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JP3248803B2 - 開缶性に優れたフルオープンエンド用Al合金板とその製造方法 - Google Patents

開缶性に優れたフルオープンエンド用Al合金板とその製造方法

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JP3248803B2
JP3248803B2 JP35540893A JP35540893A JP3248803B2 JP 3248803 B2 JP3248803 B2 JP 3248803B2 JP 35540893 A JP35540893 A JP 35540893A JP 35540893 A JP35540893 A JP 35540893A JP 3248803 B2 JP3248803 B2 JP 3248803B2
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料缶を除く、食品包
装の食缶用エンド材に係り、更に詳細には、開缶に缶切
りを必要とせず、缶蓋に取付けられたリングプル(RP)
タブを引き上げることにより、缶蓋部が全面で開口する
フルオープンエンド(以下、FOEという)用Al合金板
とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】食缶と
はブリキ、アルミニウム材、ティンフリースチール(T
FS)などの薄板で作られた容器であり、食品を充填・
密封して、加熱殺菌するか、或いは予め加熱殺菌した食
品を無菌的に充填・密封して缶詰とするものである。
【0003】これまで、食缶の蓋は、開缶に缶切りを必
要とし、非常に面倒であったが、近年、開缶に缶切りを
不要とし、缶蓋に取付けられたRPタブを引き上げるこ
とにより、缶蓋部が全面で開口するFOEが普及してき
ている。
【0004】FOEにはアルミニウム材とブリキが使用
されているが、開缶性の観点からアルミニウムが普及し
つつある。しかしながら、FOEは開口部が大きいた
め、飲料缶等に用いられているパーシャルオープンエン
ドに比べ、開缶荷重が高く、開缶荷重の低減が必要であ
る。
【0005】FOEには、開缶が容易になるように、塗
装後開口部にスコアと呼ばれる楔型の圧入加工が施され
ており、スコアの加工率を大きくすることによって開缶
荷重の低減を図ることは可能であるが、缶蓋内面の塗膜
欠陥が大きくなり、内容物によっては塗膜欠陥部から腐
食を生じる可能性がある。
【0006】また、塗膜欠陥を補修するため、リペアを
行った場合やレトルトなどにより、スコア加工後熱処理
を受けると、開缶荷重は増加し、開缶性が低下する傾向
にある。
【0007】従来より、食缶用FOE材としては、AA
5052等の成分を有するAl合金鋳塊を熱間圧延した
後、比較的高い圧延率で冷間圧延された材料が用いられ
ているが、AA5052合金を用いた場合では、開缶時
のスコア引き裂き荷重が高く、引き裂きの進展性が悪い
ため、スコア以外の箇所に亀裂が生じ、飲み口全面が開
口されない場合があった。また、引き裂き荷重は、高強
度化によって軽減されるものの、前記AA5052で強
度を向上させるためには、更に高冷間圧延する必要があ
り、しかし、高冷間圧延した場合には結晶粒が偏平伸長
粒となり、FOEの重要な特性の1つであるRPタブ取
付けのためのリベット加工性が低下するという問題があ
った。
【0008】これに対して、ビール、炭酸飲料等のパー
シャルエンドによく用いられているAA5182合金で
は、強度が高くなり、開缶時の引き裂き荷重を軽減する
ための充分な強度を得ることが可能なものの、食缶には
ブリキを用いた3P(ピース)缶が多く使用されており、
ボディの衝撃吸収性が劣るため、スコア部での割れが生
じる可能性がある。したがって、エンド自体の衝撃吸収
性を保持するには大幅な高強度化は不利となる。
【0009】また、特開昭63−286546号に提案
されている製造方法は、飲料缶等のキャンエンド材の製
造方法であり、この方法では、最終板厚に冷間加工した
後、100〜250℃の温度で仕上げ焼鈍により強度の
調整を行うが、仕上げ焼鈍を施した材料は開缶時の変形
量が大きくなり、開缶荷重を増加させることになる。
【0010】したがって、従来の材料及び製造方法で
は、食缶用FOEエンド材としての必要特性を満足する
ことができず、開缶性を向上させるためには、十分な引
き裂き性を有した材料が必要となってくる。
【0011】本発明は、上記従来技術の問題点を解決し
て、前記要望に応えるべくなされたものであって、開缶
