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JP3166518B2 - インクジェット装置及びワイピング部材 - Google Patents

インクジェット装置及びワイピング部材

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Publication number
JP3166518B2
JP3166518B2 JP28510494A JP28510494A JP3166518B2 JP 3166518 B2 JP3166518 B2 JP 3166518B2 JP 28510494 A JP28510494 A JP 28510494A JP 28510494 A JP28510494 A JP 28510494A JP 3166518 B2 JP3166518 B2 JP 3166518B2
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JP
Japan
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head
wiping member
wiping
ink
cleaning
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JP28510494A
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豊紀 佐々木
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット装置に
関するものであり、更に詳しくはインク滴を噴射するヘ
ッドのノズル面を清掃するためのワイピング部材及びそ
のワイピング部材を備えたインクジェット装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット装置においては、
インクを噴射するノズルが形成されたヘッド表面(=ノ
ズル面)に濡れや汚れが生じると、インクの噴射方向や
噴射するインク滴の粒形にバラツキが生じる等という悪
影響をインクの噴射状況に与え、インクジェット記録装
置本来の印字品質を損なわせることがあった。このよう
な問題を解決するために、ヘッドのノズル面の清掃を行
うクリーニング機構が提案されている。
【0003】その従来のクリーニング機構の中に、ワイ
パーブレードを用いてノズル面上のインクやほこり等を
掻き取ったり拭き取ったりするものがある。前記ワイパ
ーブレードは通常、可塑性材料からなる平板が用いられ
るが、拭き取るインク量が多い場合に拭き残しが生じな
いような加工が施されたものも考案されている。
【0004】例えば、特開平6−23999号公報に
は、スリット付きワイパーブレードによりノズル面の清
掃を行うインクジェットプリンタが開示されている。こ
の公報に記載されている従来のインクジェット装置につ
いて、以下その概略構成を図4及び図5(a),(b)
を用いて説明する。
【0005】インクをノズル(図示せず)から噴射する
ヘッド35は、キャリッジ34に搭載されており、その
キャリッジ34は図示しない駆動源によってプラテン3
1に沿って移動される。そして、ゴムローラ(図示せ
ず)によってプラテン31上に搬送された印字用紙32
上には、キャリッジ34の移動に伴ってヘッド35から
インクが噴射されて画像データが印字される。キャリッ
ジ34のホーム位置HP近傍(図3中のプラテン31左
側)には、ヘッド35のノズル面をワイピングする複数
の可撓性のワイパーブレードからなるブレード群36が
少なくとも1群そなわっており各ブレード群のうちキャ
リッジ34の移動方向最後尾のワイパーブレードがスリ
ットなしワイパーブレードである一方、残りのワイパー
ブレードの少なくとも一つがスリット付きワイパーブレ
ードとなっている。
【0006】そして、画像データ印字後、前記ワイパー
ブレードはキャリッジ34の移動によりヘッド35のノ
ズル面35aとワイパーブレードの清掃面とが摺接して
ノズル面35aがワイピングされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たインクジェット装置では、ワイパーブレードが複数枚
必要であるとともに、更に、スリット付きワイパーブレ
ードにてワイピングした際、スリットのエッジ、並び
に、廃インクに付着した粉塵にてノズルを痛めることが
あった。また、スリット付きワイパーブレードのみでワ
イピングした場合、かえってスリットにより廃インクが
筋目状に残ってしまい、確実な清掃が行われなかった。
そのため、上記した従来例ではスリットの無いワイパー
ブレードにて再度ワイピングを行っているが、その分、
清掃処理に手間が掛かる上、クリーニング機構が大がか
りなものになっていた。
【0008】更には、前記ワイパーブレードのスリット
は各自完全に分離されており、その幅や位置が変位し易
いため、前記スリット内に保持されたインクが僅かな振
動や衝撃によって簡単に飛散してしまい、インクジェッ
ト装置内に飛散することがあった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ワイピング時にノズル面を痛め
ず、且つプリンターユニット内を汚すことが無い安価な
インクジェット装置及びワイピング部材を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
請求項1の発明に記載のインクジェット装置は、イン
ク滴をノズルから噴射するヘッドと、前記ヘッドのノズ
ル面を清掃するワイピング部材とを有するものであり、
更に、前記ヘッドの相対移動方向に対向する前記ワイピ
ング部材の清掃面上には溝部を備えた毛管力発生手段が
設けられ、前記溝部の一端部が前記ヘッドのノズル面と
接触するワイピング部材の作用端面に及ばぬ直前の位置
に配置されており、また、前記毛管力発生部は、前記溝
部の一端部とは反対側の他端部にインク溜め部を有す
る。
【0011】尚、前記溝部は、前記ワイピング部材の作
用端面に対して離れる方向に延びるように形成されてい
てもよい。
【0012】また、請求項3の発明に記載のインクジェ
ット装置は、インク滴をノズルから噴射するヘッドと、
前記ヘッドと摺接可能な前進位置と接触しない後退位置
とに移動可能で、前進位置において前記ヘッドのノズル
面を清掃する方向に相対移動可能なワイピング部材とを
有するインクジェット装置において、更に、前記ヘッド
の相対移動方向に対向する前記ワイピング部材の清掃面
上には溝部を備えた毛管力発生手段が設けられ、前記溝
部の一端部が前記ヘッドのノズル面と接触するワイピン
グ部材の作用端面に及ばぬ直前の位置に配置されてお
り、前記ワイピング部材の前記後退位置に、そのワイピ
ング部材の清掃面と平行に配置され、前記ワイピング部
材の後退により前記清掃面と接触する面を有する吸収部
材が設けられている
【0013】また、請求項4の発明に記載のワイピング
部材は、インク滴をノズルから噴射するヘッドのノズル
面を清掃するワイピング部材であって、更に、前記ヘッ
ドの相対移動方向に対向する前記ワイピング部材の清掃
面上には溝部を備えた毛管力発生手段が設けられ、前記
溝部の一端部が前記ヘッドのノズル面と接触するワイ
ング部材の作用端面に及ばぬ直前の位置に配置されてお
り、更に、前記毛管力発生部は、前記溝部の一端部とは
反対側の他端部にインク溜め部を有する
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1に係るイ
ンクジェット装置においては、ワイピング部材の作用端
面がノズル面を連続した線もしくは面で接触し、ノズル
面に廃インクの拭き残しや傷を生じさせることなく清掃
を行う。そして、ヘッドのノズル面をワイピングしてい
くと、前記ワイピング部材の作用端部により掻き取られ
た廃インクは、所定量を超えると清掃面に設けられた毛
管力発生部の溝部に浸入し、いつまでも作用端部近傍に
残留すること無く、毛管力により前記溝部に沿って流れ
てゆく。更に、廃インクは溝部を通って前記インク溜め
部へと吸い上げられ、インクの表面張力により保留され
る。よって、多量の廃インクを拭き取ることが可能であ
り、装置内の他の部材を汚染しない。更に、拭き取った
廃インクの保持性も良好となる。
【0015】また、請求項2に記載のインクジェット装
置においては、前記溝部が前記作用端面に対して離れる
方向に延びているため、作用端面近傍に廃インクが多量
に残留することはなく、清掃面の広域で保留される。よ
って、拭き残しの無い清掃が行われる。
【0016】請求項3に記載のインクジェット装置にお
いては、ワイピング部材の作用端面がノズル面を連続し
た線もしくは面で接触し、ノズル面に廃インクの拭き残
