JP3174493B2 - 再生単粒度砕石回収方法及びこの再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合材製造法 - Google Patents
再生単粒度砕石回収方法及びこの再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合材製造法Info
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生単粒度砕石回収
方法及びこの再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト
合材製造法に係り、その目的はアスファルト廃材及び/
又はコンクリート廃材から、日本工業規格(JIS−A
5001−1988)に適合する高品質の再生単粒度砕
石を得ることができる再生単粒度砕石回収方法及びこの
再生単粒度砕石を用いた廃材再利用率の高い再生アスフ
ァルト合材製造法を提供することにある。
方法及びこの再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト
合材製造法に係り、その目的はアスファルト廃材及び/
又はコンクリート廃材から、日本工業規格(JIS−A
5001−1988)に適合する高品質の再生単粒度砕
石を得ることができる再生単粒度砕石回収方法及びこの
再生単粒度砕石を用いた廃材再利用率の高い再生アスフ
ァルト合材製造法を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】従来、舗装道路等の補修に伴って生じた
アスファルト廃材は、機械破砕方式、或いは熱解砕方式
等により破砕され、0〜13mmのアスファルト混合物
再生合材原料として再利用されていた。具体的には、機
械破砕方式では、ジョークラッシャを用いた1次破砕で
大割りし、更にインパクトクラッシャを用いた2次破砕
により、所定の大きさに小割りして、この破砕物を再生
路盤材として(0〜40mm)、或いは0〜13mmの
アスファルト混合物再生合材原料として回収していた。
一方、建築物の解体等によって生じたコンクリート廃材
は、様々な寸法、形状をなし、しかも鉄筋、土砂、木な
どの異物を含んでいるため、まず破砕機で50cm程度
の大きさまで粗割りし、土砂その他の異物を除去した
後、さらに破砕機で小割りして、鉄筋等の除去を行った
後、ふるいで分別し、0〜40mm程度の再生路盤材と
して回収されていた。
アスファルト廃材は、機械破砕方式、或いは熱解砕方式
等により破砕され、0〜13mmのアスファルト混合物
再生合材原料として再利用されていた。具体的には、機
械破砕方式では、ジョークラッシャを用いた1次破砕で
大割りし、更にインパクトクラッシャを用いた2次破砕
により、所定の大きさに小割りして、この破砕物を再生
路盤材として(0〜40mm)、或いは0〜13mmの
アスファルト混合物再生合材原料として回収していた。
一方、建築物の解体等によって生じたコンクリート廃材
は、様々な寸法、形状をなし、しかも鉄筋、土砂、木な
どの異物を含んでいるため、まず破砕機で50cm程度
の大きさまで粗割りし、土砂その他の異物を除去した
後、さらに破砕機で小割りして、鉄筋等の除去を行った
後、ふるいで分別し、0〜40mm程度の再生路盤材と
して回収されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たようなアスファルト廃材の破砕物から得られるアスフ
ァルト混合物再生骨材の表面にはピッチ被膜が形成され
ているため、このようなアスファルト混合物再生骨材を
アスファルト用骨材として使用する場合、前記ピッチの
被膜により混在される油分が、アスファルト合材プラン
トの製造工程に問題を起こすという課題が存在した。ま
た、コンクリート廃材の破砕のみによって再生した再生
路盤材の中から回収した骨材にはセメントの水和物が付
着しているため、コンクリートに通常用いられている骨
材に比べると比重が小さく、吸水率が高く、またすりへ
り減量も大きいという課題が存在した。従って、アスフ
ァルト合材プラントの製造工程において、これらの廃材
の利用率を高くすることができないという課題が存在し
た。そこで、業界では廃材より品質の高い再生単粒度砕
石を効率良く回収する方法とともに、廃材を効率良く再
利用できる再生アスファルト合材製造法の創出が強く望
まれていた。
たようなアスファルト廃材の破砕物から得られるアスフ
ァルト混合物再生骨材の表面にはピッチ被膜が形成され
ているため、このようなアスファルト混合物再生骨材を
アスファルト用骨材として使用する場合、前記ピッチの
被膜により混在される油分が、アスファルト合材プラン
トの製造工程に問題を起こすという課題が存在した。ま
た、コンクリート廃材の破砕のみによって再生した再生
路盤材の中から回収した骨材にはセメントの水和物が付
着しているため、コンクリートに通常用いられている骨
材に比べると比重が小さく、吸水率が高く、またすりへ
り減量も大きいという課題が存在した。従って、アスフ
ァルト合材プラントの製造工程において、これらの廃材
の利用率を高くすることができないという課題が存在し
た。そこで、業界では廃材より品質の高い再生単粒度砕
石を効率良く回収する方法とともに、廃材を効率良く再
利用できる再生アスファルト合材製造法の創出が強く望
まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、アスファル
ト廃材及び/又はコンクリート廃材からなる原料を原料
