JP3173962B2 - 光配線盤 - Google Patents
光配線盤Info
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- JP3173962B2 JP3173962B2 JP05304695A JP5304695A JP3173962B2 JP 3173962 B2 JP3173962 B2 JP 3173962B2 JP 05304695 A JP05304695 A JP 05304695A JP 5304695 A JP5304695 A JP 5304695A JP 3173962 B2 JP3173962 B2 JP 3173962B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブル、
あるいは光ファイバコードの光配線盤に関する。
あるいは光ファイバコードの光配線盤に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ファイバケーブルを光接続により光フ
ァイバ心線へ分岐接続するには、多数の光ファイバを成
端して群構成とする光配線盤が一般的に使用される。こ
れら、光配線盤は、光ファイバの分岐接続のためのコネ
クタ接続部、多心単心分岐部、およびジャンパ用の光コ
ード、光コードの光接続に伴う余長部がコンパクトに収
納されたトレーが高密度で多段に積層された構造であ
る。
ァイバ心線へ分岐接続するには、多数の光ファイバを成
端して群構成とする光配線盤が一般的に使用される。こ
れら、光配線盤は、光ファイバの分岐接続のためのコネ
クタ接続部、多心単心分岐部、およびジャンパ用の光コ
ード、光コードの光接続に伴う余長部がコンパクトに収
納されたトレーが高密度で多段に積層された構造であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、伝送情報量
の増大に対応して光ケーブルが多心化の傾向にあること
に鑑みて、前記配線盤としては、特に、より多数の光接
続部および接続余長をコンパクトに収納することが重要
となってきている。加えて、配線盤内の光接続箇所が膨
大な数になるので、光接続作業や光接続部の収納、取り
出し作業あるいは接続切替作業を迅速に行なうことがで
きる光配線盤の開発が望まれている。
の増大に対応して光ケーブルが多心化の傾向にあること
に鑑みて、前記配線盤としては、特に、より多数の光接
続部および接続余長をコンパクトに収納することが重要
となってきている。加えて、配線盤内の光接続箇所が膨
大な数になるので、光接続作業や光接続部の収納、取り
出し作業あるいは接続切替作業を迅速に行なうことがで
きる光配線盤の開発が望まれている。
【０００４】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、光コネクタ、融着接続部、多心単心分岐部、接続
余長等を複数のトレーに整理してコンパクトに収納する
ことができ、しかも、光コネクタや多心単心分岐部の収
納、取り出し、ならびに接続切替作業等の作業能率が向
上する光配線盤を提供することを目的とするものであ
る。
ので、光コネクタ、融着接続部、多心単心分岐部、接続
余長等を複数のトレーに整理してコンパクトに収納する
ことができ、しかも、光コネクタや多心単心分岐部の収
納、取り出し、ならびに接続切替作業等の作業能率が向
上する光配線盤を提供することを目的とするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
１記載の光配線盤では、函体と、該函体内に配置され、
各光ファイバケーブルから導出された光ファイバ心線同
士を内部において前記光接続部を介して接続する複数の
第１のトレーを積層状態に収納し、かつ函体の前後方向
に出し入れ自在に支持する第１のトレー収納部と、光フ
ァイバ心線同士を内部において前記第１のトレーと異な
る光接続部を介して接続する複数の第２のトレーを前記
第１のトレー収納部における第１のトレーの積層に連続
して積層状態で収納し、かつ函体の前後方向に出し入れ
自在に支持する第２のトレー収納部と、第１、第２のト
レー収納部の間に配置されて、これら第１、第２のトレ
ー収納部に収納された第１、第２のトレーを互いに接続
する接続用コードと、この接続用コードの中間部を収納
するセンターコードトレーとを備え、第１のトレー収納
部の最上層の第１のトレーと、第２のトレー収納部の最
上層の第２のトレーとが前記接続用コードで接続され、
以下、最上層の第１のトレーより下層の第１トレーと最
上層の第２トレーより下層の第２トレーとが、第１のト
レー収納部および第２のトレー収納部における同一積層
順位同士で接続用コードによって順次接続されているこ
とを前記課題の解決手段とした。
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
１記載の光配線盤では、函体と、該函体内に配置され、
各光ファイバケーブルから導出された光ファイバ心線同
士を内部において前記光接続部を介して接続する複数の
第１のトレーを積層状態に収納し、かつ函体の前後方向
に出し入れ自在に支持する第１のトレー収納部と、光フ
ァイバ心線同士を内部において前記第１のトレーと異な
る光接続部を介して接続する複数の第２のトレーを前記
第１のトレー収納部における第１のトレーの積層に連続
して積層状態で収納し、かつ函体の前後方向に出し入れ
自在に支持する第２のトレー収納部と、第１、第２のト
レー収納部の間に配置されて、これら第１、第２のトレ
ー収納部に収納された第１、第２のトレーを互いに接続
する接続用コードと、この接続用コードの中間部を収納
するセンターコードトレーとを備え、第１のトレー収納
部の最上層の第１のトレーと、第２のトレー収納部の最
上層の第２のトレーとが前記接続用コードで接続され、
以下、最上層の第１のトレーより下層の第１トレーと最
上層の第２トレーより下層の第２トレーとが、第１のト
レー収納部および第２のトレー収納部における同一積層
順位同士で接続用コードによって順次接続されているこ
とを前記課題の解決手段とした。
【０００６】請求項２記載の光配線盤では、請求項１記
載の光配線盤において、第１、第２のトレー収納部の側
部に接続用コードを支持するコード支持部が設けられ、
該コード支持部に複数の接続用コードを把持して一平面
に並列させる第１の固定具が所定の間隔で複数設けら
れ、前記接続用コードが自身の接続されている第２のト
レーに最寄りの第１の固定具に把持され、かつこの第１
の固定具に把持された複数の接続用コードが前記センタ
ーコードトレーまで互いに交差することなく並行して配
線されていることを前記課題の解決手段とした。
載の光配線盤において、第１、第２のトレー収納部の側
部に接続用コードを支持するコード支持部が設けられ、
該コード支持部に複数の接続用コードを把持して一平面
に並列させる第１の固定具が所定の間隔で複数設けら
れ、前記接続用コードが自身の接続されている第２のト
レーに最寄りの第１の固定具に把持され、かつこの第１
の固定具に把持された複数の接続用コードが前記センタ
ーコードトレーまで互いに交差することなく並行して配
線されていることを前記課題の解決手段とした。
【０００７】請求項３記載の光配線盤では、請求項２記
載の光配線盤において、前記第１の固定具が接続用コー
ドを函体の前後方向に沿った一平面に並列させる構成と
され、前記接続用コードが自身の接続されている第２の
トレーに、これら第１のトレーまたは第２のトレーに最
も近い第１の固定具の前端に把持され、かつ、センター
コードトレーに接近するにしたがって函体後側に傾斜し
て配線されていることを前記課題の解決手段とした。
載の光配線盤において、前記第１の固定具が接続用コー
ドを函体の前後方向に沿った一平面に並列させる構成と
され、前記接続用コードが自身の接続されている第２の
トレーに、これら第１のトレーまたは第２のトレーに最
も近い第１の固定具の前端に把持され、かつ、センター
コードトレーに接近するにしたがって函体後側に傾斜し
て配線されていることを前記課題の解決手段とした。
【０００８】請求項４記載の光配線盤では、請求項２ま
たは３記載の光配線盤において、前記センターコードト
レーには、互いに平行に配置されてそれぞれ複数の接続
用コードを一平面に沿って並列に把持固定する第２の固
定具が一対設けられ、これら第２の固定具の間において
接続用コードの配列順が反転されていることを前記課題
の解決手段とした。
たは３記載の光配線盤において、前記センターコードト
レーには、互いに平行に配置されてそれぞれ複数の接続
