JP3265537B2 - 液体保持容器 - Google Patents
液体保持容器Info
- Publication number
- JP3265537B2 JP3265537B2 JP19909592A JP19909592A JP3265537B2 JP 3265537 B2 JP3265537 B2 JP 3265537B2 JP 19909592 A JP19909592 A JP 19909592A JP 19909592 A JP19909592 A JP 19909592A JP 3265537 B2 JP3265537 B2 JP 3265537B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- foam
- cavity
- liquid
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
はこの容器から液体の供給をするための液体保持容器に
かかり、例えば、ペイントやインキ等の保持容器に関
し、液体を容器内に貯留、保持し、更にはこれより均一
に供給を行なわしむることに好適な容器を提案するもの
である。
車両等に固定される燃料容器にあっては、動的使用状態
によって発生する問題点がある。その内の特に重要な点
は、動的使用状態にあって容器内の液体が容器キャビテ
イ内の一端に移動することによる問題である。これは、
動的使用状態における液体の重心が容器キャビテイ内で
移動することによるものであり、このため、燃料容器キ
ャビテイ内の液体をエンジン等に供給する場合、キャビ
テイ内の液体量によって供給量が異なり、均一な供給を
期待することができないこととなる。これら問題点を解
決する方策として、容器のキャビテイ内の液体の移動を
防止するため、キャビテイ内にウレタンフォ−ムを充満
させて問題を解決する方法が、例えば特公昭42−21
03号公報等によって提案されている。
内にウレタンフォ−ムを充填せしめ、液体を貯留せしむ
るもので、容器が動的使用状態にあっても、キャビテイ
中の液体の大幅な移動は回避でき、容器のキャビテイ内
の液体をエンジン等に供給する場合も、従来よりは均一
に液体を供給できることが期待される。
術においても次のような問題点がある。即ち、容器のキ
ャビテイに見合うボリュ−ムの単層のウレタンフォ−ム
が単に充填されているだけであり、貯留された液体の性
質を余り考慮せずにフォ−ムが充填されており、場合に
よっては、その効果が十分に発揮できないこともある。
特に、これら容器にあって、キャビテイ内の液体を外部
に供給する場合にあっては、供給にむらを生じることは
許されず、この点を十分に考慮されたものは見当たらな
い。
−56310号により容器のキャビティ内にウレタンフ
ォ−ムを圧縮充填することを提案した。これによって前
記の問題点は解決されはしたが、フォ−ムを機械的圧縮
や熱圧縮による永久変形させねばならないために、製造
工程の複雑化をもたらすという問題が残っていた。
これを順次この容器から供給するペイントやインキ等の
保持容器に関し、特に容器より常に一定量を供給させる
ため、容器の吐出口に対応するキャビティ及びその他の
キャビティ空間に、最適のセル径を有するフォ−ムを充
填して毛細管現象によって液体が保持され、かつ吐出・
供給が常に一定となる液体容器を開発したものである。
通気口とを有する液体保持容器において、少なくとも液
体吐出口に対応するキャビティ内にセル数50〜200
個/25mmで厚さ1mm以上の合成樹脂連通発泡体を
取付け、更に、前記キャビティの残余の空間部に、前記
合成樹脂連通発泡体よりメッシュの粗いセル数5〜10
0個/25mmの合成樹脂連通発泡体を充填したことを
特徴とするもので、容器内の液体は発泡体による毛細管
現象によって安定的に保持され、かつ一定量の吐出・供
給が可能となったものである。尚、用いられる合成樹脂
連通発泡体は、好ましくはウレタンフォ−ム或いはメラ
ミンフォ−ムである。
或いはキャビティ全体に充填される合成樹脂連通発泡体
としてのウレタンフォ−ムは、一般にはいわゆる軟質ウ
レタンフォームであり、キャビティ内に取付けられた状
態では、前者はセル数50〜200個/25mmで、少
なくともその厚さが1mm以上有していることが必要
で、後者はそれよりもメッシュの粗いセル数5〜100
個/25mmのものである。尚、これらのウレタンフォ
−ムについては、元来のセル数が夫々の範囲のもの、例
えば前者においては50〜200個/25mmのものを
そのまま用いてもよいし、又、セル数の少ないウレタン
フォ−ムを圧縮して、前記セル数の範囲内にして用いて
もよい。これは貯留された液体が外部に供給される際
に、極く微細な吐出口から常に一定の量を供給するため
の毛細管現象を促すためのもので、勿論貯留される液体
にもよるが、液体吐出口に適用される発泡体について言
えば、セル数が50個/25mm以下では毛細管現象が
途切れる虞れがあり、一方、セル数が200個/25m
m以上では目詰まり現象を起こす虞れがある。
膜が付いたままのものであってもよいが、特に好ましく
はこのセル膜を取り除いたいわゆるオ−プンセルのもの
である。セル膜を除去したオ−プンセルフォ−ム(三次
元網状化フォ−ム)とする方法は、例えばアルカリ水溶
液に浸漬することによってなされ、或いは爆発法による
