JP3227870B2 - 車線逸脱警報装置の調整方法 - Google Patents
車線逸脱警報装置の調整方法Info
- Publication number
- JP3227870B2 JP3227870B2 JP03536393A JP3536393A JP3227870B2 JP 3227870 B2 JP3227870 B2 JP 3227870B2 JP 03536393 A JP03536393 A JP 03536393A JP 3536393 A JP3536393 A JP 3536393A JP 3227870 B2 JP3227870 B2 JP 3227870B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- line camera
- marker
- lane
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車線逸脱警報装置の調整
方法に関し、特に前方の路面状態を監視するラインカメ
ラを車両前部中央に設置したときの方向を調整する方法
に関するものである。
方法に関し、特に前方の路面状態を監視するラインカメ
ラを車両前部中央に設置したときの方向を調整する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている車線逸脱警報装置
(例えば特願平4-170593号) は、図12(a) 及び(b) に
示すように、車両10の所定の前部中央に車線センサと
してのラインカメラ20を取り付け、路面30上の車線
(白線)WLを検出して2値化することにより、車両1
0と車線WLとの位置関係、即ち両者間の距離から車線
逸脱を判定し、逸脱していると判断された時には警報を
ドライバに発するものである。
(例えば特願平4-170593号) は、図12(a) 及び(b) に
示すように、車両10の所定の前部中央に車線センサと
してのラインカメラ20を取り付け、路面30上の車線
(白線)WLを検出して2値化することにより、車両1
0と車線WLとの位置関係、即ち両者間の距離から車線
逸脱を判定し、逸脱していると判断された時には警報を
ドライバに発するものである。
【0003】この様な車線逸脱警報装置においては、車
両と車線との位置関係は予めラインカメラと車両との幾
何学的関係を設定・固定して警報判定している。
両と車線との位置関係は予めラインカメラと車両との幾
何学的関係を設定・固定して警報判定している。
【0004】一方、ラインカメラの取付位置がズレるこ
とによりラインカメラと車両との幾何学的関係がズレて
しまうと、そのまま逸脱警報判定のズレとなってしま
う。
とによりラインカメラと車両との幾何学的関係がズレて
しまうと、そのまま逸脱警報判定のズレとなってしま
う。
【0005】即ち、その幾何学的関係として例えば車線
逸脱警報装置のラインカメラの光軸と車両の中心線とが
一致していることを条件としていた場合には、ラインカ
メラの取付位置がズレることによりラインカメラにより
検出される路面上の範囲は左右非対称になり左側検出と
右側検出とでは車線逸脱したこと(例えば車線と車両端
部との距離が“0”になったこと)を検出するタイミン
グが異なってしまい、検出が早目になったり遅目になっ
たりしてしまう。言い換えれば、車両端部の位置が左右
対称では無いのに、対称な位置にあると擬制しているこ
とになる。
逸脱警報装置のラインカメラの光軸と車両の中心線とが
一致していることを条件としていた場合には、ラインカ
メラの取付位置がズレることによりラインカメラにより
検出される路面上の範囲は左右非対称になり左側検出と
右側検出とでは車線逸脱したこと(例えば車線と車両端
部との距離が“0”になったこと)を検出するタイミン
グが異なってしまい、検出が早目になったり遅目になっ
たりしてしまう。言い換えれば、車両端部の位置が左右
対称では無いのに、対称な位置にあると擬制しているこ
とになる。
【0006】従って、ラインカメラの取付作業は慎重に
行う必要があるが、従来においては、ラインカメラの取
付状態がズレていないかどうかを判定するために実際に
車両走行により再現したり、特別なモニタ装置をライン
カメラに接続してチェックを行っていた。
行う必要があるが、従来においては、ラインカメラの取
付状態がズレていないかどうかを判定するために実際に
車両走行により再現したり、特別なモニタ装置をライン
カメラに接続してチェックを行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来の車線逸
