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JP3100799U - シースルー包装具 - Google Patents

シースルー包装具 Download PDF

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JP3100799U
JP3100799U JP2003271549U JP2003271549U JP3100799U JP 3100799 U JP3100799 U JP 3100799U JP 2003271549 U JP2003271549 U JP 2003271549U JP 2003271549 U JP2003271549 U JP 2003271549U JP 3100799 U JP3100799 U JP 3100799U
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Abstract

【課題】主課題は生産工場で包装したものが外部から製品を随時確認できる形で被包装物の展示にも使えるシースルー包装容器、副課題は大がかりな機械設備無しに包装できる容器を提供すること。
【解決手段】これは包装を、包装容器とシースルー包装具に分割し、シースルー包装具は被搬送品をエラスチックフイルムで宙づりにできる仕掛けとし、それを装入させて2シースルー包装具の宙づり機構を固定できる1包装容器と機能を分担させる。
【選択図】図9

Description

本考案は、生産工場で包装したものが外部から製品を確認できる形で被包装物の展示にも使えるシースルー包装具に関するものである。
シースルー包装について最初に説明する。図1:シースルー包装説明図に示したように、
陳列されている1包装容器を矢印のA前視線方向から観るとき1A包装容器前外観が、矢印B後視線方向から観るとき1B包装容器後外観が見える。3被包装品の前後を観ることができることになる。また、3被包装品の表裏は透明な薄膜にラップされており、1包装容器のA表視線方向もB表視線方向にも容器の枠のみで、その表面にはセロファンなどの保護フィルムも貼られていない枠から成る素穴だけである。
このシースルー包装は1包装容器と内部の2シースルー包装具のみから成る単純な構成である。
この形状のまま、陳列展示の際関心を持つものが手に取り商品である3被包装品をとくと観察することも妨げず、搬送時の大きな容量の段ボール箱やコンテナボックスに纏め重ね封入するのも自在である。
かようなシースルー包装は、パンや少パック詰総菜や魚介切り身パッケージなど多くの食品販売店で見られるものであって何ら新規性が無いと見るのは誤りである。指摘した食品包装例は店頭裏でパックされたものであって、遠くから搬送されたままのものではなく、搬送されたものを加工しシースルーパッケージしただけのものであり、店間搬送には、小分け分別や冷凍車搬送などと通常の運送より細やかな配慮を必要としている。
従って、本考案は、3被搬送品を出荷包装した後に別のその外袋や紙製容器などの包装材料を必要とせずにそのままの状態長距離運送も分別整理もできて、店頭棚などに置くことが展示にもなる包装形態であると表現するのが妥当かもしれない。
本考案はこの「被包装物の包装外部よりの可視化」とこれに伴う包装経費と物流コストの削減をも目指すものである。
本考案の意図するものを、「商品を出荷包装した後に別のその外袋や紙製容器などの包装材料を必要とせずにそのままの状態で輸送や整理でき、店頭棚などに置くことが展示にもなる包装形態である。ただし、配送運搬のための通函や段ボールへの充填は梱包であって包装とは見ない。」、と表現するなら、在来のスキンパックと言われる真空包装やシュリンクと呼ばれる熱収縮性フイルム包装がこれらの代表的なものであろう。
また、下記の文献もこの表現を満足させうる方式と言える。
特開平11−79203公報 しかし、この発明は液体や粉体または流体には適しているが、固形でいろんな突出面を有する一般の商品に向かない。また、シュリンクも柔らかいとか熱に弱いものには問題があり、これら2方式に加え、真空包装も含めてた包装作業には、専用プラントを必要とするところが本考案の意図と大きく異なる。
本考案が解決しようとする主課題は、衝撃に対する搬送品の保護機能を備えながら、専用機械設備を必要としないで、生産直後の包装時から物流済み後の陳列時まで被搬送品を包装外部から視認できる包装容器である。
図2:シースルー包装工程図に示したように、シースルー包装は、1Cシースルー包装具展開図にみる板材を、1Dシースルー包装具折り図に見るように側板を両翼に立てて中間から二つ折りにし中間に3被包装品を挿入するものとし、1Eシースルー包装具組立品外観図のような形状に成し、 1Fシースルー包装容器にC挿入方向の平矢印方向に装入する。
このさいの1Fシースルー包装容器は上下というか表裏というか2方向に大きな窓穴を持っているので、装入された1Eシースルー包装具組立品は装入されている3被包装品を
両面から挟み込んでいる透明なフイルムを介して観せる事ができる。
これは包装を、1包装容器と2シースルー包装具に分割し、2シースルー包装具は3被搬送品をエラスチックフイルムで宙づりにできる仕掛けとし、それを装入させて2シースルー包装具の宙づり機構を固定できる1包装容器と機能を分担させて、本課題を解決できたことになる。
1包装容器の全表面が板材から成る通常の容器とは異なり、図2:シースルー包装工程図の1Fシースルー包装容器例のように穴のある箱、あるいは図8:シースルー包装容器組立図の10シースルー包装容器のように表裏が無く枠組だけの容器とは言えない容器であるだけに、包装物が容器外箱によって視線を遮られないから良く見通せる。
しかも、容器の外形枠組みはしっかりしているので、棚に整理積み上げることにも、段ボール箱や通函に多数収納するにしても問題なく、通常の搬送技術で処理できる。
また、図2:シースルー包装工程図で見るように特別な設備によることなく手作業で処理できる。
よって、運送や仕分けや検品工程においても、取り違いミスの発生要因を最小化できるため、作業品質の向上に寄与できる。
本考案の2シースルー包装具は、二つの形態を取れる。これを2A片窓シースルー包装具と2B両窓シースルー包装具とする。どちらも、容器は外部から容器内を見透す穴が開いているなら十分であろう。これは、本考案において2シースルー包装具が主で1包装容器を従とする理由でもある。
2シースルー包装具は、二つの形態に共通の構成要素である20板材はボール紙や段ボールまたはカートン紙やプラスチックシートなどの板材からなり、二つ折りにしたとき、同じサイズの方形になるのを原則とするが、印刷やデザインによっては二つ折りにした幅方向サイズが一致すして平行ならかまわないものの、本明細書では原則例に従って記述する。
いずれにしても、組み立て後に隠れる裏面から見ての展開図で説明するが、裏面を上側とし、長方形の20板紙を二つ折りにした際右手側が上側になるものとして説明する。
これを、2B両窓シースルー包装を、次いで、2A片窓シースルー包装具と描く2図づつ用いて説明する。
2シースルー包装具全体を展開して裏側を表面として描いた図3:2B両窓シースルー包装具展開図に観るように、2シースルー包装具を構成する部分は符号順に、21前側裏・22後側裏・23中折り目・24つば折り目・25立てつば・26前抜き穴・27後抜き穴・28接着材塗布部分・29エラスチックフィルムと名付けている。
この図で注意を要するのは、透明な29エラスチックフィルムを2点鎖線で描いているのは、図法に忠実に穴を点線で描くと誤解を招きやすいのを避けるためであり、××が並んでいるのは29エラスチックフィルムを20板材に接合または縫合するための位置を示しているが、これの大半は3被搬送品と29エラスチックフィルムの弾力の組み合わせ次第で20板材の長手方向両端だけで済むことも多い。当図の穴周りを囲むのは例外に近いとも言える。しかし、当展開図は展開模式図として細かいノウハウは省略する。
27後抜き穴は図では小さくなっているが、この方が3被包装品の位置決めがしやすいからであって、3被包装品によっては26前抜き穴と同サイズでも、複数の小穴であっても構わない。
29エラスチックフィルムを貼付または縫合によって20板材と接合後、4ヶの24つば折り目を表側すなわち図の裏側に立て20板材をC形軽量形鋼状とし、29エラスチックフィルムを合わせるように20板材の長手方向中央に位置する23中折り目を図2:シースルー包装工程図の1Dシースルー包装具折り図に見るように畳むが、これは商品梱包時に行えば良いのであって、通常は展開したまま保存する。
上段で仮に猫形の置物を3被包装品として29エラスチックフィルム間に夾み、図2:シースルー包装工程図の1Eシースルー包装具組立品外観図に示す両つば高さとなる寸法h総折り畳み高さが1Fシースルー包装容器例の寸法H内法高さに殆ど同じで僅かに小さいものとして、1包装容器に装入されたとき、図4:2B両窓シースルー包装具による被搬送品保持図の状態が維持される。
2シースルー包装具の23中折り目で二つ折りに畳まれた29エラスチックフィルムは20板材に接着や縫合によって26前抜き穴と27後抜き穴の各両端固定されているため3被搬送品の大きさによって展伸させられその反力としての弾性で、3被搬送品そのものを27後抜き穴で狭められた範囲内に収まり下部(=後側)の27後抜き穴側と上部(=前側)の26前抜き穴との両サイドに膨らみながら2シースルー包装具の中央に宙づり状態に半ば固定されるが、衝撃を受けた際には29エラスチックフィルムの張力によって減殺された外力に伴う多少の移動によって緩衝効果を生む。
この状態は、29エラスチックフィルムが透明で1包装容器表面素透しゆえ、3被搬送品の大半を見通す事ができる。
2シースルー包装具全体を裏側を表面として展開して描いた図5:2A片窓シースルー包装具展開図にうつる。ここで観るように、2シースルー包装具を構成する部分は符号順に、21前側裏・22後側裏・23中折り目・24つば折り目・25立てつば・26前抜き穴・28接着材塗布部分・29エラスチックフィルムと名付けている部分は、図3:2B両窓シースルー包装具展開図と共通である。
透明な29エラスチックフィルムを2点鎖線で描いているのも、××が並んでいるのは29エラスチックフィルムを20板材に接合または縫合するための位置を示していも変わりない。
この図で違うのはのは、27後抜き穴は無いことである。その代わり、27a後切抜きが20板材の左半分である22後側裏の中心部から放射状に4筋設け、それを囲見重なるように27b後折り目が複数四周していた四枚の三角な27c後押し板を形成している。
商品梱包時に、29エラスチックフィルムを貼付または縫合によって20板材と接合後、4ヶの24つば折り目を表側すなわち図の裏側に立て20板材をC形軽量形鋼状とし、29エラスチックフィルムを合わせるように20板材の長手方向中央に位置する23中折り目を図2:シースルー包装工程図の1Dシースルー包装具折り図に見るように畳み、仮に猫形の置物を3被包装品として29エラスチックフィルム間に夾み、図2:シースルー包装工程図の1Eシースルー包装具組立品外観図に示す両つば高さとなる寸法h総折り畳み高さが1Fシースルー包装容器例の寸法H内法高さに殆ど同じで僅かに小さいものとして、1包装容器に装入されたとき、図6:2B両窓シースルー包装具による被搬送品保持図の状態が保持される。
2シースルー包装具の23中折り目で二つ折りに畳まれた29エラスチックフィルムは20板材に接着や縫合によって21前側裏部分と22後側裏部分でもって各両端すなわち四線以上を固定されているため3被搬送品の大きさによって展伸させられその反力としての弾性で、3被搬送品そのものを27a後切抜きを境とし27b後折り目を介して27c後押し板で半ば自動的にセンターリングされた範囲内に収まり下部(=後側)の27c後押し板で上側に押し上げられ26前抜き穴側に膨らみながら2シースルー包装具の中央に宙づり状態に半ば固定されるが、衝撃を受けた際には29エラスチックフィルムの張力によって減殺された外力に伴う多少の移動と27c後押し板の弾力とによって緩衝効果を生む。
この事態は、29エラスチックフィルムが透明で1包装容器表面素透しゆえ、3被搬送品の大半を見通せる事を保証する。
以上で本考案の主をなす2シースルー包装具について説明したが、この2シースルー包装具自体では3被包装品を宙づり状に保持する機能が無いことである。この状態が実現でき保持されるためには、3被包装品を夾んでピッタリと二つ折りにされ合い接する29エラスチックフィルムの状態が生まれなくては成らない。
これを達成するのが、上に繰り返し記述された「1Eシースルー包装具組立品外観図に示す両つば高さとなる寸法h総折り畳み高さが1Fシースルー包装容器例の寸法H内法高さに殆ど同じで僅かに小さいものとして、1包装容器に装入されたとき」であって、これは10シースルー包装容器の主機能である。
図2:シースルー包装工程図に示した1包装容器のように鞘状でその幅広な外箱表目の片方または両面に見透穴を開けたものが安直かつ低コストでもある。しかし、使用する板材の面積から次に提案するものの方がより少ない紙面積で上述の主機能を達成できる事が多いので、以下に詳述する。