しや傷を生じさせることなく清掃を行う。そして、ヘッ
ドのノズル面をワイピングしていくと、前記ワイピング
部材の作用端部により掻き取られた廃インクは、所定量
を超えると清掃面に設けられた毛管力発生部の溝部に浸
入し、いつまでも作用端部近傍に残留すること無く、毛
管力により前記溝部に沿って流れインクの表面張力によ
り保留される。そして、ワイピング部材の後退により前
記清掃面が吸収部材と接触し、清掃面に保留された廃イ
ンクは、吸収部材により吸収除去される。よって、ワイ
ピング部材の廃インク保留量が飽和することがなく、常
に適正な 清掃が行われる
【0017】請求項4に記載のワイピング部材において
は、ワイピング部材の作用端面がノズル面を連続した線
もしくは面で接触し、ノズル面に廃インクの拭き残しや
傷を生じさせることなく清掃を行う。そして、ワイピン
グ部材の作用端部により掻き取られた廃インクは、所定
量を超えると清掃面に設けられた毛管力発生部の溝部に
浸入し、いつまでも作用端部近傍に残留すること無く、
毛管力により前記溝部に沿って流れてゆく。更に、廃イ
ンクは溝部を通って前記インク溜め部へと吸い上げら
れ、インクの表面張力により保留される。よって、多量
の廃インクを拭き取ることが可能であり、装置内の他の
部材を汚染しない。更に、拭き取った廃インクの保持性
も良好となる
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0019】まず図1を用いて本実施例の構成を説明す
る。プリンタ1のハウジング21内には、プラテン16
が図1中矢印A方向に回転可能に設けらており、そのプ
ラテン16に沿ってガイド軸4が設けられている。その
ガイド軸4には摺動可能にキャリッジ3が取り付けてお
り、そのキャリッジ3にはベルト7が取り付けられてい
る。そして、ベルト7はアイドルプーリ8と駆動プーリ
6とに掛けられている。駆動プーリ6は駆動モータ5に
より回転され、その駆動プーリ6の回転によって、キャ
リッジ3がベルト7を介してガイド軸4に沿って図1中
矢印B方向に移動される。キャリッジ3上にはプラテン
16に対向してヘッド2が取り付けており、そのヘッド
2内には印字用のインクが収納されている。
【0020】印字用紙17は、プリンタ1の後方より図
1中矢印C方向にハウジング21内に挿入され、プラテ
ン16に沿って矢印D方向に搬送されて、プリンタ1の
ハウジング21から排出される。その印字用紙17は、
プラテン16に搬送されたとき、キャリッジ3の移動と
共にヘッド2がインクを噴射することによって、所要の
データが印字される。
【0021】プラテン16の図1中左側のヘッド2の非
印字位置にはキャップ9が設けられており、そのキャッ
プ9にはヘッド2に密着させるためのキャップゴム10
が取り付けてある。そして、キャップ9はヘッド2に対
して図1中の矢印E方向に移動可能に取り付けられてお
り、適宜キャップゴム10はヘッド2に密着する。ま
た、キャップ9には連結チューブ12が取り付けてあ
り、ポンプ11に連結されている。そのポンプ11には
排出チューブ13が連結されており、排出チューブ13
は、吸着材15の収納された廃インクタンク14に連結
されている。
【0022】前記非印字位置におけるプラテン16とキ
ャップ9との間には、可撓性のワイピング部材22が設
けられている。このワイピング部材22は図1中の矢印
F方向に移動可能に取り付けられている。そのワイピン
グ部材22は、通常、ヘッド2に接触しない後退位置に
待機しており、ワイピング時は、図示しない移動手段に
よりヘッド2と摺接可能な前進位置に移動される。プリ
ンタ1の内部を斜めからみた図2に示すように、前記ワ
イピング部材22は本発明の清掃面に相当するワイピン
グ面22aに溝部40を有する毛管力発生部42を備
え、その溝部40の一端部はワイピング部材22とヘッ
ド2の接触面まで及ばぬようになっている。
【0023】前記溝部40はワイピング部材20を貫通
しない程度の溝であり、更に、前記溝部40は前記接触
面に対して離れる方向に延びるように設けられている。
また、前記溝部40の延長端には大きな容量を有するス
リット41が形成されている。尚、前記スリット41が
本発明のインク溜め部に相当する。そして、ワイピング
部材22は、そのワイピング面22aがヘッド2のノズ
ル面の全てをワイピングできるように配設されている。
【0024】また、インクを吸収する吸着部材23が、