脱警報装置の調整方法においては、ラインカメラの調整
に時間を要したり特別な準備が必要であり、取付工程上
大きな問題があった。
脱警報装置の調整方法においては、ラインカメラの調整
に時間を要したり特別な準備が必要であり、取付工程上
大きな問題があった。
【0008】従って本発明は、車両の前方を撮影するラ
インカメラから得られた画像信号を2値化することによ
り路面上の車線を抽出し、該車線と該車両との位置関係
から警報を発する車線逸脱警報装置の調整方法におい
て、特別な装置を用いずに短時間で簡単に調整を行うこ
とを目的とする。
インカメラから得られた画像信号を2値化することによ
り路面上の車線を抽出し、該車線と該車両との位置関係
から警報を発する車線逸脱警報装置の調整方法におい
て、特別な装置を用いずに短時間で簡単に調整を行うこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明に使用
される装置:図1は本発明に係る調整方法に使用される
車線逸脱警報装置の構成を示したもので、1は車線を検
出するためのラインカメラ、2はラインカメラ1の調整
を行う時に操作される調整モードスイッチ、3はブザー
等の警報装置、4は調整を実行する時の判断基準となる
調整モードランプ、そして5はラインカメラ1及び調整
モードスイッチ2の出力信号を受けて警報装置3及び調
整モードランプ4に出力信号を与えるCPU等で構成さ
れる信号処理手段である。
される装置:図1は本発明に係る調整方法に使用される
車線逸脱警報装置の構成を示したもので、1は車線を検
出するためのラインカメラ、2はラインカメラ1の調整
を行う時に操作される調整モードスイッチ、3はブザー
等の警報装置、4は調整を実行する時の判断基準となる
調整モードランプ、そして5はラインカメラ1及び調整
モードスイッチ2の出力信号を受けて警報装置3及び調
整モードランプ4に出力信号を与えるCPU等で構成さ
れる信号処理手段である。
【0010】調整方法の原理:上記のラインカメラ1
は、図2に示す様にその光軸と車両中心線とが完全に一
致し検出範囲が左右対称であり、以て車両端部を光軸か
ら均等に位置するようにして車線逸脱判定を行うことが
最良であるが、取付状態により光軸と車両中心線とは完
全には一致しないと考えるのが普通である。そこで、光
軸と車両中心線とが一致しない場合でも次のようにして
調整することが可能である。
は、図2に示す様にその光軸と車両中心線とが完全に一
致し検出範囲が左右対称であり、以て車両端部を光軸か
ら均等に位置するようにして車線逸脱判定を行うことが
最良であるが、取付状態により光軸と車両中心線とは完
全には一致しないと考えるのが普通である。そこで、光
軸と車両中心線とが一致しない場合でも次のようにして
調整することが可能である。
【0011】即ち、図3(a) に示す様に、ラインカメラ
1の視野の範囲2W内の左右対称のどの位置に車両端部
が有るかを知る必要があり、この車両端部よりラインカ
メラ1の光軸中心寄りに車線が検出されれば車線逸脱の
判定ができることとなる。
1の視野の範囲2W内の左右対称のどの位置に車両端部
が有るかを知る必要があり、この車両端部よりラインカ
メラ1の光軸中心寄りに車線が検出されれば車線逸脱の
判定ができることとなる。
【0012】上記の検出範囲2Wは図4に示す様にライ
ンカメラ1の中で像2W’として得られるので、車線逸
脱警報装置としては、この像2W’上でどこに車両端部
があるかを予め設定しておく必要がある。
ンカメラ1の中で像2W’として得られるので、車線逸
脱警報装置としては、この像2W’上でどこに車両端部
があるかを予め設定しておく必要がある。
【0013】予め設定しておくためにはWとW’の関
係、即ち図3(a) に示す視野半値角αと光軸長Lを規定
する必要がある。
係、即ち図3(a) に示す視野半値角αと光軸長Lを規定
する必要がある。
【0014】この場合、視野半値角αはラインカメラ1
に用いる光学系及び内蔵されるセンサ素子(図示せず)
の長さで決まるため、光学系及びセンサ素子を同一にす
れば規定することができる。
に用いる光学系及び内蔵されるセンサ素子(図示せず)
の長さで決まるため、光学系及びセンサ素子を同一にす
れば規定することができる。
【0015】また、光軸長Lを規定する必要があるが、
この光軸長Lを直接測定することは難しいので、次の式
(1)、 L=H/cosθ=√(H2 +D2 ) 式(1) なる関係により、カメラ1の地上高H及びオフセット長
D(図3(b) 参照)から光軸長Lを規定することが出来