これを簡単に述べると2シースルー包装具の25立てつば高さの約四倍幅で長さが21前側裏サイズを四周する板材でもって、2シースルー包装具の周囲を囲もうとするものである。
図7:シースルー包装容器展開図は、細長い長方形の長手方向の両側にほぼ全長に等しい12枠中折り目を持つ11枠板は反対端に4ヶの16枠折り目を介して4角に折り曲げた際の接合のための11’糊代を持っている。先端から終端に向けて、長短二つのブロックを繰り返すが、それは長めの12枠中折り目と13枠外折り目を介した14枠となる部分と15包装具押さえ部分を両幅に配し、短めの12枠中折り目と17幅折り目とを介した18幅枠と19幅決めを共に4ヶづつ持っている。
これを11’糊代を接合し、各折り目を畳むとき、図8:シースルー包装容器組立図に示した斜視図の10シースルー包装容器のように、上下吹き抜けの枠ができあがる。この斜視図のD切断方向の切り口が下部の切断図の10シースルー包装容器でその主機能を説明する。
10シースルー包装容器は保管時には11’糊代を接合しただけで長手方向に畳まれているが、使用時は図9:シースルー包装容器実施例図のように、まず、長めの12枠中折り目と13枠外折り目を各々直角に屈曲させて14枠を表面にし15包装具押さえを10シースルー包装容器内部に畳み込む。ついで、短めの12枠中折り目と17幅折り目をそれぞれ直角にし18幅枠を10シースルー包装容器長手方法両端の表にし19幅決めを容器内部に畳み込んで、15包装具押さえの容器内部での位置決めを行う。
これによって、図8:シースルー包装容器組立図に示す形の10シースルー包装容器が完成する。この容器で重要なのは、D切断方向の切り口である切断図の10シースルー包装容器の形成したF立てつば挿入間隙であったこの間隙の最大高さが既述の1Fシースルー包装容器例の寸法H内法高さであって、これが10シースルー包装容器でその主機能を決定するのであって、20シースルー包装具の組立品両つば高さであるh総折り畳み高さに対して緩からずきついからずに設定されなくては成らない。
一方、E包装具押さえ間隙は押さえの名に反し20シースルー包装具を押さえるわけではない。
以上に述べた実施例から、
(1)包装外部から内部の被包装品を随時目視確認できる。
(2)流通経路終端で被搬送品の展示にそのまま流用できる。
(3)緩衝性に富むため外箱などを必要としない。
(4)運送事故による破損は被搬送品取り違え等は即時発見できる。
(5)包装作業のための専用機器は不要。
などの効果を期待できる。
シースルー包装説明図 シースルー包装工程図 2B両窓シースルー包装具展開図 2B両窓シースルー包装具による被搬送品保持図 2A片窓シースルー包装具展開図 2A片窓シースルー包装具による被搬送品保持図 シースルー包装容器展開図 シースルー包装容器組立図 シースルー包装容器実施例図
符号の説明
1 包装容器
1A 包装容器前外観
1B 包装容器後外観
1C シースルー包装具展開図
1D シースルー包装具折り図
1E シースルー包装具組立品外観図
1F シースルー包装容器例
10 シースルー包装容器
11 枠板
11’糊代
12 枠中折り目
13 枠外折り目
14 枠
15 包装具押さえ
16 枠折り目
17 幅折り目
18 幅枠
19 幅決め
2 シースルー包装具
2A 片窓シースルー包装具
2B 両窓シースルー包装具
21 前側裏
22 後側裏
23 中折り目
24 つば折り目
25 立てつば
26 前抜き穴
27 後抜き穴
27a後切抜き
27b後折り目
27c後押し板
28 接着材塗布部分
29 エラスチックフィルム
3 被包装品
A 前視線方向
B 後視線方向
C 包装具挿入方向
D 切断方向
E 包装具押さえ間隙
F 立てつば挿入間隙
G シースルー包装具挿入方向
h シースルー包装具の総折り畳み高さ
H シースルー包装容器例の内法高さ

Claims (1)

  1. 外箱にある穴または窓穴を有するシースルー包装容器でもって、長方形の板材を二つ折りにし幅方向の両つばを立てた際の密着寸法を維持できる、エラスチックフイルムを貼った窓穴とそれに相対する押し板または窓穴をエラスチックフイルムごと被包装品を夾んで二つ折りにできることを特徴としたシースルー包装具。
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