JP3322197B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1347—Arrangement of liquid crystal layers or cells in which the final condition of one light beam is achieved by the addition of the effects of two or more layers or cells
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用形態に応じ
て、視野角特性を任意に設定可能な液晶表示装置に関す
るものである。
て、視野角特性を任意に設定可能な液晶表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は薄型で軽量、かつ低消費
電力のディスプレイ素子であり、テレビやビデオなどの
画像表示装置や、モニター、ワープロ、パーソナルコン
ピュータなどのOA機器に広く用いられている。
電力のディスプレイ素子であり、テレビやビデオなどの
画像表示装置や、モニター、ワープロ、パーソナルコン
ピュータなどのOA機器に広く用いられている。
【0003】従来、液晶表示素子として例えば、ネマテ
ィック液晶を用いたツイステッドネマティック(TN)
モ−ドの液晶表示素子が実用化されているが、応答が遅
い、視野角が狭いなどの欠点がある。
ィック液晶を用いたツイステッドネマティック(TN)
モ−ドの液晶表示素子が実用化されているが、応答が遅
い、視野角が狭いなどの欠点がある。
【0004】視野角課題に対しては、配向分割法、画素
分割法やIPS(面内スイッチング)モード、垂直配向
モードを利用する方法、あるいはこれらの方法とフィル
ム位相板とを組み合わせた方法を用いることにより、大
幅な改善がなされており、上下、左右で160度の視野
角特性を有する広視野角液晶表示素子が開発・実用化さ
れている。
分割法やIPS(面内スイッチング)モード、垂直配向
モードを利用する方法、あるいはこれらの方法とフィル
ム位相板とを組み合わせた方法を用いることにより、大
幅な改善がなされており、上下、左右で160度の視野
角特性を有する広視野角液晶表示素子が開発・実用化さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、液晶表示素子の
使用形態からすれば、多人数で表示を見る場合や、種々
の角度から表示を見る場合などは広視野角特性が要求さ
れるものの、ノートパソコンや携帯端末を利用して個人
的記録を行う場合などは、逆に、他人からは見られない
狭視野角特性が要求されている。
使用形態からすれば、多人数で表示を見る場合や、種々
の角度から表示を見る場合などは広視野角特性が要求さ
れるものの、ノートパソコンや携帯端末を利用して個人
的記録を行う場合などは、逆に、他人からは見られない
狭視野角特性が要求されている。
【0006】この要求に対して、液晶表示素子観察者側
の偏光板の代わりに、偏光板つき眼鏡を用いる方法や、
必要に応じて、視角により透過・散乱特性が変化する視
角制御板を用いる方法が提案されている。しかしなが
ら、液晶表示装置への装脱着が煩わしいという問題を有
している。
の偏光板の代わりに、偏光板つき眼鏡を用いる方法や、
必要に応じて、視角により透過・散乱特性が変化する視
角制御板を用いる方法が提案されている。しかしなが
ら、液晶表示装置への装脱着が煩わしいという問題を有
している。
【0007】そこで本発明は、上記の問題点を解決すべ
く、使用形態により任意に、かつ容易に広視野角特性と
狭視野角特性を切り換えることの可能な液晶表示装置を
提供することを主たる目的とする。
く、使用形態により任意に、かつ容易に広視野角特性と
狭視野角特性を切り換えることの可能な液晶表示装置を
提供することを主たる目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の液晶表示装置は、表示用液晶素子
及び位相差制御用液晶素子を有し、位相差制御用液晶素
子が、プレーナ配向をしているコレステリック液晶また
はカイラルネマティック液晶を内面に電極を有する基板
間に挟持し、位相差制御用液晶素子に印加する電圧の有
無により視野角特性を広視角と狭視角との間で切り換え
ることが可能になっている。
めに、本発明の第1の液晶表示装置は、表示用液晶素子
及び位相差制御用液晶素子を有し、位相差制御用液晶素
子が、プレーナ配向をしているコレステリック液晶また
はカイラルネマティック液晶を内面に電極を有する基板
間に挟持し、位相差制御用液晶素子に印加する電圧の有
無により視野角特性を広視角と狭視角との間で切り換え
ることが可能になっている。
【0009】また本発明の第2の液晶表示装置は、表示
用液晶素子及び位相差制御用液晶素子を有し、位相差制