受入設備に収納し、この原料受入設備の下端放出口には
切出し設備を設け、切出し設備により切り出された原料
を1次ふるい設備に供給し、一方切出し設備を通過でき
なかった原料を1次破砕設備へ供給して破砕した後1次
ふるい設備へ供給し、この1次ふるい設備により30m
mを超える原料と30mm以下の原料とに分別し、前記
30mmを超える原料は2次破砕設備へ供給し30mm
以下となるまで破砕し、30mm以下の原料をさらに2
次ふるい設備により分別して10mm未満の原料と10
〜30mmの原料とに分別し、前記10〜30mmの原
料を3次破砕設備へ供給して20mm以下に破砕すると
ともに破砕物に被膜したピッチ分及びセメント水和物を
除去した後3次ふるい設備により分別して、少なくとも
比重が2.45以上で吸水率が3.0%以下ですりへり
減量が30%以下とされる再生単粒度砕石を回収するこ
とを特徴とする再生単粒度砕石回収方法、及び、前記回
収された再生単粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1
の割合で第2の原料受入設備に供給し、アスファルト混
合物再生骨材を第3の原料受入設備に供給し、第2及び
第3の原料受入設備の下端放出口には搬送装置を設け、
この搬送装置により第2及び第3の原料受入設備の下端
放出口から放出された原料を搬送し、両者を7:3の割
合で添加剤、アスファルト、石粉と共に加熱混合装置へ
供給して加熱混合し、このとき生じるダストを除去した
後、再び混合装置へ供給して混合することにより再生ア
スファルト合材を得ることを特徴とする再生単粒度砕石
を用いた再生アスファルト合材製造法、及び、前記回収
された再生単粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1の
割合で第2の原料受入設備に供給し、第2の原料受入設
備の下端放出口には搬送装置を設け、この搬送装置によ
り第2原料受入設備の下端放出口から放出された原料を
搬送し、加熱混合装置へ供給して加熱混合し、このとき
生じるダストを除去した後、再び混合装置へ供給して混
合することにより再生アスファルト合材を得ることを特
徴とする再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合材
製造法、を提供することにより、上記従来の課題を悉く
解決する。
ト廃材及び/又はコンクリート廃材からなる原料を原料
受入設備に収納し、この原料受入設備の下端放出口には
切出し設備を設け、切出し設備により切り出された原料
を1次ふるい設備に供給し、一方切出し設備を通過でき
なかった原料を1次破砕設備へ供給して破砕した後1次
ふるい設備へ供給し、この1次ふるい設備により30m
mを超える原料と30mm以下の原料とに分別し、前記
30mmを超える原料は2次破砕設備へ供給し30mm
以下となるまで破砕し、30mm以下の原料をさらに2
次ふるい設備により分別して10mm未満の原料と10
〜30mmの原料とに分別し、前記10〜30mmの原
料を3次破砕設備へ供給して20mm以下に破砕すると
ともに破砕物に被膜したピッチ分及びセメント水和物を
除去した後3次ふるい設備により分別して、少なくとも
比重が2.45以上で吸水率が3.0%以下ですりへり
減量が30%以下とされる再生単粒度砕石を回収するこ
とを特徴とする再生単粒度砕石回収方法、及び、前記回
収された再生単粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1
の割合で第2の原料受入設備に供給し、アスファルト混
合物再生骨材を第3の原料受入設備に供給し、第2及び
第3の原料受入設備の下端放出口には搬送装置を設け、
この搬送装置により第2及び第3の原料受入設備の下端
放出口から放出された原料を搬送し、両者を7:3の割
合で添加剤、アスファルト、石粉と共に加熱混合装置へ
供給して加熱混合し、このとき生じるダストを除去した
後、再び混合装置へ供給して混合することにより再生ア
スファルト合材を得ることを特徴とする再生単粒度砕石
を用いた再生アスファルト合材製造法、及び、前記回収
された再生単粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1の
割合で第2の原料受入設備に供給し、第2の原料受入設
備の下端放出口には搬送装置を設け、この搬送装置によ
り第2原料受入設備の下端放出口から放出された原料を
搬送し、加熱混合装置へ供給して加熱混合し、このとき
生じるダストを除去した後、再び混合装置へ供給して混
合することにより再生アスファルト合材を得ることを特
徴とする再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合材
製造法、を提供することにより、上記従来の課題を悉く
解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアスファルト
廃材及び/又はコンクリート廃材からの再生単粒度砕石
回収方法について、図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の実施形態の一例を示す工程説明図であり、
以下この図に基づいて工程の説明を行う。原料(29)
としては、現場から廃材として搬入されるアスファルト
混合物塊、路盤廃材、セメント塊、コンクリート塊等を
用い、この原料(29)はホッパー(1)に収納され
る。ホッパー(1)の下端放出口には切出し設備(2)
が設けられる。この切出し設備(2)としては、本実施
例においてはレシプロフィーダー(商品名)を使用し、
