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JP2002188795A - 充填機 - Google Patents

充填機

Info

Publication number
JP2002188795A
JP2002188795A JP2000387668A JP2000387668A JP2002188795A JP 2002188795 A JP2002188795 A JP 2002188795A JP 2000387668 A JP2000387668 A JP 2000387668A JP 2000387668 A JP2000387668 A JP 2000387668A JP 2002188795 A JP2002188795 A JP 2002188795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filling
valve
fluid
gas
open state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000387668A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kimura
隆司 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2000387668A priority Critical patent/JP2002188795A/ja
Publication of JP2002188795A publication Critical patent/JP2002188795A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の充填口に接続されて流体供給源からの
流体を容器に充填するための充填ノズルを備え、容器に
所定充填量の流体が充填される前に、流体の流れを遮断
させるようにした充填機において、充填精度を向上させ
る。 【解決手段】 所要流量の流体を流す第1開状態と、前
記所要流量よりも少ない微量流量の流体を流す第2開状
態と、流体の流れを遮断する遮断状態とに切り換え自在
に構成された充填バルブ装置34を、流体供給源94か
ら充填ノズル31に至る流体流通路に介装し、第1開状
態で容器への流体の充填を開始し、流体の供給を停止さ
せる際において、第1開状態から第2開状態とした後、
遮断状態へと切り換えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ボンベを
ガス充填装置に順次自動的に搬入し、この搬入されたボ
ンベに、回転テーブル形のガス充填装置に備えた充填機
によってLPG等のガスを自動的に充填した後、ボンベ
をガス充填装置から自動的に搬出するように構成した高
圧ガス充填システム等に採用される充填機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のボンベにLPG等のガスを
順次自動的に充填する高圧ガス充填システムがある。こ
の高圧ガス充填システムにあっては、プラットホームに
持ち込まれた空のボンベは、入荷コンベヤによって、搬
入コンベヤに移送されると共に、この搬入コンベヤによ
ってガス充填装置手前の搬入装置へと移送され、この搬
入装置によってボンベがガス充填装置へと搬入される。
【0003】ガス充填装置は、上下方向の軸心回りに回
転する回転テーブルと、この回転テーブル上の外周側に
円周方向に等間隔で配置された複数台の充填機とを備え
ており、ボンベは、充填機が回転テーブルの回転方向に
移動している状態で、各充填機に1つずつ搬入される。
ボンベの上面中央部には、バルブが設けられ、このバル
ブには、充填口と安全弁とが、ボンベの径方向外方に突
出状に設けられている。この高圧ガス充填システムにあ
っては、充填機にボンベが搬入されると、ボンベ上部の
バルブの充填口に、充填機の充填ノズルが接続されると
共に、ガス供給源と充填ノズルとの間のガス流通路に設
けられた開閉弁が開いてボンベにガスが供給され、所定
充填量のガスがボンベに充填されるように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の充填機にあ
っては、ボンベに所定充填量のガスが充填された時点
で、開閉弁を閉じてガスの流れを遮断するようにする
と、開閉弁を閉じた後でも該開閉弁から充填ノズルまで
の間のガス流通経路内のガスが供給されたり、開閉弁の
応答遅れがあったりして、所定充填量をオーバーしてガ
スが容器に供給されるので、図9に示すように、ボンベ
に所定充填量(図9では50Kg)のガスが充填される
手前(図9のD点)、例えば、所定充填量の1Kg手前
で開閉弁を閉じてガスの流れを遮断させることで、ボン
ベに所定充填量のガスが充填されるようにしているが、
流量、気温(ボンベの内圧)、差圧等のさまざまな要因
によって充填量にバラツキが生じ(例えば、±0.5K
g)、充填精度が十分といえるものではなかった。
【0005】なお、ボンベにガスを充填する場合におい
て、ガスの流量を少なくすると、充填精度は上がるが、
充填時間が長くなり、効率が悪くなるので、ガスの流量
を少なくすることはできない。そこで、本発明は、前記
問題点に鑑みて、充填精度の向上を企図した充填機を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が技術的課題を解
決するために講じた技術的手段は、容器の充填口に接続
されて流体供給源からの流体を容器に充填するための充
填ノズルを備え、容器に所定充填量の流体が充填される
前に、流体の流れを遮断させるようにした充填機におい
て、所要流量の流体を流す第1開状態と、前記所要流量
よりも少ない微量流量の流体を流す第2開状態と、流体
の流れを遮断する遮断状態とに切り換え自在に構成され
た充填バルブ装置を、流体供給源から充填ノズルに至る
流体流通路に介装し、第1開状態で容器への流体の充填
を開始し、流体の供給を停止させる際において、第1開
状態から第2開状態とした後、遮断状態へと切り換える
ように構成したことを特徴とする。
【0007】また、充填バルブ装置は、第1開状態とす
る第1開閉弁と、第2開状態とする第2開閉弁とを有
し、第1開閉弁を閉じ動作させても第2開閉弁が開き動
作していることにより微量流量の流体が容器に供給され
得るように構成し、流体の流れを遮断させる際におい
て、第1開閉弁を閉じ動作させると共に、この第1開閉
弁よりも遅れて第2開閉弁を閉じ動作させることによ
り、流体の流れを遮断するように構成してもよい。ま
た、充填バルブ装置は、流体を充填ノズル側に流通させ
るアウトレットポートを開閉自在に塞いで遮断状態とす
る弁体と、この弁体が固定されていると共に弁体の開閉
方向に移動自在とされ且つ遮断状態から弁体の開き方向
に移動することで第1開状態とする第1移動体と、この
第1移動体と同方向に相対移動自在とされ且つ遮断状態
から弁体の開き方向に移動して第1移動体を押動するこ
とで第2開状態とする第2移動体とを備え、第1開状態
から第1移動体を弁体の閉じ方向に移動させた際に、第
2移動体が弁体の開き方向に移動していることで第1移
動体の閉じ方向への移動を規制して第2開状態とし、そ
の後、第2移動体を弁体の閉じ方向に移動させることで
遮断状態となるように構成するのがよい。
【0008】また、第2移動体の、弁体の開閉方向の位
置を調整可能とするのがよい。また、第1移動体を第1
ダイヤフラムで動作させると共に、第2移動体を第2ダ
イヤフラムで動作させるように構成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図2は、LPG等のガス(流体)
を多数のボンベ(容器)2に自動的に充填する高圧ガス
充填システム1を示しており、大別して、ボンベ2にガ
スを充填するガス充填装置3と、このガス充填装置3に
空のボンベ2を搬入する搬入部4と、ガスが充填された
ボンベ2をガス充填装置3から搬出する搬出部5とを備
えて構成されている。
【0010】前記ボンベ2は、通常の耐圧容器であっ
て、上下端部が閉塞状の円筒状に形成され、図8に示す
ように、上面の中心部にバルブ20を備えており、この
バルブ20には、内部にバルブ20を開閉栓する弁体を
備えたバルブボディ20Aからボンベ2の径方向外方に
突出する充填口(ガス取出し口)21及び安全弁22が
備えられ、バルブホディ20Aの上端側には、充填口2
1及び安全弁22を覆うようにバルブ20を開閉栓(弁
体を操作)するハンドル23が縦軸回りに回動操作自在
に備えられている。
【0011】搬入部4には、搬入口6から搬入された空
のボンベ2を搬入移送方向Aに移送して、該ボンベ2を
ガス充填装置3側へと移送する搬入コンベヤが備えられ
ていると共に、オリエンテーリング・コード読取り部7
と計量部8と搬入装置9とが搬入移送方向A後方から前
方に向けて順に配置されている。搬入口6に、自動で又
は手動で搬入された空のボンベ2は、搬入コンベヤによ
って搬入移送方向Aに移送されて、先ず、オリエンテー
リング・コード読取り部7に至り、ここで、ボンベ2の
上部に備えられたバルブ20の充填口21の向きが所定
の方向を向くようにボンベ2が位置決めされ(位置が修
正され)ると共に、ボンベ2の上部に付されたバーコー
ド(又は番号若しくは記号等の識別コード)が読み取ら
れる。
【0012】このバーコードから読みとったコードは、
充填所事務所等に設置されているコンピュータに照会さ
れて、ボンベ2のサイズ(例えば、20Kgボンベ、3
0Kgボンベ又は50Kgボンベ)やボンベ2の空の重
量(空の容量)などが読み出される。なお、ボンベ2の
バルブにキャップが装着されている場合は、オリエンテ
ーリング・コード読取り部7に至るまでに取り外され
る。次に、ボンベ2は計量部8に移送され、ここで、ボ
ンベ2の現在の重量が量られると共に、この量られた重
量と前記空の重量とを比較することにより残ガスが算出
される。
【0013】ガス充填装置3は、上下方向の中心軸心X
回りに矢示B方向に回転する回転テーブル12と、この
回転テーブル12上の外周側に円周方向に配置された複
数台の充填機13とを備えている。各充填機13は、正
面が回転テーブル12の径方向外方を向くように設置さ
