JP3304637B2 - 乗客コンベアの踏段運搬装置 - Google Patents
乗客コンベアの踏段運搬装置Info
- Publication number
- JP3304637B2 JP3304637B2 JP23326194A JP23326194A JP3304637B2 JP 3304637 B2 JP3304637 B2 JP 3304637B2 JP 23326194 A JP23326194 A JP 23326194A JP 23326194 A JP23326194 A JP 23326194A JP 3304637 B2 JP3304637 B2 JP 3304637B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passenger conveyor
- steps
- wheelchair
- conveyor
- guide rails
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗客コンベアの踏段、
特に車椅子用踏段のように重量の重い踏段を乗降口から
据付位置まで運搬する乗客コンベアの踏段運搬装置に関
する。
特に車椅子用踏段のように重量の重い踏段を乗降口から
据付位置まで運搬する乗客コンベアの踏段運搬装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は車椅子用乗客コンベアの要部構成
を説明する側面図である。
を説明する側面図である。
【0003】一般に車椅子用乗客コンベアは図4に示す
ように、通常の踏段1と、例えば2つの車椅子用の踏段
2とがそれぞれ無端状に連結され循環走行しているとと
もに、車椅子用の踏段2は、踏面2aを上下動させる図
示しない駆動装置を備えている。
ように、通常の踏段1と、例えば2つの車椅子用の踏段
2とがそれぞれ無端状に連結され循環走行しているとと
もに、車椅子用の踏段2は、踏面2aを上下動させる図
示しない駆動装置を備えている。
【0004】このように構成される車椅子用乗客コンベ
アは、駆動装置を駆動させ、踏段2の踏面2aを上方に
位置する踏段1の踏面1aと同等の高さ位置とすること
により、これらの踏面1a、2aによって比較的広い水
平面が形成され、車椅子13の搭載が可能となる。
アは、駆動装置を駆動させ、踏段2の踏面2aを上方に
位置する踏段1の踏面1aと同等の高さ位置とすること
により、これらの踏面1a、2aによって比較的広い水
平面が形成され、車椅子13の搭載が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが前述した従来
の車椅子用乗客コンベアにあっては、車椅子用の踏段2
に駆動装置を備えることから、通常の踏段1が約25k
gの重さであるのに対し、車椅子用の踏段2は約150
kgもの重量物となっている。このため、車椅子用の踏
段2を据え付ける際、作業者が4、5人がかりで持ち上
げて乗降口から所定の据付位置まで運搬することを要
し、多数の作業者を要していた。また、比較的足場の悪
いところで多数の作業者が重量物を運ぶことに伴う安全
性の低下という問題があった。
の車椅子用乗客コンベアにあっては、車椅子用の踏段2
に駆動装置を備えることから、通常の踏段1が約25k
gの重さであるのに対し、車椅子用の踏段2は約150
kgもの重量物となっている。このため、車椅子用の踏
段2を据え付ける際、作業者が4、5人がかりで持ち上
げて乗降口から所定の据付位置まで運搬することを要
し、多数の作業者を要していた。また、比較的足場の悪
いところで多数の作業者が重量物を運ぶことに伴う安全
性の低下という問題があった。
【0006】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
ので、その目的は、多くの人手を要することなく重量の
大きい踏段を容易に運搬することができる乗客コンベア
の踏段運搬装置を提供することにある。
ので、その目的は、多くの人手を要することなく重量の
大きい踏段を容易に運搬することができる乗客コンベア
の踏段運搬装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、踏段の両側方に立設される欄干の上端に沿
って走行する移動手摺りを備えた乗客コンベアに設けら
れ、踏段を乗降口から据付位置まで運搬する乗客コンベ
アの踏段運搬装置において、前記移動手摺り上にそれぞ
れ嵌合される踏段運搬用ガイドレールと、これらの踏段
運搬用ガイドレール上を転動する車輪と、前記それぞれ
のガイドレール上に掛け渡され、前記車輪により支持さ
れる梁体と、この梁体に設けられ、前記所定の踏段を吊
持する揚重手段とを備えた構成にしてある。
に本発明は、踏段の両側方に立設される欄干の上端に沿
って走行する移動手摺りを備えた乗客コンベアに設けら
れ、踏段を乗降口から据付位置まで運搬する乗客コンベ
アの踏段運搬装置において、前記移動手摺り上にそれぞ
れ嵌合される踏段運搬用ガイドレールと、これらの踏段
運搬用ガイドレール上を転動する車輪と、前記それぞれ
のガイドレール上に掛け渡され、前記車輪により支持さ
れる梁体と、この梁体に設けられ、前記所定の踏段を吊
持する揚重手段とを備えた構成にしてある。
【0008】
【作用】本発明は前記のように構成したので、まず、ガ
イドレールを移動手摺り上にそれぞれ嵌合するととも
に、これらのガイドレール上に車輪がくるようにして梁
体をガイドレール上に掛け渡す。次いで、前記梁体に設
けられる揚重手段により所定の踏段を吊持して乗降口か
ら据付位置まで運搬するようになっている。このよう
に、所定の踏段の運搬を揚重部材により行うため、多く
の人手を要することなく重量の大きい踏段を容易に運搬
することができる。
イドレールを移動手摺り上にそれぞれ嵌合するととも
に、これらのガイドレール上に車輪がくるようにして梁
体をガイドレール上に掛け渡す。次いで、前記梁体に設
けられる揚重手段により所定の踏段を吊持して乗降口か
ら据付位置まで運搬するようになっている。このよう
に、所定の踏段の運搬を揚重部材により行うため、多く
の人手を要することなく重量の大きい踏段を容易に運搬
することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の乗客コンベアの踏段運搬装置
の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の乗客
コンベアの踏段運搬装置の一実施例を示す正面図、図2
は図1の踏段運搬装置の側面図、図3は図1の踏段運搬
装置の平面図である。
の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の乗客
コンベアの踏段運搬装置の一実施例を示す正面図、図2
は図1の踏段運搬装置の側面図、図3は図1の踏段運搬
装置の平面図である。
【0010】一般に乗客コンベア、例えばエスカレータ
は図1に示すように、図示しない踏段の両側方に立設さ
れる欄干3と、これらの欄干3の上端に沿って走行する
移動手摺り4とを備えている。
は図1に示すように、図示しない踏段の両側方に立設さ
れる欄干3と、これらの欄干3の上端に沿って走行する
移動手摺り4とを備えている。
【0011】そして、本実施例の踏段運搬装置は図1な
いし図3に示されるように、移動手摺り4上にそれぞれ
嵌合されるガイドレール5と、これらのガイドレール5
上を転動する車輪6と、それぞれのガイドレール5上に
掛け渡され、前記車輪6により支持される梁体7と、こ
の梁体7に締結部材8を介して設けられ、所定の踏段、
例えば車椅子用踏段9を吊持する揚重手段、例えばチェ
ーンブロック10と、車椅子用踏段9とチェーンブロッ
ク10とを結ぶ吊り上げ用ロープ11と、この結ぶ吊り
上げ用ロープ11と車椅子用踏段9との間に介設される
吊持用ブラケット12とを備えている。
いし図3に示されるように、移動手摺り4上にそれぞれ
嵌合されるガイドレール5と、これらのガイドレール5
上を転動する車輪6と、それぞれのガイドレール5上に
掛け渡され、前記車輪6により支持される梁体7と、こ
の梁体7に締結部材8を介して設けられ、所定の踏段、
例えば車椅子用踏段9を吊持する揚重手段、例えばチェ
ーンブロック10と、車椅子用踏段9とチェーンブロッ
ク10とを結ぶ吊り上げ用ロープ11と、この結ぶ吊り
上げ用ロープ11と車椅子用踏段9との間に介設される
吊持用ブラケット12とを備えている。
【0012】この実施例にあっては、車椅子用踏段9を
乗降口から搬入するにあたって、まず、図1ないし図3
に示すように左右のハンドレール4の水平部にガイドレ
ール5を嵌合するとともに、梁体7を車輪6がガイドレ
ール5上にくるようにして掛け渡す。次いで、図示しな
い台車等により乗降口まで運搬した車椅子用踏段9を揚
重可能なように、その両側に備えられる図示しないデマ
ケーション部分を取り外し、その跡のねじ穴を利用して
吊持用ブラケット12を螺止する。この後、吊持用ブラ
ケット12へ吊り上げ用ロープの一端を取り付け、チェ
ーンブロック10を操作して車椅子用踏段9を吊り上げ
るとともに所定位置へと運搬する。そして、所定位置ま
で到達した際に前述と逆の手順により車椅子用踏段9を
吊り下ろし、一連の運搬作業を終えるようになってい
る。
乗降口から搬入するにあたって、まず、図1ないし図3
に示すように左右のハンドレール4の水平部にガイドレ
ール5を嵌合するとともに、梁体7を車輪6がガイドレ
ール5上にくるようにして掛け渡す。次いで、図示しな
い台車等により乗降口まで運搬した車椅子用踏段9を揚
重可能なように、その両側に備えられる図示しないデマ
ケーション部分を取り外し、その跡のねじ穴を利用して
吊持用ブラケット12を螺止する。この後、吊持用ブラ
ケット12へ吊り上げ用ロープの一端を取り付け、チェ
ーンブロック10を操作して車椅子用踏段9を吊り上げ
るとともに所定位置へと運搬する。そして、所定位置ま
で到達した際に前述と逆の手順により車椅子用踏段9を
吊り下ろし、一連の運搬作業を終えるようになってい
る。
【0013】このように構成した実施例では、所定の踏
段、すなわち、車椅子用踏段9の運搬をチェーンブロッ
ク10により行うため、多くの人手を要することなく重
量の大きい踏段を容易に運搬することができる。
段、すなわち、車椅子用踏段9の運搬をチェーンブロッ
ク10により行うため、多くの人手を要することなく重
量の大きい踏段を容易に運搬することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、多
くの人手を要することなく重量の大きい踏段を容易に運
搬することができ、これによって、前記踏段の運搬作業
を効率的に行うことができるとともに、比較的足場の悪
いところで多数の作業者が重量物を運ぶことに伴う安全
性の低下を防止することができる。
くの人手を要することなく重量の大きい踏段を容易に運
搬することができ、これによって、前記踏段の運搬作業
を効率的に行うことができるとともに、比較的足場の悪
いところで多数の作業者が重量物を運ぶことに伴う安全
性の低下を防止することができる。
【図1】本発明の乗客コンベアの踏段運搬装置の一実施
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図2】図1の踏段運搬装置の側面図である。
【図3】図1の踏段運搬装置の平面図である。
【図4】車椅子用乗客コンベアの要部構成を説明する側
面図である。
面図である。
3 欄干 4 移動手摺り 5 ガイドレール 6 車輪 7 梁体 9 車椅子用踏段 10 チェーンブロック(揚重手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−101580(JP,A) 特開 平7−277648(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 21/00 - 31/02
Claims (1)
- 【請求項1】 踏段の両側方に立設される欄干の上端に
沿って走行する移動手摺りを備えた乗客コンベアに設け
られ、踏段を乗降口から据付位置まで運搬する乗客コン
ベアの踏段運搬装置において、 前記移動手摺り上にそれぞれ嵌合される踏段運搬用ガイ
ドレールと、これらの踏段運搬用ガイドレール上を転動
する車輪と、前記それぞれのガイドレール上に掛け渡さ
れ、前記車輪により支持される梁体と、この梁体に設け
られ、前記所定の踏段を吊持する揚重手段とを備えた乗
客コンベアの踏段運搬装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23326194A JP3304637B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 乗客コンベアの踏段運搬装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23326194A JP3304637B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 乗客コンベアの踏段運搬装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891750A JPH0891750A (ja) | 1996-04-09 |
JP3304637B2 true JP3304637B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=16952314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23326194A Expired - Fee Related JP3304637B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 乗客コンベアの踏段運搬装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3304637B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007290826A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Hitachi Ltd | 乗客コンベアの構成部品搬入方法と構成部品搬出方法並びにそれを利用した乗客コンベアの改修方法及びそれに使用する乗客コンベアの構成部品搬出入装置 |
JP5006058B2 (ja) * | 2007-01-23 | 2012-08-22 | 西日本旅客鉄道株式会社 | エスカレータ骨組据付用仮設材、及びエスカレータ骨組据付用仮設材による架設方法 |
JP4972465B2 (ja) * | 2007-06-04 | 2012-07-11 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | ブレーキ保持装置 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP23326194A patent/JP3304637B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0891750A (ja) | 1996-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101320972B1 (ko) | 승객 수송기용 트러스 구조물 | |
JP2567957B2 (ja) | 乗客コンベアの改造方法 | |
JP3304637B2 (ja) | 乗客コンベアの踏段運搬装置 | |
JP2761828B2 (ja) | 動く歩道の中間フレーム設置方法 | |
JP3304600B2 (ja) | エスカレーターの踏段運搬装置 | |
US20020074188A1 (en) | Installation for transporting people, in particular those with reduced mobility, and fitting of this installation from notably an escalator | |
JP2561849Y2 (ja) | エスカレータの踏段運搬装置 | |
CN204917589U (zh) | 一种大提升高度自动扶梯曳引机底座加强结构 | |
JP3304817B2 (ja) | 乗客コンベア用運搬装置 | |
JPH10218539A (ja) | 車いす用エスカレータの踏段運搬装置 | |
JPH10175789A (ja) | エスカレータの踏段運搬方法および運搬装置 | |
JP3304837B2 (ja) | 乗客コンベアの踏段回転方法 | |
CN214462436U (zh) | 一种电梯安装施工作业吊篮 | |
JPH08319079A (ja) | 乗客コンベヤ用機器運搬装置 | |
JP3562400B2 (ja) | エスカレーター | |
JPH10218537A (ja) | 車いす用エスカレータの踏段運搬装置 | |
JPH09104582A (ja) | 搬送装置 | |
JPS6141840B2 (ja) | ||
JPH02243490A (ja) | エスカレータ | |
JPH0230991B2 (ja) | Esukareetanosuetsukesagyohoho | |
JP2003246573A (ja) | 乗客コンベアの据付工法 | |
JP3489752B2 (ja) | パルス循環式索道の搬器繋留方法 | |
JPS6011899Y2 (ja) | クレ−ンにおけるトロリ−への昇降装置 | |
JPH08113443A (ja) | 乗客コンベア装置 | |
JPH10291774A (ja) | 乗客コンベアの踏段搬入方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |