JP3136817B2 - 燃焼器具の制御装置 - Google Patents
燃焼器具の制御装置Info
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- JP3136817B2 JP3136817B2 JP05001014A JP101493A JP3136817B2 JP 3136817 B2 JP3136817 B2 JP 3136817B2 JP 05001014 A JP05001014 A JP 05001014A JP 101493 A JP101493 A JP 101493A JP 3136817 B2 JP3136817 B2 JP 3136817B2
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油ファンヒータ等の燃
焼器具の制御装置に関するものである。
焼器具の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の燃焼器具は図3に示すよう
に、運転開始と共にヒータ3に通電され、気化筒2が設
定温度に達するとバーナファン8が駆動し、燃料ポンプ
7に通電され点火されるようになっている。このときの
理論空気量に対する実際の空気量の比(m値)は低く設
定されている。また着火判定後強制的にある一定時間最
大燃焼量で燃焼させ、その後設定温度と室温との差温に
よって燃焼量を可変するように構成してある。
に、運転開始と共にヒータ3に通電され、気化筒2が設
定温度に達するとバーナファン8が駆動し、燃料ポンプ
7に通電され点火されるようになっている。このときの
理論空気量に対する実際の空気量の比(m値)は低く設
定されている。また着火判定後強制的にある一定時間最
大燃焼量で燃焼させ、その後設定温度と室温との差温に
よって燃焼量を可変するように構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の制御装置では、着火判定後に強制的に一定時間最大燃
焼量で燃焼させる事によって火炎検知センサー6の温度
を早く上昇させセンサーの火炎出力を増してはいるが、
この燃焼時のm値が通常安定燃焼時のm値と同じである
為特に気化筒2、バーナヘッド5等のバーナ部が冷時で
ある場合、バーナヘッド5に形成される火炎の密着性が
悪くなってリフティング燃焼を起こし、未燃ガスの発生
による臭気、火炎のリフティングによる異常音の発生等
着火直後の燃焼に不安定なものがあった。
の制御装置では、着火判定後に強制的に一定時間最大燃
焼量で燃焼させる事によって火炎検知センサー6の温度
を早く上昇させセンサーの火炎出力を増してはいるが、
この燃焼時のm値が通常安定燃焼時のm値と同じである
為特に気化筒2、バーナヘッド5等のバーナ部が冷時で
ある場合、バーナヘッド5に形成される火炎の密着性が
悪くなってリフティング燃焼を起こし、未燃ガスの発生
による臭気、火炎のリフティングによる異常音の発生等
着火直後の燃焼に不安定なものがあった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、着火
直後の火炎の安定性を増し良好な燃焼性能を確保する事
を目的としたものである。
直後の火炎の安定性を増し良好な燃焼性能を確保する事
を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するため、燃料を気化する気化筒ならびにこの気
化筒からの気化ガスを燃焼させるバーナヘッドと、前記
気化筒へ燃料を供給する燃料ポンプ及び同気化筒へ燃焼
用空気を供給するバーナファンと、燃焼ガスを温風とし
て機器本体外へ吹き出す対流ファンと、火炎を検知する
火炎検知センサーと、前記気化筒温度を制御する気化筒
温度制御部ならびに燃料ポンプ、バーナファン、対流フ
ァンを駆動して燃焼量を制御する燃焼制御部と、気化筒
温度制御部からの出力に基づいてヒータ、バーナファ
ン、燃料ポンプ、対流ファンの通電を制御するタイマー
部を備え、前記タイマー部は、気化筒温度制御部から気
化筒温度が設定温度に達したとの出力を受けるとバーナ
ファンを通常安定時の最大燃焼量相当よりも低い中回転
数で起動させる第一タイマー部と、この第一タイマー部
のカウントアップで起動し所定時間後にカウントアップ
して対流ファンを起動する第二タイマー部と、火炎検知
センサーからの着火検知出力により起動し所定時間後に
カウントアップして前記バーナ回転数を変更する第三タ
イマー部と、第三タイマー部のカウントアップで起動し
所定時間後にタイムアップして設定温度と室温で定まる
通常の燃焼量制御に復帰させる第四タイマー部とで構成
するとともに、前記第一タイマー部がカウントアップす
ると燃料ポンプを通常安定燃焼時の最大燃焼量相当の燃
料を吐出するように駆動し着火動作を行い、第二タイマ
ー部がカウントアップすると対流ファンを通常安定燃焼
量の最大燃焼量相当の回転数で起動し、第三タイマー部
がカウントアップすると前記バーナファンを中回転数か
ら通常安定燃焼時の最大燃焼量相当の回転数よりは低く
前記中回転数よりも高い回転数に変更し、第四タイマー
部がカウントアップすると前記強制的に設定したバーナ
回転数と燃焼量の値を解除して、設定温度と室温で定ま
る通常の燃焼量制御に復帰させる構成としてある。
を解決するため、燃料を気化する気化筒ならびにこの気
化筒からの気化ガスを燃焼させるバーナヘッドと、前記
気化筒へ燃料を供給する燃料ポンプ及び同気化筒へ燃焼
用空気を供給するバーナファンと、燃焼ガスを温風とし
て機器本体外へ吹き出す対流ファンと、火炎を検知する
火炎検知センサーと、前記気化筒温度を制御する気化筒
温度制御部ならびに燃料ポンプ、バーナファン、対流フ
ァンを駆動して燃焼量を制御する燃焼制御部と、気化筒
温度制御部からの出力に基づいてヒータ、バーナファ
ン、燃料ポンプ、対流ファンの通電を制御するタイマー
部を備え、前記タイマー部は、気化筒温度制御部から気
化筒温度が設定温度に達したとの出力を受けるとバーナ
ファンを通常安定時の最大燃焼量相当よりも低い中回転
数で起動させる第一タイマー部と、この第一タイマー部
のカウントアップで起動し所定時間後にカウントアップ
して対流ファンを起動する第二タイマー部と、火炎検知
センサーからの着火検知出力により起動し所定時間後に
カウントアップして前記バーナ回転数を変更する第三タ
イマー部と、第三タイマー部のカウントアップで起動し
所定時間後にタイムアップして設定温度と室温で定まる
通常の燃焼量制御に復帰させる第四タイマー部とで構成
するとともに、前記第一タイマー部がカウントアップす
ると燃料ポンプを通常安定燃焼時の最大燃焼量相当の燃
料を吐出するように駆動し着火動作を行い、第二タイマ
ー部がカウントアップすると対流ファンを通常安定燃焼
量の最大燃焼量相当の回転数で起動し、第三タイマー部
がカウントアップすると前記バーナファンを中回転数か
ら通常安定燃焼時の最大燃焼量相当の回転数よりは低く
前記中回転数よりも高い回転数に変更し、第四タイマー
部がカウントアップすると前記強制的に設定したバーナ
回転数と燃焼量の値を解除して、設定温度と室温で定ま
る通常の燃焼量制御に復帰させる構成としてある。
【0006】
【作用】本発明は上記構成によって、第一タイマー部に
より起動されるバーナファンの回転数を気化筒の冷却を
極力抑える目的で中回転数とし、第三タイマー部のカウ
ントアップ、すなわち着火安定の判定がおこなわれる
と、第四タイマー部が起動しこれがカウントアップされ
るまでの間燃料ポンプは最大燃焼量相当の燃料を吐出
し、かつバーナファンは中回転数から通常安定燃焼時の
最大燃焼量相当の設定回転数よりも低く前記中回転数よ
りも高い回転数に変更(通常安定燃焼時の設定m値より
も低m値で燃焼)しているので、着火直後のバーナ部が
冷時の場合にもバーナヘッドで形成される火炎のリフテ
ィングを防止でき、リフティング燃焼に伴う未燃ガスの
発生及びリフト音の発生を抑制できる。またバーナファ
ンの回転数が低回転数で駆動されるので燃焼騒音も低減
でき、燃焼開始直後の燃焼の不安定な過渡期においても
安全性の高い、快適な燃焼装置を提供することができ
る。
より起動されるバーナファンの回転数を気化筒の冷却を
極力抑える目的で中回転数とし、第三タイマー部のカウ
ントアップ、すなわち着火安定の判定がおこなわれる
と、第四タイマー部が起動しこれがカウントアップされ
るまでの間燃料ポンプは最大燃焼量相当の燃料を吐出
し、かつバーナファンは中回転数から通常安定燃焼時の
最大燃焼量相当の設定回転数よりも低く前記中回転数よ
りも高い回転数に変更(通常安定燃焼時の設定m値より
も低m値で燃焼)しているので、着火直後のバーナ部が
冷時の場合にもバーナヘッドで形成される火炎のリフテ
ィングを防止でき、リフティング燃焼に伴う未燃ガスの
発生及びリフト音の発生を抑制できる。またバーナファ
ンの回転数が低回転数で駆動されるので燃焼騒音も低減
でき、燃焼開始直後の燃焼の不安定な過渡期においても
安全性の高い、快適な燃焼装置を提供することができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図3を参照して
説明する。まず図3を用いて燃焼機器の構成を説明して
おくと、1は機器本体、2は燃料を気化して燃焼用空気
と混合させる気化筒で、この気化筒2にはヒータ3なら
びに温度検知センサー4が埋設されている。5は気化筒
2の上部に載置され気化筒2からの混合ガスを燃焼させ
るバーナヘッドで、このバーナヘッド5の周囲には火炎
を検知するフレームロッド等の火炎検知センサー6が設
置されている。7は前記気化筒2内に燃料を供給する燃
料ポンプ、8は同気化筒内に燃焼用空気を供給するバー
ナファン、9はバーナヘッドからの燃焼ガスと混合して
機器本体1前面の温風吹出口10から温風を吹き出させ
る対流ファンである。
説明する。まず図3を用いて燃焼機器の構成を説明して
おくと、1は機器本体、2は燃料を気化して燃焼用空気
と混合させる気化筒で、この気化筒2にはヒータ3なら
びに温度検知センサー4が埋設されている。5は気化筒
2の上部に載置され気化筒2からの混合ガスを燃焼させ
るバーナヘッドで、このバーナヘッド5の周囲には火炎
を検知するフレームロッド等の火炎検知センサー6が設
置されている。7は前記気化筒2内に燃料を供給する燃
料ポンプ、8は同気化筒内に燃焼用空気を供給するバー
ナファン、9はバーナヘッドからの燃焼ガスと混合して
機器本体1前面の温風吹出口10から温風を吹き出させ
る対流ファンである。
【0008】11は制御装置で、前記燃料ポンプ7、バ
ーナファン8、対流ファン9を駆動し燃焼を制御するも
のである。この制御装置11の構成を図1のブロック図
を用いて説明すると、12は機器の運転開始指令を気化
筒温度制御部13に与える運転指令部、15は運転開始
信号を受けると起動するタイマー部で、第一タイマー部
15a、第二タイマー部15b、第三タイマー部15
c、第四タイマー部15dからなっており、所定時間経
過するまでの間バーナファン8、燃料ポンプ7、対流フ
ァン9に信号を送る。また火炎検知部14は前記第三タ
イマー部がカウントアップ後着火検知を行うまで前記バ
ーナファン8、燃料ポンプ7、対流ファン9に出力信号
を送る。その後第四タイマー部がカウントアップされる
と室温設定部16、室温検知部17からの出力に基づい
て燃焼制御部18から前記バーナファン8、燃料ポンプ
7、対流ファン9に出力信号を与え燃焼量を可変するよ
うになっている。
ーナファン8、対流ファン9を駆動し燃焼を制御するも
のである。この制御装置11の構成を図1のブロック図
を用いて説明すると、12は機器の運転開始指令を気化
筒温度制御部13に与える運転指令部、15は運転開始
信号を受けると起動するタイマー部で、第一タイマー部
15a、第二タイマー部15b、第三タイマー部15
c、第四タイマー部15dからなっており、所定時間経
過するまでの間バーナファン8、燃料ポンプ7、対流フ
ァン9に信号を送る。また火炎検知部14は前記第三タ
イマー部がカウントアップ後着火検知を行うまで前記バ
ーナファン8、燃料ポンプ7、対流ファン9に出力信号
を送る。その後第四タイマー部がカウントアップされる
と室温設定部16、室温検知部17からの出力に基づい
て燃焼制御部18から前記バーナファン8、燃料ポンプ
7、対流ファン9に出力信号を与え燃焼量を可変するよ
うになっている。
【0009】上記構成において次に上記制御装置の動作
を図2のフローチャートを用いて説明する。まずステッ
プ19で運転の指令を確認すると気化筒温度制御部13
はヒータ3に通電し、気化筒温度センサー4によって気
化筒2が設定温度に達したかどうかを判断し、設定温度
に達したならばバーナファン8に通電され、かつ第一タ
イマー部15aを起動させる。そしてこの第一タイマー
部15aがカウントアップするか否かをステップ20で
判断し、カウントアップするまでの間バーナファン8は
通常安定燃焼時の最大燃焼量相当よりも低い中回転数
(M回転数)で駆動される。
を図2のフローチャートを用いて説明する。まずステッ
プ19で運転の指令を確認すると気化筒温度制御部13
はヒータ3に通電し、気化筒温度センサー4によって気
化筒2が設定温度に達したかどうかを判断し、設定温度
に達したならばバーナファン8に通電され、かつ第一タ
イマー部15aを起動させる。そしてこの第一タイマー
部15aがカウントアップするか否かをステップ20で
判断し、カウントアップするまでの間バーナファン8は
通常安定燃焼時の最大燃焼量相当よりも低い中回転数
(M回転数)で駆動される。
【0010】第一タイマー部15aがカウントアップさ
れると燃料ポンプ7は通常安定燃焼時の最大燃焼量相当
の燃料を吐出するように強駆動されるとともに点火動作
が行なわれ、かつ第二タイマー部15bを起動させる。
そして、ステップ21でこの第二タイマー部15bがカ
ウントアップするか否か、また、ステップ22で火炎検
知センサー6で着火検知を行なったか否かを判断する。
ここで点火が正常に行なわれる場合は着火検知の方が早
く、よって通常は着火検知してバーナファン8、燃料ポ
ンプ7をそのまま駆動し第三タイマー部15cを起動さ
せる。そしてこの間に第二タイマー部15bがカウント
アップし、そのカウントアップで対流ファン9を通常安
定燃焼時の最大燃焼量相当の回転数で起動させる。
れると燃料ポンプ7は通常安定燃焼時の最大燃焼量相当
の燃料を吐出するように強駆動されるとともに点火動作
が行なわれ、かつ第二タイマー部15bを起動させる。
そして、ステップ21でこの第二タイマー部15bがカ
ウントアップするか否か、また、ステップ22で火炎検
知センサー6で着火検知を行なったか否かを判断する。
ここで点火が正常に行なわれる場合は着火検知の方が早
く、よって通常は着火検知してバーナファン8、燃料ポ
ンプ7をそのまま駆動し第三タイマー部15cを起動さ
せる。そしてこの間に第二タイマー部15bがカウント
アップし、そのカウントアップで対流ファン9を通常安
定燃焼時の最大燃焼量相当の回転数で起動させる。
【0011】次に第三タイマー部15cがカウントアッ
プしたか否かをステップ23で判断し、カウントアップ
したならば火炎検知センサー6からの出力により火炎検
知部14で着火が安定したと判断し、第四タイマー部1
5dを起動させる。ここで、第一タイマー部15aが起
動してから第三タイマー部15cがカウントアップする
までの間バーナファン8は中回転数(M回転数)で、第
二タイマー部15bが起動してから第三タイマー部15
cがカウントアップするまでの間燃料ポンプ7は強駆動
で、第二タイマー部15bがカウントアップしてから第
三タイマー部15cがカウントアップするまでの間対流
ファン9は強回転で駆動している。
プしたか否かをステップ23で判断し、カウントアップ
したならば火炎検知センサー6からの出力により火炎検
知部14で着火が安定したと判断し、第四タイマー部1
5dを起動させる。ここで、第一タイマー部15aが起
動してから第三タイマー部15cがカウントアップする
までの間バーナファン8は中回転数(M回転数)で、第
二タイマー部15bが起動してから第三タイマー部15
cがカウントアップするまでの間燃料ポンプ7は強駆動
で、第二タイマー部15bがカウントアップしてから第
三タイマー部15cがカウントアップするまでの間対流
ファン9は強回転で駆動している。
【0012】そしてこの状態で第四タイマー部15dが
起動したならばそれがカウントアップするまで燃料ポン
プ7は上記の如く最大燃焼量に相当する強で、対流ファ
ン9も同強回転数で駆動し続ける。一方バーナファン8
は通常安定燃焼時の最大燃焼量に相当する強回転数(H
回転数)よりは低いものの前記中回転数よりは高い回転
数(H´回転数)に上げて駆動する。その後第四タイマ
ー部15dがカウントアップしたか否かをステップ24
で判断し、カウントアップしたと判断したならば室温設
定部16、室温検知部17からの出力に基づいて燃焼制
御部18が燃焼量を強〜弱のいずれかに設定する温調制