方法によりなされたものである。
にあっては、容器のキャビテイ内にそのまま、或いは圧
縮されて充填され、その圧縮も機械的に圧縮されたもの
であっても、或いは例えば熱圧縮により永久変形させた
ものであってもよい。
し、特に、これら液体を容器内より均一に外部に供給を
行なわしむることに好適な容器を提案するもので、液体
吐出口部分50〜200個/25mmで、吐出方向に対
して厚さ1mm以上の連通した合成樹脂連通発泡体が取
り付けられ、残余のキャビティ空間にはこれよりもメッ
シュの粗いセル数5〜100個/25mmの合成樹脂連
通発泡体を充填したことを最大の特徴とし、このため、
容器内に充填された液体が容器の揺動に対して安定であ
り、又、吐出・供給時にあっても、その毛細管現象によ
り常に一定の液体供給をもたらすものであり、更に、機
械的な圧縮や熱圧縮による永久変形といった後工程を必
要とする発泡部材の使用量を最小限にすることができた
ものである。
これら実施例により何ら制限を受けるものではない。図
1は本発明の容器の一例であるインク液保持容器本体を
示す斜視図であり、図2はその一部切り欠き斜視図であ
る。又、図3は主要部の断面図である。図にあって、1
は容器本体を示し、2は容器本体1の上端部に設けられ
た通気口であって、容器のキャビティ3内を大気圧にす
るものである。そして4は、容器本体1の下端部で通気
口2の対角線位置に設けられたインク吐出口である。
ンク吐出口4を塞ぐようにセル数80個/25mm、厚
さ2mmのウレタンフォ−ム5を貼着したものである。
このウレタンフォ−ム5は熱圧縮によって永久変形させ
たものであって、変形後のセル数を上記の如くしたもの
である。尚、当該ウレタンフォ−ム5は、発泡製造時に
できる膜を除去したいわゆる三次元網状化フォ−ムであ
って、その膜を除去する方法は爆発法によりなされた。
ウレタンフォームよりも粗いセル数のウレタンフォ−ム
7を充填することによって、インクの保持にすぐれ吐出
・供給がより均質になるものであって、この場合のウレ
タンフォ−ム7は前記したフォ−ム5のセル数より大き
いものである。
現象によってこのウレタンフォ−ム7によって保持され
て容器1内に貯留され、かつ吐出口4よりウレタンフォ
ーム5のよりすぐれた毛細管現象によって常に一定量の
吐出・供給がなされることとなったものである。尚、こ
のインクは吐出口4にかかる負圧により外部に供給され
るが、この供給と共に同量の空気が通気口2より供給さ
れバランスを保つこととなる。この例にあっては、通気
口2に対しても前記と同様なウレタンフォ−ム6が取り
付けられており、その空気圧のバランスを保つと共に、
キャビティ3内への微細なごみ等の侵入を防ぐこととし
ている。
の例にあってはウレタンフォ−ムのキャビティ内への取
付けは、キャビティ内面への貼着は勿論のこと、インク
吐出口近傍のキャビティ内にピンを立設し、このピンと
キャビティの内面との間にウレタンフォ−ムを挟むこと
も可能で、前記したリブとキャビティ内面との間に挟み
込むこともできる。更には、ウレタンフォ−ムを多孔板
に予め取付けたり、或いはこれらで挟み込んだ積層体を
準備し、これを吐出口に対して備えることも可能であ
る。
成樹脂連通発泡体の毛細管現象によってインク等の液体
を保持し、しかも液体の吐出口にセル数50〜200個
/25mmで、厚さ1mmの合成樹脂連通発泡体を取付
けたことから、特にキャビティ内に貯留されているイン
ク等の液体が吐出口より外部に供給される際には、その
すぐれた毛細管現象によって常に一定量が供給されるこ
ととなったものである。そして、用いられる合成樹脂連
通発泡体にあって、例えば、機械的圧縮や熱圧縮による
永久変形といった後工程を必要とする高価な部材の使用
量を最小にでき、コスト的にもすぐれた容器を提供でき
たものである。
ク液保持容器本体の斜視図である。
ク液保持容器の一部切り欠き斜視図である。
ある。
通気口、3‥‥容器のキャビティ、4‥‥インク吐出
口、5‥‥合成樹脂連通発泡体(ウレタンフォ−ム)、
6‥‥通気口に備えたウレタンフォ−ム、7‥‥キャビ
ティ内に備えたウレタンフォーム。
Claims (2)
- 【請求項1】 液体吐出口と通気口とを有する液体保持
容器において、少なくとも液体吐出口に対応するキャビ
ティ内にセル数50〜200個/25mmで厚さ1mm
以上の合成樹脂連通発泡体を取付け、更に、前記キャビ
ティの残余の空間部に、前記合成樹脂連通発泡体よりメ
ッシュの粗いセル数5〜100個/25mmの合成樹脂
連通発泡体を充填して吐出口から常に一定の量を供給す
るための毛細管現象を発現したことを特徴とする液体保
持容器。 - 【請求項2】 前記合成樹脂連通発泡体は、ウレタンフ
ォ−ム或いはメラミンフォ−ムである請求項第1項記載
の液体保持容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19909592A JP3265537B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 液体保持容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19909592A JP3265537B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 液体保持容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624451A JPH0624451A (ja) | 1994-02-01 |
