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JP2619205B2 - 燃焼機器 - Google Patents

燃焼機器

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Publication number
JP2619205B2
JP2619205B2 JP24518093A JP24518093A JP2619205B2 JP 2619205 B2 JP2619205 B2 JP 2619205B2 JP 24518093 A JP24518093 A JP 24518093A JP 24518093 A JP24518093 A JP 24518093A JP 2619205 B2 JP2619205 B2 JP 2619205B2
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JP
Japan
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combustion
incomplete combustion
incomplete
timer time
time
Prior art date
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JP24518093A
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English (en)
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JPH07103474A (ja
Inventor
雅昭 中浦
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Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器等の燃焼機器、
特にCOセンサ等の未燃ガスセンサにより燃焼部の不完
全燃焼を検出する手段を具備した燃焼機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置においては、例えば
給湯器の燃焼室に接続される排気通路にCO等の未燃ガ
スを検出する未燃ガスセンサを設け、該未燃ガスのガス
量に応じた未燃ガスセンサの出力により不完全燃焼状態
を検出し、これにより燃焼運転を停止するものが知られ
ており、この種のものでは、未燃ガスセンサの出力が所
定の判定レベルを越えた時に不完全燃焼状態が生じたと
判断する。
【0003】ところで、未燃ガスセンサの出力が所定の
判定レベルを越えるような不完全燃焼状態は、排気通路
や給気通路の閉塞、フィン詰まり等により生じる不完全
燃焼状態と、給湯器の燃焼室に強い風が吹き込まれて燃
焼室の給気が阻害されたりすることによる不完全燃焼状
態とがあり、前者の不完全燃焼状態は、排気通路や給気
通路の閉塞、フィン詰まり等の原因を排除しない限り、
解消することはないが、後者の不完全燃焼状態は、一般
には一時的なもので、自然に解消する。そして、前者の
不完全燃焼状態が生じたときには、燃焼運転を停止する
ことが望ましく、後者の不完全燃焼状態が生じたときに
は、燃焼運転を継続し得るようにすることが望ましい。
【0004】しかしながら、従来のものでは、排気通路
や給気通路の閉塞等による継続的な不完全燃焼状態と風
等による一時的な不完全燃焼状態とを区別することな
く、未燃ガスセンサの出力が所定の判定レベルを越えた
時に燃焼運転を停止するようにしていたため、本来、燃
焼運転を停止する必要がないときに燃焼運転が停止され
ることがおこる不都合があった。
【0005】このような不都合を解消するためには、未
燃ガスセンサの出力が所定の判定レベルを越えるような
不完全燃焼状態が所定時間継続して検出された時に、燃
焼運転を停止し、また、不完全燃焼状態の検出が所定時
間に満たないような場合には、燃焼運転を継続せしめる
ことが考えられる。さらに、継続的な不完全燃焼状態が
検出された場合には、燃焼機器を再起動不能とし、使用
者に修理依頼を促すようにすることが考えられる。
【0006】しかるに、このようにした場合において
も、例えば前記所定時間よりも長い継続的な風等によ
り、不完全燃焼状態がある程度継続して生じる場合もあ
り、このような場合には、燃焼機器を再起動することが
できるようにすることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑みてなされたものであり、風の影響等による不完全燃
焼状態による燃焼運転の誤停止を排除できると共に、排
気通路や給気通路の閉塞等による不完全燃焼状態のとき
に適切に動作する燃焼機器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、燃焼部の不完全燃焼を検出する不完全
燃焼検出手段を備えた燃焼機器において、前記不完全燃
焼検出手段により所定のタイマ時間継続して不完全燃焼
が検出されたときに前記燃焼機器の燃焼運転を再起動可
能に停止せしめる運転制御手段と、該不完全燃焼による
燃焼運転の停止後の再起動が繰り返されたときにその繰
り返し回数に応じて前記タイマ時間を設定するタイマ時
間設定手段とを備え、該タイマ時間設定手段は前記繰り
返し回数が多く成る程、前記タイマ時間を短く設定する
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、前記不完全燃焼検出手段によ
り所定のタイマ時間継続して不完全燃焼が検出されたと
きに、前記運転制御手段により、燃焼機器の燃焼運転が
再起動可能に停止される。一方、風の影響等による前記
タイマ時間よりも短い一時的な不完全燃焼状態では、燃
焼運転は継続する。また、風の影響等であっても前記タ
イマ時間よりも長い一時的な不完全燃焼状態では一旦燃
焼機器は停止されるが、燃焼機器の再起動により支障な
く燃焼運転が再開する。さらに、排気通路の閉塞等によ
る継続的な不完全燃焼状態では、燃焼機器の再起動によ
り燃焼運転が再開するものの、この時、前記タイマ時間
は前記タイマ時間設定手段により前回のタイマ時間より
も短く設定されるので、前回よりも短時間の燃焼運転で
停止し、これを繰り返すと、最終的には燃焼運転の再起
動後に即座に燃焼運転で停止する。これにより、排気通
路の閉塞等による継続的な不完全燃焼状態が発生する場
合に、確実に使用者に修理依頼等を促すことが可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を参照して説明
する。図1は本実施例を設けた給湯器の説明的断面図、
図2は図1の要部のブロック構成図、図3は本実施例の
作動を説明するためのフローチャート図である。
【0011】図1に示すように、強制燃焼式ガス給湯器
Aは、燃焼ハウジング1内に燃焼を行うガスバーナー2
(燃焼部)を配し、送風ファン3で燃焼ハウジング1に
ガスバーナー2の燃焼用空気Xを供給している。また、
給湯器Aは、燃焼制御装置4によりガスバーナー2への
ガス供給、ガスバーナー2の点火、燃焼ファン3の制御
がなされる。
【0012】燃焼ハウジング1は、下方に燃焼用空気X
の導入口5を、上方に燃焼排ガスZを外部に排出する排
出口6をそれぞれ設けている。また、燃焼ハウジング1
内のガスバーナー2の上方には熱交換器7が配設されて
いる。
【0013】ガスバーナー2は、炎を形成するバーナー
群8と、バーナー群8の下方に位置し噴出口9を有する
ノズル管10とからなる。また、このガスバーナー2に
はガス管11を通して燃料ガスYが供給される。送風フ
ァン3はターボ型の羽根を備える。
【0014】燃焼制御装置4は、水量調整器12、水量
センサ13、サーミスター14、元ガス電磁弁15、主
電磁弁16、ガバナ式ガス比例電磁弁17、イグナイタ
18、フレームロッド19、COセンサ20とこれらを
制御するコントローラ21とからなる。コントローラ2
1は、その機能的構成として図2に示すように、燃焼制
御手段22(運転制御手段)、COセンサ制御手段2
3、不完全燃焼判定手段24及びタイマ時間設定手段2
5を備えるマイクロコンピュータである。COセンサ2
0と不完全燃焼判定手段24とは不完全燃焼検出手段2
6を構成する。
【0015】次に、燃焼制御装置4のコントローラ21
の基本的作動を図3を参照して説明する。
【0016】コントローラ21は、図示しない運転スイ
