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JP3208779U - シートバッグ固定ベルト連結具 - Google Patents

シートバッグ固定ベルト連結具 Download PDF

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JP3208779U
JP3208779U JP2016005662U JP2016005662U JP3208779U JP 3208779 U JP3208779 U JP 3208779U JP 2016005662 U JP2016005662 U JP 2016005662U JP 2016005662 U JP2016005662 U JP 2016005662U JP 3208779 U JP3208779 U JP 3208779U
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大介 川上
大介 川上
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Abstract

【課題】鞍型車両の後部シートに固定した際にずれ難く簡易な構造で製作できるシートバッグ固定ベルト連結具を提供する。【解決手段】実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Aは、ベース布地部2Aと、後部シートに巻付けて後部シートに固定可能な少なくとも1本のシート巻付ベルト3と、鞍型車両用シートバッグが有するバッグ側連結具と連結可能なベルト側連結具42及び52を有してベース布地部2Aに縫合される第1のバッグ取付ベルト4及び第2のバッグ取付ベルト5とからなる。【選択図】図1

Description

本考案は、鞍型車両用シートバッグを鞍型車両の後部シートに固定するためのシートバッグ固定ベルト連結具に関する。
自動二輪車等でのツーリング、通勤等の際に、例えば自動二輪車等の鞍型車両に荷物を積載する場合に、後部シートに収容ボックス、シート積載バッグ等の鞍型車両用シートバッグを取り付けて使用することが多くなっている。
なお、鞍乗り型車両の乗員用シートにシートバッグを取り付けるシートバッグの取付構造において、前記シート上に左右方向の取付部材を配置し、この取付部材の左右を前記シートに取り付け、前記取付部材に前記シートバッグを取り付け、前記取付部材は、連結具本体と、前記連結具本体の長さ方向一側に連結した一側連結ベルトと、前記連結具本体の長さ方向他側に着脱自在に連結され先端に輪部を有する他側連結ベルトとを備えたものなどが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第5498591号公報
図12は、従来のシートバッグ固定ベルト等の取付状態の一例を示す図である。例えば、図12に示すシートバッグ固定ベルト400及び500は、同じタイプの2本のベルト帯410及び510に、鞍型車両用シートバッグが有するバッグ側連結具に着脱可能なベルト側連結具420及び520が取り付けられている。
例えば、図5に示す後部シート8のように、鞍型車両9の主に自動二輪車などにおいて、分離型のシート(シート体81とする)、略三角形状のシートなどの鋭角なシート形状のデザイン等も多くある。
略三角形状の後部シート8などの鋭角なシート体81が、例えば後部シート車体82から着脱可能な構造とされる。このようなシート体81に、複数のシートバッグ固定ベルト400及び500のベルト帯410及び510を短手方向Xhに沿って巻き付け、ベルト止め430及び530で固定位置を調整しながら締め付ける。
このような固定方法において、鞍型車両用シートバッグが取り付けられている場合に、鞍型車両の走行中の振動やベルト固定位置等により、特に、シート体81の略三角形状側寄りに巻き付けられたシートバッグ固定ベルト500がシート体81の長手方向Mhの後部方向側にずれ易くなる。
すなわち、シートバッグ固定ベルト500のシート体81への取り付け位置がずれ易くなり、当該部分での固定が緩むことがある。これにより、鞍型車両用シートバッグの後部シート8への固定状態が緩まるため、緩まった部分での鞍型車両用シートバッグのずれ、荷くずれ等が生じることが多くなる。
一方、例えば特許文献1などの技術では、固定方法や構造が複雑であり、多くの種類の後部シートに採用できる汎用型のシートバッグ固定ベルト連結具には適していない。
そこで、本考案が解決しようとする課題は、鞍型車両の後部シートに固定した際にずれ難く、簡易な構造で製作できるシートバッグ固定ベルト連結具を提供することである。