用コードを一平面に沿って並列に把持固定する第２の固
定具が一対設けられ、これら第２の固定具の間において
接続用コードの配列順が反転されていることを前記課題
の解決手段とした。
【０００９】
【作用】請求項１記載の光配線盤によれば、第１、第２
のトレー収納部に収納されている第１、第２のトレー
が、センターコードトレーを経由して配線された接続用
コードによって接続される。この際、接続用コードは、
連続的に積層された第１、第２のトレーの一側側部から
センターコードトレーを経て他側側部に配線されること
となり、第１、第２のトレーの外側に引き回す場合に比
して配線長が短縮する。また、第１、第２のトレーの同
一積層順位同士が接続用コードで接続されて規則的にな
っているので、特に、より多数の光ファイバ心線を光接
続する際の作業性が向上する。
のトレー収納部に収納されている第１、第２のトレー
が、センターコードトレーを経由して配線された接続用
コードによって接続される。この際、接続用コードは、
連続的に積層された第１、第２のトレーの一側側部から
センターコードトレーを経て他側側部に配線されること
となり、第１、第２のトレーの外側に引き回す場合に比
して配線長が短縮する。また、第１、第２のトレーの同
一積層順位同士が接続用コードで接続されて規則的にな
っているので、特に、より多数の光ファイバ心線を光接
続する際の作業性が向上する。
【００１０】請求項２記載の光配線盤によれば、複数の
接続用コードが第１の固定具に把持されて並行して配線
されることにより、これら接続用コード同士の相対的な
配列順がコード支持部のいずれの場所においても一定に
なるので、互いの絡みを防止できる上、函体内における
光ファイバ心線や接続用コードの配線を効率良く行なう
ことができる。
接続用コードが第１の固定具に把持されて並行して配線
されることにより、これら接続用コード同士の相対的な
配列順がコード支持部のいずれの場所においても一定に
なるので、互いの絡みを防止できる上、函体内における
光ファイバ心線や接続用コードの配線を効率良く行なう
ことができる。
【００１１】請求項３記載の光配線盤によれば、第１の
固定具の前端に把持された接続用コードと接続されてい
る第２のトレーを函体前方に引き出す際には、第２のト
レーと第１の固定具前端との間における接続用コードの
接続長が第１の固定具の範囲で移動可能な範囲で引き出
し可能になっている。また、接続用コードの第２のトレ
ーから第１の固定具までの配線部分と第１の固定具から
センターコードトレーまでの配線部分とが、第１の固定
具において相対的に屈曲されるが、第１の固定具からセ
ンターコードトレーまでの配線部分が第１の固定具から
センターコードトレーに行く程函体後側に傾斜されてい
るために、第２のトレーを第２のトレー収納部から函体
前側に引き出した際の屈曲の角度が緩和され、接続用コ
ードの湾曲半径が維持される。
固定具の前端に把持された接続用コードと接続されてい
る第２のトレーを函体前方に引き出す際には、第２のト
レーと第１の固定具前端との間における接続用コードの
接続長が第１の固定具の範囲で移動可能な範囲で引き出
し可能になっている。また、接続用コードの第２のトレ
ーから第１の固定具までの配線部分と第１の固定具から
センターコードトレーまでの配線部分とが、第１の固定
具において相対的に屈曲されるが、第１の固定具からセ
ンターコードトレーまでの配線部分が第１の固定具から
センターコードトレーに行く程函体後側に傾斜されてい
るために、第２のトレーを第２のトレー収納部から函体
前側に引き出した際の屈曲の角度が緩和され、接続用コ
ードの湾曲半径が維持される。
【００１２】請求項４記載の光配線盤によれば、センタ
ーコードトレーの一対の第２の固定具の間において接続
用コードの配列順が反転されることにより、第１、第２
のトレー収納部のそれぞれに隣接して設置されたコード
支持部における接続用コードの配列順が対称の関係にな
る。
ーコードトレーの一対の第２の固定具の間において接続
用コードの配列順が反転されることにより、第１、第２
のトレー収納部のそれぞれに隣接して設置されたコード
支持部における接続用コードの配列順が対称の関係にな
る。
【００１３】
【実施例】以下本発明の光配線盤の一実施例を、図１か
ら図８を参照して説明する。前記光配線盤は、図１に示
すように、所定位置に固定設置される函体１内部に、函
体１の下部から立ち上がってくる光ファイバケーブル２
の口出し部から光ファイバコード３ａ（光ファイバ心
線）の束を上側へ布線する分岐部４ａと、該分岐部４ａ
において光ファイバケーブル１から引き出された光ファ
イバコード３ａを図示しない融着接続補強部を介して接
続用コード３ｂと接続し、かつ当該融着接続補強部を収
納する融着部トレー６（第１のトレー）を函体１下側に
おいて多数積層状態に収納する融着部トレー収納部Ｔ1
（第１のトレー収納部）と、函体１の内部の左側部に設
けられ、各融着部トレー６から引き出された多数の接続
用コード３ｂを函体１内部において縦方向に束状に支持
し、かつ、この接続用コード３ｂの束から所定の本数の
接続用コード３ｂを分岐するコード支持部４と、コード
支持部４から分岐された接続用コード３ｂを内部におい
て光アダプタ５（光コネクタ。図５参照）および多心単
心分岐部７（図５参照）を介して分岐接続する分岐接続
トレー８（第２のトレー）を函体１の上部において積層
状態に収納する分岐接続トレー収納部Ｔ2（第２のトレ
ー収納部）と、架体１の右側内面側に布線され、分岐接
続トレー８同士のジャンパ切り替え等を行なうジャンパ
コードｊと、接続用コード３ｂの中間部を載置収納する
センターコードトレー９とを備えている。
ら図８を参照して説明する。前記光配線盤は、図１に示
すように、所定位置に固定設置される函体１内部に、函
体１の下部から立ち上がってくる光ファイバケーブル２
の口出し部から光ファイバコード３ａ（光ファイバ心
線）の束を上側へ布線する分岐部４ａと、該分岐部４ａ
において光ファイバケーブル１から引き出された光ファ
イバコード３ａを図示しない融着接続補強部を介して接
続用コード３ｂと接続し、かつ当該融着接続補強部を収
納する融着部トレー６（第１のトレー）を函体１下側に
おいて多数積層状態に収納する融着部トレー収納部Ｔ1
（第１のトレー収納部）と、函体１の内部の左側部に設
けられ、各融着部トレー６から引き出された多数の接続
用コード３ｂを函体１内部において縦方向に束状に支持
し、かつ、この接続用コード３ｂの束から所定の本数の
接続用コード３ｂを分岐するコード支持部４と、コード
支持部４から分岐された接続用コード３ｂを内部におい
て光アダプタ５（光コネクタ。図５参照）および多心単
心分岐部７（図５参照）を介して分岐接続する分岐接続
トレー８（第２のトレー）を函体１の上部において積層
状態に収納する分岐接続トレー収納部Ｔ2（第２のトレ
ー収納部）と、架体１の右側内面側に布線され、分岐接
続トレー８同士のジャンパ切り替え等を行なうジャンパ
コードｊと、接続用コード３ｂの中間部を載置収納する
センターコードトレー９とを備えている。
【００１４】前記函体１の正面（図１紙面手前側）に
は、図示しない開閉自在の扉が取り付けられている。前
記函体１の中央部から上部には、複数の前記分岐接続ト
レー８を上下に積層状態に支持することにより分岐接続
トレー収納部Ｔ2を構成する背面パネル１０が函体１の
背面壁に複数固定されている。函体１の下部の背面壁に
は、背面パネル１０より小型に形成された背面パネル１
１が複数固定されている。この背面パネル１１は、複数
の融着部トレー６とともに融着部トレー収納部Ｔ1を構
成する。これら融着部トレー収納部Ｔ1および分岐接続
トレー収納部Ｔ2に支持された融着部トレー６および分
岐接続トレー８は、融着部トレー収納部Ｔ1および分岐
接続トレー収納部Ｔ2間のクリアランスを介して、略連
続的に積層されている。
は、図示しない開閉自在の扉が取り付けられている。前
記函体１の中央部から上部には、複数の前記分岐接続ト
レー８を上下に積層状態に支持することにより分岐接続
トレー収納部Ｔ2を構成する背面パネル１０が函体１の
背面壁に複数固定されている。函体１の下部の背面壁に
は、背面パネル１０より小型に形成された背面パネル１
１が複数固定されている。この背面パネル１１は、複数
の融着部トレー６とともに融着部トレー収納部Ｔ1を構
成する。これら融着部トレー収納部Ｔ1および分岐接続
トレー収納部Ｔ2に支持された融着部トレー６および分
岐接続トレー８は、融着部トレー収納部Ｔ1および分岐
接続トレー収納部Ｔ2間のクリアランスを介して、略連
続的に積層されている。