原料(29)を所定量ずつ連続的に切出しする。切出し
設備(2)から切り出された原料は、更に次の切出し設
備(3)に送られる。この切出し設備(3)としては、
本実施例においてはグリズリフィーダー(商品名)を使
用し、切出し設備(2)から切り出された原料を所定量
ずつ連続的に切出しする。切出し設備(3)により切り
出された50mm以下の大きさの原料は搬送装置(4)
を介して1次ふるい設備(13)に供給される。搬送装
置(4)としてはベルトコンベア等の任意の装置が適宜
使用される。これは以下の工程で使用される全ての搬送
装置についても同様である。なお、搬送装置(4)上部
には磁力選別装置(5)が設けられ、鉄クズ等(14)
が除去される。
廃材及び/又はコンクリート廃材からの再生単粒度砕石
回収方法について、図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の実施形態の一例を示す工程説明図であり、
以下この図に基づいて工程の説明を行う。原料(29)
としては、現場から廃材として搬入されるアスファルト
混合物塊、路盤廃材、セメント塊、コンクリート塊等を
用い、この原料(29)はホッパー(1)に収納され
る。ホッパー(1)の下端放出口には切出し設備(2)
が設けられる。この切出し設備(2)としては、本実施
例においてはレシプロフィーダー(商品名)を使用し、
原料(29)を所定量ずつ連続的に切出しする。切出し
設備(2)から切り出された原料は、更に次の切出し設
備(3)に送られる。この切出し設備(3)としては、
本実施例においてはグリズリフィーダー(商品名)を使
用し、切出し設備(2)から切り出された原料を所定量
ずつ連続的に切出しする。切出し設備(3)により切り
出された50mm以下の大きさの原料は搬送装置(4)
を介して1次ふるい設備(13)に供給される。搬送装
置(4)としてはベルトコンベア等の任意の装置が適宜
使用される。これは以下の工程で使用される全ての搬送
装置についても同様である。なお、搬送装置(4)上部
には磁力選別装置(5)が設けられ、鉄クズ等(14)
が除去される。
【0007】一方、切出し設備(3)を通過できなかっ
た50mm以上の大きさの原料は1次破砕設備(6)に
供給され破砕される。1次破砕設備(6)としては、具
体的にはジョークラッシャが用いられるが、インペラブ
レーカー(商品名)も好適に用いらる。
た50mm以上の大きさの原料は1次破砕設備(6)に
供給され破砕される。1次破砕設備(6)としては、具
体的にはジョークラッシャが用いられるが、インペラブ
レーカー(商品名)も好適に用いらる。
【0008】1次破砕設備(6)により破砕された破砕
物は、搬送装置(7)を介して1次ふるい設備(9)に
供給される。なお、搬送装置(7)上部にも磁力選別装
置(8)が設けられ、鉄クズ等(14)が除去される。
1次ふるい設備(9)では、破砕物を30mmを超える
ものと30mm未満のものとに分別する。このうち30
mmを超えるものについては、搬送装置(10)により
2次破砕設備(11)に供給される。2次破砕設備(1
1)としては、本実施例ではインペラブレーカー(商品
名)を使用している。
物は、搬送装置(7)を介して1次ふるい設備(9)に
供給される。なお、搬送装置(7)上部にも磁力選別装
置(8)が設けられ、鉄クズ等(14)が除去される。
1次ふるい設備(9)では、破砕物を30mmを超える
ものと30mm未満のものとに分別する。このうち30
mmを超えるものについては、搬送装置(10)により
2次破砕設備(11)に供給される。2次破砕設備(1
1)としては、本実施例ではインペラブレーカー(商品
名)を使用している。
【0009】2次破砕設備(11)により破砕された破
砕物は、搬送装置(12)を介して再び搬送装置(7)
に送られ1次ふるい設備(9)へと供給される。1次ふ
るい設備(9)では、前記したように破砕物を30mm
を超えるものと30mm未満のものとに分別する。ここ
で30mmを超えるものについては、再度搬送装置(1
0)を介して2次破砕設備(11)に供給される。つま
り、1次ふるい設備(9)で分別された30mmを超え
る破砕物は、30mm未満の大きさになるまで、前記工
程が繰り返される。
砕物は、搬送装置(12)を介して再び搬送装置(7)
に送られ1次ふるい設備(9)へと供給される。1次ふ
るい設備(9)では、前記したように破砕物を30mm
を超えるものと30mm未満のものとに分別する。ここ
で30mmを超えるものについては、再度搬送装置(1
0)を介して2次破砕設備(11)に供給される。つま
り、1次ふるい設備(9)で分別された30mmを超え
る破砕物は、30mm未満の大きさになるまで、前記工
程が繰り返される。
【0010】1次ふるい設備(9)で分別された30m
m未満の破砕物は、定量切替装置(15)により、搬送
装置(16)に送られるものと搬送装置(17)に送ら
れるものに分けられる。搬送装置(16)に送られた破
砕物は、そのまま0〜30mmの再生粒度調整砕石(R
M−30:JIS A1102−1989)として回収
される。一方、搬送装置(17)に送られた破砕物は、
2次ふるい設備(18)に供給され、10mm未満の破
砕物と10〜30mmの破砕物に分別され、10mm未
満の破砕物は再生クラッシャラン(RC−10)として
回収される。10〜30mmの破砕物は、搬送装置(1
9)を介して3次破砕設備(20)へ供給される。3次
破砕設備(20)は20mmを超える破砕物を更に細か
く砕いて20mm以下とするとともに破砕物に被膜した
ピッチ及びセメント水和物等を除去するもので、本実施
