JPH11146526A - ワイヤハーネス分岐部の外装構造 - Google Patents
ワイヤハーネス分岐部の外装構造Info
- Publication number
- JPH11146526A JPH11146526A JP9304600A JP30460097A JPH11146526A JP H11146526 A JPH11146526 A JP H11146526A JP 9304600 A JP9304600 A JP 9304600A JP 30460097 A JP30460097 A JP 30460097A JP H11146526 A JPH11146526 A JP H11146526A
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- Japan
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- slit
- line
- tube
- round
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 幹線から複数の支線が分岐する部分での肥大
化を減少すると共に、テープ巻き処理工程を減少する。 【解決手段】 幹線側に対応する長さ部分に軸線方向の
スリット11aをいれたスリット入り丸チューブ11を
設け、該スリット入り丸チューブに、幹線20から分岐
する複数の支線のうちの1本の支線21を通し、該支線
の幹線側の部分はスリットをいれた部分L1に位置させ
る一方、他の支線22,23を丸チューブ12A,12
Bで外装し、これら丸チューブの分岐部分側の基端を上
記スリット入り丸チューブにスリットより挿入して、こ
の状態でスリット入り丸チューブのスリット入り部分の
外周にテープ8を巻きつけて、支線の分岐部分Pも同時
に結束している。
化を減少すると共に、テープ巻き処理工程を減少する。 【解決手段】 幹線側に対応する長さ部分に軸線方向の
スリット11aをいれたスリット入り丸チューブ11を
設け、該スリット入り丸チューブに、幹線20から分岐
する複数の支線のうちの1本の支線21を通し、該支線
の幹線側の部分はスリットをいれた部分L1に位置させ
る一方、他の支線22,23を丸チューブ12A,12
Bで外装し、これら丸チューブの分岐部分側の基端を上
記スリット入り丸チューブにスリットより挿入して、こ
の状態でスリット入り丸チューブのスリット入り部分の
外周にテープ8を巻きつけて、支線の分岐部分Pも同時
に結束している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤハーネス分岐
部の外装構造および外装方法に関するものである。
部の外装構造および外装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用等に用いるワイヤハーネスは、
図8に示すように、ワイヤハーネスの幹線1から複数の
支線2A、2B、2Cが分岐しており、これら支線2
A、2B、2Cは夫々丸チューブ3A、3B、3Cで保
護外装すると共に、幹線1を縦割りチューブ4で保護外
装している。
図8に示すように、ワイヤハーネスの幹線1から複数の
支線2A、2B、2Cが分岐しており、これら支線2
A、2B、2Cは夫々丸チューブ3A、3B、3Cで保
護外装すると共に、幹線1を縦割りチューブ4で保護外
装している。
【0003】即ち、図9に示すように、上記各支線2
A、2B、2Cを構成する電線wの先端には端子5を接
続いており、これら電線wを丸チューブ3A、3B、3
Cに先通りした後に、先端の端子をコネクタ6に挿入接
続している。これら支線2A、2B、2Cに外装した丸
チューブ3A、3B、3Cの基端側の幹線1からの分岐
点をテープ7で結束し、その後、縦割りチューブ4を、
テープ7に先端を被せた状態で幹線1に外装し、縦割り
チューブ4の外周にテープ8を巻き付けて形成してい
る。
A、2B、2Cを構成する電線wの先端には端子5を接
続いており、これら電線wを丸チューブ3A、3B、3
Cに先通りした後に、先端の端子をコネクタ6に挿入接
続している。これら支線2A、2B、2Cに外装した丸
チューブ3A、3B、3Cの基端側の幹線1からの分岐
