JP3353233B2 - 液化高圧ガス容器のガス漏れ検出装置 - Google Patents
液化高圧ガス容器のガス漏れ検出装置Info
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- JP3353233B2 JP3353233B2 JP21477395A JP21477395A JP3353233B2 JP 3353233 B2 JP3353233 B2 JP 3353233B2 JP 21477395 A JP21477395 A JP 21477395A JP 21477395 A JP21477395 A JP 21477395A JP 3353233 B2 JP3353233 B2 JP 3353233B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LPガス等の液化
高圧ガスを充填したガス容器の開閉バルブからのガス漏
れを検査する作業を自動化するガス漏れ検出装置に関す
る。
高圧ガスを充填したガス容器の開閉バルブからのガス漏
れを検査する作業を自動化するガス漏れ検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LPガス等のガス容器は通常、容器本体
101 の頂部にガス注入管102 を突設しその側面にガス注
入口103 と安全弁104 とを各々背向状に設け、且つガス
注入管頂面にガス注入口を開閉する手動開閉弁を進退自
在に設けてなる開閉バルブ110を備えている(図4参
照)。一方、使用済みのガス容器は、例えば本出願人に
よる先提案(特開昭59−93598号、特願平5−3
32122号等)のように、ガス充填機に連絡する搬入
路(コンベア)に個々に載置され、ガス充填機によって
定量充填後、同ガス充填機に連絡する搬出路(コンベ
ア)から搬出される。
101 の頂部にガス注入管102 を突設しその側面にガス注
入口103 と安全弁104 とを各々背向状に設け、且つガス
注入管頂面にガス注入口を開閉する手動開閉弁を進退自
在に設けてなる開閉バルブ110を備えている(図4参
照)。一方、使用済みのガス容器は、例えば本出願人に
よる先提案(特開昭59−93598号、特願平5−3
32122号等)のように、ガス充填機に連絡する搬入
路(コンベア)に個々に載置され、ガス充填機によって
定量充填後、同ガス充填機に連絡する搬出路(コンベ
ア)から搬出される。
【0003】ところで、定量のガスを充填したガス容器
(すなわち製品)は、開閉バルブからのガス漏れの検査
を行ってから出荷される。開閉バルブからのガス漏れは
図4に示すように、開閉弁を閉めた状態でガス注入口か
ら漏れるシート漏れ(図中の矢印イ)、ガスがOリング
部を通りスピンドルとグランドナット又はグランドナッ
トとガス注入管の間から漏洩するバック漏れ(図中の矢
印ロ)、ガス注入管とガス容器本体との間から漏れるネ
ック漏れ(図中の矢印ハ)など、各所で発生する可能性
があり、さらに、開閉バルブ周辺で亀裂が生じるなどの
完全な異常が発生した場合の比較的大量のガス漏れか
ら、開閉バルブの締付けが緩いなどの本来生じる筈のな
い微量のガス漏れまで、広い範囲で可能性がある。よっ
て従来、この種の検査作業は、石けん水,漏洩検知液等
を開閉バルブの周囲に塗布してそれら検知液等の膜が膨
らむかどうかを目視で確認する手段、或いは、ガス検出
器を開閉バルブに近付けてガス漏れをブザー等で検知す
る手段等を用いて専用の作業者が行うようになってお
り、非能率なばかりか、確実性に欠ける虞れのあるもの
であった。
(すなわち製品)は、開閉バルブからのガス漏れの検査
を行ってから出荷される。開閉バルブからのガス漏れは
図4に示すように、開閉弁を閉めた状態でガス注入口か
ら漏れるシート漏れ(図中の矢印イ)、ガスがOリング
部を通りスピンドルとグランドナット又はグランドナッ
トとガス注入管の間から漏洩するバック漏れ(図中の矢
印ロ)、ガス注入管とガス容器本体との間から漏れるネ
ック漏れ(図中の矢印ハ)など、各所で発生する可能性
があり、さらに、開閉バルブ周辺で亀裂が生じるなどの
完全な異常が発生した場合の比較的大量のガス漏れか
ら、開閉バルブの締付けが緩いなどの本来生じる筈のな
い微量のガス漏れまで、広い範囲で可能性がある。よっ
て従来、この種の検査作業は、石けん水,漏洩検知液等
を開閉バルブの周囲に塗布してそれら検知液等の膜が膨
らむかどうかを目視で確認する手段、或いは、ガス検出
器を開閉バルブに近付けてガス漏れをブザー等で検知す
る手段等を用いて専用の作業者が行うようになってお
り、非能率なばかりか、確実性に欠ける虞れのあるもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な従来事情に鑑みなされたものであり、その目的とする
処は、定量充填後のガス容器の開閉バルブからのガス漏
れ検査を、人手を要せずに確実に行うことが出来るガス
漏れ検出装置を提供することにある。
な従来事情に鑑みなされたものであり、その目的とする
処は、定量充填後のガス容器の開閉バルブからのガス漏
れ検査を、人手を要せずに確実に行うことが出来るガス
漏れ検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明のガス漏れ検出装置は、請求項1では、正
立状態で搬入されて来るガス容器を所定の位置で保持す
るクランプ機構と、該クランプ機構で保持されたガス容
器の開閉バルブ直上にて昇降手段により上昇下降自在に
支持され、下降位置にて前記開閉バルブを気密状に覆う
テストカップと、両端開口が上端となるよう設置され内
部に所定量の液体を収容した正面視略U字状の管とを備
え、前記テストカップの内部と前記略U字状管の一端開
口とをホースで連通すると共に、前記略U字状管内の液
体が同管の他端開放部方向に移動したことを検出する水
位検出手段を設けて微量漏洩検出部を構成する一方、前
記ホースの中途部にはテストカップ内が異常圧になった
ことを検出する異常検出部を設け、さらに前記異常検出
部と略U字状管との間には該異常検出部による異常検出
がなかった時にテストカップと略U字状管を連通させる
第1制御弁を備えたことを特徴とする。
ために本発明のガス漏れ検出装置は、請求項1では、正
立状態で搬入されて来るガス容器を所定の位置で保持す
るクランプ機構と、該クランプ機構で保持されたガス容
器の開閉バルブ直上にて昇降手段により上昇下降自在に
支持され、下降位置にて前記開閉バルブを気密状に覆う
テストカップと、両端開口が上端となるよう設置され内
部に所定量の液体を収容した正面視略U字状の管とを備
え、前記テストカップの内部と前記略U字状管の一端開
口とをホースで連通すると共に、前記略U字状管内の液
体が同管の他端開放部方向に移動したことを検出する水
位検出手段を設けて微量漏洩検出部を構成する一方、前
記ホースの中途部にはテストカップ内が異常圧になった
ことを検出する異常検出部を設け、さらに前記異常検出
部と略U字状管との間には該異常検出部による異常検出
がなかった時にテストカップと略U字状管を連通させる
第1制御弁を備えたことを特徴とする。
【0006】また請求項2では、上記略U字状管に供給
する液体を収容し同管に隣接して上下昇降自在に設置さ
れたタンクと、該タンクの底部と前記略U字状管の下端
部を連通する連絡管と、該連絡管の中途部に設けた第2
制御弁と、前記タンク内の水位が上記水位検出手段によ
る水位検出レベルの下方に設定した基準レベルにあるこ
とを検出する水位センサーと、前記タンク内の水位が前
記基準レベルになるべく同タンクを上下昇降させる第2
昇降手段とを備え、上記第1制御弁が閉じている時に前
記第2制御弁を開いて略U字状管とタンクを連通させ、
この状態で前記タンクを上下昇降させて略U字状管内の
液体の水位を前記基準レベルに一致せしめる基準水位回
復機構を具備したことを特徴とする。