例ではスーパーサンダー(商品名)を使用しているが、
スーパーラウンダー(商品名)も好適に用いられ、ま
た、シングルトグルクラッシャ、コーンクラッシャ、ロ
ールクラッシャ、インパクトクラッシャ、ハンマクラッ
シャ、ボールミル、ロッドミル、ローラミル、ジェット
ミル等の装置を用いてもよい。3次破砕設備(20)で
破砕物から除去されたピッチ、セメント水和物等は集塵
機(24)により処理される。なお、集塵機(24)と
しては本実施例では、エアーセパレータを使用してい
る。また、3次破砕設備(20)から出てきた破砕物
は、搬送装置(21)により3次ふるい設備(22)に
供給される。
m未満の破砕物は、定量切替装置(15)により、搬送
装置(16)に送られるものと搬送装置(17)に送ら
れるものに分けられる。搬送装置(16)に送られた破
砕物は、そのまま0〜30mmの再生粒度調整砕石(R
M−30:JIS A1102−1989)として回収
される。一方、搬送装置(17)に送られた破砕物は、
2次ふるい設備(18)に供給され、10mm未満の破
砕物と10〜30mmの破砕物に分別され、10mm未
満の破砕物は再生クラッシャラン(RC−10)として
回収される。10〜30mmの破砕物は、搬送装置(1
9)を介して3次破砕設備(20)へ供給される。3次
破砕設備(20)は20mmを超える破砕物を更に細か
く砕いて20mm以下とするとともに破砕物に被膜した
ピッチ及びセメント水和物等を除去するもので、本実施
例ではスーパーサンダー(商品名)を使用しているが、
スーパーラウンダー(商品名)も好適に用いられ、ま
た、シングルトグルクラッシャ、コーンクラッシャ、ロ
ールクラッシャ、インパクトクラッシャ、ハンマクラッ
シャ、ボールミル、ロッドミル、ローラミル、ジェット
ミル等の装置を用いてもよい。3次破砕設備(20)で
破砕物から除去されたピッチ、セメント水和物等は集塵
機(24)により処理される。なお、集塵機(24)と
しては本実施例では、エアーセパレータを使用してい
る。また、3次破砕設備(20)から出てきた破砕物
は、搬送装置(21)により3次ふるい設備(22)に
供給される。
【0011】3次ふるい設備(22)では、供給された
破砕物をまず13mmを超えるもの(13〜20mm)
と13mm未満のものに分別し、13mm未満のものは
更に5〜13mmのものと5mm未満のものとに分別
し、5mm未満のものは更に2.5mm〜5mmのもの
と2.5mm未満のものとに分別する。分別された13
〜20mmの粒度の破砕物(25)は5号再生単粒度砕
石(RS−20)として、5〜13mmの破砕物(2
6)は6号再生単粒度砕石(RS−13)として、また
2.5mm〜5mmの破砕物(27)は7号再生単粒度
砕石(RS−5)として再利用することができる。
破砕物をまず13mmを超えるもの(13〜20mm)
と13mm未満のものに分別し、13mm未満のものは
更に5〜13mmのものと5mm未満のものとに分別
し、5mm未満のものは更に2.5mm〜5mmのもの
と2.5mm未満のものとに分別する。分別された13
〜20mmの粒度の破砕物(25)は5号再生単粒度砕
石(RS−20)として、5〜13mmの破砕物(2
6)は6号再生単粒度砕石(RS−13)として、また
2.5mm〜5mmの破砕物(27)は7号再生単粒度
砕石(RS−5)として再利用することができる。
【0012】次に、このようにして回収された再生単粒
度砕石を用いた再生アスファルト合材製造法について図
2の工程説明図に基いて説明する。先ず、ホッパー(3
0)に前記工程で回収された再生単粒度砕石と山から切
り出した新しい単粒度砕石(31)とを9:1の割合で
供給し、別のホッパー(32)にアスファルト混合物再
生骨材(従来の再生骨材)(33)を供給する。ホッパ
ー(30)、(32)の下端放出口には、それぞれ搬送
装置(34)、(35)が設けられる。
度砕石を用いた再生アスファルト合材製造法について図
2の工程説明図に基いて説明する。先ず、ホッパー(3
0)に前記工程で回収された再生単粒度砕石と山から切
り出した新しい単粒度砕石(31)とを9:1の割合で
供給し、別のホッパー(32)にアスファルト混合物再
生骨材(従来の再生骨材)(33)を供給する。ホッパ
ー(30)、(32)の下端放出口には、それぞれ搬送
装置(34)、(35)が設けられる。
【0013】搬送装置(34)、(35)によりホッパ
ー(30)、(32)の下端放出口から放出された原料
を搬送し、両者を7:3の割合で加熱混合装置(36)
へ供給する。このとき同時に、添加剤タンク(37)、
アスファルトタンク(38)、石粉サイロ(39)か
ら、添加剤、アスファルト、石粉を加熱混合装置(3
6)へ供給する。この添加剤は、変化したアスファルト
の性質を元に戻すためのもので、一般に再生用添加剤又
は軟化剤と呼ばれるものである。
ー(30)、(32)の下端放出口から放出された原料
を搬送し、両者を7:3の割合で加熱混合装置(36)
へ供給する。このとき同時に、添加剤タンク(37)、
アスファルトタンク(38)、石粉サイロ(39)か
ら、添加剤、アスファルト、石粉を加熱混合装置(3
6)へ供給する。この添加剤は、変化したアスファルト
の性質を元に戻すためのもので、一般に再生用添加剤又
は軟化剤と呼ばれるものである。
【0014】加熱混合装置(36)としては、ドラムミ
キサーが好適に用いられる。ドラムミキサーでは、傾斜
して設置された回転ドラムの高い側からバーナーで火炎
が吹き込まれ、熱せられた高温ガスが低い側から吹き出
される。ホッパー(30)から放出された原料はドラム
ミキサーの一番高い所から、ホッパー(32)から放出