上記課題を解決するために、本考案に係るシートバッグ固定ベルト連結具は、鞍型車両用シートバッグを後部シートに固定するためのシートバッグ固定ベルト連結具である。当該シートバッグ固定ベルト連結具は、少なくとも1枚のベース布地と、前記後部シートに巻付けて前記後部シートに固定可能な少なくとも1本のシート巻付ベルトと、前記鞍型車両用シートバッグが有するバッグ側連結具と連結可能なベルト側連結具を有する複数のバッグ取付ベルトとからなる。当該シートバッグ固定ベルト連結具において、前記複数のバッグ取付ベルトのうちの第1のバッグ取付ベルトの中央部分を、前記ベース布地と重ね合わせる方向に応じた前記ベース布地の所定の位置に縫合し、前記複数のバッグ取付ベルトのうちの第2のバッグ取付ベルトの中央部分を前記第1のバッグ取付ベルトの長手方向を基準として開角度を成すように略V字状に折り返して、当該略V字状折り返し部分を前記第1のバッグ取付ベルトの前記中央部分と間隔を設けて前記ベース布地に縫合し、前記シート巻付ベルトを前記第1のバッグ取付ベルトに当接するように重ねて、前記ベース布地の前記所定の位置近傍で折り返し、又は、他の1枚のベース布地を用いて、前記第1のバッグ取付ベルトに当接するように重ねた前記シート巻付ベルトの一部分と、前記第2のバッグ取付ベルトの前記略V字状折り返し部分の端部側とを当該重ね合わせるベース布地で覆い、前記重ね合わせたベース布地の前記略V字状折り返し部分の端部側周辺を縫合したことを特徴とする。
本考案に係るシートバッグ固定ベルト連結具によれば、鞍型車両の後部シートに固定した際にずれ難く、簡易な構造で製作できる。
本考案に係るシートバッグ固定ベルト連結具の第1の実施形態の構成の一例を示す図である。 図1に示すシートバッグ固定ベルト連結具の表面及び裏面の縫製状態を示す図である。 図1に示すシートバッグ固定ベルト連結具の製作方法を示す図である。 図3に続くシートバッグ固定ベルト連結具の製作方法を示す図である。 第1の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具の後部シート取付手順を示す図である。 図5に続くシートバッグ固定ベルト連結具の後部シート取付手順を示す図である。 第1の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具のシートバッグ取付状態を示す図である。 第1の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具の後部シートにおける取付状態を説明する図である。 本考案に係るシートバッグ固定ベルト連結具の第2の実施形態の構成の一例を示す図である。 図9に示すシートバッグ固定ベルト連結具の製作方法を示す図である。 本考案に係るシートバッグ固定ベルト連結具の第3の実施形態の構成の一例を示す図である。 従来例のシートバッグ固定ベルト等の取付状態の一例を示す図である。
以下、本考案に係る実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具について、図面を参照して具体的に説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。ここで説明する以降の実施形態はいずれも、鞍型車両として、主に自動二輪車、自動三輪車(オートバイ)などに用いられるシートバッグ固定ベルト連結具の一例をとりあげて説明する。なお、本考案において、二輪車タイプに限定したものでなく、自動三輪車、自動四輪車、もしくは自転車などの鞍型車両に適用可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本考案に係るシートバッグ固定ベルト連結具の第1の実施形態(符号1A)の構成の一例を示す図である。図2は、図1に示すシートバッグ固定ベルト連結具1Aの表面及び裏面の縫製状態を示す拡大図であり、図2(a)はベース布地部2Aの表面を示し、図2(b)はベース布地部2Aの裏面を示す。また、適宜、図3乃至図8等も参照しながら説明する。
第1の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Aは、例えば図7等に示す自動二輪車、自動三輪車等の鞍型車両9のための鞍型車両用シートバッグ7を後部シート8に固定するための固定具である。シートバッグ固定ベルト連結具1Aは、図1に示すように、少なくとも1枚のベース布地20と、シート巻付ベルト3と、複数のバッグ取付ベルトとからなる。複数のバッグ取付ベルトは、例えば第1のバッグ取付ベルト4及び第2のバッグ取付ベルト5である。
シート巻付ベルト3は、シート(例えば図6等に示すシート体81)に巻付けて後部シート8に固定可能である。シート巻付ベルト3において、ベルト帯31の一端側にメス側連結具33と、ベルト帯31の他端側にオス側連結具32とを有し、これらが着脱可能、かつ、例えばオス側連結具32でベルト帯31における巻付長さの調整が可能である。
第1のバッグ取付ベルト4は、シート体81の短手方向の両サイド側から直線状に延出されて、鞍型車両用シートバッグ7の前方のバッグ側連結具71に着脱可能である。第1のバッグ取付ベルト4において、例えばベルト帯41の両端側にバッグ側連結具71と着脱可能なベルト側連結具42を有している。
第2のバッグ取付ベルト5は、シート体81の短手方向の両サイド側から略V字状の開角度を保持するように延出されて、鞍型車両用シートバッグ7の後方のバッグ側連結具72に着脱可能である。第2のバッグ取付ベルト5において、例えばベルト帯51の両端側にバッグ側連結具72と着脱可能なベルト側連結具52を有している。
また、第1のバッグ取付ベルト4及び第2のバッグ取付ベルト5は、図1及び図2等に示すように、ベース布地部2Aに縫合されている。
なお、以降の説明では、図2(a)に示す面側をベース布地部2Aの表面と称し、図2(b)に示す面側をベース布地部2Aの裏面と称するものとする。この場合に、例えば後述する図6(a)及び(b)に示すように、ベース布地部2Aの表面はシート体81の裏面側に当接する面側であり、ベース布地部2Aの裏面は後部シート車体82の表面側に当接する面側である。
以上のように、第1のバッグ取付ベルト4及び第2のバッグ取付ベルト5は、鞍型車両用シートバッグ7を後部シート8に固定するために、ベルト側連結具42及び52を有する。ベルト側連結具42及び52は、例えば図7等に示す鞍型車両用シートバッグ7が有するバッグ側連結具71及び72と着脱自在に接続される。なお、図1乃至図8等に示すベルト側連結具42及び52と、バッグ側連結具71及び72とのオス/メス側関係は一例であり、これらの組み合せを変更してもよい。
図3は、図1及び図2に示すシートバッグ固定ベルト連結具1Aの製作方法を示す図である。図4は、図3に続くシートバッグ固定ベルト連結具1Aの製作方法を示す図である。
(1)図3(a)に示すように、シートバッグ固定ベルト連結具1Aにおいて、略四角形状のベース布地20が使用される。
(2)次に、図3(b)に示すように、第1のバッグ取付ベルト4の中央部分が、ベース布地20と重ね合わせる方向に応じたベース布地20の所定の位置に縫合される。本縫製箇所が、縫製箇所21である。
(3)次に、図3(b)に示すように、第2のバッグ取付ベルト5の中央部分が、第1のバッグ取付ベルト4の長手方向を基準としてV字状の開角度を成すように、略V字状に折り返される。第2のバッグ取付ベルト5の略V字状折り返し部分が、ベース布地20の所定の位置を境にした片方側のベース布地20に、第1のバッグ取付ベルト4の中央部分と間隔を設けて、かつ、互いのベルト伸長時(ベルト帯41をまっすぐに伸ばした状態とベルト帯51をV字状に沿って伸ばした状態)においても交差しないように縫合される。本縫製箇所が、縫製箇所22である。
(4)次に、図4(a)に示すように、シート巻付ベルト3は、第1のバッグ取付ベルト4に当接するように重ねられる。ベース布地20が所定の位置近傍で折り返され、第1のバッグ取付ベルト4に当接するように重ねられたシート巻付ベルト3の一部分と、第2のバッグ取付ベルト5の略V字状折り返し部分の端部側とが、当該重ね合わせられたベース布地20で覆われる。
(5)最後に、図4(b)に示すように、上記(3)にて重ね合わせられたベース布地20の略V字状折り返し部分の端部側周辺が縫合される。本縫製箇所が、縫製箇所23である。すなわち、図4(b)に示すベース布地部2Aの拡大図が図2(a)に示す縫製状態であり、図4(b)に示すベース布地部2Aを裏返した場合の拡大図が図2(b)に示す縫製状態である。
第1の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Aにおいて、図3(a)及び(b)に示すように、重ね合わせるベース布地20は、1枚のベース布地である。ベース布地20は、所定の位置として、例えば図3(b)及び図4(a)に示すように、1枚のベース布地20の中央付近で折り返され、重ね合わせるベース布地20の端を揃えて、第1のバッグ取付ベルト4の中央部分と、第2のバッグ取付ベルト5の略V字状に折り返された中央部分が覆われる。
なお、好ましくは、縫製箇所23において、シート巻付ベルト3が重ね合わせられたベース布地20に対してスライド可能となるように、重ね合わせられたベース布地20の略V字状折り返し部分側周辺が縫合される。すなわち、当該折り返し部分周辺において、ベルト帯31の短手方向(幅)よりもスペースを設け、かつ、オス側連結具32及びメス側連結具33とが抜脱しない程度のスペース制限を設けるように縫合される。