する液体を収容し同管に隣接して上下昇降自在に設置さ
れたタンクと、該タンクの底部と前記略U字状管の下端
部を連通する連絡管と、該連絡管の中途部に設けた第2
制御弁と、前記タンク内の水位が上記水位検出手段によ
る水位検出レベルの下方に設定した基準レベルにあるこ
とを検出する水位センサーと、前記タンク内の水位が前
記基準レベルになるべく同タンクを上下昇降させる第2
昇降手段とを備え、上記第1制御弁が閉じている時に前
記第2制御弁を開いて略U字状管とタンクを連通させ、
この状態で前記タンクを上下昇降させて略U字状管内の
液体の水位を前記基準レベルに一致せしめる基準水位回
復機構を具備したことを特徴とする。
【0007】さらに請求項3では、上記テストカップの
内部に連通させて設けた第3制御弁を備え、同テストカ
ップで開閉バルブを覆った直後に前記第3制御弁を所定
時間開弁させてテストカップ内部を大気圧状態に維持す
る誤作動防止機構を具備したことを特徴とする。尚、本
発明でいう正面視略U字状の管(略U字状管)とは、透
明又は不透明の管体からなる液柱計(マノメータ)を指
し、その正面視形状はU字状、V字状等の周知な形状を
含むものである。
内部に連通させて設けた第3制御弁を備え、同テストカ
ップで開閉バルブを覆った直後に前記第3制御弁を所定
時間開弁させてテストカップ内部を大気圧状態に維持す
る誤作動防止機構を具備したことを特徴とする。尚、本
発明でいう正面視略U字状の管(略U字状管)とは、透
明又は不透明の管体からなる液柱計(マノメータ)を指
し、その正面視形状はU字状、V字状等の周知な形状を
含むものである。
【0008】以上の手段によれば、下記の作用がある。 (請求項1)クランプ機構で保持したガス容器の開閉バ
ルブを、昇降手段の作動で下降させたテストカップで覆
って気密状に被覆する。この状態で、開閉バルブ周辺に
何らかの異常が生じて開閉バルブから比較的大量のガス
漏れがあった場合はテストカップ内が異常圧になり、こ
れを異常検出部が検出する。開閉バルブに異常が無い場
合(比較的大量のガス漏れが無い場合)は異常検出部に
よる異常検出がなされず、この時第1制御弁が開弁して
テストカップと略U字状管が連通し、この状態で、開閉
バルブが緩むなどの異常により微量のガス漏れがある
と、略U字状管内の液体が同管の他端開放部方向に移動
し、これを水位検出手段が検知して微量のガス漏れを検
出する。
ルブを、昇降手段の作動で下降させたテストカップで覆
って気密状に被覆する。この状態で、開閉バルブ周辺に
何らかの異常が生じて開閉バルブから比較的大量のガス
漏れがあった場合はテストカップ内が異常圧になり、こ
れを異常検出部が検出する。開閉バルブに異常が無い場
合(比較的大量のガス漏れが無い場合)は異常検出部に
よる異常検出がなされず、この時第1制御弁が開弁して
テストカップと略U字状管が連通し、この状態で、開閉
バルブが緩むなどの異常により微量のガス漏れがある
と、略U字状管内の液体が同管の他端開放部方向に移動
し、これを水位検出手段が検知して微量のガス漏れを検
出する。
【0009】(請求項2)第2制御弁を開いてタンクと
略U字状管を連通させてタンク内の水位と略U字状管内
の水位を一致させ、この状態で水位センサー及び第2昇
降手段の作動によりタンク内の水位を基準レベルに位置
せしめて、略U字状管内の水位が常に基準レベルに維持
されるようにする。
略U字状管を連通させてタンク内の水位と略U字状管内
の水位を一致させ、この状態で水位センサー及び第2昇
降手段の作動によりタンク内の水位を基準レベルに位置
せしめて、略U字状管内の水位が常に基準レベルに維持
されるようにする。
【0010】(請求項3)テストカップで開閉バルブを
覆った直後に第3制御弁を開いてテストカップ内部を大
気圧状態に維持して、異常検出部,微量漏洩検出部の誤
作動を防止する。
覆った直後に第3制御弁を開いてテストカップ内部を大
気圧状態に維持して、異常検出部,微量漏洩検出部の誤
作動を防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図5を参照して説明する。図1は本発明のガス漏れ検
出装置Aの全体構造を示す簡略図でガス漏れ検査中(作
動中)の状態、図2は検査前(クランプ前)の状態を夫
々示し、また図3は図2におけるテストカップ周りの拡
大図、図4は図1における開閉バルブ周りの拡大図、図
5は本発明の検出装置Aを備えたガス充填装置を示して
いる。すなわち、本実施形態では図5に示すように、液
化高圧ガス容器(以下、単に「ガス容器」と称す)100
を回転式のガス充填機Bから搬出する搬出路D途中にガ
ス漏れ検出装置Aを配設した例を示している。回転式の
ガス充填機Bは、本出願人による先提案の特開昭59−
93598号、特願平5−332122号等に記載され
るように、搬入路Cから搬入されるガス容器100 に円盤
状のターンテーブルB1 上において所定量までガス充填
する装置類を装設した構造になっている。尚、図中E,
Fは搬入路C、搬出路Dの所定箇所に設けた計量部で、
計量部Eによって個々のガス容器100 を満充填する為に
必要なガス充填量を算出すると共に、計量部Fによって
充填後のガス容器100 の重量(ガス充填量)のチェック
を行うようになっている。
〜図5を参照して説明する。図1は本発明のガス漏れ検
出装置Aの全体構造を示す簡略図でガス漏れ検査中(作
動中)の状態、図2は検査前(クランプ前)の状態を夫
々示し、また図3は図2におけるテストカップ周りの拡
大図、図4は図1における開閉バルブ周りの拡大図、図
5は本発明の検出装置Aを備えたガス充填装置を示して
いる。すなわち、本実施形態では図5に示すように、液
化高圧ガス容器(以下、単に「ガス容器」と称す)100
を回転式のガス充填機Bから搬出する搬出路D途中にガ
ス漏れ検出装置Aを配設した例を示している。回転式の
ガス充填機Bは、本出願人による先提案の特開昭59−
93598号、特願平5−332122号等に記載され
るように、搬入路Cから搬入されるガス容器100 に円盤
状のターンテーブルB1 上において所定量までガス充填
する装置類を装設した構造になっている。尚、図中E,
Fは搬入路C、搬出路Dの所定箇所に設けた計量部で、
計量部Eによって個々のガス容器100 を満充填する為に
必要なガス充填量を算出すると共に、計量部Fによって
充填後のガス容器100 の重量(ガス充填量)のチェック
を行うようになっている。
【0012】ガス容器100 は従来技術の項でも説明した
が、容器本体101 の頂部にガス注入管102 を突設すると
共に、その側面にガス注入口103 と安全弁104 とを各々
背向状に設け、さらにガス注入管102 の上端にガス注入
口103 を開閉する手動開閉弁105 を進退可能に螺着して
なる開閉バルブ110 を備えている。またこの種ガス容器
100 は通常、容量50kg程度の大型タイプのものと、
容量20kg程度の小型タイプのものがある。
が、容器本体101 の頂部にガス注入管102 を突設すると
共に、その側面にガス注入口103 と安全弁104 とを各々
背向状に設け、さらにガス注入管102 の上端にガス注入
口103 を開閉する手動開閉弁105 を進退可能に螺着して
なる開閉バルブ110 を備えている。またこの種ガス容器
100 は通常、容量50kg程度の大型タイプのものと、
容量20kg程度の小型タイプのものがある。
【0013】ガス容器100 を搬送する搬入路Cと搬出路
Dは、図1,図2に示すように、搬送用コロ201 を複数
並設して搬送路面200 を構成するコロコンベヤであっ
て、搬出路Dにおけるガス漏れ検出装置Aと対応する位
置に、2対のシリンダ202 で扛上される受け脚203 を、
各搬送用コロ201 間から上方に突出するように配置し、
検出装置Aに到達したガス容器100 を検出センサー(図
示せず)が検出すると、シリンダ202 が作動して受け脚