ワイピング部材22の前記後退位置におけるワイピング
面22aに対して、垂直方向に位置し、且つワイピング
面22aに平行に配置されている。その吸着部材23に
おける、ワイピング面22aに対向する面は、ワイピン
グ部材22の後退によりワイピング面22aに接触し
て、ワイピング面22aをクリーニングするクリーニン
グ面23aである。
【0025】次に図1乃至図3を用いてプリンタ1の動
作を説明する。
【0026】図1に示すように、印字用紙17が矢印C
方向にプリンタ1のハウジング21内に挿入され、プラ
テン16に搬送される。そして、駆動モータ5によって
矢印B方向に移動されるキャリッジ3に取付られたヘッ
ド2は、印字用紙17の位置に送られたときに入力され
たデータにしたがってインクを噴射し、印字用紙17上
に画像を形成する。その後、一定の量をヘッド2が印字
した場合や使用者が必要に応じて操作を行うことによっ
て、ヘッド2のメンテナンスを行うこととなるが、その
メンテナンス時にはヘッド2はプラテン16の図1中左
側の非印字位置に移動される。次に、キャップ9がヘッ
ド2に接近しキャップゴム10がヘッド2に密着し、ヘ
ッド2のノズル近辺が覆われる。そして、ポンプ11に
よりヘッド2内のインク及び気泡、更にはノズル近辺に
付着した異物が吸引され、廃インクタンク14内の吸着
材15に排出される。
【0027】また、ヘッド2のノズル面がインク等で汚
れたときや、ヘッド2が一定量の印字を行なった毎に、
ワイピング部材22は、前記移動手段によりヘッド2と
係合可能な前記前進位置に移動される。そして、プリン
タ1内部を上面からみた図3に示すように、ヘッド2の
非印字位置への移動(図中矢印B1方向)にともなっ
て、ヘッド2のノズル面とワイピング部材22のワイピ
ング面22aとが摺接して、ノズル面がワイピングされ
る。このワイピング時では、ワイピング部材22は図3
中の二点鎖線の位置から実線の位置まで撓んだ状態で摺
接される。この時、ヘッド2のノズル面から掻き取られ
た廃インクはワイピング部材22のワイピング面22a
に設けられた毛管力発生部42をヘッド2とは逆方向へ
伝わりスリット41に貯められる。
【0028】そして、ワイピングの終了においてワイピ
ング部材22は後退しワイピング面22a上のスリット
41に貯められた廃インクは吸着部材23のクリーニン
グ面23aに当接して、ワイピング面22aがクリーニ
ングされる。これにより、毛管力発生部42に保持され
るインク量が飽和状態になることを回避し、ワイピング
部材41の毛管力やインク保持力が低下することを防止
している。
【0029】更に、ワイピング直後におけるワイピング
部材22の復元力によって、インクが飛散しない程度の
勢いを付けてワイピング面22aをクリーニング面23
aに接触させれば、毛管力発生部42、特にスリット4
1部に保留された廃インクを積極的にクリーニング面2
3aに移行させることができ、ワイピング部材41のク
リーニング効果を促進できる。
【0030】このように構成されたインクジェットプリ
ンタ1では、ワイピング部材22のワイピング面22a
にヘッド2との接触面(=作用端面)に及ばない溝部4
0及び、廃インクを貯めておくスリット41を備えてい
るので、ワイピング時、ヘッド2のノズル面を痛めるこ
となく、また、ワイピング後ワイピング部材22がクリ
ーニングされるまで廃インクがワイピング部材22上に
保たれているのでプリンター1内を汚すことはない。
【0031】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変更
が可能である。例えば、本実施例では、毛管力発生部4
2は溝部40とスリット41とから構成されていたが、
溝部40のみで構成されてもよい。また、その毛管力発
生部42は互いに交差していても良い。
【0032】また、本実施例では、ヘッド2から噴射さ
れるインクは水平方向に飛翔して印字されるプリンタ1
に本発明のインクジェット装置が用いられていたが、水
平方向でなくてもよく、例えば、鉛直方向にインクが飛
翔されて印字される装置に用いてもよい。
【0033】更に、本実施例では、吸着部材23が固定
されていたが、移動可能に設けて、ワイピング時に移動
するようにしてもよい。
【0034】また、本実施例では、ヘッド2がその移動
方向Bに対して垂直に配置されていたが、ヘッド2がそ