る。
この光軸長Lを直接測定することは難しいので、次の式
(1)、 L=H/cosθ=√(H2 +D2 ) 式(1) なる関係により、カメラ1の地上高H及びオフセット長
D(図3(b) 参照)から光軸長Lを規定することが出来
る。
【0016】この場合、地上高Hはラインカメラ1の取
付設計時に決まる値であるが、オフセット長Dは、図5
に示す様に、設計上でD1は既知であるので、D2=D
−D1を満足する長さD2(例えば車両バンパ前端から
の距離)を規定すれば良いことになる。
付設計時に決まる値であるが、オフセット長Dは、図5
に示す様に、設計上でD1は既知であるので、D2=D
−D1を満足する長さD2(例えば車両バンパ前端から
の距離)を規定すれば良いことになる。
【0017】この様にして光軸長Lが決まると、ライン
カメラ1の光学系及びセンサ素子長が既知であるので、
次式、 W’/W=f/L(fはレンズ焦点距離) 式(2) によりW及びWのセンサ素子上の像W’が決定出来る。
カメラ1の光学系及びセンサ素子長が既知であるので、
次式、 W’/W=f/L(fはレンズ焦点距離) 式(2) によりW及びWのセンサ素子上の像W’が決定出来る。
【0018】従って、W上での位置がW’上に幾何学的
に写像出来ることになる。
に写像出来ることになる。
【0019】この時、車両の中心線とラインカメラ1の
光軸について考えると、図6に示す様に両者のズレ量d
もW,W’の関係においてセンサ素子上に写像されるこ
とになり、図7に示す様に、車両中心線上のA点はN画
素を有するセンサ素子上ではN/2画素の中心点から
d’だけズレたA’点に写像されることとなる。
光軸について考えると、図6に示す様に両者のズレ量d
もW,W’の関係においてセンサ素子上に写像されるこ
とになり、図7に示す様に、車両中心線上のA点はN画
素を有するセンサ素子上ではN/2画素の中心点から
d’だけズレたA’点に写像されることとなる。
【0020】同様にして、図6に示した車両端部もライ
ンカメラ1のセンサ素子の検出範囲2W’上のどの位置
に対応するかも算出することが出来、その車両端部位置
と検出した車線位置との相対関係から車線逸脱を判定す
ることが可能となる。
ンカメラ1のセンサ素子の検出範囲2W’上のどの位置
に対応するかも算出することが出来、その車両端部位置
と検出した車線位置との相対関係から車線逸脱を判定す
ることが可能となる。
【0021】基準データの設定:不特定のラインカメ
ラを不特定の車両の前部中央に設置して正しく方向調整
するには、基準となる状態が必要であり、本発明ではデ
ータとして予め初期設定している。
ラを不特定の車両の前部中央に設置して正しく方向調整
するには、基準となる状態が必要であり、本発明ではデ
ータとして予め初期設定している。
【0022】即ち、ラインカメラ1は1次元であるので
その光軸調整はセンサ素子上の一点について実施すれば
よいので、図6に示したA点がセンサ素子上のA’点に
相当することから、このA’点(即ち車両の中心線上の
所定の前方地点)に何らかのマーカを置いた時のマーカ
検出信号が図8に示す様に検出された時、このマーカの
2値化画像の水平位置データを基準データとして予め信
号処理手段5に記憶しておく。
その光軸調整はセンサ素子上の一点について実施すれば
よいので、図6に示したA点がセンサ素子上のA’点に
相当することから、このA’点(即ち車両の中心線上の
所定の前方地点)に何らかのマーカを置いた時のマーカ
検出信号が図8に示す様に検出された時、このマーカの
2値化画像の水平位置データを基準データとして予め信
号処理手段5に記憶しておく。
【0023】カメラの方向調整:そして、別の車両に
ラインカメラを設置する時には、オペレータが調整モー
ドスイッチ2を操作することにより図6に示したA点に
設置したマーカをそのラインカメラ1が検出した時、信
号処理手段5は、このマーカの2値化画像の水平位置デ
ータと先に初期調整で求めておいた基準データとを比較
する。
ラインカメラを設置する時には、オペレータが調整モー
ドスイッチ2を操作することにより図6に示したA点に
設置したマーカをそのラインカメラ1が検出した時、信
号処理手段5は、このマーカの2値化画像の水平位置デ
ータと先に初期調整で求めておいた基準データとを比較
する。
【0024】そして、信号処理手段5は、その差分に応
じて調整モードランプ4の出力を変化させることによ
り、オペレータがラインカメラ1の光軸(方向)を調整
すれば、図6に示したような初期設定状態に一致させる
ことが出来、ラインカメラ1は車両の左右の端部を正確