【００１５】前記コード支持部４は、函体１の左右（図
１左右）両側壁１２の内側において、函体１の上下方向
に沿って延在されている。このコード支持部４は、融着
部トレー収納部Ｔ1および分岐接続トレー収納部Ｔ2の側
部において、光ファイバコード３ａと、接続用コード３
ｂと、ジャンパコードｊとを束状に支持して収納するよ
うになっている。このコード支持部４には、前記両側壁
１２の内面側に所定の間隔で複数突設されて、接続用コ
ード３ｂまたはジャンパコードｊを複数把持して函体１
の前後方向に沿った一平面に並列させる第１の固定具４
ｂが設けられている。コード支持部４においては、融着
部トレー６または分岐接続トレー８に接続されている接
続用コード３ｂ、ジャンパコードｊが、これら融着部ト
レー６または分岐接続トレー８のそれぞれに最寄りの第
１の固定具４ｂに把持されている。
１左右）両側壁１２の内側において、函体１の上下方向
に沿って延在されている。このコード支持部４は、融着
部トレー収納部Ｔ1および分岐接続トレー収納部Ｔ2の側
部において、光ファイバコード３ａと、接続用コード３
ｂと、ジャンパコードｊとを束状に支持して収納するよ
うになっている。このコード支持部４には、前記両側壁
１２の内面側に所定の間隔で複数突設されて、接続用コ
ード３ｂまたはジャンパコードｊを複数把持して函体１
の前後方向に沿った一平面に並列させる第１の固定具４
ｂが設けられている。コード支持部４においては、融着
部トレー６または分岐接続トレー８に接続されている接
続用コード３ｂ、ジャンパコードｊが、これら融着部ト
レー６または分岐接続トレー８のそれぞれに最寄りの第
１の固定具４ｂに把持されている。
【００１６】前記第１の固定具４ｂは、図２に示すよう
に、前記側壁１２から突設された支持板４ｃと、この支
持板４ｃに固定された複数の把持用弾性体４ｄとで構成
され、函体１の前後方向に沿って固定されている。前記
把持用弾性体４ｄは、スポンジ等で形成され、先端から
中央部にかけて形成されたスリット４ｓに前記接続用コ
ード３ｂ、ジャンパコードｊが挿入されることにより、
これらを把持するようになっている。
に、前記側壁１２から突設された支持板４ｃと、この支
持板４ｃに固定された複数の把持用弾性体４ｄとで構成
され、函体１の前後方向に沿って固定されている。前記
把持用弾性体４ｄは、スポンジ等で形成され、先端から
中央部にかけて形成されたスリット４ｓに前記接続用コ
ード３ｂ、ジャンパコードｊが挿入されることにより、
これらを把持するようになっている。
【００１７】コード支持部４の内、分岐接続トレー収納
部Ｔ2の一側側部（図１中左側）にあるコード支持部４
ｅにおいては、図３に示すように、接続用コード３ｂ
が、自身の接続されている分岐接続トレー８に最寄りの
第１の固定具４ｂの前端に把持され、かつ、センターコ
ードトレー９に接近するにしたがって函体後側に傾斜し
て配線されている。しかも、コード支持部４ｅに配線さ
れた複数本の接続用コード３ｂは、センターコードトレ
ー９まで互いに交差することなく並行して配線されてい
る。分岐接続トレー収納部Ｔ2の他側側部にあるコード
支持部４ｆでは、多数のジャンパコードｊが配線され、
分岐接続トレー８相互に配線されている。これらジャン
パコードｊも第１の固定具４ｂに把持されることによっ
て整理して配線されている。なお、ジャンパコードｊの
内の一部は、分岐接続トレー収納部Ｔ2の上端に設置さ
れたジャンパコード収納トレー９ａを介して函体１の外
部に導出される場合がある。さらに、ジャンパコードｊ
の内の他の一部は、函体１の下端部から外方に導出され
る場合もある。
部Ｔ2の一側側部（図１中左側）にあるコード支持部４
ｅにおいては、図３に示すように、接続用コード３ｂ
が、自身の接続されている分岐接続トレー８に最寄りの
第１の固定具４ｂの前端に把持され、かつ、センターコ
ードトレー９に接近するにしたがって函体後側に傾斜し
て配線されている。しかも、コード支持部４ｅに配線さ
れた複数本の接続用コード３ｂは、センターコードトレ
ー９まで互いに交差することなく並行して配線されてい
る。分岐接続トレー収納部Ｔ2の他側側部にあるコード
支持部４ｆでは、多数のジャンパコードｊが配線され、
分岐接続トレー８相互に配線されている。これらジャン
パコードｊも第１の固定具４ｂに把持されることによっ
て整理して配線されている。なお、ジャンパコードｊの
内の一部は、分岐接続トレー収納部Ｔ2の上端に設置さ
れたジャンパコード収納トレー９ａを介して函体１の外
部に導出される場合がある。さらに、ジャンパコードｊ
の内の他の一部は、函体１の下端部から外方に導出され
る場合もある。
【００１８】融着部トレー収納部Ｔ1の一側側部（図１
中左側）にあるコード支持部４ｇでは、分岐部４ａで光
ファイバケーブル２から分岐された光ファイバコード３
ａが直接目的の融着部トレー６に配線されている。融着
部トレー収納部Ｔ1の他側側部にあるコード支持部４ｈ
は、図４に示すように、接続用コード３ｂが、前記第１
の固定具４ｂを利用することなく配線されて、直接融着
部トレー６と接続された構造になっている。このコード
支持部４ｈは、融着部トレー収納部Ｔ1の最上層の融着
部トレー６に接続されている接続用コード３ｂをセンタ
ーコードトレー９の前端部（図４中左側）に配線し、以
下、最上層の融着部トレー６より下方の融着部トレー６
に接続されている接続用コード３ｂを順次センターコー
ドトレー９の後側に配線した構造となっている。
中左側）にあるコード支持部４ｇでは、分岐部４ａで光
ファイバケーブル２から分岐された光ファイバコード３
ａが直接目的の融着部トレー６に配線されている。融着
部トレー収納部Ｔ1の他側側部にあるコード支持部４ｈ
は、図４に示すように、接続用コード３ｂが、前記第１
の固定具４ｂを利用することなく配線されて、直接融着
部トレー６と接続された構造になっている。このコード
支持部４ｈは、融着部トレー収納部Ｔ1の最上層の融着
部トレー６に接続されている接続用コード３ｂをセンタ
ーコードトレー９の前端部（図４中左側）に配線し、以
下、最上層の融着部トレー６より下方の融着部トレー６
に接続されている接続用コード３ｂを順次センターコー
ドトレー９の後側に配線した構造となっている。
【００１９】前記分岐部４ａは、図１に示すように、函
体１の下部において一側側壁１２の内側に延在され、前
記融着部トレー収納部Ｔ1のコード支持部４ｇに隣接さ
れている。この分岐部４ａは、側壁１２内面に突設され
た固定具１３によって、互いに接続される２本の光ファ
イバケーブル２を固定するようになっている。
体１の下部において一側側壁１２の内側に延在され、前
記融着部トレー収納部Ｔ1のコード支持部４ｇに隣接さ
れている。この分岐部４ａは、側壁１２内面に突設され
た固定具１３によって、互いに接続される２本の光ファ
イバケーブル２を固定するようになっている。
【００２０】図５に示すように、前記背面パネル１０の
函体１への設置時における左右両端部には、背面パネル
１０の上下方向の略全体に延在する取付部材１４が対向
配置され固定されている。この取付部材１４には、前記
分岐接続トレー８を支持するためのガイド棒１５が、背
面パネル１０から垂直に突設する方向に複数固定されて
いる。これらガイド棒１５は、背面パネル１０において
上下位置が互いに一致する対を形成するように左右の取
付部材１４に配置されている。前記ガイド棒１５は、ス
トロー状のアウタガイド１６と、このアウタガイド１６
内に摺動自在に嵌挿されたロッド状のインナガイド１７
とからなり、インナガイド１７のアウタガイド１６先端
からの突出量をかえることにより伸縮自在になってい
る。インナガイド１７の先端には、図６に示すように、
ねじ１８が螺着されている。融着部トレー６用の背面パ
ネル１１にも、ガイド棒１５が背面パネル１０と同様に
設けられている。
函体１への設置時における左右両端部には、背面パネル
１０の上下方向の略全体に延在する取付部材１４が対向
配置され固定されている。この取付部材１４には、前記
分岐接続トレー８を支持するためのガイド棒１５が、背
面パネル１０から垂直に突設する方向に複数固定されて
いる。これらガイド棒１５は、背面パネル１０において
上下位置が互いに一致する対を形成するように左右の取
付部材１４に配置されている。前記ガイド棒１５は、ス
トロー状のアウタガイド１６と、このアウタガイド１６
内に摺動自在に嵌挿されたロッド状のインナガイド１７
とからなり、インナガイド１７のアウタガイド１６先端
からの突出量をかえることにより伸縮自在になってい
る。インナガイド１７の先端には、図６に示すように、
ねじ１８が螺着されている。融着部トレー６用の背面パ
ネル１１にも、ガイド棒１５が背面パネル１０と同様に
設けられている。
【００２１】前記分岐接続トレー８は、図５に示すよう
に、長方形平板状の底板１９の縁部の全周にわたって側
壁２０を有するトレー本体２１を主体して構成されてい
る。前記底板１９の中央部には、前記光アダプタ５を着
脱自在に支持するコネクタホルダ２２を１方向に複数配
列して構成したコネクタ支持帯２３が設けられている。
に、長方形平板状の底板１９の縁部の全周にわたって側
壁２０を有するトレー本体２１を主体して構成されてい
る。前記底板１９の中央部には、前記光アダプタ５を着
脱自在に支持するコネクタホルダ２２を１方向に複数配
列して構成したコネクタ支持帯２３が設けられている。
【００２２】前記コネクタホルダ２２は、プラスチック
あるいはゴム等の弾性体によって形成され、図５および
図７に示すように、前記底板１９から突設された平面視
Ｌ字状の突起２４を二つ組み合わせて構成されている。
同一のコネクタホルダ２２を構成する二つの突起２４の
間には、光アダプタ５のフランジ２５が嵌合可能な開口
部形状を有するクリアランス２６が設けられている。前
記光アダプタ５には、ジャンパコードｊから分岐された
光ファイバ心線ｈ1と接続用コード３ｂから分岐された
光ファイバ心線ｈ2とがそれぞれプラグ３４を介して接
続されている。コネクタ支持帯２３の延在方向両端部に
は、列の両端に位置するコネクタホルダ２２との間に光
アダプタ５を支持する端部ホルダ２２ａが設けられてい
る。なお、光アダプタ５は、ＳＣ形光コネクタのジルコ
ニアフェルールの位置決めリングを内蔵し、単心のＳＣ
形コネクタの中間部を構成するＳＣ形光アダプタであ
る。
あるいはゴム等の弾性体によって形成され、図５および
図７に示すように、前記底板１９から突設された平面視
Ｌ字状の突起２４を二つ組み合わせて構成されている。
同一のコネクタホルダ２２を構成する二つの突起２４の
間には、光アダプタ５のフランジ２５が嵌合可能な開口
部形状を有するクリアランス２６が設けられている。前
記光アダプタ５には、ジャンパコードｊから分岐された
光ファイバ心線ｈ1と接続用コード３ｂから分岐された
光ファイバ心線ｈ2とがそれぞれプラグ３４を介して接
続されている。コネクタ支持帯２３の延在方向両端部に
は、列の両端に位置するコネクタホルダ２２との間に光
アダプタ５を支持する端部ホルダ２２ａが設けられてい
る。なお、光アダプタ５は、ＳＣ形光コネクタのジルコ
ニアフェルールの位置決めリングを内蔵し、単心のＳＣ
形コネクタの中間部を構成するＳＣ形光アダプタであ
る。
【００２３】図５に示すように、底板１９においてコネ
クタ支持帯２３の両側部には、外周にジャンパコードｊ
および接続用コード３ｂを卷装することによりジャンパ
コードｊおよび接続用コード３ｂの湾曲半径を維持する
計３基のリール２７と、多心単心分岐部７（ファンアウ
ト部）を挟持する分岐部ホルダ２８とが取り付けられて
いる。底板１９の前記コネクタ支持帯２３近傍には、分
岐接続トレー８内の収納回線等表示する表示板Ｐが装着
されている。底板１９の分岐部ホルダ２８近傍には、底
板１９上に配線されるジャンパコードｊまたは接続用コ
ード３ｂを固定する固定具Ｓが突設されている。
クタ支持帯２３の両側部には、外周にジャンパコードｊ
および接続用コード３ｂを卷装することによりジャンパ
コードｊおよび接続用コード３ｂの湾曲半径を維持する
計３基のリール２７と、多心単心分岐部７（ファンアウ
ト部）を挟持する分岐部ホルダ２８とが取り付けられて
いる。底板１９の前記コネクタ支持帯２３近傍には、分
岐接続トレー８内の収納回線等表示する表示板Ｐが装着
されている。底板１９の分岐部ホルダ２８近傍には、底
板１９上に配線されるジャンパコードｊまたは接続用コ
ード３ｂを固定する固定具Ｓが突設されている。
【００２４】底板１９の両短辺の各側壁２０の中央部に
は、ジャンパコードｊおよび接続用コード３ｂの出入口
３０が設けられている。また、これら側壁２０の外面の
奥側（図５紙面右奥）にはガイド棒１５のアウタガイド
１６と係合する第１の係合片３１が固定され、手前側
（図５紙面左手前側）にはインナガイド１７と係合する
第２の係合片３２が固定されている。前記第２の係合片
３２は、図６に示すように、インナガイド１７の先端に
螺着されたねじ１８上に載置することにより、ねじ１８
でインナガイド１７との間に締め付け固定されるように
なっている。
は、ジャンパコードｊおよび接続用コード３ｂの出入口
３０が設けられている。また、これら側壁２０の外面の
奥側（図５紙面右奥）にはガイド棒１５のアウタガイド
１６と係合する第１の係合片３１が固定され、手前側
（図５紙面左手前側）にはインナガイド１７と係合する
第２の係合片３２が固定されている。前記第２の係合片
３２は、図６に示すように、インナガイド１７の先端に
螺着されたねじ１８上に載置することにより、ねじ１８
でインナガイド１７との間に締め付け固定されるように
なっている。
【００２５】融着部トレー６には、図示しない融着接続
補強部および接続余長が収納されている。融着部トレー
６の融着部トレー収納部Ｔ1に対する収納構造は、分岐
接続トレー８の分岐接続トレー収納部Ｔ2に対する収納
構造と同様である。また、融着部トレー６の内部への接
続用コード３ｂの導入口６ａは、融着部トレー６の前端
（図１紙面手前側、図４左側）側部に開口されている。
補強部および接続余長が収納されている。融着部トレー
６の融着部トレー収納部Ｔ1に対する収納構造は、分岐
接続トレー８の分岐接続トレー収納部Ｔ2に対する収納
構造と同様である。また、融着部トレー６の内部への接
続用コード３ｂの導入口６ａは、融着部トレー６の前端
（図１紙面手前側、図４左側）側部に開口されている。
【００２６】センターコードトレー９は、図１および図
８に示すように、その軸線が函体１の左右方向に平行に
配置された偏平な棚であって、内部両端に、互いに平行
に配置されてそれぞれ複数の接続用コード３ｂを一平面
に沿って並列に軽く把持固定する第２の固定具３３が対
向配置されている。前記第２の固定具３３は、前記接続
用コード３ｂを把持するためのスリット入りのスポンジ
等の弾性体（図示せず）が複数配置された構造とされて
いる。センターコードトレー９内部には、前記接続用コ
ード３ｂが貫通され、第２の固定部３３の対の間におい
て余長が確保されている。センターコードトレー９内に
載置収納された接続用コード３ｂは、第２の固定部３３
の対の間において湾曲部３ｄが形成され、各第２の固定
具３３における配列順が反転するようにクロスして配線
されている。しかも、センターコードトレー９は、これ
ら湾曲部３ｄがセンターコードトレー９の軸方向にずら
して配置されて、厚さ寸法が増大しないように配慮され
ている。
８に示すように、その軸線が函体１の左右方向に平行に
配置された偏平な棚であって、内部両端に、互いに平行
に配置されてそれぞれ複数の接続用コード３ｂを一平面
に沿って並列に軽く把持固定する第２の固定具３３が対
向配置されている。前記第２の固定具３３は、前記接続
用コード３ｂを把持するためのスリット入りのスポンジ
等の弾性体（図示せず）が複数配置された構造とされて
いる。センターコードトレー９内部には、前記接続用コ
ード３ｂが貫通され、第２の固定部３３の対の間におい
て余長が確保されている。センターコードトレー９内に
載置収納された接続用コード３ｂは、第２の固定部３３
の対の間において湾曲部３ｄが形成され、各第２の固定
具３３における配列順が反転するようにクロスして配線
されている。しかも、センターコードトレー９は、これ
ら湾曲部３ｄがセンターコードトレー９の軸方向にずら
して配置されて、厚さ寸法が増大しないように配慮され
ている。
【００２７】前記光配線盤においては、光ファイバケー
ブル２が函体１の下方から分岐部４ａに導入、固定さ
れ、この分岐部４ａにおいて口出しされた光ファイバケ
ーブル２の先端から導出した光ファイバコード３ａの束
が分岐され、これら光ファイバコード３ａの所定本数が
それぞれ融着部トレー６のいずれかに配線される。融着
部トレー６内においては、この光ファイバコード３ａが
図示しない融着接続補強部を介して、接続用コード３ｂ
と接続される。この接続用コード３ｂは、融着部トレー
収納部Ｔ1と分岐接続トレーＴ2との間に位置するセンタ
ーコードトレー９の上側を通って分岐接続トレー収納部
Ｔ2の側部のコード支持部４ｅを経由して、それぞれの
先端が分岐接続トレー８に配線される。分岐接続トレー
収納部Ｔ2の左側部であって、函体１の左側壁１２内面
に沿ったコード支持部４ｅにおいては、接続用コード３
