JP3220431U - シート取付用ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】鞍乗型車両の後部シートに取り付ける際には取付け調整し易く、後部シートに固定した際にはずれ難いシート取付用ベルトを提供する。【解決手段】実施形態のシート取付用ベルト10Aは、後部シートの短手方向に沿って巻付けて固定可能な少なくとも1本のシート巻付ベルト1と、鞍乗型車両用バッグが有するバッグ側連結具と連結可能なベルト側連結具を有する2本以上のバッグ取付ベルト2と、後部シートの外形形状の大きさよりも小さい所定の平面形状の部材31aの外周側に当該平面形状の部材の中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数のベルト挿通孔32aを有しているベルト連結ベース部材3Aとを備える。【選択図】図1
Description
本考案は、鞍乗型車両用バッグを鞍乗型車両の後部シートに固定するためのシート取付用ベルトに関する。
自動二輪車等でのツーリング、通勤等の際に、例えば自動二輪車等の鞍乗型車両に荷物を積載する場合に、後部シートに収容ボックス、シート積載バッグ、サイドバッグ等の鞍乗型車両用バッグを取り付けて使用することが多くなっている。
なお、鞍乗型車両の乗員用シートにシートバッグを取り付けるシートバッグの取付構造において、前記シート上に左右方向の取付部材を配置し、この取付部材の左右を前記シートに取り付け、前記取付部材に前記シートバッグを取り付け、前記取付部材は、連結具本体と、前記連結具本体の長さ方向一側に連結した一側連結ベルトと、前記連結具本体の長さ方向他側に着脱自在に連結され先端に輪部を有する他側連結ベルトとを備えたものなどが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
従来の鞍乗型車両用バッグの取付ベルトでは、複数の取付ベルトを後部シートに取り付ける際に、個々の取付ベルトを後部シートに独立に取り付けるため、複数の取付ベルトが絡まったり、ねじれたりするため、後部シートへ取付ベルトを取付け調整することに手間取っていた。また、取り付け後も、以降で説明するような課題があった。
図11は、従来のシートバッグ固定ベルト等の取付け状態の一例を示す図である。例えば、図11に示すシートバッグ固定ベルト400及び500は、同じタイプの2本のベルト帯410及び510に、鞍乗型車両用シートバッグが有するバッグ側連結具に着脱可能なベルト側連結具420及び520が取り付けられている。例えば、鞍乗型車両の主に自動二輪車などにおいて、分離型のシート(後部シート81とする)、略三角形状のシートなどの鋭角なシート形状のデザイン等が数多くある。
略三角形状などの鋭角なシート形状が、例えば後部車両の車体から着脱可能な構造とされる。このようなシート形状の後部シート81に、複数のシートバッグ固定ベルト400及び500のベルト帯410及び510を後部シート81の短手方向Xhに沿って巻き付け、ベルト止め430及び530で固定位置を調整しながら締め付ける。
このような固定方法において、鞍乗型車両用シートバッグが取り付けられている場合に、鞍乗型車両の走行中の振動やベルト固定位置等により、特に、後部シート81の略三角形状側寄りに巻き付けられたシートバッグ固定ベルト500が後部シート81の長手方向Mhの後部方向側にずれ易くなる。
すなわち、シートバッグ固定ベルト500の後部シート81への取付け位置がずれ易くなり、当該部分での固定状態が緩むことがある。これにより、鞍乗型車両用シートバッグの後部シート81への固定状態が緩まるため、緩まった部分での鞍乗型車両用シートバッグのずれ、荷くずれ等が生じることが多くなる。
一方、複数の取付ベルトを各々の中央部で接合した取付ベルトや、複数の取付ベルトが回転可能に接合された取付ベルト、リングに摺動可能に接合された取付ベルト等がある。複数の取付ベルトを各々の中央部で接合した取付ベルトでは、鞍乗型車両用バッグによっては、全体の取付ベルトの配置により、個々の方向に延出された取付ベルトの位置合せが合わない場合があると、再度、全体の取付ベルトの配置を調整する等の取付け調整に手間取る場合がある。また、複数の取付ベルトを回転可能又は摺動可能に接合された取付ベルトでは、各々の取付ベルトの回転可動域が広すぎて、鞍乗型車両の移動中に、取付ベルトにおいて取付け状態のバランスが崩れやすくなる場合等がある。
また、例えば特許文献1などの技術では、固定方法や構造が複雑であり、多くの種類の後部シートに採用できる汎用型のシート取付用ベルトには適していない。
そこで、本考案が解決しようとする課題は、鞍乗型車両の後部シートに取り付ける際には取付け調整し易く、後部シートに固定した際にはずれ難いシート取付用ベルトを提供することである。
上記課題を解決するために、本考案に係るシート取付用ベルトは、鞍乗型車両用バッグを後部シートに取り付けるためのシート取付用ベルトである。当該シート取付用ベルトは、前記後部シートの短手方向に沿って巻付けて前記後部シートに固定可能な少なくとも1本のシート巻付ベルトと、前記鞍乗型車両用バッグが有するバッグ側連結具と連結可能なベルト側連結具を有する2本以上のバッグ取付ベルトと、前記後部シートの外形形状の大きさよりも小さい所定の平面形状の部材の外周側に当該平面形状の部材の中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数のベルト挿通孔を有しているベルト連結ベース部材とを備える。前記ベルト連結ベース部材では、前記シート巻付ベルトと前記バッグ取付ベルトとが互いに方向が異なる位置に形成された複数の前記ベルト挿通孔に挿通されて、前記シート巻付ベルトと前記バッグ取付ベルトとの各々のベルト帯がスライド可能に前記平面形状の部材で交差し、当該交差する複数のベルト帯のベルト交差状態を保持し、前記後部シートの前記短手方向に沿って前記シート巻付ベルトを巻き付けた場合に、前記ベルト連結ベース部材に異なる方向に挿通された各々の前記バッグ取付ベルトの端部側が前記後部シートを挟んで前記後部シートの周辺側から延出され、前記後部シートに前記鞍乗型車両用バッグを固定可能なように取り付けられることを特徴とする。
本考案に係るシート取付用ベルトによれば、鞍乗型車両の後部シートに取り付ける際には取付け調整し易く、後部シートに固定した際にはずれ難い。
以下、本考案に係る実施形態のシート取付用ベルトについて、図面を参照しながら具体的に説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。ここで説明する以降の実施形態はいずれも、鞍乗型車両として、主に自動二輪車、自動三輪車(オートバイ)などに用いられるシート取付用ベルトの一例をとりあげて説明する。なお、本考案において、二輪車タイプに限定したものでなく、自動三輪車、自動四輪車、もしくは自転車などの鞍乗型車両にも適用可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本考案に係るシート取付用ベルトの第1の実施形態(符号10A)の構成の一例を示す図である。特に、図1(a)は、シート取付用ベルト10Aの平面図であり、図1(b)は図1(a)に示すベルト連結ベース部材3Aの平面図、図1(c)は同じく正面図である。また、図2は、シート取付用ベルト10Aの底面図である。以降では、適宜、図3乃至図5等も参照しながら説明する。
図1は、本考案に係るシート取付用ベルトの第1の実施形態(符号10A)の構成の一例を示す図である。特に、図1(a)は、シート取付用ベルト10Aの平面図であり、図1(b)は図1(a)に示すベルト連結ベース部材3Aの平面図、図1(c)は同じく正面図である。また、図2は、シート取付用ベルト10Aの底面図である。以降では、適宜、図3乃至図5等も参照しながら説明する。
第1の実施形態のシート取付用ベルト10Aは、例えば図3等に示す自動二輪車、自動三輪車等の鞍乗型車両9に装備するシートバッグ、サイドバッグなどの鞍乗型車両用バッグを車両後部8の後部シート81に固定するための固定具である。シート取付用ベルト10Aは、図1及び図2に示すように、少なくとも1本のシート巻付ベルト1と、2本以上のバッグ取付ベルト2と、これらのシート巻付ベルト1とバッグ取付ベルト2とを連結するベルト連結ベース部材3Aとを備えている。
シート巻付ベルト1は、後部シート81の短手方向に沿って巻付けられ、後部シート81にベルト連結ベース部材3Aを固定可能とする。シート巻付ベルト1は、図1及び図2等に示すように、ベルト材の長手方向に沿ってベルト帯11で形成され、ベルト帯11の長手方向の一方の端部に雌側ベルト連結具12が設けられ、他方の端部に雄側ベルト連結具13が設けられる。これらの雌側ベルト連結具12と雄側ベルト連結具13とが着脱自在とされる。なお、シート巻付ベルト1に、雌側ベルト連結具12及び雄側ベルト連結具13などの着脱自在の連結具を用いなくともよく、例えば着脱自在でないループ状に連結しているベルト長調整機能を有する連結具などを用いてもよい。
バッグ取付ベルト2は、図1及び図2等に示すように、ベルト材の長手方向に沿ってベルト帯21で形成され、ベルト帯21の長手方向の両端側には、鞍乗型車両用バッグが有するバッグ側連結具と連結可能なベルト側連結具22を有している。バッグ取付ベルト2は、これらのベルト側連結具22を介して、鞍乗型車両用バッグに接続される。
ベルト帯11およびベルト帯21には、例えばナイロン製素材、ポリエステル製素材、合成皮革、本皮、合成・天然ゴム等の素材又はこれらの組み合せを用いた素材(ベルト材)が用いられる。
ベルト連結ベース部材3Aは、図1(b)に示すように、後部シート81の外形形状の大きさよりも小さい所定の平面形状のベース部材31aの外周側(外周寄り)に、当該平面形状のベース部材31aの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数のベルト挿通孔32aを有する。
本実施形態のベルト連結ベース部材3Aの例において、所定の平面形状のベース部材31aは、図1(b)に示すように、例えば正六角形状である。なお、これ以外でも、例えば略三角形状、略長方形状などの多角形状であってもよく、略円形状、略楕円形状等でもよい。所定の形状は、少なくともベルト連結ベース部材3Aの中央部からみて互いに方向が異なる位置の外周側に複数のベルト挿通孔32aが形成できる形状である。
図1(c)に示すベルト連結ベース部材3Aのベース部材31aは、厚さは1〜数mm前後程度の薄い厚さである。ベース部材31aの厚さは、後部シート81と後部シート車体82との間に挟まれる場合や、又は、後部シート81上に載置されてシートバッグ下に置かれる場合に、少なくともこれらの使用状態に支障ない厚さとされる。
ベルト連結ベース部材3Aでは、図1(a)等に示すように、少なくとも1本のシート巻付ベルト1と2本以上のバッグ取付ベルト2とがベルト連結ベース部材3Aの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数のベルト挿通孔32aに挿通される。
また、ベルト連結ベース部材3Aでは、シート巻付ベルト1と2本以上のバッグ取付ベルト2との各々のベルト帯11及び21がスライド可能に平面形状のベース部材31aの略中央位置で交差し、当該交差する複数のベルト帯(ベルト帯11、ベルト帯21)のベルト交差状態を保持する。
シート取付用ベルト10Aの取付けにおいて、後部シート81の短手方向に沿ってシート巻付ベルト1を巻き付けた場合に、ベルト連結ベース部材3Aの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数のベルト挿通孔32aに挿通された2本以上のバッグ取付ベルト2の端部側が、後部シート81を挟んで(後部シート81の下部側に挟む、又は、後部シート81上に載置)、後部シート81に鞍乗型車両用バッグを固定可能なように接続される。
ベルト連結ベース部材3Aでは、図1及び図2に示すベルト挿通孔32aの長手開口幅は、例えばシート巻付ベルト1及びバッグ取付ベルト2のベルト帯11及び21の短手方向の幅よりも大きく形成される。一つのベルト挿通孔32aは、隣接する他のベルト挿通孔32aまでにかからない幅に形成される。
さらに、複数のベルト挿通孔32aの形状および配置は、以下の要件を満たすように形成される。
ベルト挿通孔32aの形状は、少なくともシート巻付ベルト1及びバッグ取付ベルト2が挿通方向に沿って相対移動可能に形成され、各々のベルトの相対移動方向には、ベルト連結ベース部材3Aの中央部を中心として対向する複数のベルト挿通孔32aが形成される。なお、ベルト挿通孔32aの孔の開口形状は、図1(b)に示す略四角形、台形状以外にも、円弧状の開口であってもよい。
後部シート81に鞍乗型車両用バッグを固定する場合に、シート取付用ベルト10Aの取付けにおいて、例えば図1乃至図4等に示す破線矢印のように、対向する複数のベルト挿通孔32aによって、挿通方向に沿ってスライド可能な相対移動方向と、ベルトが挿通されているベルト挿通孔32aの長手開口幅によって相対移動が規制される規制方向とで、ベルト挿通孔32aに挿通されるシート巻付ベルト1及びバッグ取付ベルト2とを調整可能である。
シート取付用ベルト10Aにおいて、シート巻付ベルト1と2本以上のバッグ取付ベルト2とがベルト連結ベース部材3Aの中央部からみて互いに異なる位置に形成された複数のベルト挿通孔32aに挿通された状態で、図2及び図4(b)に示すように、ベルト連結ベース部材3Aの一方の面側において、シート巻付ベルト1と2本以上のバッグ取付ベルト2によりベルト交差状態を覆う。
例えば、図2に示すベルト連結ベース部材3Aの他方の面側に、図4(b)に示す向きの取付け向きとなることを示す注意喚起のための表示タグ・シール等を貼り付け若しくは縫い付け等を施すことにより、後述するようなシート取付用ベルトの取付け方法において、利用者が取付け向き・配置等を容易に理解することができる。また、表示タグ・シール等に製品ロゴ、会社ロゴを表示して、その表示の向きによってベルトに関する取付け向き・配置等の目安を定めるようにしてもよい。
<シート取付用ベルトの取付け方法の説明>
第1の実施形態のシート取付用ベルト10Aは、例えば図3乃至図5に示すような鞍乗型車両9の車両後部8における、後部シート81に鞍乗型車両用バッグを取り付け可能である。
第1の実施形態のシート取付用ベルト10Aは、例えば図3乃至図5に示すような鞍乗型車両9の車両後部8における、後部シート81に鞍乗型車両用バッグを取り付け可能である。
ここで、図3乃至図5は、シート取付用ベルト10Aの後部シート81への取付手順の一例を示す図である。なお、図4は、図3に続くシート取付用ベルト10Aの後部シート81への取付手順の一例を示す図であり、図5は、図4に続くシート取付用ベルト10Aの後部シート81への取付手順の一例を示す図である。
例えば、図3(a)に示す鞍乗型車両9の車両後部8には、後部シート車体82から分離又は着脱可能な後部シート81が備えられている。図3(b)に示すシート取付用ベルト10Aでは、後部シート81での取付け位置等に応じて、シート巻付ベルト1と、2本のバッグ取付ベルト2とを以降に説明するように取り付けることができる。
始めに、シート取付用ベルト10Aにおいて、図3(b)及び図4(a)に示すように、シート巻付ベルト1と2本のバッグ取付ベルト2とをベルト連結ベース部材3Aを中心として、相対移動させて、相対位置を決めることができる。例えば、後部シート81の下にベルト連結ベース部材3Aを置いて、シート巻付ベルト1により後部シート81の短手方向に沿って巻き付けて固定する。後部シート81を跨ぐように、複数のバッグ取付ベルト2の各々の端部側を後部シート81の周辺側から延出させることができる。
次に、シート巻付ベルト1を図4(b)に示すように後部シート81の短手方向に沿って巻付けて、ベルト連結ベース部材3Aを後部シート81に固定可能である。そして、図5(a)に示すように、後部シート81を後部シート車体82の元に位置に戻す。シート巻付ベルト1において、ベルト帯11の一端側に雌側ベルト連結具12と、ベルト帯11の他端側に雄側ベルト連結具13とを有するため、これらが着脱可能、かつ、例えば雄側ベルト連結具13でベルト帯11における巻付長さの調整が可能である。
次に、図5(b)に示すように、後部シート81上に載置したシートバッグ7Aを固定するために、バッグ取付ベルト2においてベルト帯21の両端に設けられる、後部シート81の前方の周辺側から延出されたベルト側連結具22をバッグ側連結具に接続し、後部シート81の後方の周辺側から延出されたベルト側連結具22をバッグ側連結具に接続する。これらの接続と共に、バッグ取付ベルト2の両端間の長さを、ベルト側連結具22におけるベルト帯21の折り返し調整部分にて調整する。
なお、図4等に示すベルト側連結具22とバッグ側連結具との雄/雌側関係は一例であり、これらの相互に着脱可能な組み合せを変更してもよい。ベルト側連結具22と、バッグ側連結具等の連結具は、例えばバックルタイプの他、フックタイプなどでもよい。
以上のような取付け手段・方法により、最終的に、図5(b)に示すように、シートバッグ7Aを後部シート81に取り付けることができる。
ベルト連結ベース部材3Aは、図1及び図2等に示すように、ベルト挿通孔32aに挿通される各々のベルトの方向性を定める。また、ベルト連結ベース部材3Aにおいて、例えば図4(b)に示すように、複数のベルト(シート巻付ベルト1、2本以上のバッグ取付ベルト2)におけるベルト交差状態・重なり状態を安定的に保持する。ベルト交差状態・重なり状態を安定的に保持することにより、鞍乗型車両9の移動中におけるシート取付用ベルト10Aの各々のベルトのずれ、取り付けたバッグの荷崩れ等を起こり難くすることができる。
例えば、図11に示す従来の鞍乗型車両用バッグの取付ベルトの例では、後部シート81の前後位置に取り付ける取付ベルトが独立したタイプのものであった場合に、後部シート81を元の位置に戻す際等に、取付ベルト同士の間隔や配置がずれたり、捩れたりするため、後部シート81への取付ベルトをしっかりと取り付けることに手間取っていた。また、後部シート81の形状によっては、取付ベルト同士の間隔や配置がずれたり、捩れたりした状態での取り付け後、取付ベルトの各々のベルトのずれ、取り付けたバッグの荷崩れ等が起こりやすいおそれがあった。
本実施形態のシート取付用ベルト10Aにおけるベルト連結ベース部材3Aでは、前述したように、それぞれのベルトをベルト連結ベース部材3Aに縫製、金具等により接合しないにもかかわらず、シート巻付ベルト1及びバッグ取付ベルト2におけるベルト交差状態を安定的に保持することができ、各ベルトの配置がずれて、取付けが緩むことを防止することができる。
一方、ベルト連結ベース部材3Aには、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2が挿通され、挿通方向に沿って対向するベルト挿通孔32aが形成される。これにより、挿通方向に沿って対向するベルト挿通孔32aを挿通するシート巻付ベルト1及びバッグ取付ベルト2は、挿通方向に沿って移動可能である。
例えば、後部シート81下、又は、後部シート81上の略中央部付近にベルト連結ベース部材3Aを置いて、シート巻付ベルト1により後部シート81の短手方向に沿って巻き付けて固定する。後部シート81を跨ぐように、バッグ取付ベルト2の各々の端部側を後部シート81の周辺側から延出させることができる。
鞍乗型車両用バッグのバックル、各々のベルト等の接続部材に、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2を締結しない状態では、ベルト挿通孔32aに挿通される各々のベルトに対して、ベルト連結ベース部材3Aのベルト挿通方向に沿って独立に相対移動可能であり、ベルト連結ベース部材3Aの規制方向では規制範囲内で回転角度を変えることができる。
すなわち、ベルト連結ベース部材3Aを介して、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2を移動可能な方向に動かせる。一方、規制方向には、ベルトの回転ずれ、ベルト全体のシート前後等の移動を規制する。
また、例えばベルト連結ベース部材3Aでは、図4(b)に示すように、シート巻付ベルト1を後部シート81へ巻き付けて固定した場合にも、当該ベルト連結ベース部材3Aの中央部を中心に、ベルト挿通孔32aに挿通された各々のベルトの位置を限られた範囲で回転変更可能であると共に、大幅な位置を変更する回転角度を規制する。
すなわち、本シート取付用ベルト10Aは、後部シート81の様々な形状に応じて、適度な取付け調整を可能とする取付ベルトである。本シート取付用ベルト10Aでは、各ベルトの配置の安定、ベルトのずれ防止、ベルトの取付け/取外しが容易となる。これにより、取付けを確実かつ容易に行うことができる。
本シート取付用ベルト10Aでは、複数のベルトによる取付けの場合に、ベルト連結ベース部材3Aに各ベルトを挿通させることにより、後部シート81での前後左右にバランスよく、引っ張り力を分散させることができる。かつ、各ベルトをベルト連結ベース部材3Aに縫製等で接合する必要がない。ベルト連結ベース部材3Aに、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2を縫製等して固定する必要がないため、製造コスト、製作工程の簡易化可能である。
ベルト連結ベース部材3Aは簡易な構造であり、各ベルトを挿通させるためのベルト挿通孔32aを設ければよいため、ベルト連結ベース部材3Aの素材として、ナイロン、布等だけでなく、ゴム、シリコン、合成樹脂等の素材を用いることもできる。
好ましくは、ベルト連結ベース部材3Aの所定の平面形状のベース部材31aの素材に、摩擦抵抗が大きい素材を用いること、又は、ベルトと交差状態で接触する箇所に、摩擦抵抗が大きい素材を用いる等である。
好ましくは、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2の各々のベルトの両端の接続部材(雌側ベルト連結具12、雄側ベルト連結具13、ベルト側連結具22など)が、ベルト連結ベース部材3Aのベルト挿通孔32aを抜脱できない孔径に製作される。例えば、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2の各々のベルトの両端にバックル等の接続部材を取り付ける前に、少なくともベルトの片端側には接続部材を取り付けずに、ベルト連結ベース部材3Aのベルト挿通孔32aに挿通させる。各々のベルトの片端側をベルト挿通孔32aに挿通させた後に、ベルトの片端側には接続部材を取り付け、又は、最後にベルトの両端側に接続部材を取り付けることにより、本シート取付用ベルト10Aを製作することができる。
以上説明したように、本実施形態のシート取付用ベルトによれば、鞍乗型車両の後部シートに取り付ける際には取付け調整し易く、後部シートに固定した際にはずれ難い。
[第2の実施形態]
図6は、本考案に係るシート取付用ベルトの第2の実施形態(符号10B)の構成の一例を示す図である。特に、図6(a)は、シート取付用ベルト10Bの平面図であり、図6(b)は、シート取付用ベルト10Bの底面図である。以降では、適宜、図7も参照しながら説明する。
図6は、本考案に係るシート取付用ベルトの第2の実施形態(符号10B)の構成の一例を示す図である。特に、図6(a)は、シート取付用ベルト10Bの平面図であり、図6(b)は、シート取付用ベルト10Bの底面図である。以降では、適宜、図7も参照しながら説明する。
第2の実施形態のシート取付用ベルト10Bは、図6(a)及び(b)に示すように、1本のシート巻付ベルト1と、2本のバッグ取付ベルト2と、これらのシート巻付ベルト1とバッグ取付ベルト2とを連結するベルト連結ベース部材3Bとを備えている。
第2の実施形態のシート取付用ベルト10Bと、図1等に示した第1の実施形態のシート取付用ベルト10Aとの構成及び構造上の相違点は、主にベルト連結ベース部材3Bとベルト連結ベース部材3Aとの相違である。
例えば、ベルト連結ベース部材3Bは、図6及び図7に示すように、ベース部材31bとベルト挿通孔32bとからなる。ベース部材31bには、ベルトの挿通及びベルトの係止を兼ねたヒダ部分として、ベルト挿通孔32bが複数設けられている。例えば、図7(a)等に示すベース部材31bでは、正六角形状又は略円形状の部材の外周部分に、当該ヒダ部分が形成された構造である。
また、当該ヒダ部分のベルト挿通孔32bの各々には、図7(a)に示すように、第1挿通孔321b、第2挿通孔322b及び係止帯323bから形成される。好ましくは、係止帯323bには、ベルト帯11又はベルト帯21と接触する面側に摩擦抵抗が大きい素材の滑り止め材を用いるとよい。