御用液晶素子が、液晶表示装置使用時に等方性であり電
圧印加により垂直配向するネマティック液晶を内面に電
極を有する基板間に挟持し、位相差制御用液晶素子に印
加する電圧の有無により視野角特性を広視角と狭視角と
の間で切り換えることが可能になっている。
用液晶素子及び位相差制御用液晶素子を有し、位相差制
御用液晶素子が、液晶表示装置使用時に等方性であり電
圧印加により垂直配向するネマティック液晶を内面に電
極を有する基板間に挟持し、位相差制御用液晶素子に印
加する電圧の有無により視野角特性を広視角と狭視角と
の間で切り換えることが可能になっている。
【0010】さらに本発明の第3の液晶表示装置は、表
示用液晶素子及び位相差制御用液晶素子を有し、位相差
制御用液晶素子が、ランダム配向をしているネマティッ
ク液晶を内面に電極を有する基板間に挟持し、位相差制
御用液晶素子に印加する電圧の有無により視野角特性を
広視角と狭視角との間で切り換えることが可能になって
いる。
示用液晶素子及び位相差制御用液晶素子を有し、位相差
制御用液晶素子が、ランダム配向をしているネマティッ
ク液晶を内面に電極を有する基板間に挟持し、位相差制
御用液晶素子に印加する電圧の有無により視野角特性を
広視角と狭視角との間で切り換えることが可能になって
いる。
【0011】上記の構成によれば、位相差制御用液晶素
子に印加する電圧を制御することで、液晶表示装置全体
としての視野角特性を容易に変化させることができる。
子に印加する電圧を制御することで、液晶表示装置全体
としての視野角特性を容易に変化させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る液晶表示装置について図面を参照しながら以下に詳述
する。
る液晶表示装置について図面を参照しながら以下に詳述
する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1に関わる液晶表示装置の構成概念を示す断面図であ
る。図1において、液晶表示装置は偏光板1、20およ
び、それらの間に配置された表示用液晶素子10と補償
用液晶素子19とを備えている。
態1に関わる液晶表示装置の構成概念を示す断面図であ
る。図1において、液晶表示装置は偏光板1、20およ
び、それらの間に配置された表示用液晶素子10と補償
用液晶素子19とを備えている。
【0014】上記の表示用液晶素子10は下記のごとく
作製した。まず、透明電極3、8を有する2枚のガラス
基板2、9上に日産化学工業(株)製配向膜塗料SE−
1211をスピンコート法にて塗布し、恒温槽中180
℃で1時間硬化させる。その後、レーヨン製ラビング布
を用いて図2に示す方向にラビング処理を施し、積水フ
ァインケミカル(株)製スペーサ5、およびストラクト
ボンド352A(三井東圧化学(株)製シール樹脂の商
品名)を用いて基板間隔が3μmとなるように貼り合わ
せ、表示用液晶セルを作製した。次に、メルク社製液晶
MJ951152(NI点=91℃、Δn=0.082
7)を、真空注入法にて上記の液晶セルに注入し表示用
液晶素子10とした。
作製した。まず、透明電極3、8を有する2枚のガラス
基板2、9上に日産化学工業(株)製配向膜塗料SE−
1211をスピンコート法にて塗布し、恒温槽中180
℃で1時間硬化させる。その後、レーヨン製ラビング布
を用いて図2に示す方向にラビング処理を施し、積水フ
ァインケミカル(株)製スペーサ5、およびストラクト
ボンド352A(三井東圧化学(株)製シール樹脂の商
品名)を用いて基板間隔が3μmとなるように貼り合わ
せ、表示用液晶セルを作製した。次に、メルク社製液晶
MJ951152(NI点=91℃、Δn=0.082
7)を、真空注入法にて上記の液晶セルに注入し表示用
液晶素子10とした。
【0015】また、位相差制御用液晶素子19は下記の
ごとく作製した。まず、透明電極12、17を有する2
枚のガラス基板11、18上に日産化学工業製配向膜塗
料SE−7492をスピンコート法にて塗布し、恒温槽
中180℃で1時間硬化させる。その後、レーヨン製ラ
ビング布を用いて図2に示す方向にラビング処理を施
し、積水ファインケミカル(株)製スペーサ14、およ
びストラクトボンド352A(三井東圧化学(株)製シ
ール樹脂の商品名)を用いて基板間隔が8μmとなるよ
うに貼り合わせ、位相差制御用液晶セルを作製した。次
に、プレーナ配向する液晶として、カイラル材料として
コレステリルノナノエートが添加され、かつ、カイラル
ピッチが8μmになるように調製されたメルク社製液晶
ZLI−2411(NI点=65℃、Δn=0.14
0)を、真空注入法にて上記の液晶セルに注入し位相差
制御用液晶セル19とした。
ごとく作製した。まず、透明電極12、17を有する2
枚のガラス基板11、18上に日産化学工業製配向膜塗
料SE−7492をスピンコート法にて塗布し、恒温槽
