JP3322762B2 - 車両用シフトレバー装置 - Google Patents
車両用シフトレバー装置Info
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- Japan
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- steering wheel
- wheel
- vehicle
- lever device
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K20/00—Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles
- B60K20/02—Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles of initiating means
- B60K20/06—Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles of initiating means mounted on steering column or the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H2059/0239—Up- and down-shift or range or mode selection by repeated movement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H2059/0239—Up- and down-shift or range or mode selection by repeated movement
- F16H2059/0247—Up- and down-shift or range or mode selection by repeated movement with lever or paddle behind steering wheel
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカートのような
車両における操作容易なシフトレバーに関する。
車両における操作容易なシフトレバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のシフトレバーをステアリン
グホイールの周辺に設けるような場合、例えば、実開平
2−124722号のようにステアリングホイールと同
期回転させるよう取り付けた装置が知られている。そし
て、この場合はステアリングホイールの背面に板状のレ
バーウイングを設けるとともに、このレバーウイングの
中央部にスイッチを設け、このスイッチの電気信号によ
ってアクチュエータを介してトランスミッションを作動
させるようにしている。
グホイールの周辺に設けるような場合、例えば、実開平
2−124722号のようにステアリングホイールと同
期回転させるよう取り付けた装置が知られている。そし
て、この場合はステアリングホイールの背面に板状のレ
バーウイングを設けるとともに、このレバーウイングの
中央部にスイッチを設け、このスイッチの電気信号によ
ってアクチュエータを介してトランスミッションを作動
させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにシフトレバーをステアリングホイールと同期して回
転させることで、ステアリングホイールのグリップ部に
手を掛けたままシフト操作が行えるため、特にカートの
ような車両には便利であるが、前記従来の技術のように
板状のレバーウイングの場合は板状のレバーウイングの
長さが短く、グリップ部を握ったまま指で簡単に操作す
るには、前記ウイングを大型にする必要があり、大型に
なると外観性が損われる。
うにシフトレバーをステアリングホイールと同期して回
転させることで、ステアリングホイールのグリップ部に
手を掛けたままシフト操作が行えるため、特にカートの
ような車両には便利であるが、前記従来の技術のように
板状のレバーウイングの場合は板状のレバーウイングの
長さが短く、グリップ部を握ったまま指で簡単に操作す
るには、前記ウイングを大型にする必要があり、大型に
なると外観性が損われる。
【0004】また、スイッチによる電気信号でトランス
ミッションを作動させるような場合は装置が大型化しや