203 を搬送用コロ201 上から突出させてガス容器100 を
扛上させ(図1の状態)、それによりガス容器100 を搬
送路面200 の動向とは無関係に一時的に停止させること
ができるようにしてある。
Dは、図1,図2に示すように、搬送用コロ201 を複数
並設して搬送路面200 を構成するコロコンベヤであっ
て、搬出路Dにおけるガス漏れ検出装置Aと対応する位
置に、2対のシリンダ202 で扛上される受け脚203 を、
各搬送用コロ201 間から上方に突出するように配置し、
検出装置Aに到達したガス容器100 を検出センサー(図
示せず)が検出すると、シリンダ202 が作動して受け脚
203 を搬送用コロ201 上から突出させてガス容器100 を
扛上させ(図1の状態)、それによりガス容器100 を搬
送路面200 の動向とは無関係に一時的に停止させること
ができるようにしてある。
【0014】ガス漏れ検出装置Aは、受け脚203 により
扛上支持されたガス容器100 を保持するクランプ機構a
1、該クランプ機構a1で保持されたガス容器100 の開
閉バルブ110 直上位置にて昇降手段a2により上昇下降
自在に支持されたテストカップ1、内部に所定量の液体
2を収容した正面視略U字状の透明管(以下、「略U字
状管」と称す)3、テストカップ1と略U字状管3を連
通させるホース4、ホース4の中途部位に配設される安
全装置5,第1制御弁6、安全装置5を構成する安全弁
が開弁したことを検出する検出器7、略U字状管3内の
液体2が同管3の他端開放部3b方向に移動したことを
検出する水位検出手段8、検出装置Aにおける各構成部
材の作動を後述する如く制御する制御部9などを備え、
前記安全装置5と検出器7で異常検出部a3を構成する
と共に、略U字状管3,第1制御弁6,水位検出手段8
で微量漏洩検出部a4を構成している。
扛上支持されたガス容器100 を保持するクランプ機構a
1、該クランプ機構a1で保持されたガス容器100 の開
閉バルブ110 直上位置にて昇降手段a2により上昇下降
自在に支持されたテストカップ1、内部に所定量の液体
2を収容した正面視略U字状の透明管(以下、「略U字
状管」と称す)3、テストカップ1と略U字状管3を連
通させるホース4、ホース4の中途部位に配設される安
全装置5,第1制御弁6、安全装置5を構成する安全弁
が開弁したことを検出する検出器7、略U字状管3内の
液体2が同管3の他端開放部3b方向に移動したことを
検出する水位検出手段8、検出装置Aにおける各構成部
材の作動を後述する如く制御する制御部9などを備え、
前記安全装置5と検出器7で異常検出部a3を構成する
と共に、略U字状管3,第1制御弁6,水位検出手段8
で微量漏洩検出部a4を構成している。
【0015】またガス漏れ検出装置Aは、略U字状管3
に隣接して上下昇降自在に設置されたタンク10、該タ
ンク10の底部と略U字状管3の下端部を連通するべく
配設した連絡管11、該連絡管11の中途部に設けた第
2制御弁12、タンク10内に設けた水位センサー1
3、タンク10を上下昇降させる第2昇降手段14など
により、微量漏洩検出部a4の基準水位回復機構a5を
構成すると共に、テストカップ1の内部に連通させて第
3制御弁15を設けて誤作動防止機構a6を構成してい
る。
に隣接して上下昇降自在に設置されたタンク10、該タ
ンク10の底部と略U字状管3の下端部を連通するべく
配設した連絡管11、該連絡管11の中途部に設けた第
2制御弁12、タンク10内に設けた水位センサー1
3、タンク10を上下昇降させる第2昇降手段14など
により、微量漏洩検出部a4の基準水位回復機構a5を
構成すると共に、テストカップ1の内部に連通させて第
3制御弁15を設けて誤作動防止機構a6を構成してい
る。
【0016】クランプ機構a1は図1,図2に示すよう
に、前述したシリンダ202 で扛上されたガス容器100 の
下端近傍部分を左右両側から挟むように一対のクランプ
アーム20を対向して配設すると共に、それらクランプ
アーム20の各々の基端部に接続したリンク杆21の基
端同士を回動可能に軸支し、その軸支部22に連結した
ロッド23をシリンダ等の駆動手段(不図示)に接続し
て、該駆動手段の作動でロッド23が上下動し、これに
伴い両クランプアーム20が、その先端クランプ部24
同士が接離する方向に回動して、両クランプ部24でガ
ス容器100 を保持するように構成する。図1にクランプ
機構a1によるガス容器100 の保持状態を、図2に同開
放状態を示す。
に、前述したシリンダ202 で扛上されたガス容器100 の
下端近傍部分を左右両側から挟むように一対のクランプ
アーム20を対向して配設すると共に、それらクランプ
アーム20の各々の基端部に接続したリンク杆21の基
端同士を回動可能に軸支し、その軸支部22に連結した
ロッド23をシリンダ等の駆動手段(不図示)に接続し
て、該駆動手段の作動でロッド23が上下動し、これに
伴い両クランプアーム20が、その先端クランプ部24
同士が接離する方向に回動して、両クランプ部24でガ
ス容器100 を保持するように構成する。図1にクランプ
機構a1によるガス容器100 の保持状態を、図2に同開
放状態を示す。
【0017】昇降手段a2はテストカップ1を上下昇降
させてテストカップ1の位置を所定に設定調整するため
のもので、図1〜図3に示すように、その主調整を行う
第1シリンダ30と、微調整を行う第2シリンダ40と
を備えてなる。第1シリンダ30は、搬出路Dの側方に
立設した支柱31の上端に上側基板32を固定し、この
上側基板32の上面に立設したセルロックシリンダによ
り構成する。また支柱31の側面所定高さ位置に固定し
た下側基板33と上側基板32との間には、左右2本の
リニアシャフト34を縦設し、且つこれら両シャフト3
4に各々上下昇降自在に嵌挿したリニアブッシュ35に
よって第1プレート36を水平支持し、この第1プレー
ト36に第1シリンダ30のロッド30aを接続して、
第1シリンダ30の作動で第1プレート36が上下昇降
するよう構成する。また、第1プレート36の下面には
支持棒37を垂設し、この支持棒37の下端には第1マ
イクロスイッチ38を設け、該マイクロスイッチ38が
ガス容器100 の頂面部に接した時に第1シリンダ30の
作動が停止して第1プレート36を所定高さ位置に支持
し、引き続き第2シリンダ40が作動開始して後述する
第2プレート41が下降するよう構成する。
させてテストカップ1の位置を所定に設定調整するため
のもので、図1〜図3に示すように、その主調整を行う
第1シリンダ30と、微調整を行う第2シリンダ40と
を備えてなる。第1シリンダ30は、搬出路Dの側方に
立設した支柱31の上端に上側基板32を固定し、この
上側基板32の上面に立設したセルロックシリンダによ
り構成する。また支柱31の側面所定高さ位置に固定し
た下側基板33と上側基板32との間には、左右2本の
リニアシャフト34を縦設し、且つこれら両シャフト3
4に各々上下昇降自在に嵌挿したリニアブッシュ35に
よって第1プレート36を水平支持し、この第1プレー
ト36に第1シリンダ30のロッド30aを接続して、
第1シリンダ30の作動で第1プレート36が上下昇降
するよう構成する。また、第1プレート36の下面には
支持棒37を垂設し、この支持棒37の下端には第1マ
イクロスイッチ38を設け、該マイクロスイッチ38が
ガス容器100 の頂面部に接した時に第1シリンダ30の
作動が停止して第1プレート36を所定高さ位置に支持
し、引き続き第2シリンダ40が作動開始して後述する
第2プレート41が下降するよう構成する。
【0018】第2シリンダ40は、第1プレート36の
上面に立設したシリンダにより構成する。また第2シリ
ンダ40のロッド40a先端には第2プレート41を水
平に固定し、この第2プレート41の左右両側に上下昇
降可能に垂設した垂直軸42の各々の下端に水平軸43
を設け、両水平軸43の内端をテストカップ1の周面に
