング処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH083765A JPH083765A (ja) | 1996-01-09 |
JP3328069B2 true JP3328069B2 (ja) | 2002-09-24 |
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ID=15161018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13584194A Expired - Lifetime JP3328069B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | エッチング処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3328069B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13584194A patent/JP3328069B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH083765A (ja) | 1996-01-09 |
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