JP3364582B2 - 故障検出システム - Google Patents
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Description
ゲージを接続可能な複数の中継ユニットと、これらの中
継ユニットからの測定データを収集処理する演算処理手
段とを備え、各中継ユニットが隣接する前段および後段
の中継ユニットとケーブルを介して直列に接続された測
定データの処理装置の故障検出システムに関する。
時測定を行うために、1又は複数の測定ゲージを接続可
能な複数の中継ユニットと、これらの中継ユニットから
の測定データを収集処理する演算処理手段とを備えた測
定データの処理装置が知られている。このような測定デ
ータの処理装置としては、各中継ユニットが隣接する前
段および後段の中継ユニットとケーブルを介して直列に
接続され、列の端部に配置された中継ユニットが演算処
理手段とRS232Cケーブルによって接続されたもの
がある。
定データは、当該測定ゲージが接続される中継ユニット
から送信され、前段に配置される中継ユニット、ケーブ
ルを介して送られ、端部に配置される中継ユニットから
RS232Cケーブルにより演算処理手段に送信され
る。このような測定データの処理装置によれば、各中継
ユニットが互いに直列接続され、これらのうちのひとつ
の中継ユニットが演算処理手段と接続されているので、
測定ゲージを増設する場合、互いに直列接続された中継
ユニット群に新たな中継ユニットを直列接続し、この新
たな中継ユニットに測定ゲージを接続すれば、測定ゲー
ジを容易に増設することができ、拡張性の高い測定デー
タの処理装置を構築することができる。
た測定データの処理装置では、全ての中継ユニットが演
算処理手段と1対1対応で接続されていないので、一部
の中継ユニットに故障が生じたり、隣接する2つの中継
ユニットを接続するケーブルに断線等の故障が生じた場
合、演算処理手段により故障箇所を直ちに特定するのが
困難であるという問題がある。
を接続可能な複数の中継ユニットと、これらの中継ユニ
ットからの測定データを収集処理する演算処理手段とを
備え、各中継ユニットが隣接する前段および後段の中継
ユニットとケーブルを介して直列に接続された測定デー
タの処理装置において、当該測定データの処理装置に故
障が生じた場合、故障箇所を直ちに特定することのでき
る故障検出システムを提供することにある。
ステムは、1又は複数の測定ゲージを接続可能な複数の
中継ユニットと、これらの中継ユニットからの測定デー
タを収集処理する演算処理手段とを備え、各中継ユニッ
トが隣接する前段および後段の中継ユニットとケーブル
を介して直列に接続された測定データの処理装置の故障
検出システムであって、前記測定データの処理装置は、
前記演算処理手段に対して前記各中継ユニットを並列に
接続する測定データラインおよび命令データラインと、
隣接する前記各中継ユニット間を接続し、前段の中継ユ
ニットの測定データの送信完了とともに、信号値が切り
替わる送信完了信号を後段の中継ユニットに順次伝達す
る伝達ラインとを備え、前記各中継ユニットには、前記
演算処理手段からの命令待ち状態にあるとき、測定デー
タを送信した旨の送信完了信号を受信すると、該中継ユ
ニットの前段の中継ユニット又はその間のケーブルの異
常と検出する伝達ライン異常検出手段が設けられている
ことを特徴とする。
に0又は1のデジタル信号等の択一的な信号であり、例
えば、高低2種類の電圧を出力するものが考えられる。
すなわち、具体的には、各中継ユニットが測定データを
まだ送信していない状態では、隣接する後段の中継ユニ
ットに低い電圧出力信号値(Low)となり、測定デー
タを送信した後は、高い電圧出力信号値(High)と
なる。また、上述した伝達ライン異常検出手段は、この
ような前段の中継ユニットから送信される送信完了信号
の信号値(LowまたはHigh)を受信し、測定デー
タの処理装置の動作状態に応じて前段の中継ユニット又
はケーブルに異常があるか否かを検出するものである。
従って、伝達ライン異常検出手段は、前記送信完了信号
を受信する取込部と、取り込んだ送信完了信号を記憶す
る記憶部と、測定データの処理装置の動作状態に応じて
送信完了信号が異常であるか否かを判断する判断部とを
備えている必要がある。
トが伝達ライン異常検出手段を備えているので、前段の
中継ユニット又はケーブルに異常が生じた場合、隣接す