に認識することができる。
じて調整モードランプ4の出力を変化させることによ
り、オペレータがラインカメラ1の光軸(方向)を調整
すれば、図6に示したような初期設定状態に一致させる
ことが出来、ラインカメラ1は車両の左右の端部を正確
に認識することができる。
【0025】従って、このようにして認識している車両
端部と検出した車線との位置関係により車線の逸脱警報
を正確に行うことが可能となる。
端部と検出した車線との位置関係により車線の逸脱警報
を正確に行うことが可能となる。
【0026】
【実施例】図9は図1に示した信号処理手段としてのC
PU2に格納され且つ実行される初期調整の制御アルゴ
リズムの実施例を示したもので、まずラインカメラ1を
車両10の所定の前部中央に設置する(ステップS
1)。
PU2に格納され且つ実行される初期調整の制御アルゴ
リズムの実施例を示したもので、まずラインカメラ1を
車両10の所定の前部中央に設置する(ステップS
1)。
【0027】そして、車両の中心線上の所定の地点にマ
ーカを設置する(同S2)。
ーカを設置する(同S2)。
【0028】この所定の地点とは図6に示したA点であ
り、このA点を常に車両との関係で固定する必要がある
ので、この実施例では図10(a) ,(b) に示す様に例え
ば車両10のバンパナンバプレート取付穴を利用して治
具によって車両中心線上の距離D2だけ離れた位置にマ
ーカMをセットする様にすれば、常にマーカMは車両1
0の中心線上の一定距離D2の位置にバラツキ無く設置
出来ることとなる。
り、このA点を常に車両との関係で固定する必要がある
ので、この実施例では図10(a) ,(b) に示す様に例え
ば車両10のバンパナンバプレート取付穴を利用して治
具によって車両中心線上の距離D2だけ離れた位置にマ
ーカMをセットする様にすれば、常にマーカMは車両1
0の中心線上の一定距離D2の位置にバラツキ無く設置
出来ることとなる。
【0029】この様にマーカを設置した後、ラインカメ
ラ1によりマーカMを撮影してその出力信号を読み込む
(同S3)。
ラ1によりマーカMを撮影してその出力信号を読み込む
(同S3)。
【0030】そして、この読み込んだ信号を2値化し
(同S4)、この2値化画像の水平位置データを基準デ
ータとして記憶しておく(同S5)。
(同S4)、この2値化画像の水平位置データを基準デ
ータとして記憶しておく(同S5)。
【0031】この様に初期設定モードで基準データを記
憶した後、別の車両にラインカメラ1を取り付けた時の
調整モードを図11に示す制御アルゴリズムの実施例に
より実行する。
憶した後、別の車両にラインカメラ1を取り付けた時の
調整モードを図11に示す制御アルゴリズムの実施例に
より実行する。
【0032】即ち、まず装置内においてCPU5等のイ
ニシャライズが行われ(ステップS11)、図10に示
した様にマーカMを設置してラインカメラ1により映像
信号を読み込む(同S12)。
ニシャライズが行われ(ステップS11)、図10に示
した様にマーカMを設置してラインカメラ1により映像
信号を読み込む(同S12)。
【0033】そしてこの読み込んだ信号の2値化を行い
(同S13)、調整モードスイッチ2が操作されている
か否かを判定する(同S14)。
(同S13)、調整モードスイッチ2が操作されている
か否かを判定する(同S14)。
【0034】この時調整モードになっていない時には、
従来と同様の車線逸脱判定を行い(同S15)、警報の
発生が必要ある時には警報装置3に対して警報出力を発
生させ(同S17)、警報を発生させる必要がないとき
には警報装置3に対して警報出力をオフにする(同S1
8)。
従来と同様の車線逸脱判定を行い(同S15)、警報の
発生が必要ある時には警報装置3に対して警報出力を発
生させ(同S17)、警報を発生させる必要がないとき
には警報装置3に対して警報出力をオフにする(同S1
8)。
【0035】また、調整モードスイッチ2が投入されて
いる時には、上記で求めた2値化データと初期設定モー
ドで求めた基準データとの水平座標上のズレ量eを求め
る(同S19)。
いる時には、上記で求めた2値化データと初期設定モー
ドで求めた基準データとの水平座標上のズレ量eを求め
る(同S19)。
【0036】そして、このズレ量eに応じて調整モード
ランプ4の出力状態を次の様に変化させる。
ランプ4の出力状態を次の様に変化させる。
【0037】即ち、ズレ量eが設定値以下である時に
は許容出来る範囲内に現在のラインカメラ1の方向(光
軸)が設定されているので調整モードランプ4を点灯さ