御に入る。
起動したならばそれがカウントアップするまで燃料ポン
プ7は上記の如く最大燃焼量に相当する強で、対流ファ
ン9も同強回転数で駆動し続ける。一方バーナファン8
は通常安定燃焼時の最大燃焼量に相当する強回転数(H
回転数)よりは低いものの前記中回転数よりは高い回転
数(H´回転数)に上げて駆動する。その後第四タイマ
ー部15dがカウントアップしたか否かをステップ24
で判断し、カウントアップしたと判断したならば室温設
定部16、室温検知部17からの出力に基づいて燃焼制
御部18が燃焼量を強〜弱のいずれかに設定する温調制
御に入る。
【0013】したがってこの実施例によれば、ステップ
23によって第三タイマー部15cがカウントアップし
たか否かを判定し、着火が安定したと判定(約10秒後
に火炎検知センサー6出力がある一定レベル以上)する
と第四タイマー部15dが起動され、室温設定部16及
び室温検地部17からの信号とは無関係に、強制的に第
四タイマー部15dがカウントアップするまで(約1分
間)強制Hi燃焼を行う。
23によって第三タイマー部15cがカウントアップし
たか否かを判定し、着火が安定したと判定(約10秒後
に火炎検知センサー6出力がある一定レベル以上)する
と第四タイマー部15dが起動され、室温設定部16及
び室温検地部17からの信号とは無関係に、強制的に第
四タイマー部15dがカウントアップするまで(約1分
間)強制Hi燃焼を行う。
【0014】この強制Hi燃焼では、燃料ポンプ7、対
流ファン9は通常安定燃焼時の最大燃焼量相当の強駆動
を行うが、バーナファン8は通常安定燃焼時の最大燃焼
量相当のH回転数よりも低いH´回転数で駆動させる
為、バーナファン8を中回転数で回転させ続けた場合の
ような燃料リッチが過大すぎる時に生じやすい黄火を防
止しつつ、着火直後のバーナ部、特に気化筒2、バーナ
ヘッド5が冷時の場合でもバーナヘッド5で形成される
火炎はリフティングをおこすことなく安定した火炎とな
り、火炎のリフティングによる未燃ガスの発生及びリフ
ト音を防止することができる。また安定した火炎が形成
されることによって火炎検知センサー6の出力も早く上
昇し安定するので、出力低下による燃焼停止も防止でき
る。さらに、バーナファン8の回転数を低く設定してい
るので燃焼騒音も低下し、快適性の高い燃焼装置を提供
することができる。
流ファン9は通常安定燃焼時の最大燃焼量相当の強駆動
を行うが、バーナファン8は通常安定燃焼時の最大燃焼
量相当のH回転数よりも低いH´回転数で駆動させる
為、バーナファン8を中回転数で回転させ続けた場合の
ような燃料リッチが過大すぎる時に生じやすい黄火を防
止しつつ、着火直後のバーナ部、特に気化筒2、バーナ
ヘッド5が冷時の場合でもバーナヘッド5で形成される
火炎はリフティングをおこすことなく安定した火炎とな
り、火炎のリフティングによる未燃ガスの発生及びリフ
ト音を防止することができる。また安定した火炎が形成
されることによって火炎検知センサー6の出力も早く上
昇し安定するので、出力低下による燃焼停止も防止でき
る。さらに、バーナファン8の回転数を低く設定してい
るので燃焼騒音も低下し、快適性の高い燃焼装置を提供
することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃焼装置
は、黄火発生を防止しつつ着火直後の火炎の安定性を増
す、すなわち未燃ガスの発生、リフト音を防止でき、ま
た火炎センサーの出力低下による燃焼停止も防止でき、
さらに燃焼騒音をも低下でき、安全性の高い、快適性に
富んだ燃焼装置を提供することができる。
は、黄火発生を防止しつつ着火直後の火炎の安定性を増
す、すなわち未燃ガスの発生、リフト音を防止でき、ま
た火炎センサーの出力低下による燃焼停止も防止でき、
さらに燃焼騒音をも低下でき、安全性の高い、快適性に
富んだ燃焼装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例における燃焼器具の制御装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】同装置のフローチャートである。
【図3】本発明及び従来の燃焼装置の全体構成を示す断
面図である。
面図である。
