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JP3358807B2 - リチウム２次電池およびその積層方法 - Google Patents

リチウム２次電池およびその積層方法

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JP3358807B2
JP3358807B2 JP2000059430A JP2000059430A JP3358807B2 JP 3358807 B2 JP3358807 B2 JP 3358807B2 JP 2000059430 A JP2000059430 A JP 2000059430A JP 2000059430 A JP2000059430 A JP 2000059430A JP 3358807 B2 JP3358807 B2 JP 3358807B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム２次電池お
よびその積層方法に関するものであり、特に陽極板／隔
離膜／陰極板を含んでなる電池板を交互されるように構
成することにより、製品の製造工程を単純化するととも
に性能および特に安定性をさらに向上させ、多様な模
様、大きさおよび所望する容量が得られるようにしたリ
チウム２次電池およびその積層方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】最近情報通信および携帯電話産業の発展
に連れ、すべての電子機器の小型化および軽量化が可能
で、高いエネルギー密度を有するリチウム２次電池を求
めるようになった。一般にリチウム２次電池は陽極／隔
離膜／陰極の３段層構造および陽極／隔離膜／陰極／隔
離膜／陽極の５段層構造からなっており、これを用いて
適正容量の電池を製作する従来の方法としては、積層方
法とワインディング（winding）方法がある。
【０００３】図１および図２に従来のリチウム２次電池
製作方法によるリチウム２次電池の構成が示されるが、
そこで図１は陽極2／隔離膜1／陰極3の構造を有する単
位セルを積層構造とするリチウム２次電池を示し、これ
はそれぞれの電極板2、3と隔離膜1を熱接着（ラミネー
ション）して単位セルをつくり、この単位セルを多数個
積層し、これを容量に合わせ並べて連結した構成を有す
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図１のリ
チウム２次電池は、陽極板、隔離膜と陰極板が熱接着
（ラミネーション）されて密着しているため、 使用者
の誤用あるいは充電器の制御異常によって継続過充電す
る場合、電圧が継続的に上昇し、結局は電池が発火する
ことにより、さらに上記のようなそれぞれの電極板と隔
離膜に熱接着工程および単位セルを積層する工程が複雑
で電池生産を低下させる問題点があった。
【０００５】さらに、図２に示したように従来のワイン
ディング（winding）方法で形成したリチウム２次電池
は容量に合う長さの陽極20／隔離膜10／陰極30の構造を
有する単位セルを中心コアにワインディングすることに
より、円筒形電池をつくる方法である。
【０００６】このようなワインディング方法で形成した
リチウム２次電池はワインディング工程後の電池模様が
一定の円筒形態を維持するようになり、これによる電池
の重さおよび大きさが大きく、さらに電極タップ40を付
着し得る位置も円筒中心の同心円軸に位置した一方電極
とワインディング終端の他方電極に付着位置が固着され
る短所がある。
【０００７】したがって、本発明は上記の問題点を解決
するためのものであり、本発明の目的は、一定の規格に
切断した陽極板および陰極板を積層されるように隔離膜
に接着した後、この電池板を多数回折って交互されるよ
うに構成することにより、製品の製造工程を単純化する
とともに高電流および過電圧充電のとき、電圧によって
製品が発火されるのを防止して製品の性能および特に安
定性をさらに向上させ、多様な模様、大きさおよび所望
する容量が得られるようにしたリチウム２次電池および
その積層方法を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のリチウム２次電池は、一定の大きさに切断
した多数の陽極板および陰極板と、上記各電極板を絶縁
する隔離膜と、上記隔離膜の一側面に上記多数の陽極板
を一定間隔に接着し、上記隔離膜の他側面に上記多数の
陰極板を上記陽極板と対応する位置に接着し多数回折っ
て交互されるように構成した電池板を備えることを特徴
とする。
【０００９】さらに上記の目的を達成するため、本発明
のリチウム２次電池の積層方法は、電極板を絶縁する隔
離膜を電極板が接着されるように接着剤を塗布する第１
段階と、上記接着剤が塗布された隔離膜の一側面に一定
の大きさに切断した多数の陽極板を一定の間隔に接着
し、隔離膜の他側面に一定の大きさに切断した多数の陰
極板を一定間隔に接着して電池板を形成する第２段階
と、上記多数の陽極と陰極が接着された電池板を多数回
折って交互されるように構成して積層をなす第３段階を
含むことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例によるリ