中180℃で1時間硬化させる。その後、レーヨン製ラ
ビング布を用いて図2に示す方向にラビング処理を施
し、積水ファインケミカル(株)製スペーサ14、およ
びストラクトボンド352A(三井東圧化学(株)製シ
ール樹脂の商品名)を用いて基板間隔が8μmとなるよ
うに貼り合わせ、位相差制御用液晶セルを作製した。次
に、プレーナ配向する液晶として、カイラル材料として
コレステリルノナノエートが添加され、かつ、カイラル
ピッチが8μmになるように調製されたメルク社製液晶
ZLI−2411(NI点=65℃、Δn=0.14
0)を、真空注入法にて上記の液晶セルに注入し位相差
制御用液晶セル19とした。
【0016】その後、偏光板1、20を図2の如く表示
用液晶素子光源側基板のラビング方向と偏光板1の偏光
軸方向とが45゜の角度をなすとともに、2枚の偏光板
の偏光軸方向がお互いに直交配置となるように液晶素子
10および19に貼合し、液晶表示装置Aを作製した。
用液晶素子光源側基板のラビング方向と偏光板1の偏光
軸方向とが45゜の角度をなすとともに、2枚の偏光板
の偏光軸方向がお互いに直交配置となるように液晶素子
10および19に貼合し、液晶表示装置Aを作製した。
【0017】次に、定法に従い、本発明の液晶表示装置
Aの電圧−透過率特性を25℃において30Hz矩形波
を印加しながら測定した。その結果を図3に示す。位相
差制御用液晶素子に10Vの電圧を印加した場合も電圧
無印加の場合もほぼ同一の電圧−透過率特性が得られ
た。
Aの電圧−透過率特性を25℃において30Hz矩形波
を印加しながら測定した。その結果を図3に示す。位相
差制御用液晶素子に10Vの電圧を印加した場合も電圧
無印加の場合もほぼ同一の電圧−透過率特性が得られ
た。
【0018】いま、表示用液晶素子に8Vを印加した時
の透過率と電圧無印加時の透過率との比をコントラスト
比と定義し、位相差制御用液晶素子に10Vの電圧を印
加した場合と電圧無印加の場合について、コントラスト
比の視野角依存性を測定した。その結果を図4に示す。
の透過率と電圧無印加時の透過率との比をコントラスト
比と定義し、位相差制御用液晶素子に10Vの電圧を印
加した場合と電圧無印加の場合について、コントラスト
比の視野角依存性を測定した。その結果を図4に示す。
【0019】図中、実線は位相制御用素子に10Vを印
加した場合の等コントラスト曲線であり、破線は位相差
制御用素子に電圧を印加しない場合の等コントラスト曲
線である。ここにおいて、曲線で囲まれる領域は、コン
トラスト比が10:1以上の領域であり、階調反転の無
い領域を表している。
加した場合の等コントラスト曲線であり、破線は位相差
制御用素子に電圧を印加しない場合の等コントラスト曲
線である。ここにおいて、曲線で囲まれる領域は、コン
トラスト比が10:1以上の領域であり、階調反転の無
い領域を表している。
【0020】図4より明らかなように、本実施の形態の
液晶表示装置は位相差制御用液晶素子に印加する電圧の
有無により液晶表示装置の視野角特性を「広視角←→狭
視角」と切り換えることが可能であり、使用形態により
視野角特性を選択することができる。
液晶表示装置は位相差制御用液晶素子に印加する電圧の
有無により液晶表示装置の視野角特性を「広視角←→狭
視角」と切り換えることが可能であり、使用形態により
視野角特性を選択することができる。
【0021】本実施の形態における位相差制御用液晶素
子中の液晶分子は、電圧無印加時にはらせんの軸が基板
面に垂直に配向しているプレーナ配列をしており、実効
的には3軸方向の屈折率がnx=ny>nzの関係を有す
る負の補償板と同等の働きを示すため、素子中で液晶分
子が基板面にほぼ垂直に配向している表示用液晶素子の
位相差の視野角依存性を補償し、本液晶表示装置の位相
差の視野角依存性を大幅に低減させることができ、広視
野角を達成することができる。
子中の液晶分子は、電圧無印加時にはらせんの軸が基板
面に垂直に配向しているプレーナ配列をしており、実効
的には3軸方向の屈折率がnx=ny>nzの関係を有す
る負の補償板と同等の働きを示すため、素子中で液晶分
子が基板面にほぼ垂直に配向している表示用液晶素子の
位相差の視野角依存性を補償し、本液晶表示装置の位相
差の視野角依存性を大幅に低減させることができ、広視
野角を達成することができる。
【0022】また、位相差制御用液晶素子に電圧を印加
した場合には、液晶分子は基板面にほぼ垂直に配列する
ため、装置正面では表示用液晶素子単独の特性が観察さ
れるが、装置正面から視角を傾けた場合には位相差制御
用液晶素子の位相差が表示用液晶素子の位相差に加わり
液晶表示装置の視野角特性は大幅に低下する。
した場合には、液晶分子は基板面にほぼ垂直に配列する
ため、装置正面では表示用液晶素子単独の特性が観察さ
れるが、装置正面から視角を傾けた場合には位相差制御
用液晶素子の位相差が表示用液晶素子の位相差に加わり