れていて、回転テーブル12の径方向外方からボンベ2
を受け入れ可能とされており、充填機13には、該充填
機13がB方向に移動している状態で、前記搬入装置9
によってボンベ2が搬入移送方向Aに搬入されるように
構成されている(したがって、搬入装置9によってボン
ベ2が充填機13へと搬入される搬入方向と、搬入移送
方向Aとは一致しており、水平面内において搬入方向A
に交差する方向に移動する充填機13に対してボンベ2
が搬入されるように構成されている)。
【0014】前記搬出部5には、ボンベ2をガス充填装
置3から搬出口14に向けて、搬出移送方向C(搬入移
送方向Aと逆の方向)に移送する搬出コンベヤが備えら
れていると共に、搬出装置15とガス充填量チェック部
16とガス漏れチェック部17とシールキャップ装置1
8とが搬出移送方向C後方から前方に向けて順に配置さ
れている。そして、充填機13によってボンベ2にガス
が充填されると、充填機13が搬出装置15に略対向す
る位置にきたときに、搬出装置15によってボンベ2が
搬出移送方向Cに取り出され(搬出され)、取り出され
たボンベ2は、搬出コンベヤによって搬出移送方向Cに
移送され、ガス充填量チェック部16でガスの充填量の
過不足がチェックされ、その後、ガス漏れチェック部1
7でガス漏れしているか不良か否かがチェックされ、充
填量が良好、及び、ガス漏れしていない場合は、シール
キャップ装置18によってボンベ2のバルブ10の充填
口11の部分にシールキャップが装着され、また、例え
ば50Kgボンベ2のバルブ20には、キャップ取付装
置によってキャップが装着され、搬出口14から排出さ
れる。
【0015】なお、充填量が不足、又は、ガス漏れして
いる場合は、適宜排除される。図3及び図4に示すよう
に、充填機13は、回転テーブル12上に設置するため
の設置台24を備えており、この設置台24の背面側
(回転テーブル12の径方向内方側)には、制御装置等
を収納するボックス25が立設され、設置台24上に
は、ボンベ2の重郎を量る計量装置26が設けられてい
る。また、計量装置26上の背面側で且つボックス25
の正面側(回転テーブル12の径方向外方側)には、支
持フレーム27が立設され、計量装置26上で且つ支持
フレーム27の正面側には、複数のローラから構成され
た載置部10が設けられており、搬入装置9によって充
填機13へと搬入されたボンベ2は、載置部10上に載
置され、載置部10のボンベ2の重量が計量装置26に
よって計量可能に構成されている。
【0016】この載置部10上にボンベ2が搬入される
と、この載置部10上に載置されたボンベ2が計量装置
により計量されながら、そのボンベ2の規格などに応じ
た重量(所定充填量)までガスが充填されるようになっ
ている。支持フレーム27には、上下方向のガイドロッ
ド28が左右一対設けられ、このガイドロッド28に
は、昇降フレーム29が上下動自在に支持され、この昇
降フレーム29はエアシリンダ等のアクチュエータから
なる昇降駆動手段30によって昇降可能とされている。
【0017】この昇降フレーム29には、ボンベ2にガ
スを注入するための充填ノズル31と、この充填ノズル
31のボンベ2に対する上下方向の位置を決定する位置
決め体32とが設けられている。また、充填ノズル31
は、図3に示す、載置部10上にあるボンベ2の充填口
21に接続可能な接続位置と、この接続位置から正面側
(図3の矢示E方向)に退避する退避位置とに位置変更
自在に支持されている。なお、充填ノズル31は、接続
位置において回転テーブル12の径方向内方を向くよう
に備えられており、したがって、本実施の形態では、オ
リエンテーリング・コード読取り部7において、ボンベ
2のバルブ10の充填口21の向きは、搬入移送方向A
後方を向くように(充填ノズル31に対向する向きに)
変更される。
【0018】ボンベ2が搬入される際においては、昇降
フレーム29は、位置決め体32及び充填ノズル31
が、載置部10上にあるボンベ2の上方側に位置する上
昇位置にあり、また、充填ノズル31は退避位置に位置
している。そして、ボンベ2が載置部10上に搬入され
ると、昇降フレーム29が下降し、位置決め体32がボ
ンベ2のバルブ20のハンドル23上に接当すると、下
降が停止され、その後、充填ノズル31が接続位置に位
置されてボンベ2の充填口21に接続されるように構成
されている。
【0019】また、充填機13には、ボンベ2を把持す
る左右に開閉自在な左右一対の把持アーム11が上下に
備えられ、下側の左右把持アーム11は支持フレーム2
7の下部に支持されていて、載置部10上にあるボンベ
2の下部を保持する。また、上側の左右把持アーム11
は、ガイドロッド28に上下動自在に支持されると共
に、位置固定自在とされており、ボンベ2のサイズに合
わせて上下位置調整自在とされている。また、支持フレ
ーム27の下部には、載置部10上の正規の搬入位置
(ボンベ2の充填口21に充填ノズル31が良好に接続
可能な位置)にボンベ2が在ることを検知する検知セン
サ33が設けられ、載置部10上にボンベ2搬入されて
きたことが、検知センサ33によって検知されると、把
持アーム11によりボンベ2が把持されて位置決めされ
るようになっている。
【0020】前記充填ノズル31には、回転テーブル1
2外に設置されたガスタンク等のガス供給源94(図1
参照)からガスが供給され得るようになっており、この
ガス供給源94から充填ノズル31に至るガス流通路に
は、ボンベ2にガスを供給又はガスの流通を遮断するた
めの充填バルブ装置34が介装されている。充填バルブ
装置34は、本実施の形態では、充填機13に備えられ
ており、ボックス25内に収納されている。また、ボッ
クス25には、ガス供給源94側からの配管を接続する
配管接続口35が設けられ、ガスはこの配管接続口35
から配管等を介してボックス25内に取り入れられ、配
管等を介して充填バルブ装置34に至り、該充填バルブ
装置34を通過すると共に、配管等を介してボックス2
5の正面側から取り出され、さらに、ホース36及び配
管37等を介して充填ノズル31へと至り、該充填ノズ
ル31から噴出されるように構成されている。
【0021】充填バルブ装置34は、図1、図5及び図
6に示すように、バルブボディ38内に、第1開閉弁3
9と、第2開閉弁40とを備えて主構成されている。バ
ルブボディ38は、本体部41と、この本体部41の上
面側に接続された第1フランジ42と、この第1フラン
ジ42の上面側に接続された第2フランジ43と、この
第2フランジ43の上面側を覆うカバー体44と、本体
部41の下部に接続された継手部材45とから主構成さ
れている。本体部41の中心部には、上下方向に貫通す
ると共に上部側に対して下部側が段付き状に径大とされ
た貫通孔が形成されている。
【0022】この貫通孔の下部には、下方側から継手部
材45が螺合されて接続されていると共に、この貫通孔
下部の継手部材45上方側がガス流通室49とされてい
る。また、継手部材45の上端側には弁座52が設けら
れ、この弁座52には、ガス流通室49と継手部材45
のガス流路50とを連通させる上下方向のガス流路51
が形成され、このガス流路51の上端開口がガスアウト
レットポート53とされている。また、バルブボディ3
8の本体部41の下部外面には、ガスインレットポート
54が形成され、このガスインレットポート54は、本
体部41に形成されたガス流路55を介してガス流通室
49に連通されている。
【0023】ガス供給源94からのガスは、ガスインレ
ットポート54からガス流路55を通ってガス流通室4
9に入り、ガスアウトレットポート53からガス流路5
1,50を通って充填ノズル31側へと排出されるよう
になっている。なお、継手部材45には、配管が接続さ
れており、ガスはこの配管を通ってボックス25外へと
取り出される。また、バルブボディ38の本体部41に
形成された前記貫通孔の上部はスプール56が軸心方向
摺動自在(上下動自在)に挿通されるスプール挿通部5
7とされている。
【0024】このスプール56の下端側には、径方向外
方に突出する係合部58が設けられ、この係合部58
が、貫通孔の中途部の段部(被係合部)59に係合(接
当)することで、スプール56の上方移動が規制される
ようになっている。スプール56の中心部には、上下方
向に貫通する挿通孔60が形成され、この挿通孔60に
バルブシャフト61が軸心方向移動自在(上下動自在)
に挿通されており、このバルブシャフト61の下端に
は、弁座52に接当してガスアウトレットポート53を
開閉自在に塞ぐ弁体62が設けられている。
【0025】前記スプール56とバルブシャフト61と
は同方向に移動自在で且つ相対移動自在とされていると
共に、バルブシャフト61が第1移動体とされ、スプー
ル56が第2移動体とされている。また、カバー体44
と第2フランジ43との間には、第1空間部63が形成
され、第1フランジ42と第2フランジ43との間に
は、本体部41のスプール挿通部57に連通する第2空
間部64が形成され、カバー体44には、第1空間部6
3に連通するバネ収納部65が形成されており、第2フ
ランジ43の中心部には、第1空間部63と第2空間部
64とを連通する連通孔69が形成されている。
【0026】第1空間部63には、第1ダイヤフラム6
6が収納され、第2空間部64には第2ダイヤフラム6
7が収納されており、バネ収納部65には、コイルバネ
等からなる戻しバネ68が収納されている。第1ダイヤ
フラム66の外周縁側は、第2フランジ43とカバー体
44とで挟み込まれて固定され、第2ダイヤフラム67
の外周縁側は、第1フランジ42と第2フランジ43と
で挟み込まれて固定されている。スプール56の上部
は、第2空間部64内に突出して第2ダイヤフラム67
を貫通し、バルブシャフト61の上部は、スプール56
から上方に突出していて、連通孔69を介して第1空間
部63内に突出していると共に、バルブシャフト61の
上部には、第1ダイヤフラム66を貫通する小径の取付
軸70が一体的に設けられている。
【0027】取付軸70には、第1ダイヤフラム66の
下側に位置する第1ダイヤフラムワッシャー71が外嵌
されると共に、第1ダイヤフラム66の上側に位置する
第1ダイヤフラムガード72が外嵌されている。また、
取付軸70の上部には雄ネジが形成されていて、この雄
ネジに上方からワッシャーを介してナット73が螺合さ
れることで、取付軸70に、第1ダイヤフラムワッシャ
ー71、第1ダイヤフラム66及び第1ダイヤフラムガ
ード72が取り付けられている。
【0028】また、第1ダイヤフラムガード72と、バ
ネ収納部65の上面壁44aとの間には、前記戻しバネ
68が圧縮状に介在されており、この戻しバネ68のバ
ネ力(付勢力)によって、第1ダイヤフラムガード7
2、第1ダイヤフラム66、及び第1ダイヤフラムワッ
シャー71を介してバルブシャフト61が下方に付勢さ
れて、弁体62がガスアウトレットポート54を塞ぐよ
うに弁座52に接当するように構成されている。前記第
1ダイヤフラムガード72はバネ受けを兼ねている。
【0029】また、第2フランジ43には、コンプレッ
サ、ポンプ等のエア供給源95から制御弁96等を介し
てエアが供給される第1エアインレットポート74が形
成され、この第1エアインレットポート74は、第2フ
ランジ43に形成されたエア流路75によって第1空間
部63の第1ダイヤフラム66の下側の第1エア充填室
87に連通されている。前記弁体62、バルブシャフト
61、第1ダイヤフラムワッシャー71、第1ダイヤフ
ラム66、第1ダイヤフラムガード72等によって第1
開閉弁39が構成されている。
【0030】図1に示すように、第1エアインレットポ
ート74にエアが供給されていない状態では、戻しバネ
68のバネ力により、バルブシャフト61が下方に付勢
されていて、弁体62がガスアウトレットポート53を
閉じており、エア供給源95から第1エアインレットポ
ート74に圧縮エアが供給されると、該エアがエア流路
75を介して第1エア充填室87に流入し、このエアに
よって、図5に示すように、第1ダイヤフラム66及び
第1ダイヤフラムガード72が戻しバネ68のバネ力に
抗して押し上げられて、バルブシャフト61が引き上げ
られる(弁体62の開き方向に移動する)と共に、弁体
62が上方移動して、ガスアウトレットポート54が開
放され(第1開閉弁39が開き動作され)、ガス供給源
94からのガスが、ガスインレットポート54、ガス流
路55、ガス流通室49、ガスアウトレットポート5
3、ガス流路50,51へと流通可能とされ、所要流量
のガスが充填ノズル31から充填口21を介してボンベ
2内に供給可能とされる。
【0031】また、第1エアインレットポート74への
エアの供給を停止すると、戻しバネ68のバネ力によっ
て、バルブシャフト61が押し下げられて(弁体62の
閉じ方向に移動して)、弁体62が下方移動してガスア
ウトレットポート53を閉じ(第1開閉弁39が閉じ動
作し)、ガスの流通が遮断される。前記スプール56の
上部には、下部よりも段付き状に径小に形成されていて
第2ダイヤフラム67を貫通する取付部56aが設けら
れ、この取付部56aには、第2ダイヤフラム67の下
側に位置する第2ダイヤフラムワッシャー76が外嵌さ
れると共に、第2ダイヤフラム67の上側に位置する第
2ダイヤフラムガード77が外嵌されている。
【0032】また、スプール56の取付部56aの上部
には雄ネジが形成されていて、この雄ネジに上方からス
ペーサ78が螺合されることで、スプール56の上部
に、第2ダイヤフラムワッシャー76、第2ダイヤフラ
ム67及び第2ダイヤフラムガード77が取り付けられ
ている。スペーサ78は、バルブシャフト61上部の、
第1ダイヤフラムワッシャー71の下側に軸心方向相対
移動可能に外嵌されて第1ダイヤフラムワッシャー71
に接当可能とされていると共に、連通孔69に軸心方向
移動自在に挿通されている。
【0033】なお、スプール56をバルブシャフト61
に直接接当させるように構成してもよい。また、バルブ
ボディ38の本体部41には、コンプレッサ、ポンプ等
のエア供給源95から制御弁96等を介してエアが供給
される第2エアインレットポート79が形成され、この
第2エアインレットポート79は、本体部41に形成さ
れたエア流路80によって第2空間部64の第2ダイヤ
フラム67の下側の第2エア充填室88に連通されてい
る。
【0034】前記弁体62、バルブシャフト61、スプ
ール56、第2ダイヤフラムワッシャー76、第2ダイ
ヤフラム67、第2ダイヤフラムガード77等によって
第2開閉弁40が構成されている。図1に示すように、
第2エアインレットポート79にエアが供給されていな
い状態では、戻しバネ68のバネ力により、バルブシャ
フト61が下方に付勢されていて、弁体62がガスアウ
トレットポート53を閉じていると共に、弁体62がガ
スアウトレットポート53を閉じた状態では、スプール
56の係合部58は、被係合部59から下方に離間して
おり、エア供給源95から第2エアインレットポート7
9に圧縮エアが供給されると、該エアがエア流路80を
介して第2エア充填室88に流入し、このエアによっ
て、図6に示すように、第2ダイヤフラム67及び第2
ダイヤフラムガード77が戻しバネ68のバネ力に抗し
て押し上げられて、係合部58が被係合部59に接当す
るまでスプール56が押し上げられる(弁体62の開き
方向に移動する)と共に、スペーサ78が第1ダイヤフ
ラムワッシャー71を押し上げて、バルブシャフト61
が押し上げられると共に、弁体62が上方移動して、ガ
スアウトレットポート54が開放され(第2開閉弁40
が開き動作され)、ガス供給源94からのガスが、ガス
インレットポート54、ガス流路55、ガス流通室4
9、ガスアウトレットポート53、ガス流路50,51
へと流通可能とされ、ガスが充填ノズル31から充填口
21を介してボンベ2内に供給可能とされる。
【0035】このとき、第2開閉弁40による弁体62
の上方移動量(弁の開き量)は、第1開閉弁39による
弁体62の上方移動量(弁の開き量)よりも小さくなる
ように設定されており、第2開閉弁40のみを開き動作
させた場合、第1開閉弁39を開き動作させた場合の流
量よりも少ない微量流量でガスが流れることとなる。ま
た、第2エアインレットポート79へのエアの供給を停
止すると、戻しバネ68のバネ力によって、スプール5
6及びバルブシャフト61が押し下げられて(弁体62
の閉じ方向に移動して)、弁体62が下方移動してガス
アウトレットポート53を閉じ(第2開閉弁40が閉じ
動作し)、ガスの流通が遮断される。
【0036】また、第2ダイヤフラムワッシャー76
と、スプール56の取付部56a下端側の段部81との
間には、調整シム82が介在されており、この調整シム
82によって、スプール56の上下位置(弁体62の開
閉方向の位置)、即ち係合部58と被係合部59との間
隔Lが調整自在とされており、この係合部58と被係合
部59との間隔Lを調整することによって、弁体62の
閉位置からの上方移動量が決定され、これによって、第
2開閉弁40を開き動作させた場合の、ガスアウトレッ
トポート54を流通するガスの流量が調整されるように
構成されている。
【0037】前記構成のものにあっては、前記第1開閉
弁39が開き動作して所要流量でガスを流す状態が第1
開状態とされ、第1開閉弁39が閉じ動作し且つ第2開
閉弁40が開き動作して微量流量でガスを流す状態が第
2開状態とされ、第1開閉弁39及び第2開閉弁40が
ともに閉じ動作して弁体62がガスアウトレットポート
53を塞いでいる状態がガスの流れを遮断する遮断状態
とされており、充填バルブ装置34は、第1開状態と、
第2開状態と、遮断状態とに切換自在とされている。
【0038】また、カバー体44の上部には、上方開口
状の凹部83が形成され、この凹部83には第1パイロ
ット84が上下方向に出退自在に収納され、また、第1
パイロット84の上部にも、上方開口状の凹部85が形
成され、この凹部85には第2パイロット86が上下方
向に出退自在に収納されている。第1パイロット84
は、バネ収納部65から、該バネ収納部65と凹部83
との間の壁部44a(バネ収納部65の上面壁44a)
を上下方向移動自在に貫通する筒状の第1パイロットシ
ャフト89の上部に螺合されることで固定されており、
第2パイロット86は、第1パイロットシャフト89に
上下方向移動自在に挿通された第2パイロットシャフト
90の上部に螺合されることで固定されている。
【0039】第1パイロットシャフト89の下端側に
は、内外径ともに上部側よりも径大とされた径大部89
aが設けられ、この径大部89aとバネ収納部65の上
面壁44aとの間には、第1パイロットシャフト89に
外嵌されたコイルバネ等からなる第1パイロットスプリ
ング91が圧縮状に介在されており、この第1パイロッ
トスプリング91のバネ力によって第1パイロットシャ
フト89が下方に付勢されている。また、第2パイロッ
トシャフト90の下部側には、上部側よりも径大で且つ
第1パイロットシャフト89の径大部89a内に上下方
向移動自在に内嵌された径大部90aが設けられ、この
径大部90aと第1パイロットシャフト89の径大部8
9aの上面壁との間には、第2パイロットシャフト90
に外嵌されたコイルバネ等からなる第2パイロットスプ
リング92が圧縮状に介在されており、この第2パイロ
ットスプリング92のバネ力によって第2パイロットシ
ャフト90が下方に付勢されており、第2パイロットシ
ャフト90は前記ナット73(又は取付軸70の上端)
に接離可能に接当している。
【0040】そして、バルブシャフト61が第1開状態
まで押し上げられると、図5に示すように、バルブシャ
フト61が、第1、第2パイロットスプリング91,9
2のバネ力に抗して、第1、第2パイロットシャフト8
9,90を押し上げ、第1、第2パイロット84,86
がそれぞれ凹部83,85から上方に突出し、第1開状
態であることが視認できる。また、バルブシャフト61
が第2開状態まで押し上げられると、図6に示すよう
に、バルブシャフト61が、第2パイロットスプリング
92のバネ力に抗して、第2パイロットシャフト89の
みを押し上げ、第2パイロット86が凹部85から上方
に突出し、第2開状態であることが視認できる。
【0041】このとき、第1パイロット84は、第1パ
イロットスプリング91のバネ力によって、凹部83内
に没入状とされた状態に保持されている。前記構成の充
填バルブ装置34にあっては、充填機13にボンベ2が
搬入されてボンベ2の充填口21に充填ノズル31が接