固定して両垂直軸42の下端部間にテストカップ1を吊
持状に支持する。また、第2プレート41と夫々の垂直
軸42の下端部との間にはバネ44を介設し、垂直軸4
2(テストカップ1)が常時下方へ付勢されるよう構成
する。さらに前述した支持棒37の中高部位には第2マ
イクロスイッチ45を設け、第2シリンダ40の作動に
よって第2プレート41が下降し、これと一体に下降す
るテストカップ1が開閉バルブ110 を気密状に覆った時
に第2プレート41が第2マイクロスイッチ45に接し
て第2シリンダ40の作動が停止するように構成する。
上面に立設したシリンダにより構成する。また第2シリ
ンダ40のロッド40a先端には第2プレート41を水
平に固定し、この第2プレート41の左右両側に上下昇
降可能に垂設した垂直軸42の各々の下端に水平軸43
を設け、両水平軸43の内端をテストカップ1の周面に
固定して両垂直軸42の下端部間にテストカップ1を吊
持状に支持する。また、第2プレート41と夫々の垂直
軸42の下端部との間にはバネ44を介設し、垂直軸4
2(テストカップ1)が常時下方へ付勢されるよう構成
する。さらに前述した支持棒37の中高部位には第2マ
イクロスイッチ45を設け、第2シリンダ40の作動に
よって第2プレート41が下降し、これと一体に下降す
るテストカップ1が開閉バルブ110 を気密状に覆った時
に第2プレート41が第2マイクロスイッチ45に接し
て第2シリンダ40の作動が停止するように構成する。
【0019】テストカップ1は、ポリカーボネート等の
所望の合成樹脂材を用いて、図4に示すように下面を開
口する倒立カップ形状で、且つ開閉バルブ110 をその全
高にわたって上から覆って開閉バルブ110 周りを気密状
に被覆可能に形成する。テストカップ1の下面開口1a
の開口縁にはゴム等で形成されたパッキン1bを周設
し、このパッキン1bが開閉バルブ110 を覆う際のクッ
ションの役目を果たすと共に、開閉バルブ110 をテスト
カップ1で被覆した際の気密性が確実に保持されるよう
にする。またテストカップ1は左右両側面に前述した水
平軸43を連結して昇降手段a2により昇降自在に支持
され、第1シリンダ30及び第1マイクロスイッチ38
の作動によりその高さを適宜に調整されて開閉バルブ11
0 をその全高にわたって上から覆い、さらに第2シリン
ダ40及び第2マイクロスイッチ45の作動によりその
高さを微調整されて同開閉バルブ110 を気密状に被覆す
るようになる。
所望の合成樹脂材を用いて、図4に示すように下面を開
口する倒立カップ形状で、且つ開閉バルブ110 をその全
高にわたって上から覆って開閉バルブ110 周りを気密状
に被覆可能に形成する。テストカップ1の下面開口1a
の開口縁にはゴム等で形成されたパッキン1bを周設
し、このパッキン1bが開閉バルブ110 を覆う際のクッ
ションの役目を果たすと共に、開閉バルブ110 をテスト
カップ1で被覆した際の気密性が確実に保持されるよう
にする。またテストカップ1は左右両側面に前述した水
平軸43を連結して昇降手段a2により昇降自在に支持
され、第1シリンダ30及び第1マイクロスイッチ38
の作動によりその高さを適宜に調整されて開閉バルブ11
0 をその全高にわたって上から覆い、さらに第2シリン
ダ40及び第2マイクロスイッチ45の作動によりその
高さを微調整されて同開閉バルブ110 を気密状に被覆す
るようになる。
【0020】テストカップ1の正面側には第1通気孔1
cを貫通開穿してホース4の一端4aを接続し、このホ
ース4の中途部分に異常検出部a3を形成すると共に、
同ホース4の他端4b側に微量漏洩検出部a4を形成し
て、後述する異常検知及び微量漏洩検知を行うようにす
る。ホース4は、所望の合成樹脂等で形成されたフレキ
シブルホースからなり、その一端4aから安全装置5配
設箇所手前側までの部分はテストカップ1と一体的に上
下昇降可能に配設し、且つ安全装置5配設箇所から他端
4bまでは安全装置5、第1制御弁6を設置可能なよう
移動不能に配設する。また、またテストカップ1の上面
側には第2通気孔1dを貫通開穿して第2ホース50の
一端50aを接続し、その第2ホース50の中途部に第
3制御弁15を設けて、後述する誤作動防止機構a6を
構成する。
cを貫通開穿してホース4の一端4aを接続し、このホ
ース4の中途部分に異常検出部a3を形成すると共に、
同ホース4の他端4b側に微量漏洩検出部a4を形成し
て、後述する異常検知及び微量漏洩検知を行うようにす
る。ホース4は、所望の合成樹脂等で形成されたフレキ
シブルホースからなり、その一端4aから安全装置5配
設箇所手前側までの部分はテストカップ1と一体的に上
下昇降可能に配設し、且つ安全装置5配設箇所から他端
4bまでは安全装置5、第1制御弁6を設置可能なよう
移動不能に配設する。また、またテストカップ1の上面
側には第2通気孔1dを貫通開穿して第2ホース50の
一端50aを接続し、その第2ホース50の中途部に第
3制御弁15を設けて、後述する誤作動防止機構a6を
構成する。
【0021】異常検出部a3は、ホース4の中途部に設
けた安全装置5と、安全装置5の作動を検知する検出器
7とからなる。安全装置5は、ホース4内の通気量が一
定圧力以上(例えば吹き出し圧力200〜300mmH
2 O以上)の時に開弁する安全弁からなり、テストカッ
プ1により気密状に覆われた開閉バルブ110 若しくはそ
の周辺に何等かの異常が発生し、該開閉バルブ110 周辺
からから前記一定圧力以上の比較的大量のガス漏れがあ
った場合、すなわち完全な異常が発生して前記テストカ
ップ1内が異常圧になった場合に安全弁が開弁してその
漏洩ガスを外部に放出するよう構成する。検出器7は、
安全弁が開弁して漏洩ガスが外部に放出されたことを検
知するセンサーからなり、その検出信号を制御部9に送
るよう構成する。検出器7からの検出信号を受けた制御
部9は、不図示の報知手段を作動させて異常検出部a3
において異常が検出されたこと、換言すれば、開閉バル
ブ110 若しくはその周辺で亀裂などが生じて比較的大量
のガスが漏れている完全な異常が発生していることを報
知する。
けた安全装置5と、安全装置5の作動を検知する検出器
7とからなる。安全装置5は、ホース4内の通気量が一
定圧力以上(例えば吹き出し圧力200〜300mmH
2 O以上)の時に開弁する安全弁からなり、テストカッ
プ1により気密状に覆われた開閉バルブ110 若しくはそ
の周辺に何等かの異常が発生し、該開閉バルブ110 周辺
からから前記一定圧力以上の比較的大量のガス漏れがあ
った場合、すなわち完全な異常が発生して前記テストカ
ップ1内が異常圧になった場合に安全弁が開弁してその
漏洩ガスを外部に放出するよう構成する。検出器7は、
安全弁が開弁して漏洩ガスが外部に放出されたことを検
知するセンサーからなり、その検出信号を制御部9に送
るよう構成する。検出器7からの検出信号を受けた制御
部9は、不図示の報知手段を作動させて異常検出部a3
において異常が検出されたこと、換言すれば、開閉バル
ブ110 若しくはその周辺で亀裂などが生じて比較的大量
のガスが漏れている完全な異常が発生していることを報
知する。
【0022】微量漏洩検出部a4は、ホース4の他端4
bに接続した略U字状管3,略U字状管3と安全装置5
の間に設けた第1制御弁6,略U字状管3に設けた水位
検出手段8からなる。
bに接続した略U字状管3,略U字状管3と安全装置5
の間に設けた第1制御弁6,略U字状管3に設けた水位
検出手段8からなる。
【0023】略U字状管3は、透明合成樹脂や透明ガラ
ス等で形成された正面視略U字状の透明な管体からなる
マノメータで、内部に不凍液等の液体2を所定量収容し
て、その両端開口3a,3bが上端となるように所定位
置に設置される。本実施形態においては略U字状管3の
一半部3−1にフロート55を上下昇降可能に挿入し、