ッチがONされた状態で、給湯栓(図示せず。)が開か
れると、これを水量センサ13により検知して燃焼制御
手段22により、送風ファン3を駆動し、さらにイグナ
イタ18を動作せしめると共に、元ガス電磁弁15、主
電磁弁16、比例電磁弁17を開くように制御してガス
バーナー2に燃料ガスを供給させ、これによりガスバー
ナー2に着火して給湯器の燃焼運転を開始する。この
時、ガスバーナ2の着火に際しては、その着火をフレー
ムロッド19により検知し、イグナイタ18の動作によ
る着火が検知されない場合には、イグナイタ18や元ガ
ス電磁弁15等をOFFして給湯器の運転を停止する。
そして、着火が検知された場合には、イグナイタ18を
OFFした後に比例電磁弁17によるガス量比例制御を
行い、さらにCOセンサ制御手段23によりCOセンサ
20に通電してこれを起動し、該COセンサ20及び不
完全燃焼判定手段24等により後述の不完全燃焼検出動
作を行う。前記ガス量比例制御と不完全燃焼検出動作と
は給湯栓が閉じられるまで継続的に行われる。尚、CO
センサ20の動作の開始は水量センサ13からON信号
が出力された時点でも良く、また炎を検知してから所定
時間経過した時点であっても良い。
【0017】また、コントローラ21は給湯栓が閉じら
れると、水量センサ13によりこれを検知して、燃焼制
御手段22により、元ガス電磁弁15、主電磁弁16、
比例電磁弁17を閉じるように制御してガスバーナ2を
消火せしめ、さらに燃焼ファン3を駆動停止すると共
に、COセンサ20をOFFし、これにより給湯器の燃
焼運転を停止する。
【0018】次に、前記不完全燃焼検出動作を図4を参
照して詳説する。
【0019】この不完全燃焼検出動作においては、その
基本動作を説明すると、コントローラ21は、COセン
サ20の出力により検出されるCO濃度(CO値)がガ
スバーナ2の不完全燃焼状態に対応して所定の判定値以
上となる状態が、燃焼運転の開始時に設定される所定の
タイマ時間(検出タイマ時間)継続した時に、燃焼運転
を停止せしめる。
【0020】さらに詳細には、燃焼運転が開始してCO
センサ20が起動されると、まず、前記タイマ時間設定
手段25により後述の再起動繰り返し回数を示すパラメ
ータKの値に応じて前記検出タイマ時間が設定されて前
記不完全燃焼判定手段24に付与される。この場合、給
湯器の初回運転時には、パラメータKの値は“0”に初
期設定されており、このとき、前記検出タイマ時間は例
えば3分に設定される。
【0021】そして、燃焼運転中に、COセンサ20の
出力により検出されるCO値が不完全燃焼により所定の
判定値(例えば2000ppmのCO濃度)以上となる
と、不完全燃焼判定手段24は、これが内蔵する検出タ
イマ24a(図2参照)を前記検出タイマ時間に従って
スタートさせる。
【0022】このようにCO値が所定の判定値以上とな
った状態が前記検出タイマ時間以上継続し、検出タイマ
24aがタイムアップすると、不完全燃焼判定手段24
は燃焼制御手段22を動作させ、元ガス電磁弁15、主
電磁弁16、比例電磁弁17を閉じるように制御してガ
スバーナ2を消火せしめると共に、燃焼ファン3を駆動
停止し、さらにCOセンサ20をOFFし、これにより
給湯器の燃焼運転を停止させる。また、前記パラメータ
Kの値を“1”だけ増加させる。
【0023】本実施例の給湯器は、このように、不完全
燃焼状態が前記検出タイマ時間継続して燃焼運転が停止
した場合に、例えば運転スイッチ(図示しない)を再度
ONすることにより再起動することができるようになっ
ており、この再起動により、前述したような燃焼運転が
再開する。そして、燃焼運転が再開すると、その時のパ
ラメータKの値に応じて検出タイマ24aの検出タイマ
時間が新たに設定される。
【0024】該パラメータKは、不完全燃焼状態が前記
検出タイマ時間継続して燃焼運転が停止した場合の再起
動の繰り返し回数を示すものであり、前記検出タイマ時
間は、パラメータKの値が大きい程、すなわち、不完全
燃焼により燃焼運転が停止した場合の再起動の繰り返し
回数が多くなる程、短くなるように設定される。具体的
には、検出タイマ時間は例えば上記再起動の繰り返し回
数Kが“0”である場合には3分、K=1である場合に