すく、また電気的信頼性を得るための装置が複雑化する
という問題があった。
ミッションを作動させるような場合は装置が大型化しや
すく、また電気的信頼性を得るための装置が複雑化する
という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は請求項1では、車両用のシフトレバーをス
テアリングホイールの背面に配設してステアリングホイ
ールの回転とともに回転し得るようにし、このシフトレ
バーは眼鏡フレーム型とし、その両端部にグリップ部を
設け、記グリップ部をステアリングホイールのホイール
部の背面に添わせた。請求項2では、請求項1記載の車
両用シフトレバー装置において、シフトレバーには屈曲
自在なケーブルが接続され、このケーブルはボールジョ
イントを介してトランスミッションのチェンジレバーに
連結するようにした。請求項3では、請求項1又は請求
項2記載の車両用シフトレバー装置において、前記シフ
トレバーはステアリングホイール中央のピボットによっ
てホイール面と略垂直方向に揺動可能とされ、該シフト
レバーは、側面視においてシフトレバーのグリップ部を
ホイール面に対して近づける方向に傾斜させた。
め、本発明は請求項1では、車両用のシフトレバーをス
テアリングホイールの背面に配設してステアリングホイ
ールの回転とともに回転し得るようにし、このシフトレ
バーは眼鏡フレーム型とし、その両端部にグリップ部を
設け、記グリップ部をステアリングホイールのホイール
部の背面に添わせた。請求項2では、請求項1記載の車
両用シフトレバー装置において、シフトレバーには屈曲
自在なケーブルが接続され、このケーブルはボールジョ
イントを介してトランスミッションのチェンジレバーに
連結するようにした。請求項3では、請求項1又は請求
項2記載の車両用シフトレバー装置において、前記シフ
トレバーはステアリングホイール中央のピボットによっ
てホイール面と略垂直方向に揺動可能とされ、該シフト
レバーは、側面視においてシフトレバーのグリップ部を
ホイール面に対して近づける方向に傾斜させた。
【0006】
【作用】シフトレバーにグリップ部を設け、このグリッ
プ部をステアリングホイールのホイール部に添わせるこ
とで、ステアリングホイールのホイール部を保持したま
まシフトレバーを操作することが出来、操作容易であ
る。また、シフトレバーとトランスミッション間をケー
ブルで連結することでシンプルな構成となり、軽量化が
図れる。
プ部をステアリングホイールのホイール部に添わせるこ
とで、ステアリングホイールのホイール部を保持したま
まシフトレバーを操作することが出来、操作容易であ
る。また、シフトレバーとトランスミッション間をケー
ブルで連結することでシンプルな構成となり、軽量化が
図れる。
【0007】また、ステアリングホイール中央のピボッ
トによってシフトレバーをホイール面と略垂直方向に揺
動させる場合、シフトレバーのグリップ部をステアリン
グホイールのホイール部に添わせているため、グリップ
部の中でも揺動中心から距離が長い箇所と短い箇所が生
じ揺動ストロークに差が生じる。そして、このように揺
動ストロークの差が大きくなるのは、特にグリップ部の
位置をステアリングホイールの中心線から偏位させたよ
うな場合に顕著である。
トによってシフトレバーをホイール面と略垂直方向に揺
動させる場合、シフトレバーのグリップ部をステアリン
グホイールのホイール部に添わせているため、グリップ
部の中でも揺動中心から距離が長い箇所と短い箇所が生
じ揺動ストロークに差が生じる。そして、このように揺
動ストロークの差が大きくなるのは、特にグリップ部の
位置をステアリングホイールの中心線から偏位させたよ
うな場合に顕著である。
【0008】そこで、グリップ部とホイール面との間に
傾斜角を設けておき、グリップ部がホイール部に近づい
た時に平行になって密着し合うようにすれば、揺動スト
ロークに対する、グリップ部〜ホイール部距離の最適化
が図れる。また別個に揺動ストッパを設けなくてもスト
ッパの機能を果たし、この際、当接面積が広いため局部
的な損耗等が生じにくい。
傾斜角を設けておき、グリップ部がホイール部に近づい
た時に平行になって密着し合うようにすれば、揺動スト
ロークに対する、グリップ部〜ホイール部距離の最適化
が図れる。また別個に揺動ストッパを設けなくてもスト
ッパの機能を果たし、この際、当接面積が広いため局部
的な損耗等が生じにくい。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について添付した図面に基づ