せ、オペレータに対して「OK」である旨知らせる。
は許容出来る範囲内に現在のラインカメラ1の方向(光
軸)が設定されているので調整モードランプ4を点灯さ
せ、オペレータに対して「OK」である旨知らせる。
【0038】また、ズレ量eが設定値とこれより大き
い設定値との間に存在する時には調整が必要である旨
をオペレータに知らせるためCPU5は調整モードラン
プ4に対して点滅動作を行わせるための制御信号を与え
る。
い設定値との間に存在する時には調整が必要である旨
をオペレータに知らせるためCPU5は調整モードラン
プ4に対して点滅動作を行わせるための制御信号を与え
る。
【0039】更に、ズレ量eが設定値より大きい時に
はCPU5はマーカMが検出されない状態であるので調
整モードランプ4を消灯させる制御信号を与える(同S
10)。
はCPU5はマーカMが検出されない状態であるので調
整モードランプ4を消灯させる制御信号を与える(同S
10)。
【0040】この様に、ラインカメラ1の方向が合って
いる時には調整モードランプ4を点灯状態とさせ、調整
不足の場合には点滅させ、更にマーカが発見出来ない様
な時には消灯状態にさせているので、このマーカMが左
右方向だけでなく、車両の前後方向に対してもズレてい
る様な場合にはズレ量eは設定値より大きくなるので
消灯状態であり、この状態からラインカメラ1の方向を
前後方向に動かすことによりズレ量eが設定値とと
の間に存在する様になって調整モードランプ4は点滅状
態となるので、これを更に設定値より小さくなる様に
左右方向に調整すれば、ラインカメラ1に対して前後方
向と左右方向の両方向において調整を行うことが出来
る。
いる時には調整モードランプ4を点灯状態とさせ、調整
不足の場合には点滅させ、更にマーカが発見出来ない様
な時には消灯状態にさせているので、このマーカMが左
右方向だけでなく、車両の前後方向に対してもズレてい
る様な場合にはズレ量eは設定値より大きくなるので
消灯状態であり、この状態からラインカメラ1の方向を
前後方向に動かすことによりズレ量eが設定値とと
の間に存在する様になって調整モードランプ4は点滅状
態となるので、これを更に設定値より小さくなる様に
左右方向に調整すれば、ラインカメラ1に対して前後方
向と左右方向の両方向において調整を行うことが出来
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車線
逸脱警報装置の調整方法によれば、ラインカメラを車両
の所定の前部中央に設置して車両の中心線上の所定の前
方地点にマーカをおいた時の2値化画像の水平位置デー
タを基準データとして記憶しておき、調整時にそのマー
カを撮影した時の2値化画像データと基準データとを比
較してその差分に応じて調整モードランプの出力状態を
変化させる様に構成したので、絶えず自車の端部を認識
することができ、特別な装置を用いずに且つ実際に車線
逸脱状態を再現したりすることなしに短時間で簡単に調
整を行うことが出来る。
逸脱警報装置の調整方法によれば、ラインカメラを車両
の所定の前部中央に設置して車両の中心線上の所定の前
方地点にマーカをおいた時の2値化画像の水平位置デー
タを基準データとして記憶しておき、調整時にそのマー
カを撮影した時の2値化画像データと基準データとを比
較してその差分に応じて調整モードランプの出力状態を
変化させる様に構成したので、絶えず自車の端部を認識
することができ、特別な装置を用いずに且つ実際に車線
逸脱状態を再現したりすることなしに短時間で簡単に調
整を行うことが出来る。
【図1】本発明の調整方法に用いられる車線逸脱警報装
置を概略的に示したブロック図である。
置を概略的に示したブロック図である。
【図2】車両を前方から見た時のラインカメラの検出範
囲を幾何学的に示した図である。
囲を幾何学的に示した図である。
【図3】ラインカメラの検出範囲を平面及び側面から示
した図である。
した図である。
【図4】ラインカメラによる検出範囲とラインカメラに
内蔵されたセンサ素子上の像との関係を説明するための
図である。
内蔵されたセンサ素子上の像との関係を説明するための
図である。
【図5】マーカとラインカメラとの位置関係を説明した
側面概略図である。
側面概略図である。
【図6】車両中心線とラインカメラの光軸とがズレてい
る場合の幾何学的な関係を示した図である。
る場合の幾何学的な関係を示した図である。
【図7】図6における車両中心線とラインカメラの光軸
とのズレをラインカメラにおけるセンサ素子上に示した
図である。