以上のような製作過程を経て、ベース布地部2Aが縫合されて、完成品としてのシートバッグ固定ベルト連結具1Aが製作される。
また、好ましくは、シートバッグ固定ベルト連結具1Aにおいて、重ね合わせられたベース布地20の重ね合わせ面でない表面側は、少なくとも滑り止め布地である。滑り止め布地は、例えばナイロン、ポリエステルなどの素材や、凹凸の弾力性のあるゴム等による滑り止め構造を施した素材である。
次に、図5乃至図7では、シートバッグ固定ベルト連結具1Aの使用方法として、例えば自動二輪車等の鞍型車両9のための鞍型車両用シートバッグ7を後部シート8に取り付ける手順について示す。具体的には、図5は、第1の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Aの後部シート取付手順を示す図である。図6は、図5に続くシートバッグ固定ベルト連結具1Aの後部シート取付手順を示す図である。図7は、第1の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Aのシートバッグ取付状態及び取り外し状態の一例を示す図である。
図5乃至図7に示す鞍型車両9の一例において、後部シート8は、後部シート車体82から着脱可能なシート体81よりなる。例えば、シート体81の形状は、後部に向けて、略三角形状に類似する多角形状(例えば五角形又は六角形)であり、後部端にかけて幅が狭くなる形状の一例である。
図5(a)の後部シート8において、図5(b)に示すように、後部シート車体82からシート体81を取り外す。
次に、図6(a)に示すように、取り外したシート体81を裏返し、シートバッグ固定ベルト連結具1Aのベース布地部2Aを、第2のバッグ取付ベルト5の略V字形状の開角度を後方側に向けてシート体81の中央から前端よりに配置させる。さらに、その配置状態で、例えばシート体81の裏面側において突起する部品等の干渉を避けながら、シート体81にシート巻付ベルト3を巻きつけて固定する。この際に、第1のバッグ取付ベルト4及び第2のバッグ取付ベルト5は、シート体81の幅方向(シート体81の短手方向に沿った幅)に延出される。
次に、図6(b)に示すように、シート巻付ベルト3を巻きつけたシート体81について、第1のバッグ取付ベルト4及び第2のバッグ取付ベルト5を幅方向に延出させながら、後部シート車体82の元の位置に戻す。
最後に、図7(a)に示すように、鞍型車両用シートバッグ7を後部シート8に載せた状態で、鞍型車両用シートバッグ7の前方のバッグ側連結具71に第1のバッグ取付ベルト4のベルト側連結具42を連結する。また、後方のバッグ側連結具72に第2のバッグ取付ベルト5のベルト側連結具52を連結する。
一方、図7(b)に示す状態は、鞍型車両用シートバッグ7を後部シート8に載せない場合に、第1のバッグ取付ベルト4の両端のベルト側連結具42と、第2のバッグ取付ベルト5の両端のベルト側連結具52とを、接続バックル74の連結部73に連結させて、シートバッグ固定ベルト連結具1Aを後部シート8に固定させておくことができる。
以上説明したように、シートバッグ固定ベルト連結具1Aを後部シート8に取り付けておけば、鞍型車両用シートバッグ7を積載する場合に、鞍型車両用シートバッグ7を後部シート8に固定することができる。また、鞍型車両用シートバッグ7を積載しない場合にも、シートバッグ固定ベルト連結具1Aを後部シート8から取り外す必要はなく、接続バックル74等を用いて後部シート8に邪魔にならずに固定しておくことができる。
次に、図8を参照して、第1の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Aの後部シート8における取付状態を説明する。
例えば、図5に示す後部シート8のように、主に自動二輪車などの鞍型車両9において、分離型のシート(シート体81とする)、略三角形状のシートなどの鋭角なシート形状のデザイン等も多くある。略三角形状の後部シート8などの鋭角なシート体81が、後部シート車体82から着脱可能な構造とされる。
図8に示すように、シートバッグ固定ベルト連結具1Aにおいて、ベース布地部2Aの固定位置を決めてシート巻付ベルト3をシート体81の短手方向Xvに沿って巻き付け、オス側連結具32とメス側連結具33とを連結して、シート体81へのシート巻付ベルト3の取付けによりシートバッグ固定ベルト連結具1Aの位置を固定する取付構造とされる。
また、ベース布地部2Aは、上記取付構造において、シート体81と後部シート車体82との間に表面の接触面積を広くして挟まれる。これにより、第2のバッグ取付ベルト5は、シート体81の前方側にシート巻付ベルト3によりしっかりと固定されたベース布地部2Aにより支持されるため、シート体81の長手方向Mvの後部方向側にずれ難くなる。