る後段の中継ユニットがその異常を検出し、測定データ
の処理装置の故障箇所を直ちに特定することが可能とな
る。この場合、伝達ライン異常検出手段には、上述した
測定データラインを介して演算処理手段に異常であるこ
とを伝達するエラー信号出力部が設けられているのが好
ましい。すなわち、エラー信号出力部が設けられている
ので、上述した中継ユニットの異常を演算処理手段に伝
達することが可能となり、演算処理手段上で故障箇所の
特定を容易に行うことが可能となる。
算処理手段に対して前記各中継ユニットを並列に接続
し、全ての中継ユニットから測定データが送信されたこ
とを条件として、信号値が切り替わる送信識別信号が送
信されるデータ送信識別ラインを備えている場合、上述
した各中継ユニットには、該中継ユニットから測定デー
タが送信されたとき、その後段にさらに中継ユニットが
接続されているにもかかわらず、全ての測定データを送
信した旨の送信識別信号を受信すると、該後段の中継ユ
ニットとの間のケーブルの異常と検出する識別ライン異
常検出手段が設けられているのが好ましい。
した伝達ライン異常検出手段と同様に取込部、記憶部、
判断部を備える必要があり、好ましくは、エラー信号出
力部を備えているのがよい。具体的には、上述した伝達
ライン異常検出手段および識別ライン異常検出手段によ
る判別は、上述した送信完了信号、送信識別信号の信号
値(Low、High)に応じて、以下のように判別さ
れる。 各中継ユニットが演算処理手段からの命令待ち状態
にあるとき、ある中継ユニットの伝達ライン異常検出手
段が測定データを送信した旨の送信完了信号(Hig
h)を検出した場合、当該中継ユニットの異常検出手段
は、前段の中継ユニット又はケーブルに異常があると判
断する。
送信されたとき、当該前段の中継ユニットが識別ライン
異常検出手段が全ての測定データが送信された旨の送信
識別信号(High)を検出した場合、識別ライン異常
手段は、他の、すなわち後段の中継ユニット又はケーブ
ルに異常が生じていると判断する。 上記、の結
果から、演算処理手段は、ケーブルの故障であることを
判別する。一方、の結果に異常が認められなければ、
前段の中継ユニットの故障と特定する。
障検出システムが伝達ライン異常検出手段および識別ラ
イン異常検出手段を備えているので、測定データの処理
装置の故障箇所を上述したように確実に特定することが
可能となる。また、伝達ライン異常検出手段および識別
ライン異常検出手段にエラー信号出力部が設けられてい
るので、上記判別をパソコン等の演算処理手段で自動的
に行うことができ、測定データの処理装置の使い勝手が
一層良くなる。
図面に基づいて説明する。図1には、本発明の実施形態
に係る測定データの処理装置1が示されている。この測
定データの処理装置1は、多点同時測定を行うために、
6台の測定ゲージとなるデジタルダイヤルゲージ10を
備え、演算処理手段となるパソコン60によって6台の
デジタルダイヤルゲージ10からの測定データを一括し
て収集処理できるように構成されている。デジタルダイ
ヤルゲージ10とパソコン60との間には、直列に接続
された複数の中継ユニット20M、20S、40Sが介
在し、この複数の中継ユニット20M、20S、40S
は、中継ユニット群の端部に配置され、かつパソコン6
0とRS232Cケーブル72を介して接続されるマス
ターユニット20Mと、このマスターユニット20Mの
後ろに順次接続されるスレーブユニット20S、40S
とから構成されている。
ニット20Sとは、ケーブル71、RS232Cケーブ
ル72の接続状態のみが異なるものであり、これらのユ
ニット20M、20Sの内部の構造仕様は、変わるとこ
ろがない。また、スレーブユニット20Sとスレーブユ
ニット40Sとは、ユニットひとつあたりに接続できる
デジタルダイヤルゲージ10の台数が異なる点で相違
し、スレーブユニット20Sは、デジタルダイヤルゲー
ジ10を1台、スレーブユニット40Sは、デジタルダ
イヤルゲージ10を2台接続することができる。
と、この本体11に摺動可能に設けられるスピンドル1
2とを有し、本体11の内部には、当該本体11に固定
される固定側検出素子およびスピンドルの摺動に同期し
て同方向に移動する可動側検出素子から構成される検出
手段が収納されている。そして、本体11およびスピン
ドル12の相対変位量は、この検出手段によって電気信
号に変換され、接続ケーブル13によって各中継ユニッ
ト20M、20S、40Sに送信され、さらにケーブル