の移動方向Bに対して傾斜されて配置されていてもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
明によれば、ワイピング部材の清掃面とヘッドのノズ
ル面との接触によりできる作用端面に及ばない直前の位
置に配置される溝部を備えた毛管力発生部をワイピング
部材の清掃面に設けているので、ワイピング直後にワイ
ピングされた廃インクが、毛管力により前記溝部に沿っ
流れてゆく。更に、廃インクは溝部を通ってインク溜
め部へと吸い上げられ、インクの表面張力により保留さ
れる。よって、多量の廃インクを拭き取ることが可能で
あり、拭き取った廃インクの保持性も良好となる。この
ため、廃インクの拭き取り不良が生じたり、前記ヘッド
のノズル面を痛めたり、プリンターユニット内を汚すこ
となくワイピングの品質を向上させることができる。
た、ワイピング部材が後退により接触する吸収部材を設
けることで、清掃面に保留された廃インクは、吸収部材
により吸収除去され、ワイピング部材の廃インク保留量
が飽和することがなく、常に適正な清掃を行うことがで
きる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例のインクジェットプリ
ンタの概略構成図である。
【図2】前記実施例のワイパー部材付近を示す斜視図で
ある。
【図3】前記実施例のワイパー部材付近を示す上面図で
ある。
【図4】従来のワイパー部材付近の説明図である。
【図5】(a) 従来のワイパー部材を示す主要斜視図
である。 (b) 従来のワイパー部材を示す側面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 ヘッド 22 ワイピング部材 22a ワイピング面 23 吸着材 40 溝部 41 スリット 42 毛管力発生部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴をノズルから噴射するヘッド
    と、前記ヘッドのノズル面を清掃するワイピング部材と
    を有するインクジェット装置において、 前記ヘッドの相対移動方向に対向する前記ワイピング部
    材の清掃面上には溝部を備えた毛管力発生手段が設けら
    れ、前記溝部の一端部が前記ヘッドのノズル面と接触す
    るワイピング部材の作用端面に及ばぬ直前の位置に配置
    されており、更に、前記毛管力発生部は、前記溝部の一
    端部とは反対側の他端部にインク溜め部を有することを
    特徴とするインクジェット装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部は、前記ワイピング部材の作用
    端面に対して離れる方向に延びるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット装置。
  3. 【請求項3】 インク滴をノズルから噴射するヘッド
    と、前記ヘッドと摺接可能な前進位置と接触しない後退
    位置とに移動可能で、前進位置において前記ヘッドのノ
    ズル面を清掃する方向に相対移動可能なワイピング部材
    とを有するインクジェット装置において前記ヘッドの相対移動方向に対向する前記ワイピング部
    材の清掃面上には溝部を備えた毛管力発生手段が設けら
    れ、前記溝部の一端部が前記ヘッドのノズル面と接触す
    るワイピング部材の作用端面に及ばぬ直前の位置に配置
    されており、 前記ワイピング部材の前記後退位置に、そのワイピング
    部材の清掃面と平行に配置され、前記ワイピング部材の
    後退により前記清掃面と接触する面を有する吸収部材が
    設けられている ことを特徴とするインクジェット装置。
  4. 【請求項4】 インク滴をノズルから噴射するヘッドの
    ノズル面を清掃するワイピング部材であって前記ヘッドの相対移動方向に対向する前記ワイピング部
    材の清掃面上には溝部を備えた毛管力発生手段が設けら
    れ、前記溝部の一端部が前記ヘッドのノズル面と接触す
    るワイピング部材の作用端面に及ばぬ直前の位置に配置
    されており、更に、前記毛管力発生部は、前記溝部の一
    端部とは反対側の他端部にインク溜め部 を有することを
    特徴とするワイピング部材
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