以上のような取付構造のシートバッグ固定ベルト連結具1Aにおいて、例えば図6及び図7等に示すように、第1のバッグ取付ベルト4により鞍型車両用シートバッグ7の前方側のバッグ側連結具71に連結して固定し、また、第2のバッグ取付ベルト5により鞍型車両用シートバッグ7の後方側のバッグ側連結具72に連結して固定することができる。
以上のような鞍型車両用シートバッグ7の固定方法において、特に、シート体81の略三角形状部分に巻き付けられた第2のバッグ取付ベルト5は、図8に示すように、ベース布地部2Aから短手方向Xvを基準として、略V字形状の開角度(例えば90°〜110°程度)で、ベルト帯51をシート体81の後部側から延出できる。
第2のバッグ取付ベルト5では、ベース布地部2Aを基準として、略V字方向Yvに引っ張る力が作用するため、シート体81の長手方向Mvの後部方向側に作用する力に抗するため、第2のバッグ取付ベルト5は長手方向Mvの後部方向側にずれ難い。
オス側連結具32、メス側連結具33、ベルト側連結具42及び52は、例えば合成樹脂等で製造されたものである。ベース布地20は、例えばナイロン製素材、ポリエステル製素材、合成皮革、本皮などが用いられる。好ましくは、シート体81及び後部シート車体82に当接するベース布地20の表面側には、特に摩擦係数の大きい素材の布地(滑り止め布地)を用いるとよい。
本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Aにおいて、ベース布地部2A自体は、シート体81と後部シート車体82との間に挟められるが、金具、合成樹脂等による止め具・係止具などを用いなくてよい構造なため、シート体81・後部シート車体82を傷つけることや、挟まれる際のシート体81の裏面側での部品干渉等を回避することができる。
以上のような簡易な構造で、シート巻付ベルト3、複数のバッグ取付ベルトをベース布地部2Aに取り付けて、製作することが可能である。また、本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Aを鞍型車両9の後部シート8に取り付けた場合に、第2のバッグ取付ベルト5は、前述した図8等に示すように、後部シート8の長手方向Mvに対してずれ難い。
以上説明したように、本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具によれば、鞍型車両の後部シートに固定した際にずれ難く、簡易な構造で製作できる。
[第2の実施形態]
図9は、本考案に係るシートバッグ固定ベルト連結具の第2の実施形態(符号1B)の構成の一例を示す図である。図10は、図9に示すシートバッグ固定ベルト連結具1Bの製作方法を示す図である。
第2の実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Bは、自動二輪車、自動三輪車等の鞍型車両9のための鞍型車両用シートバッグ7を後部シート8に固定するための固定具である。
シートバッグ固定ベルト連結具1Bは、図9に示すように、2枚のベース布地20baと20bbとを縫製後のベース布地部2Bと、シート巻付ベルト3と、1本の第1のバッグ取付ベルト4、2本の第2のバッグ取付ベルト5とからなる。
ベース布地部2Bは、ベース布地20baと、当該ベース布地20baへ重ね合わせる他の1枚のベース布地20bbとからなる。
また、ベース布地部2Bにおいて、第1のバッグ取付ベルト4に当接するように重ねたシート巻付ベルト3の一部分と、第2のバッグ取付ベルト5の略V字状折り返し部分の端部側とを、他の1枚のベース布地20bbの端を揃えて覆ったものである。
好ましくは、複数のバッグ取付ベルトが、各々の伸長時に、互いに交差しないようなベース布地20baの各々の位置に縫合される。例えば、図11(a)及び(b)に示す平行に並ぶ2本の第2のバッグ取付ベルト5のうちの、少なくとも第1のバッグ取付ベルト4側(内側とする)に位置する第2のバッグ取付ベルト5は、その外側に位置する第2のバッグ取付ベルト5の略V字状の開角度以上である。
すなわち、内側に位置する第2のバッグ取付ベルト5は、その外側に位置する第2のバッグ取付ベルト5の略V字状の開角度と同じか、それよりも大きい開角度の略V字状である。以上の関係は、3本以上の第2のバッグ取付ベルト5が平行に並ぶ場合も、同様である。
図10(a)は、1枚のベース布地20baの裏面を示す。また、図10(b)は、他の1枚のベース布地20bbの表面を示す。
図10(a)は、1枚のベース布地20baの裏面側に、1本の第1のバッグ取付ベルト4のベルト帯41と、2本の第2のバッグ取付ベルト5のベルト帯51を縫製した状態を示す図である。なお、縫製箇所21及び22は、前述した図3(b)に示す縫製方法と同様に縫製される。