ｂは、コード留めの固定具１３に仮固定される。
ブル２が函体１の下方から分岐部４ａに導入、固定さ
れ、この分岐部４ａにおいて口出しされた光ファイバケ
ーブル２の先端から導出した光ファイバコード３ａの束
が分岐され、これら光ファイバコード３ａの所定本数が
それぞれ融着部トレー６のいずれかに配線される。融着
部トレー６内においては、この光ファイバコード３ａが
図示しない融着接続補強部を介して、接続用コード３ｂ
と接続される。この接続用コード３ｂは、融着部トレー
収納部Ｔ1と分岐接続トレーＴ2との間に位置するセンタ
ーコードトレー９の上側を通って分岐接続トレー収納部
Ｔ2の側部のコード支持部４ｅを経由して、それぞれの
先端が分岐接続トレー８に配線される。分岐接続トレー
収納部Ｔ2の左側部であって、函体１の左側壁１２内面
に沿ったコード支持部４ｅにおいては、接続用コード３
ｂは、コード留めの固定具１３に仮固定される。
【００２８】函体１の右側側壁１２内面であって、分岐
接続トレー収納部Ｔ2の右側のコード支持部４ｆには、
分岐接続トレー８同士をジャンパ接続する複数のジャン
パコードｊが布線されている。このジャンパコードｊ
は、コード留めの固定具１３によって函体１の側壁１２
に沿って仮固定される。また、ジャンパコードｊの内の
一部は、架外ジャンパ用として、分岐接続トレー収納部
Ｔ2の上端部または函体１の下端部に開口された図示し
ない開口部を経由して光コネクタケーブルとして函体１
の外方に導出されている。また、ジャンパコードｊの余
長は、前記右側壁１２の内面に沿って垂れ下がるように
布線されて接続余長、あるいは、引出余長が確保されて
いる。
接続トレー収納部Ｔ2の右側のコード支持部４ｆには、
分岐接続トレー８同士をジャンパ接続する複数のジャン
パコードｊが布線されている。このジャンパコードｊ
は、コード留めの固定具１３によって函体１の側壁１２
に沿って仮固定される。また、ジャンパコードｊの内の
一部は、架外ジャンパ用として、分岐接続トレー収納部
Ｔ2の上端部または函体１の下端部に開口された図示し
ない開口部を経由して光コネクタケーブルとして函体１
の外方に導出されている。また、ジャンパコードｊの余
長は、前記右側壁１２の内面に沿って垂れ下がるように
布線されて接続余長、あるいは、引出余長が確保されて
いる。
【００２９】分岐接続トレー８に配線された接続用コー
ド３ｂは、一側（図５中左側）の出入口３０を介して分
岐接続トレー８内部に引き込まれ、固定具Ｓによる引き
留め部分を介して適当に湾曲されながら出入口３０に戻
る方向に引き回され、多心単心分岐部７において単心分
岐される。接続用コード３ｂから単心分岐された光ファ
イバ心線３ｊの心線は、リール２７の周囲に卷回するこ
とにより余長が確保された上、コネクタホルダ２２に支
持された光アダプタ５においてジャンパコードｊとコネ
クタ接続される。
ド３ｂは、一側（図５中左側）の出入口３０を介して分
岐接続トレー８内部に引き込まれ、固定具Ｓによる引き
留め部分を介して適当に湾曲されながら出入口３０に戻
る方向に引き回され、多心単心分岐部７において単心分
岐される。接続用コード３ｂから単心分岐された光ファ
イバ心線３ｊの心線は、リール２７の周囲に卷回するこ
とにより余長が確保された上、コネクタホルダ２２に支
持された光アダプタ５においてジャンパコードｊとコネ
クタ接続される。
【００３０】光アダプタ５での光接続は、図７に示すよ
うに、接続する接続用コード３ｂの光ファイバ心線３ｊ
およびジャンパコードｊの端部をコネクタ成端してプラ
グ３４を設け、プラグ３４を光アダプタ５の先端から差
し込むことにより、接続用コード３ｂとジャンパコード
ｊとを接続する。光アダプタ５はコネクタホルダ２２の
間に嵌め込み、多心単心分岐部７は心線分岐部ホルダ２
８に挟持する。また、これら光接続によって生じるジャ
ンパコードｊの接続余長は分岐接続トレー８の他側に２
基配置されたリール２７を利用して、規定以上の湾曲半
径を有して湾曲処理される。これら接続余長には、背面
パネル９に対する分岐接続トレー８の引き出し時に引き
出される引き出し余長が出入口３０近傍に確保される。
うに、接続する接続用コード３ｂの光ファイバ心線３ｊ
およびジャンパコードｊの端部をコネクタ成端してプラ
グ３４を設け、プラグ３４を光アダプタ５の先端から差
し込むことにより、接続用コード３ｂとジャンパコード
ｊとを接続する。光アダプタ５はコネクタホルダ２２の
間に嵌め込み、多心単心分岐部７は心線分岐部ホルダ２
８に挟持する。また、これら光接続によって生じるジャ
ンパコードｊの接続余長は分岐接続トレー８の他側に２
基配置されたリール２７を利用して、規定以上の湾曲半
径を有して湾曲処理される。これら接続余長には、背面
パネル９に対する分岐接続トレー８の引き出し時に引き
出される引き出し余長が出入口３０近傍に確保される。
【００３１】分岐接続トレー８において光アダプタ５お
よび多心単心分岐部７の収納と余長処理の完了後には、
分岐接続トレー８をガイド棒１５に支持して函体１内の
所定場所に収納する。この際、分岐接続トレー８は、第
１の係合片３１がアウタガイド１６に該アウタガイド１
６の長手方向に摺動自在に支持され、第２の係合片３２
がインナガイド１７先端に固定されているが、インナガ
イド１７がアウタガイド１６に対して摺動自在なので、
手前側に引き出すことにより、ガイド棒１５に支持され
つつ安定に引き出されるようになっている。
よび多心単心分岐部７の収納と余長処理の完了後には、
分岐接続トレー８をガイド棒１５に支持して函体１内の
所定場所に収納する。この際、分岐接続トレー８は、第
１の係合片３１がアウタガイド１６に該アウタガイド１
６の長手方向に摺動自在に支持され、第２の係合片３２
がインナガイド１７先端に固定されているが、インナガ
イド１７がアウタガイド１６に対して摺動自在なので、
手前側に引き出すことにより、ガイド棒１５に支持され
つつ安定に引き出されるようになっている。
【００３２】本発明の光配線盤によれば、融着部トレー
６および分岐接続トレー８が接続用コード３ｂによって
規則的に接続されているので、融着部トレー６および分
岐接続トレー８における光ファイバケーブル２同士の光
接続の作業能率が向上する。すなわち、融着部トレー６
および分岐接続トレー８は、それぞれ融着部トレー収納
部Ｔ1および分岐接続トレー収納部Ｔ2における同一積層
順位同士が接続用コード３ｂによって接続され、規則的
になっているので、函体１内に多数の光ファイバコード
３ａや接続用コード３ｂやジャンパコードｊが配線され
ているにもかかわらず目的の光ファイバコード３ａ同士
を接続することが容易であり、接続作業を能率良く行な
うことができる。また、該当のトレー６、８を引き出し
てジャンパコードｊを接続用コード３ｂに対して差し替
えて、光ファイバコード３ａの接続を切り替える場合に
は、融着部トレー収納部Ｔ1および分岐接続トレー収納
部Ｔ2における同一積層順位同士が規則的になっている
ことに起因して目的のトレー６、８を見付けやすく、目
的の光ファイバコード３ａ同士を容易に接続でき、その
作業能率も向上する。
６および分岐接続トレー８が接続用コード３ｂによって
規則的に接続されているので、融着部トレー６および分
岐接続トレー８における光ファイバケーブル２同士の光
接続の作業能率が向上する。すなわち、融着部トレー６
および分岐接続トレー８は、それぞれ融着部トレー収納
部Ｔ1および分岐接続トレー収納部Ｔ2における同一積層
順位同士が接続用コード３ｂによって接続され、規則的
になっているので、函体１内に多数の光ファイバコード
３ａや接続用コード３ｂやジャンパコードｊが配線され
ているにもかかわらず目的の光ファイバコード３ａ同士
を接続することが容易であり、接続作業を能率良く行な
うことができる。また、該当のトレー６、８を引き出し
てジャンパコードｊを接続用コード３ｂに対して差し替
えて、光ファイバコード３ａの接続を切り替える場合に
は、融着部トレー収納部Ｔ1および分岐接続トレー収納
部Ｔ2における同一積層順位同士が規則的になっている
ことに起因して目的のトレー６、８を見付けやすく、目
的の光ファイバコード３ａ同士を容易に接続でき、その
作業能率も向上する。
【００３３】分岐接続トレー８に配線されたジャンパコ
ードｊには、分岐接続トレー８の出入口３０とコード支
持部４ｆの各第１の固定具４ｂとの間に分岐接続トレー
８を引き出すための図示しない引出余長が確保されてい
る。一方、接続用コード３ｂにおいては、分岐接続トレ
ー８の出入口３０とコード支持部４ｅとの間の接続長３
ｃが引出余長として機能する。すなわち、接続用コード
