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JP3395720B2 - 半導体記憶装置のマスク構造及び半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置のマスク構造及び半導体記憶装置の製造方法

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JP3395720B2
JP3395720B2 JP20757099A JP20757099A JP3395720B2 JP 3395720 B2 JP3395720 B2 JP 3395720B2 JP 20757099 A JP20757099 A JP 20757099A JP 20757099 A JP20757099 A JP 20757099A JP 3395720 B2 JP3395720 B2 JP 3395720B2
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semiconductor memory
opening
mask
substrate
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和弘 田坂
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NEC Corp
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  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置の
マスク構造及び半導体記憶装置の製造方法に係わり、特
に、マスクROMに好適な半導体記憶装置のマスク構造
及び半導体記憶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来技術について説明する。こ
こでは、特に、サブハーフミクロン以下の微細加工を有
する大容量FLATNOR型マスクROMのイオン注入
データ書き込み工程について説明する。なお、NAND
型においても同様である。
【0003】図10は、フォトレジストマスクによる高
エネルギーイオン注入データ書き込み工程での従来の構
造を示す断面図、図11は、その製造工程での断面図、
図12は、コードデータが密に分布する場合の従来の問
題点を説明する図である。
【0004】図10、11に示すように、FLATセル
の真ん中のビットにOFFを書き込むため(しきい値電
圧を高くする)に、層間絶縁膜4を貫通してゲート酸化
膜2の直下0.05〜0.1μmの深さにボロンを注入
するが、微細化が進むにつれて、左右に隣接するONビ
ットのしきい値電圧への影響が無視できなくなってきて
いる。
【0005】例えば、下地としてポリサイドゲート電極
3が0.28μmL/S(ラインアンドスペース)のピ
ッチ、(層間絶縁膜4+ポリサイドゲート電極3+ゲー
ト酸化膜2)のトータル膜厚が0.6μm、データ開口
が0.24μmの場合、ボロンを250〜300keV
の加速電圧でドーズ1.0〜2.0E14cm−2注入
するが、この時、ゲート酸化膜2直下のプロジェクショ
ンレンジ(以降Rpと略す)近傍での横方向へのボロン
の広がりのため、隣接するONビットのしきい値電圧
が、0.1〜0.3v上昇してしまう。そして、最悪の
場合、センスアンプ回路が誤判定し、ONビットをOF
Fビットと認識してしい、このため、従来の技術では、
デバイスの安定な歩留まりが得られないという問題があ
った。
【0006】これを解決するために、例えば、日経マイ
クロデバイス1991年12月号P.104〜109に
記載されているように、層間絶縁膜4を薄くし、且つ、
加速電圧を下げるという手法や、特開平5−48042
号公報、特開平5−48045号公報に示されているよ
うな、2層レジスト法による最小解像寸法よりも小さい
開口を作製する手法が提案されていた。
【0007】しかし、大容量化に伴いサブハーフミクロ
ン以下の微細加工(0.24μm以下)になると、これ
らの手法をもってしても、Rp近傍での横方向へのイオ
ンの広がりによる隣接ビットのしきい値電圧の変動をセ
ンスアンプ回路が誤判定しないレベルまで抑えることが
困難になってきた。
【0008】また、微細化に伴い別の問題が生じた。即
ち、書き込みデータパターンは顧客により様々ではある
が、図12(a)のように、密なところと疎なところ
(図示はしていない)が必ず存在する。このような状態
において、光露光技術を用いた場合、疎なパターンをマ
スク通りに開口するようにすると、図12(a)のよう
に密なところでは、図12(b)に示すように、光の回
折による近接効果のためオーバー露光となり、開口を分
離する部分のレジストが細ってしまう。この為、極端な
場合、図12(c)のように倒れてゴミとなったり、
又、倒れたマスクが注入マスクとなり、注入されるべき
ところにイオンが注入されないという問題があった。
【0009】従来技術では、以上のような問題があるた
め、更なる微細化によるチップ縮小および大容量化が困
難であつた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、層間膜スルーの高
エネルギー注入によりデータ書き込みを行う際、ゲート
酸化膜直下のプロジェクションレンジ近傍での横方向へ
のイオンの広がりが抑制することで、隣接するビットの
しきい値電圧に影響を与えることなく、所望のデータ書
き込みビットのしきい値電圧のみを精度良く制御可能に
した新規な半導体記憶装置のマスク構造及び半導体記憶
装置の製造方法を提供するものである。
【0011】本発明の他の目的は、データ書き込みマス
クがフォトレジスト膜である時、書き込みデータが密な
エリアでの光近接効果により、レジスト開口が狙い目よ
りかなり大きくなり、その開口間を分離するレジストが
細ってしまう場合でも、開口断面形状を逆三角形或いは
倒脚台形に形成することにより、マスクが開口底に向け
て末広がりな形状が得られ、これにより下地との密着性
を高め、以って、レジストパターン倒れを抑制し、歩留
まりを向上せしめた新規な半導体記憶装置のマスク構造
及び半導体記憶装置の製造方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0013】即ち、本発明に係わる半導体記憶装置のマ
スク構造の第1態様は、基板上に複数のMOSトランジ
スタが配置され、これらの所定のトランジスタのチャン
ネル部にレジストマスクを用いて、選択的にイオン注入
を行うことでデータの書き込みを行う半導体記憶装置の
マスク構造であって、データの書き込みを行うための前
記レジストマスクの開口部の断面形状が、テーパを備え
ていることを特徴とするものであり、叉、第2態様は、
基板上に複数のMOSトランジスタが配置され、これら
の所定のトランジスタのチャンネル部にレジストマスク
を用いて、選択的にイオン注入を行うことでデータの書
き込みを行う半導体記憶装置のマスク構造であって、デ
ータの書き込みを行うための前記レジストマスクの開口
部の断面形状を、基板の表面側で大きく形成し、トラン
ジスタ側で開口部を形成しない逆三角形状に形成したこ
とを特徴とするものであり、叉、第3態様は、基板上に
複数のMOSトランジスタが配置され、これらの所定の
トランジスタのチャンネル部にレジストマスクを用い
て、選択的にイオン注入を行うことでデータの書き込み
を行う半導体記憶装置のマスク構造であって、データの
書き込みを行うための前記レジストマスクの開口部の断
面形状を、基板の表面側で大きく形成し、トランジスタ
側で小さく形成したことを特徴とするものであり、叉、
第4態様は、 板上に複数のMOSトランジスタが配置
され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部にマ
スクを用いて、選択的にイオン注入を行うことでデータ
の書き込みを行う半導体記憶装置のマスク構造であっ
て、前記トランジスタを覆うように全面に形成された層
間絶縁膜に、データの書き込みを行うための開口部を設
けると共に、前記開口部の断面形状を、基板の表面側で
大きく形成し、ゲート上で開口部を形成しない逆三角形
状に形成したことを特徴とするものである。
【0014】叉、本発明に係わる半導体記憶装置の製造
方法の第1態様は、基板上に複数のMOSトランジスタ
が配置され、これらの所定のトランジスタのチャンネル
部にレジストマスクを用いて、選択的にイオン注入を行
うことでデータの書き込みを行う半導体記憶装置の製造
方法であって、データの書き込みを行うための前記レジ
ストマスクの開口部の断面形状を、基板の表面側で大き
く形成し、トランジスタ側で開口部を形成しない逆三角
形状に加工する第1の工程と、前記第1の工程で形成し
た開口部を介してイオン注入を行う第2の工程と、を含
むことを特徴とするものであり、叉、第2態様は、基板
上に複数のMOSトランジスタが配置され、これらの所
定のトランジスタのチャンネル部にレジストマスクを用
いて、選択的にイオン注入を行うことでデータの書き込
みを行う半導体記憶装置の製造方法であって、データの
書き込みを行うための前記レジストマスクの開口部の断
面形状を、基板の表面側で大きく形成し、トランジスタ
側で小さく形成する第1の工程と、前記第1の工程で形
成した開口部を介してイオン注入を行う第2の工程と、
を含むことを特徴とするものであり、叉、第3態様は、
前記第1工程では、エッチング加工で前記レジストマス
クに開口部を形成することを特徴とするものであり、
叉、第4態様は、前記第1工程では、電子ビーム直接描
画法で前記レジストマスクを加工することを特徴とする
ものであり、叉、第5態様は、基板上に複数のMOSト
ランジスタが配置され、これらの所定のトランジスタの
チャンネル部にマスクを用いて、選択的にイオン注入を
行うことでデータの書き込みを行う半導体記憶装置の製
造方法であって、前記トランジスタを覆うように全面に
形成された層間絶縁膜に、データの書き込みを行うため
の開口部を設けると共に、前記開口部の断面形状を、基
板の表面側で大きく形成し、ゲート上で開口部を形成し
ない逆三角形状にエッチングする第1の工程と、前記第
1の工程で形成した開口部を介してイオン注入を行う第
2の工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係わる半導体記憶装置の
マスク構造は、特に、サブハーフミクロン以下の微細加
工を有する大容量マスクROMのイオン注入データ書き
込み工程において、データ書き込みを行うべきところの
注入マスク開口部の断面形状を逆三角形或いは倒脚台形
にしたことにある。
【0016】これにより、層間膜スルーの高エネルギー
注入によりデータ書き込みを行う際、ゲート酸化膜直下
のプロジェクションレンジ(以降Rpと略す)近傍での
横方向へのイオンの広がりが抑制され、隣接するビット
のしきい値電圧に影響を与えることなく、所望のデータ
書き込みビットのみを安定にしきい値制御出来るように
構成したものである。
【0017】また、データ書き込みマスクが、フォトレ
ジスト膜である時、書き込みデータが密なエリアでの光
近接効果により、レジスト開口が狙い目よりかなり大き
くなり、その開口間を分離するレジストが細ってしまう
ような場合でも、開口断面形状を逆三角形或いは倒脚台
形にすることにより、マスクは、開口底に向けて末広が
りな形状となり、これにより、下地との密着性を高め、
レジストパターン倒れを抑制し、歩留まりを向上させる
ことが出来る。
【0018】
【実施例】以下に、本発明に係わる半導体記憶装置のマ
スク構造及び半導体記憶装置の製造方法の具体例を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0019】(第1の具体例)図1は、本発明の第1の
具体例の構造を示す断面図、図2は、製造工程を示す断
面図、図3は、コードデータが密に分布する場合の本発
明の効果を示す図であり、これらの図には、基板上に複
数のMOSトランジスタが配置され、これらの所定のト
ランジスタのチャンネル部にレジストマスクを用いて、
選択的にイオン注入を行うことでデータの書き込みを行
う半導体記憶装置のマスク構造であって、データの書き
込みを行うための前記レジストマスク6の開口部6Aの
断面形状が、テーパTを備えていることを特徴とする半
導体記憶装置のマスク構造が示され、又、前記データの
書き込みを行うための前記レジストマスク6の開口部6
Aの断面形状を、基板1の表面11側で大きく形成し、
トランジスタ12側で開口部を形成しない逆三角形21
状に形成したことを特徴とする半導体記憶装置のマスク
構造が示され、更に、基板上に複数のMOSトランジス
タが配置され、これらの所定のトランジスタのチャンネ
ル部にレジストマスクを用いて、選択的にイオン注入を
行うことでデータの書き込みを行う半導体記憶装置の製
造方法であって、データの書き込みを行うための前記レ
ジストマスク6の開口部6Aの断面形状を、基板の表面
11側で大きく形成し、トランジスタ12側で開口部を
形成しない逆三角形21状に加工する第1の工程と、前
記第1の工程で形成した開口部6Aを介してイオン注入
を行う第2の工程と、を含むことを特徴とする半導体記
憶装置の製造方法が示されている。
【0020】以下に、第1の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0021】なお、ここでは、特に、サブハーフミクロ
ン以下の微細加工を有する大容量FLATNOR型マス
クROMのイオン注入データ書き込み工程について説明
するが、NAND型においても同様に、本発明を適用す
ることができる。
【0022】本発明の開口部の断面形状は、第2のレジ
スト膜5をマスクに、第1のレジスト膜6をテーパーエ
ッチングして得られた逆三角形状の断面形状を有してい
るので、p+拡散層7が隣接ビットまで達しておらず、
しきい値電圧の変動を抑制する構造となっている。
【0023】次に、本発明の第1の具体例の製造方法に
ついて説明する。
【0024】図1に示す様に、P型シリコン基板1上に
ゲート酸化膜2を0.005〜0.03μm形成した
後、ポリサイドゲート電極3を厚さ0.25〜0.40
μm、0.15〜0.24μmのL/Sで形成する。続
けて、層間絶縁膜4を0.3〜0.7μm形成すると、
マスクROMの下地が完成する。
【0025】次に、第1、第2のレジスト膜6、5を塗
布した後、書き込みデータ部のみに光露光技術で第2の
レジスト膜6に、0.15〜0.24μmの開口5Aを
形成する。
【0026】続けて、第2のレジスト膜5をマスクに第
1のレジスト膜6をテーパーエッチングして、第1のレ
ジスト膜6の断面形状を逆三角形21にする。
【0027】その後、100〜380keVの加速電圧
でドーズ1.0〜3.0E14cm −2ボロンを注入す
ると、p+拡散層7が形成される。
【0028】ここで、第1のレジスト膜6の開口部6A
の断面形状が逆三角形であるので、逆三角形の頂点から
遠ざかるほど、ボロンの注入領域が層間絶縁膜4側にシ
フトしていく。こため、Rp近傍の横方向広がりがあっ
ても隣接ビットのP型シリコン基板1中には到達しない
ので、隣接するトランジスタのしきい値電圧への影響を
抑えることが出来る。
【0029】更に、疎なパターンをマスク通りに開口す
るようにすると、図3(a)のように密なところでは、
図12(b)に示すように、光の回折による近接効果の
ためオーバー露光となり、開口を分離する部分のレジス
トが細ってしまうが、マスクの開口部の断面形状が逆三
角形、即ち、開口底に向けて末広がりな形状に形成され
ている,ので、マスクの下地との密着性を従来技術に比
べて向上でき、レジストパターン倒れを抑制し、歩留ま
りを安定に出来る。
【0030】(第2の具体例)図4は、本発明の第2の
具体例の構造を示す断面図、図5はその製造方法を示す
断面図である。
【0031】この具体例の第1の具体例との違いは、デ
ータ書き込みマスク作製のために、電子ビーム直接描画
法を用いている点である。これにより第1の具体例の多
層レジスト法に比べ工程を簡略化出来る。
【0032】即ち、図5(b)に示すように、電子ビー
ムを第1のレジスト膜5表面から層間絶縁膜4に向けて
徐々に絞って行くことにより、開口部の形状を逆三角形
形状にする。
【0033】(第3の具体例)図6の具体例は、開口部
の形状を、第1の具体例より少し大きく形成し、倒立台
形状に形成した例であり、図6は、その構造を示す断面
図である。
【0034】従って、この具体例の半導体記憶装置のマ
スク構造は、基板上に複数のMOSトランジスタが配置
され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部にレ
ジストマスクを用いて、選択的にイオン注入を行うこと
でデータの書き込みを行う半導体記憶装置のマスク構造
であって、データの書き込みを行うための前記レジスト
マスクの開口部6Bの断面形状を、基板1の表面11側
で大きく形成し、トランジスタ12側で小さく形成した
ことを特徴とするものであり、更に、この具体例の半導
体記憶装置の製造方法は、基板上に複数のMOSトラン
ジスタが配置され、これらの所定のトランジスタのチャ
ンネル部にレジストマスクを用いて、選択的にイオン注
入を行うことでデータの書き込みを行う半導体記憶装置
の製造方法であって、データの書き込みを行うための前
記レジストマスク6の開口部6Bの断面形状を、基板の
表面11側で大きく形成し、トランジスタ12側で小さ
く形成する第1の工程と、前記第1の工程で形成した開
口部6Bを介してイオン注入を行う第2の工程と、を含
むことを特徴とするものである。
【0035】(第4の具体例)図7は、本発明の第4の
具体例の構造を示す断面図、図8はその製造方法を示す
断面図である。
【0036】この具体例と前記した各具体例との違い
は、層間絶縁膜をマスクとして用い、イオン注入する点
である。これにより、前記した多層レジスト法に比べ工
程を簡略化出来る。更に、ポリサイドゲート電極3を貫
通するだけの加速電圧でイオン注入を行うことが出来る
から、Rp近傍でのイオンの横方向広がりを第1,第2
の具体例に比べ、更に、抑制出来る効果がある。
【0037】図8(b)に示すように、従来の光露光技
術を用いて第1のレジスト膜16に開口16Aを形成し
た後、ドライエッチング技術により、層間絶縁膜4をテ
ーパーエッチングすることにより、倒立台形状の断面形
状の穴4Bを得ことが出来る。層間絶縁膜4の穴4Bは
データ書き込みを行った後、例えば、BPSG膜等で埋
め戻せば良い。
【0038】従って、この具体例の半導体装置のマスク
構造は、基板上に複数のMOSトランジスタが配置さ
れ、これらの所定のトランジスタのチャンネル部にマス
クを用いて、選択的にイオン注入を行うことでデータの
書き込みを行う半導体記憶装置のマスク構造であって、
前記トランジスタ12を覆うように全面に形成された層
間絶縁膜4に、データの書き込みを行うための開口部4
Bを設けると共に、前記開口部4Bの断面形状を、基板
1の表面11側で大きく形成し、ゲート3上で小さく形
成したことを特徴とするものである。
【0039】更に、この具体例の半導体装置のマスク構
造は、基板上に複数のMOSトランジスタが配置され、
これらの所定のトランジスタのチャンネル部にマスクを
用いて、選択的にイオン注入を行うことでデータの書き
込みを行う半導体記憶装置の製造方法であって、前記ト
ランジスタ12を覆うように全面に形成された層間絶縁
膜4に、データの書き込みを行うための開口部4Bを設
けると共に、前記開口部4Bの断面形状を、基板1の表
面11側で大きく形成し、ゲート3上で小さくエッチン
グする第1の工程と、前記第1の工程で形成した開口部
4Bを介してイオン注入を行う第2の工程と、を含むこ
とを特徴とするものである。
【0040】(第5の具体例)図5の具体例は、開口部
の断面形状を、逆三角形状に形成した例であり、図9
は、その構造を示す断面図である。
【0041】従って、この具体例の半導体記憶装置のマ
スク構造は、基板上に複数のMOSトランジスタが配置
され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部にマ
スクを用いて、選択的にイオン注入を行うことでデータ
の書き込みを行う半導体記憶装置のマスク構造であっ
て、前記トランジスタ12を覆うように全面に形成され
た層間絶縁膜4に、データの書き込みを行うための開口
部4Aを設けると共に、前記開口部4Aの断面形状を、
基板1の表面11側で大きく形成し、ゲート3上で開口
部を形成しない逆三角形状に形成したことを特徴とする
ものである。
【0042】また、この具体例の半導体記憶装置の製造
方法は、基板上に複数のMOSトランジスタが配置さ
れ、これらの所定のトランジスタのチャンネル部にマス
クを用いて、選択的にイオン注入を行うことでデータの
書き込みを行う半導体記憶装置の製造方法であって、前
記トランジスタ12を覆うように全面に形成された層間
絶縁膜4に、データの書き込みを行うための開口部4A
を設けると共に、前記開口部4Aの断面形状を、基板1
の表面11側で大きく形成し、ゲート3上で開口部を形
成しない逆三角形状にエッチングする第1の工程と、前
記第1の工程で形成した開口部4Aを介してイオン注入
を行う第2の工程と、を含むことを特徴とするものであ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明に係わる半導体記憶装置のマスク
構造及び半導体記憶装置の製造方法は、上述のように構
成したので、層間膜スルーの高エネルギー注入によりデ
ータ書き込みを行う際、ゲート酸化膜直下のプロジェク
ションレンジ近傍での横方向へのイオンの広がりが抑制
することで、隣接するビットのしきい値電圧に影響を与
えることなく、所望のデータ書き込みビットのみのしき
い値電圧の制御が可能になった。
【0044】また、データ書き込みマスクがフォトレジ
スト膜である時、書き込みデータが密なエリアでの光近
接効果により、レジスト開口が狙い目よりかなり大きく
なり、その開口間を分離するレジストが細ってしまう場
合でも、開口断面形状を逆三角形或いは倒脚台形に形成
することにより、マスクが開口底に向けて末広がりな形
状が得られ、これにより下地との密着性を高められ、こ
れにより、レジストパターン倒れがなくなり、歩留まり
が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の具体例の構造を示す断面図であ
る。
【図2】第1の具体例の製造工程を示す断面図である。
【図3】第1の具体例の効果を示す図である。
【図4】本発明の第2の具体例の構造を示す断面図であ
る。
【図5】第2の具体例の製造工程を示す断面図である。
【図6】第3の具体例の構造を示す図である。
【図7】本発明の第4の具体例の構造を示す断面図であ
る。
【図8】第4の具体例の製造工程を示す断面図である。
【図9】第5の具体例の構造を示す図である。
【図10】従来技術の構造を示す断面図である。
【図11】従来の製造工程を示す断面図である。
【図12】従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 P型シリコン基板 2 ゲート酸化膜 3 ゲート電極 4 層間絶縁膜 4A、4B 開口部 5 第2のレジスト膜 6 第1のレジスト膜 6A、6B 開口部 11 表面 12 トランジスタ 21 逆三角形 T テーパ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に複数のMOSトランジスタが配
    置され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部に
    レジストマスクを用いて、選択的にイオン注入を行うこ
    とでデータの書き込みを行う半導体記憶装置のマスク構
    造であって、 データの書き込みを行うための前記レジストマスクの開
    口部の断面形状が、テーパを備えていることを特徴とす
    る半導体記憶装置のマスク構造。
  2. 【請求項2】 基板上に複数のMOSトランジスタが配
    置され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部に
    レジストマスクを用いて、選択的にイオン注入を行うこ
    とでデータの書き込みを行う半導体記憶装置のマスク構
    造であって、 データの書き込みを行うための前記レジストマスクの開
    口部の断面形状を、基板の表面側で大きく形成し、トラ
    ンジスタ側で開口部を形成しない逆三角形状に形成した
    ことを特徴とする半導体記憶装置のマスク構造。
  3. 【請求項3】 基板上に複数のMOSトランジスタが配
    置され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部に
    レジストマスクを用いて、選択的にイオン注入を行うこ
    とでデータの書き込みを行う半導体記憶装置のマスク構
    造であって、 データの書き込みを行うための前記レジストマスクの開
    口部の断面形状を、基板の表面側で大きく形成し、トラ
    ンジスタ側で小さく形成したことを特徴とする半導体記
    憶装置のマスク構造。
  4. 【請求項4】 基板上に複数のMOSトランジスタが配
    置され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部に
    マスクを用いて、選択的にイオン注入を行うことでデー
    タの書き込みを行う半導体記憶装置のマスク構造であっ
    て、 前記トランジスタを覆うように全面に形成された層間絶
    縁膜に、データの書き込みを行うための開口部を設ける
    と共に、前記開口部の断面形状を、基板の表面側で大き
    く形成し、ゲート上で開口部を形成しない逆三角形状に
    形成したことを特徴とする半導体記憶装置のマスク構
    造。
  5. 【請求項5】 基板上に複数のMOSトランジスタが配
    置され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部に
    レジストマスクを用いて、選択的にイオン注入を行うこ
    とでデータの書き込みを行う半導体記憶装置の製造方法
    であって、 データの書き込みを行うための前記レジストマスクの開
    口部の断面形状を、基 板の表面側で大きく形成し、トラ
    ンジスタ側で開口部を形成しない逆三角形状に加工する
    第1の工程と、 前記第1の工程で形成した開口部を介してイオン注入を
    行う第2の工程と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上に複数のMOSトランジスタが配
    置され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部に
    レジストマスクを用いて、選択的にイオン注入を行うこ
    とでデータの書き込みを行う半導体記憶装置の製造方法
    であって、 データの書き込みを行うための前記レジストマスクの開
    口部の断面形状を、基板の表面側で大きく形成し、トラ
    ンジスタ側で小さく形成する第1の工程と、 前記第1の工程で形成した開口部を介してイオン注入を
    行う第2の工程と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1工程では、エッチング加工で前
    記レジストマスクに開口部を形成することを特徴とする
    請求項5又は6記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1工程では、電子ビーム直接描画
    法で前記レジストマスクを加工することを特徴とする請
    求項5又は6記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 基板上に複数のMOSトランジスタが配
    置され、これらの所定のトランジスタのチャンネル部に
    マスクを用いて、選択的にイオン注入を行うことでデー
    タの書き込みを行う半導体記憶装置の製造方法であっ
    て、 前記トランジスタを覆うように全面に形成された層間絶
    縁膜に、データの書き込みを行うための開口部を設ける
    と共に、前記開口部の断面形状を、基板の表面側で大き
    く形成し、ゲート上で開口部を形成しない逆三角形状に
    エッチングする第1の工程と、 前記第1の工程で形成した開口部を介してイオン注入を
    行う第2の工程と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
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