された原料はドラムミキサーの中間から投入され、両原
料は順次勾配を下り、低い側の下端から放出される。な
お、ドラムミキサー内での加熱温度は約160℃とする
ことが好ましい。
キサーが好適に用いられる。ドラムミキサーでは、傾斜
して設置された回転ドラムの高い側からバーナーで火炎
が吹き込まれ、熱せられた高温ガスが低い側から吹き出
される。ホッパー(30)から放出された原料はドラム
ミキサーの一番高い所から、ホッパー(32)から放出
された原料はドラムミキサーの中間から投入され、両原
料は順次勾配を下り、低い側の下端から放出される。な
お、ドラムミキサー内での加熱温度は約160℃とする
ことが好ましい。
【0015】ドラムミキサーの下端から放出された高温
ガスは、ダブルサイクロン(42)、送風機(43)、
集塵機(44)を順次通りダスト分が除去された後、煙
突(45)から放出される。一方、ドラムミキサーの下
端から放出された原料は、混合装置(例としてアフター
ミキサー)(40)により更に混合され、再生アスファ
ルト合材として、サイロ(41)に積み込まれる。
ガスは、ダブルサイクロン(42)、送風機(43)、
集塵機(44)を順次通りダスト分が除去された後、煙
突(45)から放出される。一方、ドラムミキサーの下
端から放出された原料は、混合装置(例としてアフター
ミキサー)(40)により更に混合され、再生アスファ
ルト合材として、サイロ(41)に積み込まれる。
【0016】以上説明した工程を経て得られた再生アス
ファルト合材は、結果的に原料の93%を廃材が占める
こととなり、極めて高い廃材再利用率を得ることができ
る。なお、上記工程において、アスファルト混合物再生
骨材(従来の再生骨材)(33)の供給工程を省くこと
により再生用添加剤を加えずに再生アスファルト合材を
得る方法を採用することもできる(図3参照)。この方
法を用いることにより、再生アスファルト合材の製造工
程を簡素化することができ、製造効率を上げることがで
きる。
ファルト合材は、結果的に原料の93%を廃材が占める
こととなり、極めて高い廃材再利用率を得ることができ
る。なお、上記工程において、アスファルト混合物再生
骨材(従来の再生骨材)(33)の供給工程を省くこと
により再生用添加剤を加えずに再生アスファルト合材を
得る方法を採用することもできる(図3参照)。この方
法を用いることにより、再生アスファルト合材の製造工
程を簡素化することができ、製造効率を上げることがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る再生単粒度砕石回収方法
の効果を実施例を挙げることにより一層明確なものとす
る。但し、本発明は以下の実施例により何ら限定される
ものではない。 (実施例) 現場より搬入されたアスファルト廃材、コンクリート廃
材、路盤材を、前記図1に示す工程に従って再生単粒度
砕石として分別回収し、回収された再生単粒度砕石のう
ち、0〜13mmの再生単粒度砕石の残留アスファルト
分について調査した。調査結果を表1に示す。
の効果を実施例を挙げることにより一層明確なものとす
る。但し、本発明は以下の実施例により何ら限定される
ものではない。 (実施例) 現場より搬入されたアスファルト廃材、コンクリート廃
材、路盤材を、前記図1に示す工程に従って再生単粒度
砕石として分別回収し、回収された再生単粒度砕石のう
ち、0〜13mmの再生単粒度砕石の残留アスファルト
分について調査した。調査結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示されるように、アスファルト分は
ほぼ除去されていたが、粒度が細かくなる程アスファル
ト分多くなる傾向が見られた。
ほぼ除去されていたが、粒度が細かくなる程アスファル
ト分多くなる傾向が見られた。
【0020】そこで、更に上記各粒度の単粒度砕石につ
いて、残留アスファルト分がプラント機械(ドライヤ
ー、ホットエレベーター、振動ふるい等)に及ぼす影響
を調べるため、各単粒度砕石を恒温乾燥機で110℃で
24時間乾燥後、目視観察を行った。観察結果を表2に
示す。
いて、残留アスファルト分がプラント機械(ドライヤ
ー、ホットエレベーター、振動ふるい等)に及ぼす影響
を調べるため、各単粒度砕石を恒温乾燥機で110℃で
24時間乾燥後、目視観察を行った。観察結果を表2に
示す。
【0021】
【表2】
【0022】表2に示されるように、2.5mm以下の
再生単粒度砕石については、多少固化が認められたが、
2.5〜13mmの再生単粒度砕石については固化が認
められず、通常のアスファルトプラントへの使用は何ら
問題無いと思われる。
再生単粒度砕石については、多少固化が認められたが、
2.5〜13mmの再生単粒度砕石については固化が認
められず、通常のアスファルトプラントへの使用は何ら
問題無いと思われる。
【0023】更に、固化の認められなかった粒径2.5
〜13mmの再生単粒度砕石について、比重、吸水率、
すりへり減量をJIS基準に従って測定した。測定結果
を表3に示す。
〜13mmの再生単粒度砕石について、比重、吸水率、
すりへり減量をJIS基準に従って測定した。測定結果
を表3に示す。
【0024】
【表3】
【0025】表3に示されるように、粒径2.5〜5m
m、5〜13mmの再生単粒度砕石は、日本工業規格
(JIS A5001−1988)の規格値(比重2.
45以上、吸水量3.0%以下、すりへり減量30%以
下)を十分満足していた。
m、5〜13mmの再生単粒度砕石は、日本工業規格
(JIS A5001−1988)の規格値(比重2.
45以上、吸水量3.0%以下、すりへり減量30%以
下)を十分満足していた。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1の発明はア
スファルト廃材及び/又はコンクリート廃材からなる原
料を原料受入設備に収納し、この原料受入設備の下端放
出口には切出し設備を設け、切出し設備により切り出さ
れた原料を1次ふるい設備に供給し、一方切出し設備を
通過できなかった原料を1次破砕設備へ供給して破砕し
た後1次ふるい設備へ供給し、この1次ふるい設備によ
り30mmを超える原料と30mm以下の原料とに分別
し、前記30mmを超える原料は2次破砕設備へ供給し
30mm以下となるまで破砕し、30mm以下の原料を
さらに2次ふるい設備により分別して10mm未満の原
料と10〜30mmの原料とに分別し、前記10〜30
mmの原料を3次破砕設備へ供給して20mm以下に破
砕するとともに破砕物に被膜したピッチ分及びセメント
水和物を除去した後3次ふるい設備により分別して、少
なくとも比重が2.45以上で吸水率が3.0%以下で
すりへり減量が30%以下とされる再生単粒度砕石を回
収することを特徴とする再生単粒度砕石回収方法である
から、以下に述べる効果を奏する。すなわち、舗装道路
等の補修に伴って排出されるアスファルト廃材や建築物
の解体等に伴って排出されるコンクリート廃材から、日
本工業規格に適合する高品質の再生単粒度砕石を効率良
く回収することができ、省資源化、或いは自然環境保全
に貢献することができる。
スファルト廃材及び/又はコンクリート廃材からなる原
料を原料受入設備に収納し、この原料受入設備の下端放
出口には切出し設備を設け、切出し設備により切り出さ
れた原料を1次ふるい設備に供給し、一方切出し設備を
通過できなかった原料を1次破砕設備へ供給して破砕し
た後1次ふるい設備へ供給し、この1次ふるい設備によ
り30mmを超える原料と30mm以下の原料とに分別
し、前記30mmを超える原料は2次破砕設備へ供給し
30mm以下となるまで破砕し、30mm以下の原料を
さらに2次ふるい設備により分別して10mm未満の原
料と10〜30mmの原料とに分別し、前記10〜30
mmの原料を3次破砕設備へ供給して20mm以下に破
砕するとともに破砕物に被膜したピッチ分及びセメント
水和物を除去した後3次ふるい設備により分別して、少
なくとも比重が2.45以上で吸水率が3.0%以下で
すりへり減量が30%以下とされる再生単粒度砕石を回
収することを特徴とする再生単粒度砕石回収方法である
から、以下に述べる効果を奏する。すなわち、舗装道路
等の補修に伴って排出されるアスファルト廃材や建築物
の解体等に伴って排出されるコンクリート廃材から、日
本工業規格に適合する高品質の再生単粒度砕石を効率良
く回収することができ、省資源化、或いは自然環境保全
に貢献することができる。
【0027】請求項2の発明はアスファルト廃材及び/
又はコンクリート廃材からなる原料を原料受入設備に収
納し、この原料受入設備の下端放出口には切出し設備を
設け、切出し設備により切り出された原料を1次ふるい
設備に供給し、一方切出し設備を通過できなかった原料
を1次破砕設備へ供給して破砕した後1次ふるい設備へ
供給し、この1次ふるい設備により30mmを超える原
料と30mm以下の原料とに分別し、前記30mmを超
える原料は2次破砕設備へ供給し30mm以下となるま
で破砕し、30mm以下の原料をさらに2次ふるい設備
により分別して10mm未満の原料と10〜30mmの
原料とに分別し、前記10〜30mmの原料を3次破砕
設備へ供給して20mm以下に破砕するとともに破砕物
に被膜したピッチ分及びセメント水和物を除去した後3
次ふるい設備により分別して、少なくとも比重が2.4
5以上で吸水率が3.0%以下ですりへり減量が30%
以下とされる再生単粒度砕石を回収し、この回収された
再生単粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1の割合で
第2の原料受入設備に供給し、アスファルト混合物再生
骨材を第3の原料受入設備に供給し、第2及び第3の原
料受入設備の下端放出口には搬送装置を設け、この搬送
装置により第2及び第3の原料受入設備の下端放出口か
ら放出された原料を搬送し、両者を7:3の割合で添加
剤、アスファルト、石粉と共に加熱混合装置へ供給して
加熱混合し、このとき生じるダストを除去した後、再び
混合装置へ供給して混合することにより再生アスファル
ト合材を得ることを特徴とする再生単粒度砕石を用いた
再生アスファルト合材製造法であるから、以下に述べる
効果を奏する。すなわち、舗装道路等の補修に伴って排
出されるアスファルト廃材や建築物の解体等に伴って排
出されるコンクリート廃材から、日本工業規格に適合す
る高品質の再生単粒度砕石を効率良く回収することがで
きるとともに、この回収再生単粒度砕石から廃材の占め
る割合が極めて高い再生アスファルト合材を製造するこ
とができ、省資源化、或いは自然環境保全に貢献するこ
とができる。
又はコンクリート廃材からなる原料を原料受入設備に収
納し、この原料受入設備の下端放出口には切出し設備を
設け、切出し設備により切り出された原料を1次ふるい
設備に供給し、一方切出し設備を通過できなかった原料
を1次破砕設備へ供給して破砕した後1次ふるい設備へ
供給し、この1次ふるい設備により30mmを超える原
料と30mm以下の原料とに分別し、前記30mmを超
える原料は2次破砕設備へ供給し30mm以下となるま
で破砕し、30mm以下の原料をさらに2次ふるい設備
により分別して10mm未満の原料と10〜30mmの
原料とに分別し、前記10〜30mmの原料を3次破砕
設備へ供給して20mm以下に破砕するとともに破砕物
に被膜したピッチ分及びセメント水和物を除去した後3
次ふるい設備により分別して、少なくとも比重が2.4
5以上で吸水率が3.0%以下ですりへり減量が30%
以下とされる再生単粒度砕石を回収し、この回収された
再生単粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1の割合で
第2の原料受入設備に供給し、アスファルト混合物再生
骨材を第3の原料受入設備に供給し、第2及び第3の原
料受入設備の下端放出口には搬送装置を設け、この搬送
装置により第2及び第3の原料受入設備の下端放出口か
ら放出された原料を搬送し、両者を7:3の割合で添加
剤、アスファルト、石粉と共に加熱混合装置へ供給して
加熱混合し、このとき生じるダストを除去した後、再び
混合装置へ供給して混合することにより再生アスファル
ト合材を得ることを特徴とする再生単粒度砕石を用いた
再生アスファルト合材製造法であるから、以下に述べる
効果を奏する。すなわち、舗装道路等の補修に伴って排
出されるアスファルト廃材や建築物の解体等に伴って排
出されるコンクリート廃材から、日本工業規格に適合す
る高品質の再生単粒度砕石を効率良く回収することがで
きるとともに、この回収再生単粒度砕石から廃材の占め
る割合が極めて高い再生アスファルト合材を製造するこ
とができ、省資源化、或いは自然環境保全に貢献するこ
とができる。
【0028】請求項3の発明は、アスファルト廃材及び
/又はコンクリート廃材からなる原料を原料受入設備に
収納し、この原料受入設備の下端放出口には切出し設備
を設け、切出し設備により切り出された原料を1次ふる
い設備に供給し、一方切出し設備を通過できなかった原
料を1次破砕設備へ供給して破砕した後1次ふるい設備
へ供給し、この1次ふるい設備により30mmを超える
原料と30mm以下の原料とに分別し、前記30mmを
超える原料は2次破砕設備へ供給し30mm以下となる
まで破砕し、30mm以下の原料をさらに2次ふるい設
備により分別して10mm未満の原料と10〜30mm
の原料とに分別し、前記10〜30mmの原料を3次破
砕設備へ供給して20mm以下に破砕するとともに破砕
物に被膜したピッチ分及び/又はセメント水和物を除去
した後3次ふるい設備により分別して、少なくとも比重
が2.45以上で吸水率が3.0%以下ですりへり減量
が30%以下とされる再生単粒度砕石を回収し、この回
収された再生単粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1
の割合で第2の原料受入設備に供給し、第2の原料受入
設備の下端放出口には搬送装置を設け、この搬送装置に
より第2原料受入設備の下端放出口から放出された原料
を搬送し、加熱混合装置へ供給して加熱混合し、このと
き生じるダストを除去した後、再び混合装置へ供給して
混合することにより再生アスファルト合材を得ることを
特徴とする再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合
材製造法であるから、請求項2の発明の効果に加えて更
に以下に述べる効果を奏する。すなわち、一切の添加剤
を必要とせずに廃材の占める割合が極めて高い再生アス
ファルト合材を製造することができるため、再生アスフ
ァルト合材製造工程を簡素化することができる。
/又はコンクリート廃材からなる原料を原料受入設備に
収納し、この原料受入設備の下端放出口には切出し設備
を設け、切出し設備により切り出された原料を1次ふる
い設備に供給し、一方切出し設備を通過できなかった原
料を1次破砕設備へ供給して破砕した後1次ふるい設備
へ供給し、この1次ふるい設備により30mmを超える
原料と30mm以下の原料とに分別し、前記30mmを
超える原料は2次破砕設備へ供給し30mm以下となる
まで破砕し、30mm以下の原料をさらに2次ふるい設
備により分別して10mm未満の原料と10〜30mm
の原料とに分別し、前記10〜30mmの原料を3次破
砕設備へ供給して20mm以下に破砕するとともに破砕
物に被膜したピッチ分及び/又はセメント水和物を除去
した後3次ふるい設備により分別して、少なくとも比重
が2.45以上で吸水率が3.0%以下ですりへり減量
が30%以下とされる再生単粒度砕石を回収し、この回
収された再生単粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1
の割合で第2の原料受入設備に供給し、第2の原料受入
設備の下端放出口には搬送装置を設け、この搬送装置に
より第2原料受入設備の下端放出口から放出された原料
を搬送し、加熱混合装置へ供給して加熱混合し、このと
き生じるダストを除去した後、再び混合装置へ供給して
混合することにより再生アスファルト合材を得ることを
特徴とする再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合
材製造法であるから、請求項2の発明の効果に加えて更
に以下に述べる効果を奏する。すなわち、一切の添加剤
を必要とせずに廃材の占める割合が極めて高い再生アス
ファルト合材を製造することができるため、再生アスフ
ァルト合材製造工程を簡素化することができる。
【図1】本発明に係る再生単粒度砕石回収方法の実施形
態の一例を示す工程説明図である。
態の一例を示す工程説明図である。
【図2】本発明に係る再生アスファルト合材製造法の実
施形態の一例を示す工程説明図である。
施形態の一例を示す工程説明図である。
【図3】本発明に係る再生アスファルト合材製造法の実
施形態の一例を示す工程説明図である。
施形態の一例を示す工程説明図である。
1 第1の原料受入設備 2、3 切出し設備 6 1次破砕設備 9、13 1次ふるい設備 11 2次破砕設備 18 2次ふるい設備 20 3次破砕設備 22 3次ふるい設備 30 第2の原料受入設備 32 第3の原料受入設備 34、35 搬送装置 36 加熱混合装置 40 混合装置
Claims (3)
- 【請求項1】 アスファルト廃材及び/又はコンクリー
ト廃材からなる原料を原料受入設備に収納し、この原料
受入設備の下端放出口には切出し設備を設け、切出し設
備により切り出された原料を1次ふるい設備に供給し、
一方切出し設備を通過できなかった原料を1次破砕設備
へ供給して破砕した後1次ふるい設備へ供給し、この1
次ふるい設備により30mmを超える原料と30mm以
下の原料とに分別し、前記30mmを超える原料は2次