３ｂの接続長３ｃは、分岐接続トレー８を分岐接続トレ
ー収納部Ｔ2に対して出し入れした際に、前記第１の固
定具４ｂでの固定部分を中心として略回転動しながら移
動して、分岐接続トレー８の移動を許容する。したがっ
て、分岐接続トレー８は、接続用コード３ｂの接続長３
ｃの可動範囲で引き出し可能になっている。
ードｊには、分岐接続トレー８の出入口３０とコード支
持部４ｆの各第１の固定具４ｂとの間に分岐接続トレー
８を引き出すための図示しない引出余長が確保されてい
る。一方、接続用コード３ｂにおいては、分岐接続トレ
ー８の出入口３０とコード支持部４ｅとの間の接続長３
ｃが引出余長として機能する。すなわち、接続用コード
３ｂの接続長３ｃは、分岐接続トレー８を分岐接続トレ
ー収納部Ｔ2に対して出し入れした際に、前記第１の固
定具４ｂでの固定部分を中心として略回転動しながら移
動して、分岐接続トレー８の移動を許容する。したがっ
て、分岐接続トレー８は、接続用コード３ｂの接続長３
ｃの可動範囲で引き出し可能になっている。
【００３４】前記の結果、接続用コード３ｂの出入口３
０と第１の固定具４ｂとの間の接続長３ｃには引出余長
として特別に弛みを持たせる必要がないので、分岐接続
トレー８の出し入れによる接続用コード３ｂ同士の絡み
等を防止することができる。また、コード支持部４ｅに
おいて接続用コード３ｂが上部前側から下部後側に傾斜
して配線されていることにより、各接続長３ｃの固定位
置が各第１の固定具４ｂの前端に確保できるので、全て
の接続用コード３ｂについて絡みを防止することができ
る。
０と第１の固定具４ｂとの間の接続長３ｃには引出余長
として特別に弛みを持たせる必要がないので、分岐接続
トレー８の出し入れによる接続用コード３ｂ同士の絡み
等を防止することができる。また、コード支持部４ｅに
おいて接続用コード３ｂが上部前側から下部後側に傾斜
して配線されていることにより、各接続長３ｃの固定位
置が各第１の固定具４ｂの前端に確保できるので、全て
の接続用コード３ｂについて絡みを防止することができ
る。
【００３５】なお、第１の固定具４ｂにおける接続用コ
ード３ｂの固定部分は、コード支持部４ｅにおける接続
用コード３ｂの傾斜配線によって、分岐接続トレー８の
引き出し時に屈曲角度θ（図４参照）が大きくなる傾向
にあり、分岐接続トレー８の最大引き出し時には略直線
的になるので、接続用コード３ｂの湾曲半径が確保され
る。したがって、分岐接続トレー８の引き出しを活線状
態において安定に行なうことができる。また、前記接続
用コード３ｂが、傾斜配線によってセンターコードトレ
ー９に近付くにつれて次第に函体１の後部に引き込まれ
て函体１前部から遠ざかるようになっているので、分岐
接続トレー８の出し入れ作業との干渉を防止することが
できる。
ード３ｂの固定部分は、コード支持部４ｅにおける接続
用コード３ｂの傾斜配線によって、分岐接続トレー８の
引き出し時に屈曲角度θ（図４参照）が大きくなる傾向
にあり、分岐接続トレー８の最大引き出し時には略直線
的になるので、接続用コード３ｂの湾曲半径が確保され
る。したがって、分岐接続トレー８の引き出しを活線状
態において安定に行なうことができる。また、前記接続
用コード３ｂが、傾斜配線によってセンターコードトレ
ー９に近付くにつれて次第に函体１の後部に引き込まれ
て函体１前部から遠ざかるようになっているので、分岐
接続トレー８の出し入れ作業との干渉を防止することが
できる。
【００３６】コード支持部４ｈにおいては、センターコ
ードトレー９に近い最上層の融着部トレー６がセンター
コードトレー９の前端に配線された接続用コード３ｂと
接続され、センターコードトレー９に最も遠い最下層の
融着部トレー６がセンターコードトレー９の最後端に配
線された接続用コード３ｂと接続されているので、融着
部トレー６の引き出しに必要な接続用コード３ｂの接続
寸法がいずれの融着部トレー６においても適切に確保さ
れている。
ードトレー９に近い最上層の融着部トレー６がセンター
コードトレー９の前端に配線された接続用コード３ｂと
接続され、センターコードトレー９に最も遠い最下層の
融着部トレー６がセンターコードトレー９の最後端に配
線された接続用コード３ｂと接続されているので、融着
部トレー６の引き出しに必要な接続用コード３ｂの接続
寸法がいずれの融着部トレー６においても適切に確保さ
れている。
【００３７】センターコードトレー９の第２の固定具３
３の対の間における接続用コード３ｂの配列順の反転
は、コード支持部４ｅとコード支持部４ｈにおけるそれ
ぞれの接続用コード３ｂの配線長の分布を対称形にし
て、分岐接続トレー８や融着部トレー６の出し入れに接
続用コード３ｂが干渉することを防止している。すなわ
ち、第２の固定具３３と融着部トレー６および分岐接続
トレー８との間に配線された接続用コード３ｂは、コー
ド支持部４ｅ、４ｈのいずれにおいても、第２の固定具
３３の前部に接続されているものはその配線長が短く、
第２の固定具３３の後部に接続されているものはその配
線長が長くなっている。この結果、接続用コード３ｂの
配線長の長い部分は、いずれも函体１の後部に配線され
て函体１の前部から遠ざけられているので、分岐接続ト
レー８や融着部トレー６の出し入れに干渉することが防
止される。
３の対の間における接続用コード３ｂの配列順の反転
は、コード支持部４ｅとコード支持部４ｈにおけるそれ
ぞれの接続用コード３ｂの配線長の分布を対称形にし
て、分岐接続トレー８や融着部トレー６の出し入れに接
続用コード３ｂが干渉することを防止している。すなわ
ち、第２の固定具３３と融着部トレー６および分岐接続
トレー８との間に配線された接続用コード３ｂは、コー
ド支持部４ｅ、４ｈのいずれにおいても、第２の固定具
３３の前部に接続されているものはその配線長が短く、
第２の固定具３３の後部に接続されているものはその配
線長が長くなっている。この結果、接続用コード３ｂの
配線長の長い部分は、いずれも函体１の後部に配線され
て函体１の前部から遠ざけられているので、分岐接続ト
レー８や融着部トレー６の出し入れに干渉することが防
止される。
【００３８】また、センターコードトレー９の第２の固
定具３３の対の間における接続用コード３ｂの配列順の
反転は、接続用コード３ｂの長さを略一定にすることが
できる。すなわち、例えば、一端が最上層の分岐接続ト
レー８に配線された接続用コード３ｂは、中央部がセン
ターコードトレー９の一側（図１、図８左側）において
第２の固定具３３の後端に固定され、かつ他側において
第２の固定具３３の前端に固定され、他端が最上層の融
着部トレー６に配線されている。以下、前記最上層の分
岐接続トレー８より下層の分岐接続トレー８と最上層の
融着部トレー６より下層の融着部トレー６とが順次接続
用コード３ｂを介して接続されることになる。しかも、
下層の融着部トレー６に配線される接続用コード３ｂに
は、融着部トレー６の引き出しを可能にする程度の接続
長を確保する必要がある。
定具３３の対の間における接続用コード３ｂの配列順の
反転は、接続用コード３ｂの長さを略一定にすることが
できる。すなわち、例えば、一端が最上層の分岐接続ト
レー８に配線された接続用コード３ｂは、中央部がセン
ターコードトレー９の一側（図１、図８左側）において
第２の固定具３３の後端に固定され、かつ他側において
第２の固定具３３の前端に固定され、他端が最上層の融
着部トレー６に配線されている。以下、前記最上層の分
岐接続トレー８より下層の分岐接続トレー８と最上層の
融着部トレー６より下層の融着部トレー６とが順次接続
用コード３ｂを介して接続されることになる。しかも、
下層の融着部トレー６に配線される接続用コード３ｂに
は、融着部トレー６の引き出しを可能にする程度の接続
長を確保する必要がある。
【００３９】この結果、融着部トレー６と分岐接続トレ
ー８の下層同士は上層同士よりも直線距離が短いが、コ
ード支持部４ｈの接続用コード３ｂに接続長の確保の必
要があるため、いずれの融着部トレー６と分岐接続トレ
ー８の組において略等しい長さの接続用コード３ｂを使
用することとなり、組み立て時における配線の作業能率
の向上やコストの低減が可能である。
ー８の下層同士は上層同士よりも直線距離が短いが、コ
ード支持部４ｈの接続用コード３ｂに接続長の確保の必
要があるため、いずれの融着部トレー６と分岐接続トレ
ー８の組において略等しい長さの接続用コード３ｂを使
用することとなり、組み立て時における配線の作業能率
の向上やコストの低減が可能である。
【００４０】センターコードトレー９内においては接続
用コード３ｂの湾曲部が３ｄが互いにずらして配置さ