液晶表示装置の視野角特性は大幅に低下する。
【0023】なお、本実施の形態ではコレステリックプ
レーナ配向を達成するためにカイラルネマティック液晶
を用いたが、電圧印加により基板面にほぼ垂直に配向し
さえすれば他のコレステリック液晶を用いても良いこと
は言うまでもない。
レーナ配向を達成するためにカイラルネマティック液晶
を用いたが、電圧印加により基板面にほぼ垂直に配向し
さえすれば他のコレステリック液晶を用いても良いこと
は言うまでもない。
【0024】また、表示用液晶素子は素子中央の液晶分
子がほぼ垂直に配列した状態で黒表示を行う表示モー
ド、例えば、ノーマリーホワイト型捻れネマティックモ
ード、垂直配向型電界誘起複屈折モード、あるいは光学
補償ベンドモードに特に適格である。
子がほぼ垂直に配列した状態で黒表示を行う表示モー
ド、例えば、ノーマリーホワイト型捻れネマティックモ
ード、垂直配向型電界誘起複屈折モード、あるいは光学
補償ベンドモードに特に適格である。
【0025】さらに、表示用素子として、素子中の各画
素が複数の領域、あるいは無数の領域に分割された配向
分割型液晶表示素子を用いた場合にも同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
素が複数の領域、あるいは無数の領域に分割された配向
分割型液晶表示素子を用いた場合にも同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0026】(実施の形態2)以下、本発明実施の形態
2における液晶表示装置について説明する。本実施の形
態は、上記の実施の形態1で提示した図1と同様の構成
を有する液晶表示装置であり、実施の形態1とは、位相
差制御用表示素子の液晶が基本的には異なる。そして本
実施の形態における液晶表示装置Bを下記の如く作製し
た。
2における液晶表示装置について説明する。本実施の形
態は、上記の実施の形態1で提示した図1と同様の構成
を有する液晶表示装置であり、実施の形態1とは、位相
差制御用表示素子の液晶が基本的には異なる。そして本
実施の形態における液晶表示装置Bを下記の如く作製し
た。
【0027】表示用液晶素子10は下記のごとく作製し
た。まず、透明電極3、8を有する2枚のガラス基板
2、9上に日産化学工業製配向膜塗料SE−7492を
スピンコート法にて塗布し、恒温槽中180℃で1時間
硬化させる。その後、レーヨン製ラビング布を用いて図
5に示す方向にラビング処理を施し、積水ファインケミ
カル(株)製スペーサ5、およびストラクトボンド35
2A(三井東圧化学(株)製シール樹脂の商品名)を用
いて基板間隔が5μmとなるように貼り合わせ、表示用
液晶セルを作製した。次に、液晶表示装置使用温度範囲
内で等方相を示し、電圧印加により分子が基板に配列す
る液晶として、メルク社製液晶ZLI−4792(NI
点=91℃、Δn=0.094)を、真空注入法にて上
記の液晶セルに注入し表示用液晶素子10とした。
た。まず、透明電極3、8を有する2枚のガラス基板
2、9上に日産化学工業製配向膜塗料SE−7492を
スピンコート法にて塗布し、恒温槽中180℃で1時間
硬化させる。その後、レーヨン製ラビング布を用いて図
5に示す方向にラビング処理を施し、積水ファインケミ
カル(株)製スペーサ5、およびストラクトボンド35
2A(三井東圧化学(株)製シール樹脂の商品名)を用
いて基板間隔が5μmとなるように貼り合わせ、表示用
液晶セルを作製した。次に、液晶表示装置使用温度範囲
内で等方相を示し、電圧印加により分子が基板に配列す
る液晶として、メルク社製液晶ZLI−4792(NI
点=91℃、Δn=0.094)を、真空注入法にて上
記の液晶セルに注入し表示用液晶素子10とした。
【0028】また、位相差制御用液晶素子19は下記の
ごとく作製した。まず、透明電極12、17を有する2
枚のガラス基板11、18上に日産化学工業製配向膜塗
料SE−7492をスピンコート法にて塗布し、恒温槽
中180℃で1時間硬化させる。その後、レーヨン製ラ
ビング布を用いて図5に示す方向にラビング処理を施
し、積水ファインケミカル(株)製スペーサ14、およ
びストラクトボンド352A(三井東圧化学(株)製シ
ール樹脂の商品名)を用いて基板間隔が5μmとなるよ
うに貼り合わせ、位相差制御用液晶セルを作製した。次
に、4−ペンチル−4’−シアノビフェニル(NI点=
35.5℃、Δn=0.184)を、真空注入法にて上
記の液晶セルに注入し位相差制御用液晶セル19とし
た。
ごとく作製した。まず、透明電極12、17を有する2
枚のガラス基板11、18上に日産化学工業製配向膜塗
料SE−7492をスピンコート法にて塗布し、恒温槽
中180℃で1時間硬化させる。その後、レーヨン製ラ
ビング布を用いて図5に示す方向にラビング処理を施
し、積水ファインケミカル(株)製スペーサ14、およ
