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JP3254795B2 - 表示画面のスクロール制御装置 - Google Patents

表示画面のスクロール制御装置

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Publication number
JP3254795B2
JP3254795B2 JP05657193A JP5657193A JP3254795B2 JP 3254795 B2 JP3254795 B2 JP 3254795B2 JP 05657193 A JP05657193 A JP 05657193A JP 5657193 A JP5657193 A JP 5657193A JP 3254795 B2 JP3254795 B2 JP 3254795B2
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JP
Japan
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address
display
page
image memory
pattern
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JP05657193A
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English (en)
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JPH06250634A (ja
Inventor
佳司 吉田
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CRTディスプレ
イ、液晶ディスプレイ等の表示画面をスクロールさせる
ための表示画面のスクロール制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲーム機器等では、各種の場面毎に背景
画面が変わることがあり、このような場合には、場面の
切り替えの度に表示画面をスクロールして切り替えるこ
とがある。また、複数の画面を連続的に移動させるよう
な場合にもスクロールの手法が用いられる。
【0003】従来、このような表示画面のスクロールを
実現するため、例えば図10に示すように、画像メモリ
(VRAM)の表示開始アドレスIAを順次ずらしてい
くことにより、VRAM空間における表示エリアを移動
させることが行われている。なお、図10(a)は、同
一ページを繰り返しスクロールさせるノーマルスクロー
ルモード、図10(b)は、複数のページをスクロール
させる複数ページスクロールモードを示している。複数
ページをスクロールさせる場合、スクロールを円滑に行
うには、スクロールによって表示されるページ数分の画
像情報を予め画像メモリに記憶しておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示さ
れる画面数は、使用するソフトウェアによって異なるた
め、全てのソフトウェアに対応させるべく多数の画面分
の画像メモリを設けようとすると、画像メモリの容量が
膨大になるという問題点がある。
【0005】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、スクロールの対象となる表示画面
のページ数に拘らず、1画面分の容量の画像メモリでス
クロール制御を行うことが可能な表示画面のスクロール
制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、1つの表示
画面を構成する複数の領域のそれぞれに対応させてその
領域のパターン名を記憶した画像メモリと、前記画像メ
モリに対し表示開始アドレスを供給すると共にスクロー
ル時には前記表示開始アドレスを順次更新する表示開始
アドレス供給手段と、前記表示開始アドレスを初期値と
して前記画像メモリの読み出しアドレスを順次更新しな
がら前記画像メモリに供給する画像メモリアドレス供給
手段と、表示画面のページアドレスを供給すると共に前
記画像メモリアドレス供給手段から供給される読み出し
アドレスが前記画像メモリの最終アドレスに達したら前
記ページアドレスを更新するページアドレス供給手段
と、前記表示画面の各領域の表示パターンを複数画面分
記憶すると共に前記画像メモリから出力されるパターン
名と前記ページアドレス供給手段から出力されるページ
アドレスとをアドレスとして入力し指定されたページの
指定されたパターンを出力する着脱可能なパターンジェ
ネレータとを具備してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明によれば、画像メモリには表示画面の
データそのものが記憶されるのではなく、表示画面を複
数の領域に分割したときの各領域のパターン名が記憶さ
れ、表示画面の実際の画像データは、パターンジェネレ
ータに前記領域毎のパターンとして記憶される。そし
て、表示されるパターンは、ページアドレスと各領域の
パターン名とによって特定され、パターンジェネレータ
から読み出される。
【0008】スクロール時には、画像メモリに対する表
示開始アドレスを順次更新することにより、表示エリア
を移動させる。この際、表示画面が2つのページにまた
がることがあるが、この場合には、パターンジェネレー
タに対するページアドレスのみが更新され、画像メモリ
に記憶されたパターン名は変更されない。このため、画
像メモリには、1画面分のパターン名のみを記憶すれば
よく、スクロール時にはパターン名を繰り返し読み出せ
ば良い。画像メモリから読み出されるパターン名が同一
であってもページ番号が異なるとパターンジェネレータ
からは異なるパターンが読み出されるので、結局、各ペ
ージに対応した表示画面が読み出され、複数ページのス
クロールが実現されることになる。
【0009】この発明によれば、表示画面数は、着脱可