他半部3−2における液体2の水位2aとフロート55
の上端55aを同一レベルに位置させる。尚、液体2が
着色したものであればフロート55は必要なく、その場
合は図示しないが、略U字状管3の一半部3−1におけ
る液体2の水位と、他半部3−2における液体2の水位
2aとが同一レベルに位置することは云うまでもない。
さらに、後述する水位検出手段8が、透過型光センサー
に代えて接触型の水位検出センサーなどを採用するタイ
プのものである場合は、略U字状管3は透明である必要
は無く、且つ液体2を着色する必要もない。略U字状管
3の一端開口3aにはホース4の他端4bを接続して、
略U字状管3内部とテストカップ1内部をホース4を介
して連通させる。略U字状管3の他端開口3bは開放端
とし、該開放部3bには管56を介して、開放口57を
有するオーバーフロー防止タンク58を接続する。
ス等で形成された正面視略U字状の透明な管体からなる
マノメータで、内部に不凍液等の液体2を所定量収容し
て、その両端開口3a,3bが上端となるように所定位
置に設置される。本実施形態においては略U字状管3の
一半部3−1にフロート55を上下昇降可能に挿入し、
他半部3−2における液体2の水位2aとフロート55
の上端55aを同一レベルに位置させる。尚、液体2が
着色したものであればフロート55は必要なく、その場
合は図示しないが、略U字状管3の一半部3−1におけ
る液体2の水位と、他半部3−2における液体2の水位
2aとが同一レベルに位置することは云うまでもない。
さらに、後述する水位検出手段8が、透過型光センサー
に代えて接触型の水位検出センサーなどを採用するタイ
プのものである場合は、略U字状管3は透明である必要
は無く、且つ液体2を着色する必要もない。略U字状管
3の一端開口3aにはホース4の他端4bを接続して、
略U字状管3内部とテストカップ1内部をホース4を介
して連通させる。略U字状管3の他端開口3bは開放端
とし、該開放部3bには管56を介して、開放口57を
有するオーバーフロー防止タンク58を接続する。
【0024】第1制御弁6はホース4における略U字状
管3と安全装置5の間に設ける。第1制御弁6は、異常
検出部a3による異常検出がなかった時に所定時間開弁
するよう、その作動を制御部9によって制御される。
管3と安全装置5の間に設ける。第1制御弁6は、異常
検出部a3による異常検出がなかった時に所定時間開弁
するよう、その作動を制御部9によって制御される。
【0025】水位検出手段8は、略U字状管3の一半部
3−1を両側から挟むように配置された一対の透過型光
センサー8a,8bからなり、一半部3−1側の水位が
上がるとフロート55が上昇して両センサー8a,8b
間を遮断し、これにより略U字状管3内の液体2が同略
U字状管3の開放端3b方向に移動した(一半部3−1
側の水位が上がった)ことを検出し、さらにその検出信
号を制御部9に送るよう構成する。尚、前述のように、
水位検出手段8は透過型光センサーからなるものに限定
されず、略U字状管3内の液体2が同管3の開放端3b
方向に移動したことを検出可能な周知の水位検出センサ
ーを備えたものであっても良い。水位検出手段8からの
検出信号を受けた制御部9は、不図示の報知手段を作動
させて、微量漏洩検出部a4において微量のガス漏れが
検出されたこと、換言すれば、開閉バルブ110 の締付け
が緩いなどの本来生じる筈のない微量のガス漏れが発生
していることを報知する。
3−1を両側から挟むように配置された一対の透過型光
センサー8a,8bからなり、一半部3−1側の水位が
上がるとフロート55が上昇して両センサー8a,8b
間を遮断し、これにより略U字状管3内の液体2が同略
U字状管3の開放端3b方向に移動した(一半部3−1
側の水位が上がった)ことを検出し、さらにその検出信
号を制御部9に送るよう構成する。尚、前述のように、
水位検出手段8は透過型光センサーからなるものに限定
されず、略U字状管3内の液体2が同管3の開放端3b
方向に移動したことを検出可能な周知の水位検出センサ
ーを備えたものであっても良い。水位検出手段8からの
検出信号を受けた制御部9は、不図示の報知手段を作動
させて、微量漏洩検出部a4において微量のガス漏れが
検出されたこと、換言すれば、開閉バルブ110 の締付け
が緩いなどの本来生じる筈のない微量のガス漏れが発生
していることを報知する。
【0026】略U字状管3内に収容する液体2の量は、
フロート55の上端(一半部3−1の水位)55aが、
水位検出手段8による検出レベルより数mm下方に設定
した基準レベルXに位置する量とする。また本実施形態
では前述の如く、タンク10,連絡管11,第2制御弁
12,水位センサー13,第2昇降手段14等を装備し
て、略U字状管3内の液体2の量を前記した量に常時維
持するための基準水位回復機構a5を構成している。
フロート55の上端(一半部3−1の水位)55aが、
水位検出手段8による検出レベルより数mm下方に設定
した基準レベルXに位置する量とする。また本実施形態
では前述の如く、タンク10,連絡管11,第2制御弁
12,水位センサー13,第2昇降手段14等を装備し
て、略U字状管3内の液体2の量を前記した量に常時維
持するための基準水位回復機構a5を構成している。
【0027】タンク10は、略U字状管3に供給するた
めの液体2’を所定量収容するもので、上面に補給口1
0aと挿通孔10bを備え、略U字状管3に隣接する所
定箇所に、第2昇降手段14を介して上昇下降自在に設
置する。タンク10の底部には通孔10cを開穿して連
絡管11の一端を接続し、該連絡管11の他端は略U字
状管3の下端部に開穿した通孔3cに接続して、連絡管
11を介してタンク10内部と略U字状管3内部を連通
させる。連絡管11の中途部には第2制御弁12を設
け、該第2制御弁12は、前述した第1制御弁6が閉弁
状態にあるとき開弁し、同第1制御弁6が開弁状態にあ
るとき閉弁するよう、制御部9によってその作動を制御
される。
めの液体2’を所定量収容するもので、上面に補給口1
0aと挿通孔10bを備え、略U字状管3に隣接する所
定箇所に、第2昇降手段14を介して上昇下降自在に設
置する。タンク10の底部には通孔10cを開穿して連
絡管11の一端を接続し、該連絡管11の他端は略U字
状管3の下端部に開穿した通孔3cに接続して、連絡管
11を介してタンク10内部と略U字状管3内部を連通
させる。連絡管11の中途部には第2制御弁12を設
け、該第2制御弁12は、前述した第1制御弁6が閉弁
状態にあるとき開弁し、同第1制御弁6が開弁状態にあ
るとき閉弁するよう、制御部9によってその作動を制御
される。
【0028】水位センサー13は、タンク10を昇降支
持する壁面60に突設した水平支持杆61の先端に垂設
した周知のレベル検出センサーからなり、その垂直軸部
13aをタンク10の挿通孔10bに挿通すると共に、
該軸部13a下端の検出部13bを前述した基準レベル
Xと同レベルに設定し、これにより、タンク10内の液
体2’の水位が前記基準レベルXと同レベルにあること
を検出し、さらにその検出信号を制御部9に送るよう構
成する。
持する壁面60に突設した水平支持杆61の先端に垂設
した周知のレベル検出センサーからなり、その垂直軸部
13aをタンク10の挿通孔10bに挿通すると共に、
該軸部13a下端の検出部13bを前述した基準レベル
Xと同レベルに設定し、これにより、タンク10内の液
体2’の水位が前記基準レベルXと同レベルにあること
を検出し、さらにその検出信号を制御部9に送るよう構
成する。
【0029】第2昇降手段14は、前記壁面60に上下
の軸受け62を突設すると共に両軸受け62によりスク
リュー軸63を回動自在に支持し、さらにそのスクリュ
ー軸63を正逆回転させる正逆回転モータ64を設け、
且つスクリュー軸63には該スクリュー軸63の回動に
伴い上下昇降するボールネジ65を嵌装し、該ボールネ
ジ65をタンク10側面に固定する。そうして、第2制