れ、センターコードトレー９の厚さ寸法が抑制されてい
るので、さらに多くの融着部トレー６および分岐接続ト
レー８の設置が可能であり、函体１における光アダプタ
５や多心単心分岐部７の収納密度を向上することができ
る。
用コード３ｂの湾曲部が３ｄが互いにずらして配置さ
れ、センターコードトレー９の厚さ寸法が抑制されてい
るので、さらに多くの融着部トレー６および分岐接続ト
レー８の設置が可能であり、函体１における光アダプタ
５や多心単心分岐部７の収納密度を向上することができ
る。
【００４１】なお、前記実施例において融着部トレー６
および分岐接続トレー８として、それぞれ融着接続補強
部、光コネクタが光接続として搭載されているものを適
用したが、第１、第２のトレーに搭載する光部品の内容
はこれに限られたものではない。この光配線盤は、光コ
ネクタ付きコードやファンアウトコードを複数収納する
光成端架、配線盤、成端箱、接続箱にも適用できる。
および分岐接続トレー８として、それぞれ融着接続補強
部、光コネクタが光接続として搭載されているものを適
用したが、第１、第２のトレーに搭載する光部品の内容
はこれに限られたものではない。この光配線盤は、光コ
ネクタ付きコードやファンアウトコードを複数収納する
光成端架、配線盤、成端箱、接続箱にも適用できる。
【００４２】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の光
配線盤によれば、光ファイバケーブルから導出された光
ファイバ心線同士を内部において前記光接続部を介して
接続する複数の第１のトレーを積層状態に収納する第１
のトレー収納部と、光ファイバ心線同士を内部において
前記第１のトレーと異なる光接続部を介して接続する複
数の第２のトレーを前記第１のトレー収納部における第
１のトレーの積層に連続して積層状態で収納する第２の
トレー収納部と、第１、第２のトレー収納部の間に配置
されて、これら第１、第２のトレー収納部に収納された
第１、第２のトレーを互いに接続する接続用コードと、
この接続用コードの中間部を収納するセンターコードト
レーとを備え、第１のトレー収納部の最上層の第１のト
レーと、第２のトレー収納部の最上層の第２のトレーと
を前記接続用コードで接続し、以下、最上層の第１のト
レーより下層の第１トレーと最上層の第２トレーより下
層の第２トレーとを、第１のトレー収納部および第２の
トレー収納部における同一積層順位同士で接続用コード
によって順次接続したことにより、センターコードトレ
ーにおいて多数の接続用コードを効率良くまとめること
ができ、しかも、接続用コードを第１、第２のトレー収
納部の上方または下方に引き回す必要がないので、接続
用コードの配線長を平均化しかつ短縮化することができ
る。また、第１、第２のトレーの同一積層順位同士が接
続用コードで接続されて規則的になっているので、特
に、より多数の光ファイバ心線を光接続する際の作業能
率や、光ファイバ心線の接続の切り替えの作業能率が向
上するといった優れた効果を奏する。
配線盤によれば、光ファイバケーブルから導出された光
ファイバ心線同士を内部において前記光接続部を介して
接続する複数の第１のトレーを積層状態に収納する第１
のトレー収納部と、光ファイバ心線同士を内部において
前記第１のトレーと異なる光接続部を介して接続する複
数の第２のトレーを前記第１のトレー収納部における第
１のトレーの積層に連続して積層状態で収納する第２の
トレー収納部と、第１、第２のトレー収納部の間に配置
されて、これら第１、第２のトレー収納部に収納された
第１、第２のトレーを互いに接続する接続用コードと、
この接続用コードの中間部を収納するセンターコードト
レーとを備え、第１のトレー収納部の最上層の第１のト
レーと、第２のトレー収納部の最上層の第２のトレーと
を前記接続用コードで接続し、以下、最上層の第１のト
レーより下層の第１トレーと最上層の第２トレーより下
層の第２トレーとを、第１のトレー収納部および第２の
トレー収納部における同一積層順位同士で接続用コード
によって順次接続したことにより、センターコードトレ
ーにおいて多数の接続用コードを効率良くまとめること
ができ、しかも、接続用コードを第１、第２のトレー収
納部の上方または下方に引き回す必要がないので、接続
用コードの配線長を平均化しかつ短縮化することができ
る。また、第１、第２のトレーの同一積層順位同士が接
続用コードで接続されて規則的になっているので、特
に、より多数の光ファイバ心線を光接続する際の作業能
率や、光ファイバ心線の接続の切り替えの作業能率が向
上するといった優れた効果を奏する。
【００４３】請求項２記載の光配線盤によれば、コード
支持部に、複数の接続用コードを把持して一平面に並列
させる第１の固定具を所定の間隔で複数設け、接続用コ
ードを自身が接続されている第２のトレーに最寄りの第
１の固定具に把持し、かつこの第１の固定具に把持され
た複数の接続用コードを前記センターコードトレーまで
互いに交差することなく並行して配線したので、接続用
コード相互の絡みが防止される上、これら接続用コード
同士の相対的な配列順が固定されているので配線がわか
りやすく、一層多心の光ファイバケーブルの光ファイバ
心線の接続や接続の切り替えに対応することができると
いった優れた効果を奏する。
支持部に、複数の接続用コードを把持して一平面に並列
させる第１の固定具を所定の間隔で複数設け、接続用コ
ードを自身が接続されている第２のトレーに最寄りの第
１の固定具に把持し、かつこの第１の固定具に把持され
た複数の接続用コードを前記センターコードトレーまで
互いに交差することなく並行して配線したので、接続用
コード相互の絡みが防止される上、これら接続用コード
同士の相対的な配列順が固定されているので配線がわか
りやすく、一層多心の光ファイバケーブルの光ファイバ
心線の接続や接続の切り替えに対応することができると
いった優れた効果を奏する。
【００４４】請求項３記載の光配線盤では、第１の固定
具が接続用コードを函体の前後方向に沿った一平面に並
列させる構成とされ、前記接続用コードが自身の接続さ
れている第２のトレーに最寄りの第１の固定具の前端に
把持され、かつ、センターコードトレーに接近するにし
たがって函体後側に傾斜して配線されるので、接続用コ
ードの第２のトレーと第１の固定具との間の接続長が第
２のトレーの引出余長として機能して、接続用コードに
特別に引出余長を設ける必要が無く、第２のトレーの出
し入れによる接続用コード同士の絡み等を防止すること
ができるとともに、接続用コードの傾斜によって全ての
前記接続長の最初の固定位置が各第１の固定具の前端に
確保されるので、全ての接続用コードについて絡み等を
防止することができる。
具が接続用コードを函体の前後方向に沿った一平面に並
列させる構成とされ、前記接続用コードが自身の接続さ
れている第２のトレーに最寄りの第１の固定具の前端に
把持され、かつ、センターコードトレーに接近するにし
たがって函体後側に傾斜して配線されるので、接続用コ
ードの第２のトレーと第１の固定具との間の接続長が第
２のトレーの引出余長として機能して、接続用コードに
特別に引出余長を設ける必要が無く、第２のトレーの出
し入れによる接続用コード同士の絡み等を防止すること
ができるとともに、接続用コードの傾斜によって全ての
前記接続長の最初の固定位置が各第１の固定具の前端に
確保されるので、全ての接続用コードについて絡み等を
防止することができる。
【００４５】また、第１の固定具における接続用コード
の固定部分においては、接続用コードの傾斜配線によっ
て、第１、第２のトレーの引き出し時に前記接続長の屈
曲角度が大きくなって接続用コードの湾曲半径が確保さ
れるので、第１、第２のトレーの引き出しを活線状態で
行なうことができる。さらに、接続用コードが、センタ
ーコードトレーに近付くにしたがって函体後部に傾斜し
て配線されて、函体前部から遠ざかるようになっている
ので、第１、第２のトレーの出し入れとの干渉を防止す
ることができるといった優れた効果を奏する。
の固定部分においては、接続用コードの傾斜配線によっ
て、第１、第２のトレーの引き出し時に前記接続長の屈
曲角度が大きくなって接続用コードの湾曲半径が確保さ
れるので、第１、第２のトレーの引き出しを活線状態で
行なうことができる。さらに、接続用コードが、センタ
ーコードトレーに近付くにしたがって函体後部に傾斜し
て配線されて、函体前部から遠ざかるようになっている
ので、第１、第２のトレーの出し入れとの干渉を防止す
ることができるといった優れた効果を奏する。
【００４６】請求項４記載の光配線盤では、同一積層順