能なパターンジェネレータによって決定することがで
き、画像メモリには、常に1表示画面分のデータのみを
格納すればよいので、表示数が異なる種々のソフトウェ
アに柔軟に対処することができると共に画像メモリの容
量を削減することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの発明の実施
例に係る表示装置について説明する。図1は、この表示
装置の要部を示すブロック図である。この装置は、シス
テム全体をコントロールするCPU1と、このCPU1
によって制御されCRTディスプレイ2の表示制御を行
う表示制御回路3と、この表示制御回路3からアクセス
されて表示パターンを出力するパターンジェネレータ
(ROMテーブル)4とを備えている。表示制御回路3
には、2つのレジスタ11,12が設けられている。レ
ジスタ11は、後述するVRAM15の表示開始アドレ
スIAをセットするためのもので、CPU1による書替
機能と併せて表示開始アドレス供給手段を構成する。レ
ジスタ12は、表示すべきページを指定する表示開始ペ
ージアドレスIPAをセットするためのものである。
【0011】レジスタ11にセットされた表示開始アド
レスIAは、フルアダー13に供給されている。フルア
ダー13は、タイミングジェネレータ14から供給され
る垂直表示位置情報VDとレジスタ11にセットされた
表示開始アドレスIAとを加算して、その加算結果をV
RAM15の上位アドレスとして供給する。タイミング
ジェネレータ14から供給される水平表示位置情報HD
は、VRAM15の下位アドレスとして供給されてい
る。これらフルアダー13及びタイミングジェネレータ
14は、画像メモリアドレス供給手段を構成している。
【0012】VRAM15は、画像メモリであり、1表
示画面内の各領域のパターン名を各領域に対応させて記
憶する。即ち、1つのページの表示画面は、図2に示す
ように例えば8×8ドットからなる複数の領域Aに分割
される。VRAM15には、図3に示すように、各領域
Aに表示されるドットパターンを特定する例えば8ビッ
トからなるパターン名PN#が各領域Aと対応して記憶
される。VRAM15から出力されるパターン名PN#
はパターンジェネレータ4の下位アドレスとして供給さ
れている。
【0013】一方、レジスタ12にセットされた表示開
始ページアドレスIPAは、ハーフアダー16に供給さ
れている。ハーフアダー16は、レジスタ12と共にペ
ージアドレス供給手段を構成するもので、レジスタ12
から供給される表示開始ページアドレスIPAと、フル
アダー13のキャリービットCBとを加算する。この加
算出力は、複数ページスクロールモード用のページアド
レスPA2としてマルチプレクサ17の一方の入力に供
給されている。マルチプレクサ17の他方の入力には、
ノーマルスクロール用のページアドレスPA1(レジス
タ12の出力IPA)が供給されている。マルチプレク
サ17は、スクロールモード切替ビットPAODに基づ
いて、これらページアドレスPA1,PA2の何れか一
方を選択する。マルチプレクサ17から出力されるペー
ジアドレスPAは、パターンジェネレータ4の上位アド
レスとして供給されている。
【0014】パターンジェネレータ4には、図4に示す
ように、各ページの各領域Aの8×8ドットのパターン
が記憶されている。パターンジェネレータ4は、例えば
3ビットのページアドレスPAと3ビットのベースアド
レスBAと8ビットのパターン名PN#からなるROM
アドレスに基づいて、指定されたページで且つ指定され
た領域のドットパターンを出力する。このパターンジェ
ネレータ4は、例えばICソケット等に装着されるか、
ICカードに組み込まれる等の方法により、表示制御回
路3に対して着脱可能となっている。これにより、使用
するソフトウェアに応じて選択可能となっている。
【0015】パターンジェネレータ4から読み出された
ドットパターンは、カラーパレット回路18によりRG
Bの各表示色に変換され、DA変換器19でアナログ信
号に変換されたのちCRTディスプレイ2に供給されて
表示に供される。
【0016】次に、上記のように構成された表示装置の
動作について説明する。まず、通常の表示動作時では、
レジスタ11に表示開始アドレスIAとして“0”がセ
ットされ、レジスタ12には、現在表示されているペー
ジのページアドレスIPAがセットされる。タイミング
ジェネレータ14は、垂直表示ライン数VDを順次出力
すると共に、垂直表示ライン数VDが1つインクリメン
トされる間に水平表示ドット数HDを順次出力する。こ
れに応じてVRAM15からは、指定されたパターン名
PN#が順次読み出される。レジスタ11には、“0”
がセットされているので、フルアダー13からはキャリ
ービットCBは出力されず、ページアドレスPAも変化
しない。したがって、パターンジェネレータ4からは、
ページアドレスPAによって指定されたページの領域
(0,0)から領域(63,31)までのパターンが読
み出され、CRTディスプレイ2には1枚の表示画面が
表示される。
【0017】次に、表示画面のスクロール動作について
説明する。図5は、1つの表示画面をスクロールさせる
ノーマルスクロールモード時の制御フローを示すフロー
チャートである。まず、ノーマルスクロール時には、ス
クロールモード切替ビットPAODを“0”にして、マ
ルチプレクサ17をページアドレスPA1の選択モード
にする(S1)。次にレジスタ12に表示開始ページア
ドレスIPAをセットし(S2)、レジスタ11に表示
開始アドレスIAをセットする(S3)。そして、スク
ロール速度に応じた一定時間だけタイマーを働かせ、表
示動作を行わせ(S4)、表示開始アドレスIAを更新
する(S5)。一定時間の表示(S4)と表示アドレス
IAの更新(S5)とは、スクロール停止まで繰返され
る。これにより、図6に示すように、ページアドレスP
A1で指定されたページのノーマルスクロールが可能に
なる。
【0018】図7は、複数ページスクロール時の動作を
示すフローチャートである。まず、スクロールモード切