性に優れた食缶FOE用Al合金板及びその製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、Mg:1.70〜2.70%、
Mn:0.30〜0.60%、Fe:0.10〜0.30%を
必須成分として含み、必要に応じて更にSi≦0.30
%、Ti≦0.20%、Cu≦0.20%の1種又は2種以
上を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなる化学
成分を有し、製品板表面から見た際、3〜20μmのAl
−Fe−Mn系金属間化合物が面積占有率で0.3〜1.0
%であることを特徴とする開缶性に優れた食缶フルオー
プンエンド用Al合金板を要旨としている。
【0013】また、他の本発明は、上記の化学成分を有
するAl合金鋳塊を470〜530℃で均熱化処理した
後、熱間圧延を施し、更に30%以上の冷間圧延を施
し、360〜540℃の範囲で中間焼鈍を施した後、圧
延率で30〜80%で冷間圧延してAl合金板を得る
とを特徴とする開缶性に優れた食缶フルオープンエンド
用Al合金板の製造方法を要旨としている。本発明のこ
の方法では、冷間圧延後、仕上げ焼鈍を施さない。製造
された食缶フルオープンエンド用Al合金板は冷間圧延
のままのAl合金板である。
【0014】
【作用】以下に本発明を更に詳細に説明する。まず、本
発明の知見を得るに至った検討結果を説明する。
【0015】前記目的を達成するため、本発明者らは、
現有材料を用いて、金属間化合物を増加させた場合の開
缶性の向上に着目し、開缶性に優れた食缶FOE用Al
合金材料の開発を目的として、鋭意研究を重ねた。
【0016】まず、本発明者らが金属間化合物と開缶性
の関係について調査した結果、金属間化合物が多い程、
開缶時の引き裂き荷重が低くなることが判明した。金属
間化合物の増加が引き裂き性向上に寄与することは、
「軽金属学会第74回春期大会講演概要集」p.91〜
92にて明らかにされているが、この技術では、300
4合金板にスコアを施した場合、引き裂き荷重を低下さ
せるためには、Fe添加量の大幅な増加が必要であるこ
とを示している。
【0017】しかしながら、本発明が対象としている食
缶FOEの耐食性、成形性を考慮すると、Fe添加量の
上限は0.3%であり、Fe添加量のみによる開缶性の大
幅な向上は期待できないことが究明された。
【0018】そこで、FeとMn量及び製造条件を調整
し、金属間化合物径を変化させたところ、比較的少ない
Fe添加量で引き裂き性を向上させることが可能である
ことが判明した。
【0019】その効果は、Al−Fe−Mn系金属間化合
物において、3μm以上で顕著に認められ、同一面積率
ならば比較的金属間化合物径の大きいものが多い方が良
好であることが判明した。しかしながら、金属間化合物
の粗大化はFOEの重要な特性でもあるリベット成形性
の低下を招くため、20μm以下に制御する必要がある
ことがわかった。
【0020】また、FOEの強度範囲(耐力215〜2
75N/mm2)では比較的高強度の方が開缶性に優れ、更
には仕上げ冷間圧延後の安定化焼鈍を施さない方が引き
裂き性に優れ、開缶性が向上することが判明した。
【0021】そこで、中間焼鈍後の圧延率を適度にコン
トロールすることにより、比較的高強度で開缶性に優れ
た食缶FOE用材料が安定化焼鈍なしで得られることを
見い出したものである。
【0022】本発明は、かゝる知見に基づき、化学成分
を調整すると共に、均熱条件、冷間圧延工程(中間焼鈍
を含む)の条件を規制することにより、初期の目的を達
成可能にしたものである。
【0023】次に、本発明におけるAl合金の化学成分
の限定理由について説明する。
【0024】Mg:Mgは強度の付与するために重要な元
素であり、本発明では必須成分とするものである。食缶
FOE材として少なくとも1.70%以上添加しないと
十分な強度を得ることができない。しかし、過多に添加
すると強度が高すぎることによって落下時の衝撃によっ
てスコアに割れを生じる可能性があり、また、成形性の
低下を招くため、添加量の上限は2.70%である。し
たがって、Mgの添加量は1.70〜2.70%の範囲と
する。
【0025】Mn:Mnの添加は開缶性向上に寄与する引
き裂き性を向上させるAl−Fe−Mn系金属間化合物の
生成及び強度向上に大きな効果を示し、Mnも本発明で
は必須成分とするものである。引き裂き性向上の効果が
現れるには少なくとも0.30%以上を添加しなければ
ならない。しかし、過多に添加すると微細な金属間化合
物の生成数が多くなりすぎ、成形性の低下を招くと共
に、開缶性向上に寄与しなくなってくる。したがって、
