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JP3208901B2 - 角速度センサの感度測定装置 - Google Patents

角速度センサの感度測定装置

Info

Publication number
JP3208901B2
JP3208901B2 JP5008693A JP5008693A JP3208901B2 JP 3208901 B2 JP3208901 B2 JP 3208901B2 JP 5008693 A JP5008693 A JP 5008693A JP 5008693 A JP5008693 A JP 5008693A JP 3208901 B2 JP3208901 B2 JP 3208901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
velocity sensor
rotating body
measuring device
sensitivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5008693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06242143A (ja
Inventor
本 克 己 藤
畑 昌 利 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5008693A priority Critical patent/JP3208901B2/ja
Publication of JPH06242143A publication Critical patent/JPH06242143A/ja
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Publication of JP3208901B2 publication Critical patent/JP3208901B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は角速度センサの感度測
定装置に関し、特にたとえば、振動ジャイロやコマジャ
イロなどの感度を測定するための、角速度センサの感度
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この発明の背景となる従来の角
速度センサの感度測定装置の一例を示す図解図である。
この感度測定装置1は、円板状のターンテーブル2を含
む。ターンテーブル2の中央部には軸3が形成され、軸
3がモータなどの駆動装置4に接続される。そして、駆
動装置4によって、ターンテーブル2が一定回転数で回
転する。
【0003】角速度センサの感度を測定するには、ター
ンテーブル2上に角速度センサ5が保持される。そし
て、ターンテーブル2を一定回転数で回転させて、角速
度センサ5の出力信号が測定される。角速度センサ5の
出力信号は、たとえばスリップリングなどを介して測定
される。そして、ターンテーブル2の角速度と角速度セ
ンサ5の出力信号との関係から、角速度センサ5の感度
を測定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな角速度センサの感度測定装置では、ターンテーブル
の回転の安定性および回転数の測定精度が、角速度セン
サの感度の測定精度を決定する。そのため、ターンテー
ブルの回転制御や回転数測定のために、高価な設備が必
要である。
【0005】また、角速度センサをVTRの手ぶれ検出
や自動車の揺れ検出などに用いる場合、角速度は一定で
はなく、角速度そのものが変化する。そのため、角速度
変化に対する角速度センサの応答性を測定する必要があ
るが、この感度測定装置では角速度そのものを変化させ
ることができない。したがって、この感度測定装置で
は、角速度センサの応答性を測定することができない。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、安
価で、角速度センサの感度および応答性を測定すること
ができる、角速度センサの感度測定装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、軸受けと、
軸受けに回転可能に取り付けられる回転体と、回転体を
振動させるために回転体に取り付けられる重りと、回転
体に角速度センサを保持するために回転体に取り付けら
れる角速度センサ保持具と、回転体の角度変位を測定す
るための変位センサとを含む、角速度センサの感度測定
装置である。
【0008】
【作用】回転体に重りが取り付けられているため、重力
により、回転体は軸受けを中心として振子振動する。そ
のため、角速度センサ保持具に保持された角速度センサ
に、角速度が与えられる。回転体の振子振動は単振動
し、ほぼ正弦波に近い角速度を得ることができる。さら
に、変位センサによって回転体の角度変位を測定し、そ
の角度変位と角速度センサの出力とが比較される。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、ほぼ正弦波に近い角
速度を得ることができるため、この変位と角速度センサ
の出力とを比較することによって、角速度センサの感度
を測定することができる。さらに、変位センサによって
回転体の角度変位を測定すれば、得られた角度変位と角
速度センサの出力信号との位相差から、角速度センサの
応答性を測定することができる。また、この感度測定装
置では、重力による振子振動によって角速度が得られる
ため、簡単な構造で正確な角速度を得ることができる。
したがって、従来の感度測定装置のように高価な制御装
置や測定装置が不要であり、角速度測定装置を安価に製
造することができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図解図であ
る。角速度センサの感度測定装置10は、軸受け12を
含む。軸受け12には、それを中心として回転可能に回
転体14が取り付けられる。回転体14は、たとえば4
角柱状に形成される。回転体14には、角速度センサ保
持具16が取り付けられる。角速度センサ保持具16
は、たとえば軸受け12の近傍に取り付けられる。
【0012】回転体14の長手方向の一方には、重り1
8が取り付けられる。さらに、回転体14には、重り1
8に直交する方向に、別の重り20が取り付けられる。
そして、角速度センサ保持具16に角速度センサ22が
保持され、回転体14が水平となるように、重り18が
ストッパ24で支持される。
【0013】この状態でストッパ24をはずすと、図2
に示すように、回転体14は振子振動する。それによっ
て、角速度センサ22に角速度が与えられる。この場
合、図3に示すように、単振子の法則に従い、ほぼ正弦
波に近い角速度を得ることができる。この感度測定装置
10の振動の周期Tは、次式によって示される。
【0014】
【数1】
【0015】上式において、kは定数、Jは慣性モーメ
ント、mは感度測定装置10の重心における質量、gは
重力加速度、hは回転の中心から重心までの距離であ
る。ここで、重心における質量mは、2つの重り18,
20によって決定される。また、振動の開始時における
振子と鉛直線との間の角度θ0 を調整することによっ
て、角速度センサ22に与えられる角速度を変えること
ができる。具体的には、図1において、ストッパ24で
回転体14を保持する位置を調整することによって、得
られる角速度を変えることができる。また、h(重り1
8,20までの距離)や質量mを変えることにより、周
波数を変えることができる。これは、各周波数における
応答性を調べるときに活用できる。
【0016】この角速度測定装置10を用いれば、重力
によってほぼ正弦波に近い角速度を得ることができる。
そのため、従来の感度測定装置のように、正確な角速度
を得るための制御装置や角速度測定装置の動きを監視す
るためのセンサが不要である。したがって、角速度セン
サ測定装置10に保持された角速度センサ22の出力
と、角速度センサ22に与えられた角速度とを比較する
ことによって、角速度センサ22の感度を測定すること
ができる。このように、この感度測定装置を用いれば、
その構造が簡単で、正確に角速度センサの感度を測定す
ることができる。しかも、構造が簡単であるため、安価
に感度測定装置を製造することができる。
【0017】また、変位センサによって回転体14の角
度変位を測定すれば、図4に示すように、リアルタイム
で角度変位を測定することができる。したがって、この
角度変位と角速度センサ22の出力信号との位相差か
ら、角速度センサ22の応答性を測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1に示す角速度測定装置の動きを示す図解図
である。
【図3】図2に示す角速度センサの動きを説明するため
の単振子を示す図解図である。
【図4】この発明の角速度センサの角度変位と角速度セ
ンサの出力信号との関係を示すグラフである。
【図5】この発明の背景となる従来の角速度センサ測定
装置の一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 角速度センサの感度測定装置 12 軸受け 14 回転体 16 角速度センサ保持具 18 重り 20 重り 22 角速度センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−105052(JP,A) 特開 平4−258768(JP,A) 特開 昭63−85365(JP,A) 特開 平5−240876(JP,A) 実開 昭61−17619(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 21/00 - 21/02 G01C 19/00 - 19/72 G01P 9/00 - 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受け、 前記軸受けに回転可能に取り付けられる回転体、 前記回転体を振動させるために前記回転体に取り付けら
    れる重り、 前記回転体に角速度センサを保持するために前記回転体
    に取り付けられる角速度センサ保持具、および前記回転
    体の角度変位を測定するための変位センサを含む、角速
    度センサの感度測定装置。
JP5008693A 1993-02-15 1993-02-15 角速度センサの感度測定装置 Expired - Lifetime JP3208901B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5008693A JP3208901B2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 角速度センサの感度測定装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06242143A JPH06242143A (ja) 1994-09-02
JP3208901B2 true JP3208901B2 (ja) 2001-09-17

Family

ID=12849226

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JP5008693A Expired - Lifetime JP3208901B2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 角速度センサの感度測定装置

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Families Citing this family (2)

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JP5245637B2 (ja) * 2008-08-19 2013-07-24 トヨタ自動車株式会社 車載角速度検出装置
JP6789908B2 (ja) * 2017-09-22 2020-11-25 京セラ株式会社 振動計

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