以上のような平面形状のベース部材31bの大きさは、後部シート81の外形形状の大きさよりも小さく形成される。
各ベルトは、ベルト連結ベース部材3Bにおいて、係止帯323bに架け渡されるように第1挿通孔321bと第2挿通孔322bとの間に挿通される。これにより、シート取付用ベルト10Bによって鞍乗型車両用バッグを後部シート81に取り付けた状態において、シート巻付ベルト1及びバッグ取付ベルト2の各ベルトに働く引張り力などの力に対して係止帯323bによりさらに摩擦力が働き、鞍乗型車両の移動中の動きに対してシート取付用ベルト10Bの各ベルトがより安定した取り付け状態を保持することができる。
鞍乗型車両用バッグのバックル、各々のベルト等の接続部材に、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2を締結しない状態では、ベルト挿通孔32bに挿通される各々のベルトに対して、ベルト連結ベース部材3Bのベルト挿通方向に沿って独立に相対移動可能であり、ベルト連結ベース部材3Bの規制方向では規制範囲内で回転角度を変えることができる。
以上説明したように、本実施形態のシート取付用ベルトによれば、鞍乗型車両の後部シートに取り付ける際には取付け調整し易く、後部シートに固定した際にはずれ難い。
[第3乃至第5の実施形態]
図8は、本考案に係るシート取付用ベルトの第3の実施形態(10D)の構成の一例を示す。また、図9は、同じく第4の実施形態(10E)の構成の一例を示し、図10は、同じく第5の実施形態(10F)の構成の一例を示す図である。
図8は、本考案に係るシート取付用ベルトの第3の実施形態(10D)の構成の一例を示す。また、図9は、同じく第4の実施形態(10E)の構成の一例を示し、図10は、同じく第5の実施形態(10F)の構成の一例を示す図である。
第3の実施形態のシート取付用ベルト10Dは、図8(a)に示すように、シート巻付ベルト1と、2本のバッグ取付ベルト2と、ベルト連結ベース部材3Dとを備えている。なお、図8(a)にはシート取付用ベルト10Dの底面図を示し、図8(b)にはベルト連結ベース部材3Dの平面図を示す。
ベルト連結ベース部材3Dは、図8(b)に示すように、後部シート81の外形形状の大きさよりも小さい略八角形状のベース部材31dの外周側に、当該略八角形状のベース部材31dの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数の第1ベルト挿通孔32dと、第2ベルト挿通孔33dとを有する。
ベルト連結ベース部材3Dでは、1本のシート巻付ベルト1がベルト連結ベース部材3Dの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された2つの第1ベルト挿通孔32dにスライド可能に挿通される。また、2本のバッグ取付ベルト2の各々がベルト連結ベース部材3Dの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された2つの第2ベルト挿通孔33dにスライド可能に挿通される。
図8(a)に示すように、ベルト連結ベース部材3Dにおいて、各ベルトが交差状態となるように挿通方向が異なる2つの第1ベルト挿通孔32d、又は、2つの第2ベルト挿通孔33dに挿通される。この際に、第2ベルト挿通孔33dに挿通される2本のバッグ取付ベルト2がX状に交差可能なように、第2ベルト挿通孔33dの孔径及び孔間隔が形成される。
第4の実施形態のシート取付用ベルト10Eは、図9(a)に示すように、シート巻付ベルト1と、2本のバッグ取付ベルト2と、ベルト連結ベース部材3Eとを備えている。なお、図9(a)にはシート取付用ベルト10Eの平面図を示し、図9(b)にはベルト連結ベース部材3Eの平面図を示す。
ベルト連結ベース部材3Eは、図9(b)に示すように、後部シート81の外形形状の大きさよりも小さい略三角形状のベース部材31eの外周側に、当該略三角形状のベース部材31eの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数のベルト挿通孔32eを有する。
ベルト連結ベース部材3Eでは、1本のシート巻付ベルト1がベルト連結ベース部材3Eの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された2つのベルト挿通孔32eにスライド可能に挿通される。また、2本のバッグ取付ベルト2の各々がベルト連結ベース部材3Eの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された2つのベルト挿通孔32eにスライド可能に挿通される。この際に、図9(a)に示すように、ベルト連結ベース部材3Eにおいて、各ベルトが交差状態となるように挿通方向が異なる2つのベルト挿通孔32eに挿通される。