Mnの添加量は0.30〜0.60%とする。
【0026】Fe:Feの添加は開缶性を向上させるAl
−Fe−Mn系金属間化合物の生成に効果を示す。また、
エンド材として必要な特性である成形性を向上させる結
晶粒微細化に大きな効果を示し、その添加量が多いほど
微細化される。しかし、0.10%未満ではその効果が
認められず、また0.30%を超えて添加すると食缶F
OEの重要な特性である耐食性の低下を招くと共に、巨
大金属間化合物の生成及び晶出物の生成数が多くなりす
ぎ、成形性の低下を招く。したがって、Feの添加量は
0.10〜0.30%とする。
【0027】金属間化合物:FeとMnの添加により(F
e、Mn)Al6等の金属間化合物が生成されるが、開缶性
の向上に寄与するのは3μm以上の金属間化合物であ
り、製造条件によって調整する必要がある。しかし、巨
大金属間化合物の生成は成形性の低下を招くため、20
μm以下に制御する必要がある。また、製品板表面から
見た際、これらの金属間化合物の面積占有率が0.3〜
1.0%であることが好ましい。これは、0.3%未満で
は引き裂き性の効果は認められず、また1.0%を超え
ると成形性の低下が顕著になるためである。
【0028】なお、本発明では、上記Mg、Mn及びFe
を必須成分とするが、以下の元素の1種又は2種以上を
必要に応じて適量にて含有させることが可能である。
【0029】Si:Siの添加は引き裂き性を向上させる
Mg−Si系金属間化合物の生成に効果を示す。しかし、
過多に添加すると金属間化合物の生成数が多くなりす
ぎ、成形性を著しく低下させるため、Siの添加量は0.
30%以下とする。
【0030】Ti:Tiは組織を安定化させるために有効
な元素であるものの、その添加量が多いと巨大金属間化
合物を生成して成形性を低下させる。したがって、Ti
の添加量は0.20%以下とする。
【0031】Cu:Cuの添加は強度向上に効果を示す。
しかし、過多に添加するとエンドとしての重要な特性で
ある耐食性の低下を招き、加工硬化が大きくなるために
強度が高くなりすぎ成形性の低下を招く。したがって、
Cuの添加量は0.20%以下とする。
【0032】次に本発明の製造工程について説明する。
【0033】上記化学成分を有するAl合金は、常法に
より溶解、鋳造するが、得られた鋳塊に対する均質化熱
処理は、製品板の表面に見られるAl−Fe−Mn系の金
属間化合物が3〜20μmになるような条件、すなわ
ち、470〜530℃で実施する。均質化熱処理温度が
470℃未満では金属間化合物が充分成長できないた
め、開缶性の低下を招き、一方、530℃を超えるとバ
ーニングの発生、また発生しなくとも微細な金属間化合
物の生成が多くなりすぎ、成形性を著しく低下させるの
で好ましくない。
【0034】均質化熱処理後、熱間圧延、冷間圧延を行
うが、本発明では、以下に示すように、所定の条件によ
る中間焼鈍を含む冷間圧延工程を行うことによって、開
缶性の向上に有効な強度レベルを設定することを特徴と
している。
【0035】まず、中間焼鈍前の冷間圧延率は、30%
未満では中間焼鈍後の結晶粒が大きくなり、エンドの必
要特性である成形性に悪影響を及ぼすため、30%以上
が必要である。製品厚での成形性を考慮すると、好まし
くは60%以上である。
【0036】次いで中間焼鈍を行うが、中間焼鈍の温度
は360〜540℃の範囲とする。その理由は、360
℃未満では未再結晶を招き成形性の低下につながり、一
方、540℃を超えると結晶粒が粗大化して同じく成形
性を低下させるためである。
【0037】中間焼鈍後の冷間圧延は強度に大きく影響
する条件であり、圧延率が30%未満では必要な強度が
得られない。また、強度向上には圧延率の増大が有効な
ものの、圧延率が80%を超えると材料の異方性が大き
くなり、材料の圧延方向に対する開口部の加工方向によ
って開缶荷重の異方性が生じる。また、成形性の低下が
顕著になるため、中間焼鈍後の冷間圧延率は30〜80
%の範囲とする。
【0038】以上の製造工程及び条件により強度が調整
される。仕上げ焼鈍を施さないのは、仕上げ焼鈍によっ
て同じ強度に調整した場合、成形性は向上するものの、
開缶時の変形量が大きくなり開缶荷重を増加させること
になるためである。
【0039】次に本発明の実施例を示す。
【0040】
【実施例1】表1に示す化学成分を有するAl合金の鋳
塊を、均質化熱処理として510℃の温度で4時間保持
し、その後、熱間圧延にて板厚を2.0mmとした。次い
で、冷間圧延により各供試材について0.75mmの板厚
にした後、上記板厚に連続加熱焼鈍炉において到達温度
420℃、保持時間0秒の熱処理を施し、更に冷間圧延