き説明する。ここで図1は本発明の車両用シフトレバー
装置を適用したカートの側面透視図、図2は同平面図、
図3は図2の3−3矢視図(シートの拡大図)、図4は
シートストッパの部分拡大図、図5は図4のA−A線断
面図、図6は本装置の第1構成例図、図7は図6のB矢
視図、図8は図6のC矢視図、図9は図6の部分拡大図
である。本発明の車両用シフトレバー装置はカート1に
適用され、図1、図2に示すように、このカート1は車
体フレーム2の前後、側方の四方向にフロントバンパ
3、リヤバンパ4、サイドバンパ5,5を備え、また車
体フレーム2の後部に前後スライド調整可能なシート6
を備え、その右隣にはエンジン7を備えている。7aは
エンジン7に付設されたセルモータである。
き説明する。ここで図1は本発明の車両用シフトレバー
装置を適用したカートの側面透視図、図2は同平面図、
図3は図2の3−3矢視図(シートの拡大図)、図4は
シートストッパの部分拡大図、図5は図4のA−A線断
面図、図6は本装置の第1構成例図、図7は図6のB矢
視図、図8は図6のC矢視図、図9は図6の部分拡大図
である。本発明の車両用シフトレバー装置はカート1に
適用され、図1、図2に示すように、このカート1は車
体フレーム2の前後、側方の四方向にフロントバンパ
3、リヤバンパ4、サイドバンパ5,5を備え、また車
体フレーム2の後部に前後スライド調整可能なシート6
を備え、その右隣にはエンジン7を備えている。7aは
エンジン7に付設されたセルモータである。
【0010】そしてこのシート6は、図3に示すように
下端部に前後方向に平行な2本のパイプ部6aを備え、
このパイプ部6aが車体前後方向に延びる2本の車体フ
レーム2に摺動自在に嵌合しており、また、一方側のパ
イプ部6aには図4、及び図4のA−A線断面図である
図5に示すように、フランジ部fが形成されており、こ
のフランジ部fに挿通される軸35によってストッパ部
材36の偏芯円形部36aが回動可能に軸支されてい
る。そして、このストッパ部材36のハンドル部36b
を持ち上げると偏芯円形部36aとフレーム2の間に隙
間が生じてシート6が抵抗なくスライドし、ハンドル部
36bを下げると偏芯円形部36aとフレーム2が接触
してシート6の移動を阻止するようにしている。また、
軸35上にリターンスプリング37を設けることによ
り、偏芯円形部36aは常にフレーム2に接触状態とな
り、シート6が後方へ移動する時、偏芯円形部36aと
フレーム2のフリクションによりハンドル部36bの下
げ方向に回転し、自動ロック効果が得られるようにして
いる。
下端部に前後方向に平行な2本のパイプ部6aを備え、
このパイプ部6aが車体前後方向に延びる2本の車体フ
レーム2に摺動自在に嵌合しており、また、一方側のパ
イプ部6aには図4、及び図4のA−A線断面図である
図5に示すように、フランジ部fが形成されており、こ
のフランジ部fに挿通される軸35によってストッパ部
材36の偏芯円形部36aが回動可能に軸支されてい
る。そして、このストッパ部材36のハンドル部36b
を持ち上げると偏芯円形部36aとフレーム2の間に隙
間が生じてシート6が抵抗なくスライドし、ハンドル部
36bを下げると偏芯円形部36aとフレーム2が接触
してシート6の移動を阻止するようにしている。また、
軸35上にリターンスプリング37を設けることによ
り、偏芯円形部36aは常にフレーム2に接触状態とな
り、シート6が後方へ移動する時、偏芯円形部36aと
フレーム2のフリクションによりハンドル部36bの下
げ方向に回転し、自動ロック効果が得られるようにして
いる。
【0011】そして、エンジン7の駆動力は図1に示す
動力伝達機構9によって後輪8に伝達され、また、ステ
アリングホイール10の操舵は図2に示すタイロッド1
1、ナックルアーム12を介して前輪13に伝達される
ようにしている。また、車体フレーム2の右前方にはア
クセルペダル14が設けられ、前方中央寄りには両足ブ
レーキペダル15、15が設けられている。
動力伝達機構9によって後輪8に伝達され、また、ステ
アリングホイール10の操舵は図2に示すタイロッド1
1、ナックルアーム12を介して前輪13に伝達される
ようにしている。また、車体フレーム2の右前方にはア
クセルペダル14が設けられ、前方中央寄りには両足ブ
レーキペダル15、15が設けられている。
【0012】ステアリングホイール10はステアリング