JP3265537B2 true JP3265537B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=16402039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19909592A Expired - Lifetime JP3265537B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 液体保持容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3265537B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022202113A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 発泡紙積層体 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP19909592A patent/JP3265537B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624451A (ja) | 1994-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3417434B2 (ja) | インクジェットプリンタ用インクカートリッジ | |
US5319841A (en) | Method for filling a container with compressed polyurethane foam | |
KR0145750B1 (ko) | 잉크카트리지와 잉크카트리지의 제조방법 | |
US5815184A (en) | Ink container having plural porous members for storing ink and ink jet apparatus having said ink container | |
US6868982B2 (en) | Insulated shipping container and method of making the same | |
US6113230A (en) | Ink tank package container having a seal member | |
EP0999061A3 (en) | Storage container for ink jet recording head cartridge and method for storing the same | |
EP0906830A3 (en) | Method for filling liquid into liquid container with liquid chamber, and liquid filling apparatus | |
KR100428334B1 (ko) | 빈잉크카트리지유닛에잉크를리필하는방법및장치 | |
JP3265537B2 (ja) | 液体保持容器 | |
US6328437B1 (en) | Liquid injection method | |
JPH07171973A (ja) | 体積容量が改善されたインク・カートリッジ装置とその使用方法 | |
CN103192606B (zh) | 分体式喷墨打印机墨盒 | |
JPH0811320A (ja) | 液体貯蔵容器及び液体供給容器 | |
JP3087535B2 (ja) | インクジェットカートリッジ | |
JPH0725025A (ja) | インクジェットカートリッジ保存再生箱 | |
JP3281285B2 (ja) | 液体容器 | |
KR20010040212A (ko) | 밸브체 및 이를 사용한 액체 토출기용 액체 저장 용기 | |
JPH07132612A (ja) | 液体カートリッジ | |
JPH09141886A (ja) | インク吸収体挿入装置 | |
US6746112B2 (en) | Reduced leakage ink container opening | |
US5900897A (en) | Ink cartridge | |
CA2236599A1 (en) | Ink cartridge with improved volumetric efficiency | |
WO1997016314A9 (en) | Ink cartridge with improved volumetric efficiency | |
JPS60217159A (ja) | インク貯蔵器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100111 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111 Year of fee payment: 11 |