とのズレをラインカメラにおけるセンサ素子上に示した
図である。
【図8】図7によって示された車両中心線のズレ量をマ
ーカを置いた場合について示した図である。
ーカを置いた場合について示した図である。
【図9】本発明に用いられるCPUに格納され且つ実行
される初期設定モードの制御アルゴリズムの実施例を示
したフローチャート図である。
される初期設定モードの制御アルゴリズムの実施例を示
したフローチャート図である。
【図10】マーカを車両前方の所定地点に固定する場合
の実施例を説明した図である。
の実施例を説明した図である。
【図11】初期設定後、別の車両にラインカメラを設置
する場合の本発明による調整モード時の制御アルゴリズ
ムの実施例を示したフローチャート図である。
する場合の本発明による調整モード時の制御アルゴリズ
ムの実施例を示したフローチャート図である。
【図12】車両とラインカメラとの位置関係を説明した
概略図である。
概略図である。
1 ラインカメラ 2 調整モードスイッチ 3 警報装置 4 調整モードランプ 5 信号処理手段(CPU) 10 車両 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の前方を撮影するラインカメラから
得られた画像信号を信号処理手段で2値化することによ
り路面上の車線を抽出し該車線と該車両との位置関係か
ら警報を発生する車線逸脱警報装置の調整方法におい
て、 該ラインカメラを該車両の所定の前部中央に設置して該
車両の中心線上の所定の前方地点にマーカを置いたとき
の該マーカの2値化画像の水平位置データを基準データ
として該信号処理手段に初期設定しておき、 調整時に該ラインカメラを該車両の所定の前部中央に設
置して該マーカを撮影したときの2値化画像の水平位置
データと該基準データとを該信号処理手段が比較してそ
の差分に応じて調整モードランプの出力状態を変化させ
ることにより該ラインカメラの検出範囲が左右対称とな
るように方向調整する、 ことを特徴とした車線逸脱警報装置の調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03536393A JP3227870B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 車線逸脱警報装置の調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03536393A JP3227870B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 車線逸脱警報装置の調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253204A JPH06253204A (ja) | 1994-09-09 |
JP3227870B2 true JP3227870B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=12439818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03536393A Expired - Fee Related JP3227870B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 車線逸脱警報装置の調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227870B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102421943B1 (ko) * | 2020-12-03 | 2022-07-15 | 장진호 | 손 소독제 용기의 토출밸브 누름장치 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7590263B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-09-15 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle vicinity monitoring apparatus |
US7599521B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-10-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle vicinity monitoring apparatus |