びストラクトボンド352A(三井東圧化学(株)製シ
ール樹脂の商品名)を用いて基板間隔が5μmとなるよ
うに貼り合わせ、位相差制御用液晶セルを作製した。次
に、4−ペンチル−4’−シアノビフェニル(NI点=
35.5℃、Δn=0.184)を、真空注入法にて上
記の液晶セルに注入し位相差制御用液晶セル19とし
た。
【0029】その後、偏光板1、20を図5の如く表示
用液晶素子光源側基板のラビング方向と偏光板1の偏光
軸方向とが一致するとともに、2枚の偏光板の偏光軸方
向がお互いに直交配置となるように液晶素子10および
19に貼合し、液晶表示装置Bを作製した。
用液晶素子光源側基板のラビング方向と偏光板1の偏光
軸方向とが一致するとともに、2枚の偏光板の偏光軸方
向がお互いに直交配置となるように液晶素子10および
19に貼合し、液晶表示装置Bを作製した。
【0030】次に、定法に従い、本発明の液晶表示装置
Bの電圧−透過率特性を38℃にて30Hz矩形波を印
加しながら測定した。その結果を図6に示す。位相差制
御用液晶素子に5Vの電圧を印加した場合も電圧無印加
の場合もほぼ同一の電圧−透過率特性が得られた。
Bの電圧−透過率特性を38℃にて30Hz矩形波を印
加しながら測定した。その結果を図6に示す。位相差制
御用液晶素子に5Vの電圧を印加した場合も電圧無印加
の場合もほぼ同一の電圧−透過率特性が得られた。
【0031】いま、表示用液晶素子に5Vを印加した時
の透過率と電圧無印加時の透過率との比をコントラスト
比と定義し、位相差制御用液晶素子に5Vの電圧を印加
した場合と電圧無印加の場合について、コントラスト比
の視野角依存性を測定した。その結果を図7に示す。図
中、実線は位相制御用素子に5Vを印加した場合の等コ
ントラスト曲線であり、破線は位相差制御用素子に電圧
を印加しない場合の等コントラスト曲線である。ここに
おいて、曲線で囲まれる領域は、コントラスト比が1
0:1以上の領域であり、階調反転の無い領域を表して
いる。
の透過率と電圧無印加時の透過率との比をコントラスト
比と定義し、位相差制御用液晶素子に5Vの電圧を印加
した場合と電圧無印加の場合について、コントラスト比
の視野角依存性を測定した。その結果を図7に示す。図
中、実線は位相制御用素子に5Vを印加した場合の等コ
ントラスト曲線であり、破線は位相差制御用素子に電圧
を印加しない場合の等コントラスト曲線である。ここに
おいて、曲線で囲まれる領域は、コントラスト比が1
0:1以上の領域であり、階調反転の無い領域を表して
いる。
【0032】図7より明らかなように、本実施の形態の
液晶表示装置は位相差制御用液晶素子に印加する電圧の
有無により液晶表示装置の視野角特性を「広視角←→狭
視角」と切り換えることが可能であり、使用形態により
視野角特性を選択することができる。
液晶表示装置は位相差制御用液晶素子に印加する電圧の
有無により液晶表示装置の視野角特性を「広視角←→狭
視角」と切り換えることが可能であり、使用形態により
視野角特性を選択することができる。
【0033】本実施の形態における位相差制御用液晶素
子中の液晶分子は、NI点が35.5℃であり通常使用
時の液晶表示素子温度である40℃付近では等方相とな
っており、位相差制御用液晶素子に電圧が印加されてい
ない状態では、本位相差制御層は何ら光学的機能を有し
ないが、微少なクラスターとしての配向秩序度は残され
ているため電圧印加により液晶分子は基板面に垂直に配
列し光学的機能を示すようになる。そのため、液晶表示
装置を斜め方向から観察した場合には、位相差制御用液
晶素子の位相差のため充分なコントラストが得られない
ばかりか、中間調における階調反転や色相変化が著し
く、表示を認識することが極めて困難になる。
子中の液晶分子は、NI点が35.5℃であり通常使用
時の液晶表示素子温度である40℃付近では等方相とな
っており、位相差制御用液晶素子に電圧が印加されてい
ない状態では、本位相差制御層は何ら光学的機能を有し
ないが、微少なクラスターとしての配向秩序度は残され
ているため電圧印加により液晶分子は基板面に垂直に配
列し光学的機能を示すようになる。そのため、液晶表示
装置を斜め方向から観察した場合には、位相差制御用液
晶素子の位相差のため充分なコントラストが得られない
ばかりか、中間調における階調反転や色相変化が著し
く、表示を認識することが極めて困難になる。
【0034】また視野角を狭化する程度は液晶材料の屈
折率異方性Δn、位相差制御層厚d、およびNI点を調
整することにより任意に変えることができる。
折率異方性Δn、位相差制御層厚d、およびNI点を調
整することにより任意に変えることができる。
【0035】なお、本実施の形態では、位相差制御用液
晶材料として4−ペンチル−4’−シアノビフェニルを
用いたが、何らこれに限定するものではなく、装置使用
時の温度で等方相を示し、かつ電圧印加により液晶分子