シャフト16の先端に固着されるセンターボス17を介
して取り付けられ、このステアリングシャフト16は車
体の取付マウント18によって回動自在に支持されてい
る。そして、本発明の車両用シフトレバー装置20は、
ステアリングホイール10の背面部を中心に設けられて
いる。
シャフト16の先端に固着されるセンターボス17を介
して取り付けられ、このステアリングシャフト16は車
体の取付マウント18によって回動自在に支持されてい
る。そして、本発明の車両用シフトレバー装置20は、
ステアリングホイール10の背面部を中心に設けられて
いる。
【0013】すなわち、車両用シフトレバー装置20
は、図6に示すように、ステアリングホイール10背面
のセンターボス17に揺動可能に取り付けられたシフト
レバー21と、このシフトレバー21の締結部21d
(図7)に取り付けられた屈曲自在なコントロールケー
ブル22と、このコントロールケーブル22にボールジ
ョイント23を介して接続されるトランスミッション1
9側のチェンジレバー24を備え、前記コントロールケ
ーブル22の一端側は、センターボス17から延びるブ
ラケット25に取り付けられたケーブルホルダ26によ
って保持され、他端側は車体マウント部27に取り付け
られたケーブルホルダ28によって保持されている。
は、図6に示すように、ステアリングホイール10背面
のセンターボス17に揺動可能に取り付けられたシフト
レバー21と、このシフトレバー21の締結部21d
(図7)に取り付けられた屈曲自在なコントロールケー
ブル22と、このコントロールケーブル22にボールジ
ョイント23を介して接続されるトランスミッション1
9側のチェンジレバー24を備え、前記コントロールケ
ーブル22の一端側は、センターボス17から延びるブ
ラケット25に取り付けられたケーブルホルダ26によ
って保持され、他端側は車体マウント部27に取り付け
られたケーブルホルダ28によって保持されている。
【0014】前記シフトレバー21は、図7に示すよう
に、ステアリングホイール10の縦中心線に対して左右
対称な眼鏡フレーム型に形成され、中央の上部連結部2
1bと下部連結部21cがセンターボス17を上下に貫
くピボット29によって揺動可能に軸着されるととも
に、ステアリングホイール10の横中心線に対して上側
に偏位して設けられている。また、シフトレバー21の
両端部には、ステアリングホイール10のホイール部1
0aに添ったグリップ部21aが設けられ、このグリッ
プ部21aがステアリングホイール10の横中心線から
上方に約45度範囲になるようにしている。
に、ステアリングホイール10の縦中心線に対して左右
対称な眼鏡フレーム型に形成され、中央の上部連結部2
1bと下部連結部21cがセンターボス17を上下に貫
くピボット29によって揺動可能に軸着されるととも
に、ステアリングホイール10の横中心線に対して上側
に偏位して設けられている。また、シフトレバー21の
両端部には、ステアリングホイール10のホイール部1
0aに添ったグリップ部21aが設けられ、このグリッ
プ部21aがステアリングホイール10の横中心線から
上方に約45度範囲になるようにしている。
【0015】そして、このシフトレバー21のグリップ
部21aの位置は、ステアリングホイール10を操作す
る運転者が通常ホイール部10aに手を掛ける位置に対
応する位置であり、そのままの状態で指を伸ばせばグリ
ップ部21aに手が届く位置である。
部21aの位置は、ステアリングホイール10を操作す
る運転者が通常ホイール部10aに手を掛ける位置に対
応する位置であり、そのままの状態で指を伸ばせばグリ
ップ部21aに手が届く位置である。
【0016】また、シフトレバー21はピボット29軸
を中心にしてホイール面に対して略垂直方向に揺動し、
例えば図8に示すように右側のグリップ部21aをホイ
ール部10aに近づけるように揺動させれば、前記コン
トロールケーブル22のインナワイヤがストローク移動
して順次シフトアップとなり、左側のグリップ部21a
をホイール部10aに近づけるように操作すれば、コン
トロールケーブル22のインナワイヤがストローク移動
して順次シフトダウンになる。
を中心にしてホイール面に対して略垂直方向に揺動し、
例えば図8に示すように右側のグリップ部21aをホイ
ール部10aに近づけるように揺動させれば、前記コン
トロールケーブル22のインナワイヤがストローク移動
して順次シフトアップとなり、左側のグリップ部21a