は2分、K=2である場合には1分、K=3である場合
には0分というように設定される。
【0025】これにより、不完全燃焼状態(CO値≧判
定値)が風が原因で生じる一時的なものではなく、前記
導入口5や排気口6の閉塞等が原因で生じる継続的な場
合には、給湯器の再起動を繰り返すと、それぞれの燃焼
運転時間(検出タイマ時間)が徐々に短くなっていき、
最終的には、再起動後、即座に燃焼運転が停止するよう
になる。そして、使用者は、再起動後、即座に燃焼運転
が停止することにより、前記導入口5や排気口6の閉塞
等が生じ、修理が必要であることを認識することができ
る。
【0026】一方、図4を参照して、前記不完全燃焼検
出動作において、前記検出タイマ時間内(検出タイマ2
4aがタイムアップする前)にCO値が判定値よりも小
さくなった場合には、前記不完全燃焼判定手段24は検
出タイマ24aを停止し、さらに、パラメータKの値を
クリアする(“0”にする)。従って、一時的な風等が
原因で一時的に不完全燃焼状態(CO値≧判定値)が発
生したような場合には、給湯器の燃焼運転は停止するこ
となく継続し、このことは、再起動による燃焼運転にお
いても同様である。また、仮に風等による不完全燃焼状
態が検出タイマ時間以上に継続した場合には、その時
は、燃焼運転が一旦停止するものの、そのような風等の
原因が長時間にわたって継続することは一般には起こり
えないので、再起動により、支障なく燃焼運転を再開す
ることができる。
【0027】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変
更可能である。例えば、本実施例においては、燃焼機器
として給湯器を例にとって説明したが、ファンヒータ等
の燃焼機器においても本発明を適用することができるこ
とはもちろんである。
【0028】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、不完全燃焼検出手段により所定のタイマ時間
継続して不完全燃焼が検出されたときに燃焼機器の燃焼
運転を再起動可能に停止せしめると共に、該不完全燃焼
による燃焼運転の停止後の再起動が繰り返されたときに
その繰り返し回数が多く成る程、前記タイマ時間を短く
設定するようにしたことによって、風の影響等による一
時的な不完全燃焼状態の発生時に燃焼運転が停止するよ
うな誤動作を排除することができると共に、ある程度継
続するような風等の影響で燃焼運転が停止しても再起動
により支障なく燃焼運転を再開することができる。ま
た、排気通路の閉塞等により継続的な不完全燃焼が生じ
た場合には、確実に燃焼運転を停止することができ、し
かも、このような継続的な不完全燃焼の発生時に前記タ
イマ時間を燃焼機器の再起動が繰り返される毎に短くす
ることにより、修理の必要性を使用者に認識させること
ができる。従って、不完全燃焼の発生の種々の状況に応
じた適切な動作を行う燃焼機器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した給湯器の説明的断
面図。
【図2】図1の要部のブロック構成図。
【図3】図1の給湯器の作動を説明するためのフローチ
ャート図。
【図4】図1の給湯器の作動を説明するためのフローチ
ャート図。
【符号の説明】
22…燃焼制御手段(運転制御手段)、25…タイマ時
間設定手段、26…不完全燃焼検出手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼部の不完全燃焼を検出する不完全燃焼
    検出手段を備えた燃焼機器において、前記不完全燃焼検
    出手段により所定のタイマ時間継続して不完全燃焼が検
    出されたときに前記燃焼機器の燃焼運転を再起動可能に
    停止せしめる運転制御手段と、該不完全燃焼による燃焼
    運転の停止後の再起動が繰り返されたときにその繰り返
    し回数に応じて前記タイマ時間を設定するタイマ時間設
    定手段とを備え、該タイマ時間設定手段は前記繰り返し
    回数が多く成る程、前記タイマ時間を短く設定すること
    を特徴とする燃焼機器。
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