破砕設備へ供給し30mm以下となるまで破砕し、30
mm以下の原料をさらに2次ふるい設備により分別して
10mm未満の原料と10〜30mmの原料とに分別
し、前記10〜30mmの原料を3次破砕設備へ供給し
て20mm以下に破砕するとともに破砕物に被膜したピ
ッチ分及び/又はセメント水和物を除去した後3次ふる
い設備により分別して、少なくとも比重が2.45以上
で吸水率が3.0%以下ですりへり減量が30%以下と
される再生単粒度砕石を回収することを特徴とする再生
単粒度砕石回収方法。 - 【請求項2】 アスファルト廃材及び/又はコンクリー
ト廃材からなる原料を原料受入設備に収納し、この原料
受入設備の下端放出口には切出し設備を設け、切出し設
備により切り出された原料を1次ふるい設備に供給し、
一方切出し設備を通過できなかった原料を1次破砕設備
へ供給して破砕した後1次ふるい設備へ供給し、この1
次ふるい設備により30mmを超える原料と30mm以
下の原料とに分別し、前記30mmを超える原料は2次
破砕設備へ供給し30mm以下となるまで破砕し、30
mm以下の原料をさらに2次ふるい設備により分別して
10mm未満の原料と10〜30mmの原料とに分別
し、前記10〜30mmの原料を3次破砕設備へ供給し
て20mm以下に破砕するとともに破砕物に被膜したピ
ッチ分及び/又はセメント水和物を除去した後3次ふる
い設備により分別して、少なくとも比重が2.45以上
で吸水率が3.0%以下ですりへり減量が30%以下と
される再生単粒度砕石を回収し、この回収された再生単
粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1の割合で第2の
原料受入設備に供給し、アスファルト混合物再生骨材を
第3の原料受入設備に供給し、第2及び第3の原料受入
設備の下端放出口には搬送装置を設け、この搬送装置に
より第2及び第3の原料受入設備の下端放出口から放出
された原料を搬送し、両者を7:3の割合で添加剤、ア
スファルト、石粉と共に加熱混合装置へ供給して加熱混
合し、このとき生じるダストを除去した後、再び混合装
置へ供給して混合することにより再生アスファルト合材
を得ることを特徴とする再生単粒度砕石を用いた再生ア
スファルト合材製造法。 - 【請求項3】 アスファルト廃材及び/又はコンクリー
ト廃材からなる原料を原料受入設備に収納し、この原料
受入設備の下端放出口には切出し設備を設け、切出し設
備により切り出された原料を1次ふるい設備に供給し、
一方切出し設備を通過できなかった原料を1次破砕設備
へ供給して破砕した後1次ふるい設備へ供給し、この1
次ふるい設備により30mmを超える原料と30mm以
下の原料とに分別し、前記30mmを超える原料は2次
破砕設備へ供給し30mm以下となるまで破砕し、30
mm以下の原料をさらに2次ふるい設備により分別して
10mm未満の原料と10〜30mmの原料とに分別
し、前記10〜30mmの原料を3次破砕設備へ供給し
て20mm以下に破砕するとともに破砕物に被膜したピ
ッチ分及び/又はセメント水和物を除去した後3次ふる
い設備により分別して、少なくとも比重が2.45以上
で吸水率が3.0%以下ですりへり減量が30%以下と
される再生単粒度砕石を回収し、この回収された再生単
粒度砕石と新しい単粒度砕石とを9:1の割合で第2の
原料受入設備に供給し、第2の原料受入設備の下端放出
口には搬送装置を設け、この搬送装置により第2原料受
入設備の下端放出口から放出された原料を搬送し、加熱
混合装置へ供給して加熱混合し、このとき生じるダスト
を除去した後、再び混合装置へ供給して混合することに
より再生アスファルト合材を得ることを特徴とする再生
単粒度砕石を用いた再生アスファルト合材製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32409095A JP3174493B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 再生単粒度砕石回収方法及びこの再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合材製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32409095A JP3174493B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 再生単粒度砕石回収方法及びこの再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合材製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141243A JPH09141243A (ja) | 1997-06-03 |
JP3174493B2 true JP3174493B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=18162052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32409095A Expired - Fee Related JP3174493B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 再生単粒度砕石回収方法及びこの再生単粒度砕石を用いた再生アスファルト合材製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3174493B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103846150A (zh) * | 2014-03-07 | 2014-06-11 | 上海太太乐食品有限公司 | 新型混合物料磨粉系统及其混合磨粉方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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