をホイール部10aに近づけるように操作すれば、コン
トロールケーブル22のインナワイヤがストローク移動
して順次シフトダウンになる。
【0017】ところで、図9に示すように、グリップ部
21aとホイール面の間には、側面視で傾斜角θを設け
ている。これは図7で明らかなように、グリップ部21
aのうちでも上方の部位xと下方の部位yでは、揺動中
心(ピボット29軸線)からの距離Rx、Ryが異な
り、このため揺動時のストロークの小さいy部位の原位
置をx部位よりホイール部10aに近づけておき、揺動
完了時(図9鎖線)にグリップ部21aとホイール部1
0aが平行になって密着し合うようにするためである。
そして、グリップ部21aをホイール部10aに密着さ
せることで揺動ストッパになるようにしている。そし
て、このように平行にして密着させることで当接面積が
広がり、局部的な損耗等が起きにくい。
21aとホイール面の間には、側面視で傾斜角θを設け
ている。これは図7で明らかなように、グリップ部21
aのうちでも上方の部位xと下方の部位yでは、揺動中
心(ピボット29軸線)からの距離Rx、Ryが異な
り、このため揺動時のストロークの小さいy部位の原位
置をx部位よりホイール部10aに近づけておき、揺動
完了時(図9鎖線)にグリップ部21aとホイール部1
0aが平行になって密着し合うようにするためである。
そして、グリップ部21aをホイール部10aに密着さ
せることで揺動ストッパになるようにしている。そし
て、このように平行にして密着させることで当接面積が
広がり、局部的な損耗等が起きにくい。
【0018】また、このようなシフトレバー21はステ
アリングホイール10と共に回転し、また、これに伴っ
て前記コントロールケーブル22も捩り作用を受ける
が、この捩り作用は前記ボールジョイント23(図6)
で吸収される。すなわち、ボールジョイント23を設け
ない場合は、コントロールケーブル22のインナワイヤが
ストローク移動する際にフリクションが増大し作動性が
悪化する傾向にあるが、ボールジョイント23を設ける
ことでインナワイヤのフリクションは増大せず、インナ
ワイヤは良好に作動する。
アリングホイール10と共に回転し、また、これに伴っ
て前記コントロールケーブル22も捩り作用を受ける
が、この捩り作用は前記ボールジョイント23(図6)
で吸収される。すなわち、ボールジョイント23を設け
ない場合は、コントロールケーブル22のインナワイヤが
ストローク移動する際にフリクションが増大し作動性が
悪化する傾向にあるが、ボールジョイント23を設ける
ことでインナワイヤのフリクションは増大せず、インナ
ワイヤは良好に作動する。
【0019】そして、かかるワイヤ方式とすることで、
電気スイッチ式にすることに較べて装置の複雑化を避け
ることが出来、装置の簡素化、軽量化が可能である。
電気スイッチ式にすることに較べて装置の複雑化を避け
ることが出来、装置の簡素化、軽量化が可能である。
【0020】次に図10及び図11に基づき第2構成例
について説明する。ここで、図10はステアリングホイ
ール背面部の側面視による一部断面図、図11は同平面
視による部分図である。この構成例は、例えば初心者向
けにシフトレバー21の操作を不可能にして一速だけで
走行させるためのものであり、シフトレバー21の上部
連結部21bとステアリングホイール10の間の間隙に
略コの字型のカム部材31を差込んでビス32でセンタ
ーボス17に固定する。上部連結部21b及び下部連結
部21cは各々、ピボットピン29を有するピボットプ
レート29aと、ボルト33により連結されている。
について説明する。ここで、図10はステアリングホイ
ール背面部の側面視による一部断面図、図11は同平面
視による部分図である。この構成例は、例えば初心者向
けにシフトレバー21の操作を不可能にして一速だけで
走行させるためのものであり、シフトレバー21の上部
連結部21bとステアリングホイール10の間の間隙に
略コの字型のカム部材31を差込んでビス32でセンタ
ーボス17に固定する。上部連結部21b及び下部連結
部21cは各々、ピボットピン29を有するピボットプ
レート29aと、ボルト33により連結されている。
【0021】このため、シフトレバー21は固定され、
例えば二速以上の速度を出すことが出来なくなるという
ものであるが、かかる規制がカム部材31の挿入という
極めて簡単な操作で行える。
例えば二速以上の速度を出すことが出来なくなるという
ものであるが、かかる規制がカム部材31の挿入という