により板厚0.25mmとした。この冷延板については、
エンド材は塗装後成形加工されるため、200℃×20
分のベーキング処理を行い、塗装した場合と同じ条件と
した。製品板厚0.25mmの供試材のベーキング処理後
の材料特性(機械的性質、引き裂き荷重、リベット張り
出し性)を表2に示す。
【0041】なお、引き裂き試験方法は図1に示す通り
である。まず、40×40mmの板にハの字のスコア加工
を施す。スコア加工後の残厚は一般的なFOE(140
〜150μm)とほぼ同等にした。その後、板を固定し、
スコア加工面と同方向に引き上げ、引き裂き時の最大荷
重を測定した。
【0042】リベット張り出し試験は、図2に示すよう
に、ポンチ径6mmφ、先端3Rの球頭ポンチにて、25
×25mmの板に対し、一定しわ押さえ力で、張り出し加
工を行い、張り出し高さを変化させ、限界高さを求め
た。
【0043】表2より以下の如く考察される。本発明例
のNo.1〜No.3は、いずれも開缶荷重が低く、開缶性
に優れている。FOE材の必要特性であるリベット張り
出し成形性も充分兼備している。
【0044】一方、比較例のNo.4、No.6、No.8、
No.10、No.12、No.13は、開缶性を向上させる
ための金属間化合物面積占有率又は充分な強度を有して
いないため、引き裂き荷重の低下が認められる。また、
比較例のNo.5、No.7、No.9、No.10、No.1
1、No.12においては、金属間化合物が過剰に増加し
たり、高強度すぎるため、成形性の劣化が認められた。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【実施例2】表1のNo.2と同じ化学成分のAl合金鋳
塊から、表3に示す製造条件で板を製造し、耐力、引き
裂き荷重、リベット張り出し限界高さについて調べた。
その結果を表3に併記する。
【0048】表3から明らかなように、本発明の製造方
法により得られたAl合金板のNo.14〜No.18は、
いずれも良好な引き裂き性及び成形性を示すことがわか
る。
【0049】これに対して、比較例のNo.19〜No.2
6は、それぞれ製造条件を外れているため、強度不足、
強度過多による引き裂き荷重の増加、成形性の低下を生
じている。なお、比較例No.26は、冷間圧延後に仕上
げ焼鈍を施し、本発明例No.16と同等の耐力に調整し
たものであるが、成形性は向上するものの、開缶荷重が
増加していることがわかる。これは、仕上げ焼鈍によっ
て伸びが増加したため、開缶時のスコア破断時に破断部
近傍の変形を促し、変形に要する荷重が大きくなるため
である。
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
食缶FOE用材料において、レトルト、リペア後の開缶
時の荷重が比較的低く、エンド特性を充分に満足する材
料を得ることが可能であり、薄肉、高強度化にも充分に
対応できる。また、製造面(安定性、コスト)でも優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開缶試験方法を説明する図である。
【図2】リベット張り出し試験方法を説明する図であ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で(以下同じ)、Mg:1.70
    〜2.70%、Mn:0.30〜0.60%、Fe:
    0.10〜0.30%を必須成分として含み、残部がA
    l及び不可避不純物からなる化学成分を有し、製品板表
    面から見た際、3〜20μmのAl−Fe−Mn系金属
    間化合物が面積占有率で0.3〜1.0%であることを
    特徴とする開缶性に優れた食缶フルオープンエンド用A
    l合金板。
  2. 【請求項2】 更に、Si≦0.30%、Ti≦0.2
    0%、Cu≦0.20%のいずれか1種又は2種以上を
    含有していることを特徴とする請求項1に記載のAl合
    金板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の化学成分を有す
    るAl合金鋳塊を470〜530℃で均熱化処理した
    後、熱間圧延を施し、更に30%以上の冷間圧延を施
    し、360〜540℃の範囲で中間焼鈍を施した後、圧
    延率で30〜80%で冷間圧延してAl合金板を得る
    とを特徴とする開缶性に優れた食缶フルオープンエンド
    用Al合金板の製造方法。
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