図10(b)は、ベース布地部2Bの表面の縫製状態を示す図である。すなわち、図10(b)に示すベース布地部2Bは、図10(a)に示す1枚のベース布地20baの裏面に、他の1枚のベース布地20bbの裏面が当接された状態で縫製されたものであり、その縫製後のベース布地20bbの表面を示す状態である。
縫製箇所23は、好ましくは、シート巻付ベルト3が重ね合わせられたベース布地20ba及び20bbに対してスライド可能となるように、重ね合わせられたベース布地20ba及び20bbが縫合される。すなわち、ベルト帯31の短手方向(幅)よりスペースを設け、かつ、オス側連結具32及びメス側連結具33とが抜脱しない程度のスペース制限を設けるように縫合される。
本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Bでは、2本の第2のバッグ取付ベルト5をシート体81の前部側及び後部側から延出できる。例えば、鞍型車両用シートバッグ7のバッグ側連結具72を6個有する場合等に、シートバッグ固定ベルト連結具1Bでは2個のベルト側連結具42と4個のベルト側連結具52とを有することができるため、これらを相互に着脱可能に接続できる。
以上のような簡易な構造で、シート巻付ベルト3、複数のバッグ取付ベルトをベース布地部2Bに取り付けて、製作することが可能である。また、本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Bを鞍型車両9の後部シート8に取り付けた場合に、第2のバッグ取付ベルト5は、前述した図8等に示すように、後部シート8の長手方向Mvに対してずれ難い。
以上説明したように、本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具によれば、鞍型車両の後部シートに固定した際にずれ難く、簡易な構造で製作できる。
[第3の実施形態]
図11は、本考案に係るシートバッグ固定ベルト連結具の第3の実施形態(符号1C)の構成の一例を示す図である。
シートバッグ固定ベルト連結具1Cは、図11に示すように、2枚のベース布地20caと20cbとを縫製後のベース布地部2Cと、シート巻付ベルト3(ベルト帯31のみ示す)と、1本の第1のバッグ取付ベルト4(ベルト帯41のみ示す)と、3本の第2のバッグ取付ベルト5(ベルト帯51のみ示す)とからなる。なお、図11において、シート巻付ベルト3、第1のバッグ取付ベルト4及び第2のバッグ取付ベルト5のオス側連結具32、メス側連結具33、ベルト側連結具42及び52等は、図示省略している。
ベース布地部2Cは、ベース布地20caと、当該ベース布地20caへ重ね合わせる他の1枚のベース布地20cbとからなる。
また、ベース布地部2Cにおいて、第1のバッグ取付ベルト4に当接するように重ねたシート巻付ベルト3の一部分と、3箇所の第2のバッグ取付ベルト5の略V字状折り返し部分の端部側とを、他の1枚のベース布地20cbの端を揃えて覆ったものである。
複数のバッグ取付ベルトが、各々の伸長時に、互いに交差しないようなベース布地20caの各々の位置に縫合される。
図11(a)は、1枚のベース布地20caの裏面を示す。また、図11(b)は、他の1枚のベース布地20cbの表面を示す。
図11(a)は、1枚のベース布地20caの裏面側に、1本の第1のバッグ取付ベルト4のベルト帯41と、3本の第2のバッグ取付ベルト5のベルト帯51を縫製した状態を示す図である。なお、縫製箇所21及び22は、前述した図3(b)に示す縫製方法と同様に縫製される。
図11(b)は、ベース布地部2Cの表面の縫製状態を示す図である。すなわち、図11(b)に示すベース布地部2Cは、図11(a)に示す1枚のベース布地20caの裏面に、他の1枚のベース布地20cbの裏面が当接された状態で縫製されたものであり、その縫製後のベース布地20cbの表面を示す状態である。なお、縫製箇所23は、前述した図10(b)に示す縫製方法と同様に縫製される。
本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Cでは、3本の第2のバッグ取付ベルト5をシート体81の前部側及び後部側から延出できる。例えば、鞍型車両用シートバッグ7のバッグ側連結具72を8個有する場合等に、シートバッグ固定ベルト連結具1Cでは2個のベルト側連結具42と6個のベルト側連結具52とを有することができるため、これらを相互に着脱可能に接続できる。
以上のような簡易な構造で、シート巻付ベルト3、複数のバッグ取付ベルトをベース布地部2Cに取り付けて、製作することが可能である。また、本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具1Cを鞍型車両9の後部シート8に取り付けた場合に、第2のバッグ取付ベルト5は、前述した図8等に示すように、後部シート8の長手方向Mvに対してずれ難い。