なお、ベルト挿通孔32eの孔における長手開口幅は、例えばシート巻付ベルト1のベルト帯11の短手幅およびバッグ取付ベルト2のベルト帯21の短手幅よりも小さくてもよい。この場合には、孔における開口全体(孔の高さ方向および幅方向)で、各々のベルトが挿通可能であればよい。ベルト挿通孔32eの孔における開口内で、ベルト帯11又はベルト帯21が屈曲し、その屈曲した状態にて各ベルトが挿通可能な状態となればよい。また、例えば、ベルト連結ベース部材3Eの素材として、ゴム、シリコン、弾力性を有する樹脂等の素材を用いて製作し、ベルト挿通孔32eの孔の拡開を可能としてもよい。
ベルト連結ベース部材3Eにおいて、ベルト挿通孔32eの孔における開口内で、ベルト帯11又はベルト帯21が屈曲し、その屈曲した状態にて各ベルトが挿通可能な状態である場合に、シート巻付ベルト1及びバッグ取付ベルト2の各ベルトに働く引張り力などの力に対してベルト挿通孔32eによって摩擦力が働くため、鞍乗型車両の移動中の動きに対してシート取付用ベルト10Eの各ベルトがより安定した取付け状態を保持することができる。
第5の実施形態のシート取付用ベルト10Fは、図10(a)に示すように、シート巻付ベルト1と、2本のバッグ取付ベルト2と、ベルト連結ベース部材3Fとを備えている。なお、図10(a)にはシート取付用ベルト10Fの平面図を示し、図10(b)には、シート取付用ベルト10Fの底面図を示す。
例えば、ベルト連結ベース部材3Fは、図10(a)及び(b)に示すように、ベース部材31fの中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数の第1ベルト挿通孔32fと、第2ベルト挿通孔33fとを有する。ベース部材31fには、ベルトの挿通及びベルトの係止を兼ねたヒダ部分として、第1ベルト挿通孔32fが複数設けられ、ベース部材31fの中央部からみて挿通方向の対抗側に第2ベルト挿通孔33fが複数設けられる。
例えば、図10(b)に示すベース部材31fでは、略六角形状の部材の外周部分に、当該ヒダ部分が形成された構造である。また、当該ヒダ部分の第1ベルト挿通孔32fの各々には、第1挿通孔321f、第2挿通孔322f及び係止帯323fから形成される。以上のような平面形状のベース部材31fの大きさは、後部シート81の外形形状の大きさよりも小さく形成される。
各ベルトは、ベルト連結ベース部材3Fの一つの第1ベルト挿通孔32fと一つの第2ベルト挿通孔33fとにスライド可能に挿通される。具体的には、一つの第1ベルト挿通孔32fには、一つのベルトが係止帯323fに架け渡されるように第1挿通孔321fと第2挿通孔322fとの間に挿通され、さらにベルト連結ベース部材3Fの中央部からみて対向側の一つの第2ベルト挿通孔33fに挿通される。
これにより、図10(a)及び(b)に示すように、ベルト連結ベース部材3Fにおいて、各ベルトが交差状態となるように挿通方向が異なる第1ベルト挿通孔32fと第2ベルト挿通孔33fに挿通される。
鞍乗型車両用バッグのバックル、各々のベルト等の接続部材に、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2を締結しない状態では、第1ベルト挿通孔32f及び第2ベルト挿通孔33fに挿通される各々のベルトに対して、ベルト連結ベース部材3Fのベルト挿通方向に沿って独立に相対移動可能であり、ベルト連結ベース部材3Fの規制方向では規制範囲内で回転角度を変えることができる。
ベルト連結ベース部材3Fでは、シート巻付ベルト1、バッグ取付ベルト2をスライド移動可能な方向に移動調整することができ、ベース部材31fの中央部を中心に、第1ベルト挿通孔32f及び第2ベルト挿通孔33fに挿通された各々のベルトの位置を限られた範囲で回転変更可能である。なお、第1ベルト挿通孔32f及び第2ベルト挿通孔33fにおいて、各ベルトの大幅な位置を変更する回転角度を規制するものである。
種々のベルト連結ベース部材3D〜3Fの例を示したが、種々のベルト連結ベース部材3D〜3Fの平面形状のベース部材31d乃至31fとして、例えば三角形状、略長方形状などの多角形状であってもよく、略円形状、略楕円形状等でもよい。このような形状であっても、中央部からみて互いに方向が異なる位置の外周側に複数のベルト挿通孔が形成される。
以上のようなベルト連結ベース部材3D〜3Fの各々の形状において、複数のベルト挿通孔の配置により移動方向(スライド移動と回転移動との方向)と規制方向とを定めることができる。
ベルト連結ベース部材3D〜3Fは簡易な構造であり、各ベルトを挿通させるためのベルト挿通孔を設ければよいため、ベルト連結ベース部材3D〜3Fの素材として、ナイロン、布等だけでなく、ゴム、シリコン、合成樹脂等の素材を用いることもできる。
以上説明したように、本実施形態のシート取付用ベルトによれば、鞍乗型車両の後部シートに取り付ける際には取付け調整し易く、後部シートに固定した際にはずれ難い。
[他の実施形態]