が基板面に垂直に配列しさえすれば他の材料でも適格で
ある。
晶材料として4−ペンチル−4’−シアノビフェニルを
用いたが、何らこれに限定するものではなく、装置使用
時の温度で等方相を示し、かつ電圧印加により液晶分子
が基板面に垂直に配列しさえすれば他の材料でも適格で
ある。
【0036】また、本実施の形態で用いた位相差制御用
液晶材料に、更にカイラル材料を添加しても同等の効果
が得られる。
液晶材料に、更にカイラル材料を添加しても同等の効果
が得られる。
【0037】さらに、本実施の形態では表示用素子とし
て捻れネマティック型(TN型)液晶表示素子を用い、
視野角制御のための位相差制御用素子として等方相液晶
を含む液晶素子を用いているが、広視角時の視野角特性
を更に改良する目的で位相板等の他の補償層を加えても
同等の効果が得られることは言うまでもない。
て捻れネマティック型(TN型)液晶表示素子を用い、
視野角制御のための位相差制御用素子として等方相液晶
を含む液晶素子を用いているが、広視角時の視野角特性
を更に改良する目的で位相板等の他の補償層を加えても
同等の効果が得られることは言うまでもない。
【0038】また、本実施の形態では位相差制御用液晶
素子としてホモジニアス配向液晶素子を用いたが、捻れ
配向を有する液晶素子およびランダム配向を示す液晶素
子でも同等の効果が確認された。
素子としてホモジニアス配向液晶素子を用いたが、捻れ
配向を有する液晶素子およびランダム配向を示す液晶素
子でも同等の効果が確認された。
【0039】(実施の形態3)以下、本発明実施の形態
3における液晶表示装置について説明する。本実施の形
態は、上記の実施の形態1で提示した図1と同様の構成
を有する液晶表示装置であり、実施の形態1とは、位相
差制御用表示素子の液晶が基本的には異なる。そして本
実施の形態における液晶表示装置Cを下記の如く作製し
た。
3における液晶表示装置について説明する。本実施の形
態は、上記の実施の形態1で提示した図1と同様の構成
を有する液晶表示装置であり、実施の形態1とは、位相
差制御用表示素子の液晶が基本的には異なる。そして本
実施の形態における液晶表示装置Cを下記の如く作製し
た。
【0040】表示用液晶素子10は実施の形態1で作製
した表示用液晶素子を用いた。また、位相差制御用液晶
素子19は下記のごとく作製した。
した表示用液晶素子を用いた。また、位相差制御用液晶
素子19は下記のごとく作製した。
【0041】まず、透明電極12、17を有する2枚の
ガラス基板11、18上に日産化学工業製配向膜塗料S
E−7492をスピンコート法にて塗布し、恒温槽中1
80℃で1時間硬化させる。その後、積水ファインケミ
カル(株)製スペーサ14、およびストラクトボンド3
52A(三井東圧化学(株)製シール樹脂の商品名)を
用いて基板間隔が5μmとなるように貼り合わせ、位相
差制御用液晶セルを作製した。次に、メルク社製液晶材
料ZLI−2411(NI点=65℃、Δn=0.14
0)を、真空注入法にて等方相状態で上記の液晶セルに
注入し位相差制御用液晶セル19とした。
ガラス基板11、18上に日産化学工業製配向膜塗料S
E−7492をスピンコート法にて塗布し、恒温槽中1
80℃で1時間硬化させる。その後、積水ファインケミ
カル(株)製スペーサ14、およびストラクトボンド3
52A(三井東圧化学(株)製シール樹脂の商品名)を
用いて基板間隔が5μmとなるように貼り合わせ、位相
差制御用液晶セルを作製した。次に、メルク社製液晶材
料ZLI−2411(NI点=65℃、Δn=0.14
0)を、真空注入法にて等方相状態で上記の液晶セルに
注入し位相差制御用液晶セル19とした。
【0042】その後、偏光板1、20を図8の如く表示
用液晶素子光源側基板のラビング方向と偏光板1の偏光
軸方向とが45度の角度をなすとともに、2枚の偏光板
の偏光軸方向がお互いに直交配置となるように液晶素子
10および19に貼合し、液晶表示装置Cを作製した。
用液晶素子光源側基板のラビング方向と偏光板1の偏光
軸方向とが45度の角度をなすとともに、2枚の偏光板
の偏光軸方向がお互いに直交配置となるように液晶素子
10および19に貼合し、液晶表示装置Cを作製した。
【0043】次に、定法に従い、本発明の液晶表示装置
Cの電圧−透過率特性を25℃にて30Hz矩形波を印
加しながら測定した。その結果は図3と同一であり、位
相差制御用液晶素子に10Vの電圧を印加した場合も電
圧無印加の場合もほぼ同一の電圧−透過率特性が得られ
た。
Cの電圧−透過率特性を25℃にて30Hz矩形波を印
加しながら測定した。その結果は図3と同一であり、位
相差制御用液晶素子に10Vの電圧を印加した場合も電
圧無印加の場合もほぼ同一の電圧−透過率特性が得られ
た。
【0044】いま、表示用液晶素子に5Vを印加した時
の透過率と電圧無印加時の透過率との比をコントラスト
比と定義し、位相差制御用液晶素子に10Vの電圧を印
加した場合と電圧無印加の場合について、コントラスト
比の視野角依存性を測定した。その結果を図9に示す。
図中、実線は位相制御用素子に10Vを印加した場合の
等コントラスト曲線であり、破線は位相差制御用素子に
電圧を印加しない場合の等コントラスト曲線である。こ
こにおいて、曲線で囲まれる領域は、コントラスト比が
10:1以上の領域であり、階調反転の無い領域を表し
ている。
の透過率と電圧無印加時の透過率との比をコントラスト
比と定義し、位相差制御用液晶素子に10Vの電圧を印
加した場合と電圧無印加の場合について、コントラスト
比の視野角依存性を測定した。その結果を図9に示す。
図中、実線は位相制御用素子に10Vを印加した場合の
等コントラスト曲線であり、破線は位相差制御用素子に
電圧を印加しない場合の等コントラスト曲線である。こ
こにおいて、曲線で囲まれる領域は、コントラスト比が
10:1以上の領域であり、階調反転の無い領域を表し
ている。
【0045】図9より明らかなように、本実施の形態の
液晶表示装置は位相差制御用液晶素子に印加する電圧の
有無により液晶表示装置の視野角特性を「広視角←→狭
視角」と切り換えることが可能である。また、位相差制
御用液晶素子への印加電圧を制御することにより液晶表
示装置の視野角特性を制御出来ることが確認された。
液晶表示装置は位相差制御用液晶素子に印加する電圧の
有無により液晶表示装置の視野角特性を「広視角←→狭
視角」と切り換えることが可能である。また、位相差制
御用液晶素子への印加電圧を制御することにより液晶表
示装置の視野角特性を制御出来ることが確認された。
【0046】また、本実施の形態における位相差制御用
液晶素子基板では何ら配向処理を施していないため、素
子中の液晶分子はほぼランダムに配向しており本位相差
制御層は何ら光学的機能を有しないが、電圧印加により
液晶分子は基板面に垂直に配列し光学的機能を示すよう
になる。
液晶素子基板では何ら配向処理を施していないため、素
子中の液晶分子はほぼランダムに配向しており本位相差
制御層は何ら光学的機能を有しないが、電圧印加により
液晶分子は基板面に垂直に配列し光学的機能を示すよう
になる。
【0047】なお、位相差制御用液晶材料としては、電
圧印加により液晶分子が基板面に垂直に配列する材料が
適格であり、本実施の形態に用いた液晶材料に限定する
ものではない。
圧印加により液晶分子が基板面に垂直に配列する材料が
適格であり、本実施の形態に用いた液晶材料に限定する
ものではない。
【0048】また、本実施の形態で用いた位相差制御用
液晶材料に、更にカイラル材料を添加しても同等の効果
が得られる。
液晶材料に、更にカイラル材料を添加しても同等の効果
が得られる。
【0049】以上本発明の液晶表示装置について、説明
を行ったが、上記の実施の形態では透過型表示装置での
実施形態を示したが、反射型表示装置に適用することも
可能である。また、本発明はTFT、MIMなどのアク
ティブマトリクス方式の液晶表示装置にも適用可能なこ
とは言うまでもない。
を行ったが、上記の実施の形態では透過型表示装置での
実施形態を示したが、反射型表示装置に適用することも
可能である。また、本発明はTFT、MIMなどのアク
ティブマトリクス方式の液晶表示装置にも適用可能なこ
とは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液晶表示
装置の使用形態により任意に広視野角特性と狭視野角特
性とを切り換えることが出来、デモンストレーション用
途とプライベート用途、あるいは公開性と秘匿性とを両
立させることが出来る。
装置の使用形態により任意に広視野角特性と狭視野角特
性とを切り換えることが出来、デモンストレーション用
途とプライベート用途、あるいは公開性と秘匿性とを両
立させることが出来る。
【図1】本発明の実施の形態における液晶表示装置の概
略を示す断面図
略を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
各光学要素の配置方向を示す図
各光学要素の配置方向を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
電圧−透過率特性を示す図
電圧−透過率特性を示す図
【図4】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
視野角特性を示す図
視野角特性を示す図
【図5】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
各光学要素の配置方向を示す図
各光学要素の配置方向を示す図
【図6】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
電圧−透過率特性を示す図
電圧−透過率特性を示す図
【図7】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
視野角特性を示す図
視野角特性を示す図
【図8】本発明の実施の形態3における液晶表示装置の
各光学要素の配置方向を示す図
各光学要素の配置方向を示す図
【図9】本発明の実施の形態3における液晶表示装置の
視野角特性を示す図
視野角特性を示す図
1,20 偏光板 2,9,11,18 ガラス基板 3,8,12,17 透明電極 4,7,13,16 配向膜 5,14 スペーサ 6,15 液晶層 10 表示用液晶素子 19 位相差制御用液晶素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−67219(JP,A) 特開 平3−188419(JP,A) 特開 平7−175058(JP,A) 特開 平6−324328(JP,A) 特開 平7−333640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1347 G02F 1/1335
Claims (8)
- 【請求項1】表示用液晶素子及び位相差制御用液晶素子
を有する液晶表示装置であって、前記位相差制御用液晶
素子が、プレーナ配向をしているコレステリック液晶ま
たはカイラルネマティック液晶を内面に電極を有する基
板間に挟持し、前記位相差制御用液晶素子に印加する電
圧の有無により視野角特性を広視角と狭視角との間で切
り換えることが可能な液晶表示装置。 - 【請求項2】表示用液晶素子及び位相差制御用液晶素子
を有する液晶表示装置であって、前記位相差制御用液晶
素子が、前記液晶表示装置使用時に等方性であり電圧印
加により垂直配向するネマティック液晶を内面に電極を
有する基板間に挟持し、前記位相差制御用液晶素子に印
加する電圧の有無により視野角特性を広視角と狭視角と
の間で切り換えることが可能な液晶表示装置。 - 【請求項3】表示用液晶素子及び位相差制御用液晶素子
を有する液晶表示装置であって、前記位相差制御用液晶
素子が、ランダム配向をしているネマティック液晶を内
面に電極を有する基板間に挟持し、前記位相差制御用液
晶素子に印加する電圧の有無により視野角特性を広視角
と狭視角との間で切り換えることが可能な液晶表示装
置。 - 【請求項4】位相差制御用液晶素子に印加する電圧を制
御することにより、液晶表示装置の視野角特性を制御す
ることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の液晶
表示装置。 - 【請求項5】表示用液晶素子中の液晶が、少なくとも一
方の基板界面において、電圧無印加状態でほぼ垂直配向
していることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載
の液晶表示装置。 - 【請求項6】表示用液晶素子中の液晶が、電圧印加状態
で素子中央部の液晶がほぼ垂直配向していることを特徴
とする請求項1〜3いずれかに記載の液晶表示装置。 - 【請求項7】表示用液晶素子が捻れネマティック型液晶
素子であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記
載の液晶表示装置。 - 【請求項8】液晶表示装置が補償層を有することを特徴
とする請求項1〜7いずれかに記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34746897A JP3322197B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34746897A JP3322197B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 液晶表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11174489A JPH11174489A (ja) | 1999-07-02 |
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Family
ID=18390434
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34746897A Expired - Fee Related JP3322197B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
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WO2012105067A1 (ja) | 2011-02-01 | 2012-08-09 | 凸版印刷株式会社 | 液晶表示用基板及び液晶表示装置 |
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