以上説明したように、本実施形態のシートバッグ固定ベルト連結具によれば、鞍型車両の後部シートに固定した際にずれ難く、簡易な構造で製作できる。
[他の実施形態]
以上、本考案の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。また、例えば各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、実用新案登録請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1A、1B、1C…シートバッグ固定ベルト連結具、2A、2B、2C…ベース布地部、3…シート巻付ベルト、4…第1のバッグ取付ベルト、5…第2のバッグ取付ベルト、7…鞍型車両用シートバッグ、8…後部シート、9…鞍型車両、20、20ba、20bb、20ca、20cb…ベース布地、21、22、23…縫製箇所、31、41、51…ベルト帯、32…オス側連結具、33…メス側連結具、42、52…ベルト側連結具、71、72…バッグ側連結具、73…連結部、74…接続バックル、81…シート体、82…後部シート車体、400、500…シートバッグ固定ベルト、410、510…ベルト帯、420、520…ベルト側連結具、430、530…ベルト止め

Claims (6)

  1. 鞍型車両用シートバッグを後部シートに固定するためのシートバッグ固定ベルト連結具であって、
    少なくとも1枚のベース布地と、
    前記後部シートに巻付けて前記後部シートに固定可能な少なくとも1本のシート巻付ベルトと、
    前記鞍型車両用シートバッグが有するバッグ側連結具と連結可能なベルト側連結具を有する複数のバッグ取付ベルトとからなり、
    前記複数のバッグ取付ベルトのうちの第1のバッグ取付ベルトの中央部分を、前記ベース布地と重ね合わせる方向に応じた前記ベース布地の所定の位置に縫合し、
    前記複数のバッグ取付ベルトのうちの第2のバッグ取付ベルトの中央部分を前記第1のバッグ取付ベルトの長手方向を基準として開角度を成すように略V字状に折り返して、当該略V字状折り返し部分を前記第1のバッグ取付ベルトの前記中央部分と間隔を設けて前記ベース布地に縫合し、
    前記シート巻付ベルトを前記第1のバッグ取付ベルトに当接するように重ねて、前記ベース布地の前記所定の位置近傍で折り返し、又は、他の1枚のベース布地を用いて、前記第1のバッグ取付ベルトに当接するように重ねた前記シート巻付ベルトの一部分と、前記第2のバッグ取付ベルトの前記略V字状折り返し部分の端部側とを当該重ね合わせるベース布地で覆い、
    前記重ね合わせたベース布地の前記略V字状折り返し部分の端部側周辺を縫合した
    ことを特徴とするシートバッグ固定ベルト連結具。
  2. 前記複数のバッグ取付ベルトが、各々の伸長時に、互いに交差しないような前記ベース布地の各々の位置に縫合された
    ことを特徴とする請求項1に記載のシートバッグ固定ベルト連結具。
  3. 前記シート巻付ベルトが、前記重ね合わせたベース布地に対してスライド可能となるように、前記重ね合わせたベース布地の前記略V字状折り返し部分側周辺を縫合した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシートバッグ固定ベルト連結具。
  4. 前記重ね合わせるベース布地は、前記1枚のベース布地であり、
    前記所定の位置として、前記1枚の前記ベース布地の中央付近で折り返し、前記重ね合わせた前記ベース布地の端を揃えて覆った
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシートバッグ固定ベルト連結具。
  5. 前記重ね合わせるベース布地は、前記他の1枚のベース布地であり、
    前記第1のバッグ取付ベルトに当接するように重ねた前記シート巻付ベルトの一部分と、前記第2のバッグ取付ベルトの前記略V字状折り返し部分の端部側とを、前記他の1枚のベース布地の端を揃えて覆った
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシートバッグ固定ベルト連結具。
  6. 前記重ね合わせたベース布地の重ね合わせ面でない表面側は、少なくとも滑り止め素材を用いた布地である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のシートバッグ固定ベルト連結具。

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