以上、本考案の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。また、例えば各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、実用新案登録請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上、本考案の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。また、例えば各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、実用新案登録請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…シート巻付ベルト、2…バッグ取付ベルト、3A、3B、3D、3E、3F…ベルト連結ベース部材、7A…シートバッグ、8…車両後部、9…鞍乗型車両、10A、10B、10D、10E、10F…シート取付用ベルト、11、21…ベルト帯、12…雌側ベルト連結具、13…雄側ベルト連結具、22…ベルト側連結具、31a、31b、31d、31e、31f…ベース部材、32a、32b、32e…ベルト挿通孔、32d、32f…第1ベルト挿通孔、33d、33f…第2ベルト挿通孔、81…後部シート、82…後部シート車体、321b、321f…第1挿通孔、322b、322f…第2挿通孔、323b、323f…係止帯、400、500…シートバッグ固定ベルト、410、510…ベルト帯、420、520…ベルト側連結具、430、530…ベルト止め
Claims (4)
- 鞍乗型車両用バッグを後部シートに取り付けるためのシート取付用ベルトであって、
前記後部シートの短手方向に沿って巻付けて前記後部シートに固定可能な少なくとも1本のシート巻付ベルトと、
前記鞍乗型車両用バッグが有するバッグ側連結具と連結可能なベルト側連結具を有する2本以上のバッグ取付ベルトと、
前記後部シートの外形形状の大きさよりも小さい所定の平面形状の部材の外周側に当該平面形状の部材の中央部からみて互いに方向が異なる位置に形成された複数のベルト挿通孔を有しているベルト連結ベース部材とを備え、
前記ベルト連結ベース部材では、前記シート巻付ベルトと前記バッグ取付ベルトとが互いに方向が異なる位置に形成された複数の前記ベルト挿通孔に挿通されて、前記シート巻付ベルトと前記バッグ取付ベルトとの各々のベルト帯がスライド可能に前記平面形状の部材で交差し、当該交差する複数のベルト帯のベルト交差状態を保持し、
前記後部シートの前記短手方向に沿って前記シート巻付ベルトを巻き付けた場合に、前記ベルト連結ベース部材に異なる方向に挿通された各々の前記バッグ取付ベルトの端部側が前記後部シートを挟んで前記後部シートの周辺側から延出され、前記後部シートに前記鞍乗型車両用バッグを固定可能なように取り付けられる
ことを特徴とするシート取付用ベルト。 - 前記ベルト連結ベース部材において、
前記ベルト挿通孔の長手開口幅は、前記シート巻付ベルト及び前記バッグ取付ベルトの前記ベルト帯の短手方向の幅よりも大きく形成され、かつ、隣接する他の前記ベルト挿通孔までにかからない幅に形成されて、
前記ベルト挿通孔の形状は、少なくとも前記シート巻付ベルト及び前記バッグ取付ベルトが挿通方向に沿って相対移動可能に形成されて、
前記ベルト挿通孔に挿通される前記シート巻付ベルト及び前記バッグ取付ベルトに対しては、前記挿通方向に沿っての相対移動方向と、相対移動が規制される規制方向とを調整可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のシート取付用ベルト。 - 前記シート巻付ベルトと前記バッグ取付ベルトとが互いに方向が異なる位置に形成された前記複数の前記ベルト挿通孔に挿通された状態で、前記ベルト連結ベース部材の一方の面側において前記ベルト交差状態を覆う
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート取付用ベルト。 - 前記ベルト連結ベース部材の前記一方の面側と反対の面側である他方の面側において、ベルトに関する取付け向き又は配置の目安の表示を設けた
ことを特徴とする請求項3に記載のシート取付用ベルト。
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JP2018004992U JP3220431U (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | シート取付用ベルト |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3220431U (ja) |
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2018
- 2018-12-21 JP JP2018004992U patent/JP3220431U/ja active Active
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