71、RS232Cケーブル72を介してパソコン60
に送信される。
Sには、前段の中継ユニット20Mからのアドレスデー
タを基準に自己の測定ゲージ数を加えてアドレスデータ
を設定し、このアドレスデータを後段の中継ユニット2
0S、40Sに送信するアドレス送信手段が設けられて
いる。そして、全ての中継ユニット20M、20S、4
0Sの電源を投入すると、全てのデジタルダイヤルゲー
ジ10のアドレスデータを設定してパソコン60に送信
し、パソコン60は、このデジタルダイヤルゲージ10
のアドレスデータに応じて記録領域を確保するように構
成されている。
数の送受信ラインが設けられ、パソコン60に対して各
中継ユニット20M、20S、40Sを並列に接続する
命令データライン711、測定データライン712、デ
ータ送信識別ライン713と、マスターユニット20M
およびスレーブユニット40Sの間および隣接する2つ
のスレーブユニット20S、40Sの間を接続する伝達
ライン714とが設けられている。また、パソコン60
とマスターユニット20Mとの間を接続するRS232
Cケーブル72にも制御ライン721及び検出ライン7
22が設けられている。
ケーブル72の制御ライン721を介してパソコン60
から制御信号となるコマンドC1を各中継ユニット20
M、20S、40Sに配信するものであり、パソコン6
0からコマンドC1を送ることにより、各中継ユニット
20M、20S、40Sに接続されるデジタルダイヤル
ゲージ10(図2では図示略)の測定データS1を送信
させたり、ゼロ点調整、スパン調整等を行うことができ
る。測定データライン712は、各デジタルダイヤルゲ
ージ10から送信される測定値となる測定データS1を
各中継ユニット20M、20S、40Sを介してパソコ
ン60に送信するためのラインである。
続されたデジタルダイヤルゲージ10からの測定データ
S1を測定データライン712を介して全て送信したと
きに、中継ユニット20M、20S、40Sからパソコ
ン60に送信識別信号S3を送信するためのラインであ
る。送信識別信号S3は、測定データS1を送信したか
否かの択一的な信号であり、高低2種類の電圧出力信号
である。すなわち、測定データS1を送信している状態
では、送信識別信号S3は低い電圧出力信号値(以下、
Low)となり、測定データS1を送信していない状態
では、送信識別信号S3は高い電圧出力信号値(以下、
High)となる。
ードオアであり、全ての中継ユニット20M、20S、
40Sからの送信識別信号S3がHighとなると、パ
ソコン60および各中継ユニット20M、20S、40
Sに全データの送信が終了した旨の送信識別信号END
を配信するように構成されている。すなわち、複数の中
継ユニット20M、20S、40Sのうちのいずれかが
測定データS1を送信中で送信識別信号S3がLowで
ある場合、送信識別信号ENDは、Lowとなり、全て
の測定データS1の送信が終了すると、送信識別信号E
NDは、Highとなる。
ニット20Mとその後段に接続されるスレーブユニット
20Sとの関係でいえば、前段の中継ユニット20Mか
ら全ての測定データS1を送信したときに、後段の中継
ユニット40Sに送信完了信号S2を送出するラインで
ある。上述した送信識別信号S3と同様に、送信完了信
号S2も送信を完了したか否かの択一的な電圧出力信号
であり、自己が測定データS1をまだ送信していない状
態では、前段の中継ユニット20Mは送信完了信号S2
をLowとして後段の中継ユニット40Sに送信し、測
定データS1を送信した後では、送信完了信号S2をH
ighとして送信する。
識別信号S3、ENDは、マスターユニット20M、ス
レーブユニット20S、40Sの測定データS1の送信
状態に応じて、信号値が変化し、具体的には、表1のよ
うになる。
は、直方体形状の外装ケースを有し、図3(A)に示す
ように、外装ケースの正面側には、発光ダイオードによ
り8桁の数字を表示することのできる表示部21と、接
続されたデジタルダイヤルゲージ10を中継ユニット2
0M、個別でゼロ調整、リミット調整を行うためのタッ
チキーパネル22とが設けられている。中継ユニット2
0Mの背面側には、図3(B)に示すように、前記接続
ケーブル13を接続するゲージ入力コネクタ23と、中
継ユニット20M、20S、40Sを相互に接続するケ
ーブル71を接続するRSリンク入力端子24、RSリ
ンク出力端子25と、前記RS232Cケーブル72が
接続されるRS232Cコネクタ26と、DCアダプタ
接続端子27、パワースイッチ28とが設けられてい
る。尚、この中継ユニット20Mには、測定データを直
接印字等するために、プリンタを接続するためのハーフ
36ピンのコネクタから構成される外部出力端子29が
設けられている。
図4の回路模式図に示される構造を有し、接続ケーブル
13が接続されるゲージ入力コネクタ23は、マイコン
31を介してRS232Cコネクタ26や、RSリンク
入力端子24、RSリンク出力端子25と接続されてい
る。また、RSリンク入力端子24およびRSリンク出
力端子25は、RS232Cコネクタ26と配線24
1、251によって接続され、RS232Cコネクタに
入出力される信号を中継ユニット20M内部のマイコン
31を介さないでRSリンク入力端子24、RSリンク
出力端子25に送ることができるようになっている。
10からの測定データS1を受信して記録するメモリ3
11と、このメモリ311に記録された測定データS1
をRS232Cケーブル72を介してパソコン60に直
接送信するためのシリアルインターフェース312と、
メモリ311に保持された測定データS1を制御管理す
る演算部(図4では図示略)とを備えている。尚、シリ
アルインターフェース312とRS232Cコネクタ2
6との間には、マイコン31から出力される電気信号を
変換するRS232Cドライバ32が介装されている。
5から測定データを送信するために、3ステートバッフ
ァ33が設けられ、この3ステートバッファ33の出力
は配線331によってRSリンク出力端子25に接続さ
れている。また、シリアルインターフェース312とR
S232Cドライバ32との間には、パソコン60から
のデータ信号とアドレス信号とを切り替えるためのセレ
クタ38が設けられている。そして、マイコン31とゲ
ージ入力コネクタ23との間には、デジタルダイヤルゲ
ージ10から送信される測定データS1となるノイズを
除去し、当該電気信号をパルス変換する入力フィルタ3
4、計数回路35が設けられている。
イコン31に入出力するための第1回路36と、送信識
別信号S3をマイコン31に入出力するための第2回路
37とが設けられている。第1回路36は、RSリンク
入力端子24とマイコン31とを接続する入力側配線3
61と、マイコン31とRSリンク出力端子25とを接
続する出力側配線362とを備え、各々の配線361、
362の中間部分には、入出力される電気信号を逆変換
するインバータ363が設けられ、入力側配線361の
中間部分には、さらに、インバータ363に電圧印加を
行う抵抗364が介装されている。
とRSリンク出力端子25とを連絡する第1配線371
と、この第1配線371から分岐し、マイコン31に前
記送信識別信号ENDを入力する第2配線372と、マ
イコン31から出力される送信識別信号S3を前記第1
配線371に出力する第3配線373と、第2配線37
2から信号出力がない場合に、第1配線371に一定の
電圧を印加する抵抗374とを有し、第2配線372お
よび第3配線373には、インバータ375が介装され
ている。尚、第2配線372が設けられているのは、デ
ータ送信識別ライン713の送信識別信号ENDによ
り、他の中継ユニット20S、40Sの状態を監視する
ためである。
伝達ライン異常検出手段は、送信完了信号S2を入出力
する第1回路36と、第1回路36への入力信号値に基
づいて異常であるか否かを判断するマイコン31の演算
部とから構成される。また、識別ライン異常検出手段
は、送信識別信号S3を入出力する第2回路37と、第
2回路37への入力信号値に基づいて異常であるか否か
を判断するマイコン31の演算部とから構成される。
び識別ライン異常検出手段には、故障検出状態に応じて
外部にエラー信号を送信するエラー信号出力部が設けら
れ、具体的には、測定データライン712と接続される
3ステートバッファ33から構成されている。尚、図4
では図示を略したが、エラー信号は中継ユニット20M
の前面の表示部21にも出力されるように構成され、故
障発生とともに、当該表示部には、エラーメッセージが
表示される。
続可能な中継ユニット40Sの場合、中継ユニット20
Mの内部構造と略同様の構造を有するが、ゲージ入力コ
ネクタ23が2つ設けられているので、これに伴い、入
力フィルタ34、計数回路35が増設されている。ま
た、中継ユニット40Sでは、マイコン31上のメモリ
311も2つの記憶領域に分割され、デジタルダイヤル
ゲージ10の測定データS1は、それぞれの記憶領域に
保持されることとなる。
々の電気信号の流れについて説明する。 測定データの流れ デジタルダイヤルゲージ10から送信される測定データ
S1は、接続ケーブル13からゲージ入力コネクタ23
に入力され、入力フィルタ34、計数回路35を介し
て、マイコン31上のメモリ311に記録保持される。
マイコン31は、後述する送信完了信号S2の入力があ
ったことを判断すると、3ステートバッファ33から測
定データS1を出力し、配線331によりRSリンク出
力端子25またはRS232Cコネクタ26から装置外
部に出力される。
回路36を構成する入力側配線361、インバータ36
3を介してマイコン31に送られる。送信完了信号S2
の信号値がHigh(初期印加電圧Vcc)であることを
認識したマイコン31は、前記測定データS1を3ステ
ートバッファ33から出力する。そして、自己の測定デ
ータS1の送信が完了した後、後段の中継ユニット20
S、40Sに送信が完了したことを知らせるために、マ
イコン31、インバータ363により送信完了信号S2
の信号値をHighに切り替えて、RSリンク出力端子
25から送信完了信号S2を送信する。
回路37を構成する第1配線371、第2配線372、
インバータ375を経由してマイコン31に送られる。
上述と同様に自己の測定データS1の送信が完了した
後、マイコン31は送信識別信号S3の信号値をHig
hに切り替えて、インバータ375、第3配線373、
第1配線371を介して、RSリンク出力端子25から
送信識別信号S3を送信する。そして、全ての送信識別
信号S3が出力されると、このデータ送信識別ライン7
13から送信識別信号ENDがパソコン60、各中継ユ
ニット20M、20S、40Sに配信される。
ける測定データS1の収集手順を以下に説明する。 パソコン60から各中継ユニット20M、20S、
40Sの測定条件を設定するコマンドC1を全ての中継
ユニット20M、20S、40Sに配信する。 コマンドC1に基づいて各中継ユニット20M、2
0S、40Sのゼロ調整、スパン調整が終了したら、各
中継ユニット20M、20S、40Sは、パソコン60
に初期設定終了である旨の信号をパソコン60に送信す
る。 パソコン60による測定開始の宣言後、マスターユ
ニット20Mは、デジタルダイヤルゲージ10の測定デ
ータS1をパソコン60に送信する。 その後、伝達ライン714を介して送信完了信号S
2をHighとして後段のスレーブユニット40Sに送
信するとともに、データ送信識別ライン713に送信識
別信号S3をHighとして送信する。
了信号S2を受信すると、当該スレーブユニット40S
が測定を開始し、測定データS1をパソコン60に送信
する。以下、、の操作を繰り返して、マスターユニ
ット20Mから最後尾に配列されるスレーブユニット4
0Sまで順次測定データS1をパソコン60に送信す
る。 全ての測定データS1が送信されると、データ送信
識別ライン713の全体の送信識別信号ENDをHig
h(測定終了)としてパソコン60を各中継ユニット2
0M、20S、40Sに送信する。 パソコン60がこの送信識別信号ENDから測定が
終了したことを認識すると、測定データの処理装置1全
体の設定を初期状態に戻す。
故障検出手順について、図5に基づいて説明する。図5
(A)に示す第2段のスレーブユニット40Sと第3段
のスレーブユニット20Sとの間のケーブル71が断線
している場合、第3段目のスレーブユニット20Sに入
出力される送信完了信号S2、送信識別信号S3、EN
Dは、表2のような状態となっている。
ライン異常検出手段は、パソコンからの命令待ち状態に
おいて、入力側の送信完了信号S2の信号値が通常では
Lowであるはずなのに、Highになっていることを
検出し、パソコン60等他の機器にエラー信号を出力す
る。このことは、前段のスレーブユニット40Sの電源
が落ちていて送信完了信号S2が出力されていないか、
これらを接続するケーブル71の伝達ライン714が断
線しているかのいずれかであることを意味する。
タS1の送信終了後、このスレーブユニット40Sの識
別ライン異常検出手段は、後段にスレーブユニット20
Sが接続されているにもかかわらず、送信識別信号EN
DがHighとなっていることを検出しパソコン60等
他の機器にエラー信号を出力する。このことは、データ
送信識別ライン713で認識される中継ユニットの全て
から測定データS1が送信されたということであり、デ
ータ送信識別ライン713はこの段階でクローズされて
いることを意味する。パソコン60では、伝達ライン異
常検出手段および識別ライン異常検出手段の結果に基づ
いて、故障箇所が2段目のスレーブユニット20Sとの
間を接続するケーブル71に故障があるということを判
別し、ディスプレイ等に表示する。
電源が落ちている場合、図5(B)に示すように、上述
と同様に、3段目のスレーブユニット20Sの伝達ライ
ン検出手段は、入力側の送信完了信号S2はHighと
なっていることを検出するが、識別ライン異常検出手段
は、異常を検出しない。従って、パソコン60では、上
述したケーブル断線以外の故障であり、前段のスレーブ
ユニット40Sの電源が落ちている、あるいはそれに相
当する故障が生じていると判別する。
Mとの間のRS232Cケーブル72の断線は、パソコ
ン60側で直接認識することが可能であり、上述した故
障検出システムを利用する必要がない。また、命令デー
タライン711、測定データライン712の断線は、パ
ソコン60と各中継ユニット20M、20S、40Sが
並列に接続され、パソコン60側から個別に接続状況を
確認することができるので、やはり、上述した故障検出
システムを利用する必要がない。
な効果がある。すなわち、各中継ユニット20M、20
S、40Sが伝達ライン異常検出手段を備えているの
で、前段の中継ユニット40S又はケーブル71に異常
が生じてた場合、隣接する後段の中継ユニット20Sが
その異常を検出し、測定データの処理装置1の故障箇所
を直ちに特定することができる。
検出手段、識別ライン異常検出手段を備えているので、
前段の中継ユニット40Sの故障かケーブル71の断線
故障かを確実に特定することができる。さらに、伝達ラ
イン異常検出手段、識別ライン異常検出手段にエラー信
号出力部が設けられているので、測定データの処理装置
1の故障をパソコン60で集中して検出させることがで
きる。
れるものではなく、次に示すような変形をも含むもので
ある。すなわち、前述した送信完了信号S2、送信識別
信号S3は、Low、Highからなる電圧出力信号で
あったが、これに限られず、電流出力信号であってもよ
く、さらには、デジタル信号でなくてもよい。要する
に、測定データS1が送信されたか否かを判別すること
のできるような信号であればよい。また、前述の実施形
態では、スレーブユニット20S、40Sは、3台しか
直列接続されていなかったが、これに限らず、より多く
のスレーブユニットを接続してもよい。
ト20M、20S、40Sは、デジタルダイヤルゲージ
10が1台又は2台接続可能なものであったが、これに
限らず、より多くのデジタルダイヤルゲージ10を接続
できる中継ユニットを採用してもよい。要するに、測定
データの処理装置に設けるデジタルダイヤルゲージ10
の台数は、パソコン60上に確保可能な記録域の設定に
応じて適宜決定すればよい。さらに、前述の実施形態で
は、測定データS1は、スピンドル12の摺動変位量を
電気信号に変換したものであったが、これに限らず、物
体の力学的歪み量を電気信号に変換する歪ゲージについ
て本発明に係る測定データの処理装置を採用してもよ
い。その他、本発明の実施の際の具体的な構造および形
状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等と
してもよい。
ば、1又は複数の測定ゲージを接続可能な複数の中継ユ
ニットと、これらの中継ユニットからの測定データを収
集処理する演算処理手段とを備え、各中継ユニットが隣
接する前段および後段の中継ユニットとケーブルを介し
て直列に接続された測定データの処理装置において、各
中継ユニットが伝達ライン異常検出手段を備えているの
で、当該測定データの処理装置に故障が生じた場合であ
っても、故障箇所を直ちに特定することができる。
を表す概要図である。
ニットの接続ラインを表す模式図である。
表す正面図および背面図である。
造を表す模式図である。
の故障状況を示す模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】1又は複数の測定ゲージを接続可能な複数
の中継ユニットと、これらの中継ユニットからの測定デ
ータを収集処理する演算処理手段とを備え、各中継ユニ
ットが隣接する前段および後段の中継ユニットとケーブ
ルを介して直列に接続された測定データの処理装置の故
障検出システムであって、 前記測定データの処理装置は、前記演算処理手段に対し
て前記各中継ユニットを並列に接続する測定データライ
ンおよび命令データラインと、 隣接する前記各中継ユニット間を接続し、前段の中継ユ
ニットの測定データの送信完了とともに、信号値が切り
替わる送信完了信号を後段の中継ユニットに順次伝達す
る伝達ラインとを備え、 前記各中継ユニットには、前記演算処理手段からの命令
待ち状態にあるとき、測定データを送信した旨の送信完
了信号を受信すると、該中継ユニットの前段の中継ユニ
ット又はその間のケーブルの異常と検出する伝達ライン
異常検出手段が設けられていることを特徴とする故障検
出システム。 - 【請求項2】請求項1に記載の故障検出システムにおい
て、 前記演算処理手段に対して前記各中継ユニットを並列に
接続し、全ての中継ユニットから測定データが送信され
たことを条件として、信号値が切り替わる送信識別信号
が送信されるデータ送信識別ラインを備え、 前記各中継ユニットには、該中継ユニットから測定デー
タが送信されたとき、その後段にさらに中継ユニットが
接続されているにもかかわらず、全ての測定データを送
信した旨の送信識別信号を受信すると、該後段の中継ユ
ニットとの間のケーブルの異常と検出する識別ライン異
常検出手段が設けられていることを特徴とする故障検出
システム。 - 【請求項3】請求項2に記載の故障検出システムにおい
て、前記伝達ライン異常検出手段および前記識別ライン異常
検出手段は、異常を検出すると前記演算処理手段にエラ
ー信号を出力し、 前記演算処理手段は、これら伝達ライン異常検出手段お
よび識別ライン異常検出手段からのエラー信号に基づい
て、故障箇所を判別する ことを特徴とする故障検出シス
テム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28848997A JP3364582B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 故障検出システム |
US09/168,969 US6263380B1 (en) | 1997-10-14 | 1998-10-09 | Measurement data processing unit |
EP98119337.8A EP0910026B1 (en) | 1997-10-14 | 1998-10-13 | Measurement data processing unit |
EP09011868A EP2157537A1 (en) | 1997-10-14 | 1998-10-13 | Measurement data processing unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28848997A JP3364582B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 故障検出システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11125545A JPH11125545A (ja) | 1999-05-11 |
JP3364582B2 true JP3364582B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=17730881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28848997A Expired - Fee Related JP3364582B2 (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-21 | 故障検出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3364582B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP28848997A patent/JP3364582B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11125545A (ja) | 1999-05-11 |
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