チウム２次電池およびその積層方法について添付の図面
を参照して詳細に説明する。図３および図４に示したよ
うに、リチウム２次電池の初期セル（Cell）は陽極板／
隔離膜／陰極板の３段の積層構造からなる。上記陽極板
300は金属（Foil）（アルミニウム）上に陽極活物質を
塗布、乾燥して製作され、上記隔離膜200の一側面に接
着されるように一定の大きさに切断されている。上記陰
極板400は金属（Foil）（銅）上に陰極活物質を塗布、
乾燥して製作され、上記隔離膜200の他側面に接着され
るように一定の大きさに切断されている。上記各電極板
300、400を絶縁する上記隔離膜200は上記ポリエチレン
（PE）あるいはポリプロピレン（PP）のポリマー多孔質
膜からなるとともに単層および多層構造からなってい
る。上記隔離膜200表面に上記電極板300、400が接着す
るとともにリチウムイオンの伝導性に妨害されないよう
にイオン伝導性接着剤500が塗布されている。このよう
に陽極板300／隔離膜200／陰極板400を含んでなる３段
積層構造の電池板100を多数回折って交互されるように
構成している。
【００１１】上記のような構成を有する本発明の一実施
例によるリチウム２次電池およびその積層方法を添付の
図３および図４を参照してさらに詳細に説明する。図３
に示したように、電極板300、400を絶縁する隔離膜200
の一側面に一定の大きさに切断した多数の陽極板300を
一定の間隔に接着し、上記隔離膜200の他側面には一定
の大きさに切断した多数の陰極板400を上記陽極板300に
対応する位置に接着することにより、上記陽極板300／
隔離膜200／陰極板400を含んでなる３段積層構造である
電池板100の初期セルを構成する。従来の各電池板2、3
と隔離膜１に熱接着（ラミネーション）して単位セルを
つくり、上記単位セルを多数個積層して電池を製作する
構成であり、これに反し、本発明は上記電極板300, 400
と上記隔離膜200に熱接着（ラミネーション）せずに上
記隔離膜200に陽極板300と陰極板400を接着した後、図
４に示したように、接着した上記電池板100の初期セル
を大きさと模様および用途に合わせ多数回折って交互さ
れるように構成した後、接着テープ600を付着して電池
を製作する。一方、本発明は上記実施例に限定されず、
本発明の技術的要旨を脱しない範囲内で多様に変形実施
することができる。
【００１２】
【発明の効果】上述したように、本発明によるリチウム
２次電池およびその積層方法によると、一定の規格に切
断した陽極板および陰極板を積層されるように隔離膜に
接着した後、この電池板を多数回折って交互されるよう
に構成することにより、製品の製造工程を単純化すると
ともに高電流および過電圧充電のとき、電圧によって製
品が発火されるのを防止して製品の性能および特に安定
性をさらに向上させ、多様な模様、大きさおよび所望す
る容量を得ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の積層方法によるリチウム２次電池の積層
構造を示す斜視図である。
【図２】従来のワインディング方法によるリチウム２次
電池の構成を示す斜視図である。
【図３】本発明の一実施例によるリチウム２次電池の断
面構造の説明図である。
【図４】図３のリチウム２次電池の積層構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
100 電池板 200 隔離膜 300 陽極板 400 陰極板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01M 10/40 H01M 10/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一定の大きさに切断した多数の陽極板お
    よび陰極板と、上記各電極板を絶縁する隔離膜と、上記
    隔離膜の一側面に上記多数の陽極板を一定間隔に接着
    し、上記隔離膜の他側面に上記多数の陰極板を上記陽極
    板と対応する位置に接着し多数回折って交互されるよう
    に構成した電池板を備えることを特徴とするリチウム２
    次電池。
  2. 【請求項２】 上記隔離膜はポリエチレンあるいはポリ
    プロピレンからなる単層および多層ポリマー多孔質膜か
    ら形成されたことを特徴とする請求項１に記載のリチウ
    ム２次電池。
  3. 【請求項３】 電極板を絶縁する隔離膜を電極板が接着
    されるように接着剤を塗布する第１段階と、上記接着剤
    が塗布された隔離膜の一側面に一定の大きさに切断した
    多数の陽極板を一定の間隔に接着し、隔離膜の他側面に
    一定の大きさに切断した多数の陰極板を一定間隔に接着
    して電池板を形成する第２段階と、上記多数の陽極およ
    び陰極が接着された電池板を多数回折って交互されるよ
    うに構成して積層をなす第３段階を含むことを特徴とす
    るリチウム２次電池積層方法。
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