替ビットPAODを“1”にして、マルチプレクサ17
をページアドレスPA2の選択モードにする(S1
1)。次にレジスタ12に表示開始ページアドレスIP
Aをセットし(S12)、レジスタ11に表示開始アド
レスIAをセットする(S13)。そして、スクロール
速度に応じた一定時間だけタイマーを働かせ、表示動作
を行わせ(S14)、表示開始アドレスIAを更新する
(S15)。このモードでは、タイミングジェネレータ
14から出力される垂直表示位置情報VDと表示開始ア
ドレスIAとの加算結果がオーバーフローすると、キャ
リービットCBがハーフアダー16に供給されるので、
表示されるページアドレスPA2がインクリメントさ
れ、表示されるページが切り替わる。その結果、図8に
示すように、次のページの表示画面が続いて現われる。
一定時間表示(S14)と表示アドレスIAの更新(S
15)とは、スクロール停止まで繰返されるが、この過
程で表示開始アドレスIAがVRAM15のアドレスの
最大値を越えた場合には(S16)、表示開始ページア
ドレスIPAが更新される(S17)。これにより、次
のページの表示画面が続いて現われることになる。VR
AM15から読み出されるパターン名PN#は、ページ
が切り替わっても単に繰り返し読み出されるだけとな
る。
【0019】以上のように、この表示装置によれば、複
数ページのスクロールに際しても、VRAM15には、
1表示画面分のデータを記憶すればよく、VRAM15
の容量を削減することができる。なお、表示するパター
ンを変更する場合には、パターンジェネレータ4を交換
すればよい。また、パターンジェネレータ4に記憶され
るパターンは、上記の例では、各ページにつき64×3
2パターンであるが、これはあくまで最大値であって、
パターンジェネレータ4の各ページのパターンとして6
4×32パターンの全てを記憶しておく必要はない。
【0020】例えば、図9(a)に示す表示画面は、P
1,P2,P3の3つのパターンの領域で構成されてい
る。また、図9(b)に示す表示画面は、P4,P5の
2つのパターンの領域で構成されている。図9(a)に
示す表示画面をページ0、図9(b)に示す表示画面を
ページ1とすると、図9(c)に示すように各ページに
つき#1〜#6の6種類のパターンを用意し、VRAM
15に図9(c)に示すような形でパターン名を記憶し
ておけば、ページ0及びページ1の表示画面をそれぞれ
6つのパターンのみで作成することができる。これによ
り、パターンジェネレータ4の記憶容量を大幅に削減す
ることができる。この例は、きわめて単純な例である
が、一般的には全表示画面を通してパターンの組合せが
共通する領域を同一パターン名に集約していく操作を行
うことにより、パターンジェネレータ4の容量を削減す
ることができる。
【0021】また、画像メモリやページのアドレス生成
の手段としては、カウンタ等の他の手段を用いてもよい
ことはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
表示画面のパターンは着脱可能なパターンジェネレータ
によって決定することができ、画像メモリには、常に1
表示画面分のデータのみを格納すればよいので、表示数
が異なる種々のソフトウェアに柔軟に対処することがで
きると共に画像メモリの容量を削減することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例に係る表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】 同装置における表示画面と分割領域とは関係
を示す図である。
【図3】 同装置におけるVRAMの格納データを示す
図である。
【図4】 同装置におけるパターンジェネレータの構成
を示す図である。
【図5】 同装置におけるノーマルスクロールモードの
動作を示すフローチャートである。
【図6】 同ノーマルスクロールの動作を説明するため
の図である。
【図7】 同装置における複数ページスクロールモード
の動作を示すフローチャートである。
【図8】 同複数ページスクロールモードの動作を説明
するための図である。
【図9】 同装置におけるパターンジェネレータのパタ
ーン登録方法を説明するための図である。
【図10】 従来のスクロール方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…CPU、2…CRTディスプレイ、3…表示制御回
路、4…パターンジェネレータ、11,12…レジス
タ、13…フルアダー、14…タイミングジェネレー
タ、15…VRAM、16…ハーフアダー、17…マル
チプレクサ、18…カラーパレット、19…DA変換
器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの表示画面を構成する複数の領域の
    それぞれに対応させてその領域のパターン名を記憶した
    画像メモリと、 前記画像メモリに対し表示開始アドレスを供給すると共
    にスクロール時には前記表示開始アドレスを順次更新す
    る表示開始アドレス供給手段と、 前記表示開始アドレスを初期値として前記画像メモリの
    読み出しアドレスを順次更新しながら前記画像メモリに
    供給する画像メモリアドレス供給手段と、 表示画面のページアドレスを供給すると共に前記画像メ
    モリアドレス供給手段から供給される読み出しアドレス
    が前記画像メモリの最終アドレスに達したら前記ページ
    アドレスを更新するページアドレス供給手段と、 前記表示画面の各領域の表示パターンを複数画面分記憶
    すると共に前記画像メモリから出力されるパターン名と
    前記ページアドレス供給手段から出力されるページアド
    レスとをアドレスとして入力し指定されたページの指定
    されたパターンを出力する着脱可能なパターンジェネレ
    ータとを具備してなることを特徴とする表示画面のスク
    ロール制御装置。
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