JP4032052B2 (ja) | 2004-11-30 | 2008-01-16 | 本田技研工業株式会社 | 位置検出装置及びその補正方法 |
JP4224449B2 (ja) | 2004-11-30 | 2009-02-12 | 本田技研工業株式会社 | 画像抽出装置 |
JP4461091B2 (ja) | 2004-11-30 | 2010-05-12 | 本田技研工業株式会社 | 位置検出装置及びその補正方法 |
JP5602288B1 (ja) * | 2013-07-25 | 2014-10-08 | 阪神高速技術株式会社 | 車両位置認識システム |
CN106740841B (zh) * | 2017-02-14 | 2018-07-10 | 驭势科技(北京)有限公司 | 基于动态控制的车道线检测方法、装置及车载设备 |
CN110466453B (zh) * | 2019-08-28 | 2021-02-23 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 盲点监测系统车道宽度门限值调整方法 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP03536393A patent/JP3227870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102421943B1 (ko) * | 2020-12-03 | 2022-07-15 | 장진호 | 손 소독제 용기의 토출밸브 누름장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06253204A (ja) | 1994-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10445596B2 (en) | Camera device for vehicle | |
JP2887039B2 (ja) | 車両周辺監視装置 | |
US5874904A (en) | Inter-vehicle distance measurement apparatus | |
JP3227870B2 (ja) | 車線逸脱警報装置の調整方法 | |
US7149608B2 (en) | Information providing device for vehicle | |
JP2002012172A (ja) | トレーラ連結角検出装置 | |
JPH08202974A (ja) | 車線逸脱警報装置 | |
JP3246243B2 (ja) | 車線逸脱警報装置 | |
KR20020097357A (ko) | 자동차의 차선 이탈 방지를 위한 제어 방법 | |
JP2004173037A (ja) | 車載カメラの光軸ずれ検出装置 | |
JP2004349926A (ja) | 障害物検出装置及び方法並びに障害物検出用プログラム | |
JP2006209368A (ja) | 車両の運転支援装置 | |
JP2007028279A (ja) | 車両及び路面標示認識装置 | |
JPH1011585A (ja) | 物体検出装置 | |
JP3486924B2 (ja) | 車線逸脱警報装置 | |
JP7539459B2 (ja) | ミラー置換システムのためのカメラ画像及びセンサ融合 | |
CN109591694B (zh) | 车道偏离预警系统、车道偏离预警方法和车辆 | |
US11410288B2 (en) | Image processing apparatus | |
JPH06341837A (ja) | 車間距離計測装置、カメラ位置補正装置及び衝突警告装置 | |
KR100460869B1 (ko) | 차량의 영상 보정방법 | |
JPH0723370A (ja) | 車線逸脱警報装置 | |
JP2007018451A (ja) | 道路区画線検出装置 | |
JP3737935B2 (ja) | 車載用画像処理カメラ装置 | |
JP2001283202A (ja) | 車両状態認識装置 | |
JP4794764B2 (ja) | 車外監視装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010807 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |