JP3015672U - 剥離剤を塗布した段ボール製通い箱 - Google Patents
剥離剤を塗布した段ボール製通い箱Info
- Publication number
- JP3015672U JP3015672U JP1995002781U JP278195U JP3015672U JP 3015672 U JP3015672 U JP 3015672U JP 1995002781 U JP1995002781 U JP 1995002781U JP 278195 U JP278195 U JP 278195U JP 3015672 U JP3015672 U JP 3015672U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- release agent
- cardboard
- attached
- box
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘着剤付きのラベル、テープ等を貼り付けた
り、剥がしたり繰り返し使用する。 【構成】 段ボール製通い箱の表面にマレイミド重合体
を主成分とした剥離剤を塗布し、その上にテープ等7,
8を貼り付ける。
り、剥がしたり繰り返し使用する。 【構成】 段ボール製通い箱の表面にマレイミド重合体
を主成分とした剥離剤を塗布し、その上にテープ等7,
8を貼り付ける。
Description
【0001】
本考案は、衣類、雑貨、食品、化粧品等の物品を収容して配送する段ボール製 通い箱に関し、特に、その表面にバーコード、製品名、型番、送品先等を書き込 まれたり印刷されたりするラベル、シール、テープ等を、あるいは、封緘用テー プを貼ったり、はがしたりして繰り返し使用するのに適した段ボール製通い箱に 関する。
【0002】
段ボール製通い箱は、その中に品物を詰めてメーカーから中間倉庫、そこから 更に店舗等へ、あるいはメーカーから店舗へ等、品物の流通に大量に用いられて いる。
【0003】 流通に使用される段ボール製通い箱は、製品名、型番、送付先等を印刷あるい は書き込んだ粘着剤付きのラベル、シール、テープ等を貼って使用されることが 多い。 そして、粘着剤付きのラベル、シール、テープ等を貼った段ボール製通い箱を 再利用するには、古いテープ等をはがして新しいテープ等を貼ったり、古いテー プ等の上に新しいテープ等を重ね貼りしたりしていた。
【0004】
段ボール製通い箱に貼ったテープ等をはがすと、粘着剤が残ったり、紙の表面 層を一緒にはがしてしまったりで、再利用しにくく、テープ等の重ね貼りは体裁 も悪く、貼り付け作業を入念にしないと使用中はがれやすくなる。 このため、本願考案者はシリコン系等種々の剥離テープの段ボール箱への貼付 や、剥離剤の塗布を試したが、剥離作用が効きすぎて、使用中に貼り付けたテー プ等が剥れやすかったり、逆に剥すとき剥しにくかったりで、なかなかよい手段 が得られなかった。 本考案は、このような課題を解決して、粘着剤付きのラベル、シール、テープ 等を何回も貼ったり剥したり繰り返して使用でき、剥すときは紙の部分を傷めた り、テープ等の粘着剤が残ることなく、一方、貼ってあるテープ等は使用中剥れ にくい段ボール製通い箱を提供することを目的とする。
【0005】
上述の課題を解決するために、本考案は、N−長鎖アルキルマレイミドまたは N−長鎖アルキルマレアミドの単独重合体もしくはこれらと共重合しうる単量体 との共重合体(以下、マレイミド重合体等という)を主成分とした剥離剤を表面 の少なくとも所望の領域に塗布したことを特徴とする。
【0006】
段ボール製通い箱の表面にマレイミド重合体等の剥離剤を塗布してあると、粘 着性のテープ等をその上に貼付するとよく接着できて、通常の使用状態でテープ 等に他の物が引っ掛かった程度では剥れず、テープ等を接着した状態が維持され る。一方、用済み後にテープ等をやや強い力で剥すと塗布した剥離剤表面とテー プ等の粘着剤表面との間が剥れて、段ボールはテープ等を貼る前の元通りのきれ いな面にあり、段ボールの表層がえぐり取られたり、テープ等の粘着剤が段ボー ルの表面に残ったりすることは一切ない。
【0007】
本願考案の一実施例を図面を参照して、以下に説明する。
【0008】 図1は、封緘前の段ボール製通い箱の斜視図、図2は封緘して、宛先ラベルを 貼った状態を示す斜視図である。 段ボール製通い箱1の側板2,2には、その上側にそれぞれ蓋板3,4が連設 され、これらの蓋板3,4は重ね合わせて段ボール製通い箱1の上面を覆う蓋と なっている。この両蓋板3,4の表面全面と、妻板5,5の上半分6に、一方社 油脂工業株式会社製のマレアミド重合体系の背面剥離剤「ピーロイル81」を塗 布した。そして、クラフトテープ7を妻板5の背面剥離剤塗布面6から蓋板3と 蓋板4との境目、反対側の妻板5の背面剥離剤塗布面6へと貼りつけて段ボール 製通い箱1を封緘し、更に、蓋板3の表面に宛先ラベル8を貼りつけた。
【0009】 クラフトテープ7、宛先ラベル8それぞれの端を2mm程浮かしておいて、こ こに指を触れたり、固い物を当てたりしたが剥れなかった。テープ,ラベルの端 を5mm以上浮かしておいて、指でテープ,ラベルを剥す方向にさわると、そこ から剥れてくるが、通常はこれ程テープ,ラベル端を浮かして使用することはな い。 また、テープ,ラベル端から指ではがすと、テープ,ラベルは段ボールからき れいに剥れ、段ボール表面に粘着剤が残ることもなかった。
【0010】 塗布面は溌水性があり、水に塗れても剥離性、(粘着剤が表面に接着する)被 接着性の変化は認められなかった。 また、クラフトテープを数日間貼り付けておいてから、剥すテストをしたとこ ろ、塗布面のごく一部に塗布面そのものの剥れが認められたが、段ボールそのも のの表面を剥すことは全くなく、その後の同様の繰り返し貼付け、剥しを50回 繰り返したが、剥離性、被接着性の劣化はほとんど認められなかった。
【0011】 剥離剤として、単独のマレイミド重合体であるN−ステアリルマレイミドをト ルエンを溶剤として混合した液、N−ステアリルマレイミド50部とアクリロニ トリル50部との共重合体をトルエンを溶剤として混合した液も用いたところ、 上述の実施例とほぼ同様の良好な結果を得た。
【0012】
本考案は、段ボール製通い箱の表面にマレイミド重合体等の剥離剤を塗布して あると、粘着性のテープ等をその上に貼付するとよく接着できて、通常の使用状 態でテープ等に他の物が引っ掛かった程度では剥れず、テープ等を接着した状態 が維持される。一方、用済み後にテープ等をやや強い力で剥すと塗布した剥離剤 表面とテープ等の粘着剤表面との間が剥れて、段ボール製通い箱の表面はテープ 等を貼る前の元通りのきれいな面になり、段ボールの表層がえぐり取られたり、 テープ等の粘着剤が段ボールの表面に残ったりすることは一切ない。
【0013】 段ボールへの数十回を超えるバーコード、型番、送品先等を表示したテープ、 シール類、あるいは封緘用のテープの繰り返し貼り付け、剥がしに耐えるから、 また、更に溌水性を備えて水に強いから、これを使用した段ボール製通い箱の再 利用を促進する。 更に、数十回の使用後は段ボール製通い箱を剥離剤を塗布したままで古紙とし て紙資源再利用のリサイクルに回すことが出来る。即ち、本考案の段ボール製通 い箱は無公害であってシリコン等の剥離剤のように紙から分離する工程なしで紙 資源再利用のリサイクルに回せるという利点も大きくリサイクルを促進する効果 が大きいものである。
【図1】本考案の段ボール製通い箱の封緘前の斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1は段ボール製通い箱の封緘、宛先ラベルを
貼った状態を示す斜視図である。
貼った状態を示す斜視図である。
2 蓋板 3 蓋板 5 妻板 7 クラフトテープ 8 宛先ラベル
Claims (1)
- 【請求項1】 N−長鎖アルキルマレイミドまたはN−
長鎖アルキルマレアミドの単独重合体もしくはこれらと
共重合しうる単量体との共重合体を主成分とした剥離剤
を表面の少なくとも所望の領域に塗布したことを特徴と
する剥離剤を塗布した段ボール製通い箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002781U JP3015672U (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 剥離剤を塗布した段ボール製通い箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002781U JP3015672U (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 剥離剤を塗布した段ボール製通い箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015672U true JP3015672U (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=43151224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002781U Expired - Lifetime JP3015672U (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 剥離剤を塗布した段ボール製通い箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015672U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006068296A1 (en) * | 2004-12-22 | 2006-06-29 | Ricoh Company, Ltd. | Container storage box for deformable container containing fine particles for image formation |
JP2011116409A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Asahi Printing Co Ltd | 包装体 |
JP2014001007A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-09 | Nippon Film Co Ltd | 包装用紙箱 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP1995002781U patent/JP3015672U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006068296A1 (en) * | 2004-12-22 | 2006-06-29 | Ricoh Company, Ltd. | Container storage box for deformable container containing fine particles for image formation |
JP2011116409A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Asahi Printing Co Ltd | 包装体 |
JP2014001007A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-09 | Nippon Film Co Ltd | 包装用紙箱 |
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