【符号の説明】 2 気化筒 3 ヒータ 5 バーナヘッド 6 火炎検知センサー 7 燃料ポンプ 8 バーナファン 9 対流ファン 13 気化筒温度制御部 15 タイマー部 15a 第一タイマー部 15b 第二タイマー部 15c 第三タイマー部 15d 第四タイマー部 18 燃焼制御部
Claims (1)
- 【請求項1】燃料を気化する気化筒ならびにこの気化筒
からの気化ガスを燃焼させるバーナヘッドと、前記気化
筒へ燃料を供給する燃料ポンプ及び同気化筒へ燃焼用空
気を供給するバーナファンと、燃焼ガスを温風として機
器本体外へ吹き出す対流ファンと、火炎を検知する火炎
検知センサーと、前記気化筒温度を制御する気化筒温度
制御部ならびに燃料ポンプ、バーナファン、対流ファン
を駆動して燃焼量を制御する燃焼制御部と、気化筒温度
制御部からの出力に基づいてヒータ、バーナファン、燃
料ポンプ、対流ファンの通電を制御するタイマー部を備
え、前記タイマー部は、気化筒温度制御部から気化筒温
度が設定温度に達したとの出力を受けるとバーナファン
を通常安定時の最大燃焼量相当よりも低い中回転数で起
動させる第一タイマー部と、この第一タイマー部のカウ
ントアップで起動し所定時間後にカウントアップして対
流ファンを起動する第二タイマー部と、火炎検知センサ
ーからの着火検知出力により起動し所定時間後にカウン
トアップして前記バーナ回転数を変更する第三タイマー
部と、第三タイマー部のカウントアップで起動し所定時
間後にタイムアップして設定温度と室温で定まる通常の
燃焼量制御に復帰させる第四タイマー部とで構成すると
ともに、前記第一タイマー部がカウントアップすると燃
料ポンプを通常安定燃焼時の最大燃焼量相当の燃料を吐
出するように駆動し着火動作を行い、第二タイマー部が
カウントアップすると対流ファンを通常安定燃焼量の最
大燃焼量相当の回転数で起動し、第三タイマー部がカウ
ントアップすると前記バーナファンを中回転数から通常
安定燃焼時の最大燃焼量相当の回転数よりは低く前記中
回転数よりも高い回転数に変更し、第四タイマー部がカ
ウントアップすると前記強制的に設定したバーナ回転数
と燃焼量の値を解除して、設定温度と室温で定まる通常
の燃焼量制御に復帰させるようにした燃焼器具の制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05001014A JP3136817B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 燃焼器具の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05001014A JP3136817B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 燃焼器具の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201121A JPH06201121A (ja) | 1994-07-19 |
JP3136817B2 true JP3136817B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=11489724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05001014A Expired - Fee Related JP3136817B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 燃焼器具の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136817B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-07 JP JP05001014A patent/JP3136817B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06201121A (ja) | 1994-07-19 |
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