御弁12が開いた状態において、タンク10内の液体
2’の水位(すなわち、略U字状管3内のフロート55
の上端55aの位置)が、前述した基準レベルXにある
か否かを水位センサー13によって検出し、該基準レベ
ルXに無い場合は、モータ64の作動によりタンク10
を上下昇降させてタンク10内の水位を基準レベルXに
位置せしめ、これによりフロート55の上端55aが基
準レベルXに設定されるよう構成する。
の軸受け62を突設すると共に両軸受け62によりスク
リュー軸63を回動自在に支持し、さらにそのスクリュ
ー軸63を正逆回転させる正逆回転モータ64を設け、
且つスクリュー軸63には該スクリュー軸63の回動に
伴い上下昇降するボールネジ65を嵌装し、該ボールネ
ジ65をタンク10側面に固定する。そうして、第2制
御弁12が開いた状態において、タンク10内の液体
2’の水位(すなわち、略U字状管3内のフロート55
の上端55aの位置)が、前述した基準レベルXにある
か否かを水位センサー13によって検出し、該基準レベ
ルXに無い場合は、モータ64の作動によりタンク10
を上下昇降させてタンク10内の水位を基準レベルXに
位置せしめ、これによりフロート55の上端55aが基
準レベルXに設定されるよう構成する。
【0030】また、タンク10の側面には検出子66を
突設すると共に、壁面60には補充水位検出用のローリ
ミットスイッチ67と満水位検出用のアッパーリミット
68を設ける。そうして、タンク10内の液体2’が減
少してその水位がタンク10底壁近くまでに達し、これ
に伴いタンク10が上昇を続けると検出子66がローリ
ミットスイッチ67に接して制御部9に検出信号が送ら
れ、制御部9を介して不図示の報知手段により、タンク
10内の液体2’が補給状態にあることを報知するよう
構成する。前記報知がなされると人為的手段若しくは自
動供給装置(不図示)を介して補給口10aから液体
2’を補給するが、この時、タンク10内の液体2’が
増加してその水位がタンク10上壁近くまでに達し、こ
れに伴いタンク10が下降を続けると検出子66がアッ
パーリミットスイッチ68に接して制御部9に検出信号
が送られ、制御部9を介して不図示の報知手段により、
タンク10内の液体2’が満水状態にあることを報知す
るよう構成する。
突設すると共に、壁面60には補充水位検出用のローリ
ミットスイッチ67と満水位検出用のアッパーリミット
68を設ける。そうして、タンク10内の液体2’が減
少してその水位がタンク10底壁近くまでに達し、これ
に伴いタンク10が上昇を続けると検出子66がローリ
ミットスイッチ67に接して制御部9に検出信号が送ら
れ、制御部9を介して不図示の報知手段により、タンク
10内の液体2’が補給状態にあることを報知するよう
構成する。前記報知がなされると人為的手段若しくは自
動供給装置(不図示)を介して補給口10aから液体
2’を補給するが、この時、タンク10内の液体2’が
増加してその水位がタンク10上壁近くまでに達し、こ
れに伴いタンク10が下降を続けると検出子66がアッ
パーリミットスイッチ68に接して制御部9に検出信号
が送られ、制御部9を介して不図示の報知手段により、
タンク10内の液体2’が満水状態にあることを報知す
るよう構成する。
【0031】さらに本実施形態では前述の如く、第2ホ
ース50,第3制御弁15を装備して誤作動防止機構a
6を構成している。第2ホース50は、テストカップ1
上面に設けた第2通気孔1dに一端50aを接続してテ
ストカップ1内部に連通し、他端50bは開放端とする
と共に、中途部には第3制御弁15を設ける。第3制御
弁15は、テストカップ1が開閉バルブ110 を気密状に
覆ったことを第2マイクロスイッチ45が検出した後、
所定時間開弁してテストカップ1内の圧力が大気圧とほ
ぼ同程度に維持されるよう、制御部9によってその作動
を制御される。
ース50,第3制御弁15を装備して誤作動防止機構a
6を構成している。第2ホース50は、テストカップ1
上面に設けた第2通気孔1dに一端50aを接続してテ
ストカップ1内部に連通し、他端50bは開放端とする
と共に、中途部には第3制御弁15を設ける。第3制御
弁15は、テストカップ1が開閉バルブ110 を気密状に
覆ったことを第2マイクロスイッチ45が検出した後、
所定時間開弁してテストカップ1内の圧力が大気圧とほ
ぼ同程度に維持されるよう、制御部9によってその作動
を制御される。
【0032】制御部9は、上述したクランプ機構a1,
昇降手段a2,異常検出部a3,微量漏洩検出部a4,
基準水位回復機構a5,誤作動防止機構a6,報知手段
(不図示)などの各構成部材に電気的に連絡して、これ
ら各構成部材の作動を前述したように制御する。
昇降手段a2,異常検出部a3,微量漏洩検出部a4,
基準水位回復機構a5,誤作動防止機構a6,報知手段
(不図示)などの各構成部材に電気的に連絡して、これ
ら各構成部材の作動を前述したように制御する。
【0033】以下、以上のように構成したガス漏れ検出
装置Aの作動を、制御部9による制御と共に説明する。
ガス充填機Bで所定量のガスを充填されたガス容器100
は、搬出路Dによって正立状態のまま搬送され、ガス漏
れ検出装置Aに対応する箇所で受け脚203 により扛上さ
れた後、クランプ機構a1により保持される。
装置Aの作動を、制御部9による制御と共に説明する。
ガス充填機Bで所定量のガスを充填されたガス容器100
は、搬出路Dによって正立状態のまま搬送され、ガス漏
れ検出装置Aに対応する箇所で受け脚203 により扛上さ
れた後、クランプ機構a1により保持される。
【0034】次いで、第1シリンダ30が作動して第1
プレート36と一体に第2シリンダ40,テストカップ
1が下降し、テストカップ1が開閉バルブ110 を覆った
時点で第1マイクロスイッチ38がガス容器100 の頂面
部に接して第1シリンダ30の作動が停止し、引き続き
第2シリンダ40が作動開始して第2プレート41と一
体にテストカップ1が下降し、同テストカップ1が開閉
バルブ110 を気密状に覆った時点で第2プレート41が
第2マイクロスイッチ45に接して第2シリンダ40の
作動が停止する。第2シリンダ40の作動が停止すると
第3制御弁15が所定時間(数秒間)開弁し、テストカ
ップ1内を大気圧とほぼ同等の状態に維持して、開閉バ
ルブ110を覆う際にテストカップ1内が大気圧より高圧
になった場合に異常検出部a3、微量漏洩検出部a4が
誤作動することを防止する。
プレート36と一体に第2シリンダ40,テストカップ
1が下降し、テストカップ1が開閉バルブ110 を覆った
時点で第1マイクロスイッチ38がガス容器100 の頂面
部に接して第1シリンダ30の作動が停止し、引き続き
第2シリンダ40が作動開始して第2プレート41と一
体にテストカップ1が下降し、同テストカップ1が開閉
バルブ110 を気密状に覆った時点で第2プレート41が
第2マイクロスイッチ45に接して第2シリンダ40の
作動が停止する。第2シリンダ40の作動が停止すると
第3制御弁15が所定時間(数秒間)開弁し、テストカ
ップ1内を大気圧とほぼ同等の状態に維持して、開閉バ
ルブ110を覆う際にテストカップ1内が大気圧より高圧
になった場合に異常検出部a3、微量漏洩検出部a4が
誤作動することを防止する。
【0035】所定時間経過後、第3制御弁15が閉じ
て、異常検出部a3による異常検出を開始する。この
時、第1制御弁6は閉弁状態にある。この状態で、開閉
バルブ110 若しくはその周辺で異常が生じ、開閉バルブ
110 周辺から比較的大量(本例では吹き出し圧力200
〜300mmH2 O以上)のガス漏洩があってテストカ
ップ1内が異常圧になると、安全装置5の安全弁が開弁
して漏洩ガスを外部に放出し、且つ検出器7が検出信号
を制御部9に送る。検出信号を受けた制御部9は不図示
の報知手段を作動させて異常が検出されたことを報知す
る。
て、異常検出部a3による異常検出を開始する。この
時、第1制御弁6は閉弁状態にある。この状態で、開閉
バルブ110 若しくはその周辺で異常が生じ、開閉バルブ
110 周辺から比較的大量(本例では吹き出し圧力200
〜300mmH2 O以上)のガス漏洩があってテストカ
ップ1内が異常圧になると、安全装置5の安全弁が開弁
して漏洩ガスを外部に放出し、且つ検出器7が検出信号
を制御部9に送る。検出信号を受けた制御部9は不図示
の報知手段を作動させて異常が検出されたことを報知す
る。
【0036】一方、第1制御弁6が閉じている間は、基
準水位回復機構a5が作動して略U字状管3内の水位回
復作業が行われる。すなわち、第1制御弁6が閉じてい
る時は第2制御弁12が開弁しており、この状態でタン
ク10内部と略U字状管3内部は連通し、略U字状管3
内の液体2の水位とタンク10内の液体2’の水位は同
一レベルになる。この時、装置Aの設置現場の環境や長
期の使用によって略U字状管3内の液体2が蒸発してそ
の水位が当初設定した基準レベルXより下方にあると、
タンク10内の水位をそれと同レベルにあることを水位
センサー13が検出し、その検知信号に伴いモータ64
が作動してタンク10を上昇させ、タンク10内の水位
が水位センサー13の検出部13bに到達すると、略U
字状管3内の水位(フロート上端55aの位置)が基準
レベルXに回復する。よって略U字状管3内の水位は常
時基準レベルXに維持され、後述する微量漏洩検出部a
4での検出作業を常に高精度で行うことが出来る。
準水位回復機構a5が作動して略U字状管3内の水位回
復作業が行われる。すなわち、第1制御弁6が閉じてい
る時は第2制御弁12が開弁しており、この状態でタン
ク10内部と略U字状管3内部は連通し、略U字状管3
内の液体2の水位とタンク10内の液体2’の水位は同
一レベルになる。この時、装置Aの設置現場の環境や長
期の使用によって略U字状管3内の液体2が蒸発してそ
の水位が当初設定した基準レベルXより下方にあると、
タンク10内の水位をそれと同レベルにあることを水位
センサー13が検出し、その検知信号に伴いモータ64
が作動してタンク10を上昇させ、タンク10内の水位
が水位センサー13の検出部13bに到達すると、略U
字状管3内の水位(フロート上端55aの位置)が基準
レベルXに回復する。よって略U字状管3内の水位は常
時基準レベルXに維持され、後述する微量漏洩検出部a
4での検出作業を常に高精度で行うことが出来る。
【0037】開閉バルブ110 若しくはその周辺で異常が
生じていない場合は、第3制御弁15が閉じてから所定
時間経過しても異常検出部a3において異常が検出され
ず、この時、第1制御弁6が開いて微量漏洩検出部a4
による微量のガス漏れ検出を開始する。この時、第2制
御弁12は閉弁状態にある。この状態で、開閉バルブ11
0 が緩むなどの本来ある筈の無い異常により微量(本例
では吹き出し圧力200mmH2 O以下)のガス漏洩が
あると、略U字状管3内の液体2が他端開放部3b方向
に移動してフロート55が上昇し、これを水位検出手段
8が検知して検出信号を制御部9に送る。検出信号を受
けた制御部9は不図示の報知手段を作動させて微量のガ
ス漏れが検出されたことを報知する。
生じていない場合は、第3制御弁15が閉じてから所定
時間経過しても異常検出部a3において異常が検出され
ず、この時、第1制御弁6が開いて微量漏洩検出部a4
による微量のガス漏れ検出を開始する。この時、第2制
御弁12は閉弁状態にある。この状態で、開閉バルブ11
0 が緩むなどの本来ある筈の無い異常により微量(本例
では吹き出し圧力200mmH2 O以下)のガス漏洩が
あると、略U字状管3内の液体2が他端開放部3b方向
に移動してフロート55が上昇し、これを水位検出手段
8が検知して検出信号を制御部9に送る。検出信号を受
けた制御部9は不図示の報知手段を作動させて微量のガ
ス漏れが検出されたことを報知する。
【0038】第1制御弁6を開いてから所定時間経過す
ると、第1制御弁6を閉じると共に第2制御弁12を開
き、さらに昇降手段a2が作動してテストカップ1を初
期の位置(図2に示す位置)に復帰させる。次いでクラ
ンプ機構a1が作動してガス容器100 を開放し、且つシ
リンダ202 が作動してガス容器100 を搬送路面200 に戻
す。異常検出部a3若しくは微量漏洩検出部a4におい
て異常検出若しくは微量のガス漏れが検出されたガス容
器100 ’は、搬出路Dにおける検出装置A下流側に設け
た分岐路D’から搬出され、異常検出若しくは微量のガ
ス漏れが検出されなかったガス容器100 は搬出路Dによ
り搬出される。
ると、第1制御弁6を閉じると共に第2制御弁12を開
き、さらに昇降手段a2が作動してテストカップ1を初
期の位置(図2に示す位置)に復帰させる。次いでクラ
ンプ機構a1が作動してガス容器100 を開放し、且つシ
リンダ202 が作動してガス容器100 を搬送路面200 に戻
す。異常検出部a3若しくは微量漏洩検出部a4におい
て異常検出若しくは微量のガス漏れが検出されたガス容
器100 ’は、搬出路Dにおける検出装置A下流側に設け
た分岐路D’から搬出され、異常検出若しくは微量のガ
ス漏れが検出されなかったガス容器100 は搬出路Dによ
り搬出される。
【0039】第2制御弁12が閉じている状態では基準
水位回復機構a5が前述の如く作動するが、タンク10
内の液体2’が減少するに伴いタンク10が上昇を続け
ると検出子66がローリミットスイッチ67に接して制
御部9に検出信号が送られ、不図示の報知手段により液
体2’の補給時期を報知する。該報知がなされると人為
的手段若しくは自動供給装置(不図示)を介して液体
2’を補給するが、補給に伴いタンク10内の水位が上
昇してタンク10が下降を続けると検出子66がアッパ
ーリミットスイッチ68に接して制御部9に検出信号が
送られ、不図示の報知手段により満水状態を報知する。
水位回復機構a5が前述の如く作動するが、タンク10
内の液体2’が減少するに伴いタンク10が上昇を続け
ると検出子66がローリミットスイッチ67に接して制
御部9に検出信号が送られ、不図示の報知手段により液
体2’の補給時期を報知する。該報知がなされると人為
的手段若しくは自動供給装置(不図示)を介して液体
2’を補給するが、補給に伴いタンク10内の水位が上
昇してタンク10が下降を続けると検出子66がアッパ
ーリミットスイッチ68に接して制御部9に検出信号が
送られ、不図示の報知手段により満水状態を報知する。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、下記の利点がある。 (請求項1)開閉バルブをテストカップで気密状に覆い
該テストカップに接続したホース内の通気状態を確認す
ることでガス漏れを検出するようにし、且つ開閉バルブ
周辺に何らかの異常が生じて開閉バルブから比較的大量
のガス漏れが発生する異常状態の検査を異常検出部で行
った後、該異常状態が無かった場合に微量漏洩検出部で
微量のガス漏れ検査を行うようにしたので、シート漏
れ、バック漏れ、ネック漏れなどの各所での漏洩、及
び、比較的大量のガス漏れが発生する完全な異常状態か
ら、開閉バルブが緩んで微量のガス漏れが生じるなどの
本来ある筈のない異常状態までの広い範囲のガス漏洩に
確実に対応でき、しかも、検知液を塗布して膜が膨らむ
かどうかを目視で確認したり、ガス検出器を開閉バルブ
に近付けてガス漏れをブザー等で検知するといった従来
の人為的手段と同等若しくはそれ以上の精度をもって、
異常検知、ガス漏れ検知を自動的に能率良く行うことが
できる。
で、下記の利点がある。 (請求項1)開閉バルブをテストカップで気密状に覆い
該テストカップに接続したホース内の通気状態を確認す
ることでガス漏れを検出するようにし、且つ開閉バルブ
周辺に何らかの異常が生じて開閉バルブから比較的大量
のガス漏れが発生する異常状態の検査を異常検出部で行
った後、該異常状態が無かった場合に微量漏洩検出部で
微量のガス漏れ検査を行うようにしたので、シート漏
れ、バック漏れ、ネック漏れなどの各所での漏洩、及
び、比較的大量のガス漏れが発生する完全な異常状態か
ら、開閉バルブが緩んで微量のガス漏れが生じるなどの
本来ある筈のない異常状態までの広い範囲のガス漏洩に
確実に対応でき、しかも、検知液を塗布して膜が膨らむ
かどうかを目視で確認したり、ガス検出器を開閉バルブ
に近付けてガス漏れをブザー等で検知するといった従来
の人為的手段と同等若しくはそれ以上の精度をもって、
異常検知、ガス漏れ検知を自動的に能率良く行うことが
できる。
【0041】(請求項2)基準水位回復機構の作動によ
り略U字状管内の水位を常に基準レベルに維持して、微
量漏洩検出部での微量漏洩検出の精度を高め、前述した
効果をより実効あるものとすると共に、装置の信頼性向
上に寄与する。
り略U字状管内の水位を常に基準レベルに維持して、微
量漏洩検出部での微量漏洩検出の精度を高め、前述した
効果をより実効あるものとすると共に、装置の信頼性向
上に寄与する。
【0042】(請求項3)開閉バルブを覆ったテストカ
ップ内が高圧状態にあった場合に異常検出部、微量漏洩
検出部が誤作動する虞れを防止して、特に微量漏洩検出
部でのガス漏れ検出の精度を高め、前述した効果をより
実効あるものとすると共に、装置の信頼性向上に寄与す
る。
ップ内が高圧状態にあった場合に異常検出部、微量漏洩
検出部が誤作動する虞れを防止して、特に微量漏洩検出
部でのガス漏れ検出の精度を高め、前述した効果をより
実効あるものとすると共に、装置の信頼性向上に寄与す
る。
【図1】本発明に係るガス漏れ検出装置の実施の一形態
を示す正面図で、検査中(作動中)の状態を示す。
を示す正面図で、検査中(作動中)の状態を示す。
【図2】図1に示す装置の検査前(クランプ前)の状態
を示す簡略図。
を示す簡略図。
【図3】図2の要部拡大側面図。
【図4】図1の要部拡大断面図。
【図5】ガス充填装置の一例を簡略して示す平面図。
a1:クランプ機構 a2:昇降手段 a3:異常検出部 a4:微量漏洩検出部 a5:基準水位回復機構 a6:誤作動防止機構 1:テストカップ 2:液体 3:略U字状管 4:ホース 5:安全装置 6:第1制御弁 7:検出器 8:水位検出手段 9:制御部 10:タンク 11:連絡管 12:第2制御弁 13:水位センサー 14:第2昇降手段 15:第3制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17C 13/02 301 F17C 13/12 G01M 3/26
Claims (3)
- 【請求項1】 正立状態で搬入されて来るガス容器を所
定の位置で保持するクランプ機構と、該クランプ機構で
保持されたガス容器の開閉バルブ直上にて昇降手段によ
り上昇下降自在に支持され、下降位置にて前記開閉バル
ブを気密状に覆うテストカップと、両端開口が上端とな
るよう設置され内部に所定量の液体を収容した正面視略
U字状の管とを備え、前記テストカップの内部と前記略
U字状管の一端開口とをホースで連通すると共に、前記
略U字状管内の液体が同管の他端開放部方向に移動した
ことを検出する水位検出手段を設けて微量漏洩検出部を
構成する一方、前記ホースの中途部にはテストカップ内
が異常圧になったことを検出する異常検出部を設け、さ
らに前記異常検出部と略U字状管との間には該異常検出
部による異常検出がなかった時にテストカップと略U字
状管を連通させる第1制御弁を備えたことを特徴とする
液化高圧ガス容器のガス漏れ検出装置。 - 【請求項2】 上記略U字状管に供給する液体を収容し
同管に隣接して上下昇降自在に設置されたタンクと、該
タンクの底部と前記略U字状管の下端部を連通する連絡
管と、該連絡管の中途部に設けた第2制御弁と、前記タ
ンク内の水位が上記水位検出手段による水位検出レベル
の下方に設定した基準レベルにあることを検出する水位
センサーと、前記タンク内の水位が前記基準レベルにな
るべく同タンクを上下昇降させる第2昇降手段とを備
え、上記第1制御弁が閉じている時に前記第2制御弁を
開いて略U字状管とタンクを連通させ、この状態で前記
タンクを上下昇降させて略U字状管内の液体の水位を前
記基準レベルに一致せしめる基準水位回復機構を具備し
たことを特徴とする請求項1記載の液化高圧ガス容器の
ガス漏れ検出装置。 - 【請求項3】 上記テストカップの内部に連通させて設
けた第3制御弁を備え、同テストカップで開閉バルブを
覆った直後に前記第3制御弁を所定時間開弁させてテス
トカップ内部を大気圧状態に維持する誤作動防止機構を
具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
液化高圧ガス容器のガス漏れ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21477395A JP3353233B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液化高圧ガス容器のガス漏れ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21477395A JP3353233B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液化高圧ガス容器のガス漏れ検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960800A JPH0960800A (ja) | 1997-03-04 |
JP3353233B2 true JP3353233B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=16661303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21477395A Expired - Fee Related JP3353233B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液化高圧ガス容器のガス漏れ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3353233B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100679681B1 (ko) * | 2006-04-11 | 2007-02-06 | 박철기 | 가스 누출 안전점검 장치 |
EP2208037B1 (en) * | 2007-10-17 | 2017-01-04 | Kosan Crisplant A/S | Gas leak detector, and a method for gas leak detection |
KR102120750B1 (ko) * | 2017-12-28 | 2020-06-09 | 에이엠티 주식회사 | 고압가스통의 수직 중심 얼라인장치 |
CN110671600B (zh) * | 2019-09-19 | 2021-10-01 | 唐山学院 | 基于bim的燃气场站运维管理系统 |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP21477395A patent/JP3353233B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0960800A (ja) | 1997-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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