点をテープ7で結束し、その後、縦割りチューブ4を、
テープ7に先端を被せた状態で幹線1に外装し、縦割り
チューブ4の外周にテープ8を巻き付けて形成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記幹線1からの支線
2A、2B、2Cの分岐部分Pでは複数の丸チュー3
A、3B、3Cを結束するため、分岐部分Pが膨らむと
共に、さらにテープ7で結束するため、部分的に径が肥
大する。よって、この分岐部分Pに縦割りチューブ4を
被せてテープ巻きで結束する作業が非常にやりにくい問
題があった。また、分岐部分Pで複数の枝線の丸チュー
ブをテープ結束した後に、縦割りチューブ4を被せて再
度テープ巻きするため、作業工程が多くなる問題もあっ
た。
2A、2B、2Cの分岐部分Pでは複数の丸チュー3
A、3B、3Cを結束するため、分岐部分Pが膨らむと
共に、さらにテープ7で結束するため、部分的に径が肥
大する。よって、この分岐部分Pに縦割りチューブ4を
被せてテープ巻きで結束する作業が非常にやりにくい問
題があった。また、分岐部分Pで複数の枝線の丸チュー
ブをテープ結束した後に、縦割りチューブ4を被せて再
度テープ巻きするため、作業工程が多くなる問題もあっ
た。
【0005】上記した問題に対して、従来、図10
(A)(B)(C)に示すように、切目9aを入れたパ
イプ材9を設け、パイプ材9に電線wを配線すると共
に、枝線w−1を上記切目9aより取り出しているワイ
ヤハーネスが提案されている(特開平4−301214
号公報)。
(A)(B)(C)に示すように、切目9aを入れたパ
イプ材9を設け、パイプ材9に電線wを配線すると共
に、枝線w−1を上記切目9aより取り出しているワイ
ヤハーネスが提案されている(特開平4−301214
号公報)。
【0006】上記したワイヤハーネスでは、枝線w−1
の取り出し位置に予め切目9aを入れたパイプ材9を設
けておく必要があるため、専用のパイプ材が必要とな
り、部品点数が増加する。また、切目9aより引き出さ
れた枝線w−1は外装保護されておらず、これら枝線w
−1にチューブを取り付けることは容易に出来ない。さ
らにまた、このワイヤハーネスを形成するためには専用
の大きな装置を必要とし、ワイヤハーネスの組立図板上
で形成することができない問題がある。
の取り出し位置に予め切目9aを入れたパイプ材9を設
けておく必要があるため、専用のパイプ材が必要とな
り、部品点数が増加する。また、切目9aより引き出さ
れた枝線w−1は外装保護されておらず、これら枝線w
−1にチューブを取り付けることは容易に出来ない。さ
らにまた、このワイヤハーネスを形成するためには専用
の大きな装置を必要とし、ワイヤハーネスの組立図板上
で形成することができない問題がある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、幹線および該幹線より分岐する支線を夫々チュー
ブで外装保護すると共に、支線の分岐部分での肥大化を
抑制し、かつ、作業工程の減少を図ることを課題として
いる。
ので、幹線および該幹線より分岐する支線を夫々チュー
ブで外装保護すると共に、支線の分岐部分での肥大化を
抑制し、かつ、作業工程の減少を図ることを課題として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、第1に、幹線側に対応する長さ部分に軸
線方向のスリットをいれたスリット入り丸チューブを設
け、該スリット入り丸チューブに、幹線から分岐する複
数の支線のうちの1本の支線を通し、該支線の幹線側の
部分はスリットをいれた部分に位置させる一方、他の支
線を丸チューブで外装し、これら丸チューブの分岐部分
側の基端を上記スリット入り丸チューブにスリットより
挿入して、この状態でスリット入り丸チューブのスリッ
ト入り部分の外周をテープ巻きして支線分岐部分も同時
に結束していることを特徴とするワイヤハーネス分岐部
の外装構造を提供している。
め、本発明は、第1に、幹線側に対応する長さ部分に軸
線方向のスリットをいれたスリット入り丸チューブを設
け、該スリット入り丸チューブに、幹線から分岐する複
数の支線のうちの1本の支線を通し、該支線の幹線側の
部分はスリットをいれた部分に位置させる一方、他の支