続されると、先ず、第1エア充填室87と第2エア充填
室88とにエアが供給され、充填バルブ装置34が、図
5に示す第1開状態とされ、ガスが所要流量(例えば、
図7に示す例では、150秒で50Kgのガスが供給さ
れる量)でボンベ2内に供給される。
【0042】次いで、ボンベ2の内のガスが、該ボンベ
2の容量に対応した所定充填量に至る手前、例えば、所
定充填量50Kgに至る1Kg手前(図7のD点)、に
おいて、第1エア充填室87へのエアの供給を停止す
る。すると、戻しバネ68のバネ力によってバルブシャ
フト61が下方に押動されて第1開閉弁39が閉じ動作
するが、第2開閉弁40が開き動作していてスプール5
6が上昇位置にあるので(弁体62の開き方向に移動し
ているので)、第1ダイヤフラムワッシャー71がスペ
ーサ78に接当することにより、バルブシャフト61の
下方移動が規制され、充填バルブ装置34が、図6に示
す第2開状態とされ、ガスが微量流量でボンベ2に供給
される。
【0043】そして、所定充填量に至る手前(図7のF
点)、において、第2エア充填室88へのエアの供給を
停止する。すると、戻しバネ68のバネ力によってスプ
ール56とともにバルブシャフト61が押し下げられ、
弁体62が弁座52に接当し、充填バルブ装置34が、
図1に示す遮断状態とされ、ボンベ2へのガスの供給が
停止される。その後、若干量のガスがボンベ2に注入さ
れ、ボンベ2内のガスが所定充填量(又はその近傍)と
される。
【0044】以上の、充填バルブ装置34の動作は、ボ
ックス25内に収納された制御装置によって自動制御さ
れる。この実施の形態では、所定充填量に対して±0.
1Kgの充填精度でボンベ2にガスが充填でき、従来に
比して充填精度が向上されている。なお、充填バルブ装
置34を第1開状態とした後、第2開状態とするまでの
ガスの流量は従来と同じ流量としてもよいが、充填精度
は、第2開状態でのガスの流量できまるので、第1開状
態とした後、第2開状態とするまでのガスの流量を、従
来におけるガスの充填流量よりも多い流量とすること
で、ボンベ2へのガスの充填時間を短くすることもでき
る。
【0045】また、第2開閉弁40のみを開き動作させ
た第2開状態における、ガスアウトレットポート54を
流通するガスの流量を調整する場合、該流量があまり少
なすぎると充填精度はよくなるが、充填時間が長くな
り、流量が多すぎると充填時間は短くなるが、充填精度
が悪くなるので、これをふまえて適当な流量に調整され
る。本実施の形態では、前記充填バルブ装置34は、ス
プール56及びバルブシャフト61等の移動方向を上下
方向としているが、これに限定されることはなく、スプ
ール56及びバルブシャフト61等の移動方向を前後方
向又は左右方向若しくはその他の方向としてもよい。
【0046】また、前記充填バルブ装置34は、回転ス
プール形又は直動スプール形の3位置切換弁で構成して
もよい。なお、本発明は前記実施の形態における高圧ガ
ス充填装置に採用されるのに限定されることはなく、そ
の他の、流体を容器に充填する流体充填システム等に採
用可能である。前記構成の充填バルブ装置34にあって
は、第1開閉弁39と第2開閉弁40とが1つのバルブ
ボディ38に備えられているので、充填バルブ装置34
をコンパクトに構成できる。
【0047】第1開閉弁39と第2開閉弁40とを別体
に形成し、流体供給源から充填ノズルに至る流体流通路
に、並列状に介装してもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、充填機によって容器に
所定充填量の流体を充填するのに、充填ノズルを容器の
充填口に接続し、その後、流体供給源から充填ノズルに
至る流体流通路に介装された充填バルブ装置を、所要流
量の流体を流す第1開状態として容器への流体の充填を
開始し、その後、容器内に所定充填量の流体が充填され
る前に流体の流れを遮断させるに際し、第1開状態から
所要流量よりも少ない微量流量の流体を流す第2開状態
とした後、流体の流れを遮断する遮断状態へと切り換え
るようにしており、流体の流れを遮断する直前には、微
量流量で容器に流体を供給しているので、充填精度を向
上させることができる。
【0049】また、従来のものでは、充填精度を向上さ
せるのに供給流量を少なくすると、大幅に充填時間が長
くなるという問題が生じるが、本発明では、容器に充填
を開始してから第2開状態とするまでは、流体を所要流
量で供給するので、充填精度を向上させるに際して、容
器に所定充填量の流体が充填されるまでの時間が大幅に
長くなるということもない。また、充填バルブ装置は、
流体を充填ノズル側に流通させるアウトレットポートを
開閉自在に塞いで遮断状態とする弁体と、この弁体が固
定されていると共に弁体の開閉方向に移動自在とされ且
つ遮断状態から弁体の開き方向に移動することで第1開
状態とする第1移動体と、この第1移動体と同方向に相
対移動自在とされ且つ遮断状態から弁体の開き方向に移
動して第1移動体を押動することで第2開状態とする第
2移動体とを備え、第1開状態から第1移動体を弁体の
閉じ方向に移動させた際に、第2移動体が弁体の開き方
向に移動していることで第1移動体の閉じ方向への移動