位の第１、第２のトレー同士が互いに並行として配線さ
れた接続用コードによって接続されている場合におい
て、センターコードトレーに、互いに平行に配置されて
それぞれ複数の接続用コードを一平面に沿って並列に把
持固定する第２の固定具を一対設け、これら第２の固定
具の間において接続用コードの配列順を反転したことに
より、センターコードトレーの両側で接続用コードの配
列順が対称の関係になるので、多様な配線方法に対応し
て第１、第２のトレー収納部の接続の規則性を維持する
ことができる。
位の第１、第２のトレー同士が互いに並行として配線さ
れた接続用コードによって接続されている場合におい
て、センターコードトレーに、互いに平行に配置されて
それぞれ複数の接続用コードを一平面に沿って並列に把
持固定する第２の固定具を一対設け、これら第２の固定
具の間において接続用コードの配列順を反転したことに
より、センターコードトレーの両側で接続用コードの配
列順が対称の関係になるので、多様な配線方法に対応し
て第１、第２のトレー収納部の接続の規則性を維持する
ことができる。
【図１】 本発明の光配線盤の一実施例を示す正面図で
ある。
ある。
【図２】 本発明の光配線盤の一実施例を示す図であっ
て、第１の固定具を示す斜視図である。
て、第１の固定具を示す斜視図である。
【図３】 本発明の光配線盤の一実施例を示す図であっ
て第１のトレー収納部の側部に設置されたコード支持部
における接続用コードを示す側面図である。
て第１のトレー収納部の側部に設置されたコード支持部
における接続用コードを示す側面図である。
【図４】 本発明の光配線盤の一実施例を示す図であっ
て第２のトレー収納部の側部に設置されたコード支持部
における接続用コードを示す側面図である。
て第２のトレー収納部の側部に設置されたコード支持部
における接続用コードを示す側面図である。
【図５】 本発明の光配線盤の一実施例を示す図であっ
て、トレー収納部を示す斜視図である。
て、トレー収納部を示す斜視図である。
【図６】 本発明の光配線盤の一実施例を示す図であっ
て、インナガイド先端を示す拡大斜視図である。
て、インナガイド先端を示す拡大斜視図である。
【図７】 本発明の光配線盤の一実施例を示す図であっ
て、コネクタホルダを示す拡大平面図である。
て、コネクタホルダを示す拡大平面図である。
【図８】 本発明の光配線盤の一実施例を示す図であっ
て、センターコードトレーを示す平断面図である。
て、センターコードトレーを示す平断面図である。
【符号の説明】 １…函体、２…光ファイバケーブル、３ａ…光ファイバ
心線（光ファイバコード）、３ｂ…光ファイバ心線（接
続用コード）、４ｂ…第１の固定具、４ｅ…コード支持
部、４ｈ…コード支持部、５…光コネクタ（光アダプ
タ）、６…第１のトレー（融着部トレー）、７…多心単
心分岐部、８…第２のトレー（分岐接続トレー）、９…
センターコードトレー、３３…第２の固定具、Ｔ1…第
１のトレー収納部（融着部トレー収納部）、Ｔ2…第２
のトレー収納部（分岐接続トレー収納部）。
心線（光ファイバコード）、３ｂ…光ファイバ心線（接
続用コード）、４ｂ…第１の固定具、４ｅ…コード支持
部、４ｈ…コード支持部、５…光コネクタ（光アダプ
タ）、６…第１のトレー（融着部トレー）、７…多心単
心分岐部、８…第２のトレー（分岐接続トレー）、９…
センターコードトレー、３３…第２の固定具、Ｔ1…第
１のトレー収納部（融着部トレー収納部）、Ｔ2…第２
のトレー収納部（分岐接続トレー収納部）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−294750（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−33002（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02B 6/00
Claims (4)
- 【請求項１】 光ファイバケーブル（２）あるいは光フ
ァイバコードの光ファイバケーブルに分岐・接続するた
めの光配線盤において、 函体（１）と、該函体内に配置され、各光ファイバケー
ブルから導出された光ファイバ心線（３ａ）同士を内部
において光接続部（５、７）を介して接続する複数の第
１のトレー（６）を積層状態に収納し、かつ函体の前後
方向に出し入れ自在に支持する第１のトレー収納部（Ｔ
1）と、光ファイバ心線同士を内部において前記第１の
トレーと異なる光接続部を介して接続する複数の第２の
トレー（８）を前記第１のトレー収納部における第１の
トレーの積層に連続して積層状態で収納し、かつ函体の
前後方向に出し入れ自在に支持する第２のトレー収納部
（Ｔ2）と、第１、第２のトレー収納部の間に配置され
て、これら第１、第２のトレー収納部に収納された第
１、第２のトレーを互いに接続する接続用コード（３
ｂ）と、この接続用コードの中間部を収納するセンター
コードトレー（９）とを備え、 第１のトレー収納部の最上層の第１のトレーと、第２の
トレー収納部の最上層の第２のトレーとが前記接続用コ
ードで接続され、以下、最上層の第１のトレーより下層
の第１トレーと最上層の第２トレーより下層の第２トレ
ーとが、第１のトレー収納部および第２のトレー収納部
における同一積層順位同士で接続用コードによって順次
接続されていることを特徴とする光配線盤。 - 【請求項２】 請求項１記載の光配線盤において、第
１、第２のトレー収納部の側部に接続用コードを支持す
るコード支持部（４ｅ、４ｈ）が設けられ、該コード支
持部に複数の接続用コードを把持して一平面に並列させ
る第１の固定具（４ｂ）が所定の間隔で複数設けられ、
前記接続用コードが自身の接続されている第２のトレー
に最寄りの第１の固定具に把持され、かつこの第１の固
定具に把持された複数の接続用コードが前記センターコ
ードトレーまで互いに交差することなく並行して配線さ
れていることを特徴とする光配線盤。 - 【請求項３】 請求項２記載の光配線盤において、前記
第１の固定具が接続用コードを函体の前後方向に沿った
一平面に並列させる構成とされ、前記接続用コードが自
身の接続されている第２のトレーに最寄りの第１の固定
具の前端に把持され、かつ、センターコードトレーに接
近するにしたがって函体後側に傾斜して配線されている
ことを特徴とする光配線盤。 - 【請求項４】 請求項２または３記載の光配線盤におい
て、前記センターコードトレーには、互いに平行に配置
されてそれぞれ複数の接続用コードを一平面に沿って並
列に把持固定する第２の固定具（３３）が一対設けら
れ、これら第２の固定具の間において接続用コードの配
列順が反転されていることを特徴とする光配線盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05304695A JP3173962B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 光配線盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05304695A JP3173962B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 光配線盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08248237A JPH08248237A (ja) | 1996-09-27 |
| JP3173962B2 true JP3173962B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=12931938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05304695A Expired - Fee Related JP3173962B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 光配線盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3173962B2 (ja) |
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1995
- 1995-03-13 JP JP05304695A patent/JP3173962B2/ja not_active Expired - Fee Related
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