線を丸チューブで外装し、これら丸チューブの分岐部分
側の基端を上記スリット入り丸チューブにスリットより
挿入して、この状態でスリット入り丸チューブのスリッ
ト入り部分の外周をテープ巻きして支線分岐部分も同時
に結束していることを特徴とするワイヤハーネス分岐部
の外装構造を提供している。
【0009】上記のように、幹線側の縦割りチューブと
支線側の丸チューブとを兼ねる1つのスリット入りチュ
ーブを用いると、分岐部分において1つの丸チューブを
減少でき、径の肥大化を抑制できると共に、支線の分岐
部分におけるテープ巻き結束が幹線のテープ巻きと同時
に行うことができ、テープ巻き工程を1回減少すること
ができる。
支線側の丸チューブとを兼ねる1つのスリット入りチュ
ーブを用いると、分岐部分において1つの丸チューブを
減少でき、径の肥大化を抑制できると共に、支線の分岐
部分におけるテープ巻き結束が幹線のテープ巻きと同時
に行うことができ、テープ巻き工程を1回減少すること
ができる。
【0010】上記スリット入り丸チューブのスリット
は、幹線より分岐する支線の個数に対応する数のスリッ
トを基端側から周方向に間隔あけて形成し、各スリット
に支線に外嵌した丸チューブの分岐部分側の基端を挿入
し、複数のスリットを入れた部分を幹線側に外装し、こ
の状態でスリット入り丸チューブのスリット部分の外周
をテープ巻きして、支線分岐部分も同時に結束してもよ
い。
は、幹線より分岐する支線の個数に対応する数のスリッ
トを基端側から周方向に間隔あけて形成し、各スリット
に支線に外嵌した丸チューブの分岐部分側の基端を挿入
し、複数のスリットを入れた部分を幹線側に外装し、こ
の状態でスリット入り丸チューブのスリット部分の外周
をテープ巻きして、支線分岐部分も同時に結束してもよ
い。
【0011】本発明は、第2に、軸線方向の全長にスリ
ットが入った1本の縦割りチューブと複数の丸チューブ
とを用い、上記縦割りチューブを幹線と該幹線から分岐
する複数の支線のうちの1本の支線に外装し、他の支線
に外装する上記丸チューブを上記縦割りチューブの分岐
部分の位置にスリットを通して挿入し、該縦割りチュー
ブの全長をテープ巻きして支線分岐部分も同時に結束し
ていることを特徴とするワイヤハーネスの分岐部の外装
構造を提供している。
ットが入った1本の縦割りチューブと複数の丸チューブ
とを用い、上記縦割りチューブを幹線と該幹線から分岐
する複数の支線のうちの1本の支線に外装し、他の支線
に外装する上記丸チューブを上記縦割りチューブの分岐
部分の位置にスリットを通して挿入し、該縦割りチュー
ブの全長をテープ巻きして支線分岐部分も同時に結束し
ていることを特徴とするワイヤハーネスの分岐部の外装
構造を提供している。
【0012】上記構成とすると、従来用いている縦割り
チューブと丸チューブとを用いて、分岐部分での肥大化
を防止できると共に、1本の支線側から幹線へのテープ
巻き処理と同時に分岐部分での支線の結束を行うことが
でき、別に行う分岐部分のテープ巻き処理を省略するこ
とができる。
チューブと丸チューブとを用いて、分岐部分での肥大化
を防止できると共に、1本の支線側から幹線へのテープ
巻き処理と同時に分岐部分での支線の結束を行うことが
でき、別に行う分岐部分のテープ巻き処理を省略するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1および図2は第1実施形態を示
す。第1実施形態では図1に示すように、1本の長尺な
スリット入り丸チューブ11と、複数本の従来の丸チュ
ーブ12A、12Bとを用いている。
参照して説明する。図1および図2は第1実施形態を示
す。第1実施形態では図1に示すように、1本の長尺な
スリット入り丸チューブ11と、複数本の従来の丸チュ
ーブ12A、12Bとを用いている。
【0014】上記スリット入り丸チューブ11は、幹線
20と、該幹線20から分岐する複数の支線21、2
2、23のうち、1本の支線21とに外装するものであ
る。よって、幹線20に対応する長さ部分L1に軸線方
向の1本のスリット11aを入れており、支線21に対
応する長さ部分L2はスリットのない丸チューブのまま
としている。他の支線22、23には従来と同様にスリ
ットのない丸チューブ12A、12Bは全長にわたって