極めて簡単な操作で行える。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の車両用シフトレバ
ー装置は、シフトレバーがステアリングホイールと同期
回転するため操作容易であり、しかもシフトレバーのグ
リップ部がホイール部の背面に添っているため、ホイー
ル部を握ったまま指を開けばグリップ部に指が届き一層
操作性が良好である。また、このシフトレバーの操作を
ケーブルを介してトランスミッションに連結しているこ
とから、シンプルな構成が可能となり、軽量化にも有効
である。更に、シフトレバーのグリップ部とホイール面
の間に傾斜角を持たせ、揺動完了時に両者を平行にして
密着させ揺動ストッパにすれば、当接面積が広いため局
部的な損耗等を避けることが出来る。
ー装置は、シフトレバーがステアリングホイールと同期
回転するため操作容易であり、しかもシフトレバーのグ
リップ部がホイール部の背面に添っているため、ホイー
ル部を握ったまま指を開けばグリップ部に指が届き一層
操作性が良好である。また、このシフトレバーの操作を
ケーブルを介してトランスミッションに連結しているこ
とから、シンプルな構成が可能となり、軽量化にも有効
である。更に、シフトレバーのグリップ部とホイール面
の間に傾斜角を持たせ、揺動完了時に両者を平行にして
密着させ揺動ストッパにすれば、当接面積が広いため局
部的な損耗等を避けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用シフトレバー装置を適用したカ
ートの側面透視図
ートの側面透視図
【図2】本発明の車両用シフトレバー装置を適用したカ
ートの平面図
ートの平面図
【図3】図2の3−3矢視図(シートの拡大図)
【図4】本発明に係るシートストッパの部分拡大図
【図5】図4のA−A線断面図
【図6】本装置の第1構成例図
【図7】図6のB矢視図
【図8】図6のC矢視図
【図9】図6の部分拡大図
【図10】本発明に係る第2構成例の側面視による一部
断面図
断面図
【図11】本発明に係る第2構成例の平面視による部分
図
図
1…カート、10…ステアリングホイール、10a…ホ
イール部、19…トランスミッション、20…車両用シ
フトレバー装置、21…シフトレバー、21a…グリッ
プ部、22…コントロールケーブル、23…ボールジョ
イント、24…チェンジレバー、29…ピボット、θ…
傾斜角。
イール部、19…トランスミッション、20…車両用シ
フトレバー装置、21…シフトレバー、21a…グリッ
プ部、22…コントロールケーブル、23…ボールジョ
イント、24…チェンジレバー、29…ピボット、θ…
傾斜角。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−17912(JP,A) 特開 平5−312265(JP,A) 特開 平6−63421(JP,A) 特開 平5−246262(JP,A) 実開 平2−124722(JP,U) 実開 平5−86654(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/36 F16H 63/00 - 63/48
Claims (3)
- 【請求項1】 車両用のシフトレバーをステアリングホ
イールの背面に配設してステアリングホイールの回転と
ともに回転し得るようにし、 この シフトレバーは眼鏡フレーム型とし、その両端部に
グリップ部を設け、 前記 グリップ部をステアリングホイールのホイール部の
背面に添わせた、 こと を特徴とする車両用シフトレバー装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用シフトレバー装置
において、前記シフトレバーには屈曲自在なケーブルが
接続され、このケーブルはボールジョイントを介してト
ランスミッションのチェンジレバーに連結されることを
特徴とする車両用シフトレバー装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両用シフ
トレバー装置において、前記シフトレバーはステアリン
グホイール中央のピボットによってホイール面と略垂直
方向に揺動可能とされ、該シフトレバーは、側面視にお
いてシフトレバーのグリップ部をホイール面に対して近
づける方向に傾斜させたことを特徴とする車両用シフト
レバー装置。
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