を規制して第2開状態とし、その後、第2移動体を弁体
の閉じ方向に移動させることで遮断状態となるように構
成することにより、2つの弁機能を、1つのバルブボデ
ィに内蔵させることができ、充填バルブ装置をコンパク
トに構成できる。
【0050】また、第2移動体の、弁体の開閉方向の位
置を調整可能とすることで、第2開状態での流体流量の
増減調整をすることができ、充填時間と充填精度とのバ
ランスを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】充填バルブ装置の断面図である。
【図2】高圧ガス充填装置の構成図である。
【図3】充填機の側面図である。
【図4】充填機の平面図である。
【図5】第1開状態の充填バルブ装置の断面図である。
【図6】第2開状態の充填バルブ装置の断面図である。
【図7】ボンベに所定充填量のガスを充填する際におけ
る時間と充填量との関係を示すグラフである。
【図8】ボンベ上部の側面図である。
【図9】従来の、ボンベに所定充填量のガスを充填する
際における時間と充填量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2 ボンベ(容器) 21 充填口 31 充填ノズル 34 充填バルブ装置 39 第1開閉弁 40 第2開閉弁 54 アウトレットポート 56 スプール(第2移動体) 62 弁体 61 バルブシャフト(第1移動体) 66 第1ダイヤフラム 67 第2ダイヤフラム 94 ガス供給源(流体供給源)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の充填口に接続されて流体供給源か
    らの流体を容器に充填するための充填ノズルを備え、容
    器に所定充填量の流体が充填される前に、流体の流れを
    遮断させるようにした充填機において、 所要流量の流体を流す第1開状態と、前記所要流量より
    も少ない微量流量の流体を流す第2開状態と、流体の流
    れを遮断する遮断状態とに切り換え自在に構成された充
    填バルブ装置を、流体供給源から充填ノズルに至る流体
    流通路に介装し、第1開状態で容器への流体の充填を開
    始し、流体の供給を停止させる際において、第1開状態
    から第2開状態とした後、遮断状態へと切り換えるよう
    に構成したことを特徴とする充填機。
  2. 【請求項2】 充填バルブ装置は、第1開状態とする第
    1開閉弁と、第2開状態とする第2開閉弁とを有し、第
    1開閉弁を閉じ動作させても第2開閉弁が開き動作して
    いることにより微量流量の流体が容器に供給され得るよ
    うに構成し、流体の流れを遮断させる際において、第1
    開閉弁を閉じ動作させると共に、この第1開閉弁よりも
    遅れて第2開閉弁を閉じ動作させることにより、流体の
    流れを遮断するように構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の充填機。
  3. 【請求項3】 充填バルブ装置は、流体を充填ノズル側
    に流通させるアウトレットポートを開閉自在に塞いで遮
    断状態とする弁体と、この弁体が固定されていると共に
    弁体の開閉方向に移動自在とされ且つ遮断状態から弁体
    の開き方向に移動することで第1開状態とする第1移動
    体と、この第1移動体と同方向に相対移動自在とされ且
    つ遮断状態から弁体の開き方向に移動して第1移動体を
    押動することで第2開状態とする第2移動体とを備え、
    第1開状態から第1移動体を弁体の閉じ方向に移動させ
    た際に、第2移動体が弁体の開き方向に移動しているこ
    とで第1移動体の閉じ方向への移動を規制して第2開状
    態とし、その後、第2移動体を弁体の閉じ方向に移動さ
    せることで遮断状態となるように構成したことを特徴と
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の充填機。
  4. 【請求項4】 第2移動体の、弁体の開閉方向の位置を
    調整可能とした請求項3に記載の充填機。
  5. 【請求項5】 第1移動体を第1ダイヤフラムで動作さ
    せると共に、第2移動体を第2ダイヤフラムで動作させ
    るように構成したことを特徴とする請求項3又は4に記
    載の充填機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2966331A1 (de) * 2014-07-10 2016-01-13 GEA Tuchenhagen GmbH Hubventil mit membran

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2966331A1 (de) * 2014-07-10 2016-01-13 GEA Tuchenhagen GmbH Hubventil mit membran

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