スリットがない従来と同様な形状で、他の支線22、2
3に外装するものである。
20と、該幹線20から分岐する複数の支線21、2
2、23のうち、1本の支線21とに外装するものであ
る。よって、幹線20に対応する長さ部分L1に軸線方
向の1本のスリット11aを入れており、支線21に対
応する長さ部分L2はスリットのない丸チューブのまま
としている。他の支線22、23には従来と同様にスリ
ットのない丸チューブ12A、12Bは全長にわたって
スリットがない従来と同様な形状で、他の支線22、2
3に外装するものである。
【0015】上記スリット入り丸チューブ11には、幹
線20および支線21を通し、スリットなしの部分L2
に支線21を位置させる一方、スリット11aのある部
分に幹線20を位置させておく。一方、他の支線22、
23には丸チューブ12A、12Bを通しておき、これ
ら丸チューブ12A、12Bの幹線側基端の部分を、上
記スリット入り丸チューブ11のスリット11aの先端
よりスリット入り丸チューブ11内に挿入する。
線20および支線21を通し、スリットなしの部分L2
に支線21を位置させる一方、スリット11aのある部
分に幹線20を位置させておく。一方、他の支線22、
23には丸チューブ12A、12Bを通しておき、これ
ら丸チューブ12A、12Bの幹線側基端の部分を、上
記スリット入り丸チューブ11のスリット11aの先端
よりスリット入り丸チューブ11内に挿入する。
【0016】この状態で、スリット入り丸チューブ11
のスリット11aを入れた部分L1の外周を、丸チュー
ブ12A、12Bが挿入された分岐部分P側からテープ
8で巻き付けていく。これにより、支線21、22、2
3の分岐位置での結束が出来ると同時に幹線20のスリ
ットが入った部分L2もテープ巻きでスリット11aを
閉鎖することができる。
のスリット11aを入れた部分L1の外周を、丸チュー
ブ12A、12Bが挿入された分岐部分P側からテープ
8で巻き付けていく。これにより、支線21、22、2
3の分岐位置での結束が出来ると同時に幹線20のスリ
ットが入った部分L2もテープ巻きでスリット11aを
閉鎖することができる。
【0017】上記構造とすると、支線だけに取り付ける
丸チューブを1本減少できるため、分岐部分での肥大化
を抑制できる。また、分岐部分の結束を行うテープ巻き
処理に引き続いて幹線側のスリット部分のテープ巻き処
理が行え、テープ巻き工程を1回とすることができる。
丸チューブを1本減少できるため、分岐部分での肥大化
を抑制できる。また、分岐部分の結束を行うテープ巻き
処理に引き続いて幹線側のスリット部分のテープ巻き処
理が行え、テープ巻き工程を1回とすることができる。
【0018】図3および図4は第1実施形態の変形例を
示し、上記幹線から1本の支線に外装するスリット入り
チューブ11に設けるスリットを、分岐する支線の個数
に対応して、該個数より1本少ない個数のスリットを周
方向に間隔をあけて形成している。図3および図4に示
す変形例では、3本の支線21、22、23が幹線20
より分岐するため、2本のスリット11a、11bを設
けている。
示し、上記幹線から1本の支線に外装するスリット入り
チューブ11に設けるスリットを、分岐する支線の個数
に対応して、該個数より1本少ない個数のスリットを周
方向に間隔をあけて形成している。図3および図4に示
す変形例では、3本の支線21、22、23が幹線20
より分岐するため、2本のスリット11a、11bを設
けている。
【0019】上記スリット11aに支線22に外装した
丸チューブ12Aを、スリット11bに支線23に外装
した丸チューブ12Bを夫々挿入し、スリット11aと
11bを入れた部分に、テープ8を分岐部分P側から幹
線20の外周部分へと巻き付けていく。
丸チューブ12Aを、スリット11bに支線23に外装
した丸チューブ12Bを夫々挿入し、スリット11aと
11bを入れた部分に、テープ8を分岐部分P側から幹
線20の外周部分へと巻き付けていく。
【0020】上記構造は、幹線20から支線21、2
2、23を角度をあけて分岐させる必要がある場合に好
適に採用できる。
2、23を角度をあけて分岐させる必要がある場合に好
適に採用できる。
【0021】図5は幹線20から4本の支線が分岐する
場合に用いるスリット入り丸チューブ11を示し、3本
のスリット11a、11b、11cを間隔をあけて形成
している。
場合に用いるスリット入り丸チューブ11を示し、3本
のスリット11a、11b、11cを間隔をあけて形成
している。
【0022】図6および図7は第2実施形態を示し、従
来から用いられて入る縦割りチューブ30と丸チューブ
12A、12Bとを用いる場合である。縦割りチューブ
30は軸線方向の全長にスリット30aが入ったもので
ある。
来から用いられて入る縦割りチューブ30と丸チューブ
12A、12Bとを用いる場合である。縦割りチューブ
30は軸線方向の全長にスリット30aが入ったもので
ある。
【0023】上記縦割りチューブ30を幹線20と該幹
線から分岐する複数の支線のうちの1本の支線21に通
す一方、他の支線22、23を丸チューブ12A、12
Bに通しておく。これら丸チューブ12A、12Bを縦
割りチューブ30の分岐部分Pの位置でスリット30a
より挿入し、この状態で、縦割りチューブ30の全長を
支線21の先端よりテープ8で巻き付け処理している。
線から分岐する複数の支線のうちの1本の支線21に通
す一方、他の支線22、23を丸チューブ12A、12
Bに通しておく。これら丸チューブ12A、12Bを縦
割りチューブ30の分岐部分Pの位置でスリット30a
より挿入し、この状態で、縦割りチューブ30の全長を
支線21の先端よりテープ8で巻き付け処理している。
【0024】上記構成とすると、従来用いている縦割り
チューブと丸チューブとを用いて、分岐部分での肥大化
を防止できると共に、支線21から幹線20への縦割り
チューブのテープ巻き処理と同時に分岐部分Pでの支線
の結束を行うことができ、別に行う分岐部分のテープ巻
き処理を省略することができる
チューブと丸チューブとを用いて、分岐部分での肥大化
を防止できると共に、支線21から幹線20への縦割り
チューブのテープ巻き処理と同時に分岐部分Pでの支線
の結束を行うことができ、別に行う分岐部分のテープ巻
き処理を省略することができる
【0025】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、分岐部分において結束するチューブの個数を
1本減少することができ、その分、分岐部分の肥大化を
抑制できる。かつ、支線の分岐部分のテープ巻き結束と
幹線部分のテープ巻き結束とを同時に行うことができ、
テープ巻き処理工程を1回少なくすることができ、その
結果、作業能率を上げることができる。
によれば、分岐部分において結束するチューブの個数を
1本減少することができ、その分、分岐部分の肥大化を
抑制できる。かつ、支線の分岐部分のテープ巻き結束と
幹線部分のテープ巻き結束とを同時に行うことができ、
テープ巻き処理工程を1回少なくすることができ、その
結果、作業能率を上げることができる。
【0026】また、前記図10に示す従来例のワイヤハ
ーネス形成方法を実施する場合に必要とする大きな専用
装置を必要とせず、ワイヤハーネス形成用の組立図板上
で、従来のワイヤハーネス形成方法を同様に実施するこ
とができ、しかも、幹線および支線が屈曲する場合に
も、スリット入りチューブ、丸チューブ、縦割りチュー
ブが容易に屈曲するため、対応することができる。
ーネス形成方法を実施する場合に必要とする大きな専用
装置を必要とせず、ワイヤハーネス形成用の組立図板上
で、従来のワイヤハーネス形成方法を同様に実施するこ
とができ、しかも、幹線および支線が屈曲する場合に
も、スリット入りチューブ、丸チューブ、縦割りチュー
ブが容易に屈曲するため、対応することができる。
【図1】 第1実施形態に用いるチューブを示す斜視図
である。
である。
【図2】 第1実施形態の形成工程を示す概略図であ
る。
る。
【図3】 第1実施形態の変形例に用いるチューブを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】 上記変形例の形成工程を示す概略図である。
【図5】 第1実施形態の他の変形例に用いるチューブ
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図6】 第2実施形態に用いるチューブを示す斜視図
である。
である。
【図7】 第2実施形態の形成工程を示す概略図であ
る。
る。
【図8】 従来用いているチューブの斜視図である。
【図9】 従来の形成工程を示す概略図である。
【図10】 (A)(B)(C)は他の従来例の形成工
程を示す図面である。
程を示す図面である。
8 テープ 11 スリット入り丸チューブ 11a、11b、11c スリット 12A、12B 丸チューブ 20 幹線 21、22、23 支線
Claims (3)
- 【請求項1】 幹線側に対応する長さ部分に軸線方向の
スリットをいれたスリット入り丸チューブを設け、該ス
リット入り丸チューブに、幹線から分岐する複数の支線
のうちの1本の支線を通し、該支線の幹線側の部分はス
リットをいれた部分に位置させる一方、他の支線を丸チ
ューブで外装し、これら丸チューブの分岐部分側の基端
を上記スリット入り丸チューブにスリットより挿入し
て、この状態でスリット入り丸チューブのスリット入り
部分の外周をテープ巻きして支線分岐部分も同時に結束
していることを特徴とするワイヤハーネス分岐部の外装
構造。 - 【請求項2】 上記スリット入り丸チューブのスリット
は、幹線より分岐する支線の個数に対応する数のスリッ
トを基端側から周方向に間隔あけて形成し、各スリット
に支線に外嵌した丸チューブの分岐部分側の基端を挿入
し、複数のスリットを入れた部分を幹線側に外装し、こ
の状態でスリット入り丸チューブのスリット部分の外周
をテープ巻きして、支線分岐部分も同時に結束している
請求項1に記載のワイヤハーネス分岐部の外装構造。 - 【請求項3】 軸線方向の全長にスリットが入った1本
の縦割りチューブと複数の丸チューブとを用い、上記縦
割りチューブを幹線と該幹線から分岐する複数の支線の
うちの1本の支線に外装し、他の支線に外装する上記丸
チューブを上記縦割りチューブの分岐部分の位置にスリ
ットを通して挿入し、該縦割りチューブの全長をテープ
巻きして支線分岐部分も同時に結束していることを特徴
とするワイヤハーネスの分岐部の外装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9304600A JPH11146526A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | ワイヤハーネス分岐部の外装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9304600A JPH11146526A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | ワイヤハーネス分岐部の外装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11146526A true JPH11146526A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17934965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9304600A Withdrawn JPH11146526A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | ワイヤハーネス分岐部の外装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11146526A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015185273A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
-
1997
- 1997-11-06 JP JP9304600A patent/JPH11146526A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015185273A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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